今が生死

今が生死

2021.02.07
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カテゴリ: 感動したこと
招待券を頂いたので昨日三浦章宏(バイオリン 東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター),東 誠三(ピアノ 東京芸大教授)、 藤森 亮一(チェロ NHK交響楽団首席チェロ奏者)の3氏による演奏会に行ってきた。コロナ下なのでクラスター発生に備えて氏名と電話番号を記入して入場した。場内放送で今度クラシックは席は一つ置きにしなくて良くなったと放送されており結構混んでいた。素晴らしい演奏会だったが圧巻は第2部のチャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出に」だった。偉大な芸術家とはモスクワ音楽院創設者のニコライ・ルービンシュテインのことでチャイコフスキーの作品を世に広めてくれた人で最大の理解者、かけがえのない恩人だった。そのニコライ師が突然お亡くなりになってしまい、悲しみに暮れるがその悲しみと報恩の気持ちを込めて書き上げたのがこの曲である。チャイコフスキーの師への溢れんばかりの感謝の気持ちが込められており、それを一流の3人の演奏家が奏でてくれたのでチャイコフスキーの気持ちが伝わってきて感動し、終了後拍手がいつまでも鳴りやまなかった。演奏時間約50分だが彼らの集中力は凄いと思った。楽譜にして約40ページ位あるのに全部暗譜しており、一糸乱れぬハーモニーで感情豊かに演奏してくれて私達の心を揺り動かしてくれた。私は音痴だし、クラシックなど聞いても分からない人間でいつかクラシックを聴きに行った時も殆ど寝ていたし、今度も券を頂いたから来てみたがつまらなくて恐らく居眠りしているだろうと思っていたが、分からないながらに感動してずっと起きていて聴いていた。チャイコフスキーも凄いがこの3人の演奏家もよくぞここまで弾けたものだと感心して改めて人間の偉大さを思い、人間やれば出来るものだと思った。





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Last updated  2021.02.07 21:37:29 コメント(2) | コメントを書く


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