カテゴリー未分類なし 0
全635件 (635件中 251-300件目)
< 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ... 13 >
この数十年、何か大事なものが失われてきたのではないか、との漠たる感覚、特にグローバリゼーションの言葉の下で、アメリカ化?が急速に浸透してしまった社会、、忘れ物はなんなのかを知りたくて、そして小見出しが何とも魅惑的、で、本書を手に、、、 以下、目次 まえがき 山折哲夫 第一章 天皇と日本人 天皇の「おことば」 女性天皇・女系天皇、女性宮家 カリスマとしての宗教的権者 天皇を支える二つの原理 「純粋な白人」と「純粋な黒人」 天皇霊を継承する大嘗祭 憲法から削られた「儀式」 王の滅びない身体 空位期間が革命を可能にする 「殯」とは何か 皇太子一家をめぐる天皇の憂い 安倍政権に対する危機感 「浩宮パパ」のホームビデオ 水俣病患者との歴史的対話 「真実に生きることができる社会」 「許すけれども許していない」 昭和天皇、幻の謝罪詔書 「象徴」の意味を考える 第二章 原発と震災 映画『シン・ゴジラ』 五年前と変わらぬ荒涼たる光景 増加する災害関連死 忘れるべきか、遺すべきか 鉄砲を捨てた日本人 秀吉の「鉄砲・刀狩」 幕末の外国人が見た日本の姿 反原発の無言の声 ゴジラを生み出したもの 第三章 近代の融解 日本人が葬ったもの 東京オリンピックと『方丈記』 「近代の店じまい」の時代 「酒鬼薔薇聖斗」事件 オウム信者の「忖度」 オウム死刑人の法廷で語ったこと 崩壊する「甘え」の構造 タテ社会の人間関係 人工知能ロボットVS人間 AIアルファ碁に打ち負かされて ロボットにはできないこと 共同体が破壊されたあとに 地方の死滅か、観光産業か 「互助」と「自助」 向こう三軒両隣り ヒューマニズムより義理と人情 第四章 近代の夢から覚めて~情へ 無明ということ ピカソの絵には救いがない 科学的知性の限界――破壊と建設 なぜ、いま岡潔が再評価されるか 情は時空を飛び越える 自然と生命のリズム 言葉と想像力をめぐって 万葉の挽歌を生んだ感性 演歌のリアリズム 第五章 土に還る――日本人の死生観 脳死・臓器移植への違和感 クローン人間は人を愛するか 死とは何か 中途半端な無神論 「霊魂が残る」という感覚 お能の面はなぜ目が細いか 死の作法を考える 父を葬る 死ぬ前にジョブズが残した言葉 ただ生きているのはつまらない 「お前は今死ねるか」 以下まえがきから、””部抜粋引用 ”ところが日本では機首を下げていくとき、しだいに豊かな田園地帯が迫ってくる。 ‥‥‥ 飛行機がやっと滑走路に滑り込んで、ああ、日本列島は三層構造でできあがっていると気づく。それだけではない。この列島の構造は、おそらく日本の意識にも三層構造をつくりだしているのではないか。第一に深層に流れる「縄文」的感性、そしてそこに潜む無常観や自然観。第二に中層に浸透する「弥生」的人間観、あるいはそこに流れる勤勉や忍耐心。最後に表層をカバーする「近代」的な価値観、またはそこに根ざす儒教的合理主義、である。ここで見落としてはならないのは、この三層がたがいに他を排除しない、したがって否定しあわない、寛容な重層な構造になっているということだ。 相互包括の関係といってもいい。戦争や災害のような危機に直面したとき、われわれの先人たちはこの三層に横たわるそれぞれの価値観や世界観を柔軟に取りだして対処し、苦難をのりこえてきたのではないか。どれか一つの価値や主張を生活の第一原理にすえるのではない。状況に応じた三層それぞれの価値観に身をゆだねる。 こうした生き方はたしかに指導原理を欠く無責任、無原則の態度と言えば、言えるかもしれない。選択意志の薄弱で曖昧な処世術、と批判されるかもしれない。第二次世界大戦のみじめな敗戦の経験をふり返れば、そのような忠告に耳を傾けるのも大切なことだ。 けれども、世界がテロや難民などの問題に直面する今日、この日本列島において熟成された三層構造の世界観や人間観が、これからは意外な働きをするようになるのではないだろうか” 外国で暮らしたことがないので、島国、日本人の独特の感性や考え方、その長所にしろ短所にしろ、きっちりと理解できていないので、本などに頼らざるを得ない。 戦後、経験したことがないような難問題が山積されている中で、日本人の良い面や悪い面、考え方や行動の癖などの理解を少しでも深めておくことが大事ではと、、、 小見出しを見ても内容がなかなか想像できないように、どこをどうピックアップするのかも難しい。時代的になかなか希望がわくような環境にはないので、せめても、この「まえがき」にあるような、前向きな言葉を載せるのが適切なのだろうとの思いで上記引用。 しかしながら、、先ほどドキュメンタリー731部隊を見たあとでもあり、、 何とも気になる、今の空気が、、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年08月13日
コメント(0)
まずは目次序 章 司馬遼太郎という視点 歴史を作った歴史家/頼山陽と徳富蘇峰 日本人の歴史観への影響/司馬作品のオリジナリティ 歴史小説と時代小説/歴史を奇想で崩した作家 動態の文学、静態の文学/なぜ歴史を学ぶのか第一章 戦国時代は何を生み出したのか 日本、日本人に対する疑問/司馬文学と「司馬リテラシー」 三英傑をどう見るか/「革命の三段階」とは 明智光秀という仕掛け/合理主義者としての信長 秀吉はなぜ活躍できたのか/家康の行動のもとにあるもの 三英傑の残した影響/司馬作品はなぜ売れ続けるのか 日本、日本人の二面性/高度経済成長という時代背景第二章 幕末という大転換 なぜ脇役・敗者を描くのか/明治維新とは何だったのか 革命が腐敗を始める時/創作活動の原点にあるもの 生命の危険から発せられた疑問/織田信長から大村益次郎へ 「組織は変質する」という歴史感/時代を変革した合理主義者 70年安保と三島由紀夫/医者に向けられたまなざし 幕末に見た昭和陸軍の原型/坂本龍馬はいかに「発見」されたか 幕末の風景からわかること 常識、形式の否定から発展が生まれる第三章 明治の「理想」はいかに実ったか 明治維新が起きた背景/国民国家か、植民地か 「攘夷」と「尊王」/徳川はなぜ倒されたのか 青写真のない新国家/現実主義者・坂本龍馬 何が明治の礎となったのか/江戸時代最大の遺産は人材 モデルとしての帝国大学と東京/明治に実った江戸の「理想」 江戸時代の「負」の遺産/格調の高いリアリズムとは 文字や宗教の代わりに生み出されたもの/明治人と現代人 「弱者の自覚」があった明治日本/秋山真之と乃木希典 「坂の上の雲」に込められたメッセージ第四章 「鬼胎」の時代の謎に迫る 日本史上の特異な時代/明治と昭和は切断されているか ナショナリズムとパトリオティズム/暴走する「お国自慢」 日本人の「前例主義」/「鬼胎」の時代の萌芽 多様性を失っていった日本/「ドイツ服」の落とし穴 「国家病」としてのドイツへの傾斜/「鬼胎」の正体「統帥権」 統帥権と 権/「この国のかたち」に込められた思い 終 章 21世紀に生きる私たちへ 最後に残された言葉/日本の歴史を動かしたのは誰か 司馬遼太郎からの問いかけ 以下、一部本文から"”部抜粋引用 "司馬遼太郎さんは、作家であると同時に、歴史について調べ、深く考えると言う意味においては歴史家でもありました。しかし他の歴史家と司馬さんは一線を画しています。司馬さんは、ただの歴史小説家ではありません。「歴史をつくる歴史家」でした。 非常に稀ではありますが、日本史上何人かこうした歴史家は存在します。歴史というのは強い浸透力を持つ文章と内容で書かれると、読んだ人間を動かし、次の時代の歴史に影響及ぼします。それをできる人が「歴史をつくる歴史家」なのです。” "対して、司馬さんの文学というのは、時代のダイナミズムや社会の変動を描く「動態の文学」です。 ‥‥‥ 司馬さんの文学が「動態」となった理由――それは戦争体験が大きいと思います。「どうしてこういう国になってしまったのだろう?」という疑問が彼に小説を書かせた動因でした。ですから司馬文学の背後には、HOWよりWHYがあります。” "「組織は変質する」というのは、司馬さんの重要な歴史観のひとつです。最初は理想があるけれども、だんだん老化して、おかしなことをおこない始めるという、古今東西、あらゆる組織や人物に言えることです。時代も同じように、だんだん変質してくる。その変質を歴史の動態、ダイナミズムとして、ここに表現したのだと思います。” "司馬さんが描きたかったリーダー像というのは、国を誤らせない、集団を誤らせない、個人を不幸にしない、ということに尽きると思います。その対極にあるのが、過去からの伝統にとらわれて一歩も出られない人物や組織のあり方であり、合理主義とは相容れない偏狭な「思想」にかぶれて、仲間内だけでしか通用しない異常な行動を平気で取ってしまう人や集団です。” "司馬さんが考える「歴史を動かす人間」とは、思想で純粋培養された人ではなく、医者のような合理主義と使命感を持ち、「無私」の姿勢で組織を引っ張ることのできる人物だったといえます。” "司馬遼太郎という小説家のすべての仕事をひとつの本に見立てるならば、長大な最後の「あとがき」にあたるものが『この国のかたち』なのではないかと思います。なぜ敗戦に至ったのか――という自身への大きな問いを終生持ち続けて、それに誠実に答えた司馬さんの言葉であり、過去に対する総決算が『この国のかたち』なのです。” 以前に氏が「22歳の自分へ手紙を書き送るようにして小説を書いた」と語っていたことを記憶しているが、まさに『昭和』を書けなかった氏が、そこに至る過程を歴史小説で示すことによって、あの戦争とそこでの不条理な体験を何とか昇華させたかったのではと、やはり、そんなことを思ってしまう、、 そして、かたや、今、生きていたら、今の時代をどのように評するだろうかなどと想像しながら、、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野-------------------------------------------------------------------------- #読書 #本 #書評
2017年08月03日
コメント(0)
毎日暑いし、あまり活字が詰まった固めの本は読む気が起きない、こういう時は、簡単にサクサクとページが進みそうな本ということで。 著者の考え方が必ずしも好きということではなく、1年9カ月という結構な時間、刑務所に収監されたいたという特異性があるので、そこに価値があると、、ということは、自分の頭で考える時間を集中的に持ったということ。その発露としての何かを得られればとの思い、とともに、仕事はスマホひとつで行なっていると豪語しているので、どんな使い方をしているのか、この2点。 以下、目次 第一章 一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった 寿司屋の修行なんて意味がない もはや「ノウハウ」に価値はない 三つの肩書きを持てばあなたの価値は一万倍になる あなたの代わりがいる限り、あなたの値段は上がらない 第二章 ばか真面目の洗脳を解け ベストセラーはコピペ本 「全部自分でやらなければいけない」という思い込みを捨てよ 手作り弁当より冷凍食品の方がうまい 「手抜きをしてはいけない」という思い込みも捨てよ 見切り発車は成功のもと すぐに始めてしまって、走りながら考えよう 第三章 サルのようにはまり、鳩のように飽きよ まずは一つのことにサルのようにはまれ 「ハマる」ことも才能だ、バランスなんて考えず、一つのことに熱狂しよう 飽きっぽい人ほど成長する 「飽きる」ということは成長の証だ、どんどん飽きて新しいことを始めよう 第四章 自分の時間を取り戻そう 経費精算を自分でやるサラリーマンは出世しない 人生において「やらないこと」を明確にしよう 電話をかけてくる人間とは仕事をするな 技術の進化に逆行して「人の時間」を奪ってはならない 大事な会議でスマホをいじる勇気を持て 他人の目を気にするのやめないと、自分の時間は生きられない おかしな奴とは距離を取る 「自分の時間」を生きるためには「付き合わない人」を明確にしよう 仕事を選ぶ勇気 嫌な仕事を断る、大丈夫、仕事は逃げない 『君の名は』がヒットした理由 現代人は「無駄な時間」を我慢できない 第五章 自分の分身に働かせる裏技 自分の分身に仕事をさせる技術 「原液」を作れば、寝てる間も分身が勝手に働いてくれる 教養なきものは奴隷になる 太い幹となる「教養」があれば、枝葉が無限に伸びていく 知らないことは「恥」ではない 専門外の情報や知識は聞けばいいだけだし、ネットで調べれば一瞬だ なぜ、できる人は「質問力」が高いのか いい質問ができなければ、良いアイデアや必要な情報は引き出せない 99%の会議はいらない 会議は短く 第六章 世界最速仕事術 すべての仕事はスマホでできる あなたが忙しいのは、仕事が多いからではない 仕事の速さはリズムで決まる 大量のことをこなすために、必要なのは「速度」ではなく「リズム」だ ヒマな人ほど返信が遅く忙しい人ほど返信が早い 「一工夫」するだけで仕事の渋滞は解消する 刑務所にいても一度もメルマガを遅らせなかった秘訣 どんな過酷な状況である与えられた条件の中で最大限の効率化を図る 一晩10件以上はしごしろ 会議もディナーも猛烈な勢いではしごしよう 仕事の質は睡眠で決まる よく寝てこそ、超人的なスケジュールをこなすことができる さようならストレス 本音で生きればストレスはたまらない 第七章 最強メンタルの育て方 恥をかいた分だけ自由になれる はっきり言おう、誰もあなたには興味がない 小利口はバカに勝てない リーダーはバカでいい 第八章 人生に目的なんていらない 永遠の3歳児たれ 「多動力」は大人になるにつれ失われていく 資産が人をダメにする 持っているものをなんとか生かそうとすることで、あなたの動きが遅くなる ハワイに別荘なんて持つな 予定調和の幸せを求める人生はつまらない 人生に目的なんてない 今を楽しむことだけが、すべてなのだ 以下、本文から"”部抜粋引用 "元リクルートの藤原和博さんが唱えている「レアカードになる方法」を紹介しよう。 まず、一つのことに一万時間取り組めば誰でも「100人に1人」の人材にはなれる。一万時間というのは、一日6時間やったと考えて5年。5年間一つの仕事を集中してやれば、その分野に長けた人材になれる。 ここで軸足を変えて、別の分野に一万時間取り組めば何が起きるか。 「100人に1人」×「100人に1人」の掛け算により、「一万人に1人」の人材になれる。これだけでも貴重な人材だ。 ‥‥‥ 肩書が一つしかない名刺なんて、さっさとゴミ箱に捨ててしまおう。” "教養なき者は、「今」という時代の変化に振り回され、目の前の仕事をこなす歯車で終わってしまう。 反対に「教養」があれば、ジャンルを横断する「原液」となるものを生み出すことができる。” "人は年を取ると、今まで培ってきた人脈や経験にがんじがらめになり、新しい刺激に身をさらさなくなる。 自身を変革し続けるフレキシビリティーを失ってしまう。 僕も40代になったころ、同世代の人間が妙に落ち着き、つまらなくなっていうことが気になり始めた。 そうやって落ち着いて一つの型にハマるせいで、自分で自分の世界を狭めてしまう。” "日本人は「多動力」に最も不向きな性格かもしれない。しかし、すべては洗脳であり思い込みである。一度まっさらになって、考え方そのものを見つめ直してほしい。一つのことをコツコツとやる時代は終わった。次から次えとたくさんのことに手を出そう。” いずれにしても、物心ついた時からの金太郎飴的な洗脳の呪縛から少しでもとけて、、限られた短い時間を、文明の利器(IT等)をうまく使用して、想定外に面白く楽しく過ごせればと、、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野-------------------------------------------------------------------------- #読書 #本 #書評
