じゃくの音楽日記帳
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土曜朝の出勤時は、通勤の車の中でNHKラジオ第一放送、「ラジオ文芸館」を聞くのが常です。きょうもいつものように、走り出した車のラジオのスイッチをつけると、もう番組は始まってしばらく経過していました。意中の女性が初ガツオを持って折角我が家に訪れてくれたのに、人付き合いが不器用な一人暮らしの主人公の男性は、不器用さと緊張のあまり、失敗を重ね、女性からの恋心の告白にも、気持ちとは裏腹な言動をとってしまいます。女性は失望のうちに帰ってしまい、男性は子供時代からのお気に入りの公園に行って自分の気持ちを慰めようとします。すると公園には彼女がたたずんでいて、ブランコを見ていました。ブランコは喧嘩した子供が仲直りするのに良いのだ、向かい合わず、自分のペースでこげて、それでなんとなく相手と呼吸をあわせたり、などなどの女性の話を聞くうちに、主人公の緊張もほぐれ、心が通いあいます。素敵なお話でした。この番組の途中で、確か以前聴いたことがある、素朴で美しいピアノソロが流れてきて、思わず涙がにじんじゃいました。多分日本のニューエイジのアーチストで、多分CDを持っていたと思うんだけど、誰だか思い出せない。今度CDを引っ張り出して聴いてさがしてみようかな、と思いました。終わってアナウンスをきくと、今日の放送は、重松清さんの「目には青葉」ということでした。この女性、名前が「みどり」でした。木々の新緑が、日ごとどんどん鮮やかにまぶしい季節ですね。新緑のみどり、大好きです。
2013.04.13
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