横溝正史シリーズII 夜歩く | メタボの気まぐれ

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推理作家・横溝正史が「本陣殺人事件」
「獄門島」に続く名探偵・金田一耕助シリーズの
長編第３作「夜歩く」を古谷一行：主演の
「横溝正史シリーズII」の第５弾として放送された。

屋代寅太（谷隼人）は某私立大学で知り合った
仙石直記（村井国夫）から相談を持ちかけられた。

去年の10月3日にキャバレー『花』で
狙撃事件を起こしたのは腹違いの妹である
古神八千代（范文雀）だと言うのである。

奇妙な手紙にあるようであった。

去年の夏ごろ届いたその手紙には
「われ東京へ来たれり。
近く汝と見参せん。
・・・汝夜歩くなかれ」と

古神家の内情に精通している者しか知らないはずの
八千代の夢遊病の事が書かれていた。

そうして私が仙石に連れられて
小金井の古神家の屋敷に赴いたその夜、

八千代がキャバレーで発砲した画家の蜂屋小市
（岸田森）か、八千代の異母兄の

判別できない佝僂の首なし死体が発見される。

しかもその血まみれの現場には
夢遊病の発作を起こして歩き回った
八千代のスリッパの跡が残されていた。

警察では守衛を犯人と見て行方を追っていたが

そして、もう一方の佝僂の蜂屋が行方知れずで
事件が膠着したまま、古神家の人々と
その関係者は避暑のため
旧領の岡山県鬼首村に移動した。

仙石の頼みで私も鬼首村に出向くが、
その車中で金田一耕助（古谷一行）という
風采の上がらぬ男と出会った。

こうして役者が揃った所で、再び惨劇の幕が開く