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お寺さんでお盆の恒例行事があるので、横濱から汽車を乗り継いで大阪入りした。喜連瓜破でお墓参りを済ませてから堺のお寺さんへ向かうのだが、法要の開始まで時間が相当ある。谷町線阿倍野駅で降りて、阿倍野ベルタへ入り掛けた処にレトロな喫茶店があったので、其処で一服。まるで時間が止まったやうな「ハットケーキ」を食べる。此処から懐古趣味炸裂な一日の始まりであります。此処から堺までは、阿倍野電停から阪堺電車に乗ればよい。やって来た電車は何と昭和32年製!帝国車両の製造であります。電車は住吉さんの横を通り抜け、古びた住宅街の中をのんびり走ってゆきます。大和川に架かる橋を通過。阪堺電車で此処まで下ったのは初めてであります。まるで絵画のやうな光景。妙国寺前で下車~晩夏の太陽が容赦なく照りつける。新旧の融合が愉しいそして法要も無事終わり、親戚の方々と姫松電停前の喫茶店で一服することになった。拙者は子供時代の僅かな記憶を辿ってみる。此の店は、祖父と何回か行ったことがあるのだ。店内に中2階の客席がある変わった構造だったから覚えていた。約四十数年ぶりの来店であります。建物の外観こそレトロだが、時代が進んだ一面もある。四十年でケーキも進化したのだろう!ピスタチオのケーキは、全く初めて食べる味だ。コーヒーカップのデザインも話題となった。サマーブレンドとのことだが、何だか紅茶のやうな風味。此処でしか味わえない経験をさせていただきました!姫松交差点で解散後、我々は再び阪堺電車に乗って、まずは天王寺へ。御堂筋線・四つ橋線と乗り継いで、西梅田から阪神百貨店に入った。夕食は、最新式のフードコート「阪神百貨店スナックパーク」で、超レトロな「大阪ナポリタン」であります。溶岩並みの熱々プレートが、パスタに程よい具合に焦げ目をつける。魚肉ソーセージも付いて、まさに昭和感爆発の一皿。伊太利人が卒倒すること間違いなしだ。さて、本日は新阪急ホテルで一泊の予定だが、閉館まで秒読みとなり、もはや旧阪急ホテル。寝る間際までレトロな大阪を愉しむとしよう。
2024.09.08
伊勢佐木にある喫茶店で、ボストンクリームパイなるものを食した。文字通りアメリカのボストンで生まれたお菓子で、繊細な模様が素晴らしい。ヤンキー共が、いちゝゝこんな細かい装飾に凝るとは意外である。此処でふと思い出したのは、人間は何故に足が入らないやうな後部座席を作るのかと云ふこと。伊勢佐木から数キロの処にある日産自動車のギャラリーを見て、暫し考え込んでしまった。日産シルビアの後部座席は、富永愛さんでなくても座るのは無理である。がんばれ台湾!さて、日産自動車のギャラリーからさらに数百米の処にある地下街に、台湾飯店がある。中共の陰湿な嫌がらせに耐え忍んでゐる台湾を応援するためには、かうした店を利用したくなる。初めて台湾カステラ(グゥ ザァオ ウェイ ダン ガァオ、と読むらしい)なるものを食した。長崎のカステラと食感が大きく異なり、本当に台所用スポンジみたい。飲み物は鉄観音~まるでビールのやう。なんで泡を立てられるのか不思議で不思議で考え込んじゃう。でもやっぱり不思議なのは、座れないほど狭い後席。昔乗ってた軽自動車(ラパン)だって、富永愛さんが座れるぐらいの広さがあったのであります。アパホテルのカレーは不思議に美味い所用で相模原(富永愛さんの故郷)へ行ったときのこと。サンマルクカフェで一際目を引いたのがアパホテルの社長さん。例のカレーを詰めた訳ですね。さう云へば、アパホテルを使わなくなりました。狭いけど安いから良いかと利用してゐたが、近頃インバウンド需要の性で値上がりが著しい。今夏、お寺さんの法要で帰阪する予定だが、どうせお金出すなら新阪急ホテルにしようか?と云ふことになってしまう。いろゝゝ税金のこととか調べてたら、不思議なことが分かった。例の「狭い後席」の件!後席が無いスポーツカーだと税金が高くなる国がある、あるいは会社の経費で落とせない国がある、だから「座れなくても知ったこっちゃない」レベルの後席を装備するらしい。