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大潮で干潮が12時前後と絶好の条件の習志野市谷津干潟を訪ねました。お目当てはオオソリハシシギ、トウネンの夏羽です。その姿は、京成バラ園前の干潟にありました。オオソリハシシギは顔から腹が赤褐色の雄夏羽、上面の各羽の羽軸と羽縁の色の差が明瞭な雌、背や翼の羽縁が白っぽい幼羽の姿を観察できました。また、トウネンは津田沼高校前の干潟の一角で寝込んでいましたがちようど起きてくれた瞬間を観察できました。頭部と上面の赤褐色には目をみはるばかりでした。その近くには、チュウシャクシギの姿、顔から胸にかけて白っぽいハマシギ夏羽、大好きなゴカイ類の探すのに歩き回るメダイチドリ、走り回って採餌していたキアシシギの姿がありました。(写真)2024年5月9日撮影
2024.05.09
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アカアシシギが渡来したと便りをもらったのと夏鳥たちが立ち寄る時期なので葛西臨海公園に出かけました。アカアシシギの姿があったと聞いていた下の池にまず立ち寄りました。コチドリ、チュウシャクシギを観察できたのみでしたが、対岸の林の中でサンコウチョウ、キビタキの囀りを聞くことができました。このほか、上の池では浮巣をつくる場所探しをしていたカイツブリペアも観察。その後、東渚を一望できるエリアに移動し、ススガモの雄生殖羽、雌、耳羽にパッチが出ている雄個体が夏羽の換羽がはじまった個体を観察できました。くわえて、干潟が露出しており、そこで餌探しに余念のないキアシシギ、イソシギ、ソリハシシギの姿を楽しみました。(写真)2024年5月8日撮影
2024.05.08
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今朝、オフィスのある千葉県柏市を探索していたら駐車場の一角でコチドリが座り込んでいる姿を発見しました。また別の一羽が移動しているのも見つけました。一羽は胸元の黒い帯が黒味が強くて太く、目を縁取る黄色い皮膚の輪(アイリング)が太い雄個、もう一羽は帯や耳羽に茶色や白色が混ざる雌でした。中核都市でありながら、住宅地の間に小砂利が敷かれた環境が点在してします。ぽっかりとあいたような植生のない駐車場のような場所では捕食者に対して巣が目立つと思われますが、茂ったところでは巣が作れないうえに植生により地表が見えなければ礫での隠蔽効果もないと思われ、周囲に溶け込むような環境に営巣したほうが繁殖成功率が高くなると考えられるのでコチドリが選択したとも考えられます。これから、散歩の楽しみが増えました。(写真)2024年4月29日撮影(参考)笠原里恵.2020.コチドリ.Bird Research News Vol.17 No.4.p1-2.
2024.04.29
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毎年シギ・チドリの探索をしている印西市から柏市にいたる水田地帯を訪ねました。国道408号線から国道356号線に挟まれた水田地帯にはシギ・チドリの姿は皆無だったので印西市安食から小林にかけて広がる水田地帯に移動したところ、田植えが行われていない水田の中と畔で腰をおろして休んでいるムナグロ、キョウジョシギを発見しました。ムナグロは大半が夏羽で、冬羽から夏羽の換羽中の個体でした。また、キョウジョシギは雄成鳥と若鳥でした。体形や採餌スタイルがムクドリ似に見えたので見過ごしそうでした。帰り道、手賀沼沿岸の水田地帯を探索しましたが、こちらはシギ・チドリの姿は皆無。ダイサギ婚姻色個体、電線に複数のツバメが休む光景を見かけたのみでした。昨シーズンは、この時期にムナグロ、キョウジョシギの小さな群れを見かけましたが今シーズンは少し遅い状況です。次回の探索に期待をして帰路につきました。(写真)2024年4月28日撮影
2024.04.28
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茨城県浮島周辺にシギ・チドリの探索に出かけました。蓮田の東端の蓮田ではアオアシシギ、セイタカシギが採餌をしている姿を発見。その後、蓮田エリアを北上すると、クサシギ、タカブシギ、オジロトウネン、タシギ、コチドリが餌探しに余念がない光景を観察できました。また待機中、農道をイタチが通過していく姿を見かけたり、楽しい時間でした。(写真)2024年4月20日撮影
2024.04.20
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まだ滞在している冬の水鳥と春の渡りの鳥たちと会いを期待して船橋市三番瀬を訪ねました。12時近くが干潮でその時刻にあわせて現地に到着。お目当ては、ヒメハマシギ、オバシギなどの春の渡り鳥と北帰行を控えている水鳥たち。最初は干潟の先に広がる小島にダイゼン、ハマシギ、オバシギ、オオソリハシシギ、ミヤコドリなどが羽を休めていて距離が遠すぎてなかなかじっくり観察できず。それでも、14時すぎに潮が満ち始めると干潟に移動し姿を披露してくれました。そのほか、水鳥では、ススガモにくわえてビロードキンクロの姿、金色の飾り羽と虹彩の赤色が素敵なハジロカイツブリ夏羽、沖合を移動する27000羽の群れで移動するカワウの姿を目撃したり、楽しい時間を過ごしました。(写真)2024年4月10日撮影
2024.04.10
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昨日、オバシギ、ダイゼンなどの姿があったと鳥友に教えられ谷津干潟を訪ねました。干潮時刻にあわせて現地に到着し干潟を見渡しましたが、コチドリ以外のシギ・チドリの姿はありませんでした。大潮で近郊の三番瀬に餌探しに出かけてしまった模様でした。しかし、複数のコチドリが縄張り争いで活発に動き回り、体を膨らませて威嚇したり、鳴きながら追尾したりしていました。このほか、コガモ雌、オナガガモ雌、ハシビロガモ雌の各生殖羽の個体を複数見つけました。いずれも非生殖羽に比べて褐色味が強くなっていました。あわせて、アオサギの婚姻色個体(目先から嘴、足が赤味を帯びている)と夏羽個体の姿、葦原では葦の中にいるカイガラムシを採食しているシジュウカラの姿を観察。シギ・チドリを堪能とはいきませんてしたが、旬の時期の観察の醍醐味を楽しみました。(写真)2024年4月8日撮影
