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たかとし@ 昨年この映像全編初めて 視聴しました遅ればせながら。なぜなら表…
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2010年06月19日
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三億円事件
突っ走った参考人報道
歴史の ★歴史の現場
  20世紀事件史


毎日新聞社
    2,310円・税込
(送料無料)

文 ・ 齊藤善也 「歴史の現場 20世紀事件史」 毎日新聞社 
                           (2000年06月)より 一部を掲載・敬称略



■解決は時間の問題

その朝、東京では雨が降っていた。警視庁記者クラブ「七社会」で殺人や強盗事件を
   扱う捜査一課を担当していた
根上磐(32) は宿直明けの記者から電話で事件発生を
   知らされた。第一報では被害額は2900万円だった。タクシーを拾って現場へ急いだ。

   車中で聞いたニュースでは被害額が次第に増え、現場に到着した頃には約三億円に
   まで膨れ上がっていた。  当時、サラリーマンの平均年収は70万6300円だった。

   同じ担当だった
加納嘉昭(33) も調布市内の自宅からタクシーで急行した。現場には
   まだ、犯人が乗り捨てた白バイが置かれたままだった。被害金額の大きさに興奮しな
   がら取材を始めたが、 「正直言って三日勝負の事件。楽勝ペースだと思った」 という。
   なぜか。----  それは遺留品が多かったからだ。

間もなく立川市内の少年グループが捜査線上に浮上し、調べが始まる。捜査本部は
   犯人に直結するとみられる情報捜査を先行させ、時が過ぎていった。



arumikanojisan-img367x600-1273768013oodc7s95108[1] ■別件逮捕と誤報

事件から1年後の69年12月11日夜。発生当時から
 捜査一課担当記者の長兄格として取材に当たって
 いた
井草隆雄(35) は親しい刑事の家を訪ねた。

「家に上がったら、刑事が丸い蛍光灯を持って来て、
 その周囲を黒い紙で囲った。その明りの中で見せて
 くれたのが『秘』と刻印された捜査資料だった。」
資料には捜査本部が重要参考人としてマークして
 いたある男性に関する情報が網羅されていた。

 疑われている理由は
(1)事件現場の地理に精通している。 
  (2)現金が奪われた銀行の支店に事件前に送られ
     てきた特徴的な脅迫状の書き方が出来る。 
  (3)日頃「大金持ちになって世間をあっと言わせる」
     と話していた--
などだ。しかし、最近も質屋に
 通っているなど幾つかの否定材料もあった。

 警視庁の捜査幹部から本社に電話がかかった。

「捜査に差し障りがあるから」 と記事の掲載を見合わせ
 るよう求めてきた。
-- しかし輪転機は止まらなかった。

『三億円事件に重要参考人 極秘に身辺捜査始める
筆跡は不一致、数日中に白黒』


朝刊の社会面トップに大きな見出しが躍った。さらに、男性にヘルメットを被せた合成
   写真を捜査本部が公開していた犯人のモンタージュ写真と対比する形で掲載した。

   しかし、任意同行から約40時間後の13日夜、男性の無実が判明する。事件当時、
   都内の会社で面接試験を受けていたことが分かり、男性は直ちに釈放された。
   「世紀の大スクープ」は一転して誤報となり、捜査は振り出しに戻った。



■時効で捜査敗北

「刑事は自分の経験則で動く。しかしこの事件では犯人の方が刑事の発想のはるか
   先を行っていた。大金を手にしたら仲間割れが起きるはず、という見方などから捜査
   本部は単独犯説に傾いていたが、これが失敗につながった」 (根上)
   「犯人は犯行時、ヘルメット姿でマスクをしていた。あのモンタージュが犯人の実像に
   どれだけ近かったのか甚だ疑問」
(加納)

時効の年の75年3月、定年を迎えた捜査一課の敏腕刑事、平塚八兵衛(故人)は
    自らも加わった三億円事件捜査に次のような言葉を残している。

「砂浜に家を建てたような捜査だった」



j.v2.j.v3.