明らかに営業車ではないのに、経費で落とそうと云ふセコい連中の為にやってる訳だ。思へば、後席でも富永愛さんが座れるぐらいの余裕があった初代ソアラなんか、シビレるやうな凄いクルマだったな。→トヨタ博物館にありました!続いて相模原駅で久々ヴィドフランスに立ち寄った。久々なので、ついゝゝ何種類も食べちゃう。国電でテクヽヽ横濱まで戻り、再び日産ギャラリーを覗いて思わず絶叫しそうに。日産プレーリー!しかも三列シート!足が全く入らない三列目をわざわざ作る必要があったのか?税金関係ないよね?此のクルマ、足が入らない謎の三列目シートの本家かも知れない。
2024.09.01
所用で橋本(相模原市)へ赴いた。桜木町からは横浜線の直通電車が出ている。生ごみを放り込むポリバケツのやうな水色の京浜東北線に交じって時々目にする横浜線は、何だか新鮮な感じ。ツートンカラーが格好いいんです!長閑な田園地帯をトコトコ走って40分、高層ビルが乱立する橋本駅へ到着!用務先の「杜のホール橋本」は、「ミウイ橋本」の建物内にある。内部は巨大な吹き抜け空間になってゐる。杜のホール橋本から見えたのは、何やら巨大な工事現場。そうか!是がリニア中央新幹線の工事現場かと、何だかワクワクした気になった。相模原在住時代、山梨のリニア実験線を見学したことがあるが、あの実験線が営業線として此処まで繋がる訳である。確かに広いから広場なんだが其れから数ヶ月、あの工事現場を見学できる「リニア広場」が開放されたことを知った。是は見に行くしかないでしょ!と、再び横浜線に乗って橋本まで。気温37度の熱波のなか、橋本駅南口からリニア広場へ。入口から、巨大な盛り土の山を登って行くことになった。リニア広場とは、つまり盛り土を活用したやうな存在なのである。とにかく日光を遮るものが無い。工事現場を見学出来るだけの施設だから仕方ない訳だ。途中、シールドマシン等が並べられているが、もちろんただ並べてあるだけ。リニア広場から新駅掘削部と思しき場所を見る。まるで戦艦大和のドックでも作っているかのやうな光景だ。左側が品川方面となる訳だ。其れにしても敷地の広さに驚く。是が旧相原高校跡地なのだが、此処まで広かった訳は、畜産科等があるから広い敷地を必要としたらしい。駅前に広大な土地を確保出来たのは運がいい。JR+京王橋本駅側を見る。盛り土の高さが分かるだろう。此のアングルは、普段絶対に見ることが出来ない光景。工事現場の敷地に隣接して「FUN+TECH LABO」と云う施設が建設された。JR東海が主となって運用する「イノベーション創出拠点」で、此の工事現場を見てワクワクするやうな少年の心を失わない人間を如何に育てて行くかが鍵となろう。リニア広場を後にして、イオン橋本2階のコクテル堂で休憩。レモンケーキは暑い夏にぴったりでございました。想定以上の酸っぱさ!では、今度は京王線に乗って橋本を後にします(たまたま都営車~直通してくる他社車両に萌えます)。次は何処に行きましょうか・・・名古屋市:リニア館を見学した時の様子はこちらから!リニアのことなんかさっぱり忘れ、蒸気機関車や戦前の車両に見惚れてた(笑)
2024.07.27
夕方から夜にかけて「ハマ風」に吹かれると涙が止まらないと云う謎の疾患にかかり、眼科を受診した。目の疲れもあったらしい。其処で眼鏡外来のチラシをもらう。たいへん人気のある外来です!と云う釣り文句に苦笑いを催したが、自分の眼鏡は相模原在住時代に買ったものであり、拾数年も経てば視力も変わって合わなくなっていたかも知れぬ。まぁ何時か相談しようと思っていたら、タイミングよく眼鏡の部品が破損してしまい、急遽相談することになった。先生、念力とか掛けてないよね?事前の検査はスムースに進んだ。限りなくパソコン使用時に使う前提だったので、使用目的が明確だったからだ(そもそも、眼鏡をかけたまま歩くなどと云う器用な真似はできない)。処方箋をもらい、眼科とグルになっている店の場所を告げられ、しょうがないから其の店に行って購入することにする。あーあ、見事カモられましたなぁ。