2024.04.08
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春のシギ・チドリのフィールドに通う時期となり、茨城県浮島、甘田干拓地を訪ねました。浮島近郊の蓮田ではあちこちにオレンジ色の防鳥ネットが設置され、水位の高いためシギ・チドリの姿は見つけられず。それでも、本新地区でタカブシギ若鳥とタヒバリの群れを発見。その後、甘田干拓地に移動し、探索。ノスリの個体のいろいろを観察しました。虹彩が暗色の成鳥、汚黄色をした若鳥、胸から腹の白っぽい個体と実にいろいろな個体を観察しました。このほか、ツグミ、タヒバリの群れを観察しました。(写真)2024年3月15日撮影(フィールドメモ)・浮島は野焼きが行われた後で鳥影はなし。・甘田干拓地は、北側で土砂の掘り返し工事が行われ猛禽・シギ・チドリの姿は皆無。・浮島は12日の雨の影響で水位が高く、防鳥ネットの設置の影響もあり、鳥影は少なめ。
2024.03.15
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一ヶ月ぶりに茨城県浮島周辺を探索してみました。ツグミが複数鳴きながら移動する光景の中、蓮田にはセイタカシギの小群、タゲリ、コチドリ、ハジロコチドリ、タカブシギ、イソシギ、トウネン、オジロトウネン、ウズラシギが餌を物色している光景を観察しました。あわせて、蓮田の中にユリカモメの姿も発見。ウズラシギは上面の赤褐色の色が強い若鳥、タカブシギでは上面が黄褐色味のある若鳥、グレーの色の強い夏羽から冬羽に換羽している個体とじつにいろいろ。見ていて飽きることがなく、時間を忘れて楽しめました。(写真)2023年11月8日撮影
2023.11.08
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強風が吹き抜ける日中、シギ・チドリを探索しに浮島周辺を訪ねました。夏にも何度も通っていたけれど出会えずだったシギ・チドリが今日は蓮田のあちこちに姿がありました。コチドリ、タシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、タカブシギ、トウネン、オジロトウネン、ヒバリシギ、ウズラシギ、アメリカウズラシギ、ハマシギ、エリマキシギの姿を堪能しました。このほか、田んぼの真ん中の電柱にミサゴが止まり餌の魚をついばんでいました。強風で霞ヶ浦から退避してきたものと思われました。(写真)2023年10月6日撮影
2023.10.06
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大潮で干潮が11時前後で、それにあわせて船橋市潮見町の三番瀬を訪ねました。今日のお目当ては、今シーズン出会えていないオバシギ。浦安側の干潟からスタートして干潟を丹念に探索。ダイゼン、メダイチドリ、ミヤコドリ、チュウシャクシギ、キアシシギ、イソシギ、トウネン、ハマシギを観観察できたもの、オバシギは遠目の目撃したのみ。しかし、最後に船橋港寄りの堤防にその姿がないか探索していたら、浦安側からミヤコドリと一緒に飛来した群れの中にオバシギの姿を目撃。背に黒い斑が目立つ3羽の姿を観察しました。降り立つ際のケッという鳴き声が印象的でした。帰路、干潟の近くの工場の屋上でイソヒヨドリがとまり、さえずりを披露していました。(写真)2023年9月13日撮影
2023.09.13
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8月も今日で終わりとなります。例年でしたらアオアシシギ、コアオアシシギ、エリマキシギ、トウネン、ヒバリシギといった仲間と出会えるのですが、今シーズンは空いている蓮田がほとんどなく、いたるところに防鳥ネットがはられていてシギ・チドリが降り立つ場所がない状態。このため、コチドリ、タカブシギ、クサシギといった種類を観察できるのみが続いています。クサシギは胸に縦斑のある夏羽、胸が遠目には暗色に見える夏羽から冬羽に換羽中の個体を目撃しました。浮島周辺の鳥影が薄いので、以前ツバメチドリやサギのいろいろを見かけたフィールドへ移動。ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギの群れの中にアマサギ数羽を発見しました。4種が田んぼでカエル、バッタなどをめぐり争奪戦を繰り返していました。なお、アマサギは、頭にオレンジ色がまばらに混じる夏羽から冬羽に換羽中の個体でした。(冬羽は額にオレンジ色があるだけ)(写真)2023年8月31日撮影
2023.08.31
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中潮で干潮が13時すぎ。それにあわせて船橋市潮見町の三番瀬を訪ねました。干潟と海の境目で水の中に入って水浴びをしているダイゼンとの出会いでスタート。ダイゼンは上面の各羽の羽縁が白色の第一回冬羽、上面がまだら模様の成鳥、続いてメダイチドリの成鳥、夏羽から冬羽に換羽中の個体、第一回冬羽を発見。嘴が長く見えた個体もよく見ると頭が平べったくオオメダイチドリとは違いがありました。このほか、波打ち際で餌を物色していたオオソリハシシギ、ミヤコドリ、ダイサギ、ソリハシシギ、キアシシギ、干潟で羽をやすめていたウミネコ幼羽、第一回冬羽を観察しました。(写真)2023年8月21日撮影
2023.08.21
