梅林庵

Friday, November 27, 2020

　晴れ　今日も小春日和でした。

　午前4時起床。夜の白み始めて無風でした。今のうち、宇目の枝を燃やしてしまおう。朝ご飯の前、午前6時過ぎ、野良着に着替えました。梅林の下が露に濡れ、種火をこさえるのに難儀しました。薪ストーブの焚きつけに使う杉の割り落とし（セビンタ）を使いました。その梅、枝といっても太いところは一升瓶ほどあります。しかも生木です。燃え切ってしまうまでに時間を要します。灰になるよう燃え方を整え、午前8時、そこを離れました。夕刻、そこを覗くと、まだ燻っていました。

　朝ご飯の後は書斎に籠もりました。午後もそうしました。活字に飽いて音楽、それにも倦いてNHK＋でドラマ「こもりびと」、続いて「ドキュメント72時間・動物たちが眠る霊園で」を見ました。後者は東京・府中にある大正時代から続く動物霊園が舞台でした。「犬や猫などペットの墓地や納骨堂があり、元飼い主たちが連日お参りにやってくる。愛犬が家族の仲を取り持ってくれたという女性。さみしさを埋めてくれたモルモットを供養するため、毎週末訪れるという男性。霊園では葬儀も行われ、火葬に立ち会う飼い主もいる。ペットの家族化がいっそう進んだ今、みんな、どんな思いでここを訪れるのか？３日間、その声に耳を傾ける（以上NHKのHPから）」という内容でした。2万を超える動物が供養されているとのことでした。インタビューを受けた60年輩の男性曰く

「人間と違い、動物は嘘をつかない」

　アイアイサー。それは箱に籾殻と一緒、入っていました。中にこんなのが4本。

　早速取り付きました。水洗いし、ピーラーで皮を剥ぎました。擂り鉢におろしました。擂り粉木でゴリゴリやりましたが、この作業、面倒なのです。沢山できました。長芋1本で2鉢。写真がそれです。この後、イリコからとったダシをを加え、味を調えました。もう3本あります。夫婦2人分を取り分け、残りは義母宅と父母へ届けました。

　配達の済んでいつものコースを走りました。

　夕食、ノンアルで薯蕷を楽しんだ後は、水道組合の総会へ。会場は地区の所有する集会所。20人ほどが集まりました。組合員の総数は40名足らず。委任状が多かったです。

　ここでこの組合のことを。定かではありませんが、昭和30年台、地区の世帯は井戸水で暮らしていました。小さい頃、私の家にも、手押しのポンプがありました。それを押して五右衛門風呂に水を張るのが私の役目でした。昭和40年代、地区を挙げて不便を相談、資金を出し合って井戸を掘りました。平行して集落の背後、山の尾根筋にコンクリートの貯水タンクを設置、各世帯に配水のための水道管を敷設しました。後に、市の上水道が完備されましたが、木立の中にあって私の住む地区だけはこのシステムを大事に残してきたのです。一番の理由は自主運営による料金の安さです。ほぼ1/3位かと。拙宅夫婦2人世帯なのですが、月に2ラー程度でしょうか。夏場、野菜が沢山水を必要とするおりも3ラーに届きません。

　午後9時前、お開きになって帰る道すがら、中天にオリオン座が光っていました。この星座を見て、冬だなぁ、そう独りごちました。冬空を見上げていて、東へ向かう赤白の点滅を見て取れました。部屋に戻り、フライトレーダーで確認したら、最前熊本を発って羽田に向かう便でした。金曜日のこの時刻、どんな人が乗っているのかな。

　遙かな気持ちになり、焼酎のお湯割りで飲み直し。トラを膝に載せ、Bachを楽しみました。

今日の一句

鄙にあり夜間飛行に見入る我

今日のラン

5km

今日の酒

冷酒3合　焼酎お湯割り（正味1合）　アイラモルト1ショット

今日の音楽

ブラームス　交響曲第4番

リスト　レ・プレリュード

レスピーギ　ローマの松　以上　カラヤン　フィルハーモニア管

バッハ　BWV1002　1004　1006　キドン・クレーメル

バッハ　ストコフスキー編曲集　ストコフスキー　フィラデルフィア管