2017年07月21日
コメント(0)
最近、目のパフォーマンスが落ちてきて、、久しぶりに本の話題、、 以下目次 年齢がものを言うこと 果てがないという感覚 「老成」の意味 孔子の老成 儒教の徳目 仏教の四苦 輪廻の観念 多くの「偽経」 老いることでこそ 第二章 老後はない 「老後問題」は新しい 三分割される人生 老齢の子育て 長生きする不幸 「神のみぞ知る」 老いたからこその進歩 第三章 死ぬまで生きる いつからが老後か おおむね平常通りの人生観 武者小路実篤の試み 平均寿命の影響 「太く短く生きる」難しさ 老成が前提となる世界 「見る」ことを重ねる意味 第四章 ご先祖になる 柳田邦夫の『先祖の話』 先祖とは何か 「ご先祖になるつもりだ」 家族の祭 権 「仏」と呼ばれる先祖 日本人の「先祖崇拝」 サラリーマン家庭の難しさ 次世代へ施すもの 第五章 本当の事人生は隠居から 法律用語としての隠居 インドの「四住期」 芭蕉も若冲も西鶴も 隠居後の大成 現代における隠居 老後でなく老成 好奇心という扉 第六章 就活よりも出家 無縁墓の時代 終活の実情 「終活など、やめておきなさい」 出家のはじまり 出家の理由 仏の世界に生きる 理解できないものとの出逢い 第七章 子供のこころを失わない 還暦の実感 老成の条件 新陳代謝を繰り返す世界 それぞれの通過儀礼 「時分の花」と「まことの花」 日常における革新 煩悩をかきたてる世界 第八章 老いというチャンス 老後の変化 忍び込む老い 自己防衛の機能 『戒老録』の教え 戒の本源性 信仰の有無 試練というチャンス 第九章 人生には締め切りがある 目的があるかどうか 締め切り後も続く人生 執着という敵 持ち家政策の罪 墓という伽 「死にとうない」の真意 見えにくい多死社会 死の現状 以下、本文から"”部、抜粋引用 "私たちは経験を重ねることで、物の見方を深めていける。若い時に、経験が浅い時に見えないことが、徐々に、そして確実に見えるようになっ ていく。 すると、今度は、その見方を他の人間、特に若い世代にも伝えたくなってくる。老成は、自らの成長を意味するだけでなく、他を利することにも つながっていく。それによって、さらに教える側、伝える側もいっそうの進歩を遂げていくことができる。他者のためには、老成は、不可欠なのだ。 物事を深めていけば、やはり人は、老いないのだ。 "現在の私たちは老後ということに縛られてしまっている。老後ではなく、それを老成の期間、ますます成長なり、発展をとげていく時代として とらえることで、考え方を根本から変えていくことができる。 定年も老後の始まりではなく、それまでの人生からの隠居であり、そこから新たな人生を切り開いていく出発点とみなすことができる。 問題は、現代版の隠居である定年後に何をするかだ。ただ、老後資金や年金の不足を補うために仕事をするということにとどまらず、老成する道をどうやって選択するかを考えていかなければならない。老いても、そこには成長があり、進歩の余地があるのだ。” "好奇心は、持とうと思って持てるものではない。持たなければならないと思ったときには、すでに好奇心は自分の中から失われてしまっている。 好奇心は、実は積み重ねである。一つのことをなしとげたとき、その先がはじめて見えてくるからだ。 本を書くという作業に当てはめれば、1冊書き終えると、次に書くべきことが見えてくるのだ。書かなければ、その次のテーマは見えてこない。 扉を開けば、次の扉があるわけで、開かなければ、その前にたたずんで、無為な時間を送るしかない。” "私たちは、ずっと新陳代謝がくり返される世界に接している必要がある。絶えず新しいことが起こるような世界に生きていく必要がある。それ によって、子供のこころを失わないということができるなら、いくつになっても、さらに先を目指していけるのだ。” "年齢を重ねてこそできることがある。経験の積み重ねが、その人の物の見方に深みを与えていく。より豊かな人間性を育むことができる。 敵は老後という言葉である。” いろいろな方々を見ていると、年の取り方は、やさしくもあり、難しくもあると感じるが、、、 物事を深めていけば人は老いない、絶えず新しいことが起こるような世界に生きていく必要がある、年齢を重ねてこそできることがある、敵は老 後という言葉である、、、 なるほど、老後という言葉は適切な言葉ではない、消し去ろう! もっとも、言葉は大事ということで、今まで、な るべく使わないようにしていたつもりだけども、、自分では、、 人間は歳と共に退化していく部分もあるが、その反面、進歩していく面が多いし、それを活かさない手はない。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野-------------------------------------------------------------------------- #読書 #本 #書評
2017年07月15日
コメント(0)
「習志野ぶっくさろん」も今回で12回目、 冒頭「廃藩置県」では千葉県の藩の成り立ちについて紹介があり、その意外な内容に興味をそそられる、、 足元を再度、見つめなおすキッカケが、、、 お待たせ、最後は、習志野を舞台にした小説、本屋大賞受賞作「みかづき」がまな板に、、次々出てくる身近な地名に、俄然、みんなの妄想が広がって収拾がつかない、、、午後は場所を変えて昼食を取りながら、夢こむさ習志野の活動打合せ、その最後に、先ほどから引きづってきた「みかづき」が再度テーマに、、 まずは、『習志野市で「みかづき」の映像化をしちゃうぞ会』 を立ち上げることに、先ほどまで予想だにしていない展開に、さあて~、、、 にほんブログ村 Facebook Twitter ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年06月03日
コメント(0)
たまにしか見ることはないが、いつも持ち歩いている「トッドの車輪」という一枚のコピー、そこにちょっと自分なりのいたずら書きがしてある、、 このコピー、こんど話をする時に話材として使おうかなと思い、そのコピー元の本が何だったのか調べていて、出所がわからないでいたが、ふと、これかもしれないと8年前に読んだ本を開いてみたら、あったあった! 良かった。以下、はじめに から ””部 抜粋引用 ”「ソース」にもとづいた生き方は、生涯学習の人生といえます。その方法を学び、実践することで、生涯にわたって恩恵に恵まれます。自分の中に隠れている力強い自己を解き放つ方法を学び、新たに発見した力を人生や仕事や人間関係に応用することができます。”それで、再度、マーカーで印してあるところを拾い読みしてみた、キーワードを以下に少し人生にバランスを取り戻す、 小さな一歩を、夢の内容を小さく分けて、少しずつ実現していく、 ワクワクを全て同時に実行、相乗効果を、 今すぐできる小さな行動を考え、ほんの小さなことを実行する、目に見えない小さなことでも良い、 好きなことすべてを同時に実行し始めることが大切、 目指す方向だけを決めておくほうが長期的には多くを成し遂げられる、幅広い体験を受け入れる柔軟性を持っている、 自分の直感を信じ、この声に常に耳を傾ける習慣、 好きなことのまわりをうろつく、 自分が本当に望んでいることが本質レベルで自覚できると、選択肢が増え、実現の可能性が飛躍する、 ワクワクの本質をすべて含んだ仕事を自分の頭で考えだしていく、 複数のワクワクを組み合せると、より本質的な仕事に近づける、 ワクワクの本質をできるだけ多く生活に取り入れる、 決意やる気を示す、 起業家精神というのは、かならずしも事業を興すことではない、いつどこでどんな状況に置かれても独創的な発想で対処するという意味、 自分の人生を日々設計し、デザインし築いていく、 できるだけたくさんのプラス因子を生活に取り入れる、 バランスの取れた生活、くつろぐことのできる家庭や楽しい人間関係、心身の健康と休養、健全な財政、社会との意義ある関わり、 自分の枠を広げる努力、住み慣れた世界から少し飛び出してみること、慣れた環境の外へ出て冒険すること、感情的にも経済的にも冒険をして自分にできることを全て試す、 一番重要な事業は自分の人生、なぜ生きているのか、どこに行きたいのか、 より本質的になったキーワード群を観察し、キーワード群に共通して流れているより上位の概念に結合して一つの言葉に結晶させる、 自分の生き方をずっと底流で支えていたり、自分はこのことだけを考えて生きていきたい、言葉にして書くと宣言に不思議なパワーが加わる、 人間がワクワクすることをしていると、結果的に他の人や社会に貢献できる、 そこに行き着くまでのプロセスが大切、その道程を楽しむ、過去のブログにも記載があった! 以前に読んだこれらのこと、はてさて、今の生活習慣にどれだけ取り込まれているかな??このプログラムはよくできていると思う。これから定年を迎え、その後にやりたいことを探している人などにお薦め! にほんブログ村 Facebook Twitter ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年05月17日
コメント(0)
表題のカタカナ8文字に惹かれて購入した。以下、目次 1 本はやらない 2 悪書が良書を駆遂す 3 読書百遍神話 4 読むべし、読まれるべからず 5 風のごとく‥‥‥ 6 乱読の意義 7 セレンディピティ 8 「修辞的残像」まで 9 読者の存在10 エディターシップ11 母国語発見12 古典の誕生13 乱談の活力14 忘却の美学15 散歩開眼16 朝の思想以下、本文から抜粋引用 "知識はすべて借りものである。頭のはたらきによる思考は自力による。 ‥‥ 読書家は、知識と思考が相反する関係にあることに気がつくゆとりもなく、多忙である。知識の方が思考より体裁がいいから、もの知りになって、思考を圧倒する。知識をふりまわして知的活動をしているように誤解する。 本当にものを考える人は、いずれ、知識と思考が二者択一の関係になることを知る。つまり、もの知りは考えず、思考をするものは知識に弱い、ということに思い至るだろう。知識をとるか思考をとるか、大問題であるが、そんなことにかかずらわるには、現実はあまりに多事である。高等教育を受けた人間はほとんど例外なく、知識信仰になる。” "ある朝、トイレで用を足していて、突如、編集は料理に似た加工であるというアイディアがひらめいた。そうだ、思わず声をあげた。編集は他に類のない仕事だと思ってきたが、そうではなく、料理人も編集に近いことをしているのではないか、と思ったのである。 料理に使う素材は料理人がつくるのではない。材料を調理して食べものにするのである。執筆者の書いた原稿を、うまく組み合わせて面白い紙面にする編集と通じるところがある。そう考えた。 ‥‥‥ そう考えると、この二次的創造はいろいろ他の分野においても認められていることに気づく。” "関係のない遠くの離れた分野の人の考えを知ると、思いがけないアイディアが生まれる。のちのち、私はこれを小さなセレンディピティだと考えるようになった。” "いちばんつよく感銘をうけたのは、モンテーニュのことばである。「随想録」をそぞろ読みしてして、「私の頭は、歩いてやらないと眠ってしまう」という意味のことをのべている。 ものを考えるのに、歩くことがいかに大切かということをこれほどはっきり言っているのを知らなかった。私に散歩への眼を開かせてくれたのはモンテーニュである。” "どうしたらものを考えられるようになるのか。 誰も教えてくれない。本もない。自分で見つけるしかない。 そして散歩を見なおした。体のためではなく、新しい思考をするためには、机に向かっていてはいけない。外へ出て、あてどもなく歩いていると、新しいアイディアが浮かぶ。いつもというわけではないが、‥‥‥” "こうして、私の朝の思想は少しずつふくらんでいたが、あるとき、決定的な言葉に出会った。菊池寛の文章を読み散らしていたときである。「私は、夜など、一行だって書こうとは思わない」というのである。 ‥‥‥ 菊池寛のひとことが、私にセレンディピティをもたらした。その偶然をありがたいものに思っている。” "散歩は体にいい。それ以上に頭のはたらきにいい、ということを知った、というより、悟ったのは、貧しいわが人生の中でひとうの事件であった。さらに、朝の散歩が人生のためにも良いと考えるようになった。 平凡な人間で、大したことは何もできないが、朝の思想、朝の生活を自得したことを喜びとしている。 朝の人間として一生を終わりたいと願っている。” ………………………… ………………………… セレンディピティ=思いがけないことを発見する能力 ・・・ 簡単にわかりやすくこのように解説しているが、この「セレンディピティ」という言葉はネットが汎用的に使われるようになってから、以前にもまして良く目にするようになったような気がする。 ということは、ネットという大海を泳いでいる中でも、この能力がとても大事ということだろうか? かねがね、どのような行動を取った時に、自身にとって思いがけないことが発見できるのかが気になっていた、、、 ネット上だけではなく、この「感性」を常々磨いて思いがけない発見をしていくことが、自身の魂の喜びや感動、ひいては生きがいにつながっていくものだと確信に近い気持ちを抱いているんだけど、、その裏付けが少しずつ、より確実なものになってきたような、、、気が、、、 また、「さろんづくり」も有効であることが書かれていたので、あながち、今の生活行動が、求めていることとあまり外れていないのではとも思ったりも、、 にほんブログ村 Facebook Twitter ライフスタイル ブログランキングへ 希望の虹 --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年05月07日