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16日に引き続き、谷津干潟を訪ねました。というのも前回干潟に飛来していると耳にしていたオオメダイチドリと出会えず、リベンジのためです。観察センター内のカフェで昼食をとった後、遊歩道をすすみ探索していましたら、他のコチドリ、メダイチドリと比べて足早の干潟を移動しているチドリを発見。その姿を捕捉すると、嘴と足がメダイチドリより明らかに長く、上面の羽縁が白いオオメダイチドリ第一回冬羽でした。このほか、メダイチドリ、コチドリ、ダイゼン、キョウジョシギ、キアシシギ、ウミネコを観察。(写真)2023年8月18日撮影
2023.08.18
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台風6号の影響で昨日まではフィールドに出かけるのを断念していましたが、朝から青空が広がり千葉県習志野市の谷津干潟に出かけました。干潮の一時間前の10時に現地に到着し、干潟を見ると津田沼高校前に干潟が登場しはじめており、メダイチドリ、ダイゼン、キョウジョシギ、キアシシギ、ソリハシシギの群れが降り立つのが見えました。特に楽しかったのが、メダイチドリの羽衣のいろいろを観察できたことです。頭上から後頸から胸がオレンジ色の成鳥夏羽、夏羽らしさが残っているものの摩耗が進行し色味が薄く、頸の部分の色の境界線もなくなっている摩耗した夏羽、後頸部が白く抜けなていない若鳥、左脚に青色のフラッグを装着していた成鳥夏羽から冬羽に換羽がはじまった個体とそれはいろいろな羽衣を観察。このほか、ダイゼン、キョウジョシギ、カルガモ、越夏したと思われるススガモを観察。(写真)2023年8月16日撮影
2023.08.16
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8月に入り、茨城県南部のシギ・チドリを探しに出かけました。例年と比べると空いている蓮田がほとんどなく、いたるところに防鳥ネットがはられていてシギ・チドリが降り立つ場所がほとんどない状態でした。そんな状態でも、コチドリが鳴きながら移動したり、クサシギ夏羽が蓮田の水面を泳いでいる光景を目撃しました。また、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、アオサギが60羽前後の群れで餌を物色する姿を目撃。クサシギは、胸に縦斑がある夏羽でした。他のフィールドではなかなかお目にかかれないのですが、ここでは頻繁に出会うことができます。参考までに、夏羽から冬羽に換羽している個体の写真をアップします。頭から胸が遠目には一様な暗色に見えます(接近してみると縦斑なのですが、遠目には一様に見えます)(写真)2023年8月10日撮影(クサシギ夏羽から冬羽に換羽中は2017年9月3日撮影)
2023.08.10
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干潮が昼過ぎなのでその時間帯にあわせ、千葉県習志野市の谷津干潟を訪ねました。到着直後は、三番瀬方面からメダイチドリ、キアシシなどが干潟に降り立ったばかりでした。酷暑の直射日光を避けることができるポイントからひたすら干潟中央に降り立ったシギ・チドリが接近してくれるのを待機。上面は白い羽縁が目立ち、胸から腹はバフ色のコオバシギ若鳥2羽を発見しました。このほか、メダイチドリ、ダイゼン、キアシシギの姿もその近くに。このうち、比較的近い距離まで移動してくれたのは、キアシシギのみでした。観察していた習志野市側にはボラの群れを狙って視線をむけていたアオサギ、三番瀬方面から干潟に降り立ったウミネコ、観察センター側から飛翔してきたカワセミが観察ポイント近くに登場してくれたのみでした。(写真)2023年8月3日撮影(コオバシギの拡大したものは2013年9月撮影のもの)
2023.08.03
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7月13日(財)山階鳥類研究所から2022年9月3日に茨城県稲敷市でフラッグを装着していたトウネンについての報告を受領しました。北海道紋別市コムケ湖でフラッグ(HM8)、環境省標識を装着され2022年9月1日に放鳥された個体と判明しました。1100kmを超え人間の足ならば194時間必要な距離をたった2日で移動してきたことが判明したのに改めてびっくり。亭主に聞くと、北海道紋別市コムケ湖は泥干潟で、トウネンはバイオフィルム(微細藻類、バクテリア、およびそれらが細胞外に放出する多糖類粘液で構成されているた薄い層の総称)に依存度が高く、小型シギであるほど多く利用されるのだそうです。桑江(2012)が述べているように、小型のシギ類は舌先にブラシのような棘毛(きょくもう)があり棘毛にバイオフィルムを巧みに絡めて食べています。トウネンのような小型のシギは小さな消化器官の制約があり適さず、嘴も短いので干潟泥の深いところに存在する上手に捕まえられないのだそうです。かつて、「シギは長い嘴を用いて泥深くの餌をとり,チドリは泥表面の餌をとる」と説明を聞いてきましたが、実際は食い分けをしていると表現したほうが適切ということです。(引用)桑江 朝比呂.2012.トウネンもハマシギもバイオフィルムを食する.Bird Research News Vol.9 No.3.p2-3.(写真)フラッグ(HM8)を装着していたトウネン:2022年9月3日茨城県稲敷市
2023.07.15
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5月にはいり初めて稲敷市浮島周辺を探索して歩きました。ようやく蓮田エリアをタカブシギが30羽前後の群れで移動していました。このほか、蓮田には姿を隠しているつもりのタシギが多数。タカブシギその羽色を注目してみると、上面や眉斑などは個体差が多く、同じ種類なのと思うほどいろいろ。一枚目の写真は夏羽で、上面の各羽は黒褐色で羽縁は白いのが目立ちました。これに対して二枚目、三枚目の写真の個体は眉斑が眼の後方まで伸びて目立ちました。また、体上面はクサシギに比べて明るい印象で白斑が大きくまだらに見えました。また、水田エリアではチュウシャクシギが餌探しに余念がない姿を発見。このほか、蓮田エリアでダイサギのいろいろを観察。虹彩が橙色のものと黄色の個体、嘴基部が黄色の個体と青緑色の個体を発見。(写真)2023年5月1日撮影