いざ、其の店に行って途方に暮れたのは、好きなフレームを選んで下さいと云われて、菓子パンを選ぶ以上に迷ったこと。困った時に持ち出す物差し~阪急電車、阪神タイガース、ユーハイム、ブラームス、中森明菜、西部警察、旧東ドイツまで並べたところで、映画「善き人のためのソナタ」に出演のセバスティアン・コッホ氏が「いい眼鏡してたなー」と記憶していたことを思い出す。そして、目に留まったのがレトロ感あるフレーム。グッチが眼鏡フレームを作っているのも今知った。最近、ゲン担ぎで金メッキが施されている製品を選ぶ傾向がある。でも、作っているのは日本なのであります。なるほど、EU圏は労働時間が少なくても稼げる訳である。ケースの色を選んでくださいと云われて「マルーン」と云ってしまうのが元阪急沿線人。でも結局は阪神タイガースの眼鏡ケースに入れて持ち歩くことになるのであります。
2024.05.26
旧東ドイツの伝説的ボロ車「トラバント」目当てに訪問したトヨタ博物館、余興に本館をブラブラ散策してみた。トヨタ車だけでなく、自動車黎明期に遡る地球儀俯瞰的な展示に感心したが、個人的に気に入った車種を幾つか取り上げるとこうなる。まずはメルセデスベンツ300SL~拙者のパソコンのマウスも此のクルマなんです。実車は目が飛び出るほど高価だけど、マウスはトヨタ車より安かった。ちゃんとライトも点灯する優れものだが、やはりガルウィングを開いた実車は見てて惚れ惚れする。機能美が光るのがドイツ車。ただし、御婦人には不評だったとか。当時、御婦人の御召し物はスカートが主流。脚を思い切り上げて乗り降りせねばならない訳で、レディになんてことさせるの?となる訳である。石原裕次郎さんも乗ってたことで有名。西部警察のスーパーZは、此のクルマがヒントになっているのかなと思った。もちろん拙者は西部警察のミニカーだって持ってますよ!ムダの無いドイツ車、ムダしかないアメ車キャデラックを見て心の底から呆れてくる。なんでアメ車は「ムダばかり」なのかと。300SLが、ムダが一切無い締まったデザインであることと対照的。アメ車でも、GMシボレーコルベットはまだ許せる。インテリアの出来は天才的で、御婦人も是なら御機嫌になるだろう。欧州車に対抗すべく頑張って作ったそうだが、性能が全然駄目で「雰囲気を愉しむクルマ」だったとか。結局アンティークな世界に溺れて元祖高級車たるロールスロイスの運転席。1910年代、クルマは金の装飾で輝いていた!ドゥローニ・ベルヴュ(仏)~ロシアのニコライ二世も愛した高級車。マルーン+アイボリーの塗装は、まるで阪急電車。拙者は此のマルーンに滅法弱い。一番衝撃的だったのは、イタリアの或る紅いクルマ。イタ車のデザイン性の高さは昔から確立されていたらしい。ぜひ復元して欲しい車体である。有名な「史上初の交通事故」~ジョセフ・キュニョー発明の蒸気自動車であります。時はまだ18世紀~先人達は失敗に失敗を重ねて自動車のあるべき姿を作り上げていった訳です。H3ロケットを一回打ち上げに失敗しただけで記者会見で吊るし上げとも取れる追及を続けた共同通信の某記者は、此のミニチュアを一億回ぐらい見て学び直した方がいい。
2024.04.06
父の誕生日祝いに東京驛で会食し、ブラブラ有楽町まで歩いた。東宝プロムナードビルにある「おフランスの紅茶:ニナス」に入って、ケーキを食べることにする。先日、東宝の株主優待で映画を見た後、此のお店で半券を提出したら紅茶をいただき、何だか運を呼び込むような場所に思えたから。店舗入口に展示してあったのが、マリー・アントワネット様の靴である。靴が残っていたなんて初めて知った。ちなみに、アントワネット様は此の店のイメージガールみたいな存在。ケーキの種類が多過ぎて、半ケーキ弐種類を選ぶのも苦労する。拙者がついつい選んでしまうのが、アントワネット様の御実家、 ハプスブルグ帝国発祥のザッハートルテ。有楽町に来たら、何となく立ち寄るのが日比谷シャンテ。宝塚の衣装などが展示されているのは何時もの光景だ。宝塚歌劇で、マリー・アントワネット様は数年に一度は演じられているのだろうが、拙者はまだお目にかかったことは無い。