JINさんの陽蜂農遠日記

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2022.02.25
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カテゴリ: 国内旅行
「禊(みそぎ)の石段」を一段一段、懺悔しながら更に上って行った。
鳥居を潜り初の石段から本殿までは、仏教でいう人間の数多い煩悩の数とちょうど同じ数、
108段の石段があり、一段一段踏み祓う「禊(みそぎ)の石段」と呼ばれているのであった。



108段の「禊(みそぎ)の石段」の両脇には石灯籠が並ぶ。
石段と石灯篭は真鶴で採掘された「小松石」で作られているのだと。



108段の「禊(みそぎ)の石段」を上り終わり、「拝殿」に到着。
この「拝殿」は関東大震災の後に石段の上の場所に遷座され、当時としては珍しい鉄筋で
建立されたものと。



「拝殿」に近づいて。







脇から「本殿」を。



左手にあったのが「祖霊舎」。



「祖霊舎修復記念碑
私どもの死後、霊魂は結局生前お守りいただいた氏神様のもとに帰り、安らかに鎮まって、
子孫や後継者の活動を見守るものであるというのが、日本人古来の信仰であります。
この祖霊舎は昭和三十九年、貴船神社の御造営が竣功した時、私どもの祖先のみたまを
祀るため、嘉永元年以来使用されていた旧本殿を活用し創建されました。その社殿は、
神社本建築としては郡内最古の文化財的建造物でありますが、百四十年の風雪により
近年ようやく破損が目立ちはじめました。
このたび貴船神社御鎮座壱千壱百年祭に当たり、記念事業の一つとして祖霊舎の修復を
企画したところ、氏子、崇敬者五百余名の方々からの多額の浄財が寄せられ、大修理が




その左隣にあったのが「山神社」。
もともと真鶴半島内に奉斎されていたそうですが、遠隔で参拝に不便なため、明治初年に
同社の里宮として現在の地に移動したとのこと。



鳥居の扁額「貴船 山神社」。



社殿の扁額「山神社」。

「御鈴(みすず)」の姿もなかったのであった。それとも最初から鈴は・・・?。



「山神社改築記念碑
当社は大山祇神(おおやまつみのかみ)を奉斎する。
由緒は不詳であるが、当地方は奈良時代より石材の産出がなされるにより、古来より石材関係者の
信仰篤く、真鶴半島に奉祀されていたが、数次の移転改築を行ない、明治の初期社殿腐朽 のため、
当地石工組合により通称愛宕山に移転改築されたところ、大正七年三月二十八日、本村の大火に
より類焼し、同年十月組合によって復旧したが、土地遠隔にて参拝に不便のため屡々移転の問題が
起り、翌八年四月二十八日貴船神社境内に奉遷した。
今回関係有志の発企によりて、茲にまた社地の移転、社殿の改築を行うこととなったのであるが、
採石に携われし人達の当時の苦労を偲びて、その冥福を祈るとともに、今回これに奉賛 した人々の
家業の安全隆昌を偏えに祈念するも のである。」



「神輿舎」。



貴船まつり(きぶねまつり)は、貴船神社(神奈川県足柄下郡真鶴町)の例大祭で、華やかな
花飾りや吹き流しで飾られた小早船と神輿船などが櫂伝馬に曳かれて海上渡御する船祭り。
昭和33年に神奈川県指定無形文化財に、昭和51年に神奈川県指定無形民俗文化財に、平成8年に
重要無形民俗文化財に指定(指定名称:貴船神社の船祭り)され、広島県廿日市市宮島町の
厳島神社で実施される管絃祭、宮城県塩竈市の鹽竈神社・志波彦神社で実施される塩竈みなと祭と
あわせ、日本三大船祭りとされている。
令和2&3年度の「​ 貴船まつり ​」👈リンク は新型コロナウイルスの感染拡大により
残念ながら開催を中止した と。



「神輿」は祭り2日間にわたり町内を巡幸する。貴船神社の神輿は、7月27日の発輿式の後、
神社境内の急な階段を降りることから巡幸がはじまる。神社周辺を練り歩くと、宮ノ前岸壁から
神輿船に乗せられ、東西櫂伝馬、東西小早船、東西囃子船と共に華麗な海上渡御の神事を行なう。
お仮殿前岸壁に着くと、すぐに西の浜、次いで東の浜に於いて、神輿を屋根まで海に入れる
みそぎと呼ばれる神事が行なわれる。町内を巡幸する際は、町の人々から水をかけられずぶ濡れに
なるなど、その勇壮な姿が印象的である。水を含んだ神輿は重さ1トンになるともいわれ、担ぎ手の
力の見せどころとなる。2日間にわたり町内を巡幸してきた神輿は28日夜に、27日と逆コースの
海上渡御を経て、神社へ還御する と。



