今が生死

今が生死

2021.02.08
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カテゴリ: 生き方
チャイコフスキーが教えを受けた先生に対する追悼と報恩の気持ちを込めて書いた楽曲「偉大な芸術家の思い出に」に感動したことを昨日のブログに書いたが今日はこの報恩、つまり恩に報いることについて書かせて頂こうと思う。
恩とは先生から生徒に大切なことを教えてそれを生徒が身に染みて感じて宝として持っているものだと思う。その頂いた宝に対して感謝の気持ちを捧げたり行動で示すことが報恩だと思う。しかし一般的には様々な恩を受けていながらそれを恩と感じていない事の方が多いように思う。父母の愛などは当たり前のことと思ってきたし、先生や学友、会社の同僚などからも様々な恩恵を受けてきたがそれほど感じないで却って「ろくでもない親だから自分はこうなった」と親に反抗したり、先生には「あの先公は贔屓したりして大嫌いだった」同僚には「あいつのお陰で出世が遅れた」などとマイナスイメージを持っている人もいる。
しかし実際には私達の周りの人達から様々な恩恵を受けてきたから今の自分があるのである。それが認識できる人とそうでない人では人生が違ってきて幸福を感じられる人と不幸ばかり感じている人に分かれるように思う。医師を例にとってみよう。ある人は医学部に入れて頂き国の税金などで医師にしていただいた。国民一人一人に恩義を感じて診療活動を通じてそれを国民に返していくことに喜びと幸せを感じている。ある人はたまたま成績が良かったので医学部に入ったが別に誰の恩も受けていないと思っている。医師になってからは教授になりたいと思ったが簡単には教授になれなくて世の中に不平不満をもって不幸な気持ちで生きている。恩を返すためにはどうしたらよいかと言う気持ちは勉強したり働いたりするエネルギーを生み出してくれる。恩を感じない人は恩に報いるために努力するエネルギーも湧いてこないので自分の事のためにアクセスしながら暗い人生を送らなければならない。私は報恩の気持ちこそ人を幸福にしたり不幸にしたりするカギだと思っている。





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Last updated  2021.02.08 18:01:29
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