横濱の「ニナス」も行きましたよ! 紅茶の「ニナス」は、横濱にもある。此処は嫁さんと二人で行って来た。席の直ぐ横は、マリー・アントワネット様の肖像画と彫刻まで展示されている。んー、テーマは理解できるが、よくよく考えたら彼女を拝んだって御利益は無いよなと苦笑いが込み上げた。とにかく甘い物食べまくる引越し(鹿児島→横濱)に伴う整理整頓も一巡し、足りないモノを買いに渋谷へ。イケアに行ったついでに、店内にカフェがあるので行ってみる。店内における独特の注文方法は、今現在すっかり忘れてしまっている。ちなみに此のパンケーキは、ハロウィンをイメージしているんだとさ。横濱驛前の地下街に「fruits peaks」と云うパーラーがあって、本店が福島とあって応援がてら食べに行って来た。御存じのように、福島をはじめ東北各県は、中共による悪意に満ちた誹謗中傷の標的となった。何の話かすっかり忘れているお人好しな皆様、「風評被害の加害者たる中国に損害賠償を請求せよ」を御覧くださいね。伊勢佐木の一角にある文明堂茶館にて。是こそ喫茶の王道のような空間だ。こうした「景色」をじっくり眺めつつ、拙者の自宅カフェで応用できることは無いか妄想を始めるのも、近頃の悪い癖である。
2024.02.17
いよいよ薩摩藩領から武蔵國横濱村へ向けて出発する朝、天気は快晴であります!レム鹿児島の洗面所からは、中心街を市電が行き来する様子がよく見えた。もうこんな景色も今日で最後だ。ずっと眺めている時間もなく、直ぐに下に降りてタリーズ珈琲にて朝食を摂る。この小時間がなかなか充実していたので、寫眞とかは→こちらでもどうぞ。結局、慌ただしく出発準備をし、チェックアウトして空港行乗合自動車に乗り込む。四年間の鹿児島生活も遂に終わり。本当に終わってしまう訳だが、なかなか実感が湧かない訳で、すっかり見慣れた天文館の光景が今日も視界に広がっているだけの感覚だ。天文館を出発!車は四年間住んだ集合住宅の前も通り過ぎた。消防署や甲突川など、何時も見る景色を通り過ぎながら、南国交通ターミナルに立ち寄り、其処からいよいよ鹿児島市外に出る。ふと気が付けばこんな風景が続く。高速道路走行中は、このような眠たい景色ばかり広がっている。心地良い日差しが更に眠気を誘った。鹿児島空港も晴天なり。何度も通り過ぎた此の空港もいよいよ最後となった。乗ったのはスカイマーク羽田行。スカイマークは、ネスカフェゴールドブレンドに加えてキットカットも出して呉れる。其れだけでは寂しいから、空港で「ツナードき焼の摩薩」を買っておいた。ぼんやりした晴天に恵まれ、機は至って静かに羽田を目指している。其の先に待っているのは、相変わらず忙しない都会の生活なのだろう。都会の喧騒が再び羽田空港へ着いてからが早くも忙しい。まず京急バスに乗り換えて横濱驛を目指した。早めに着いて不動産屋に行きたいからだ。車は首都高速湾岸線を通ったが、左右はほとんど京浜工業地帯。日本の産業の屋台骨であることを実感。首都高速湾岸線から横羽線を経由して横濱驛に到着。人混みをかきわけ、急いで不動産屋に行って部屋の鍵を受領しておいた。今度住む部屋は関内であります。関内と云っても広いので、拙者のような御家人衆でも暮らせる長屋なんか沢山ある。部屋へ入って重たい荷物を置いておく。引っ越しの荷物はまだ来ないので、今日も旅館で一泊だ。其の前に、村役場へ行って届出を先にやることにした。村役場へ行く途中にあったのは横濱球場。先ほどから「佐藤さん」「大山さん」が多いなと思ったら、阪神の試合をやるらしいのだ(当ブログの記事は数ヶ月遅れとなっています)。村役場での手続きも終えて、再び球場の横を通る。横濱ファンも結構多いなと、少し身の危険を感じた訳であります。泥酔しそうなほど疲れて或る旅館に到着。翌朝、天にそびえ立つバベルの塔を眺め、取り敢えず今日から此の街で生きて行く覚悟を決めたのであります。早くも思い出となり歴史となり・・・
2023.12.23
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