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乙種5類+6類を保有している拙者は、東京時代に消防設備士講習を受講している。実際には業務に就いていなくとも、講習は受けなければならないのだ。講習は5年毎に受講せねばならない。何と!今回は鹿児島で受講することになった。東京は規模が大きいから、講習は毎月のように行われているが、鹿児島市内で実施するのは年に1回だけ!東京における受講手続きは、消防署に出向いて申込書を提出し、受講料も消防署で支払っていた。鹿児島県の受講手続きは全く違う。まずは鹿児島県消防設備安全協会に、設備士情報登録票という書類と免状のコピーをFAXで送る。数週間経つと、受講申込書が送られて来る。申込書に、鹿児島県収入証紙7,000円を貼付する必要があるのだ。収入証紙?久しぶりに聞く名前である。東京都は、収入証紙条例を廃止する条例なんて作ったから、ある訳ないのである。これが県庁の建物まずは県庁に行って収入証紙を買うところからスタート。県庁は、ご覧の通りの立派な建物で、桜島や錦江湾が見渡せる展望台とかがある。県庁の1階に売店があるので、其処で買うことが出来るのだ。売店の横には郵便局もちゃんとあるので、証紙を貼った申込書を鹿児島県消防設備安全協会に提出する、という流れであった。東京と全然違う。ちなみに、消防設備安全協会の前を通った事があった。其の時に目にしたのが、「消火栓標識維持作業車」という特殊車両!何ともマニアックである。消えゆく加圧式消火器9月X日、消防設備士講習が行われる市町村自治会館へ出向いた。場所は県庁のすぐ近くで、真向かいは警察本部だった。各種行政機関等が集結しているスポットだが、残念ながら鉄道アクセスが実にしょぼい。拙者は市電で郡元電停を降りて、其処から歩いた。市電も、鹿児島中央駅から来る2系統を県庁前まで延伸してもいいような気がするが・・・。市町村会館向かい側は警察本部の建物講習の方だが、さすが年1回の講習とあって、大きな講堂で行われた。6類(消火器)の講話で印象的だったのは、加圧式消火器が徐々に数を減らしている、ということだ。ヤマトプロテックのサイトを見ても、「破壊リスクが少ない蓄圧式消火器へと生産体制をシフトしました」とある。加圧式消火器は、レバーを握ると小さなガス容器からガスが噴出する仕組みになっている。消火器の容器が経年劣化で内部圧力に耐えられなくなると、いざ消火器を使う際に破裂する可能性があるのだ。破裂すると凄まじい事が起こる。作業者を突き飛ばしてロケットのように空へ飛んで行くという。まるで爆弾である。それに比べて蓄圧式消火器は、常に容器内が蓄圧されているから、容器が破損してもガスが漏れるだけなので、破裂するリスクが小さいのだ。蓄圧式消火器は、消火器に圧力計が付いているので、すぐに判別がつく。そう言えば、蓄圧式を多く見かけるようになった。最後に効果測定をやって、講習は終了。免状の裏書に「鹿児島県知事」の印が入った。恐らく、鹿児島での講習は最初で最後になるかもなぁ・・・。
2020.09.06
いよいよ検定が近づいて来た。既に願書も出して受験料8,000円も支払った。そして・・・何やら世の中が急に騒がしくなって来た。例の新型コロナ騒動である。2月下旬、藩主より外出自粛の沙汰があった。薩摩藩内は、まだのんびりした雰囲気であったが、新型コロナの感染が全国規模で拡大が続く。江戸が、いよいよヤバいことになっていて、こりゃ検定どころじゃ無いのでは?と思っていたら、「職業技能振興会」からハガキが来た。第13回給与計算実務能力検定試験実施延期のお知らせ、である。やはり新型コロナの影響もあって、試験実施を5月31日(日)に延期するというのだ。今回の取り組みは、思わぬアクシデントが重なって、なかなか受験に辿り着くことが出来ない。余計心配になって来た。5月31日に延期したところで、その頃は世の中どうなっているのか?試験延期の案内さらに世の中大真面目にヤバいということになって、そもそも一つの部屋に何十人も密集して試験を実施するなどと、B-17でドイツ本土に侵攻するぐらい危険極まりない(相変わらずヲタだな~)。GWの直前、職業技能振興会より封書が来た。5月31日の試験は、ウェブ試験を実施するというのだ!これは英断と言ふべきであろう。封書の中は、ウェブ試験実施に必要な手続きが書かれていた。事前にアカウント登録を行い、パスワードを取得するのである。併せて社会保険の料額表や、源泉徴収税額表をダウンロードしておく。試験当日、開始時間の10分前になったら、サイトにログインして受験を始める訳だ。きちんと練習用サイトもあった。回答は、ラジオボタンの選択式である。操作性などを確認出来る訳で、なかなか上手く出来ているじゃないかーと感心した。わずか数ヶ月で世の中こうも変わるものなのか。ウェブ試験の案内お陰様でGWは、勉強がはかどった。ずっと家に居る訳だから、それをやるしか無いのである。もちろん、それだけで時間は潰せないから、ホームページの編集作業をやったり、NHK-BSでゴッドファーザーを全部見たり、家でケーキを作ったり、アマゾンで買った「朴正煕軍事政権の誕生」を読んだりした(笑)。初めてのウェブ試験を受けてみたそしていよいよ5月31日である。ホームページにログインし、受験を始めた訳だが、自宅で受験するということは、教科書見たって構わないって話になる。もちろん、よく読んでいないと、何処に書いてあるのか分からないし、調べている時間も無い訳であるが。ウェブ検定が定着するなら、これから試験内容も変わって行くかも知れない。丸暗記すればいいのではなく、資料見ていいから、この問題を解決するにはどうすればいいか考えろ、みたいなね。もっとも、計算問題の最後が非常に厄介であった。超過勤務の時間を全部調べて、割増率を掛けて計算していく所から始めなければならない。そして社会保険料を計算して、控除して、源泉徴収税額も控除して、なんて感じでやっていって、全然計算が合わなかった(笑)。さて、職業技能振興会のメールによると、「合否通知は、約6週間以内に職業技能振興会より、登録頂いたご住所へ郵送し、同時に職業技能振興会サイトに合否結果をアップ予定です」という説明であったが、後に少し変わった。「当初のご案内では試験6週間後に郵送とご案内しておりましたが、ウェブ受験による採点の自動化に伴い、誠に勝手ながら前倒しさせていただき、6月12日(金)より発送させていただきます」とのことだ。これも世の変化か。結果はあっさり合格。全然計算が合わなかった問題を落としても、まぁ何とか基準はクリアしたみたい。で、この検定では「認定証」を発行するのだが、それに要する費用が2,000円かかるって。どうせなら記念に認定証ぐらいもらっておくか。振込手続をやって数週間経って、プラスチックの認定証カードが着た。写真は、願書を出した際に貼った写真が付いている、というものだった。警察に捕まった直後みたいな写真載せられても迷惑なんだが・・・。
2020.08.05
社労士を取った際の知識を有効活用するのに、ちょうどいい検定を見つけた。事業所の給与担当者としての業務を念頭に置いた検定で、何だか実践的だから、復習を兼ねて勉強してみよう、と思い立ったのが令和元年の夏頃であった。試験は3月と11月に実施されており、このまま行けば11月の試験に間に合うかな?と思ったのだ。とりあえず、吉祥寺駅前の本屋さんで公式テキスト買って勉強を始めた。ところがだ。ある日、執権殿から呼び出されて「10月より貴公を薩摩藩に国替えとす!」という沙汰が申し渡された。ハハーッ有難き幸せ・・・とか言っちゃって、試験どうするのよ?検定試験としてはマイナーな部類だと思っていたので、地方都市で試験を受けるのは無理だろうと思っていた。ところが、鹿児島市でも試験会場をちゃんと設けていたのである。これは失礼した。とりあえず、鹿児島会場で検定を受けよう!という目標が出来た。鹿児島市内の風景東京から鹿児島市へ引っ越すのは、かなりの大イベントであった。しかも新しい仕事をいろいろ覚えなければならない。11月に検定を受けるなどと、ほぼ無理ということになった。このため、3月の検定に向けた準備を始めることにする。労働基準法や社会保険各法、税金関係など、総復習という感じである。試験勉強は、なかなか進まなかった。仕事の方が一服し、実は東京時代から書きかけていた小説「相生橋にて」の執筆も再開していた。ストーリーがだんだん大きくなって、自分の中で盛り上がってしまい、勉強が中断してばかり。拙書「相生橋にて」この検定は、終わりの方に面倒くさい計算問題がある。給与計算の検定なのだから、当然のことながら計算問題が出るのである。やはり自ら電卓叩いて計算しないと、身に付かないものである。計算問題をやっとやる気になったのは、年末年始に実家の相模原市に帰省した時の、全日空機の中に居る時であった(笑)。飛行機は電車と違って、空しか見えないから、やることが無くて退屈だったのだ。機内で懸命に電卓叩いている輩は、当然拙者だけだったが・・・。それでも「皆様、左手に富士山が綺麗に見えております」なんて機長のアナウンスがあって、さすがにその時は窓に映る景色をずっと眺めることになった。とにかく、景色が見えたら窓の外に釘付けになるのは子供の頃から何も変わっていないのだ。試験まで時間もあるから、まぁのんびり行こう!と思っていたが、これから予想外の事が次から次へと起こるのである。(続きは次回・・・)
2020.07.25
個人情報保護士なんていう「公的でも何でもない、誰かさんが勝手に作った系の資格」を更新するためにマイナンバーの勉強を始めた訳だが、個~保護士でまぁ少し得したと言えばテキストと問題集が安く買えたぐらいなもんかな。 後は余白時間を見つけて勉強するのみ。マイナンバーが出来たことで、何やら国民全員の個人情報をため込むデータベースが作られたように誤解する人がいるけど、そういう漠然とした不安とか不満から来る誤解に惑わされないためには、結局勉強するしかない。 かと言って、何ていうかあまり他の大事な時間を潰してまでやることでも無いから、トイレで時間かかる時とか(失礼・・)混雑してるコメダ珈琲で待ってる時間とか、皮膚科で長蛇の列を成している時とか・・・そういう時に勉強する。そしてまた、こういった時間はものすごく勉強がはかどるのだ(笑)。東大?試験会場だけやたらと大袈裟 9月11日、いよいよマイナンバー検定2級の試験だ。場所が東大駒場キャンパス。しかもやたらと重厚な校舎で、こんな立派な場所でやる程でもないんだけどという自虐的な気持ちになる。 いちいち写真なんか撮って観光客気分なところに哀愁を感じさせるが、立ち止ってるうちにこの界隈がWiFiスポットであることが分かり、スマホの更新をちゃっかり済ませたというおまけ付。さて、試験の方だが制限時間は90分で60問もありまして、けっこうこれは時間との闘いだった。総務・人事でもやってないとイメージが湧かない問題も多い。守備範囲は広ければ広いほど何かの時に役に立つのだ。 合格発表と同時に認定書と認定カードが郵送されたのは、個人情報保護士の時とほぼ同じだ。次にやることは、従来の個人情報保護士からマイナンバー対応保護士への切り替えの申請。ネットで申し込んで、1ヶ月ぐらい経って忘れたころに認定カードが届く(普通郵便で普通に放り込んでもらえば楽なのに・・・)。なるほど、どっかの会社のクレジットカードみたいなデザインだった。それと「情報セキュリティ管理士認定試験」の勧誘パンフレットが。もちろんスルー(笑)・・・いつの日か、またスルー出来ないようにあの手この手の攻勢を仕掛けてくるのか? ★ロゴマークも左から右に変わった。新ロゴマークはデザイン的にウチのサイトに合っててまぁ良し・・
2016.11.27
個人情報保護士なんていう「公的でも何でもない、誰かさんが勝手に作った系の資格」を取得して何年が経ったっけ。2年毎に来るウェブ上の更新試験はとりあえず律儀に更新してきた。それだけで数千円取られる訳で、こりゃいい商売だなと内心癪に障りつつ、なぜか更新を続けていた理由は拙者にも分からない。 平成28年が明けてしばらくして、こんなことが分かった。 それは、マイナンバーの講習を受けると「プラチナ認定カード」をもらえることになった、ということ。当初受講料は6,000円で、希望者のみといった感じだった。もちろんスルーする。 クレジットカードでゴールドの上を行くプラチナ云々のダイレクトメールが銀行から来たことがある。手数料等を見て「アホか」とスル―(笑)。そのプラチナ認定カードとやら、どこそこのクレジットカードみたいなデザインだとブログに書いてる人を見た。そんなのをもらって嬉しくもなんともない。 それから2ヶ月ぐらいして、こんなメールが来た。マイナンバーの講習を受けるか、マイナンバー対応更新試験を受けるか、マイナンバー実務検定2級以上を取得しなければ、個人情報保護士の資格更新自体認めない!というものだった。 しかも・・・マイナンバー講習の受講料はいつの間にか12,000円に跳ね上がっている! わが目を疑う、とはこのことだ。こんなえげつない商売は聞いたことがない。味わい深いのは、ここへ来ていきなりの方針変更。みんなの反応がイマイチで、このままだと大コケの企画だったのか。だが待てよ・・・惰性で更新してた人が「さいなら」してしまうと更新手数料が入らなくなるのでは? どうでもいいけど、自分の態度を決めなければならない・・・出た結論は、マイナンバー実務検定2級を粛々と受験するということ。試験の受験料が講習受けるより安いのだ。 座学というのは目標が無いとやる気になれない。これまでいろんな資格を取ったが、勉強癖を付けるためだった、と言ってもいいだろう。ネタも尽きてきたところだし、ちょうどいいか?・・・マイナンバー実務検定を受けることになった動機はこんな感じです。
2016.10.15
