JINさんの陽蜂農遠日記

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2022.01.05
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カテゴリ: 国内旅行
この日は4日目の11月17日(水)。宿泊した「コンフォートホテル宮崎」の無料朝食に
向かう。時間は6:25前。ホテルのフロント。



バイキング形式の朝食を楽しむ。



そしてこの日も国道10号を延岡に向けて北上する。



宮崎市内の橘通りを進む。



前方に国道10号「佐土原バイパス」。



直進して宮崎インター佐土原線を北上。



「一ツ瀬川」に架かる「日向大橋」を渡る。
国道10号新富バイパスの一部であり、3本の橋で構成される。
・1954年に8代目として建設され、下り線車道橋として供用されている橋を「旧橋」
・2016年に建設され、歩行者・上り線車両共通の橋を「新橋」
我々が走ったのは、上り線車両用「新橋」。



「一ツ瀬川(ひとつせがわ)」上流方向を見る。
一ツ瀬川は、宮崎県中部を流れる一ツ瀬川水系の本流で、二級河川。
上流域の西米良村は、平家の落武者が隠棲したといわれる隠れ里「米良荘」が有名。
河口域にある日向大橋下河川敷では、8月下旬に花火大会(サマーフェスティバル in 一ツ瀬)が
催される。







「小丸川」は、その源を宮崎県東臼杵郡椎葉村三方岳(標高1,479m)に発し、山間部を流下し、
渡川等を合わせながら木城町の平野部を貫流。その後、下流部において切原川、宮田川を
合わせ日向灘に注ぐ幹川流路延長75㎞、流域面積474km の一級河川。



「小丸川」に架かる「高鍋大橋」を渡った直後に左折して進むと左手にはコスモス畑が。



そしてこの日の最初の目的地の「高鍋大師」に到着。
「持田古墳群」の霊を慰めるために故岩岡保吉翁が開山。八十八ヶ所札仏と岩岡氏自身が刻んだ
石像が700体以上あり、なかには6メートルを超える巨大なものもあった。
町北部の丘陵地に位置し、日向灘も一望できる絶景地なのであった。

「持田古墳群の概要
この地は、海抜四〇~五〇メートルの洪積世の台地にあり、東に太平洋を望み、西方はるかに
高千穂峰を県北に尾鈴山を仰ぎ、高鍋町の市街地を眼下に見下ろす景勝地であります。

大小さまざまな様式を持った、八十五基の古墳が二十ヘクタールの地域に所在して往時を物語って
おります。実に朝日の直射する所であり、夕日の照り映える丘であります。
古墳の種類
一、円墳
ニ、前方後円墳

等に大別されます。この中には次のように通俗的な名称のあるものがあります。
一、計塚(はかりづか) 粘土槨を持っています。
ニ、石舟塚 石棺を持っています。
三、山の神
四、亀塚 木棺を持っています。
亀塚のみは、沖積世の低地にあります。
計塚は、この古墳群の中で最大のもので、後円部の高さ十二メートル、周回部三十メートルの
大古墳であります。
この古墳群の特色
全国各地には、大古墳群がまれにありますが、比較的小範囲に、このように多数の古墳が所在し
その出土品がいずれも優秀なものであったことはあまり類例がありません。」



花色の濃いコスモス畑であった。



「高鍋大師
高鍋大師は、岩岡保吉氏(一八八九~一九七七)が私財を投じ、地元の方々と共に半世紀を
かけて造りあげました。氏は香川県出身、七才時に高鍋に移住しました。小学校卒業後、
文具の行商などを経た後、十九才の時に米穀販売業として独立、成功を収めます。一九一八年
(二十九才)、四国八十八ヶ所の巡礼に出かけ、これをきっかけとして高鍋に八十八ヶ所を造る
構想を抱く事となりました。十年後、石像用の石材調達を開始。土地を取得・整備し、石像の
制作に着手。その際、大分より招いた石工に石像彫刻を学び、共に制作に励みました。
一九九三年(四十四才)八十八体の石像が完成。後に高野山で得度、大師堂を一般に開放
しました。
当時周辺の持田古墳の盗掘に心を痛め、古墳に眠る古代の人々の霊を鎮めるとともに人々の
幸せを願い、八十八ヶ所完成の後も石像の制作を続け、弘法大師空海修行像、アマテラス
オオミカミ、かぜのかみ、といった巨大なものから、みとこモン等のユニークな像なども
造りあげました。
生涯をかけ大小様々な石像を造りつづけ、その総制作数は 7百余体に及びました。素朴で奔放な
これらの石像を残し一九七七年、八十七才で永眠。人々の幸せを神に仏に、そして皆の心の中に
願ったその魂は、未だここにあるかのように人々の癒しの場となっています。
平成二十一年三月、宮崎県より観光遺産の指定を受けました。」



