JINさんの陽蜂農遠日記

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2023.09.21
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カテゴリ: JINさんの農園
そして、花應院12代目住職が、パソコン、プロジェクターを準備されて、「花應院」に伝わる
小栗判官照手姫縁起絵巻 」について説明してくださいました。



小栗判官照手姫縁起絵巻 」。
通常、絵巻は横に長いが、この絵巻は縦に段になって掛け軸絵の形に。
また、当初は横長の巻物として描かれたものを、後に切断して、掛け軸絵として装幀し直す
こともあるが、こちらはどうやら最初から1枚の絵として、縦に段にして描かれたものの
ようであった。



1段目
そもそもこの物語の発端は、京の都におわします二条大納言兼家さま。
子どもの出来ないことを嘆いて、鞍馬山にお参りして授かったのが、幼名・有若、頭脳明晰、
成績優秀、すくすくと成人し、常陸小栗どのとお成りある。
ところがこの小栗、気に入る女がおらぬと嫁を嫌って独身を通しております。
あるとき、鞍馬に詣でる途中、一興にと横笛を吹いていたところ、近くの深泥(みぞろ)ヶ池に
すむ大蛇、その音(ね)に聞き惚れ、美女に変身。小栗とちぎりを結びます。



1段目右。
鞍馬に子供授けて欲しいと詣でる小栗判官の親の姿。



1段目左。
深泥(みぞろ)ヶ池の淵で横笛を吹く小栗判官。
近くの深泥ヶ池にすむ大蛇、その音(ね)に聞き惚れ、美女に変身して小栗に近づく。
小栗とちぎりを結ぶのであった。



2段目
それが都じゅうのうわさとなって、父の兼家は大激怒。
小栗は今の茨城、常陸の国へと飛ばされます。
そこで官職を与えられ、判官(はんがん)となる。
そこへ、化粧品や薬をセールスして歩く小間物商人、後藤左衛門が訪ねて来る。
彼が、評判の美人の話をすると、小栗は、その姿を目にしていないのに一目惚れ。
その美人こそ、武蔵・相模(現・神奈川県)の国の郡代、横山大膳の娘、照手姫、
後藤左衛門は橋渡しとなって、小栗のラブレターを姫に届けたのであった。



2段目右。
ラブレターを書く小栗判官。



2段目左。
小栗のラブレターを読む照手姫。



3段目
照手姫も、その文をすっかり気に入り、二人は相思相愛。
ところが、姫の父親の横山大膳は、この結婚に猛反対。
しかし、そのことは表に出さず、三男の三郎がはかりごとを巡らし、ひそかに小栗を
殺そうと企てる。
そんなことともつゆ知らず、十人の家臣と横山家を訪れた小栗。
そこで横山大膳は、馬の鬼鹿毛(おにかげ)に乗ってみよと誘います。
この鬼鹿毛は、小山ほどもあるという暴れ馬。
人間を秣(まぐさ)代わりに食べている人喰い馬で、これに殺させようというわけ。
ところがこの暴れ馬、今にも小栗を踏みつぶすかと思いきや、小栗に言葉をかけられた途端、
すっかりおとなしく従順となる。
小栗を背中に乗せて、碁盤の上に乗るという曲芸までやってのける。



3段目右。
二人は相思相愛。



3段目左。
馬の鬼鹿毛(おにかげ)は小栗を背中に乗せて、碁盤の上に乗るという曲芸までやってのける。



4段目
腕ではかなわないと踏んだ横山大膳は、三男の三郎に言われるまま、宴会の酒に毒を盛り、
小栗と家臣十人を毒殺します。
これでは都の聞こえが悪いと考えた横山大膳、わが娘照手姫まで殺そうとする。
そこで家来の鬼王・鬼次兄弟に、姫を川に沈めよと言いつけます。
牢輿(ろうごし)という罪人を入れる乗り物に姫を閉じ込め、舟に乗せ、
相模川のおりからが淵へ。
ところが兄弟には、どうしても姫を殺すことができません。
沈めるための重しである大石をつないだ綱を断ち切ります。
かくて姫を乗せた牢輿は、沈むことなく、流れ流れて川下へ。