5類消防設備士完全攻略~この本だけが頼りだ。6類(消火器)を取った際も、Ω社の本だけが頼りだった。それでも何とかなったので、5類もこれで大丈夫や、とその時は思っていた。 前より楽な部分がある。6類を持っているから、消防法関係と機械に関する基礎知識について科目免除が受けられるからだ。これは助かった。後は梯子だのロープだの、ひたすらオリロー的知識を詰め込むだけや。 平成27年10月XX日~約8年ぶりに来た試験場~昔と何も変わっていないような気がした。大きく変わったのは京王線笹塚駅前の様子ぐらいか・・・。 さて、試験は筆記と実技がある訳で、まずは実技試験の問題を見てみた。どんな問題が出るのか・・・参考書の例題しか見ていないので、何となく不安だったのである。印刷がモノクロで、写真も不鮮明で見にくい・・・ まずは救助袋の各部名称を答える問題、これは勉強で得た知識どおりと思ったが、何となく言い回しがあやしいところもある。他、避難器具の点検についての出題、これも何とか。もう完全にお手上げだったのは工具の名称を答える問題。参考書に載ってないものが出たよ。最後は避難器具の使用方法を問うもの。穴埋め式に文言を書いていくのだが、表現としてこれでいいのか正直悩む。 筆記はまぁ想定の範囲内だったが、溶接の問題が一問、さっぱり分からなかった。工具の問題といい、どうも大工仕事の知識が全く欠けてるのは確かだ。 どうだろねー、もやもやしながら合格発表まで待った。そして結果通知到着、結果は不合格(笑)。 困ったのはその内容である。不合格通知はなかなか親切で、分野ごとの正答率が表示される。筆記が78%~合格ラインはクリアしているが、実技試験が35%ってどうよ(笑)。 筆記も実技も合格ラインを割っているのなら、何となく全体的に勉強不足なんだということが分かるが、実技だけ駄目というのは困る。○×式クイズではなく、実際に用語を答えたり操作方法を正確な言葉で表現することに難があるということだ。実技の対策が不完全だということで、参考書「5類消防設備士完全攻略」が完全じゃ無かったのである。ではどうするか?それは自分で解決しなければならない。 とりあえずまた「中距離電車」に乗って街の本屋さんへ。消防設備士の参考書を片っ端から物色したが、実技試験を詳しく掲載した参考書がない。「5類消防設備士完全攻略」が一番詳しい部類なのである(笑)。大工仕事の知識が無いからって、工学関係の参考書も物色したが、今度は専門的過ぎて消防設備士という仕事から脱線してしまう。 参考書に掲載してある例題以外に様々な問題が出題されているようだが、出題の傾向がよく分からない。ネットで何となく検索してみたら・・・2ちゃんねるであるページに行きついた。実技試験の情報交換をしているのだ。 内容は数年前からに遡っていて、中には記憶が曖昧なまま概要だけを投稿する人もいれば、まるで書き写したかのように問題を正確に投稿している人もいる。模範解答もあったり無かったり、なのだが、なるほど!過去にこんな問題が出ていたのか、と興味津々に読んでいた。先日の試験で工具を答える問題で降参してたが、過去にも様々な問題が出題されているようだった。基礎的知識がないものは、とにかくネットで検索しまくる。 結局、その2ちゃんの投稿を読んで足りない箇所は講習で使ったテキストを参照したりする。市販の参考書だけではまず無理だということがよく分かった。6類の時にはそこまで苦労しなかったけどなー。 平成28年1月29日~再試験の前日に相模原の実家へ泊った。嫁が所用で余市へ帰ったからだ。この日の寒さはこたえた。翌日はかろうじて晴れ。久々に小田急線に乗って東北沢下車、そこから試験場へ向かう。 落ち着いて実技試験の問題から見た。やっぱりネット情報が役に立ったよ。参考書以外の情報に接することで、自分が思い違いをしている箇所も分かったし、そもそもネット情報の過去問題と全く同じ問題もあった。ただ、全体として前回よりも問題が易しかった感じもする。それは経験を積んだせいだろうか。 1ヶ月後、結果は合格(笑)。しかも笑えたのは、実技試験の正答率が100%だったということ。記入した問題全てが合っていたということになる。ほんまかいな・・・。
2016.03.27
消防設備士には種類がたくさんあって、拙者のようなアマチュアはとりあえず身近な消火器くらい勉強しとくかーてな気持ちで「乙種6類」を取得したことがある。断っておくが、消防設備士は国家資格であり、試験に合格すると大真面目に「免状」が交付される。さらに、拙者のような単なる資格ヲタクの人間でも、定期的に講習を受けねばならないことになる。 この講習を受けて思ったのは、拙者は6類しか持っていないのに、5類(避難設備)の講習まで受けさせられてしまうからもったいない、ということ。何種類も免状を受けていればまとめて1日で済む訳だが、片方しか持っていない人間にとっては無駄な時間を過ごすことになる。ここで思った。どーせなら5類も取ってしまおうかと・・・。 早速、「中距離電車」で街まで出て、一番大きい本屋さんで参考書を探した。結局Ω社の本に行き尽く訳だが・・・まさかの「ウチの長屋が火事だ!」事件 夜中、何となく変な夢を見ている気持ちになった。非常ベルが鳴っている。この非常ベルの音に、拙者はある種のトラウマがあった。小学校で見させられた映画「対馬丸~さようなら沖縄」で、船が轟沈する際に非常ベルが鳴り響く。子供たちは甲板へ登ろうと小さな梯子に殺到するが、船の振動で次々に転落して行く。あの凄惨な様子がよみがえるのである!そういえば避難設備で梯子の規格寸法を覚えなきゃならない・・・ いや、目が覚めて何が起きたんだ!と共用廊下へ出ると、何だか煙たい。他の住人が「どこから?」と右往左往している。どうやら一番端の部屋からとみられる。様子を見にいったら・・・見てはいけないものを見てしまった気になった。ドアを開けた途端、バラバラと散乱するペットボトルやゴミ。この部屋どうなってんの? どうも部屋の住民と通報者が消火器で消火にあたったものの、火が収まらないらしい。こりゃあかん、と自分の部屋に戻り、嫁を叩き起こして貴重品を持たせて部屋を出たら・・・ これやがな・・・これが一酸化炭素やがな・・・ 感心してる場合じゃないけど、もう一面煙けむり煙・・・駐車場には消防車が来ている。小さな町なので消防車が足りないのか、となり町からも来てるんだから、ありがたいやら恥ずかしいやら・・・。 駐車場からアパートを見たら、火元の部屋から真っ赤な炎が上がっていて、「VT18(Nゲージで東ドイツ時代の特急列車)」も持ち出すべきだったかと後悔したが、さすがに消防車の威力はすさまじくあっと言う間に鎮火。でもその後が長い。現場検証が済むまで自室に戻れず、駐車場でずっと待機させられた。眠いし、寒いし、これが元で後で風邪をひくことになり、散々だった。しばらく、家族や知り合いの間で語り草となったのは言うまでもない。 とにかく恐ろしかったのは煙だ。部屋の一部がちょっと焼けただけなのに、こんなに煙が出るとは・・・。消火器のテクを持ってたって火元に近づくどころじゃない。その場から逃げるしかない。乙種6類が何の役にも立たない一件であった。 火事の怖さを身に染みて感じたことで勉強の意欲が湧いた訳だが、それからの展開についてはまた日を改めて・・・
2016.03.06
消防設備士の資格者は、免状交付から2年後に講習受講、その後は5年後に再び講習受講の義務がある。久々に都内の消防署へ出向き、講習の申し込みと受講料の支払いを済ませた。札幌赴任から戻って、前とは別の街に住んでいるから、手続きした消防署も初めて行くところだった。でも講習会場は昔と同じ、秋葉原の消防技術試験講習場である。講習当日・・・はじめの消防法令関係の講義は面白かった。消防行政というものは警察とは違い、ローカル・ルールがまかり通る役所なのだそうだ。消防行政は各市区町村に委ねられているのであって、その地域の実情に応じた運営や住民への指導が行われる。ま、ある意味当然なのかも知れない。札幌在住経験で散々学んだことだが、東京と北海道では、家の作りや暖房の使い方がまるで違う。気候・風土が違えば、消防署の見解も違って当然なのだ。 さて、それでは東京はどうなのだろう。拙者の地元は典型的な多摩地方なのだが、街で見る消防車は全て「東京消防庁」である。改めて考えるとこれは不思議だった。「庁」が尾ひれについてると威厳が格段に増す訳だが、やはり首都東京だから別格だというのだろうか?でも多摩地方は、神奈川や埼玉と大して変わらない中小自治体の集まりである。 この問題も、講師の説明で目からウロコであった。東京消防庁という組織は、東京23区を「一つの市」と考え、この地区の消防を担う組織として作られたのだという。多摩地方の市町村は、元々は自前で消防行政を担うことになってはいるが、実際は東京消防庁と契約を結んで「消防行政をやってもらっているだけ」なのだという。ここまでの説明なら「へーそうなのかー」で終わりだが、その次の話は衝撃的だった。「稲城市はですねえ、契約を結んでいないんです。だからあすこだけは東京消防庁じゃないんです!」(H26.12現在)そ、それは知らなかった!ちなみに、伊豆諸島のような島も東京消防庁ではないという。首都東京の特殊性故か、大規模な消防業務は大組織に委託した方がいいという流れが定着、続々と東京消防庁に業務を委託するようになった。気が付いたら、独自に消防行政を実施しているのは離島各地と稲城市だけになってしまったのだ。稲城市のやっていることは、むしろこっちが正当と言うべきなのである。稲城市消防出初式はこんな感じということで、どうも気になる稲城市の消防。ここで消防出初式を見物した時の様子をご紹介する。会場となっているのは小学校の校庭。その性か、やたらと小学生が多いというのもある意味自然な流れか。会場で配っているおしるこ目当て、という見方も出来なくない。偉いさんの長々とした訓示なり挨拶なりが続いている横で、子供らがジャングルジムで歓声あげている、という訳である。整列する稲城市消防本部のみなさんその式典もいつの間にか終わり、「続いて、チーム●●の皆さんによる、よさこいソーラン節の披露です!」とアナウンスがかかるやいなや、校庭にいた人々がゾロゾロ集まり出した(笑)。ソーラン節の本家、北海道余市町出身の彼女が、「ヨサコイソーランブシ」と聞いて「意味がさっぱり分からん!」と言ってた。よさこいとソーラン節は全く別物なのだ。うーん、確かに見ていてどこまでが「よさこい」で、どこからが「ソーラン節」なのか理解できなかったが、分からなくてもちっとも困らないというのも事実。 一斉放水も終わって式典は終了だ。消防団の車両を拝見したが、なかなか綺麗に整備されていた。物足りないなーと思ったのは、稲城市消防本部の車両の参加が一台も無いこと。独自行政を実施しているのであれば、PRも兼ねてせめてポンプ車の一台ぐらい参加があってもいいと思った。消防をしょぼい知識で語るコーナー 冷やかし半分ご覧を・・・相模原市消防出初式 ・綾瀬市消防出初式 ・消防設備士乙種6類・粉末ABC消火器を批評する ・消火器訓練
2014.12.20
通信教育で勉強を始めて数ヶ月・・・とりあえず医療事務管理士(歯科)の受験申込をした訳だが、これまた大変なことになった。試験問題が郵送されたのは金曜日。解答を遅くとも月曜日までに郵便局に提出せねばならない。土日をかけてじっくりと取り組もうと思っていたが、そのとおり丸2日がかりの作業となってしまった。 土曜日の午前中に取り組んだのは実技試験の「レセプト点検問題」~これが一番手間がかかる。出題されているレセプトを読んだだけでは、どこが間違っているのかがすぐには分からない。自分で正当と思われるレセプトを作成し、問題レセプトと照らし合わせ、間違いを探し出すという、気の遠くなる作業になった。(テキストの指示に従っているだけだが・・・) これがようやく終わり、菓子パンをむしゃむしゃかじって、続いてレセプト作成問題「1」を取り組む。レセプトが完成するころには、外はもう夕焼け空である。もうここで集中力が切れた。 翌日曜日、じっくり睡眠をとったので気分は爽快。そして朝からレセプト作成問題「2」を取り組む。はぁー、子供ちゃんのレセだよ。未就学者のレセは加算点数がある。これが結構面倒くさい!何とかレセプトを仕上げて、最後に学科問題に取り組む。全部終わったのは午後2時くらいか。 いったい何時間かけたんだか自分でも分からなくなってしまった。こんなのが実務能力と言えるのか、と自問自答する。会場受験は実技3時間、学科1時間の時間制限がある(笑)。絶対無理だよそんなの。 翌月曜日、解答用紙を封筒に入れて郵便局に出す。 約1ヶ月後、合格通知が届いた。4時間でやらねばならぬ試験を丸2日かけてやった訳で、そりゃ当たり前でしょ、と苦笑いが催した。そして・・・試験をパスしてしまったので、通信教育の修了試験をやる気が無くなってしまった。そりゃ当たり前でしょ・・・。以上、医療事務管理士への道、「やってみたらこうなった」訳であります。
2014.04.26
とりあえず医療事務管理士(歯科)の受験申込をしておこう、と思い立った。まだ「教材4」のレセプト作成練習をやっていた。本来なら、「教材4」を全て終わり、添削課題を提出し、さらに修了課題を提出した後に試験を受けるのが順番と思われる。だが、「試験はいつ受けたって構わない」 ようである。試験はあくまで技能認定振興協会が行うからだ。 教材についていた払込票を切り取って、郵便局で料金を払い込んだ。試験は奇数月の第4土曜日に実施されていて、前月の20日までに手続きを終えなければならない。これはちょっとした賭けだな。 「教材4」も終わりに近づいてきた。乳幼児う蝕薬物塗布処置と初期う蝕早期充填処置・・・一見ややこしいようで、算定方法は意外と単純、ただしその他欄に書くのが面倒臭い!抜歯中止した場合、浸麻の算定は?鉤の除去は摘要欄へ記入しないと・・・。こんなこともそれなりに理解できるようになってきた。OAキシロカインの記載もだいぶ慣れてくる。いつも算定点数が同じだからだ。でも薬価の早見表で確認し、端数の処理が必要なケースは面倒くさい。でもここでミスをするのはもったいないのだ。 「教材4」を終えるために2ヶ月近くかかった。1枚のレセプトを作成するのに時間がかかるため、どうしても土曜日か日曜日に取り組むことになる。テキストは18題あったので、週2~3題のペースである。平日の勉強は主に教材2や3を読んで復習という感じ。それで精一杯である。 「教材4」のしめくくりは「レセプト点検問題」だった。点検問題といっても、ぱっと見ただけでどこが間違えているなんて分からない。どうやって間違いを見出すかというと、レセプトを自分で作って、例題のレセプトと照らし合わせなければならない。自分が作ったレセプトが間違えていたら、どうしようもないのだ。これはまた厄介な課題であるが、試験では必ず1題出されるのだ。 教材のセットの中に、模擬試験問題の冊子が入っている。第1回から第5回まで入っていた。土曜と日曜日をきっちり使って練習を試みた。初めはマークシート、そしてレセプト点検問題とレセプト作成問題が続く。答え合わせをし、間違えた箇所の確認を行う。そして、レセプト作成問題の配点が明記してないから何点取ったか分からなかった。でも、まぁ大体イケてるんじゃないかという手応えを勝手に感じている。もう試験まであと2週間・・・模擬試験問題を第5回までやる時間は残されていない・・・。