2023.05.01
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毎年シギ・チドリの探索をしている成田市から柏市にいたる水田地帯を訪ねました。最初に立ち寄った印西市の田んぼにはムナグロ30羽強、キョウジョシギ10羽前後が羽をやすめていました。ムナグロの群れを観察していくと、成鳥夏羽、冬羽から夏羽に換羽中のもの、若鳥の姿を見つけました。また、近くには活発に動き回っていたキョウジョシギ成鳥夏羽の姿、軒下に造巣をしている真っ最中のツバメを観察。その後、立ち寄った成田市の水田地帯では田植え作業があちこちでスタートしていたのでシギ・チドリの姿はなかったので一気に印西市、柏市の水田エリアまで移動。こちらでは、トビ3羽が縄張り争いを展開したり、サシバ雄が餌を探しに谷津田の縁に登場してくれました。さらに、手賀沼沿岸の水田には、ムナグロ20羽程度の群れが水田に降り立ち羽をやすめている姿を目撃しました。(写真)2023年4月27日撮影
2023.04.27
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かつては谷津干潟、三番瀬でシロチドリは各200羽程度を観察できたものです。ところが近年なかなか出会い機会が減ったとの鳥友のぼやきを聞き、三番瀬に出かけました。中潮で干潮が13時前後で15時頃まで干潟が出現するので、それにあえように向かいました。鳥友のリクエストのシロチドリは、潮干狩りエリアの西側の干潟に姿がありました。頭にヘアバンドのような黒帯のある雄成鳥夏羽、頭頂は淡褐色で、前頭には黒い部分はないので雌夏羽、そして全体的に淡色の若鳥の姿を目撃。このほか、肩羽に2本黒線があるソリハシシギ、後頭から胸のオレンジ色のメダイチドリ、ダイゼン、はるか沖合で餌を物色していたミヤコドリ、干潟と海の境目で餌探しに余念のないオオソリハシシギ、チュウシャクシギの姿がありました。いくら見ていても飽きることのない楽しい時間でした。(写真)2023年4月24日撮影
2023.04.24
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ツルシギに出会えるのではと思い、茨城県南部の浮島、甘田干拓地を訪ねました。広大な蓮田を探索してみましたが、コチドリ、タカブシギ、タシギ、セイタカシギの姿を観察できたのみとなりました。それでも、30羽ものアオサギの群れ、浮島ではるか彼方の水面にある杭にとまるミサゴ、甘田の一角でハヤブサ、サシバと出会えて楽しい時間を過ごしました。(写真)2023年4月5日撮影
2023.04.05
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ニ週間ぶりに柏の葉キャンパス駅近くにある調整池を訪ねました。湿地のあちこちにタシギとコチドリが餌を物色している姿、水路にクサシギ、水面にはオカヨシガモとヒドリガモ、カルガモの姿を見つけました。あわせて、湿地帯ではバン、ヒバリ、タヒバリの姿もありました。このほか、商業施設の近くの柵の一角にイソヒヨドリが登場。上面に青色味があり、雨覆に白い斑点はない、下面には赤色部分がないことから雌成鳥と思われました。(写真)2023年3月20日撮影
2023.03.20
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今年も春のシギ・チドリの姿を期待して茨城県南部の浮島、甘田干拓地を訪ねました。浮島周辺の蓮田ではセイタカシギ、タゲリ、タカブシギ、タシギ、オオジュリン、ホオアカの姿を観察できました。帰り際に立ち寄った甘田干拓地では、ノスリの姿を目撃。喉の黒いのはどの個体も一緒でしたが、眼先から嘴基部にかけて真っ黒の個体とそうではない個体を見かけました。(写真)2023年3月8日撮影(ホオアカのみ2022年2月千葉県で撮影)
2023.03.09
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一ヶ月に柏の葉キャンパス駅近くにある調整池を訪ねました。タシギとクサシギが活発に採餌をしている様子が肉眼でもよくわかりました。長い嘴を起用に使って餌を探すタシギ、白いアイリングと上面の褐色で白斑が点在するクサシギをよく観察できるのがこのフィールドの自慢です。なお、タシギは合計10羽以上が湿地を移動する姿を目撃。このほか、カモの仲間は、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモが水面を移動する姿も観察できました。先週後半に地元の方がヒメアマツバメの飛翔する姿を目撃したと聞いていたので巣兼ねぐらとしているポイントに立ち寄るときれいに補修されており、いてねぐらとして使っている可能性が高い印象を受けました。(写真)2023年3月7日撮影
2023.03.07
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一ヶ月ぶりに茨城県南部のシギ・チドリの様子を見に出かけました。しかし、あちこちに防鳥ネットが張り巡らされていて、シギ・チドリの姿は限られたスポットに見つけたのみでした。防鳥ネットに足や翼が絡んで逃げられない状況に至っていたのは、タゲリ、コガモ、マガモと復数の鳥たちでした。何とかネットを外せないかと試みましたが、いずれも畦から鳥たちが絡んでいる場所が遠く、ネットを揺さぶるのが精一杯。そんな場面に遭遇し対処していたので、観察する時間は限られたものとなり、コチドリ、オジロトウネン、トウネン、カワセミといった鳥たちと遭遇したのにとどまりました。帰路にヒシクイが毎年飛来する江戸崎に立ち寄り、水田の真ん中にオオタカが杭に止まり、獲物を狙っている姿を遠目に発見。(写真)2022年11月5日撮影