コメント(0)
定年後をどのように過ごすかということで、この類の本は今までそれなりに読んできた。なので、今さらという気持ちは強いけど、定年になって改めて読んでみるのも面白いし、たった一行でもいいから、これからの過ごし方に活かせれば良いと、、、 まずは目次 プロローグ 人生は後半戦が勝負 第一章 全員が合格点 第二章 イキイキした人は2割未満 第三章 亭主元気で留守がいい 第四章 「黄金の15年」を輝かせるために 第五章 社会とどうつながるのか 第六章 居場所を探す 第七章 「死」から逆算してみる この本は著者の考えだけではなく、いろいろな方の取材を通して、その客観的な考えが盛り込まれている点が良い。 以下、本文から"”部、抜粋引用 "彼が言うには、自分たちのような段階の世代では、パソコンやSNSを使いこなせる人とそうでない人がいる。しかしそういうツールを使えないと人とのつながりが広がらないと言うのは実感だそうだ。確かに写真をとってもアップする場所があるとないとでは違い違ってくるだろう。考えてみれば、私が勤めながら執筆に取り組めたのも、デジタル機器やSNS、メールの存在が大きかった。手紙は電話だけでは数多くのインタビューをこなせなかっただろう。 これらのツールが普及したおかげで、人とつながる垣根が意識の面でも低くなっている。Facebookやブログを開設している事自体が既にオープンな姿勢なのである。興味や関心のあることを自分の中だけに留めず広く発信することも、居場所を作るための1つの方策になるだろう。中条さんによると、SNS等は都会と地方との距離の差を埋めることもできると言う。遠くの田舎よりのも目の前のスマホかもしれない。” "すでに述べたとおり、退職後の居場所は様々なものがある。ここで述べただけ行っても地域での活動、都市の中の農園活動、ラジオでの発信、大学院等での学び、自らの研究会を立ち上げる、田舎に帰るなどなど。これらはいずれも大切なことであるが、居場所を確保するために仲間を探して付き合うことはそれほど簡単ではない。骨が折れることも少なくないだろう。” "たまたま私は昔から「いい顔」に対して興味を持っていたので、そういう面でもこの本(文化人類学者の原ひろ子氏が書いた「ヘヤ―・インディアンとその世界」)に関心を惹かれた。勤めていた会社で採用の責任者だった時も、学生さんの「いい顔」が基準だった。転職した人に対する取材も「いい顔」の人を条件にした。人は発言では美辞麗句を並べる事はできても、顔つきだけはごまかせない。内面の状況を一番表すのは顔つきであると思っている。仕事で言えば、「いい顔」をしている人から、より多くのことを学ぶことができる。それはその人が個性に合った働き方をしている可能性が高いからだ。自分の内面的な価値観に合った行動をしているから「いい顔」になっている。自分にとって本当に大事なものや自分が果たすべき役割に気づいた人は、優しいまなざしを持った穏やかな表情になる。映画「生きる」の主人公の市民課長はブランコに乗りながら楽しそうな顔で最後を迎えたのである。定年後の目標はやはり「いい顔」で過ごすことだろう。そうすれば息を引き取る時も良い顔であるに違いない。逆に言えば定年後は「いい顔」になることに取り組んでみればいいわけだ。” ここらあたりを復習要約すれば、今の時代、ネットなども大いに活用して、価値観が合う仲間を見つけたりして、いくつかの居心地の良い居場所を作り、いい顔で過ごせる時間をつくるということかな? そうすれば、きっと最後もいい顔で、、、 にほんブログ村 #本 #読書 #定年 ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年05月01日
コメント(0)
地域の活性化をテーマにした内容ということで目にとまった本。 以下、目次 第一章 わが街のラジオ ~コミュニティFMの役割と可能性~ 第二章 街中の映画館再生 ~コミュニティシネマの再生~ 第三章 ロケ隊を呼ぶ ~広がるフィルムコミッション~ 第四章 芝居小屋の復興 ~地域の文化資産をどう生かすか~ 第五章 産業を観光する ~ツーリズムの新たな潮流~ 以下、まえがきから"”部 抜粋引用 "地域の活性化では、伝統的な町並みの保存や特産物のブランド化で名を高めた市町村の成功例が知られているが、地元の「コミュニティ文化」を核にした地域おこしの新潮流を探りたいと考えた。2008年以降、全国各地を旅し、「この地域をなんとか元気にしたい」と活動する人々に話を聞いてきた。 ‥‥‥ ルポ調で地方の実情や新たな動きを伝えたい。” 以下はあとがきから "記者の原点としての「地方」について書き終えて、長年にわたる宿題を自分なりに仕上げた思いがする。私は新聞社を離れた今も、心の中では新聞記者のつもりでいる。” コミュニティ文化という視点から、全国を歩き、文字通り足で拾った情報で、全章、よくぞここまで微細に調べたと思える内容。 また、文中にはFBで知己を得た方の名前なども発見、 大河ドラマ「八重の桜」はダークホースだったことも初めて知った。 いずれにしても、地域活性化を多面的な視点から考えていく上でも、とても参考になる。 ちなみに著者は同級生、、当人曰く、本人は論理的な典型的左脳タイプで、奥さんは典型的右脳タイプでバランスをとれているとのことだった。しかり! にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年04月27日
コメント(0)
この方の仮説と問題提起は粗削りで大胆、提案内容を実現するのは、現状では容易ではない。オールクリアされた暁には、、 良い内容とも思うが、 そこまで見越して書いているのかも知れないなどと??? ふと思ったりも、、、 政界に打って出るために「平成維新の会」を立ち上げた時、その結成大会に応援のために参加したことがある。ネットで見ると1992年11月25日だからかれこれ25年前か、、、 以下、目次 第一章 「老後・将来不安」こそが、日本経済長期低迷の根本原因だ ―世界に例のない低欲望社会に20世紀型の経済政策は通用しない 第二章 老後不安を払しょくするために、政府は何をすべきか ―効果的かつ実現可能な解決策はこれだ 第三章 国が滅んでも、こうすれば個人は不安なく生きられる ―人生を最高に楽しむためのマネー&ライフプランの立て方 以下、本文から抜粋引用 "すでに述べたように日本の国家債務は世界最大の1300兆円に膨れ上がっている。今のところこれを担保しているのは、日本国民が保有している1700兆円の個人金融資産である。 日本国民の大半は自分が国債を買っているなどという認識はないが、国民がお金を預けている銀行、郵貯、生保、損保はいずれも国債を買い取っている。つまり、国民の金融資産は金融機関を通じて国債に化けているのだ。 そして近年、そうした金融機関から国債を大量に買い取り続けているのが、中央銀行の日銀である。その総額はなんと400兆円。日本のGDPの約8割にあたる金額で、もし国債が暴落したら、それを腹一杯食べている日銀がいちばん危ない、という前代未聞の危機的状況に陥っている。 いざとなれば、政府は国民がもっている1700兆円のお金をなんとかしてパクろうとするだろう。たとえば、国がある日突然「新円」に切り替えると発表する。‥‥‥ もう一つは、「国債暴落=ハイパーインフレ」だ、‥‥‥” "私が総理大臣なら、こういう内容の演説を毎日のように行って国民の財産提供を促すだろう。 「日本の最大の脅威は中国でもロシアでもありません。1300兆円にも及ぼうとする国家債務です。この債務を放置していたら、近い将来日本は、かなりの確率でデフォルト(債務不履行)を免れないでしょう。その場合、被害を受けるのは若い世代です。しかしながら、この債務は若者がつくったのではありません。まさに私たち世代の負の遺産なのです。‥‥‥、、、” 財政規律の話もだんだんと聞こえなくなり、これでほんとうにいいのかなあと思いつつも、「まあ、いいか!」的な、一億総ゆでガエル的状態になりつつあるのでは?、、 当然ながら、これに対し、現在の世界を相対的にみて、このような日本の債務不安は、全く当てはまらないという意見もあるが、、 まあ、でも、いずれにしても、 現在は、行き着くところまで資本主義的、弱肉強食の中で、、 投資、投資と、いろいろと美辞麗句を並べての目先の誘惑がたくさん並べられているが、やはり、想定外のどんな時代になっても、オールクリアされても生きられるように、「自分への投資」を怠らないことだと常々思っているけど、、、 そんな世界になった時にも対応できるようにしておくことが肝要ということで、第三章に、、、そこには同感できることも多々書かれているし、いくつかヒントになることも、、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年04月23日
コメント(0)
内容も良く見ないで、この本を手に取ったのは、昨年、ある種の会合で、著者に直接会って話をする機会があったから、、その時のほとばしる情熱に「ただもの」ではないことを感じたから、、、 以下目次 竹中平蔵から、はじめに 第一部 診断 編 いまの日本、何が問題 税金 税を見れば「その国がどうありたいのか」がわかる 格差 新しい格差はフロンティアから生まれる 政治 「官僚の終身雇用」こそが悪の親玉 地方自治 「地方創生」は大事なものを見落としている メディア メディアに必要なのは、中立ではなく独立だ 教育 「答えのない問い」を教えよう 第二部 処方箋 編 答えがわかっているのに、なぜ日本は変われないのか 経済成長へ誤解をひもとく 「ドミノの1枚目」を見極める 高齢化社会を乗り越える 変化を起こす人の思考法 安倍敏樹から、おわりに 目次の診断編にもう一項目、「環境」も取り上げて欲しかったが、まあ、それはさておき、 以下、本文から ”安部: ‥‥‥ 僕は、最終的に「公共性のあるやつがモテる社会」になったら最高だとずっと言ってるんです。不純な動機も飲み込んだうえで、モテるために渋谷のギャル男がゴミを拾うようになる。つまり、「まったく関心のない人が社会問題にアクセスする」ようになれば、確実に社会は変わる。‥‥‥” 何がステータスか? これによって若者の動きが変わる。そうなれば社会が変わる。これは常々思っていたことと一致する、大変に共感できる部分! そして、著者は、こういう空気をつくれる逸材だと信じている、この方は近い将来、日本を牽引するリーダーの一人として、広く社会に認知される方になるという確信がある、応援していきたいひとり! 頼もしい20代! この本、6月の「ぶっくさろん」でも取り上げる予定なので、今回の本の紹介は控えめに、以上 リディラバ にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年04月16日
コメント(0)
著書「思考の整理学」が長いこと売れていると評判の著者、ここで取り上げた、こういう類の本は、この10年いろいろとついつい読んでしまったが、93歳でもかくしゃくとしているのだから何か参考になりそうということで、凝りもせずに手にした。 以下目次 第一章 スタイリッシュ・エイジング ~かっこよく年をとる~ 第二章 生きがいのつくりかた 第三章 知的な生活習慣 第四章 緊張感をもって生きる 以下本文から一部抜粋 "昔の話を思い出す。200年以上も前の古い話だが、イギリスのバーミンガムに月光会(ルナー・ソサエティ)というのがあった。進化論で有名なチャーチルズ・ダーウィンの祖父、名医のほまれ高かったエラズマス・ダーウィンを中心に、科学者、牧師、技術者などが数名が、毎月、満月の頃に集まって、議論風発、存分にしゃべりまくった。それがただのおしゃべりで終わらず、そこでの話のきっかけ、ヒントになって、大発明、大発見が続出したのである。ジェームズ・ワットの蒸気汽関も月光会での談話がインスピレーションを読み込んだのだと伝えられる。酸素を発見したプリーストリーという学者もメンバーだった。” 当然ながら、こうまではいかなくても、専門が違う者同士の雑談はいろいろな発見があり面白い。こんな場があると楽しい。ただ、これが同業であるとうまくはいかないし、話の発展も限られてくる。 少し話はそれるが、 先般、テレビである方が、ある方の訃報に接して、「あの方は生き方もおしゃれでしたね」と話していた。「おしゃれな生き方って、、、」そんなことを言われる生き方っていいと思った。そんなことが何故か頭に浮かんできた。 最後に、この本の冒頭に紹介されている一句を添えて、、、書評は簡単におしまい 浜までは海女も蓑着る時雨かな 瓢水 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年04月11日
コメント(0)
