キャバレー日記 | メタボの気まぐれ

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1982年6月25日公開の「キャバレー日記」は
当時のアイドル女優・竹井みどりを主演に
激しい売り上げ競争に明暮れるキャバレーを舞台に
そこに生きるホステスと社員たちの姿を描いた
にっかつロマンポルノである。

物語は全国にあるチェーン店の中で
売り上げナンバーワンを目指す新宿・歌舞伎町の
キャバレー“ミスニッポンは
軍隊式人間管理を用いり社員とホステスの交際は

いけないという厳しい規律が引かれていた。

夏のボーナスシーズンを迎え同店は
激しいトップ争いに加わっていた。

そんなある日、新入社員の和田（伊藤克信）は
閉店後、ナンバーワンのホステス
宏美（竹井みどり）が酔っている所を助けた。

宏美を介抱している所を見られた和田は翌日
課長の福永（北見敏之）に体罰的注意にあった。

数日後、ナンバーツーの淳子（岡本広美）と
福永が揃って出社しなくなった。
二人は以前から愛し合っており

また宏美も福永と一度、関係を結んた事があり
思いを寄せており、一方では福永を尊敬し
この仕事に本気でぶつかろうとしていた和田は
あの日以来、宏美を密かに愛しており
今度の事件に怒りとショックを覚えた。

和田は係長に任命されるが仕事に身が入らず
３日ほど無断欠勤をした。

そんな時、もう一度働かせて欲しいと
淳子がやってきた。

その頃、貯金がなくなっていた福永は
宏美からも金を借りており
そこで店長の河本（上田耕一）は宏美に
福永をおびき出させると店に連れ込み
和田をはじめとする社員に殴りかからせた。

しかし禁じられていた愛に走った福氷を殴った
和田の後味は悪く、スパイの役を演じた宏美も
同じだった・・・

この映画に出演した伊藤克信は大学時代に
落語研究会に所属しており全日本大学落語王座決定戦で
敢闘賞を受賞。その延長で1981年の映画
「の・ようなもの」において主役としてデビュー。

この映画は森田芳光の監督デビュー作でもあり
この縁から以降の森田作品にも数度出演している。

また出演した番組の企画で原宿でおニャン子クラブの
高井麻巳子をスカウトした事でも知られている。