「神輿舎建設記念
日本三大祭りのひとつである当社舟祭り(神輿海上渡御)は昭和三十三年十一月二十八日神奈川県
無形文化財として指定され、例大祭ごとにその華麗なることで知られておるが、神輿を保管せし
木造庫も三十余年の風雨のため腐朽したので、今回役員諸氏の計らいのもと、壱千壱百余の氏子
崇敬者の浄財をあおぎ鉄筋コンクリート造に改造することとなった。
これ偏に当計画に御賛同たまわりし諸氏の協力によるものであるので、芳名を永く書きとどめ
神輿舎内部に奉安するものである。」



「本堂」前の右手にあったのが「御船社」。



和船模型「貴船丸」(町指定重要文化財)
本船は明治12年(1879)、相州真鶴村船頭組合が豊漁と渡海安全を祈願して郷社賢船神社に
奉納したものて、当村の船匠、田倉幸蔵の手になる。
江戸時代から明治にかけ、近郷と小田原・江戸との間の主に米穀・雑貨類の運送にあたった
帆走廻船(弁才船)の模型で、大きさは400石積船級の5分の1縮尺のものと推定される。
明沿20年(1887)、500石積以上の和船建造が禁止され、以降洋式帆船化しているので、
伝統的な和船(廻船)の形状・構造を知る上での貴重な資料てある。
真鶴村船頭組合「大山講諸掛帳」に「貴船丸」奉納に関する詳細な記録があり、甲板艤装・
帆装等、今日実見できない資材名を、この模型と対照しながら窺い知ることができる。
なお昭和初期まては、「貴船丸」も例祭において、神興の海上渡御に随行して帆走することが
あった。



「神輿社」の壁に描かれた「小早船」。



「貴船祭り海上渡御(背景画)
貴船神社の起源は古く、今を去る1,000余年の寛平元年、平井翁が大国主、事代主、少彦名の
三神を祭神として、勧請以来、明治元年に社号が改まるまて貴宮大明神として近郷漁民の崇敬を
あつめてきた。
祭りの形は、縁起によれば、中世の頃男女の一日社参祝いに始まり、江戸初期まては神座船を
つくり、港内の漁船や運送船の祈疇をして回ったものが、その後は村内を巡行し、村祭りと
して定着したといわれ、現在「貴船祭り」(毎年7月27・28日)は日本三大船祭りの一つに
かぞえられている。(神奈川県指定無形民俗文化財)
背景画は船祭りの主体てある擢伝馬船(曳き船)・小早船・神興船・囃子船各ニ艘が、昭和初期の
港で、祭り初日に岬の神社から神霊を移乗させ、港内岸辺の「御旅所」へ向かう伝統的祭り形式
(海上渡御) を春陽会々員大石洋ニ郎氏に依頼して描いたものである。」


「御船舎」。



そして大きな「貴船神社の船祭り」碑。
(平成11年(1999年)銘)。これも小松石製。



「厄除厄祓門」を私も潜る。



「厄除厄祓門(やくよけやくはらいもん)
穢れ(けがれ)を除き、厄祓をして心身を清め、明るく健やかに人間生活を続けることが、
日本古来の伝統的信仰です。この門の形は、神道の浄めの神事である「大祓(おおはらえ)」に
用いられる、人形が模(かたど)られたものです。お潜りになられます皆様の限りない発展を
願うべく、篤志家より奉納されました。」



こちらは「心願成就石」。



丸い石には「心」と。
丸い石にふれながら強く願うと、願いが叶えられるとのこと。
台座には「求願」と。



「心願成就石
手を添えて心静かにお祈り下さい。
自らの心の奥底にある強き願いについて考え、見つめなおすことは、平素、日常において
なし難いものです。神様に祈りを捧げる時間は、また自らの願いや苦しみを、自らに対し
問いなおす機会でもあります。心の揺れ動き、さざ波を抑え、「心の願い」を祈念下さい。



「石庭奉納碑」。



近づいて。



「本殿」とその奥に「社務所」が見えた。



108段の「禊(みそぎ)の石段」を見下ろす。



「つもりちがい 十ヶ条
一、高いつもりで低いのが  (教養)
ニ、低いつもりで高いのが  (気位)
三、深いつもりで浅いのが  (知恵)
四、浅いつもりで深いのが  (欲望)
五、厚いつもりで薄いのが  (人情)
六、薄いつもりで厚いのが  (面の皮)
七、強いつもりで弱いのが  (根性)
八、弱いつもりで強いのが  (自我)
九、多いつもりで少ないのが (分別)
十、少ないつもりで多いのが (無駄)」



「今月のまことの道
目に見えぬ神に向かいて恥じざるは人の心の誠なりけれ  明治天皇」




                              ・・・​ もどる ​・・・


                  ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2022.02.27 08:33:03
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