    ※写真は某氏製作の犯人フィギュア。某・TVドラマの主人公をモデルに
      しているため顔は元・G.Sの「あの方」にそっくり。 (情報提供/J氏)

(解説)サイズ1/6のカスタムフィギュア。三億円入りジュラルミンケース付属。
     ドラゴン社ボディに彩色済レジン製ヘッドを装着。衣裳は70年代の白バイ
     隊員風にカスタマイズ。ヘルメットはヘッド部に固定しており脱着不可。
     バイクはACTION.MANポリスバイクをモディファイ。前後足回りはT社
     CB750の物に交換してディティールアップ。 ライトの電飾ギミック搭載。





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最終更新日  2010年07月08日 18時01分14秒
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オアシス地球さん、  
やまだや さん
記事upお疲れ様です。

>※写真は某氏製作の犯人フィギュア。某・TVドラマの主人公をモデルにしているため顔は元・G.Sの「あの方」にそっくり。

こ、これはスゲ~ッ(笑)。
第三現場から伸びる小道の終わりで、学園通りを横切る現送車を待ってるポーズですかね?
顔は可門良仕様だし。やっぱりジュリー氏には一度白バイ警官の格好で「時の過ぎゆくままに」を歌ってほしかったです。
「悪魔のようなあいつ」での犯行再現シーンでは、第三現場での乗り換えのシーンで動きが緩慢過ぎるだろ!と思いましたが。 (2010年06月19日 20時07分23秒)

やまだやさん  
このフィギュア、実は某所に出てたのを知り合いの方が教えて下さったんですが、
ご覧のようにこのまま埋もれさせるには惜しいほどの出来栄えです。
(製作者の方の許可を取ってないので、もしクレームが付いたら即、削除することになろうかと思います)
フィギュアに興味の無い私でも、これだけはハゲシク欲しいですね。

ところでサッカー、日本残念でした・・。 (2010年06月19日 22時57分13秒)

Re:やまだやさん(06/19)  
やまだや さん
オアシス地球さん
>このフィギュア、実は某所に出てたのを知り合いの方が教えて下さったんですが、
>ご覧のようにこのまま埋もれさせるには惜しいほどの出来栄えです。

本当に、製作者の方の熱意・創意には頭が下がります。
白ヘルに徽章と二本線・黒の革ジャンの光沢・ブーツのくすんだ質感…。左肩からタスキのように白ベルトをかけていますね。マイクロホンのヘルメットへの取り付け部あたりからコードが体前面に垂れていますね。う~ん、見れば見るほど…。

白バイの検証についてはすぃけ~ださんはじめ専門家の方々の見解が待たれます(笑)。

>ところでサッカー、日本残念でした・・。

残念でしたね。でも素人目にもあと2失点くらいしていてもおかしくない展開のように見えました。1失点にとどめたということが、次に「効いてくる」かもしれません。 (2010年06月20日 03時56分32秒)

ちょっとチョーシこいて  
画像、顔のUPと札束ぎっしりのジュラルミン・ケースも載せてしまいました。(製作者様、なにとぞお許しを・・)

まあ、ケースの中身はこの状態では無かったわけですが、ボーナス袋じゃ絵にならないですよね。
それにしても・・似てる・・  (2010年06月20日 15時44分27秒)

Re:★三億円事件 --- 突っ走った参考人報道 ---(06/19)  
もこ さん
ロストクライムの試写会にて
>試写会前には、なんと三億円事件の現場を再現するため、劇中の車両や白バイが登場し、みんなの視線が集中!
だったとか。 (2010年06月20日 23時07分33秒)

もこさん  
そればっかりは会場に行かないと見れないイベントですよねえ。行った方はラッキーでした。

ところで昨日、車を運転中、信号で交機の白バイと並んで停止したのでつい、しげしげと観察してしまいました。
やっぱり、今のはスゴイですね。前部に一体型の回転式赤色灯とメガホンが両脇に付き、後ろにもバーから伸びた赤色灯が。
タンクに輝く「HONDA」の文字。信号が青に変ると疾風のように走り去っていきました。あの紅白のニクイやつ・・(笑)
(2010年06月21日 09時33分34秒)

唯一,残念なのは…  
すぃけ~だ さん
このようなフィギアを作られた方がいるとは,敬意を表したいと思います・・・が,唯一,残念なのは,トラメガの取り付け位置が逆(ニセ白バイでは向かって右)なことでしょうか…
http://plaza.rakuten.co.jp/jamborg/diary/200703180000/
に出てますよね。 (2010年06月21日 12時57分47秒)

すぃけ~ださん、  
ご登場が遅いな、とお待ち申し上げておりました。(^―^)
コメントの件ですが、「もしや」と思い、モデルとなった某・ドラマを確認したところ、
やはり逆側(向かって左)に付いていました。 http://www.youtube.com/watch?v=2rHGaOzx5LI