この著者の本は初めて、今の世界の危うさと重なっての題名にひかれて購入した。 序 章 イギリスのEU離脱を見ながら考えた 大きなものの終焉 紀元前から続く拡大志向 大国ソ連の崩壊の仕方 貧乏人の互助会になってしまったEU 第一章 バブルになるとどうなるのか 「あの時代」の気持ち悪さ 消費税導入と同時に消えた「贅沢品」というカテゴリー 「貿易の自由」とは、貿易面での「戦争の自由」 「押し売り」にお茶を出して迎えた日本 第二章 ヨーロッパという謎を解く 帝国ってなんですか? ヨーロッパは一つにまとまれない ヨーロッパを取り囲む、自分自身の壁 19世紀帝国主義とは、「高圧的なセールスマン」 ヨーロッパは怯えていた 「大航海時代」はなぜ、始まったのか 新大陸が「発見」されてしまう意味 「異文化は遅れている」の始まり ユダヤ人の軌跡がヨーロッパの覇権の軌跡 ナチスを生み出した「闇金ウシジマくん」的構造 第三章 経済は飽和したら終わるものだ 昭和とは「復興経済の時代」だった 経済と欲望は「飽和」に達したら終わる 飽和を覆い隠す「技術革新」という幻 金融経済はゾンビだ 「小さなもの」で生きてゆく可能性 第四章 バブルを経て「社会」が消えた 寄りかかる規範がなくなった 「社会建設」が死語になった時代 天動説になり社会が消えた 「バブル景気」で日本から「金持ち」が消えた 「個室」が生まれて「個性」が消えた 失われた「金持ち」の幻影を求めて 「食」しか豊かにならなかった日本 第五章 なにを言ってもムダな人たち 「心のある論理」と「心のない論理」 「心の論理」はきれい事 「個性のない数学は、内容のない観念だ」 天動説から生まれた「ニューアカ」 金融経済は「心のない論理」 日本の「保守」は本当に保守主義なのか? 講談の流行が「特攻」を作った 心理はなくて、道理がある 第六章 世界が終わった後に なんだかカチンとくるんですよね 国家としての優先順位 「廃墟同然の惑星で、産業だけが発達する」 成長が雇用を奪う、ウロボロスの蛇 「人はバカになっている」とはどういうことか 正義とは「損得で判断しない」ということ 「正義」で経済を回す トランプ大統領の最大の謎 バブル前に、もし日本が「経済から撤退」していたら 「必要なものは必要な時に現れる」 終 章 不思議な王子様のモノローグ ~私は中学生の時にバブルを見た 小見出しにある、「大きなものの終焉」「昭和とは復興経済の時代だった」などは、なるほどと感覚的に頷ける。 「経済は終わっている」という言葉をあらためて噛みしめてみる、、 確かに実体経済はバブルの時代から、どこかに飛んでしまっているという感じ、近年、時々言われる、経済は良くなっているなどという指標が実に実感しにくいし、つかみにくいところにその影を見る。 以下、あとがきから抜粋引用 "テクノロジーの進歩と経済の力が、まるで「巨大な地上げ屋」のブルトーザーみたいに、世界を「更地」にしてきた。その末にたどり着いたのは、文化や、宗教や、人の心の「多様性」を力ずくでねじ伏せて生まれた「小さな地球」。 でも、その内側には歪みのエネルギーがパンパンに溜まって、あちこちから火山のように噴き出し始めている。” 今の社会の行き詰まり感、閉塞感、そして不寛容さがとても心配、、、、、、にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年04月06日
コメント(0)
この方の本は、何故かその中に盛られているキーワードに惹かれる。 以下、目次 第一章 知的であるとは何か 第二章 その一言に知性はにじみ出る 第三章 場の文脈、人の文脈、時代の文脈 第四章 文脈力で会話は変わる 第五章 知性を磨く日々の習慣 第六章 古典を今の文脈に生かす 第七章 自分の文脈を持って生きる 特に最後の「自分の文脈を持って生きる」なども魅力的な言葉、自分の文脈を持って生きたい、、、が、、、 以下、本文から引用抜粋 “頭のよさとは基本的に「状態」であると考えています。頭のいい人、悪い人がいるのではなく、誰にも「頭のいい」状態のときと、そうでないときがある。その「頭のいい」状態とは、何かが何かとつながったときだと思います。 アインシュタインのような天才が「E=mc2」を思いついたときだけがパッと明かりが灯る瞬間ではなく、たとえば分数のかけ算ができなかった子どもが、できるようになったときの「あっ、わかった!」「できた」といううれしさもまた、意味をつかまえられた喜びです。誰もがそういう瞬間を知っているわけです。 その喜びをもっと味わいたいと考える人は、頭のいい状態を増やしていく努力を積み重ねていける。それが知的な人なのです。 人生にはさまざまな喜びがありますが、「ああ、つながった!」というのは、最高の喜びの一つだろうと私は思います。” ------------------------------------------------------- 生きる面白さって、いかにつなげられるか、そこにあるのは、いろいろな「人」であり、いろいろな「こと」であり、そこに《意外性》があればなおさらのこと、キーはこれだ!と痛く共感! これはスティーブジョブズも講演などで言っていた、全く関係ないものはないとの話の中で、若い頃のカリグラフィーに対する興味がAPPLEのデザインにつながったことに触れていた、この文脈ともつながる。 この「つなげる」ということが、生きていく上で、最も大きなテーマではないかな? と思う。 にほんブログ村 --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年04月06日
コメント(0)
サンデー毎日が近づいていることもあり、題名の気軽さが目に入ってしまった。69歳の方が書いたサラッと読めそうな本ということで、、、5歳オーバーしているが、そんなこと、どうでも良いこと。 以下、目次 はじめに 弘兼憲史 身辺整理始めました 第一章 持ち物を捨てる 第二章 友人を減らす 第三章 お金に振り回されない 第四章 家族から自立する 第五章 身辺整理をしたその先に 性格を血液型で診断することに信憑性があるとは思わないが、との断りがついているが、筆者は典型的なB型人間だとか、 「超」がつくほどの「プラス思考」、「楽観的」で「マイペース」ということらしい。同じB型として、何か通じるものがあるのか?ないのか? 最終ページの記載がいい。以下、抜粋引用“‥‥‥「いろんなことができなくなった」と思うと暗くなってしまうかもしれませんが、「老人力がついてきた」と思えば、前向きになれませんか。 「老い」も成長のひとつです。何にでも「いい感じ」をつければ、「いい感じに体力が落ちてきた」「いい感じに物忘れがひどくなってきた」なんて、何でもいい感じになってしまうのです。” ということで、明日も「いい感じ」でいってみようか、、、 ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年03月18日
コメント(0)
著者は約7年間かけて約4万キロを歩く荒行「千日回峰行」を2度満行した方、 読みやすい文体でサラッと読めそう。 まずは目次 第一章 一日一生 一日一生と思って生きる 身の丈に合ったことを毎日くるくる繰り返す 仏さんは、人生を見通している 足が疲れたなら、肩で歩けばいい ありのままの自分としかっと向き合い続ける 人からすごいと思われたくなくたっていいんだよ 「一日」を中心に生きる 人は毎日新しいきも気持ちで出会える 第二章 道 生き残ったのは、生き「残された」ということ 長い長い引き上げの旅が教えてくれたこと 同じことを、ぐるぐるぐるぐる繰り返している どんな目にあったとしても 人の心には闇がある ある日突然、妻は逝ってしまった 人生の出会いはある日突然やってくる 仏が見せた夜叉の顔 自分は何のために生まれてきたのか、何するべきかを問い続ける その答えを、一生考え続けなさい 第三章 行 衣を染める朝露も、いつしか琵琶湖に注ぐ 歩くことが、きっと何かを教えてくれる 知りたいと思ったら、実践すること 仏さんが教えてくれた親子の情愛 息を吸って、吐く、呼吸の大切さ 仏は一体どこにいるのか 身の回りに宝がたくさんある 学ぶことと、実践することは両輪 ゆっくりと、時間をかけて分かっていくことがある 第四章 命 ほっこり温かな祖父母のぬくもり 大きな父の背中におぶわれた冬の日 子供はおぶったりおぶわれたりして育つ 夜店で母が隠した父の姿 心と心が繋がっていた父と母 東京大空襲の時に鹿児島で見た夢 死を目前にした兄と弟 一生懸命生きる背中を子供に見せる 命が尽きれば死んで、他の命を支えるんだよ 第五章 調和 桜は、精一杯咲いている 人は自然の中で生き、生かされている 重い荷物を負う国の子供たちにみた「大志」 心のありようはいろいろなものに作用される 本当は同じものを見ているのかもしれない 命あるものはみな繋がっている まだ、たったの三万日しか生きていないんだなあ 目次を見れば、ほぼ内容を察することもできそうだけど、、、 以下、本文から“”部 抜粋引用 “何をやるにしても「何のために、何をもって」と考える。これが意外に奥が深くて、何でも通用する。たとえば会社に入ったとしたら、会社の ために仕事をするんじゃなくて、自分の人生として、こうふうにやるべきだと考えて、やればいい。 「一隅を照らす」とはそのことなんだよ。「温故知新」も、故きを温ねて、新しきを知る。これからどう生きるか‥‥というのが温故知新の本当の意味だからね。 人はだれもが、どこにいても何をするにしても、「何のためにきた」「なにするべきか」って宿題を仏様から授かって生きているんだよな。” “自分なりに腑に落ちると、人はそこで考えるのをやめにしちゃう。でも、答えがわからないといつまでも考えるだろう。肝心なのは答えを得る ことじゃなく、考え続けることなんだな。” “今は便利な交通機関がたくさんあるから、人は歩かなくなったよね。ぼくなんか山をとっとことこ、とっとことこ歩いて回って、たとえば夜中の一時に寺を出て朝の八時ごろに帰ってくると六、七時間。成田空港から飛行機に六時間乗ったらタイかベトナムの方まで行けちゃうよ。そんな時 代だもの。本当は人間の心の世界というものはそんなスピードについていけないんだけども、置き忘れてしまう気がする。 心がおっつかないから迷ったり、生きるのがしんどくなる。世の中だってぎくしゃくしてくる‥‥。もういっぺん振り出しに戻ったり、本来の姿を振り返る必要があるんじゃないかと思う。 それには、歩くことなんじゃないかな。人間の自然な姿は歩くことだから、歩くことは人間を振り出しに戻してくれる。 ‥‥ 何かを置き忘れているような気がしたら、少しずつでいいから、歩いてみるといい。歩くことがきっと何かを教えてくれるよ。” “‥‥人より早く起きてお勤めしようと思った。そこで、夜中から起き出してお参りするようになった。‥‥ ある明け方、とても美しい光景に出くわしたんだね。阿弥陀堂の近く、眼下に琵琶湖が見えてくるところがある。 そこに東から朝日が上がってきて、輝きながら空をあかね色に染めていた。なんと美しいなあと思いながら、朝日を拝んで浄土院の手前の山王 院というところまでやってきた。 すると今度は、百夜のようなほの明るい空に、お月さんがさえざえと照っている。ものすごく澄んだ青い光だった。太陽の赤い光と月の青い光 。青と赤の光に感動しながら眺めていて、うと思った。 そういえば、毎日毎日、根本中堂をお参りしている。根本中堂のご本尊はお薬師さんだ。お薬師さんのわきに日光と月光の菩薩が脇を固めてい る。赤いのは日光菩薩で、青いのは月光菩薩だなあと。こりゃ、すごいと。 お薬師さんが真ん中に座して、日光菩薩、月光菩薩で三尊仏。お薬師さんが、いままさにぼくに、そういう光景を見せてくれる。 そして、ふと思った。「それならば、お薬師さんご自身はどこにいるんだろう?」って・キョロキョロしてみたんだけど、どこにも見当たらな い。 そしてハッとした。こちら側にあかね色に照る日光、反対側にさえざえと青い月光。仏さんはその真ん中にいるはずだ。だとしたら、いまぼく が立っているところにいるのじゃないか――。 ‥‥仏さんはいつも心の中にいる。自分の心の中に仏さんを見て、歩いていくことなんだな。” 早く起きての月や太陽が醸し出す感動的な光景って、それって、日光菩薩、月光菩薩、そして、、??だったのかな!? 今度、再度そんなこ とを考えながら歩いてみたい。 修行を重ね、常に魂のありかと対峙して、感じたところから出てきた言葉、平易だけれど、きっと核心を突いているのだろう。 ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年02月26日
コメント(0)