4段目右。
兄弟には、どうしても姫を殺すことができません。
沈めるための重しである大石をつないだ綱を断ち切ります。
かくて姫を乗せた牢輿は、沈むことなく、流れ流れて川下へ。



4段目中。
そうして流れ着いたところが、海の浜。
その浜「ゆきとせが浦」は、現在の横浜市金沢区野島あたりかといいます。
発見した漁師たちは不審に思い、不漁続きはこいつのせいだと打ち叩こうとする。
そこへ割って入ったのが漁民のリーダーである村君の太夫(たゆう)。
太夫は姫を助けて家へ連れ帰ります。



4段目左。
しかし、それが気にくわないのが太夫の奥さん。照手姫の白い美肌も気にくわない。
そこで太夫が仕事で留守のあいだ、姫の雪の肌を黒くすすけさせてやろうと、松葉をくべて煙責め。
けれども、姫は無事に過ごします。
というのも、姫のかげに寄り添っている観音さまのおかげなのでした。
(照手は日光山の申し子ゆえ、本尊の千手観音が護ってくださったといいます。)



5段目
そこでいよいいよ腹を立てた太夫の奥さん、太夫に内緒で、
姫を六浦が浦(現・横浜市金沢区六浦あたり)の人買い商人に売ってしまいます。
姫はその身を売られては買われ、流れ流れてたどり着いたのは、
美濃の国は青墓の宿(現・岐阜県大垣市青墓)の宿屋でした。
その美貌から遊女にさせられそうになるところを病気と偽って、下働き。
今は亡き夫の故国(常陸の国)にちなんで、「常陸小萩」と名を変える。
井戸の水を汲み上げて運んでは、お客の世話やら馬の世話やら、下女16人分という
超ハードな仕事に明け暮れます。



5段目右。
照手姫はその身を売られては買われ、流れ流れてたどり着いたのは、
美濃の国は青墓の宿(現・岐阜県大垣市青墓)の宿屋でした。
井戸の水を汲み上げて運ぶ照手姫。



5段目左。
お客の世話やら馬の世話やら、下女16人分という超ハードな仕事に明け暮れます。



6段目
蘇生した小栗判官が最初に向かったのは、実家の京都、二条大納言兼家の屋敷。
しかし、小栗と名乗られても、ゾンビではあるまいし、まさか死んだはずの息子が訪ねて
きたとは信じられず、「失礼だが、試させてもらうぞ」と兼家は、障子越しに小栗をめがけて弓
をひき、ひょうとぞ放つ。
すると、二条家に代々伝わる「矢取りの術」の秘伝、幼い頃より教えられ修練してきたその技で、
小栗、一の矢を右手ではったとつかむ。
続いて放たれた二の矢を左手ではったとつかむ。
さらに飛んでくる三の矢を、歯でがちとかみしめ受けとめる。



6段目右。
一の矢を右手ではったとつかむ小栗判官。
続いて放たれた二の矢を左手ではったとつかむ。
さらに飛んでくる三の矢を、歯でがちとかみしめ受けとめる。



6段目中。
そして、青墓の宿で働く常陸小萩──照手姫と再会。
横山大膳を討とうと取り囲みますが、姫の言葉で思いとどまり許します。



6段目左。
計画の首謀者である三男の三郎は罰して死罪に。
こちらの絵では、三郎に切腹を命じているところであると。
かくして、京都、常陸、藤沢、青墓、熊野と、各地を結ぶ物語は大団円を迎えます。
そして物語は、各地に伝説を残しました と。



ここ西俣野地区周辺の小栗判官に関連する旧跡地図。
閻魔堂跡 👈リンク
土震塚 👈リンク
小栗塚碑 👈リンク



                                  ・・・もどる・・・



                    ・・・つづく・・・


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Last updated  2023.09.22 23:10:52
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