製作者さんはこれに忠実に作られた、というわけですね。
(2010年06月21日 14時23分57秒)

…ああ、シベリア超特急  
もこ さん
やっと見つけたモヤさまの画像です。
さあ、オアシスさんのコレクションにどうぞw
薬局の名前も分かったことだし、次回のネタが決まりましたね(爆)

http://www.veoh.com/browse/videos/category/entertainment/watch/v20119925cBWpKjDK (2010年06月21日 17時14分30秒)

もこさん   
あ!ついに発見して下さいましたか!ありがとうございます。
でもこのオヤジさんの話は思いっきりマユツバ丸出しですね。こういうオヤジがよくいるんですよ。
どうせ言わないなら思わせぶりな言い方はやめて欲しいです(笑)まあ、笑い飛ばせばいいんですけど。

(2010年06月21日 19時08分47秒)

やはりそうでしたか…  
すぃけ~だ さん
オアシス地球 さま。

いきなり新記事で,びっくり。
やるなぁ~。さすがは捜査本部長?!

“ソース”がそうだったのかな…とは予想してました。
そういう意味では,「正確」ということですね。

>ご登場が遅いな、とお待ち申し上げておりました。(^―^)
>コメントの件ですが、「もしや」と思い、モデルとなった某・ドラマを確認したところ、
>やはり逆側(向かって左)に付いていました。 http://www.youtube.com/watch?v=2rHGaOzx5LI

>製作者さんはこれに忠実に作られた、というわけですね。
-----
(2010年06月21日 21時08分42秒)

浜松町なう  
サトーハチロー さん
最近、仕事が忙しくてまだ新記事をPCで拝見できておりません(泣)。一つご報告ですが、私も、とあるルートからロストクライムの試写会チケット(明日)をゲットしましたので、なんとか時間作って見に行ければ……と思っております。面白ネタを入手しましたらこちらへ投下しますんで。 (2010年06月21日 23時01分22秒)

サトーハチローさん   
お忙しそうでなによりです。

ところで、なぜ今回もまた周知の事実ばかり集めたような記事を載せたかというと、
やはり最後の平塚氏の「砂浜に家を建てたような捜査だった」という一言を載せたかったからです。
でもこれ、なんだか分かったような分からないような言葉ですよね。まあ、普通に考えると
「まるで砂浜に家を建てたような」危うい捜査だった、という事なんでしょうが、果たしてそれだけなのか。
ご覧のあなたはどうお感じになりましたか?

それと、私はこの言葉を読んだとき、映画「砂の器」を連想してしまいました。
あの幼少期の主人公が砂浜で一生懸命、砂で器を作るのですが、押し寄せる波で壊されてしまう・・
この映画の公開が74年10月、ひょっとしたら平塚氏もこの映画が頭のどこかにあって、この言葉が出たのかなあ?と
思ったり。いや、捜査が最後の追い込みで忙しくて、そんなの気にしてる余裕は無かったか・・?
(2010年06月22日 14時51分18秒)

「砂浜に家を建てたような捜査だった」  
サトーハチロー さん
>でもこれ、なんだか分かったような分からないような言葉ですよね。まあ、普通に考えると
>「まるで砂浜に家を建てたような」危うい捜査だった、という事なんでしょうが、果たしてそれだけなのか。

オアシス殿がどういう方面に深読みされているのかはなんとなく分かりますが(笑)、まあ、普通に解釈すれば、初動捜査(=土台)がしっかりされていないため、その後、どんな調べををやっても崩れてしまう……というようなことを言ってるのかもしれません。と、ツマラナイ意見(笑)。

ところで、八兵衛さんって、実はマスコミ受けしそうな名語録をたくさん残されてますよね。たしかに、現場一筋、刑事一代な職人肌な面もありながら、こういってはなんですが、ある種の自己演出に長けた人であったような気がするんですよ。身なりなんかも、当時の刑事にしてはずいぶん気にかけてらっしゃていて、結構、お洒落だったようですよね。

(2010年06月23日 01時11分13秒)