2014.03.15
さて、いよいよ「教材4」を開いてみた。もう完璧にレセプト作成そのものの練習だ。まず初めに、健康保険証の番号記入だとか、本人家族の記入だとか、本題に入る前の事務的な記入方法を学ぶ。その後は延々とレセプト作成の練習だ。教材に歯科レセプト用紙が添付されている。一般用と50/100用の2種類があって、満6歳未満は乳幼児の加算があるので50/100用のレセプト用紙を使うことになる。 このレセプト作成問題は苦行そのものと言える。まず書くことに慣れなければいけない。最初の保険者番号の転記とか、そういうレベルから慣れていかねばならない。 やってみると・・・まず歯科診療録が問題として提示されていて、診療録右側の 「点数」「負担金徴収額」 は空欄になっている。ここを埋めていく作業から始める。実際は、鉛筆書きで進めていった。それが終わるといよいよレセプトへの転記。再診料など、何日分も算定されているものは数を勘定し、レセプトに回数などを入れていく。教材に添付されている点数早見表だけでなく、教材も開きながらの作業だ。早くも、「摘要欄」 に記入が必要なケースがあった。「教材4」 には、摘要欄へ記載せねばならない事例をリスト化しているので、それに目を通しておく。 一通り記載が終われば、横の合計を出す。そして縦も集計し、合計点数を出す。診療録右側に鉛筆書きしておいた点数合計と突合して初めて完成となるのだが、点数すぐに合わないんだな(笑)。 もちろん、初めは単純な問題からだ。う蝕でインレーはめて終わり、なんてケース。このくらいなら何とかなった。1歯2窩洞で摘要欄に記入が必要なケースとか、この辺も何とか。5問目あたりから中身が複雑化してきた。試験問題を想定しているので、月初め頃に初診があって、月末に終了!という筋書きになっている。PerもPulもあってBr破損→MTもあって・・・なんてことをびっしり1ヶ月で治療してしまうのである。初旬から月末までズラズラズラーっと書き込まれている診療録を見ただけで早くもげんなり。実際は先生の芸術的な筆記であるはずで、教材は全て印刷されていて読みやすいだけ救いだが・・・。 再装着の際の軟化象牙質除去はう蝕処置の点数を算定する・・・こんなややこしい話は教材を見ながらでないと判断できない。とにかく一つ一つ教材と点数早見表を見ながら算定していくしかない。抜髄即充の記入が合ってた!Br切断の摘要欄記載がどうも違ってた!と一喜一憂しながら、それでも答え合わせをした時に合計点数が合ってた時の喜びは大きい。 もう机やその辺の床に教材の全てと点数表やらメモやら並べているので、散らかり具合はすさまじい。会場試験なんて絶対できないな・・・。
2014.01.04
第2回の添削課題を出し終えると、続いて「教材3」の勉強に入った。ここで初めて 「充形と修形」 を習う。充形などと、歯科を勉強しなければ絶対に分かりようのない業界用語だ。正式名称は、う蝕即時充填形成。う蝕に対して治療を始めたその日のうちに充填まで行った場合は、充形の点数を算定することになっている。 既に充填がどういうものであるか 「教材2」 で習っているので、初めて充形を理解することができた。結論から勉強した方が理解しやすいというのも歯科独特の世界なのかもしれない。 その次に、「Pul=歯髄炎」の治療の解説が続く。「教材1」で歯の構造を習った訳だが、根管云々という話がなかなか理解しにくかった。特に、2根管とか3根管とか、それって何なのよって感じだったね。ところがここへ来て 「あーそういうことか」 というのを実感する。歯髄炎の治療にあたって、根管貼薬処置、根管充填、抜髄などの処置があるが、それはみな根管数によって点数の算定が違ってくる。根管数は個人差もあるという。カルテに根管数について書いていなければ、上顎のこの歯なら単根管、下顎のこの歯なら3根管、という表を参照しながら点数を算定するのだ。 なるほどー、と思った。根管という存在を理解してくると、歯科はもっと面白くなる。歯を支えている部分も理解しなければならないのだ。 続いては、「Per=歯根膜炎」の治療の解説。根尖性歯周炎というのが正しい。それでもイメージがつかみにくい。要は、歯を支えている根元の部分に深刻な炎症が生じているという訳だ。これも根管を治療する流れとなる。どうしようもない状態なら最後は抜歯・・・ここでようやく抜歯の話が出て来た。 Pulの治療もPerの治療も、最後は歯冠修復が必要になってくる。ここで 「教材2」 の復習も出て来る訳だ。なるほど、そーいう流れで勉強すると理解もしやすい。やっぱり独学では無理なのを実感した。 「教材3」の最後は歯周病の話。歯周病とは、歯そのものではなく、歯を支えている歯周組織によろしくない症状が発生している状態。だから、歯周病 「=P」 だけの場合は、歯冠修復が最後に来ることはない。となると、それほど難しい話ではなかった。スケーリング(歯垢を削ったりする)独特の算定方法に慣れるのが大事。なんでこんな算定方法なのか不思議だが・・・。 ここまでで、教材を読むだけの勉強は終わりとなった。もう終わり?いや、これからが大変なんだと思う。続く「教材4」では、レセプトを作成する練習に入るのである。さて、どうなることやら・・・。
2013.12.08
某大手教育機関の歯科助手講座「教材1」が終わったので、「教材2」の勉強を開始した。ここからは全てレセプトの勉強になる。初診料や再診料などの基本診療料から始まったのは当然といえば当然だが、いやぁーさすが通信講座らしく、ビジュアル的に分かりやすいと感じた。時間外や休日の加算とかね。マンガで表現されていて、いつ来るとどの加算を算定できるのかが理解しやすい。テキストの順番が点数表と違う・・・ 基本診療料を学んだら、続いて画像診断→投薬→麻酔と進んだ。おや?と思ったのは教材の順番。これまで読んでいた「歯科保険請求マニュアル」では、医学管理料の説明が長く続いた。実は、医学管理料の説明を読んでいるうちに挫折しそうになったと言っていい。歯科特定疾患療養管理料の説明を読んで、まぁ説明のとおりなんだなぁという感想しか出てこないが、いきなり「周術期口腔機能管理計画策定料」といわれたって何が何だか。似たような名前の管理料がずらずらずらっと出て来て、もうさっぱり分からなくなってしまっていた。 これら諸々の医学管理料は「教材2」では触れていなかった。どこに書いてあるのか調べたら、「別冊:資料集」に書いてあった。要は、試験に出ることがまずないから、こんなところに書いてあるのだ。あー、さすが通信教育の教材・・・要領よく作り込まれているよなと感心する。 教材を読んでて「なるほどー」と思ったのは、麻酔の次が歯冠修復の説明になっていること。点数表のとおりの順番で行けば、歯冠修復は最後になってしまう。そこまでたどり着く前に間違いなく挫折だ。何の為に勉強しているのか、分からなくなってしまうのだ。でも、歯冠修復の説明を先にされると、歯を治すための歯科なんだという実感が湧いてくる。 「教材2」では、もう本当に歯を治す最終段階の話・・・充填とか金属歯冠修復、ジャケット冠などの説明が先に来ていた。なぜ、これら最終段階の話を先に持ってくるのか~ここが歯科レセプトの面白いところなんだなぁーというのが後で分かった。続く説明は、歯冠形成等。印象採得や咬合採得、窩洞形成や生PZ・失PZ~これらは充填や金属歯冠修復の前にやっておくべきものだ。でもこれらの説明が後になったのは、装着する歯冠修復物によって歯冠形成等の点数も違ってくるから、ということに尽きる。 続いては欠損補綴。これは結構難しかった。なぜなら、ブリッジを装着するために、土台となる歯をいじらなければならず、もちろんそれらの費用も算定が必要だからだ。有床義歯などは、意外に簡単だった。総入れ歯だと、もうはめ込むだけだし、局部義歯も、クラスプの種類などを覚えればいいのである。 ということで、意外に「教材2」もスムーズに行く。早速、第2回目の添削課題を提出した。今回もマークシート式。全問、教材を見ながら解いた。さすがに、全て暗記などと無理な話である。
2013.11.24
「歯科保険請求マニュアル」を読み始めて2ヶ月目、やっぱり通信教育講座をやってみるか、という気になった。これまでの経験から言うと、本さえ読めば理解できたが、医療事務だけはどうにもならないことが分かってきた。恐らく、歯科医療の世界があまりにも非日常的過ぎるからだろう。「歯科助手」で検索してみると? いつも使っている某大手通販サイトで試しに 「歯科助手」 と打ち込んでみた。そうすると、「???」 出て来たのはナース姿のキレイなお姉さんの画像ばかり。ああそうか、コスプレ衣装も一緒に出てきてしまったようだ。 検索結果の中に、某大手教育機関の歯科助手講座なるものが見つかった。前に調べたとおり、「試験は在宅で本見てOK」「1から学びたい人も安心」などと、相変わらずうまいこと言ってる。 申し込むタイミングを考えてみた。受講生になれば、在宅試験を受ける権利が得られる。在宅試験を受けられるのは学習開始から1年間。その期間を過ぎると自力で会場で受けなければならない。 拙者は会場試験には全く自信がない。もちろん会場試験も、参考書を持ち込んで受験していいことになっている。問題なのは試験時間だ。実技試験は1問につき1時間の時間配分。限られた時間でレセプト作成問題など出来るだろうか?できれば自宅でゆっくり、納得がいくまでやってみたい。 とりあえず、今読んでいる 「歯科保険請求マニュアル」 を全部読んでから受講しよう!ということになった。ゼロから受講し始めるより、あらかじめ予習した方がスムースだろう、という読みがあったのだ。確かにレセプトの説明は、この本ではよく分からない。ただし、歯の仕組みや治療方法については大まかに分かってきた。勉強し始めて3ヶ月後、ついに通信教育の申し込みをする 某大手教育機関の通信教育を申し込んだ。そしたら、自宅に教材が届いたのだが、しっかりした段ボールに梱包されていた。えらい大げさやなぁと思いつつ、箱の中を改めると、なるほど教材がそれなりにびっしりと入っていた。 とにかく「教材1」というのから取り掛かることになっているので、それを読み始める。 一般的な歯科医院の仕組み、歯科助手としての心構えといった話からスタートした。まぁこの辺は、読めば分かる話である。そして、予想通り歯の基本的な仕組みについての解説が後に続いた。 歯の基本的な仕組みについては、前もって読んでいた「歯科保険請求マニュアル」にあったことと同じである。歯の仕組みは、何となく理解したつもりでいるから、このあたりはスムースに進んだ。やっぱり予習をしておいてよかったのである。 その後は、社会保険の仕組みについての話だった。社会保険については、社会保険労務士試験の知識が活きた訳だが、なにぶん社労士試験なんて昔の話である。少なくとも、後期高齢者の医療制度は当時は無かったっけ。 うん、教材1は、1週間もあれば理解できるような内容だった。同封資料によると、テキスト1の学習期間を1ヶ月としていたが、1ヶ月かける必要はないと思う。それより、レセプト作成などの実技を習得するのに、べらぼうな時間がかかるだろう、という事前予想があった。だから、前もって予習をしておいたのだが・・・。 1週間後、教材の中に同封されている第1回添削課題をやってみることにした。教材1を読み終えた後にやる前提になっているのだ。課題は、あくまで教材を見ながら説くことにした。医療事務系資格の特徴は、本見て確実に得点することなのである。特に在宅試験は85点以上取らないといけない。常に満点を取る気持ちでないと、パスしないのだから厳しい。マークシート試験の資格は、だいたい70%取れば何とかなったが、85%というのはめちゃくちゃ厳しい。15%の差は、けっこう大きいのである。 添削課題を郵送した。通信教育の郵便というのは特殊だそうで、切手代は15円で済む。封筒が完全密閉になっていないのが大きな特徴である。15円で済むのはいいけれど、コンビニで15円切手や5円切手の取り扱いがなくて、結局郵便局の窓口まで行って提出してきた。
2013.10.19
「歯科保険請求マニュアル」 を読み始めた。まずパラパラとめくってみて、「なんじゃこれは」 と思ったのが、レセプトの具体的な症例について。傷病名欄はただの記号の羅列。算定する欄は、項目名に漢字もあることはあるが、意味が全く分からない。理解できたのは初診と再診だけ。金属歯冠修復って、その通り金属で歯に何か詰めたりするんだろうけど、具体的に何をする時に何と記すのか、全く分からない。 こりゃ、大変な世界に入り込んだな、と思う。社労士やFPも、勉強には根気が必要ではあった。ただし、新聞で読んだことのある話だったりして、何らかの日常生活に入り込んでいるネタでもあったのだ。ところが歯科レセプト請求の実務などと、日常生活とは一切無縁のコアな世界である。だから単語の意味も分からないのはある意味当然、普段の日本語ではない、歯科語と言っていいかもしれない。根充ってなに?硬ジって何の略なのよ(笑)。でもまぁ、歯の構造は何とか理解する この本、いきなりレセプト請求の話から始まり、歯の基本知識の説明は最後尾にもってきている。普通、順番逆だろと思った。もちろん拙者は最後尾から読み始める。なるほど、歯式の説明を読んで、そうだったのか!という感想。検査の時に何番C!とか先生が言ってた訳だ。 続いて、歯の治療の基本的な話について読む。この本、グロテスクな画像を多用していて、罹患した歯と治した後の写真がふんだんにある。見ててそれこそ歯がゆくなってくる内容だ。 詰め物や被せ物の種類がやっと見えてきた。FMCとかインレー、ブリッジに有床義歯・・・マニアックにも程があるといえよう。それと、歯髄が病気になった場合の治療も初めて知った。根充の意味を理解するのに、どんだけ時間かかったかなぁ。 この辺の勉強でたっぷり1ヶ月かかった。レセプトはやっぱり難しい! 続いて、第2章請求明細書の書き方、を読み始める。初診と再診の意味は分かったんだけど、検査の章を読み始めたらいきなりS培:Puエソ、Perに対して行われ、Pul病名の場合は算定できない。顎運動検査:支台歯とポンティックの合計が6歯以上のブリッジ、多数歯欠損の床義歯に関して・・・ こんな説明文が飛び出して、「こりゃ、あかんな」 と思う。続いて、平行測定、電気的根管長測定検査、歯周病検査と説明が続くが、読んだところで、結局何が何だかよく分からない。でも、後には処置だの金属歯冠修復だの、レセプト各項目の説明が延々となされている。とにかく読むか。分からなくなったら、ググってみるか。難航苦行の日々が始まった。