やはり、クローズアップ現代を降板したのが気になっている。世間ではいろいろなうわさが流れているが、真相を知るには自身の目で耳で本人の発言を聞くこと。 時期よく、格好の本が出版されていたので、早速開いてみた。 以下、目次 第1章 ハルバースタムの警告 第2章 自分へのリベンジ 第3章 クローズアップ現代 第4章 キャスターの役割 第5章 試写という戦場 第6章 前説とゲストトーク 第7章 インタビューの仕事 第8章 問い続けること 第9章 失った信頼 第10章 変わりゆく時代の中で 終 章 クローズアップ現代の23年を終えて 普段、本を読むときはマーカーで印しながら読む。線を引いて、線だけで物足りないところはグリグリとアナログ的な丸を書く、より深ければよりグリグリグリと色濃く印をする、見慣れない言葉やキーワード的なものも印を、あとから見直すと、読んだ中での感銘度や興味の度合いが、印のつき方で優先順位がついてすぐにわかるというもの。今回はあちこちにたくさんの印が、どれをピックアップしようか、、、 いくつかを本文から以下“”部、引用抜粋、 “クローズアップ現代のキャスターを23年間続けてきて、私はテレビの報道番組で伝えることの難しさを日々実感してきた。 その難しさを語るには、これまで私が様々な局面で感じてきた、テレビ報道の持つ危うさというものを語る必要がある。 その「危うさ」を整理してみると、次の三つになる。 ① 「事実の豊かさを、そぎ落としてしまう」という危うさ ② 「視聴者に感情の共有化、一体化を促してしまう」という危うさ ③ 「視聴者の情緒や人々の風向きに、テレビの側が寄り添ってしまう」という危うさ キャスターとして視聴者にいかに伝えるかは、この三つの危うさからどう逃れうるかにかかっている。” “日本のなかには、多数意見と異なるものへの反発や、多数意見への同意、あるいは同調を促す雰囲気のようなもの、いわゆる「同調圧力」と呼ばれる空気のようなものがある。以前、作家の村上龍さんとの対談で村上さんが、「日本は自信を失いかけているときに、より一体感を欲する。それは非常に危険だ」と話していたのを思い出す。流れに逆らうことなく多数に同調しなさい、同調するのが当たり前といった同調圧力は、日本では様々な場面で登場してくる。ここ数年は、その圧力が高まっているとさえ感じる。” “その底には、共通するものを感じる。報道番組の中に持ち込まれている、わかりやすさの要請、その行き着く先として、目立つもの、面白さを追い求める風潮に流されてしまっているのではないだろうか。” “最終回のゲストとなった柳田邦男さんは、前日から伝えたいメッセージを考え、放送当日の午後三時過ぎに、4枚の手書きのファックスを送っ てこられた。そのなかに、「危機的な日本の中で生きる若者たちに八ヶ条」が書かれていた。 ‥‥ここで全八ヶ条を伝えたいと思う。 1.自分で考える習慣をつける。立ち止まって考える時間を持つ。感情に流されずに論理的に考える力をつける。 2.政治問題、社会問題に関する情報(報道)の根底にある問題を読み解く力をつける 3.他者の心情や考えを理解するように努める。 4.多様な考えがあることを知る 5.適切な表現を身につける。自分の考えを他者に正確に理解してもらう努力。 6.小さなことでも自分から行動を起こし、いろいろな人に会うことが自分の内面を耕し、人生を豊かにする最善の道であることを心得、実践す る。特にボランティア活動など、他者のためになることを実践する。社会の隠された底辺の現実が見えてくる。 7.現場、現実、現人間(経験者、関係者)こそ自分の思考力を活性化する最高の教科書であることを胸に刻み、自分の足でそれらにアクセスす ることを心掛ける。 8.失敗や壁にぶつかって失望しても絶望することもなく、自分の考えを大切にして地道に行動を続ける。” テレビの持つ問題点とは? 日常生活の中で外せないテレビというツールに、どう接して、どう向き合えば良いのか、テレビの奥を覗いて、テレ ビを見る、テレビに向かう時の心の構え方をあらためて思い知る。 日本だけで育った日本人とはちょっと違う、帰国子女の持つ視点も日本の空気を客観的に見る上でとても参考になる。 そして、最近の空気の変容も、、、、、 生真面目でフェアな方が綴った真摯な問いかけを含んだ内容、著者渾身の一冊、とても中身が濃い本でありお薦めの本! ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年02月21日
コメント(0)
帯には93歳、初の語りおろし人生論とある。総集編的な位置付けかな? 父が佐藤紅緑、兄がサトーハチローという強者一家の家に生まれた作家人生、ということで内容がダイナミック。 以下、目次 はじめに 第一章 私をつくった言葉 第二章 幸せとは何か 第三章 死とは何か あとがき 著者の人生を考えるには「私をつくった言葉」を読むとわかりやすい。 第三章の中の一節にある、へんな友だちも面白い。へんさ加減がユーモラス。 最後に「はじめに」から以下抜粋引用 “天皇陛下の教育係だった小泉信三先生が書かれた「海軍主計大尉小泉信吉」という本に、こういう話が出ていました。ゼンマイ仕掛けの戦車があった。ゼンマイを仕掛けて走らせると、障碍物の布団の上を戦車が駆け上がっていく。布団はぐにゃぐにゃしているから、こけつまろびつ上がっていく。それを信三先生が見ておられて、 「人生態度も、こうありたいね」 と一言言われた、というエピソードです。 私はそれを読んで、とても感激しましてね。普通なら、 「このおもちゃ、案外強いものだね」 とか、その程度の感想で終わると思います。でも、信三先生は常日頃から人生について考えておられるから、ひょっとしてその言葉が出てくるんです。これは偉いお方だ、と私は感心しました。 折に触れ、ちょっとしたことで感心してそれが血肉化される、そういうことで人間は成長していくものだということが、九十歳を越えた頃からわかるようになりました。 だから、人生にムダというものは何もないですよ。ムダのようで心にとまったことは、いつか、自分の血の中に入ってくるんです。” この中に出てくる「折に触れ、ちょっとしたことで感心してそれが血肉化される」という言葉、時々思うことと重なる、これが年を重ねることの面白さだろうね、きっと。。。 ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年02月12日
コメント(0)
現代はネットやSNSで、誰でもが日常的に発信する時代になり、そこで書く機会が必然的に増えたので、如何に書いて伝えるかが大事、そんな中、書くという基本的な体力が乏しいとの思いから、復習の意味も込めて購入した。以下目次1内なる言葉と向き合う 言葉で評価される時代 言葉には2つの種類がある 外に向かう言葉と内なる言葉 内なる言葉と向き合う 「人を動かす」から「人が動く」へ 言葉が響けば、人は自然と動きだす 最後は言葉にできるが武器になる2正しく考えを深める思考サイクル 内なる言葉の解像度を上げる 思考サイクルで正しく考えを深める 内なる言葉を磨く全身思考法 自分との会議時間を長くする3プロが行う言葉にするプロセス 思いをさらけ出す2つの戦略 戦略1 日本語の型を知る 使える型は全て中学までに習っている 戦略2 言葉を生み出す心構えを持つ 言葉のプロが実践する、もう一歩先以下本文から””部抜粋引用 “内なる言葉とは、日常のコミュニケーションで用いる言葉とは別物であり、無意識のうちに頭に浮かぶ感情や、自分自身と会話をすることで考えを深めるために用いている言葉である。考えるという行為は、頭の中でこの「内なる言葉」を駆使していると言い換えることもできる。 頭に浮かぶあらゆる感情や考えは、この「内なる言葉」によってもたらされている。その事実に気がつき、意識を向けることが、あらゆる行動の源泉となる思考を豊かにすることに寄与する。そして、「今自分が何を考えているのか」「頭の中にどんな内なる言葉が生まれているのか」を正確に把握することで、自然と「外に向かう言葉」は磨かれていく。その結果、言葉に重みや深さが生まれ、納得感のある言葉を用いることができるようになるのだ。” “結論から言えば、内なる言葉を磨く唯一の方法は、自分が今、内なる言葉を発しながら考えていることを強く意識した上で、頭に浮かんだ言葉を書き出し、書き出された言葉を軸にしながら、幅と奥行きを持たせていくことに尽きる。 ‥‥書き出すという一動作を加えると、考えていることが目に見える形で現れるため、扱いやすさが各段に向上するのだ。” 「内なる言葉」が何と言っても肝要、その内なる言葉をどうさぐって、どう深掘りしていくかが主のテーマとなっている。 要は言葉の技巧や表現の仕方ではなく、端的に言ってしまえば、本当に伝えたいというものがあるのかないのか、それがきちんと自身の中で腹の底に落とし込めているのかいないのか、それが全てという、ごく当り前のことである、、、それを当たり前の一言で片づけてしまうには、あまりにも失礼かもしれないが、、そこをわかりやすく読んで退屈しないように書いているチカラはさすが。言葉にできるは武器になるの題名通りの筆致力を感じさせる本であり、ものを書くにあたって、原点に返って基本的なことを再度確認するにとても良い本!。 #本 #book #読書 ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年02月05日
コメント(0)
情報があらゆるところから入ってきて、限りある時間にどれをどう取捨選択して、それを活かしていくのか、特にネットの使い方について参考にしたかったので手にしてみた。まずは、はじめにから (””部は、抜粋引用) “「知の巨人」という言葉があります。 ‥‥深い教養に裏打ちされた書籍は、毎週のように発売されます。この驚異的なペース。私は密かに「週刊 佐藤優」と呼んでいます。 佐藤氏は毎月90近い締め切りを抱えているそうです。 ‥‥こうなると、毎月18回の締め切りで切羽詰まっている私など、「締め切りで追われている」と弱音を吐くわけにはいきません。” 確かに、本屋には次から次からとよくもまあというくらいに新刊が並んでいる。当然ながら視点やタイトルが変わっているだけで内容はある程度ラップしているので、とは思うが、一行でも何か得るものがあれば儲けものという感じで見てしまう。以下、目次 序章 僕らが毎日やっている読み方を公開 第一章 僕らの新聞の読み方 ~どの新聞を、どう読むか、全国紙から地方紙まで 新聞の大前提 ~新聞は今も世の中を知る基本かつ最良のツール 全国紙 ~全国紙レベルでも「新聞=客観報道」の前提が崩れている 地方紙 ~県紙・ブロック紙の持つ影響力 通信社 ~意外と知られていない、通信社の影響力 新聞の選び方 ~最低2紙はどの組み合わせがいいか? 新聞の読み方 ~新聞は「飛ばし読み」が基本 「見出し」と「リード」に目を通し、迷ったら読まない 記事の保管・整理 ~気になる記事はページごと切り取り、しばらく寝かせる ニュースバリューを時間に判断してもらう 第二章 僕らの雑誌の読み方 ~週刊誌、月刊誌からビジネス紙、専門誌まで 雑誌の大前提 ~雑誌の世界は「定額読み放題」の登場で一変する 週刊誌 ~週刊誌ではおおまかな世間の雰囲気をつかむ 週刊誌は「読書人階級」の娯楽 経済誌・ビジネス誌 ~「週刊東洋経済」など経済紙・ビジネス紙の読み方 月刊誌 ~「文芸春秋」は論壇カタログ 国際情報誌 ~国際情勢を知るためのお勧めの媒体 「フォーサイト」「クーリエジャポン」 専門誌 ~マニアックな専門誌の意外な効用 雑誌の選び方 ~「読みたい記事が2~3本あれば購入する」が基本方針 雑誌の読み方 ~雑誌も読む時間の「器」を決めて、「拾い読み」が基本 ちょっとした空き時間に雑誌、まとまった時間には書籍を 第三章 僕らのネットの使い方 ~上級者のメディアをどう使いこなすか ネットの3大原則 ~ネットは「上級者」のメディア 玉石混合のネット情報から「玉」だけ選び出すのは難しい ニュースサイト ~ニュースサイトはどこがすすめか? 検索 ~グーグル検索が不便な理由、ウィキペディアが信用できない理由 SNS ~ネットサーフィンの罠、SNSの罠 スマホ・ガラケー・タブレット ~タブレット活用のススメ スマホ依存は学習を拒む大きな障壁 おすすめサイト ~公式サイトはおすすめ 海外メディア ~海外メディアの使い方 情報管理 情報管理に使えるクラウドツール 佐藤流「エバーノート」活用術 第四章 僕らの書籍の読み方 ~速読、多読から難解な本、入門書の読み方まで 書籍の大前提 ~世の中を「理解する」には書籍が基本ツール 基礎知識は、書籍でしか身につかない 本の選び方 ~リアル書店に行って、知りたいジャンルの棚を見る 古典 ~ニュースで聞いたキーワードを「古典作品」で深掘りする 入門書 ~通俗化された良書で時間を節約する 本の読み方 ~読み飛ばす本も「はじめに」「おわりに」は目を通す 本のいちばん弱い「真ん中」を拾い読みして、本の水準をはかる 読書時間・移動時間 ~読書時間を「逆算の発想」で捻出する 電子書籍 ~電子書籍は2冊目として活用する 第五章 僕らの教科書・学習参考書の使い方 ~基礎知識をいっきに強化する 教科書・学習参考書の大前提 ~まずは「知の型」「思考の型」を身に付けるのが大切 歴史 ~時間のないビジネスパーソンに「世界史A」「日本史A」はおすすめ 英語 ~英語習得には、中学教科書の例文丸暗記 国語 ~「擬古文」の参考書を2週間で読めば、戦前の資料も難なく読める 以下、本文からいくつかを拾って抜粋引用 “佐藤:もうひとつ、安倍政権以降の大きな変化として、ヨーロッパに関するニュースが全国紙全体から減っています。気づきにくいポイントですが、このことも押さえておいた方がいいでしょう。 ‥‥海外のニュースは新聞に限らず、日本のメディア全体から減っていますね。日本人の精神が内向きになっていることの裏返しの現象だと思います。” “池上:同じ時間をかけてニュースを読むにしても、新聞社の無料サイトを見るのと新聞紙面で読むのとでは、とれる情報がまったく違います。新聞社のサイトもカテゴリーごとに分かれていますが、時系列順に新しい記事が並ぶため、記事の重要度がわかりにくいし、クリックしてみないと記事の概要がわかりません。” “佐藤:ネットを「効率の悪いメディア」にしているもう一つの要因は、そもそもネットで入手できる情報の多くが二次情報、三次情報だからです。根っこになる一次情報は、新聞をはじめマスメディアの情報がほとんどでしょう。” “佐藤:3つめの大原則は、ネットには特定のものだけが大きく見えたり、別のものが見えなくなったりする「プリズム効果」があるということです。ネットを頻繁にチェックしているヘビーユーザーほど。その影響を受けやすい。 池上:ネット空間では、自分からアクセスしなければ、見たくない情報には触れずに済みますからね。逆に、自分が知りたいことや自分の考えを補強する情報がほしければいくらでも見つけ出すことができます。 佐藤:ツイッターやフェイスブックなどのSNSは、とくにその傾向が顕著ですね。自分が選んだ人の言説しかフォローしないわけですから。その人が自分の気にそまない意見を言い出したら、フォローをやめればいい。そうなると、自分と違う意見や考え方は、ネット上には存在していても、なかなか目に入ってきません。 池上:するとどうなるかというと、関心のあることについてはどんどん詳しくなる一方で、それ以外はまるで知らないまま、どんどん視野が狭くなります。紙の新聞や雑誌なら、つい隣の記事まで読んでしまうこともあるし、書店に行けばお目当ての本以外にも多くの本と出合うこともあるわけですが。 佐藤:ここのところは本当に誤解している人が多いですね。ネット上には非常に多くの情報があふれているので、「視野が広くなる」と勘違いしている人がいますが、「知りたいことだけを知ることができる」というのがネットの長所であり短所でもあるわけです。よほど気をつけて使わないと、視野を狭め、偏見を増長させてしまいます。 池上:ネットをよく使う人の中には、「ネットの論調=社会全体の論調」と思いこんでしまう人も少なくありません。するとどうなるかというと、「メディアの報道には偏りがある」「真実を報道していない」と安易にマスコミ批判や陰謀論に走ってしまう傾向がありますね。メディアが報道しないのはほとんどの場合、「裏がとれない」「確認がとれない」からなのですが、。” ネットは、時間の浪費につながる、目に良くない、真偽のよくわからないに情報に振り回される危険など、いろいろと。情報カオスの世界で、日々正確な情報を求めて暮らしているが、時間という有限な制約がある中で、それをどこからどのように、そして少しでも直感的に正偽を判断できるようになれれば、、いいが。。。 情報とのつき合い方の一助として読んだ。 #本 #book #読書 ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年02月05日