『閃光 ― ロストクライム』の試写を観て  
サトーハチロー さん
なんとか試写会&トークイベントを観ることができました。

一般上映がまだなので本編の評価は差し控えたいと思いますが、ひとつだけコメント。

老刑事(役・奥田瑛ニ)の妻を中田喜子さんが演じられていて、これがまた何とも……素晴らしい。この人のファンである私としてはそれだけでも観る価値がありました(笑)
(そういう意味でいうと、グラビアアイドルの川村ゆきえチャンが好きな人もぜひ劇場へGO!だと思います)

なお、上映後トークイベントがあったのですが、パネリストの一人、原作者の永瀬隼介氏の気さくなお人柄、そして本事件を題材としたことに対する誠実な態度が印象的でした。

(2010年06月23日 01時41分50秒)

『初動捜査(=土台)が  
しっかりされていないため、その後、どんな調べををやっても崩れてしまう……』
あ、それだ、それ! チキショー(笑)サスガです。

『閃光 ― ロストクライム』 奥田瑛ニの妻役は「連想ゲーム」の中田喜子さんですか。
この人、知性もあって、可愛いですよね。ところで、「ヤンマガ」の「モンタージュ」の進行具合を忘れてた・・
(2010年06月23日 09時59分08秒)

三億円犯人 (後編)  
やまだや さん
オアシス地球さん
大下英治氏の犯人へのメッセージ「三億円犯人」の後編upありがとうございます。後編を読ませて頂くのを楽しみにしておりました。

>なかなかシッカリした文章だ。どうも君ひとりが書いたとは思えない。(中略)陰の四十代の人物の発想としか思えない。


陰の四十代の人物-確かに、多磨農協脅迫1~5回については、かなりの人生経験とそれなりの辛酸をなめた人間がひとつの目標のために練り上げた冷徹な文章、といった印象を受けます。ただ、後半に行くに従い、特に最後の第5回はなぜか哀願調、というか若干弱気を見せているような部分もありますが。一連の農協脅迫と6月25日の2枚の「怪文書」&8月22日の駐在所宛"果し状"のコントラストは…これについては、また改めてコメントさせて頂きたく存じます。

大下氏は例のゲイボーイの行方を一貫して追跡取材されていますね。時効の時は中野坂上の瀟洒なマンションに暮らしていたとのことですが…。確かに、この人のことはとても気になります。

犯人への語りかけ、というスタイルがとても迫力があります。大下氏の中では誰と誰を指しているのか、ともすれば透けて見えてくるようでもあり…。 (2010年06月26日 04時04分35秒)

やまだやさん   
大変、お待たせしました。記事をご提供くださった某氏にもお礼申し上げます。

それにしても情報が出尽くしている(?)現在ならともかく、時効直後の76年の段階で
ここまでの推理をなさっているのには驚きますね。所々に「オッ!」と思う箇所があろうかと思います。

「モーテルへ逃げ込んだ・・」「事故で足を失った」あたりはいかにも作家らしい発想かもしれませんね。

「陰の四十代の人物」については限られた紙面でかなりの線まで追いつめているし、
『犯行の青写真を作り、一年も前から準備するなど用意周到な計画を立てた人物は、いま一人いると考える』
ここもシビレますね。

「改めてのコメント」を楽しみにしております。 (2010年06月26日 10時01分41秒)

Re:★三億円事件 --- 突っ走った参考人報道 ---(06/19)  
もこ さん
- 40年以上を経て未解決…三億円事件の犯人は単独犯か複数犯か?激論闘わす -
http://www.cinematoday.jp/page/N0025129 (2010年06月26日 10時18分01秒)

もこさん   
『ロストクライム -閃光-』「ただではすまないトークセッション!」
出ました、宮崎さん!!「未解決事件が起きるたびに、お前が犯人じゃないかと言われてきました(笑)」

「三億円事件は非常にコストパフォーマンスが高い犯罪・・」 本当にそのとおりですね。言い得て妙です。

しかし、どの重大事件にも必ず一人、「疑惑の人物」と呼ばれた人がいましたね。
三億円事件のK青年、グリコ森永の宮崎さん、松本サリン事件の河野さん・・
普通、探したっていないような人が近くにいらっしゃる、というこの偶然が本当に不思議です。
(2010年06月26日 14時29分09秒)

脅迫状の文体  
サトーハチロー さん
邪馬台国研究で有名な安本美典という学者がいますが、この方は若い頃に三億円事件犯の脅迫状(多磨農協宛て)の文体分析をしたそうです。
氏の分析結果によると、脅迫状の書き手は、ハードボイルド作家、大藪春彦氏に影響を受けた者ではないか?とのことです。 (2010年06月27日 18時26分41秒)