2013.09.16
X年前のある日のこと、急に奥歯が痛み出した。どうもおかしいと思って近くの歯科医院を訪れた。歯医者なんて何年ぶりのことだろう。恐らく20年ぶりぐらいかもしれない。今更何が起こったのか、不安で仕方が無かった。 そこの歯医者さんは、香山リカ先生のような雰囲気の女医さん。まずは歯の検査となり、先生は横に控える助手さんに歯の状況を逐一伝えている。助手さんはカルテだか何だか知らないが、何か書類にスラスラと記述しているようだった。思わず苦笑いが込み上げた。先生が助手さんに伝えているセリフ、いくら聞いてても全く意味が分からないのだ(笑)。 後で先生が、さっきのことを噛み砕いて説明してくれた。要は、親知らずが虫歯にかかってて抜かなければならないことと、それ以外にも若干虫歯があって、治療をせねばならない、ということだった。へぇー、拙者にも親知らずが生えていたなんて。 そら、20年ぶりの歯医者なのだから、歯の治療に無知なのはやむを得ないが、拙者は自分の歯のこともろくに理解していなかった。親知らずどころか、子供も知らないってどうよ。歯科助手って何だ? ネットでいろいろ調べていると、歯科助手という資格の話が目につく。なるほど、先生の横に控えて補佐をしたり、受付で案内をしたり、いろんな雑務をこなす人たちだ。ある大手通信教育機関のうたい文句によると、「試験は在宅で本見てOK」 「1から学びたい人も安心」などと、何やらうまいこと言ってる。 通信教育か・・・。これまで社労士やらFPやら、いろんな資格に手を染めてきたが、いつも自分で本を買って勉強するというのが伝統のようになっていた。だから 「歯科助手」 についても、まずは書店で調べることにする。 調査は難航した。患者さんの立場に立った歯に関する本は数多くある。ただし、歯科医院の事務に関する本となると、よほど大きな書店でないと取扱いがない。歯科助手の試験のほとんどが診療報酬明細書 (いわいるレセプト) に関するものらしく、それを分かりやすく解説したものでなければならない。なかなかちょうどいい本が見当たらない。 ようやく探し当てた本が 「歯科保険請求マニュアル」 という、ちょっと分厚い本だった。5700円だったが、思い切って買ってしまった。歯とは何ぞやから始まり、歯の治療説明、レセプトの説明、けっこう網羅されてる?と思ったからだ。何とかなる?とその時は思ったのだが、それがいかに甘い考えなのかはこれから散々味わうことになる・・・。
2013.08.24
去る平成22年2月13日(土)、早稲田大学国際会議場にて、第10回FPシンポジウムが行われ、わたしも参加して来た。2年ぶりの参加となった訳だが、会場は何となく寂しい雰囲気だ。一昔前は、協賛企業のブースが設けられて、何かと賑わっていた。今回は、主催者側のテキストだけが、唯一のおみやげになった。さて今回は、「リーマンショック」後、FPは顧客に何を提案していくべきか、という敗戦処理っぽい雰囲気のテーマとなった。まずは、三菱UFJ証券チーフエコノミスト水野和夫氏による講演から始まった。テキストを見て驚いたのは、これは世界史の勉強からスタートか!ということだった。およそ16世紀から現在に至るまでの、資本主義経済の歴史を振り返りつつ、21世紀は、成長=インフレという 「大きな物語」 が終わるという。大きな物語の終焉?わたしは香山リカ先生の本の中で 「ポストモダン社会の悪夢」 という項を思い出す。大きな物語小さな物語、産業情報、生産消費、統合分裂、真面目遊び、オリジナルコピー・・・等等、経済を語る以前に人間の精神そのものが矮小化していくような恐怖とつまらなさを、リアルに感じたものだ。ポストモダン的な態度=それぞれの小さな物語とやらが、多数に就こうとするゲームや「演技」に人々を追いやり、その結果としての 「リーマンショック」 ではなかったか。テキストでは、「3つの9.11」を、「大きな物語からの転換点」と位置づけていた。そこから25世紀ぐらいまで同じ状態が続くのはご免被る。リーマンショックこそ、「9.11」からの転換(=卒業)を模索すべきだと思う。水野和夫氏の著書ポストモダン社会は悪夢?確定拠出年金制度が一部改正に?続いては、税理士の先生による、税制改正の留意事項について。注目したのは、企業型確定拠出年金について 「マッチング拠出」 を認める、という改正案。企業型確定拠出年金について、これまで企業だけが掛け金を支払うものとされてきたが、従業員も掛け金を拠出することを可能にする。もちろん、自分で積み立てた分は 「小規模企業共済等掛金控除」 を認める。 個人の選択肢が広がることとなるが、これが確定拠出年金の普及を促す起爆剤になるかは不明。DCプランナー試験のテキスト内容も変更が出てくるかも知れない。ご存知のとおり、運用状況の悪化で、401Kをやっている方の多くが元本割れしているという。超長期の運用を大前提にせねばならず、しかも分散投資に対する理解や、確固とした投資哲学を持たないと、本当に難しい。リスクを恐れて、元本確保型商品だけにしていると、年間維持管理手数料がどんどん差し引かれて減ってくばかり、ということにもなる。ビスマルク宰相がこれを見たら「税の優遇を受けられるだけの証券口座じゃのう」とボヤくだろうな・・・。銀行窓販の投資信託は「信託期間無期限」が多い~投機でなく投資というスタンスだから?最後の講演は、「FPのための、リスク性商品販売の勘所」ということで、独立系FPとして活躍されている先生の講演があった。投資信託を販売する銀行員向けのお話である。 とにかく、投資をするということは、10年単位で考えなければならない、ということだ。投資家が最も有利な点、それは時間を味方につけることが出来る、それはよく教わったことだし、自分も実践しているつもりでいる。それを言うなら、定年退職した人は、投資はやめるべきだという理屈も出てこよう。それこそ 「401Kを自分で運営しているぐらいのつもりで!」 というなら、リスクコントロールの理論は有効と言える。それと、投資をする時は、徹底的に分散投資をせねばならない・・・これも自分で心がけている。例えば、自分が保有している投資信託は、全て元本割れしている(!)が、日本株+金の積立+MRFやら外貨MMFやらを含めた総合成績では、なぜかプラスを維持しているのだ。リーマンショックにも耐えた!という訳だから、講師の先生の説明が、正しかったことを証明している。現在の運用成績金積立に助けられることもだが、今後どうなるのかは、やっぱり分からない。その人の投資態度が、成功だったか失敗だったかが最終的に判明するのは、「その人が死んだ時です」 ということも言える。両親が、投資から足を洗った理由は、「結果が分かる前に死んだら元も子もないから」 というもの。10年20年単位で考えることが出来ない、あるいは不適当な場合はどうすればいいのだろうか。 そこでふと、わたし自身が「なぜ投資を始めようと思った?」と初心に帰ってみることになる。理由は一つ、インフレだ。インフレになると、せっかく貯めた貯金も実質価値が目減りしてしまう。極端な例は、アフリカのジンバブエで起きたハイパーインフレであろうか。自国通貨も投資資産と認識するのなら、資産を分散すること=海外投資が意味を持ってくる。インフレにならず、海外投資部門が目減りすれば、「自分の普通預金が強いのだから、いいじゃないか」と解釈できる。 ←紙幣が紙くずになった極端な例 こうした「消極的な保険理論」が、わたし自身の勝手な哲学となって今日に至っている。今回先生の講演であった「分散」「時間」という概念を、リスク管理の目標の一つに加えて行こうと思う。
2010.02.20
11月15日(日)に行われた日商簿記検定試験の合格通知が来た。ネットで申し込んだ人には郵送で結果と成績表を送ってくれる訳だ。予想通り(問1)は、5問中2問を落としていた。仕訳さえできれば4点くれるのだが、ここで落としてしまっている。仕訳するだけの問題を落としているんだから、次元が低い。(問3)は、残高試算表を作る問題なのだが、約半分を落としていた。貸借の残高を思いっきり間違えていたことは、自分で答え合わせをする中で分かっていたが、手付金の処理とかも間違えていたようだ。結局、(問5)の精算表が全部合っていたから助かった。簿記検定の怖いところは、一つ間違えたらドミノ倒し的に崩れる可能性があることだ。通知書によると、相模原商工会議所主催の検定合格率は46.3%だったそうだ。さて、今度は2級を目指して勉強を開始するか・・・?養護学校の遠足に付き添いボランティアで参加さて、話題は大きく変わって、神奈川県立養護学校の余暇活動にボランティア参加してきた。動物園見学に行く生徒さんの付き添い、ということで、もちろん初めての経験だ。先生方の指導を仰ぎながら、冷や汗タラタラの任務となった。養護学校といえば、私はとにかく「スクールバス」が頭に浮かぶ。巡回しているのを時々見ていた訳で、いよいよ初乗車を体験することとなった。神奈川中央交通の特定バス輸送システムというサービスで、養護学校や企業・病院などなど、幅広く利用されている。私はてっきりだと思ってたら、塗装が全く違っている! 何やらオタク的な話になってきたが、のデザインは、「旧貸切色」というやつで、今は顧客に応じたラッピングが施されているようだ。個人的には、旧貸切色は分かりやすく、視認性が優れていると思ったが・・・。個人情報保護の重要性~有意義な活動も人に伝えられない辛さがある 養護学校の実務において、生徒さんの個人情報もまた厳格な管理に置かれていることを学んだ。だから、付き添う相手のプロフィールも前もって「暗記」しておく必要が・・・。そして、「ブログをやってる方は、生徒さんの顔が写っている写真を出さないようにお願いします」と注意があった。というか、デジカメで写真撮ってる暇はどこにも無いのだが・・・。いや、それ以前に、この場では「どこの学校の行事なのか」も永遠の謎としておく。今月の投資運用成績~円高で再び総崩れ またまた大きく話題が変わって、お次は管理者の投資運用成績について。日本株・投資信託・外貨MMF・商品に分散投資する我が「相模太郎ファンド」の11月28日現在の運用成績は、基準価格10439円(評価額を投資額で割っただけの話)、先月末に比べ急反落に終わった。プラスに貢献した部門 商品:金積立上がりに上がってるのが純金だ。ドル安が進行し、行き場を失ったマネーが金に流れ込んできたのだ。新興国の金需要の増加や、新興国の中央銀行が金を買い足す等の情報が、さらに価格を押し上げているようだ。もちろん、日々積み立てられる量も減る訳で、どっちがいいかよく分からない。金価格の推移を示す「ブログパーツ」を貼り付けてみました。↑金価格の状況↑相模太郎ファンドの推移マイナスに作用した部門日本株:野村HD、トヨタ自動車日本株の出遅れが指摘されていたが、この円高局面で、再び総崩れの感がある。日経平均株価は、最悪の場合9千円を割り込むかもしれない。トヨタは悪い材料が目白押しだった。北米におけるレクサス車等のアクセル交換、そしてこの円高進行と、やはり厳しいとしか言いようがなかった。投資信託外国株は投資信託で・・・だから円高になったらひとたまりもない。中東ドバイの政府系会社の信用不安で、まず欧州株が投売り状態、そしてユーロ安・ドル安が進行した。外国株式インデックスファンドや外国債券ファンドが急落、USハイイールドファンドが再び元本割れしてしまう。思ったより急落してないのは、DWSグローバル新興国株投信~まだ来月はどうなるか分からないが、ロシアの列車転覆事故はテロの可能性有りのニュースも飛び込んで来ており、地政学的リスクも表面化している。全体として今年3月ぐらいの水準に戻ったぐらいだが、来月は厳しい展開を予想している。外貨MMF・外貨預金米ドルMMF、ユーロMMF、豪ドルMMF それこそ総崩れしたのはこの分野。特に米ドルMMFは惨憺たる状況だ。このところの超低金利で分配金も少ない為だ。豪ドルなどは、それなりの分配金があるから、まだ楽しみはある。
2009.11.29
第123回簿記検定試験(3級)を受けてきた。とにかく経理事務は素人なので、初歩から学ばねば、ということで始めたものの、買った教科書はマンガ入り!八百屋の源さんを主人公に、リンゴを掛で仕入れたとか、決算整理でリンゴ4個が売れ残ったので繰越商品が云々・・・とにかく「リンゴが」・・・を連発しているので、ひたすらリンゴの取引を追いかけて行くという訳である。リンゴというのは、ニュートン以来、相当使いやすいらしい。それと、取引先の商店もマンガチックに表現されており、不思議と「横浜商店のおじさん」はボロ儲けばかりしていて、「京都商店」は羽振りがあんまり良くないことになっている。こんな勉強で大丈夫なのか心配なので、問題集を新たに買った。過去の検定試験問題集だ。2時間の制限時間で過去問題をやってみたところ、散々な結果だった。とにかく慣れが必要で、毎回パターン化している試算表や決算整理について、流れをつかむのが必要だと気付く。↑八百屋の源さんの巻↑これは役に立つ第123回試験~ネットで申込む~受験票はメールを印刷!地元相模原市の商工会議所のホームページにアクセスして、そこから申し込んだ。支払はクレジットカード払いを使用できる。受験票はメールで届き、それをプリントして受験会場に持って行く訳だ。さて、本日はJR横浜線矢部駅前にある麻布大学校舎にて受験してきた。会場が高校生ばっかりだったらどうしよう!と心配したが、社会人らしき人もいたので一安心。試験問題は例年通りで、仕訳とか試算表とか、最後に精算表の作成、といった内容だった。精算表だが、事前に記されている数値から修正記入すべき箇所を推定しつつ、損益計算書と貸借対照表を埋めていくという問題だった。貸借が合ってたから、大丈夫だろうと思うんだが・・・既に解答速報を出してる専門学校ホームページもあるので見てみた。試算表の残高が違う!どこかで合ってないのだろう。詳しくメモしてないので、もう分からなくなってしまった。第一問の仕訳問題は、点取り問題らしいが、2つも間違えてる!これは微妙だなと思った。精算表の「資本金:150万円」が予想通りだったので、精算表の問題で稼いでくれればいいのだが・・・。
2009.11.15
