みんなあげちゃう | メタボの気まぐれ

週刊ヤングジャンプ誌上において連載された
弓月光のエロティックコメディ漫画
「みんなあげちゃう」を1985年、にっかつが公開した。
監督は「平成ガメラシリーズ」の金子修介

大富豪の令嬢で世間知らずの名門女子高３年生
間宮悠乃（浅野なつみ）は恋の憧れは人一倍強い。

そんな悠乃の前にウルトラの母が現われ
近々、素敵な恋人との出会いがあるから
その人に何もかも差し出すようにと言う。

数日後、悠乃は悪友・明菜（山中千多枝）の部屋から
双眼鏡で外を見ているとアパートの部屋にいた
予備校生の六郎（岡竜也）を目撃する。
悠乃は、あの人が素敵な恋人と勝手に思い込み
六郎の部屋に行った。

悠乃の突然の訪問に受験を翌日に控えた六郎は仰天。
さらに六郎は翌日の試験もさんざんな結果だったが
悠乃の強引なアタックで二人は結ばれた。

暫くして悠乃は15億円の預金通帳を手に
ヘリコプターで六郎のアパートに同棲しに来る。

こうして二人の甘い生活が始まった。

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大財閥のあととり娘で花形（三波豊和）という
親の決めた婚約者もいる悠乃の失踪は
一族の一大事なのだ。

そこで代々仕える忍びの者に命じて
六郎との生活を妨害させるが苦境を乗り越えていくうちに

腹の虫がおさまらない六郎は単身
間宮家に乗り込んでいく。

間宮家の祖父（木田三千雄）は広大な敷地の一角にある
五重の塔を昇りきったら悠乃はお前のものだと約束する。

各階に女武闘士（泉じゅん）雪の惑星のラア（イヴ）など
毛色の変った美女がおり、彼女たちの性的誘惑に敗けたら
悠乃とは別れなければならない。

一方の悠乃の方は間宮家のワナにはまり
花形と結婚させられようとしていた。

この映画の主人公・悠乃を演じた浅野なつみは
本作でデビューを果たし、その後は「スケバン刑事」にて
海槌久巳役で出演し、グラビアアイドルとして活躍した。

また監督の金子修介は子供の頃、自作の怪獣事典を作るほどの
怪獣少年で本作に円谷プロのウルトラの母を登場させ
金子自身が特撮との接点を生み出す事に成功し
オタク趣味を絶え間なくアピールし特撮監督への夢を
実現に変えていきました。