2022.11.05
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先週、谷津干潟にアカアシシギが飛来したと鳥友からニュースをもらったので一月半ぶりに訪ねました。朝から小雨がふり、北よりの風が吹き抜ける真冬並みの寒さとなりました。大潮で船橋港の干潮10時07分、潮位55cm、干潟では一時間半程度船橋港と干潮がずれますが、到着した10時半すぎには干潟がかなり出現していました。干潟中央部にダイゼン、メダイチドリ、トウネン、イソシギ、京成バラ園側の杭にミサゴがとまっていました。このほか、アオアシシギが鳴きながら通過していきました。南船橋駅への遊歩道から魚の通り道となっている水路で捕獲しようと真顔で水面を凝視するゴイサギを発見。魚の姿をみつけ思わず足を出したのにはびっくり。お目当てのアカアシシギの姿は見つけられなかったものの、楽しい時間を過ごしました。(シギ・チドリの観察メモ)・ダイゼンは、上面に全体的に白斑がある若鳥、上面の各羽の羽縁が白色の第一回冬羽・トウネンは13羽が11時30分頃、三番瀬方面から飛来し、ダイゼンと行動をしていました。・イソシギは、津田沼高校側の水路沿いを飛翔し、干潟に降り立ちました。・ミサゴは、胸の帯か太い成鳥雌個体でした。(写真)2022年10月24日撮影
2022.10.24
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シギ・チドリを観察できるのも終盤となり、埼玉県川越市の伊佐沼を訪ねました。国道に近いエリアの水面でアオアシシギとセイタカシギが休んでいる姿、北側のエリアでイカルチドリ、コチドリ、イソシギ、トウネン、オジロトウネン、ハマシギが餌探しに余念がない姿を観察できました。このほか、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモの群れが羽を休めていました。(写真)2022年10月21日撮影
2022.10.21
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鳥友から8日に茨城県浮島で観察したエリマキシギについて、成鳥でしょうか、若鳥でしょうかと質問をもらいました。私の復習も兼ねて、当日の撮影画像をもう一度見返してみました。観察個体の特徴を記すと、・頭に眉斑、過眼線など目立つ斑はありませんでした。・足は黄緑がかったように見えました。・嘴基部には成鳥のような雄オレンジ色はありませんでした。・成鳥雌のような胸から腹に黒班はありませんでした。腹の部分が灰色がかった鱗状の模様がありました。・成鳥の見られる上下に切れたアイリングは認められず、上のみにアイリングが認められました。(1)眉斑、過眼線について観察した個体には眉斑、過眼線は認められないことから冬羽とわかります。(2)足の黄緑がかった色足が黄緑色だったことから若鳥、第一回冬羽のいずれかと思われます。成鳥は黄色、肉色、黄緑色とさまざまです。(3)嘴基部の色嘴基部にはオレンジ色はありませんから成鳥雄ではないことがわかります。(4)胸から腹成鳥雌では胸、頸に細かい横斑、脇に黒斑がありますが、観察した個体ではありませんでした。(5)上面について黒が目立ち淡色の羽縁が目立ちました。上記のことから第一回冬羽の可能性が高いものと思いました。性別については、上面に淡色の羽縁が認められたことから第一回冬羽の可能性が高いものと思います。また、観察個体のほかに2羽観察したのですが、比べると小さく感じましたので雌の可能性が高いものと思います。
2022.10.10
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10月に入りはじめて茨城県南部のシギ・チドリの様子を見に出かけました。蓮田エリアの東端からスタートしシギ・チドリの姿を探索しました。セイタカシギ、オグロシギ、オオソリハシシギ、ツルシギ、コアオアシシギ、タカブシギ、イソシギ、トウネン、ヒバリシギ、エリマキシギ、アマツバメ、ショウドウツバメの姿を観察できました。(撮影画像のコメント)・エリマキシギは上面と翼の黒味が強い個体でした。・オグロシギは、黒い尾羽をよく披瀝してくれました。・オオソリハシシギは、胸の部分が黒く見えていますが、水浴びした直後の姿です。・トウネンは肩羽にV字が見えましたが、嘴基部が太く、尾羽から初列風切が突出していませんでした。(写真)2022年10月8日撮影
2022.10.08
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9月も半ばとになり、茨城県南部のシギ・チドリの様子を見に出かけました。蓮田エリアの東端からスタートしシギ・チドリの姿を探索しました。東端のエリアには、コチドリ、セイタカシギ、タシギ、オグロシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、クサシギ、イソシギ、トウネン、ハマシギ、ウズラシギが羽を休めたり、餌を物色していました。また、その後訪ねた中央部ではウズラシギが蓮田と草原の中で羽を休めていました。なお、オグロシギが移動していた蓮田の画像に写っている黄色の花はアメリカミズキンバイです。近年、拡大傾向にあり、蓮田にどのように影響が出てくるか注視が必要です。(写真)2022年9月15日撮影
2022.09.15