へえ~・・  
大藪春彦氏って「甦る金狼」(しかも映画)くらいしか知りませんが・・ 今度、そのへんを意識しながら読んでみます。

もし今も「犯人のお方」の書棚がそのまま残されていて、大藪春彦氏の小説がズラリと並んでいたら・・

今週のヤンマガの「モンタージュ」、それこそ唯一、モンタージュのドアップが無かったら、
どの作品か見当が付かないところでした(笑)それでなくても今の漫画・劇画の絵って
みんな同じに見えるんですよ~(笑) (2010年06月28日 09時20分35秒)

『ロストクライム -閃光-』の  
7/3公開に合わせ、本日より朝日新聞朝刊の「広告特集」にて5日連続で「三億円事件 封印された真相」が
掲載されます。ただ、本日(21面・下段)の記事を見る限り、事件のありふれた説明だけで
「かの鳥越俊太郎氏が当時、事件の第一報を毎日新聞新潟支局で聞いた」が目を引く程度。
また何かポイントがあればご紹介します。

マロンさん、「過黙」という言葉は知りませんが、「黙過」(もっか)なら「知っていながら黙って見逃すこと」ですね。

(2010年06月28日 09時45分46秒)

本日の朝日新聞、  
「三億円事件 封印された真相」(第三回) 鳥越俊太郎氏が謎のひとつについて語っています。

『奪われたお札は番号が控えられていましたが、事件後それが使われた形跡が僕が知る限りありません。
これは謎ですよ。単に大金でぜいたくをすることが目的なら、使わないはずがないですから。
犯行の動機は何なのか。どれだけ犯人像を思い描いてみても、結局そこに戻ってくるんですね』

『それまで誰にも想像すらつかなかった犯罪を、見事にやってのけた犯人。もしかすると、
それは社会への挑戦だったんじゃないかという気がします。若者たちが
既存の体制を壊そうとしたように、犯人も世間の常識や権威を打ち壊そうとしたのかも知れない』

●『ロストクライム -閃光-』 「公開記念トークライブ」が開催されます。
明日7/1(木) 18:00開場/19:00開演 会場/新宿ネイキッドロフト

出演/渡辺大 伊藤俊也監督(予定) http://www.loft-prj.co.jp/naked/ (「スケジュール」参照)
(2010年06月30日 15時25分29秒)

朝日新聞の特集広告のWeb版  
サトーハチロー さん
こちらで公開されていますね。

http://www.asahi.com/ad/clients/lostcrime/

バックナンバー
■第1回
http://www.asahi.com/ad/clients/lostcrime/con01.html

■第2回
http://www.asahi.com/ad/clients/lostcrime/con02.html

(2010年06月30日 19時07分58秒)

オアシス地球さん  
やまだや さん
>「モーテルへ逃げ込んだ・・」「事故で足を失った」あたりはいかにも作家らしい発想かもしれませんね。

大下氏としては、ここまであまりにも直球勝負すぎるので、変化球、スライダーを織りまぜてみた、というところだったんでしょうかね…?

一橋本や松本清張の短編「小説 3億円事件」にも似たような印象を受けます。
これらの作品はノンフィクションの体裁を採りつつも完全なルポルタージュではなく、小説の要素が残されているのを感じます。やはり読み手を引きつけるエンターテインメントの部分も大事なのかと…。

一橋本のように事情があって、はっきりと書けない部分は暗喩にした、判る人には誰を指すか判る、という可能性もありますよね…。

まぁ、私がここ数年当ブログでのマニアの皆様のやりとりを読ませて頂き、気付かされた点ばかりというか、結局はそこに尽きるのですが(笑)。
(2010年07月01日 09時40分40秒)

サトーハチローさん   
あ、ホントだ、よく見たら「Web版」の紹介も出てるわ。老眼が進行してるんだからもっと大きく書いてよ(笑)

『ある『闇』がすべてをストップさせた』・・ 鳥越さん・・
(2010年07月01日 15時05分48秒)

やまだやさん、  
> 変化球、スライダー・・なるほど。

犯人像について、「学歴も中学卒か高校中退くらい」としているのも「ちょっと細かく限定しすぎじゃないか」と軽く思いましたが(笑)、
きっと作家である大下氏の頭の中で、無意識に小説の登場人物の設定が始まっていた結果なのかもしれませんねなんつって。