コメント(0)
目次を見てもわかるように、この方の本は、切り口がちょっとユニーク、それでつい手に取ってしまう、これで何冊目だろうか? 帯には“楽しいからやめられない。自由でクリエイティブな生き方を引き寄せる究極のライフハック” ‥‥ということで単なる片づけ本ではない!そこには生き方などの哲学が入っている。 以下目次から CHAPTER1 暮らしの収納ハック 美学と実学 CHAPTER2 ミニマルオフィスハック ミニマルとフルネス CHAPTER3 チーム整理ハック 因果と縁起 CHAPTER4 タスク片づけハック 大量と多様 CHAPTER5 情報整理ハック 収納と流動 CHAPTER6 思考整理ハック 発酵と蒸留 CHAPTER7 フィールド仕事ハック 風と土 以下、本文から、心に残ったところを何ヶ所か引用抜粋、 “文化人類学者のレヴィ=ストロースは、計画的にものをつくっていくエンジニアリングに対比させて、そこにあるものを寄せ集めて道具をつくり対処するやり方をブリコラージュと呼びました。何の役に立つかわからない木の切れ端をさっと荷物に入れ、それがあとで思わぬかたち役立ってい く。先の読めない危険と隣り合わせの環境において生き延びるための「野生の思考」がそこに働いているのだと見たのです。 “これからのオフィスは、集まった仲間との共創によってアイデアの飛躍を起こす場所として、従来のオフィスとは違う価値を発揮していくことに なります。そこで必要なことは、こうした集まりを誘発するツールです。それが観葉植物やこだわりのコーヒーメーカー、ワインセラーなのです。” “Tumblrは、フォローしたユーザーのコンテンツをリアルタイムに閲覧できるサービスなのですが、ユニークなのは、コンテンツの多くが、他のウ ェブサイトやウェブサービスからの引用で構成されいる点です。” “情報を組み合せてキュレーションすることによって、新しいコンテキストをつくり出すことができる。情報化時代の新しい表現であり、創造行 為なのです。” “代わって必要とされるようになってくるのは、新しいコンテキストを創造できる「発想豊かな人」です。すでにあるものに対して新しい意味を発見できる人です。その意味で収納しない情報整理ハックとは、流動する情報の渦に身を置き、新しい意味を発見し続けるハックなのです。” “ここから学んだことをひとことでいえば、イエス・アンドです。その場で起こっていることをイエスで受け入れ、さらにアンドで新しいアイデ アを加えて展開していくのです。” “こうして偶然に起こったことを必然的な物語へと読み替えていく力を、セレンディピティと呼びます。現実で起こることは、偶然の出来事の連 続です。その偶然を必然へと読み替えていくことで、できごとの意味を発見していくのが創造活動の醍醐味です。偶然に目にしたもの、偶然起った できごとから、その裏にある世の中の仕組みや構造に気づくのです。優れたアイデアマンのヒミツは、セレンディピティにあるといっても過言では ないでしょう。” 「流動する情報」「新しいコンテキスト」「セレンディピティ」これらは今のネット時代のキーワードの一つでもあり、とっても共感共鳴できる部分、、もし若ければ一緒に仕事をしたいと、きっと著者を訪ねてしまうに違いない。 ここらあたりは何故か、とてつもない「根拠のない自信」をもっているんだけど、ということで読後感、終わり~。 #本 #book #読書 #セレンディピティ ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年01月30日
コメント(0)
「習志野ぶっくさろん」 昨年4月からはじめて、なんだかんだで10回目。延べ参加者が約50名、紹介本が60冊以上、一歩いっぽの積み重ねがきっと何かにつながるのでは? なんて、まあ、そんなことはさておき、 今回はメンバーに華やかさはないものの、歴史に造詣が深い、お店のマスターも加わっていただき、ひと味違った展開に、、おでんや赤穂浪士など、時節に見合った紹介本に盛り上がってしまった。 もちろん、そんな中で、話題が思わぬところのあちこちに転移したのはいつものこと、 来年も楽しみ! 紹介本の記録 夢こむさ習志野 --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2016年12月10日
コメント(0)
この方の講演は以前に2度聞いたことがあり、著書は2冊目。 以下、目次 第1章 株高、マイナス利子率は何を意味しているのか 「資本帝国」の株高 VS 「国民国家」のマイナス金利 国家と国民の離婚 政府のROE8パーセント超 要請 人件費削減に正当性はあるのか なぜ日本企業の売上高営業利益率は欧米企業と比べて低いのか 国民を狙い撃ちする黒田バズーカ砲 なぜ消費者物価は上昇しないのか なぜグローバリゼーションが生まれたのか 10年国債の金利がマイナスであることの意味 金融抑圧説VS過剰資本説 将来の不良債権を生み出すマイナス金利政策 「豊かな社会」と世界的な供給過剰 なぜマイナス金利政策なのか マイナス金利は「見えない税金」 日銀の越権行為 「デフレで経営が苦しい」は本当か 21世紀のコペルニクス革命 第2章 株式会社とは何か 「無限空間」の株式会社VS「有限空間」のパートナーシップ 「世界で最も重要な組織は会社だ」 古くて新しい法人VS中世イタリアのパートナーシップ 最初の株式会社モスクワ会社と国王の事情 企業組織の4つの特質とハイリスク・ハイリターン たったの1.5冊で世の中を変えたコペルニクス コペルニクス革命とウェストファリア体制 国家独占資本主義VS海賊ユートピア黄金時代 国債の誕生と南海会社 18世紀、ロンドン・パリの二都バブル物語VS 20世紀、NY・東京の二都バブル物語 パートナーシップ資本主義から株式会社資本主義へ 貨幣の資本化と19世紀の資本告発論 13世紀の資本擁護論VS 19世紀の資本告発論 アダム・スミスとガルブレイスの株式会社批判 膨張する「地理的・物的空間」と株式会社 「蒸気は結合だ」 第3章 21世紀に株式会社の未来はあるのか より多くの現金配当VSより充実したサービス配当 成長、それ自体が収縮を生む バブルが多発する「電子・金融空間」 ショック・ドクトリンと無産階級の増大 技術の奇蹟の信徒と技術進歩教の誕生 「科学の時代」の延長線上の「技術の時代」 人口減の本質的原因 三菱東京UFJ銀行の乱 租税効果VS債務国家 Debt罪であり借金 預金者のリスクVS株主のリスク 中世の回帰 トヨタ新型種類株式(AA型)の示すもの 英国EU離脱と「中世の創造物」であるEU バブル(投機熱)とカーニバル 労働分配率の女性と内部留保金の是正 減益計画と資産課税 「よりゆっくり、より近く、より寛容に」に適合した21世紀の会社のあり方とは 以下、本文から””部 抜粋引用 “当時、レーガン政権はソビエト連邦と激しい軍拡競争を広げていました。それによって巨額の財政赤字が発生、ドル危機、米国債の暴落の懸念が マーケットに生じ、1985年のプラザ合意で円とマルクの切り上げという名目の、実質上ドルの大幅調整を余儀なくされました。 ザ・セイホは米国債を購入することで、米国の赤字国債をファイナンスしていました。つまり日本の貯蓄は、生命保険会社を通じて、米ウォール街と米財務省へと流れていたのです。もちろん最終的には米軍軍需産業へ、です。 しかしプラザ合意によってドル安になることでザ・セイホは巨額の為替差損を被ってしまっては、米国債を購入できなくなってしまうばかりか米 国債を引き上げるとてもなったら、アメリカ、ひいては西側陣営が敗北を喫してしまいかねません。そこで、日本政府が国策として、土地・株式バ ブルで、ザ・セイホの株式含み損を嵩上げする必要があったのです。これが、アメリカの要請による日本の官製バブルの真相です。” “2007年にナオミ・クラインが著した『ショック・ドクトリン』によれば、2005年8月末に大型ハリケーン・カトリーナがニューオリンズ を襲った1週間後、地元選出の有名な共和党下院議員リチャード・ベーカーは次のように語ったとされています。 「これでニューオリンズの低所得者用公営住宅がきれいさっぱり一掃できた。われわれの力ではとうてい無理だった。これぞ神の御業だ」。 同様にニューオリンズ屈指の不動産開発業者も、「私が思うに、今なら一から着手できる白紙状態にある。このまっさらな状態は、またとないチ ャンスをもたらしてくれる。 この発言には「ショック・ドクトリン」の本質が現れています。21世紀の資本主義は大惨事に便乗して利潤を増やすことをもいとわないのです。‥‥‥「ショック・ドクトリン」によって、バブル生成でも崩壊でも、どちらの局面でも利益が出るようになったのです。” “1990年代以降、主要先進国の中で「債務国家」の代表となったのは日本ですが、米国では既に1993年以降、クリントン政権が新自由主義を前面に押し出して、国家の債務を「補う形で家計債務の上昇が加速」していたのです。 米国の学生ローンは126兆ドルに達し、10年前の3倍です。「米国では7割の学生が大学の学費のために自分でローン組む。近年の学費高騰を背景に平均で4万ドル近い借金を背負って社会に出ることになり、卒業後、返済に追われる」ことになったのです。 この状況は1980年代、バブル崩壊前の日本に大変よく似ています。 日本では1980年代半ば、結婚後10年くらいたったファミリー層向けに、住宅メーカーが郊外で3LDKマンションを売り出しました。30 代夫婦のマンション購入がだいたい一巡すると、今度は新婚夫婦向けの都心近くの2LDKのマンションが乱立。これも飛ぶように売れました。次に地方から出てきた学生向けのワンルームマンションブームが始まりました。 ところが、次々と住宅需要を先取りしてきたので、もう次がありません。まさか、地方の高校生を東京に集まるわけにはいかないからです。その結果バブルがはじけました。” “政権の良し悪しは株価ではなく、国債利回りで評価することです。ゼロ金利が目標で、マイナスでもプラスでもいけません。なぜなら、マイナス金利は将来の不良債権を生むし、プラス金利はリスクプレミアムが発生したサインだからです。” 本の内容をどの程度理解できたのかは極めて疑問、、、だけど、うん、多分そんなことでは、、あるいは確かにそうだと思う、、いやあ、まった くその通りだ!、ここがキモだ、という部分を抜粋してみた。 特にショック・ドクトリンの記載や、徹底的に先取りして未来までも食いつぶしてのローンなどは、限界まで進みつつある資本主義の本質を突い ているのだろうと、、。 この本は株式会社を一つのネタにして、今、世界で起きていることのある面での、大きな流れの核心を突いているのではと、、、感じる。 このような視点からみると、最近賑わしているニュースもどうしてそうなるのか、頷ける点がありそう。。。 --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2016年11月14日
コメント(0)
地政学という言葉に興味を持ったのはいつ頃だろうか? テレビで良くT氏が使っていたので、その時かも、いつだったかシンガポールのその位置について、地政学的に面白い考察があったので、それも記憶に残っている。 ということで、まずは目次 第一講 地政学とは何か 最も危険な理論 ユーラシアとは何か 地政学とは「物語の逆襲」 インテリジェンス機関期間の最悪の情勢分析 物語が持つおそるべき力 貨幣という物語 堀江貴文はなぜ逮捕されたか 早期教育のもたらすもの 贈与と返礼 地政学とファシズム ユーラシア主義とは何か 人食い人種・日本人 第二次世界大戦前夜の日本 2.26事件という茶番 スターリニズムがいかにして生まれたか 回教徒共産主義者同盟 宗主国なき帝国、植民地なき帝国 危険な物語に対する予防接種 第二講 ハートランドの意味 第三講 ヨーロッパと中東 第四講 海洋国家とは何か 第五講 二一世紀の地政学的展望 第二講以降の小目次は省略したが、それも想像する楽しみも残したつもり、というか書くのが、、、 この本を読んでいる最中に日露の交渉のニュースがタイミングよく入ってきた。何故、今、日ロなのか、何故、山口での会談が予定されているのか、 あまりに本の内容とシンクロしたので、目がシロクロ、、、報道されないニュースの背景が自分なりに手に取るようにわかり、感動を覚えた。 以下、その本文から関係部分を抜粋引用 “‥‥プーチンさんが日本に来るなら、当然東京に来ることになるし、公式訪問だから、そこにおいては合意文書をつくることになります。これはアメリカが認めない。 ‥‥このことを考えれば、今のロシアのとっている行為を追認することは、日本としてやるべきではないし、日米同盟の域内、それから西側の一員という考え方からすれば、外交でできることには閾値があります。公式訪問は、その幅を超えている。 ところで業界用語でいう「信頼醸成サミット」というものがあります。これは首脳同士の非公式の会談です。通常は首都以外の都市を訪れてそこで会談をし、首脳間の信頼を増進するという形の首脳会談です。これは国と国の外交関係がなくても行うことができます。” “ところが地球温暖化と砕氷船技術の発達によって、いまや北氷洋、北洋の通年運行が可能になっています。‥‥もしこの先、ベーリング海を抜けて、宗谷海峡、津軽海峡を通らないといけないということになれば、日本がへそを曲げただけで、北氷洋は使えないことになります。‥‥それだから北洋航路を開設するということは、同時に北方領土の解決につながるわけです。おそらく安倍政権はこの考え方を引き出しに入れていると思う。 いま北海道五区では鈴木宗男さんが軸足を民主党から自民党に移しているのではないかという報道があります。そのひとつのファクターは、安倍政権が本格的にロシア問題に着手したい、その場合は鈴木宗男さんの知恵を借りたいと思っているからでしょう。ですからこんなふうにして地政学は、今の政局での対ロ政策に影響を与えていると思います。” なるほどねえ~~。。 途中、中東の歴史を語っている部分は、次から次からの複雑さに翻弄されて、全然頭に入らず読み進まない。が、やはり読み終えて、内容の視点の多彩さや深さにインパクトあり、考え方という点で他への応用力が増すな、この方の著書は、、、 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年09月17日
