2007/09/28
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カテゴリ: 習い事
 ここ何年も、自分の手を動かしてモノを造ることを忘れていた気がする…


 こんな私は 元美大生 (笑)
私が大学生のころは、PC使って課題をこなすなんて、夢のまた夢…
グラフィックの先生の研究室に、 Mac があるっ!って、わざわざ見に行った覚えがある位びっくり
 とまぁ、基本的に 手を動かして何かを作るのが好き なたちでして、
子供のころは、 キャンディ・マイミシン
…本気で服飾関係に進もうかと思ったくらい。

 大学に入ってからは、で何かをしているのが好きだったなぁ。
あの騒音と色々混ざった匂い…懐かしいです。木工室、染色室、版画室、写植室…ね。
 それから、図面を引くのは、ケント紙に、製図版とT定規!ドラフターでトレペに図面を引いて、青焼きしていた機械製図の人たちが、ちょいと羨ましかったっ!(笑)

 で、そんな私が、毎日 PC と仕事をしていて、
「何かが、何かが足りないっ!」 って心が叫びだしたんですよ。…何かがしたい、何かが…

 最近仕事も兼ねて、Gianniの持つジュエリー店に行く機会が多いのですが、行くと必ず覗く場所、それは店の奥の工房。
laboratorio
 なんだか懐かしいような、ワクワクするような…そんな感覚をいつも思い出そうとしていた、いや、思い出したかったのかもしれません。
まるで子供のように、そばに黙って座り、じっと作業を見つめる…



 他の事情もちょいとあるのですが…学校に通ってみることにしました!

彫金 学校

彫金 と言えば、やはり Firenze フィレンツェ だと言われますが、ここ Roma ローマ にだってありましたよ。

 早速その学校の扉を叩き…

 色々とシステムの説明を受けて、2時間の体験授業を受けることに。

あぁぁ!!!これだわ!これだわ!

先生(職人)の説明そっちのけで、やっている手や動きに見とれる…!

銀の指輪
 高温の炎の中で解けてゆく銀(925)の塊、それを伸ばしたりして、再び炎の中へ…
 繋いで、何度か叩いて、ほぼ円になる…
 大きさも、叩き具合で丁度よくなる…

 まるで大昔の錬金術師の隣にいるような気になってきて…長い長い歴史の中で見出された知恵と、先生の50年近い体に染み付いた技術…!!!ったまりませんっ!

 大部分は先生が手がけたのですが、これが最初の銀の指輪(11号)です。私にとっては、勇気を思い出すお守りです。





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Last updated  2007/09/30 02:02:38 AM
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