町内会主催の救命講習会が行われた。いわいる「普通救命講習」である。相模原市消防局から指導者が来られて、約3時間に渡って実技講習が行われた。もちろん私も初めての経験である。さて、心臓や呼吸が停止した人を発見した場合、そもそも発見した人は何をするべきか?これが意外に難しいのである。もちろん携帯電話で119番通報すること等が考えられる(119番するのが自分か、他人か、という問題も重要)。ところが救急車はすぐに現場に到着できない。よくて7分、もしかして10分以上かかるかもしれない。この時間は、「意外と長い」のである。救急車が来るまでの人工呼吸や心臓マッサージを「人形」を相手に練習する。これは意外に難しい。講習ではマウス・ピースが配布された。感染症対策の関係もあり、人工呼吸をする際は、血液との接触に注意せよとのことだ(の写真でビニールのものがマウス・ピース)。↑AED設置の目印↑AED機器の例講習では、人工呼吸+心臓マッサージをしている間に、協力者がAED:自動体外式細動器を持って来てくれる、という前提になっているが、公共機関が近所にない限り、これは無理な前提かもしれない。もっとも、講習では訓練用AEDを使っての実技が行われた。AEDそのものは、とにかく操作が簡単ではある。機械が操作方法をアナウンスしてくれるからだ。講習では、AEDは電気ショックを与える機械なので、「患者から離れる」アナウンスが機械から出たら、絶対に体に触れないこと、という指導があった。一連の講義・実習を終えて、最後に効果測定が行われた。参加者一人ひとりが、負傷者の発見から人工呼吸、心臓マッサージ、AEDの操作までを行うのだ。この講習は、女性や年配の方にとってはかなりの重労働だったようである。 AEDについて詳しくは→
2009.10.10
2年前、個人情報保護士認定試験、なるものを受けた。これは「全日本情報学習振興協会」で行っている試験で、純然たる民間資格だ。会社で行っている「啓発」活動をちょっとでも盛り上げる目的で受けた。受かると「認定カード」と「表彰状(そんなのいらないよ!と言いたかったが)」などをもらえる。一番使えると思ったのは「ロゴをダウンロードできる」こと。これはブログ素材としても使えるからだ。↑こんな感じ・・↑公式テキスト個人情報保護士~2年毎に更新さて、(財)全日本情報学習振興協会からメールが来た。実はメール設定しておくと「企業情報保護士受けませんか」「○○検定受けませんか」と勧誘メールが定期的に来る。いつも「削除」するのが日課だったが、今度だけは違った。検定試験の【認定カード更新】が開始となります。※期間を過ぎますと更新ができませんので、ご注意下さい。とのことである。リンクをクリックすると画面が変わり、WEB上の更新テスト説明が出る。【認定カード】に記載されている「認定番号」を入力して認証ボタンを押すと、[更新テスト]のページに移動します。テスト合格後、更新手続きのページへログインできるようになりますので、送付先等必要事項を入力して『個人情報保護士認定試験カード更新』を行って下さい。※テストは何度でもチャレンジできます。1週間程で払込用紙を郵送しますので、コンビニもしくは郵便局にて振込みをお願いします(2100円だった)。入金確認後、カードを郵送します。更新テストは気楽に受けられる。好きな時間に、時間を気にせず、試験前に使ったテキスト片手に、何回でも受けられるからだ。
2009.02.11
初級シスアドが消える!このニュースを聞いてショックだった。初級シスアド:正しくは情報処理技術者試験の中の一つで、初級は「入門」とでも言える試験だ。初級シスアドは、「業務効率の向上・改善を目的とし、現状業務における諸問題を把握・解決するために、担当する業務の情報化を『利用者の立場』から推進する」レベルの試験。エクセルで給与計算をしたい場合どのようにしたらいいか等、パソコン利用者側が基本的な知識をベースに業務に必要な問題を解決していく能力を試す。とにかく人気のある試験で、私も3年前に取得した。初級と言っても案外難しかった。理工系の皆さんにとっては基本の基本の範疇なのだろうが・・・。「午後問題」というのがやっかいで、具体的な業務内容が例として示され、諸問題を解決していく、という設問。文章を読み込むのが一苦労で、国語力の重要さを今更思い知らされた。試験は東京都内の大学キャンパスで受けにいったが、若い人の姿が圧倒的に多かった。しかも限りなく男性ばかり・・・。この「初級シスアド」が平成21年度春期を最後に廃止される見込みだ。新試験のITパスポート試験という試験に整理統合されるという。IT分野の発達はスピードが速い。1年の進歩がいかに大きいことか。 整理統合の骨格だが、これまでの「情報処理技術者試験」は、「利用者側」「システム開発・運用側」に別れていた。要は縦割りだったのだ。この区別を無くし、エントリ試験(ITパスポート試験)が「入門編試験」のような役割を果たす。その上位に「基本情報技術者試験」(レベル2)と上位の「応用情報技術者試験」(レベル3)を実施、より上位の高度試験(レベル4)に、各分野毎の専門的な試験(9区分)を設置するという。試験を実施する「情報処理推進機構」では、全国各地で説明会を実施するようだ。
2008.01.26
「相模原検定」を勝手につくってちょうど1年、何と159人の方に受験していただいた。こんなローカルな検定にこれほどたくさんの方に受けていただき、はっきり言って驚いている。「ヤフーみんなの検定」というツールを使ったこの検定、問題文や回答の説明、さらに適当なデジカメ写真をアップロードして簡単に出来る。簡単に出来ると言っても問題を考えるのは結構大変。地元相模原市はどのような地理で、どのような歴史や生活経済の実態があるのか・・・いろいろお世話になってる諸先輩に知識やデジカメ写真とかをもらいながら、10問の問題にまとめてみた。各問題は択一式で10問中7問の正解で合格!まったくもって勝手につくらせてもらいました、という感じである。ローカルな知識を観光や町おこしに活かそうと、「ご当地検定」が各地に登場している。京都検定や東京シティガイド検定と言った有名どころに加え、神奈川県でも横浜商工会議所、テレビ神奈川、神奈川新聞社で「かながわ検定」制度を創設した。鎌倉市では鎌倉検定が登場し、ヤフーのネット検定版「鎌倉検定」も登場、私は去年、ヤフー版鎌倉検定を受けたけど、けっこう難しい(笑)。合格するとこんなロゴをもらえた→ヤフーみんなの検定は、ヤフーIDがなくとも受験できるようになった。ここで相模原検定ページへ飛ぶ「ブログパーツ」を貼り付けたいのだが、Javaを貼り付けられないのが残念・・・。だから勝手にバナーを作ってしまいました。
2007.09.09
ついにこんな検定まで出たか!と初め思った。確かに、個人情報の漏洩事件は後を絶たない。漏れた情報が勝手に一人歩きしてしまい、犯罪に利用される恐れがある。だからみんな心配する。みんなが「心配」しているのにもかかわらず、漏洩事件を起こした企業は、社会的制裁を受ける訳である。漏洩そのものによる実害と、漏洩事件を起こしたことによる風評被害、どれもやっかいなものだ。昔は何だかのんきだった。インターネットは無いし、ATMに隠しカメラを設置できるような小さなカメラがそもそも無い。個人情報を仕入れたところで大したことが出来ない。紙に書いてあるものが大半だから、大勢の人間の情報を盗むことも出来ない。 ところが今や、各個人が何ギガのフラッシュメモリでもって情報をやりとりする。何かの拍子にそれが誰かの手に渡ったら、どうなるか分からない。分からないことが人を疑り深くさせる。それが社会の不安心理につながり、危機感を煽る。危機感を煽って個人~士などと資格までつくってしまう。勉強に時間を費やすコストやテキストを買うコストは、GDPの計算に入れるべきなのかはともかく、ほんの一握りの脅威が話を大きくしてしまうのが現代社会のようだ。個人情報保護士認定試験~御茶ノ水の明治大学で受検してきました。試験は「財団法人全日本情報学習新興協会」が行っている。今のところ年3回実施しており、全国各地で試験が行われている。私はネットで申し込みをした。申し込みをすると、むやみに早く振込み用紙が届く。請求書というものはほんとにスピーディーなものである。コンビニで支払を済ませると受験票が届いた。受験票には顔写真を貼らなければならない。試験は全てマークシートである。課題1と課題2があって、試験時間は2時間。それぞれの分野で8割以上の正答率で合格である。8割というのはちょっと厳しいような気もするが、問題は基本的な知識を問う問題となっている。課題1は、個人情報保護法の法文を中心とした内容。法律に慣れ親しむ機会が少ない人にとって、少々とっつきにくいかもしれない。しかしながら、「個人情報の保護に関する法律」は、基本原則を並べた大雑把な法律となっている。とにかく太い柱を据え付けたという感がある。実際の実務となると、各産業界の実情に応じたルールを定める必要がある訳で、これについては各省庁から「ガイドライン」の形で示されている訳だ。 こうしたところから、この法律自体はそれほど難しい代物ではない。課題2は、会社組織で実際行われるべき個人情報保護対策の出題がなされる。対策を有効に行うことができる組織体制の確立、人的管理、情報システムのセキュリティ対策、オフィスのセキュリティ対策など。これらの問題は、既に各企業でやってそうな研修とかでおなじみの話かもしれない。一般常識となりつつある話も多いので、既に社会人として活躍されている方にとってはそれほど難しくないと思われる。 組織がうんぬん言うほど偉くない、人的管理をされるほう、そんなICカードで入出管理をするほどデカい会社じゃないんだけど・・・と思いながら勉強していたのだが・・・。情報システムのセキュリティ対策となると、とにかく自分が使っているパソコンのセキュリティ対策から始まる。ウイルスソフトの導入、メールの管理、パスワードの管理、などなど。電子署名の話やSSLの仕組みなど、何気なく使っているようでよく分かってないことを学べた。記憶媒体の廃棄やプリントした用紙のシュレッターなど、細かい注意が必要であることを痛感させられる。個人情報保護士のロゴがダウンロードできる合格発表は、試験の日から約1ヶ月後にネットで確認できる。受験番号を入力して照会することが出来る訳だ。今や資格試験の合格発表名を掲示板に貼る時代ではなくなった。合格発表と同時に「個人情報保護士認定試験を紹介しませんか?」という郵送物が届いた。パンフレットが何枚か入っていて「勧誘対策の小道具一式」という感じである。商売が上手いなといい加減呆れる。何でも試験申込みの勧誘で「もれなくQUOカード等をプレゼント」とのことだ。 合格者証が届いたのだが、カード型合格者証はいいとして、B4サイズの「合格証書」には笑えた。学校の時代に「よくできました!」に贈られる「ひょーしょーじょー」の形式である。面白いのは「ロゴがダウンロードできる」こと。全日本情報学習振興協会のホームページで、自分の認定番号を入力すると「○年○月認定」と入ったロゴがもらえる。ホームページやブログに貼り付けたりも出来るのだ。もっとも、ただのGIFファイルなので、ただのお飾り、という感じもする。 ←ロゴはこんな感じ。
2007.05.13
第7回FPシンポジウムに参加してきた。これは金融財政事情研究会主催の勉強会で、私は2回目の参加になる。今年の会場は日本教育会館だった。去年と違い、会場がかなり狭い。 午前の講演は、平成19年度税制改正のポイントということで、税理士の先生の講義があった。既に今年から国と地方の間の税源移譲の関係で、源泉徴収税額等に変更が生じている。個人に対する所得税関連で目を引いたのは住宅ローン減税の件だろうか。税額控除15年という新たな選択肢が設けられるそうだ。10年分の減税枠を15年に延ばすだけで、その間の総額は変わらないというから、一見意味のないように見える。が、住宅ローン減税による控除に余りが生じて捨ててしまうことがある訳で、所得の低い人や他の控除が元々大きい人にとっては有効活用できそうだ。三菱UFJ信託銀行さんの講演は素晴らしかった。 午後のテーマは「信託」について。わたしの知識では「信託」と言われて「そもそもなに?」という感じではある。信託業法の改正で、あらゆる財物が信託の対象となるに至った。ヒットとかビッグとかが次々と姿を消していく今日、信託銀行は何をやってるの?投信の手数料で儲けようとしてんじゃないの?という疑問があった。三菱UFJさんの講演では、知的財産権の信託という、未知なる世界のお話を聞くことができた。 例えば中小企業さんがある技術を持ってるとする。いい技術なのだが、製品にするための大規模な生産ラインを立ち上げる訳にもいかないし、いきなり大手のメーカーさんに持っていって「これ使ってください」と頼むのも難しい。メーカーの担当者が理解できないと意味ないし、最悪のケースは「こっちのものにしてしまえ」と不当に安い価格で提供させ、中小企業さんが泣き寝入りをするだけ、ということもある。 そこで信託の用法を用いて一旦信託銀行が技術を預かり、信託銀行は取引先等のメーカーと接触して技術の利用先を探す。メーカーさんも三菱UFJ信託銀行の看板があると信用するし、逆にナメてかかることもない。技術の利用が決まると利用料が発生するから、元々の技術開発をした中小企業さんに配当として支払うことが出来ることになる。 信託銀行の担当者が金属加工が云々という世界のことをいきなり分かるはずがないので、鑑定できる専門家との提携も重要だ、という話もあった。モノづくりなくして日本は有り得ない訳で、技術を有効に生かそうとする取り組みは素晴らしいものだと思った。日興コーディアルさん・・・スポンサーどころじゃないような 今回のシンポジウムも、スポンサーとして日興コーディアルさんにお世話になっている。ご承知のとおり、日興コーディアル証券が傘下の会社について連結決算に含めない不適正な処理をやってた件で、上場廃止もあり得るという大変な状況に。証券仲介業の説明に来た担当者は終始気まずそうだった。もちろん現場で働く営業マンに何の罪もないことは、あらゆる不祥事に共通するところだが。日本郵政公社の投信販売戦略 最後の講演は、日本郵政公社による投資信託販売の戦略について。公社幹部とみられる担当者の講演だった。ご承知のとおり、郵便局という膨大な販売拠点と圧倒的な人員を抱えているだけに、「お客様に身近な存在」を強みとして販売していこう、という強気な取り組みの発表が行われた。