三億円事件の発生から時効までの間の未解決事件が30件もあるそうですが、これらの捜査を
放ったらかされた(言いスギ)被害者の方も三億円事件のもうひとつの犠牲者でもある、と言えないこともないですね。
(2010年07月01日 17時02分01秒)

農協脅迫と怪文書・果し状  
やまだや さん
一連の農協脅迫5通と怪文書2通&果し状1通、それに日本信託への脅迫状1通。

これら計9件の文書の筆跡は警視庁科学検査所の文書鑑定課長によって「断定できないものの同一と認められる」という結論が下されています。

筆跡鑑定のプロ中のプロによる判定はやはり重視すべきかと思います。また、平塚刑事が提唱した単独犯説が出るずっと以前-事件発生14日後、まだ複数犯説が支配的な時点で出されたという点も、注目していいかと思われます。

これら9通の文書(恐らくは6月25日に多磨墓地駅構内に張られた文書も含め)は一人の人間の手によって記入された-有り得ることではないかと思います。

ただ、「一連の農協脅迫の文章」と、「怪文書&果し状の文章」。

両者が同一人物のアイデアから出たものだとは、どうしても思い難いのです。
(2010年07月02日 04時58分44秒)

「一連の  
農協脅迫の文章」と、「怪文書&果し状の文章」・・ たしかにどこか違う印象を受けますね。

いかにもわざと「学がない」ように装ったような文面は特徴を消すのに好都合なんでしょうが、
多磨駐在所への果たし状なんて小学生の夏休みの作文みたいですよね(笑)
この果たし状はひらがなだし、「分かち書き」になってないのでそう見えるんでしょうが。

脅迫状というと、よく新聞や雑誌の活字を切り貼りしたものが使われますが、
実際、犯人も一部に使用して「近代映画」と「電波科学」の記事を割り出されてますから、
この方法は面倒なわりに逆にかなり危険な面もあるんでしょうね。
ただ、購買層の違うこの二冊を割り出していただくことは、犯人にとって捜査かく乱の意味があったのでしょうが??
(2010年07月02日 19時02分56秒)

こんな写真どっかで見たような…  
もこ さん
珍しい写真を撮ってきたので紹介します。

ほんものの白バイのとなりにおいてある
ほんものでない白バイをまじまじ見る
ほんもののおまわりさん
http://twitpic.com/21sglb/full

3億円とは何の関係もありません。すみません。 (2010年07月03日 00時43分11秒)

もこさん、  
これ、白バイと同じ車種なワケですね? ま、回転灯を付けたりしてるわけじゃなし、何ら問題はないと思われますが
停めてる場所の感じからして、違反で止められた風にもちょっと見えないんですが・・??

(↓ 参考)(ググッたな? 笑)

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q137451378

先日私が見た一体型のトラメガ&回転灯と、座席後方におそらく「高さ調整可能な」回転灯が見えますね。
まったく42年前とは隔世の感がありますが、日用品を使って偽装できたレベルの時代は遠い昔・・
(2010年07月03日 09時39分14秒)

“ロストクライム”公開記念ってことで  
すぃけ~だ さん
暑気払い兼ねて飲み会できないっすかね?

少々ご無沙汰しておりました。
映画,TVスポットも流れてるよーですね。

一連の脅迫状の件ですが,1通目(地図付きのやつ)が,『刑事一代』とかで公開されているものが実物としたら,あれだけは“大人”が書いたように思えてなりません。文体も筆跡も。ひょっとしたら壁新聞&果し状以前のもですが。そういう点では大下氏の説にハゲシク同意します。 (2010年07月03日 20時51分56秒)

すぃけ~ださん   
またそろそろ飲み会でもやりたいですね。

脅迫状・・誰かが「こう書け」と指示しながらもう一人が書いた、と見受けられるものもありますね。
先入観のせいかもしれませんが・・(笑) (2010年07月04日 09時55分47秒)

農協脅迫一回目の文章は、  
やまだや さん
確かに遊びや感情的な表現が一切ないですね。漢字の使用もその後に比べかなり少なめです。

一連の農協脅迫の一人称は「オレタチ」「我々」「ワレラ」と不自然なくらい複数形であることが特徴ですが、この裏付けのために「別働隊」としての怪文書が登場したようにも思えます。

