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2021年07月22日
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「富者は明日のために今日勤め、来年のために今年勤める」
「貧者は昨日のために今日勤め、昨年のために今年勤める」
花、自然の画像のようです
「二宮翁夜話」巻の3
【51】尊徳先生はおっしゃった。
富と貧とは、元は遠く隔てるものではない。
ただ少しの隔てがあるだけである。
その本源はただ一つの心得にある。
貧者は昨日のために今日勤め、昨年のために今年勤める、
だから終身苦しんで、功がないのだ。

安楽自在であって、行う事で成就しないという事がない。
そうであるのに世の人は、今日飲む酒が無い時は、借りて飲み、
今日食う米がない時は、また借りて食う。
これが貧窮する原因である。
今日薪を取って、明朝飯を炊いて、今夜繩をなって、明日垣根を結ぶならば、心安らかであってさしつかえることがない。
そうであるのに貧者のやり方は、明日取る予定の薪で、今夕の飯をたき、明夜なう繩で、今日垣根を結ぼうとするようなものだから苦しんで功が成らないのだ。
それゆえに私は常に言っている。
貧者が草を刈ろうとする時に鎌がないとする。
これを隣りから借りて、草を刈るのが常の事である。
これが貧窮を免れる事ができない元因である。
鎌がなければまず日雇いで賃金を取るがよい。

この道はすなわち開闢元始の大道に基くものだから、卑怯・卑劣の心がない。
これが神代の古え、豊芦原に天降った時の、神の御心である。
だからこの心がある者は、富貴を得て、この心が無い者は、富貴を得る事ができないのだ。





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最終更新日  2021年07月22日 03時57分54秒


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