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・レバノン、キプロス島及びタウルス山脈(トルコ南部)を原産地とするヒマラヤスギの仲間で、 レバノンの国旗にデザインされている。
・雄大な樹形が好まれ、欧米ではヒマラヤスギより多く公園等に使われる。日本に渡来したのは
明治初年で、新宿御苑に植栽された。現代でも日本での活用は乏しく、一部の公園や植物園に
見られるのみ。
・大木となることや材に香気があり、防虫効果があることから、優良な建材(ピラミッドの
基礎等)、船材(帆船の柱等)として地中海域の古代文明を発展させるのに貢献し、
イタリアンサイプレスと共に ノアの箱舟の材料になったとされる
。しかし、乱伐の結果
(紀元前10世紀にソロモン王の寝殿造りのために伐採されつくしたとの説も)、自生種は
今日では世界遺産として指定される地域内にわずかに残るのみとなった。
・葉の長さはヒマラヤスギとほぼ同じか、やや短い。成長はヒマラヤスギよりもやや遅い。
枝はまばらな印象を受ける。花は8月頃に咲き、「私のことを考えて」などの花言葉もある。
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