内容は刺激的だが、担当者の話が単調で参加者の多くは居眠りしていた。恐るべき敵となるはずが、何とも間が抜けたものである。 郵便局へ行って驚くのは、為替や日経平均株価が表示されるモニター等が設置されていることだ。これまで郵便局は、そういった小難しいことを考えなくてもいい気楽なとこだった。お客さんにとっても気楽だったのだ。郵便局ぐらい、そういう気楽なところでいいじゃないかとわたしは思う。ところがコイズミ政権とその腰ぎんちゃく共は、国民全員をギャンブルまがいの市場原理主義へ引きずり込もうとしたのである。貯蓄から投資へ、などとバカの一つ覚えの大号令に、何も分からないお年寄りまで「郵便局だから大丈夫」と騙された。 聞いてて腹が立つ営業文句に、アメリカ国民は資産の○○%を投信に振り向けている、などという説明をすること。アメリカの社会保障制度がしょぼいこと、だいぶ前から直接金融であること、等の土壌の違いがある訳で、明日から日本人もそうしましょうと説くのもおかしい。じわじわ投信が浸透してるのは確かだが、アメリカのあるファンド~大正時代頃からずっと続いているものもあるくらい、長期投資に耐えうる信頼された投信が日本にどれほどあるのだろうか。 好みの投資信託の為なら、そのために販売会社の投信口座を開く~投信を愛するが故に出てくる発想は、残念ながら公社や銀行の担当者さんとは逆の発想になる訳だ。どの投信を選ぶかが重要であり、好みの投信がたまたま自分のメインバンクにあるから買う訳である。わたしは証券や信託等、口座はあちこち持ってるが、好みが違うから全く投信を買ってない証券口座だってある。投信を買いたい時は、ほかの証券会社や銀行が販売している投信と比較検討すること~そうすると目が肥えてくる。銘柄を選ぶのは本人であって、販売員じゃないのである。 郵政公社さんの取り扱いファンドはまだまだ少ない。生活資金を取り崩す老人の為に、MMFでも販売すれば妥当だと思うが、手数料の取れない営業をする気はないらしく、全く強気一辺倒である。しわよせは確実に営業マンに来ているのだろう。 ポートフォリオの構築は重要だと思うし、現に自分もやっている。どのようなポートフォリオを組むか、それは個人によって違いがあり、自分で決めなければならない。何も考えたくなければ考えなくてもいいと思う。就職したばかりの若い人は投資どころじゃないし、住宅ローンを抱える人も投資どころじゃない。それでも何かの拍子に考えたくなる。証券会社の門を叩くのは敷居が高そうだと思って郵便局で相談するのを狙っているらしいが、リスクのある金融商品は敷居が高いくらいでちょうどいい。覚悟のある人は、敷居が高くても挑戦するからだ。安易に手を出せる仕組みをつくってしまう方が罪だ。儲けることは難しいのだ。 バブル崩壊後、しばらくの間は国債や預貯金が最もパフォーマンスが良かった。投資家がバブルの痛手を防ぐ為には、日本株と同等以上のアメリカ株、さらにドイツ国債等の異なる資産を持っている必要があったろう。そのような有益な助言をした人がどれだけいたろうか。あの時何も出来なかったのに、今になってあの時そうしてれば、と分散投資の実益を解くのは卑怯である。将来のことは誰にも分からない、だからこそ面白い!やはり投資には相当の覚悟がいるのだと思った。
2007.02.12
メンタルヘルスマネジメント検定が10月8日に行われ、記念すべき第1回試験を受けてきた。職場におけるメンタルヘルス対策を推進するために、一人ひとりが出来ること、経営者や管理者が出来ることを学ぶこの検定試験、検定は3つのコースが設定された。3種は一般社員向けのコース、2種は管理者向けのコース、1種は経営者向けのコース。試験時間の重複が無ければ2つ受検できるので、わたしは2種と3種を受けてきた。新宿の工学院大学で受検したが、商工会系の検定にしては学生風の人が少なく、わたしより年配の人が多いのが印象に残った。おそらく総務や人事の担当者なのだろうか。 わたしの職場でも、上司が「チェックリスト」を配るなどの取り組みが行われている。その上司が「へぇー、そんな検定あるんだ!」と驚いていた。わたしも「そんな検定がある」と知ったのも、検索エンジンにたまたま表示されていたのを見て初めて知ったに過ぎない。第1回目の検定なので、そもそも認知の度が低いのである。 ということは試験問題は易しいのだろうなと思っていたが、その通りだった。公式テキストを買って読んだらまず受かる。この分野は、何らかの関心があって→そんな検定があるんだと知り→テキストを買ってまで勉強する意思を持ち→高い受検料を払って休日を1日つぶして検定を受ける、という行為自体を評価する段階、と言っていい。合格率がそれを物語っていて、2種87%、3種83%であった。まずは参加することに意義あり、とはこのことか。もちろん2種は3種より難しく、公式テキストのページ数は倍以上ある。にもかかわらず2種の合格率の方が高かった。管理者以上の立場の人が合格率を押し上げたのだろうか。 しかしどうだろう。こんなのに受かって、今そこにある現実=病休者がすぐ元気になって戻ってくる、なんてことにはならないんだよなあ・・・。まずは多くの人々に関心を持ってもらい、そして誤解を解くこと、そしてわたし自身が健康でいられること・・・取り組みは始まったばかりと言っていい。↑使用したテキスト
2006.11.19
職場における心の病の急増が指摘されている。この実態を重くみない人達の意見はあまりに無責任だ。最近の連中は社会に対する適応がなってないからだ、精神疾患は個人の問題だ、精神障害者は犯罪に走るから隔離しなきゃ駄目だ、このような偏見と当事者意識の無さこそ「うつ」の温床なのである。 例えば満員電車に乗るとする。国電の時代の混雑がいかに殺人的だったか、年配の方々は覚えていらっしゃるだろう。冷房もない電車に詰め込まれ、それでもみんなが我慢してたあの時代と、ちょっと肩が触れただけでいい年した大人が喧嘩沙汰になり、電車が2分か3分遅れただけで過剰なお詫び放送をしなければいちいちクレームの電話対応に追われる、という現在と、果たしてどちらが精神衛生上健康的だろう。環境が変われば人間の受ける感受性も変わってしまう。 確かに正規労働者の労働時間は長い。でも昔のサラリーマンの労働時間も長かった。しかしながら、やってる仕事のレベルが違う。電卓が職場に入っただけで大騒ぎしてた時代と、各個人が1ギガバイトのフラッシュメモリを当たり前のように扱う現在とは、単位時間あたりに扱う情報の量が違い過ぎる。出張一つとっても、昔は汽車で1日かかることが多かった。 職場で終身雇用制度が崩壊した。昔は社宅があって運動会があった。家庭に居てストレスを感じない(例外もあるが)のと同じく、職場に居てストレスを感じる発想が少なかった(例外もあるが)。ところが今や、人事評価制度で敵はライバル企業でなくて隣の席の人間になった。全面的お付き合いをする義理も何もない。そして仕事ではコンプライアンスコンプライアンスと上はうるさく言う。そのくせ上は労働基準法を遵守するなどとお笑い種だ。 うつ病にかかり、個人の問題なんだと社会的に隔離され、生活を破壊された多くの人達の犠牲によって、ようやくこの問題が真剣に経営の問題として取り上げられるまでになった。メンタルヘルスマネジメント検定は、まさに時代を反映した検定と言えるだろう。記念すべき第1回の検定を受けてきた。この検定は大阪商工会議所が中心となって運営されている。公式テキストが発売され、検定は概ねテキストの内容から出題される。10月8日、新宿の工学院大学で受検 10月8日、新宿駅西口の工学院大学で受検してきた。大阪以外に全国各地で検定が実施される訳で、ここが東京会場ということになる。受検者は予想以上にたくさんいて、関心の高さを知ることが出来た。午前に2種ラインケアコース(管理者コース)、午後に3種セルフケアコース(自分自身のケア)の検定が行われ、時間が重複しないから両方受検してきた。実は1種マスターコースというのもあり、経営者レベルのコースもある。これは5年毎の資格更新制度という厳しいものである。1種の受検者もたくさんいることが分かった。ここまでのレベルとなれば、わたしのような「趣味でやってる人間」とは違い、おそらく全社的取り組みの一環として受検しているものと思われ、全く敬意を表するまでだ。 2種・3種とも過去問題などあるはずが無いから、どんな問題が出るか分からなかったが、だいたいテキストの内容に沿っている。ただし、労働安全衛生法の知識は多めに入れておいた方がいいのかも知れない。商工会議所の検定試験は、どこかのホームページで模範解答をサービスで出してくれてるが、残念ながら今回は見つけることが出来なかった。結果発表は11月中旬の見込み。↑こんなテキスト
2006.10.09
ヤフーでおもしろいコンテンツを見つけた。ずばり「みんなの検定~あなたのオリジナル検定つくりませんか?」と。ヤフーで鎌倉検定なるものを受けたことがある。写真家原田寛先生の出題によるオンライン検定で、1回300円で気軽に受検可能である。原田先生の参考書も、さすが写真家とあって写真が素晴らしい!勉強するのも楽しいものだった。 ところで・・・ついにヤフーは「あなたが検定つくりませんか?」と新コンテンツを発表。おもしろそーだな、と見ているうちに、「そうだ!相模原検定つくろう!」と思い立った。ローカルな知識を活かす「ご当地検定」がじわじわ浸透している中、人口66万人を越える相模原市に「相模原検定」が無いなら自分で作ってしまおうという「おバカな作戦」である。 ヤフーIDを取得していたので、つくるのは簡単だった。手順とおり問題を作成し、解答を作成し、最後に得点ごとの評価基準をつくる。ホームページをつくる上での小難しい知識は一切不要!つくった人のセンスとおもしろさが問われる訳だ。つくったはいいが、「相模原検定なんて、受ける人いるのだろうか?」というのが率直な感想。でも、こうしたコンテンツは、誰も見向きもしないような知識を掘り起こすことに意義がある訳だから、「こんなのやってんですよ」と地道に宣伝していくしかないだろな・・・。ということで冷やかし受検大歓迎、受かっても何の得にもなりませんという「勝手に検定つくりましたコーナー」の登場である。ということで、勝手に相模原検定のご案内をさせていただくと・・・・ 受検はもちろん無料です。・ 試験問題に誤りがあったらごめんなさい。・ 受かっても何の得にもなりません。・ 面倒なことに、ヤフーIDがないと受けられません・・・。・ 10問中、7問以上の正解をもって合格とします。ということで、冷やかし半分遊びにきてください(笑)。→こちらから相模原検定のページに行けます
2006.09.10
先日行われたFP2級「ファイナンシャルプランニング技能検定」の合格発表があった。7月5日時点でネットで合格番号が公表されており、確かにそれで確認した。昨日は合格通知が郵送されてきて、確かにそれで確認した。特に仕事で必要としている訳でなく、趣味の延長で取得した。「純然たる趣味で」と言っておいた方がいいかも知れない。自分のような負け組人生を送っている人間に、ファイナンシャルプランとは何だか笑わせる。むろん、金持ちの為にアドバイスする気持ちも無い。 せめて、どうにかして守るものぐらいは守っていかなければ、という決意だけがある。これから世は荒れるだろう。森永卓郎先生は、現状を海賊型資本主義!と言い放った。この現状を鵜呑みに肯定だけして、金持ちがもっと金持ちになるファイナンシャルプランなんてつまらぬことだ。得た知識は自分のため!そう考えるしかない。 先週から、勉強も中断して歴史の本を読んでいた。鎌倉時代の歴史書である。無味乾燥な経済理論や税法・会社法の本ばかり読んでいただけに、義経や静御前の悲劇的な運命は澄んだ雫のように美しい。すっかりはまってしまったこと自体、現実逃避の表れとみた。しばらく自分も逃避行を続けようか。それで将来への不安がひと時でも忘れられるものならば。
2006.07.09
今年初めて休暇を1日とった。確定申告するためと、証券外務員試験を受けるため、である。証券外務員試験は、平成16年から素人も受けることができるようになった。日本証券業協会が、証券会社の社員に対して行っていた試験だけに、業界人向け、という色彩が極めて強かった。二種外務員試験に限って、一般の人たちも受けられるようになった訳だ。申し込みも全てネット この試験の申し込みは、アール・プロメトリック社のホームページから申し込みをする。ページにアクセスすると、IDナンバーの取得をすることになった。これもかなりおもしろいものだ。ちなみに受験料もカードで払った。実際の試験の申し込みの方法も、他の資格試験ではみられないユニークなものだった。まず、この試験は平日、全国どこかで実施される。自分の家に近い提携専門学校を選んで、会場を選択する。試験は毎日行われている訳で、まるで運転免許の試験を思わせる。会場の選択をネットで行って、確認書とかいうページを印刷する。これを試験会場に持っていけばいいのである。当日、現地にて受検~これはかなり変わった試験 当日、会場となる専門学校へ行ってみた。行ってみてびっくり、雑居ビルの中にある小さな小さなパソコン教室が会場である。部屋も小さくて、10人入れるかどうかの個人教室を思わせる。受検者も5人くらいだった。しかも、外務員以外のIT系の試験を受ける方もおられる。プロメトリック社と提携している専門学校は、こうして空いている時間を有効に利用している訳だ。試験問題は、オンラインで配信されるはずであり、そうした設備はそれなりの費用もかかるかと思われる。 トイレをお借りしたら、なんとまあ、個人の住宅のトイレと同じである。前々から持っていたイメージとかなり違う展開になった。 いよいよ受検、人間は指定されたパソコンの前に座る。そのときに、パソコンの操作方法が書かれたボードと、メモ用紙が渡される。計算問題でメモをしていいようにだ。メモ用紙といっても、プラスチックの代物で、それにホワイトボード用のマジックが筆記具の全てだ。これで計算をメモるの? スタートボタンをクリックして、受検開始!マウスで回答をチェックしていく。計算問題、PERとか所得税の額とかを求める問題も出た。電卓はパソコンで操作する。計算結果を・・・仕方ないからマジックでボードに書いていく。0も6も9も全部●になってしまったよ!おーい! そんなハプニングを自分なりに解決して、70問全部を終えた。終了ボタンを押したら、「終わりです、結果を係員から受領してください」とのメッセージが。教室を出ると、係員がプリンタで早くも結果を印字している。