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2013.04.23
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カテゴリ: 寅さんシリーズ
男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく.jpg




 私には真珠のように思えましてね」


1978年8月5日に公開されたシリーズ第21弾
「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく」は
マドンナに木の実ナナを迎えた作品である。

初夏の景色でいっぱいの柴又に寅(渥美清)が戻ってきた。
風邪で寝込んでいたおいちゃん(下條正巳)は
「俺も年だ、店を継いでもらえたら」と寅に一言。

「俺だってそれは考えている」と寅も無理して言うが
それからいつものように調子に乗って続けてしまい
みんなに馬鹿にされて寅はまた柴又を後にする。


そこで後藤留吉(武田鉄矢)という若者と知り合い
幼馴染みの娘にフラれてガックリしていた所を
寅に励まされた留吉、すっかり寅を気に入ってしまった。

寅もつい長逗留してしまい宿代も溜まり
さくら(倍賞千恵子)にSOSの手紙を書くのである。

久しぶりに柴又に戻ってきた寅をみんなは大歓迎、
その時、紅奈々子(木の実ナナ)がさくらを訪ねてきた。
奈々子はさくらの学生時代の高級生で
二人ともSKDに入るのが夢だった。

現在SKDの花形スターになっった奈々子を知った寅は
理由をつけては浅草国際劇場に通いはじめ


国際劇場に案内された留吉は踊り子の富士しのぶ
(梓しのぶ)に一目惚れしてしまい
留吉は浅草に残りトンカツ屋に就職して
国際劇場専門の出前持になってしまった。

梅雨が明ける頃、奈々子はまたさくらを訪ね

結婚するか舞台ひと筋に生きるかを
さくらに相談に来たのである。

愛をえらんだ奈々子の最後の舞台「夏の踊り」の初日、
満員の国際劇場の二階の最後列で
むなしく失恋した寅は彼女の晴れ姿を見ていた。

この映画のマドンナ役の木の実ナナは
歌だけでなく踊りも芝居もできる人になってほしいと
思いを込めて芸名を漢字、ひらがな、カタカナの
三つがそろった名前にしており

1967年には「ミニ・ミニ・ロック」という曲をヒットさせ
その後、劇団四季のミュージカルに自ら応募し
1973年「アプローズ」に出演し大ヒット。
自身も高い評価を受けて舞台女優としての地位を確立した。


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Last updated  2013.04.23 22:03:36
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