文章のスタイルは大きく違っても、科検の鑑定結果が示すように、一人の人間が農協脅迫と怪文書の両方を書いた(or依頼された)可能性は否定できません。

農協脅迫と怪文書&果し状の文章原案者が異なるとしたら、両者の力関係は

 農協脅迫 > 怪文書&果し状 

ですよね。農協脅迫の着想者は、少なくとも68年4月以前(恐らくは前年)から三菱銀行→東芝府中の現金輸送車を本命として狙っていたことが各脅迫状を仕掛けた日から裏付けられます。この人物が現金強奪プロジェクトの企画・立案・総責任者であったのかな、と。

(2010年07月07日 21時33分59秒)

やまだやさん、  
前から思ってたんですが、その文章のうまさと、的確な分析の手腕はどうもシロートの方ではない気がするんですが・・
あ、当ってても違ってても、どうかお気になさらずに(笑)

それにしても脅迫状も細部まで実によく研究なさってますね。感心します。
(2010年07月07日 22時32分50秒)

脅迫状関連で気になるのは  
サトーハチロー さん
「壁新聞」の筆跡はよく見るとなかなか上手な字だということです。参考資料がどっかにあるかと思いますが、たとえば「永」という字がそうです。 (2010年07月08日 20時48分20秒)

Re:やまだやさん、(06/19)  
やまだや さん
オアシス地球さん
>前から思ってたんですが、その文章のうまさと、的確な分析の手腕はどうもシロートの方ではない気がするんですが・・

ありがとうございます。
私自身についていえば、三億円事件に関しても文章に関してもまだまだ勉強不足のど素人です。
参考本や当ブログのやりとりを読んで、自分が口をはさめる余地があるのは脅迫事件周辺くらいですので…憶測と妄想の域を出るものではありません。 (2010年07月08日 21時59分26秒)

サトーハチローさん、  
> 「壁新聞」の筆跡・・どの資料に載ってたか・・?探すの大変ですね(笑)
歯科医宅のポストに入れられた、新聞紙に書かれたやつはヘッタクソな左手書きでしたね。

http://plaza.rakuten.co.jp/jamborg/diary/200810100000/

(2010年07月09日 09時53分07秒)

やまだやさん   
う~ん、ハズレたかなあ・・ でも、謙遜しスギですよ(笑)
(2010年07月09日 09時55分54秒)

「永」ではなく「発」でした。。  
サトーハチロー さん
まず訂正です。

先のコメントで、「壁新聞」作者の字がなかなか上手であることに対する例として、「永」という字を挙げましたが、これは「発」の間違いでした。申し訳ございませんでした。

さて、そのことを踏まえて……次です。

(2010年07月11日 00時56分56秒)

なぜ、そこだけ上手いの?(笑)  
サトーハチロー さん
オアシス地球さん
>> 「壁新聞」の筆跡・・どの資料に載ってたか・・?探すの大変ですね(笑)
>歯科医宅のポストに入れられた、新聞紙に書かれたやつはヘッタクソな左手書きでしたね。

レスどうもです。例としては、歯科医宅への「投げ込み怪文書」でも当て嵌まります。これも、たしかに全体的にみると下手な字が多いですが、「発明」という字に着目してください。コレ、なかなか上手いと思いませんか?

さて、次に「壁新聞」のほうです。
http://livedoor.blogimg.jp/satohachi/imgs/4/4/447112f5.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/satohachi/imgs/9/d/9dfbba70.jpg

どうでしょう。こっちの「発明」も上手くないですか?
こちらも、オアシス殿がおっしゃるように左手で書いたとしか思えない字がほとんどですが、それでも、この作者は全体的に字を書くことに関しては苦手ではないと思うんですよね。(文面はバカっぽいですが)

※画像は、『大捜査3億円事件』(読売新聞社)より引用しました。

(2010年07月11日 01時00分05秒)

そう言われてみれば  
「発明」の二文字はうまいですね。特に「明」なんて習字のうまい人が書いたみたいで、
「まさか、この二文字だけは右手で?」と思わせるほどです(?)ちょっと今、試しに左手で「発明」と書いてみましたが、
とてもここまで書けるもんじゃないですよ。思わず「ククク・・と唸ってしまいます(笑)(無論、右利きの場合の話です)
皆さんもぜひお試しを・・ 出来ましたか?ほ~ら、「ククク・・」と唸ったワリにはヒドい字でしょ?(笑)

しかしさすがサトハチさん、着眼点がちがう・・。 (2010年07月11日 09時55分59秒)

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