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大潮で干潮が10時53分でしたのでそれに合わせて三番瀬を訪ねました。夏休みが終了したものの、たくさんの潮干狩り客が干潟に入っているので、シギ・チドリは、到着時は浦安側と船橋埠頭側の干潟に分散していました。その後、海浜公園から干潟への入場口正面の干潟突端に移動し採餌をしていました。頭から上面が灰黒色で羽縁が白く、その内側の軸斑は黒く、脇腹に黒斑があるオバシギ幼鳥の姿が復数ありました。胸の黒斑が密で帯のように見えました。また、上面に白い白斑があるキアシシギ幼鳥の姿もありました。このほか、シロチドリ、メダイチドリ、オオソリハシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、トウネン、ミユビシギ、ハマシギ、ウミネコの姿を観察しました。(写真)2022年9月10日撮影
2022.09.10
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二週間ぶりに茨城県南部のシギ・チドリを探しに出かけました。蓮田エリアの東端からスタートしシギ・チドリの姿を探索しました。西端ではアオアシシギ、セイタカシギの姿、その後立ち寄ったエリアではコチドリ、コアオアシシギ、ソリハシシギ、トウネン、ヒバリシギ、ウズラシギ、ハマシギ、キリアイの姿を見つけました。この中でトウネンは、画像を見直している最中です。ヨーロッパトウネンのように見えても初列風切が尾羽から突出しない個体や若鳥のいろいろな個体が複数目に入ってきたことによるものです。(写真)2022年9月3日撮影
2022.09.03
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今日の船橋港の潮は中潮で干潮が12時9分、潮位25cm、それに考慮して谷津干潟を訪ねました。観察センター前から出発し、対岸のバラ園までの遊歩道を往復し干潟を探索しました。干潟中央にオバシギ4羽、津田沼高校側の干潟にメダイチドリ、ソリハシシギ、キアシシギ、ウミネコ、ダイサギ、コサギ、アオサギの姿を見つけました。オバシギは頭から上面は灰黒色で羽縁が白く、喉から胸腹が黒褐色であり、幼鳥でした。しかし、距離がありすぎて証拠写真の域を出ないので、過去三番瀬で2020年9月5日に観察した幼鳥に画像を参考としてアップしました。また、広い干潟をソリハシシギが駆け回っている姿も観察できました。後ろ姿を見ていたら肩羽の黒線の具合がよくわかりました。涼しい風が吹き抜けて、快適な探索の帰路、干潟脇にある津田沼高校の建物にイソヒヨドリが軽快な鳴き声をあげていました。下面に赤い羽がなく、全身に褐色斑が目立つので雌若鳥と思われました。(写真)2022年8月29日撮影
2022.08.29
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二週間ぶりに茨城県南部のシギ・チドリを探しに出かけました。気温は32℃ありましたが、湿度が低く快適な探鳥となりました。蓮田エリアを東端からスタートし、西端までシギ・チドリの姿を見て歩きました。ムナグロ、イカルチドリ、コチドリ、アオアシシギ、クサシギ、タカブシギ、イソシギ、ソリハシシギ、オジロトウネン、ヒバリシギの姿を観察しました。このほか、蓮田の上を多数のショウドウツバメが飛び交う後継は圧巻でした。なお、現地でオグロシギを観察した方がいらっしゃいましたが、私共は出会えずでした。次回のお楽しみとなりました。(写真)2022年8月19日撮影
2022.08.19
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今日の船橋港の干潮が12時29分でしたので、1時間前の11時に現地に到着。南船橋駅から徒歩で干潟南側の遊歩道から観察センター経由で干潟を見て歩きました。観察センター近くの小島にキアシシギとソリハシシギ、アオサギとカワウの小群が羽を休めていました。その後、津田沼高校前の遊歩道に移動し京成バラ園までの遊歩道を探索していると、ららぽーと方面からピュイと鳴きながら25羽ものキアシシギの群れが干潟に飛来。上面の色が灰褐色のもの、明るい褐色をした個体と羽色はじつにいろいろです。また、餌を探すのに干潟を歩き回り、カニを丸呑みしたその顔つきの変化を観察したり、キアシシギの観察に没頭。そのほか、、コサギが干潟の中の水の通り道で餌を捕獲すべく待機している姿を見ていたら、見事に小魚をゲット。また、80羽ものカワウの群れが水の中に降り立ち、群れで魚を追い込み捕獲する追い込み漁を披露してくれました。(写真)2022年8月14日撮影
2022.08.14
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8月に入り、再び茨城県南部のシギ・チドリを探しに出かけました。あいかわらず、じりじりと夏の太陽が照りつけ、あっという間に汗びっしょり。広大な蓮田では、コチドリ、タカブシギが鳴きながら飛翔していく姿、セイタカシギ若鳥が餌を探している光景、胸に縦斑があり、上面に小さな白斑のあるクサシギ夏羽、蓮田に貼られている防鳥ネットにツバメの若鳥がとまり、親からの餌を待つ姿などを観察できました。また、帰り道にソーラーバネルの設置されているエリアでチョウゲンボウの若鳥が餌探しをしている姿と出会いました。(写真)2022年8月4日撮影
2022.08.08
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大潮で昼過ぎが最も汐が引いた状態となる日でしたのでそれに合わせて現地に向かいました。真夏のお日様が照りつけ35℃前後の気温となりました。最近は、7月下旬からシギ・チドリの姿を多く見かけるようになっており、干潟を西端から東端まで探索。ダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ、オオメダイチドリ、ミヤコドリ、オオソリハシシギ、キアシシギ、ミユビシギ、コアジサシ、ウミネコの姿を見つけました。アップした画像は、オオメダイチドリ、メダイチドリ、ミユビシギ、ダイゼン、ミヤコドリ、キアシシギです。オオメダイチドリは、嘴と足の長さがメダイチドリとあきらかに違い長く、頭頂部に丸みがあります。これに対して、メダイチドリは嘴はコチドリ程度の長さで短めで頭頂部が平たいのが特徴です。ミユビシギは、上面から胸まで赤褐色と黒色が混在している成鳥夏羽前期の個体と頭上から背に淡灰色の冬羽が見える成鳥夏羽から冬羽に換羽している個体の両方を観察できました。ダイゼンは成鳥夏羽と若鳥の姿がありました。(写真)2022年7月29日撮影