そして「おめでとうございます」と結果通知を渡しておわり。 日本証券業協会:あなたは合格ラインの70%を上回っています・・・・などの文言が米粒のような字で印字されていた。しかも、「証券会社に入社し、外務員登録を受けなければ、外務員としての業務を行うことが出来ませんのでご留意ください」というただし書きが・・・。そんなこと、言われなくても分かってますよ(笑)。↑これを使いました。(CD付)特定口座設定、確定申告・・・忙しい休暇 終わってすぐ、となりにある信託さんで特定口座の切替手続きをした。この信託さんは、中途半端な元本確保型投信を強引に勧めようとするところなので、本当は窓口に行きたくはないのだが、今日はあっさり手続きだけで終わってくれた。相手はたとえ素人でも証券外務員、簡単には騙されないからね! 2件目、いつもお世話になっている証券会社へ、ある投信について質問しに行った。新興国の株式に投資するファンドが、なぜかネットでの買い付け取り扱いをしていないので、窓口の取り扱いなのか確認したかったのだ。窓口の女の人は、パソコンで調べるなり「もう募集口数が上限に達しているので新規申し込みを停止してますね」と説明した。年初に設定した投信がもう募集上限に?新興国への投資は、いろいろと注目されていることは分かってはいるが、ちょっと熱くなりすぎではないかな? 窓口の彼女は、申し訳ありませんと、ご丁寧に他の投信のパンフレットやフィデリティ投信のナプキン(笑)やティシュ等の景品を袋につめてくれた。この容姿端麗な彼女も当然外務員試験の一種ぐらい持っているのだろう。もっとも、目の前のお客さんがわずか数十分前に外務員試験を受けたなんて夢にも思ってないだろう。確定申告提出。こんなんで大丈夫かいな・・・ 帰りに税務署へ寄って確定申告を出してきた。税務署はすごい人人人・・・何箇所か誤りを訂正させられて出したものの、係官曰く「住民税がちょっと上がるかもね」だった。得になるかどうかは自分でも分からない。配当控除を受けたいからといって、ミニ株の配当「90円!160円!」などの金額をずらずらーっと並べるのは痛快?だったが、ほとんど意味無い行動のようだ(笑)。株式の売買損益を通算するのと配当控除を試しに受けてみる、という今回のおあそび申告書提出は完全に演習目的だ。本当に出さなければならなくなった時に、抵抗無くこなせるように練習するため、でもある。
2006.03.06
FPシンポジウムがあります、とのお知らせが金融財政事情研究会から来た。FPシンポジウム~新会社法で変わるFPアドバイス、なるほど。真っ先に「参加費」のところへ目が行ってしまった(だってFPだから!)。なんと、1万5千円!それでもFPセンター会員の割引価格である。まあいいか。くだらないことにお金を使うより、はるかにいいではないか。 申込書をコンビニのFAXで送信したら、すぐに請求書が郵送されてきた。そういうものだけは早いよな、と苦笑いだ。2月4日、早稲田大学国際会議場にて 2月4日、早速現地へ行ってみた。今回のFPシンポジウムの会場は、早稲田大学国際会議場。なかなか大きいホールである。受付で資料を渡された。これまた重たい!ファイルに資料がぎっしり詰まっている。しかも、協賛企業のパンフレットも多数あり、なかなか面白そうである。 司会進行は、2級FP技能士の○○○子さん。第○○代ミス東京に選ばれた彼女、思わず「は?」などというリアクションはどうでもいいとして・・・午前の講演は、税理士の先生による「平成18年度税制改正」であった。おそらく、参加者の多くは銀行員なのか。時間のほとんどを法人関連の説明に割いていた。中小企業投資促進税制・交際費の範囲の明確化・役員賞与の損金参入の緩和・・・どちらかと言うと、中小企業の社長の「節税」の相談を受けることを前提にしているようだ。わたしは銀行の詳しい内情は分からない立場だが、銀行の法人相手の営業の多くは、個人商店や中小企業の社長さん相手である訳だ。 個人的には、「個人関連」の改正に興味がある。そもそもサラリーマンの所得税が次々と変わっていく。1月の給与から源泉徴収される税金から既に変わって来ている訳だ。へぇー、と思ったのは、地震保険料控除の新設。地震による建物被害の重大さが改めて認識されていることによる措置。損保会社の営業に直結する問題かな。それと、住宅ローン控除について。税源委譲に伴う住宅借入金等特別控除不足額の住民税での措置。これは、今後起きてくる「所得税と住民税」の人的控除の差に基づく負担増を調整したり、住宅ローン控除しきれなかった部分を住民税から控除する、というもの。今回の税制改正によって住宅ローン控除を受けてる人が急激に増税とならないように考慮した、ということが言えようか。格差を埋めるのがFPの役目~泣かせるセリフ。 途中、日興コーディアル証券の担当者によるスポンサープレゼンテーションが行われた。顧客本位の運用アドバイザーをいかに「自分達に選んでもらうか」という営業行為だった。日本に投資が根付かないのは、金融機関が販売成績を上げることしか考えていないことをみんな知っているから。手数料狙いの投信販売や生保窓販に日興さんは「決別」するとは偉い・・・。担当者の最後のセリフ、「格差社会の差を埋めることがFPの役目だと思います!」格差社会バンザイの堀江容疑者と去年から闘ってきたFP相模太郎、この一言に自らの使命を再確認する。次なる闘いは、言うまでもなく村○ファンドであるが・・・。お昼休み、参加者は3階へ案内されて昼食。出されたお弁当は純和風の幕の内、なかなかイケましたよ。事例研究~農協さんを見直しました。 午後は、事例研究。まず、1番手は天下のみずほ銀行の担当者。中小企業の社長さん対策。どのように事業継承を行えばいいのか、という課題に対するアドバイス事例が報告された。が、先ほどの税理士の先生曰く「どーも生身のハナシが伝わってこない」とのこと。個人情報保護の観点から、あまり具体的過ぎる話はNGだろうが、まるで予備校の講義のような眠いハナシにいびきをかいて寝てる人も・・・。 2番手は、九州の○○銀行の女性担当者の生命保険販売日記。なかなか預金を「手数料を取れる商品に変えてくれない」ご老人をいかに「その気にさせるか」というひどい話。わたしは「ひどい話」と表現したが、この場では「生命保険の利用による相続対策」という立派な大儀名分がある訳だ。確かに、相続だけを考えると現金のままより生命保険活用の効用は大きい。でも相続税なんて二の次って場合もあるよね。 3番手はJAさん。中途半端な広さの農地を持つ兼業農家へのアドバイス事例。アパート経営と農業を両立させるために、入居者に家庭菜園を提供する→地域コミュニティーの活性化→さらに近隣住民との交流→ついでにお野菜の直販でもやれば! 農家へのアドバイスでJAが果たす役割は、まさに地域全体の環境を見据えた行為でなければならない!という、まるで農水省の行政を一括で請け負ったような見事なシメに、参加者の大きな拍手が。参加者からの質問で、「おもしろい提案事例、手数料とかは取ってるんですか?」との質問に、JAは営利目的ではありません!ときっぱり。手数料狙いとも販売促進競争とも無縁な、まさに真のFPアドバイス、FPの真骨頂はJAに有り!とは本日の大きな収穫。 最後は、公認会計士の先生による「新会社法」解説。商法第二編・有限会社法をまとめて「会社法」とする大改正、明治32年以来の大改正なのである。 わたしは、簿記の知識なんてほとんど無い人間なので、相変わらずバランスシートというものに弱い。せめて理念や基本だけでもこの場で持ち帰ろうと思った。簡単にまとめると、以外にも「旧有限会社法」が会社法の中心理念とされることだ。わたしはてっきり「委員会等設置会社」とか、「監査特例法上の大会社」などの、外部の目が厳しくなるような改正になるのかと思っていた。上場するとなると、そういう理念で良いだろう。ところがこの会社法は、日本の会社のほとんどが中小企業である現実に即して「定款自治の拡大」イコール「何でもあり」という法律なのだ。しかも「1円起業」の特例も、1000万円まで資本増強しなければ駄目ですよ(という話だったと思う)、という制限すらなくなる。最低資本金制度そのものが廃止となると、資本金0円だってあり得る。資本主義という看板もなくなってしまうの? まことに恐ろしげな会社法だが、そこから起きる弊害を防ぐために、数々の債権者保護の規定・少数株主保護の規定を置いている。特に、少数株主保護の規定により、中小企業の経営者が自由に会社を動かすことが出来なくなる可能性があり、講義はそのヘンにかなりの時間を割いていた。懇親会~協賛企業の皆様「ゴチ」です。 5時半から「情報交換会=懇親会」が行われる。3階の会議室で行われたが・・・31歳のわたしが「若造」と写るほど年配の方ばかりだ。協賛企業さんのご支援で行われる懇親会、つまみ=オードブルもなかなかおいしいものだった。金融機関の方と、独立系コンサルタント会社の方の名刺を頂いた。コンサルタント会社の社長さんは、CFP!さすがに「言うことが違う」訳で、かなり緊張した。彼らからすると相模太郎などと「若造」の範疇である。技能士3級のままではしょぼいかな。時間があれば2級でも挑戦しようか、いろいろ悩みも出て来た。
2006.02.05
株式投資、ホームページでアフィリエイト・・・相模太郎の活動が金儲けだけに終わる訳にはいかない。だが、ほかに何をすればいいかいろいろ悩んでいたものだが、相模原市社会福祉協議会の広報などを見ているうちに、「障害を持つ人たちとボウリングを楽しむ催し」というのを見つけた。1ヶ月1回程度で土曜日の午前中に終わる、というボランティア活動で、この程度なら時間を割いても構わない。しかも特殊な技能が必要とも思えないので、自分でも何らかの貢献できる余地はあると考えた。 早速、協議会へ電話で聞いてみた。そしたらボランティア登録のために本部で手続きが必要とのことで、「あじさい会館」へ出頭することになった。 途中、郵便局で野村HDとトヨタ自動車の配当金を受領する。窓口で、署名捺印が漏れているのが判明し、FP失格だなこりゃ、とショックだった。勉強してないとどんどん忘れていく。注意力もなくなっていく。ついでにきんざいFPセンター会費を配当金で支払っておいた。FP技能士は3級なので、会費は最低限クラスの3780円に抑えてある(ニーズに応じて会費に差を設けている)。 相模原市社会福祉協議会(あじさい会館)へ出頭すると、とにかく身上調書をとられた。「特技・資格」という質問事項に、社会保険労務士とかFP技能士とか、ここぞとばかり自慢げに書いたものの、そんなものよりピアノとかエレクトーンとか手芸とかの方が断然役に立つことが分かった。「パソコン」に○をつけてみたものの、人に教えるほどの技量なんて無いよな!と躊躇する。シスアド初級もあることはあるが、マークシートに●をつけるだけの試験だった。もっとも資格だったら介護関係資格がよろこばれるようだ。(あたりまえか) 時間的なことを考えると、「障害を持つ人たちとボウリングを楽しむ催し」に毎月出るだけでも精一杯だと思う。だが、担当者の方は「それ以外でもお願いする可能性」をにじませた。ちょっとでも使える駒が増えて助かったー、という感じに近い。もしかして予想もしない任務が舞い込んで来たらどうしようか。それもまた妙なスリルがあるものである。 うちへ帰ると、早速電話がかかってきた。1月に「ボウリングの会」を行うことは確定のようだ。一体、どんな展開になるのかは分からないが、勉強がてら参加することにした。
2005.12.07
7月3日、東京商工会議所の「ビジネス実務法務検定2級」を受けにいった。(試験会場は桜美林大学淵野辺キャンパス)合格発表は8月5日以降とのことだったが、4日には合格通知が届いてしまっていた。 去年「3級」を受けたときは、A4厚紙の大げさな合格証書だったが、今回届いたのは普通サイズの窓開き封筒ぐらいのやつで、合格証は以前の10分の1くらいの大きさでしかなかった(笑)。クレジットカード大くらいに縮んでしまった訳で、「台紙からはがしてご利用ください」とのこと。プラスチックではなく厚紙のカードなので、台紙からはがしちゃったらぺろんぺろんでどーにもならないしょぼいものだ(笑)。カード式の証明の方が、使い勝手がいいという要望が多いのか、ただの予算不足なのかは分からないが・・・。 結果は100点満点中、87点!参考データによると、受験者7104名、実受験者5493名、合格者1418名、合格率25.8%とのこと。この試験の合格率が2割台とは以外だった。前期試験は学生さんが大量に受検して大量に落ちるから、という説もあるのだが・・・。 この試験をパスしたからといって、人の法律相談を受けることなんかできない。総務課とかで、顧問弁護士の先生に「話をふる」ことができるか、という前提で考え出されたこの検定。あくまで補助的な役割ぐらいしかないのだなあ、ということを実感した。 この検定の1級は、全問筆記試験。そして合格率は1割くらいしかないそうだ。とてもそんな余力はないので「法務」関係はこれにて打ち止め・・・。
2005.08.10
商工会議所主催のビジネス実務法務2級を受けて来た。筆者の受検会場は横浜線淵野辺駅北口、桜美林大学キャンパス。デジカメがあれば写真でも撮ってくればよかった。このキャンパスは淵野辺駅の改札口とアーチ橋でつながっているという珍しいもので、青山学院大学の移転と共に「淵野辺=文京都市」にする戦略のひとつでもあるのだ。 非常にきれいな建物で、人が入ると自動的に灯りが点灯するトイレに驚いた。教室は小さくて、受検者は一部屋に30人くらい。合計60人くらいであろうか。これが相模原商工会議所管内だけの受検者とすると、全国レベルではかなりの数が受検するのだろう。 試験は、択一式が40問。これを2時間で解答する。ビジネス法務なので、中心は商法と民法であることは言うまでもない。株主総会・取締役会・破産・物件・担保・民事訴訟などは定番問題。企業が直面する法律問題を扱う訳だから、民法をはじめとした「基本法」だけでなく、ジャンルは途方もないほど広い。特許・著作権・独占禁止・景品表示・PL・証券取引・・・。消費者保護の法制についてはクーリングオフ関連が重要である。最近問題となっている悪質リフォーム詐欺、クーリングオフをさせない強引な手法が新聞で報道されているが、制度を適切に理解していれば被害は防げるケースも考えられよう。 問題では中国の法制度も取り上げられた。日系企業の進出を反映してである。そもそも中国は法治国家から程遠い現実は報道でご承知のとおり。その正反対なのが訴訟社会であるアメリカ、英米法の基本から米国内の訴訟実務の概要も出題された。 去年12月、ビジ法の3級を受けた訳だが、3級は簡単過ぎた。そして2級は・・・これは非常に難しい!問題は択一式なので、消去法が基本である。消去法で絞ってもなぜか2問が残るのはいつものこと。そもそも消去法で解答を出すという態度ではまだまだというところだろう・・・。この試験の合格発表は8月5日とのこと。