そして「高鍋大師」の700体以上の石像の散策開始。
駐車場前にあった「3体の鬼」、左の青鬼には「をにあらわれた」の文字が。
赤鬼の赤は色合いが劣化していたが。



「高鍋大師花守山 てくてく 散策マップ」。



これらの仏像を作ったのは高鍋に住んでいた故・岩岡弘覚(保吉)氏。
米屋を営んでいた岩岡氏は29歳で四国巡礼に出発したのを機に仏像に興味を持ったと。
当時の高鍋では持田古墳群の古墳の盗掘が相次ぎ、それに心を痛めた岩岡氏は、古墳の霊を
鎮めるために仏像を作り始めたと。1977年に87歳で逝去するまで、岩岡氏は自由な発想で
700体以上の石像を制作。十二面薬師像や十一面観音像の胴体には「岩岡山七十五戈のサク」と
刻まれている と。像の高さは7~8mほど。こんな巨大像を75歳のときに作ったとは!!
祈りの像。



不動明王像。



石碑の前には小さな石仏が並んでいた。



これも不動明王像であろうか。



椿の花も負けじと赤の花を。



真っ裸の石仏は局部も赤く顕に。持っている酒瓶?には「水神」の文字が。
唇も赤く、嬉しそうに笑っていた。



左:十二めんやくし(十二面薬師)。仏像の名前が仏像自体に刻まれていた。
漢字とひらがなの混ざった手書き文字から手作り臭が漂うのであった。
右:十一めんのくわんのん(十一面観音)。白い歯をむき出しにしてほほえんでいるのであった。



大小様々な石仏が並んでいた。



赤子を抱くこのおかたの名前は、「不動明王」と。「火よけ みまもり」の文字が。



「弘法大師空海修行像」のようだ。
左手にぶら下げている赤いものには「からいも」と。
南九州の方言でサツマイモのことを「からいも」と呼ぶようだが。



かぜのかみ(風神)。



かみなり(雷神)。「岩岡弘覚」



「顕彰の碑」。



境内の様子。



左に水戸黄門像、右手に亀が。



別の角度から。
仏像だけでなく、誰でも一度はテレビで見かけたことのある像も並んでいたのであった。
「みとこもん 人を たすけ まわる」の両端に「すけサん」と「かくサん」。
86歳のときの作品ということは、亡くなる前年に作り上げたということか!!。



早口言葉?の
「親亀の背中に子亀を乗せて~、子亀の背中に孫亀乗せて~、孫亀の背中にひい孫亀乗せて~、親亀こけたら、子亀孫亀ひい孫亀こけた」を想い出したのであった。



太平洋を見つめる石仏。



真ん中に「大師堂」その手前両脇に2体の巨大な石仏が。



「正一いいない大神 (正一位稲荷大神)」。
昭和34年作 高さ7.5m
赤い口紅?とストライプが印象的。



横にはビーナス的な美女?の上半身が顕な姿の像が。



再び「不動明王」



「せんたいじぞう(千体地蔵)」とその左に「をやこ」と刻まれた「おやこ地蔵」。
その右側には、天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)しているお釈迦さまと
思われる像があった。



「太師堂」を訪ねた。
扁額は「高鍋大師」。



入口には様々なパンフレットが。



正面には七福神の姿も。



内陣。



「岩岡保吉翁 享年八十九歳 仏も神も越えた石像750体。
古墳を守り、眠る人を供養するため、岩岡保吉翁が半生をかけて彫像」と書かれた写真が。



朝の陽光に光る海・太平洋・日向灘。



日向灘をズームして。



石仏群を太平洋・日向灘の方向に向かって見る。



右側に「十一めんのくわんのん(十一面観音)」。白い歯をむき出しにしてほほえんでいた。
仏像の名前が仏像自体に刻まれていた。
鳥居の先にあったのが「アマテラス」(天照大御神)と思われます。



「アマテラス」に近づいて。



更に。
「明治百年 むえん こ中 まもれ  昭和四十三年 五月五日 岩岡弘覚 八十才のさく」と。



朱の稲荷神社。内陣には狐様が鎮座。



十二めんやくし(十二面薬師)。



「スサノオノミコト」。
顔の周囲が旭日旗の如くに。



「茶碑 無門尼 宗城先生」。



その先にも石仏が並ぶ。



そして駐車場方面に戻り「持田古墳群」を訪ねた。



「国指定史跡 持田古墳群 四十八号墳」柱。



太平洋・日向灘の方向を再び。



駐車場の戻る途中にあった石仏。
ご真言の「南無薬師瑠璃光如来」・「おん ころころせんだりまとうぎそわか」と
刻まれていた。五十番 ハンタ寺 とも。
四国八十八箇所霊場の第50番札所の「繁多寺」か。



そして駐車場を出るとあったのが「四十七号墳」。



                              ・・・もどる・・・


                  ・・・つづく・・・





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Last updated  2022.01.05 07:45:17
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