2022.07.29
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真夏の太陽がじりじりと照りつける中、いよいよ茨城県南部のシギ・チドリ観察シーズンがスタートしました。広大な蓮田は道路からみるとシギ・チドリが降り立つエリアがないように見えますが、数枚の田んぼに降り立つスポットがあります。今日、出会えたのはクサシギ2羽、タカブシギ30羽前後、オジロトウネン1羽、コチドリ15羽前後でした。このうち、オジロトウネンは夏羽から冬羽に移行中の個体でした。(写真)2022年7月24日撮影
2022.07.24
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中核都市でありながら、手賀沼とその沿岸には水田地帯、谷津田や畑地、林が残されているのが柏市の特徴です。Jリーグの柏レイソルのスタジアム近郊のある駐車場では毎年コチドリが繁殖しています。鳥友nankashibirdさんに教えてもらった場所を訪ねました。駐車場に到着すると2羽のコチドリが動き回り、羽毛を膨らませて鳴きながらこちらに接近してきました。しかし、何もしないとわかると、地面に腰をおろし、ピッピッと鳴き声を出していました。おそらく雌へのアピールだと思われます。これから今シーズンもここで繁殖してくれるのではないかと楽しみです。(写真)2022年5月29日撮影
2022.05.29
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先月30日に印西市と成田市の水田地帯を訪ね、ハマシギ、ウズラシギ、キョウジョシギ、チュウシャクシギ、ムナグロと出会えたので、同じポイントを回ってみました。しかし、今日は全地域で田植えが行われていて、シギ・チドリが羽をやすめていたポイントもすでに消失していました。そのため、国道356号線を成田市手前の栄町まで探索の範囲を広げ、ようやくチュウシャクシギの姿を発見。しかし、水田の水位が高く、小型のシギ、ムナグロが降りられる環境ではありませんでした。そのため、帰路の途中に手賀沼沿岸の水田地帯を印西市から柏市までの間を探索。こちらも大方の水田は、稚苗植えで深水管理となっているので降り立つところがなく、諦めムード。そんな時、ある一角の水田にムナグロ46羽が鳴きながら動き回っている姿を発見。(写真)2022年5月4日撮影
2022.05.04
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鳥友からコオバシギが見たいと連絡をもらったので、待ち合わせし合流して現地に向かいました。到着時、既に干潟が広がっていて、シギ・チドリが餌を探したり、鳴きながら移動したりする姿がわかりました。お目当てのコオバシギは、ハマシギ、オオソリハシシギの群れと一緒に南船橋方向から干潟に降り立ちました。体下面が下腹までオレンジ色で見事でした。鳥友もその姿に見惚れていました。このほか、ダイゼン、メダイチドリ、オオメダイチドリ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、キアシシギ、トウネン、ハマシギ、キリアイの姿がありました。キリアイは干潟の中央部で餌を物色していて撮影不能で未練が残りました。(写真)2022年5月2日撮影
2022.05.02
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印西市から成田市にかけての水田に羽を休める淡水性のシギ・チドリを探索して歩きました。赤褐色のキャップが素敵にウズラシギ、耕起した水田でひたすら羽を休めるムナグロ、体型がムクドリ似のキョウジョシギ、畦でうとうとしているチュウシャクシギ、頭と背が飴色で、飾り羽が出ていたアマサギと出会えました。また、水田近くの電柱に上面が焦げ茶とベージュ色がまじるノスリ若鳥の姿も発見。5月の連休明けまで楽しめるフィールドなので次回がまた楽しみです。(写真)2022年4月30日撮影
2022.04.30
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天気予報は昼過ぎから雨が降り出して以降は強く降る内容でしたので、干潮の10時8分もにらんで谷津干潟に出かけました。でも、到着直後から小雨が降り出し、屋根付きの観察スポットの中からの観察が精一杯でした。到着直後は、ダイゼン、メダイチドリ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、トウネンが活発に動き回っている姿だけでしたが、ららぽーと方面からハマシギが70羽、50羽前後の群れが飛来しその中にコオバシギ10羽も一緒でした。干潟に降り立ってから観察すると、コオバシギは体下面が下腹までオレンジ色となっている成鳥夏羽と冬羽から夏羽に換羽中の個体から構成されていました。オオソリハシシギは頭部から下面にかけて赤褐色の雄夏羽と雨覆が笹の葉のように見える成鳥雌、喉から脇にかけて褐色の斑があり下面が斑がないチュウシャクシギ夏羽を観察しました。(写真)2022年4月29日撮影
2022.04.29
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船橋の干潮が13時55分でしたのでそれにあわせて谷津干潟に出かけました。18日には姿が見られたコオバシギの姿はなかったものの、オオソリハシシギ雌夏羽、チュウシャクシギ、イソシギ、メダイチドリの姿を観察しました。このほか、カイツプリ、ヒドリガモ、コガモ、ススガモ、アオサギ、ダイサギ、コサギの姿もありました。特に興味深く観察したのがカイツブリです。首をたわめていることがほとんどですが、谷津の個体はぐいっと伸ばした光景を目撃しました。獲物にねらいを定めたときはぐつと伸ばすのかもしれません。(写真)2022年4月22日撮影