2005.07.03
先月18日、シスアド(初級システムアドミニストレータ)を受験してかなり苦戦したことを日記に書いた。5月16日、情報処理推進機構のHPで合格者が発表されたのを今になって知って、とりあえず確認したら合格したようだ。 ちなみに、シスアドの受験票には「成績照会のためのパスワード」が記載されている。機構のHPでそれを入力すれば、個人の成績を教えてくれるのだ。なかなか進んだシステムだと感心するが、情報処理推進機構なんだからそのくらいは常識というところなのか。ちなみに相模太郎の成績は、午前問題(主に知識分野)680点午後問題(主に応用問題)650点であった。点数については「最低200点、最高800点で600点以上を合格」であるそうで、おそらく相模太郎は「きわどいところ」であったようだ。 4月下旬に「情報処理推進機構」のHPで解答が公表されていて、自己採点をしたら「7割くらい合ってる」というものだった。はっきり言ってそれだけでは合格基準に達するものなのか皆目分からなかったというのが現実だ。 ちなみに午前問題、パソコンや業務に関する知識を問う問題で、全て択一式の試験である。この試験の採点は「項目応答理論」と称するもので、難易度の低い問題を間違えると、次に続く難しい問題を正解しても「まぐれ当たり」である可能性があることから、減点されるという厳しいものだ。 そして午後問題、企業で想定される業務の実例を通して、情報処理をどのように進めればいいか考えていくもの。穴埋めから択一問題までいろいろな問題が出るので、配点など全く分からない。穴埋めは何とかなったが、最後のまとめ的な択一問題を明らかに間違えた箇所があって、これは駄目だと思ったのだが・・・。 何だか疑心暗鬼なので、経産大臣から来るとされる「合格証書」を待って納得したいところ。合格発表から1週間経ったが何も来ないので「ほんまかいな」と心配だ・・・。↓この本を使いました。付録に実際の問題がついてるので模擬試験もできます。初級シスアド徹底研究(2004秋)( 著者: 情報化交流会 | 出版社: 日本経済新聞社 )
2005.05.22
シスアドを受けにいって来た。趣味でパソコンをやってることが「シスアド」という発想につながったのだが、これは難しかった・・・。 試験は午前問題と午後問題に分かれる。午前問題については、コンピュータ・インターネット・業務全般にわたる基礎知識が問われる。択一問題が80問あって、それを2時間30分で解く。過去問題では「楽勝か?」と思われたが、どうしてどうして、時間ぴったりにやっと終わったのだった。 懸念しているのは午後問題だ。午後問題は7問ある。給与計算だの、売上表の作成だの、何かの例題が出てきて「どう業務を改善していくか」という問題解決能力がためされる。短い時間に問題を読み、問いに答えていかねばならないので、単純な知識を問う問題でないのが苦しい。 「苦しい」と自分で分かっていることからも明らかなのだが、自分のこれまでやってきた勉強(社労士だのFPだの・・・)は、とにかく知識を問う「社会科のお勉強」であった。つまり知ってるかどうかの問題だった。シスアドを受けて感じたのは、問題解決能力という実践的な能力に乏しいということだ。 だからこそ!自分は努力せねばならないのだろう・・・。国語力や数学力、極端な話「IQ」が低い訳で、それをどう克服するかを考えなければならない。 今後の作戦?おそらく「シスアド」は来期も受けなければならないだろうから、引き続き取り組みを進めるしかない。それと「ビジネス実務法務」、去年受けた3級があまりにも簡単過ぎたので、2級に上げようと思っている。ビジネス実務法務こそ「とにかく知識が問われる」分野、得意分野にしていきたい。
2005.04.17
「格差社会」の到来を迎えて、自分として心の準備をしておかなければならない。今の自分の立場を冷静に考えると、どう考えても両親のような「中流階級」の生活を死ぬまで送れるとは思えない。一度でも転落の日を迎えると、そこに待つものは知的にも経済的にも貧困を余儀なくされる灰色の日々だ。 もはやあらかじめ「転落のそれから」を思い描く必要にも迫られていると言っていい。だから消費行動は防衛一色、毎月の給与は血液と同じと観念せねばならない。海外旅行などと論外、娯楽はホームページ作成と投資と音楽に溺れるだけで十分、貧乏人がいかにそれらしく生きるかを模索する今日このごろである。なぜそんなことを考えるに至ったか、日本はまだ「格差社会」に対する準備が出来ていないからだ。欧米のように、階層によって読む新聞も娯楽も違う社会では、各階層の人間はその範囲内で何もかも収まるように出来ている。日本人の多くは、自分はまだ中流であるという幻想を持ち続けている訳で、その行き着く先は様々な葛藤の連鎖との闘いであるに違いない。 そもそもなぜ資格試験に興味を持って取り組むのか、実は何か前向きな目標がある訳でもなく、知的教養に遅れを取ることへの恐怖、つまり恐怖が支配しているだけと言っていい。さらに知的教養を失えば投資活動もままならない訳で、さらに生活は窮乏する。FP技能士などと、底辺である我々にこそ必須の資格と言っていい。 どんなに絶望的でも、せめて結婚願望は捨てないように気を配っている。結婚生活とは我慢大会そのものであるはずで、時代がさらに何もかも困難にさせるのは薄々分かってはいる。しかし、人間の歴史のほとんどが貧困との闘いであったことを考えると、なぜ人類がここまで存続してきたのかをよく考えなければならない。 そして今日も何かの勉強に取り組もうとする。気持ちを奮い立たせるために、何か音楽を聴こうとする。平原綾香では気持ちは一向に高ぶらず、仕方なく80年代の音楽に助けを求める。日本人が元気だった80年代、自分はまだ小学生であり別にノスタルジーの持ちようもないのだが、あの時代の文化を借りないと元気も出ないというのは全く問題と言えようか。平原綾香/The Voice【送料無料商品】希望格差社会 「負け組」の絶望感が日本を引き裂く
2005.03.26
政府税制調査会(首相の諮問機関)は、平成17年度以降の本格増税に向けた改正について議論している。最大の焦点は所得税と住民税の定率減税の取り扱いだ。 所得税の計算については、まず各所得金額を収入マイナス必要経費で算出し、各種所得金額を損益通算しながら合算した後に、配偶者控除や医療費控除等の各個人の状況に見合った控除を行い、課税所得金額を求める。課税所得金額から税率をかけ、住宅ローン控除等の税額控除を行った最後に残る所得税額に20%をかけた金額を控除する。この20%が「定率減税」と言われるもので、景気浮揚政策として導入された恒久的減税の一部なのである。 この定率減税を平成18年から「税額の10%:最大12万5千円」に半減させる案が浮上している。もしこのとおり行われるとすると、家計への負担から景気腰折れの懸念も出る訳で、財界からも慎重論が出始めた。厚生年金保険料や雇用保険料等、各種社会保険料も負担増が既に決まっている。逼迫した財政状況や景気見通しを踏まえた判断が注目される。 外車を乗り回している人や海外旅行に行く人達は、租税負担能力はそれなりにあると考えていい。問題なのは、収入ベースで300万円を切っている世帯が増加していることだ。貧富の格差が次第に鮮明となっている中、FPは「金持ちのため」より「低所得者のため」に何が出来るかを勉強する必要があると痛感している。トクをする住宅ローン資金計画と税金対策マニュアル(2005年版) ( 著者: 山本公喜 | 出版社:...
2005.03.21
シスアド(初級システムアドミニストレーター)への取り組みをぼつぼつやっているところだが、今日は「平成14年度秋期」の午後問題をやってみた。午後問題とは、つまり試験日当日「午後」に行われるからそう呼ばれている。企業等の業務活動の中から、例えばこういった仕事を行うためにはエクセルでどうやって組めばいいのか、などの実践的な問いが出てくる。この前、平成16年度の午後問題をやって全く歯が立たなかった訳で、過去問題をじっくり取り組んでいこうという作戦だ。最近、いろいろと忙しくなって「資格」どころではないから半分投げ出していたが、試験の願書を出してしまったものだから、何とか体に鞭打ってという感じで今日は頑張ってみた。平成14年度の問題は、そんなに難しくなく、8割は正答できた。つまり「昔のほうが易しかった」訳で、過去問もどこまであてに出来るか疑問になってくる。年々難しくなってきているのは明らかで、とにかく経験を積んで試験に慣れることが肝心なのかもしれない。
2005.03.13
東京商工会議所「ビジネス実務法務」の3級の合格通知が来た。「一応確保」と表現する訳は、この試験があまりにも簡単過ぎたからだ。 法律系資格や検定のたぐいは、何だか難しそうで取り組みにくそうなイメージがあるが、ビジネス実務法務検定は、ビジネスマンが通常知り得ておく基本的な法律体系を学ぶところに意味がある。民法の基礎、物権法や債権法の基礎、法律行為から取引実務、手形行為の実務、どれも実践的な話ばかりだ。しかも、特許権や、著作権、個人データ保護の法律など、ビジネスの現場で問題となってくる特殊な法律の基本までカバーする。個人的に「著作権」を学んだ意義は大きいか。例えばホームページ作成について、芸能人の写真を表示するためにアマゾンアフィリエイトの「リンク」を用いた話を以前取り上げた。いろいろデリケートな問題がホームページ作成の現場でも現れることを実感したといっていい。それと、インターネットを常にやっているだけに個人データ保護の重大さも学んだ意義は大きい。 この検定は、3級は「学生・社会人一般コース」2級は「企業の法務担当者」1級は「企業において、法務関係事務を指導的立場で執るレベル」だそうで、1級の合格者は1割そこそことかなりの難度らしい。3級は7割近くパスするらしいが、社会人としての最低限の知識程度なので、とても人から法律の相談事を承るのには力不足といっていい。 試験は、7月と12月、全国の商工会議所で行われる。受検料4200円、2時間の制限時間で七割以上正解で合格、という内容。プチ法律家を目指して気軽にチャレンジできるおもしろい検定といえようか。
2005.01.30
シスアドの試験は午前問題と午後問題がある。懸念の材料なのは「午後問題」で、具体的な課題を基に問題に答えていく仕組みになっている。ただ単に「エクセルをやってるから表計算も問題は簡単なのかな」と思ったらとんでもない話で、給与計算をどうするかとか、購買部門と経理部門の伝票の流れをどうシステム的に再構築するだとか、どちらかというと実際の業務の知識と経験がかなりモノを言いそうだ。こういう話になってくると、経理をやったことのある人はかなり有利なようだ。ただ「パソコンが好きだから」という理由でシスアドの勉強をしている筆者は考えが甘かったようだ。 第2次産業で働いたことがない筆者にとって、材料価格の計算だとか工程の見積だとかは「想像の世界」でしかない。問題に出てくる事例をいかに的確に読み取るか・・・国語力の大切さを今更思い知ったという感じだ。 ○ところでまた話は変わりますが・・・。 ヨドバシとかサクラヤとかで「デシカメ」売り場をのぞいて見た。なにせヒマな独身男にデジカメなどと必要もないものだが、ホームページ製作において「デジカメの写真を取りこむ」という技がある訳で、何か表現の拡大につなげられたらと思っているところだ。 しかしまあ・・・いろいろありますねえ・・・。こんなにデジカメデジカメってみんな何を写すのだろうか。大切な家族の記録を残す、仕事に使う、いろいろあるだろうが、こんな精巧な機械をつくるヒマがあったら被写体となる日本の風景を先に何とかするべきじゃないかと思いたくなる。どこへ行ってもサラ金の看板や量販店のけばけばしい看板が立ち並び、一軒一軒の家はこぢんまりとまとまっていても風景は雑多なのは毎度のことで、美しい自然も刻一刻と破壊されつつある。 そしてこの自分という存在も、そんな精巧な画像に耐えうるほどのものか?肖像となるにふさわしい自分づくり・・・デジカメ購入はその後だ。
2005.01.14
シスアドの本をちびちび読んでいるのだが、けっこう難しい。ただパソコンが好きだというだけではなく、仕事においてパソコンがどう業務の効率化に貢献するのかを考えなければならないのだから、業務そのものの理解から始めなければならない訳だ。そして様々な分析を得て、システムの概要を理解した上でパソコンを業務に導入するという流れがあるので、分析なら様々な分析方法・システムの問題についてはパソコンを中心とした専門的知識も求められる。★例えば・・・。 ファイル利用中にシステムがダウンした時の対処方法について。それにはロールフォアードとロールバックの2つがあるそうだ。それだけでは何のことだか分からないからテキストを読むと、ロールフォアード:最新のバックアップファイルの内容に回復する。→ジャーナルファイル(その意味も分かってない・・・)の更新後イメージデータでチェックポイント時点の内容に回復する。→チェックポイントファイルの内容でシステムの状態を回復する。→ジャーナルファイルのトランザクションにより再処理を行う。ロールバック:ファイルの内容をジャーナルファイルの更新前イメージにより、チェックポイント時点の内容に復元する。→チェックポイントファイルにより、システムの状態をチェックポイントの時点の内容に復元する。→ジャーナルファイルのトランザクションにより再処理を行う。もっともっと分からなくなってきたが(笑)・・・。要はロールフォアードとは元に戻して現在に向けて前進していくこと、ロールバックとは現在の状態から巻戻して回復すること、という理解らしい。言葉そのままで理解した方がいいという訳だ。 こんな訳で、今年の作戦は「まずシスアド、それが終わったら医療事務」と決まった。シスアドの試験は4月第3週に行われる。間に合わないかも・・・。
2005.01.10
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