コメント(1)
(第8回 )習志野ぶっくさろん 身近なことではあるけれど、あらたまって考えることはなかった「味覚」というテーマ、今回はKさんがそれをまな板の上に。 美味しい、旨いと感じるのは、「甘味、塩味、旨味、酸味、苦味」を土台にして、歯ごたえ、舌ざわり、熱い、冷たいなどの食感が大きく影響しているとのこと、 辛い、渋いは味覚で感じるのではない、単なる?刺激らしい、 毎日のように、食べてはいるが、生まれてこのかた、このような視点で食に接することはなかった、、、今日のさろんでの、刺激のひとつを、ピックアップ! 習志野ぶっくさろん --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年07月23日
コメント(0)
まずは目次 第1部 世界情勢を読み解くインテリジェンス対談 第1章 日本だけが難民と無縁でいられるわけがない 第2章 安保法制成立で日本が考えていること 第3章 中国の成長が止まれば経済難民が日本に 第4章 世界経済に大打撃を与えかねない中東の情勢は今 第2部 世界経済を読み解く戦略地図 第1章 世界情勢から経済への影響を読み解く 第2章 世界経済のリスクを乗り切る投資とは 第3章 混迷を極める世界情勢の中で、日本は何をすべきなのか 第4章 投資の世界に身を置けば、おのずと世界経済は見えてくる 今回は「おわりに 竹中平蔵」から、以下””部 引用 “精緻な学問は必要です。ただ、その精緻さのゆえに、「こういう前提を置いたらこうなる、ああいう前提を置いたらああなる」という、個別的でテクニカルな議論が非常に細かく発展していて、その前提そのものはどういう意味を持っているのかという議論はほとんどされなくなっています。 もう一つ、私がすごく重要だと思ったのは、これまで触れてきた「多様性」もそうですが、非常に大胆な、歴史を踏まえた「バーズ・ビュー(鳥の目」を持つことと、「戦略は細部に宿る」という、極めて大胆なポイントを同時に見ていくということの二つです。 法律のちょっとした条文を変えるだけで、ものすごく大きな変化が起こるとうことがあり得ます。そのためには法律や制度に熟知していなければいけないし、そこに「鳥の目」を通して歴史や世界の例から見た大きな発想と組み合わせることによって、初めて戦略ができるわけです。やはりこの両方ができなければいけないと思います。” 前提条件はいつも気になっているところ、 最近、まずもって、前提そのものが明確に示されていない気がしているので深く同感! 「おわりに」はこの他にも、筆法鋭い文章が綴られていて紹介したいけど、誤解も生じそうなので省略。 興味がある方は是非、、 竹中平蔵氏、新自由主義者という色眼鏡で見ていた面もあるけど、、、前回読んだ「竹中式マトリクス勉強法」でも感じたが、キーワードが洗練されていて、学問という面から学びがたくさんある方であることを実感する。 P.S. 2016年4月に発行された本ということで、先般のEUについて、どう表現されているか、興味深く読んだが、サラッと数行流してあっただけだった。 これをどう考えるかは、もう少しの時間が必要かも、、、 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年07月02日
コメント(0)
コメントなどをする時に、はたと言葉に詰まってしまう、気の利いた言葉が出ない、ということで手にした本、 まずは、以下目次 第一章 情報は疑え (社会論)情報がありすぎる社会におけるメディアの接し方とは 第二章 情報は集めるな (活用術)必要な情報の効率的なつかみ方とは 第三章 ストーリーで語れ (編集力)ニューズウィーク流の情報のまとめ方とは 第四章 負荷価値をつけろ (コメント力)感想だけで終わらない情報発信の仕方とは 第五章 ぼける技術を磨け (Twitter力)目から鱗が落ちる情報のつぶやき方とは 以下は第五章のツイッター力にある小見出し 1 世の中で何が起きているかをチェックする 2 自分の頭に浮かんだことをメモ感覚で投稿する 3 自分のツイートに対する他の人から見てのコメントを見て自分の考えやアイデアを客観的に検証する 4 マスメディアのニュースには現れないホットな出来事は何かそのお題に対してどんな意見やスタンスが出ているかを確認する 5 後で役に立ちそうな記事統計資料等をお気に入りにクリッピング 6 自分でボケたり他人のボケにツッコミを入れる 上記に示すような、ツイッターの良さについては気にはなっていたが、最近おろそかにしていた。改めて見直す価値ありと感じた。 FBはあくまでも閉ざされた空間、SNSでの時間の使い方が、これ一辺倒になりがちでややバランスの悪さを感じていたので、ツイッーにも少しシフトさせたいと思った次第、、 ところで大変にショッキングなことが、、 ラジオでツイッターで、メッセージを発信していると書いてあったので、ググってフォローしようとした時、信じられないことが、、えっ、人違いでは、、、目を疑うとはこういうこと、、、絶句、、、ウ~~ン、、、 そんなことは本からは微塵も感じさせなかったので、、、、、 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年06月25日
コメント(0)
時期が時期だけに気になって、、、テレビ番組の時事放談で10年間、450回にわたり延べ900人の方のお相手を務めたという著者、そこから感じたものを少しでも知りたく、選挙の時の指標の一つにはなるのかもとの思いで、、、購入、まずは目次 序 章 ゲーム感覚で政治を楽しむ 1 安倍政権のからくり 第一章 なぜ政治家の人材はそこをついたのか ガンカメラ映像の衝撃、 ゲーム感覚の”研究成果”、 旧世代には予想もつかない動き、 損得勘定を始めた現代人、 かって政治家は「あちら側」の人だった、 21世紀という断層、 等身大政治家の時代、 いっちょう政治をやってみるか、 政治にどう「入門」するか、 安倍政権で極まる「官高党低」、 官僚だけで作る法案の死角、 合理主義の権化たる官房長官、 自信喪失に陥った官僚、 財務省の巻き返しはあるか、 派閥は解体して仲良しクラブに、 自民党50年史の派閥抗争、 派閥の領袖に価値はない、 潰されるれるべき存在がいない、 組閣に見る安倍総理の恫喝、 小選挙区制が招いた派閥弱体化、 さめざめと泣いた鉄の女、 公共事業からソーシャルネットワークへ 第二章 なぜ安倍政権の支持率は落ちないのか総理の「大統領化」の系譜、 安倍さんに大統領制は禁句、 世界的に総理が重要な時代、 求められる国際的なプレゼンス、 長期政権と若き総理、 解散権の意味が大きく変わった、 国民が喜ばない不愉快な政治、 政権を支持しても信用はしない、 安倍政権の北風政治、 甘利辞任劇をどう捉えるか、 安倍政権を保守とは呼べない2 かって政治家は異人だった 第三章 なぜ昔の政治家はキャラが立っていたのかメディア越しに見る政治家像、 映像に無頓着だった吉田茂、 戦後的状況にふさわしい政治家、 悲運の鳩山一郎への判官びいき、 岸信介の極悪人イメージ、 演出された池田勇人の大転換、 国民のちょっと先を行く、 振り子を右に振らなかった佐藤栄作、 退陣会見で化けの皮がはがれる、 書籍で勝負した田中角栄、 演説におけるストック言語、 政治に速度の感覚を取り入れる、 手のひらを返したメディアと国民 第四章 なぜスポーツ紙の一面に政治家が登場するのか全身パフォーマンスの中曽根康弘、 演出家による振り付け、 政治の間の政治の芸能ショー化、 なぜ田中は竹下を嫌ったか、 ポスト中曽根の戦国乱世、 政治のショー化が進んだ90年代、 後藤田正晴を指南した筑紫哲也、 政策内容と支持率の乖離、 絵になる対決の構図、 中身なしのパフォーマンス、 討論術における二者択一モード、 弱者を切り捨てる強者の政治、 説得せず調整せず妥協せず、 3 新旧政治家の生態拝見 第五章 なぜ政治家は上座と下座にこだわるのか政治家たちの位置取りゲーム、 どちらが上座に腰掛けるか、 長幼の序がない政治家たち、本番の前後で見せる素顔、隣の私にしゃべらせないのか、 アフタートークできわどい発言、 いつまでもあっと言われたい、 定点観測で見えてくる栄枯盛衰、 政治家の相場観をつかむ、 俺が俺であることの所以を語る、 長老政治家が語る場をメディアが用意した、 身体を密着させる政治家、 政治家はなぜ選挙に燃えるのか、 選挙運動のエクスタシー、 毎日3回の宴会地獄 第六章 なぜ政治家はケータイにすぐに出るのか宣伝ショーになった国会、 いかにテレビで自分をアピールするか、 議員をステップに起業、 10時から5時までの政治活動、 なぜ政治家が育たないのか、 情報感覚を変えたケータイとメール、 情報の館になった別荘、 なぜ安倍さんは座禅を組むのか、 小泉進次郎が駆使する言語戦術、 政治家のホメオスタシスが失われている、4 等身大政治家の可能性 第七章 なぜ2016年参院選で政治の潮目が変わるのか国会における議論の質を高める、 ツッコミの面白さを引き込む、 山積する答えのない政治課題、 連合政権を仕掛ける面白さ、 決められない民主党、 必要なのは失敗の検証、 統治を経験した政治家の可能性、 議席は政党が保有する自由席に、 守勢に立たされる安倍政権、 組織を固定化しないシールズ 第八章 なぜ芸人は小泉純一郎が好きなのかやっぱり純一郎さんですね、 共生する政治家と芸能人、 橋下徹は政界と芸能界を行き来する、 ホリエモンは政治家になる、 異業種からの政界参入、 ネットで政治を引き寄せる、 憲法改正ができちゃった、 新時代の政治家の見極め方、オーラルヒストリーの集大成、 おひとり様一回オーラルを 見極め方については、目次から類推してもらうとして、少し離れるが、別の観点から身近に感じた二点を以下本文から抜粋引用「異業種からの政界参入」から“IT・ゲーム業界人、アーティスト、NPO代表、学生、これまで政界にほとんど生息していなかった分野の人間が、政治を「使えるリソース」として利用して、異業種をつないでいくようになると政治が俄然面白くなる。 このことがとりわけ重要なのは、彼らは絶対に大衆ないし国民を見下したり軽んじたりしないということです。彼らの仕事を支えた一般消費者の目線を大事にして、それを活かしながら政治の世界を動き回るはずです。まさに等身大政治家です。”「オーラル・ヒストリーの集大成」から“もう一つは、逆にオーラル・ヒストリーの非専門化、あるいは大衆化です。 オーラル・ヒストリーと言うと、社会に確たる業績を残した人物に長期にわたって専門的な話を聞いて記録としてまとめる、それは専門家のお仕事ですね、と思われがちですが、そんな事はありません。 私は素人による一回だけのオーラル・ヒストリーも面白いと思って、そうした仕事を始めています。‥‥ ‥‥オーラルヒストリーと言う形ではなくとも、人にものを聞くと言う事は非常に大切な経験です。日本人はそれがどうも得意ではありません。オーラル・ヒストリーが一般に広がれば、社会は今よりも活気づくような気がします。‥‥ ‥‥素人ゆえの素朴な疑問をぶつけてみるのもありです。ブログでそのやりとりを発信すれば、またネットワークが広がるでしょう。そこから新しい世界が広がるかもしれません。” 異業種からの参入‥‥以前にセミナーで名刺交換をした方が参院選に出るという、身近なこととつながった。そうか、こういうことがこれから頻繁に起きることが活性化につながるのかも、、先の出馬の情報を単に面白い、応援しても良いかなというレベルから一歩踏み込ませる内容である。 オーラルヒストリー‥‥ これは今、地元で行っている「すぺしゃりすと倶楽部」のインタビューとつながるところがある。今の活動の背中を押してくれる思い。 本書は「見極め方」に対する一つの示唆を得られたことと共に、これらの点も参考になった。 ところで、なんか、文章がまとまらない、、EUショックかな? --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年06月24日
コメント(0)