2022.04.22
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干潮が11時55分とシギ・チドリの探索には絶好の日でしたが、関東は昼過ぎから所々で雨降りとの予報なので降雨の際でも退避できるエリアがある谷津干潟に出かけました。到着した11時頃は、津田沼高校前のエリアの干潟が少し顔を出した状態でした。そこにメダイチドリ16羽がららぽーと方面から出現し降り立ちました。あわせて、ハマシギ11羽、ダイゼン28羽の群れも登場。その個体を一羽ずつ観察してところ、頭部から腹にかけて赤褐色のコオバシギ繁殖羽を発見できました。帰宅してからコオバシギを復習していた際、英名のKnotは鳴き声のノッに由来するのだと思っていたら拙宅の亭主から声に由来するという書物も複数あるけれど、ヨーロッパ地域沿岸で越冬しよく観察されることもあり北海の帝王と呼ばれたイングランドの王クヌートに由来すると記されているものもあると教えてもらった。(本日干潟とその周辺で観察できた鳥類)ハシビロガモ、スズガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、オオバン、オオソリハシシギ、メダイチドリ、コオバシギ、ハマシギ、シジュウカラ、メジロ、スズメ(写真)2022年4月18日撮影
2022.04.18
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一ヶ月ぶりに柏市北部の柏の葉近郊の調整池と柏の葉公園に出かけました。調整池は前回と比べると水位が高く、シギ・チドリは岸辺の斜面や浅瀬にじっと休んでいました。ここの自慢はなんと言ってもクサシギ、タシギ、コチドリ。タシギとコチドリはそれぞれ20羽以上の姿が観察できます。このほか、クサシギ、オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモたちの姿も目撃できました。タシギの三列風切の暗色と淡色の横斑、暗色の雨覆などじっくりと観察できるのが魅力です。また、クサシギは、額から後頸が灰褐色で上面は暗褐色、羽縁に褐色の斑があったので成鳥冬羽と思われました。(写真)2022年3月25日撮影
2022.03.25
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春のシギ・チドリの時期となり、毎年足を運んでいる稲敷市の蓮田周辺地区を訪ねました。しかし、今年は大半の蓮田に防鳥ネットが設置されており、シギ・チドリが降り立つ蓮田がない状態です。このため、タシギが10羽前後、繁殖羽に近いオオジュリンを見かけたのみでした。ある蓮田ではタカブシギと思われる鳥がネットの餌食となり死亡している姿を目撃。蓮田の真ん中なので網からはずしてもあげられずもどかしさ一杯。近郊の本新の蓮田でセイタカシギの姿を目撃しただけでした。帰り道に立ち寄った甘田干拓地も葦が大方刈り取られていて、コミミズク、猛禽の姿もほとんどなく、落胆の連続。そんな中、ノスリの羽色のいろいろを目撃できたのがせめてもの救いでした(写真)2022年3月20日撮影
2022.03.20
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大潮で干潮が昼過ぎシギ・チドリの観察には絶好の日でした。しかも、この時期から花粉アレルギーのある私にとってはくしゃみをしても怪訝そうな顔をされないフィールドが必須です。でも本当はズグロカモメが飛来していると情報を耳にしていたので期待しての訪問。市川塩浜寄りの干潟エリアからスタートし、シギ・チドリとカモメを探索開始。マテ貝を嘴にくわえていたダイゼン、カモメの姿をまず観察。横になった状態から斧のような形の足を使って砂を掘っていき、砂の中に深く潜って生活しています。殻が割れやすいのが気に入っているのか、シギ・チドリ、カモメの仲間は好物でよく嘴でくわえています。このほか、ヒドリガモ、オナガガモ、ススガモ、ビロードキンクロ、ウミアイサ、ミミカイツブリ、シロチドリ、ダイゼン、ハマシギ、ミヤコドリ、カモメ、ユリカモメの姿を発見。ただし、ビロードキンクロは船橋市寄りの水域でスズガモの中に姿があり、目の下の三日月斑でかろうじてそれとわかるくらい遠くに姿がありました。なお、お目当てのズグロカモメは次回のお楽しみとなりました。(写真)2022年3月4日撮影(ビロードキンクロの一枚は前年1月に三番瀬で撮影したものを参考としてアップ)
2022.03.04
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鳥友から近所の湿地帯にイカルチドリが今冬滞在しており、コチドリ、ハジロコチドリとの識別のレクチャーをしてほしいと要請がありました。現地でインカムを使って細かい説明をしながら一緒に観察することにしました。イカルチドリは、湿地帯全体で2羽の姿がありました。コチドリのアイリングほどは目立ちませんが黄色のアイリング、翼より尾が突出する点、頭と背の褐色部分は後頸の白帯で分かれる点、足はピンク色に見えました。このほか、タシギ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモの姿も湿地帯にありました。また、短い眉斑が眼の後方にあり目の下に黒褐色の線が入るタヒバリの姿も目撃しました。(写真)2022年2月26日撮影(コチドリ、ハジロコチドリは2月23日渡良瀬で撮影した画像を参考としてアップ)
2022.02.26
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