何となく小見出しに惹かれて手に取った。まずはその目次から目次第一章 雑学の活かし方地理的雑学ネタを生かそう、感動話や爆笑話ではなくお得感のある話をしよう、名前は雑学の宝庫、我田引水的な話の進め方、ジャンルを増やして引き出しを多くする、関連性や類似性を探ってみる、ありきたりな会話にしないための工夫とは、雑学的知識を交えて一捻りの会話を、やく流コメント術、言葉に新たな意味が加わるきっかけ、初対面の人とでも楽に話せる方法、思わぬところで役に立った紅茶の知識、私の好きな○○的と言う言葉、チャレンジされる宿命、つかみのテクニック、雑学の力で自分の心を癒す穏やかにする方法、第二章 雑学の面白さ知識と情報の違いとは、街には面白いものがあふれている、我が家に迷い込んで、きたお客さん、視界に入ってくるものすべてに興味を持ってみよう、1つの分野をわし係に知識を広めていく方法、雑学と好奇心との深い関係性、あえてマイナーなことに注目してみる、クイズに答えるのは早すぎる、記憶の引き出しに放り込むタイミング第三章 私を助けてくれた雑学の威力物知りと言われる快感、雑学的知識の源泉は図鑑、切手は世界への窓口、知識の幅を広げてくれた相撲、相撲から漢字へ、脇役俳優の名前を言い当てる、大学生からサラリーマンそして漫画家へ、漫画家として認識されていない私第4章 雑学の身に付け方10分があればできる知識の収集、まずは物の名前を調べてみる、気になったものは全てメモに残す、雑学の真髄はチリにある菓子折の中にも雑学あり、菓子折りの中にも雑学あり、いちにち3つ覚えること、興味は幼少期に原点あり、この世界は全て謎でできている、周囲の強実に乗っかってしまう、常にアウトプットの場面を意識する、自分の全く興味のない雑誌を買ってみる、インターネットより図鑑を情報源に、初対面なのに話しやすい人、審査員になったつもりで物事を捉えてみる、クイズ仲間による自前のクイズ大会、マホよりも手帳を見よう、細分化によるアプローチほう、いい質問には良い答えが返ってくる、たった5分でも雑学を得ることができる、地を買う、日本は図鑑先進国、今更止められないコレクション、ノープランの旅行に挑戦する、メモの福地副次的効果とは、読書中に見つかるキーワード、第5章 人生を豊かにする雑学の威力断捨離なんて、好きなものはいくつになっても好きなもの、わざわざやることに意味がある、理解してくれる人はどこかに必ず存在する、知識が自分を救ってくれる、くだらないコレクションも一定の分分量を超えれば評価される、日本国民の雑学力を上げるに違いない「ジモきゃら」、興味を持っているものや趣味などは積極的に周囲に伝えよう、俳句を知れば知識が増える以下、本文から抜粋“漫画という世界はその特性として、強引なストーリー展開もギャグとして許されたりするので、一見、関連のないような雑学的知識をうまく絡ませることができると、漫画家としての技量を発揮できたような気がして、やたら嬉しくなったりするものです。”確かに漫画って、ストーリーの飛躍が許されるというか、そこが面白いこともある、、、、、 なるほど、そういうことだったのか。この一文で、かってのH氏をはじめ、何故漫画家がテレビのクイズ番組などで強いのか、、腑に落ちた、、、他方、本質部分を書き加えるとするならば、もっともこれは当たり前のことかもしれないけど、、、 雑学や雑談って、その内容が整理されていないから、そう呼ばれているだけであって、これを他の情報といろいろと関連付けて整理すれば、多様に変化する貴重な要素である。要は、何とどのようにつなげて、あるいはマッチングをはかり、別の役に立つ有益な情報に組み立てるかである。昔は知っているだけでもそれなりの優位性があったが、今のこのネット時代、どこからどのような情報を引っ張り出し、その情報をいかにアッセンブリして、オリジナル性があるものに変化させるかが問われているのだろう。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年06月12日
コメント(0)
副題にはRIVの法則(基本編)とある。 先日、休日出社のコメントを載せたら、Tさんから「帰りにでも寄りませんか、本をプレゼントします」との嬉しいメッセージが、、早速連絡をして手にした。 最初にまず、20ページ程度の自己紹介文を読んで著者の来歴を知り、その時に、この本の内容に、絶対に間違いはないと確信して、一気に読んでしまった。 以下目次 Chapter1 はじめに言葉ありき 「言」「家」「自」「分」「命」「息」「生」「活」「人」「「運」「氣」「叶」「幸」 Chapter2 キトキトの根源は「RIVの法則」 RIVの法則 ・リラックス ・アイデンティティ ・ビジョン 頭を柔らかくする 気づき力 ・事前に気づくこと ・気づきは築き ・自分に気づく 心のアンテナを伸ばす 共感力 ・ITで薄らぐ共感力 ・すべてのものに感謝する心 ・「ありがとう」と「おかげさま」 ・自然との共感 ・ほめることの大切さ ・共感力を阻害するもの ・体を緩めて整える リラックス ・力を抜く ・病気と健康 Chapter3 組織の中でキトキトに生きる 自己を見つめる ・自己効力感を高める ・自分の奥底を覗く方法 他者との距離感を考える ・まず発信上手を目指そう ・聴き上手に徹底しよう ・すべての人に100%を目指さない ・困った時に、一人で抱え込まない 組織の中での自分と相手 ・御輿は見越し ・メンターを目指そう ・不良長寿、高貴高齢者を目指して つい先だって、新入社員教育で話した内容と、見事にかぶる部分がある。一週間足らずの間に、内容的にこうも共振共鳴するものに出会うとは、不思議感が一杯! 先日の話の内容が更に強固に裏打ちされた感じ、もっとも当然ながらそればかりではない。 新鮮かつ、新しい発見につながる部分が多数にわたってある。 それらを含めて、以下、本文からごく一部分を抜粋引用。 “古代国家ではシャーマンが大きな力を持っていました。神や精霊と直接交渉し、神託・予言・治療などを行うシャーマンの言葉の影響力は大きく、その言葉で悪霊が払われ、難病が実際に治ったといいます。現代医学でもプラセボ効果があります。プラセボ効果とはプラシーボ効果ともいい、デンプンや生理食塩水などを「よく効く薬だ」と言って患者に飲ませると実際に効果があるという現象です。それだけ言葉には重みがあるのも事実です。” “他にもいろいろな分け方があります。たとえば、同じ自分だけれど、過去、現在、未来で分けると、そこにいるのは、決して同じ自分ではありません。人は時とともに変わっていきます。こうした時系列的な分け方の他にも、本音と建前、現実と理想といった思考的なもの、そして感情的なもの、身体的なものというとらえ方もできます。一度上手に自分を整理する、つまり「分ける」ことができれば、さまざまな事実がどんどん出てきて、自分自身をより「わかる」ことができるのです。” “「息」という漢字を見てみると、「自分の心」と書きます。つまり自分自身の心のありようが、息=呼吸に反映され、それが生きることにつながっているのです。 そこで「生きる」ということを難しい哲学的な理論で考えるのではなく、普段の自分自身の呼吸に注目して考えれば、よりわかりやすくなります。” “よく「運がいい」とか「運が悪い」などといいます。「運」という漢字は、「運ぶ」とも読みます。何を運ぶかというと、自分自身を運ぶのです。 ‥‥‥運ぶといっても、どこへ自分自身を運ぶのかが重要なポイントになります。そのためには、できるだけ視野=気づきを広げて、運ぶことができる場所を多く見つけ出すことが大切なのです。こうして選択の範囲を広げれば、当然、選べる場所の数が増えていきます。そしてそのなかで一番いい場所へ自分を運ぶのです。そうなると運も偶然ではありません。自分自身で運べるものとなります。つまり、いい気づきを持っていると、さらにいいことが起こるということになるのです。 では、いい場所は、どこにあるのでしょうか?見つけ方にはコツがあります。それはいい運び場所には必ず「キトキト」な人がいることが多いということです。 ‥‥‥日ごろから「キトキト」のアンテナを張っておき、キトキトの思わぬ電波を拾ったら、すぐさまその場所に駆けつけましょう。” “自然界は、理想的なリサイクル社会です。持ちつ持たれつは、食物連鎖などを見ても明らかです。弱肉強食といいますが、無益な殺生は一切しません。そして生命は環境変化に敏感で、そのつど巧みに進化しています。こうして自然界に目を向けると、当たり前のことがものの見事にシステム化された理想的な「共感」の世界がそこにあります。 ‥‥‥自然界には共存共栄の世界観があふれています。無駄な生物は存在しません。その根底には、目に見えない「共感」という強い絆が隠されているからではないでしょうか。” 心理学的な側面をも踏まえての内容は、納得感が充満、、また、安岡学にも通じる何かを感じた、、、 現在の世の中は、この本にも書かれている「心」「体」「頭」の3つのバランスに、ややもすると欠けているようにも思われる。 企業の教育関係者の方や人の育成に関わっている方々にも是非ともオススメしたい本です。 「心」「体」「頭」のバランス、今こそ、、、 ところで、この本との出会いも好縁によるもの、Tさんをはじめとして、思えば1990年代にダイヤモンド社が主催する異業種交流会で知り合った方々だった。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年05月02日
コメント(0)
情報という言葉が頻繁に使われるようになってだいぶ経つ。情報はいつの時代でも、どこでも存在するものであるけれど、やはり、近年ネットやSNSの出現に出現によって、その取扱う幅と量が格段に増えた。また、個々人のアクティブな発信によって、ともすれば、その洪水情報に接するあまり、時間配分のバランスが崩れてしまう。 そんな時代、情報をどう扱っていけば良いのか、参考のために読んでみた。 以下目次 1.情報の拾い方 2.情報の読み方 3.情報のつなげ方 4.情報の出し方 以下、本文から””部、抜粋引用 “専門的な知識を大量に仕入れるには本が適しているというのは、言うまでもないことかもしれないが、それだけではなく、その著者の思考パターンやロジックを知ることができる点も大きい。 ‥‥しかし、それだけではなく、そうした幅広い知識や教養を持つ人が、どのような思考のプロセスをたどるのか、その結果、どのような深く広い思考にたどり着いたのかも、垣間見ることができる。これは知的興奮を伴う体験でもあるし、何より面白い。” “より平たく言えば、新しい情報を得た際に、「そういうことがあったのか」という感想でとどまるのではなく、「それはあの件とどう関連するのか」「それは、この前のあの情報と矛盾しないか」「それによって、こうなるのではないか」と常に考えられるようにする。それがループを作る意味である。 情報は単体で持っていても意味がない。「つながり」が重要なのである。情報をループにつなげる力が勝負になる。それは言い換えれば、自分の頭で仮説を作る力ということである。” “この「実は世の中は全部つながっている」という感覚は、情報を扱う上で非常に重要だと言える。ニュースのループを作るには、この感覚が必須だ。世界各地で起きている出来事は、一見バラバラに起きているように見えるが、実は全てが有機的につながっていると考えることができる。 ニュースの意味をよく読み解くには、この前提のもと、個々のニュースや事象のつながりを見出し、なるべく具体的なループにしてみることだ。事件・情報を幅広く探り、一見つながりがないこととの接点を見つけ、仮説にまで広げていく。そしてさらに、今後それが「誰に(何に)」「どのような影響を及ぼすのか、世間がどう変化するか、まで予想するのだ。” “私は新聞を読むときでも、大きなニュースはもちろん目を通すとして、意識的に小さいニュースを読み込むようにしている。小さいニュースほど、実は世の中の新しい動きやトレンドを拾っていることが多いからだ。 具体的には、いわゆるベタ記事とされる一段くらいの小さい記事だ。新聞社やテレビ局、ラジオ局でニュースを選別するプロたちは、将来的に問題になりそうな情報を見抜く力がある。長年ニュースを扱い、何か新しいことはないかと常に探しているからこそ「兆し」のようなものが見えるのだ。ただし大きく扱う理由や確証がないため、とりあえず小さく扱われる。プロの心に最後に引っかかったニュースと言ってもいい。だから私は読みながら「ニュースの目利きたちが、これは捨てられないという感覚で選んだんだろうな」などと思いを馳せるようにしている。” やはり、情報は有効につながった時、それも意外性がある思わぬつながりをイメージできた時などは、何よりも嬉しい。 ここでの肝は、やはり第三章「情報のつなげ方」かな、ここでいうところのループに組み込むことかな。 そのために日常、情報の過少に惑わされずに良質の情報を採取し、インプットとアウトプットのサイクルを回して内容を補強・強化しておくと共に、それをいつでも引き出して使えるようにしておくことが肝要ということになるのだろう。 情報の目的は、極めてわかりやすくてシンプルのような気がする。端折りすぎだろうか?? --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年03月21日
コメント(0)
5年ほど前に購入して、途中まで読んでそこで積んだままになっていたけど、なんとなく気になって再度読み進めてみた。 歳月がある程度流れ、当時書かれた本の内容がどの程度、的を得ているのか、著者の力量の検証にもなる。 以下目次 第一章 世界同時不況が始まっている 第二章 アメリカヨーロッパは失われた10年に突入した 第三章 中国インドが世界の中心で繁栄をさけぶ 第四章 1ドル70円時代でどうなる日本経済 第五章 日本の選択榊原プラン 第六章 ピンチをチャンスに変える世界同時不況時代の行き方 ざっと見て著しく違っているのは「円高」くらいか、これとてこれからどう変化するか予測は難しい。まずは大筋においてそれほど間違いがない内容ではないのかな。 以下本文から “もう一度繰り返しますが、デフレは下落の傾向や下落の体質ではなくて、下落するという構造です。傾向や体質ならば、改善を図り方向性を変える余地がありますが、構造を変えることができません。物価の下落システムがすでに確固として出来上がっており、それは改めるべき対象ではなく、もはや受け入れるべき前提なのです。 ものの値段が下がることは、そう悪いことばかりでもないのではと、漠然と感じている人は少なくないでしょう。大衆がデフレ状況そう嘆いていないという感覚は、ある意味で、とてもまともです。実際、物価が安定していることは悪くありません。ただし、物価が横ばいから下がるということは、企業の売上高が伸びず、個人の賃金が上がらないことと、ほぼイコールです。これも大前提として受け入れるしかありません。日本の成長率がある程度下がることは仕方がないのです。 だからこそ日本人一人ひとりがさまざまなものをたくさん買って物質的に豊かになるという従来の生き方や考え方から、大きく転換する必要があります。日本の企業も、物質的なもの、つまり工業製品を大量に売って利益を得るという時代の経営方針から、大転換をしなければなりません。 この転換を一言でいえば、ものから人への転換です。ハードウェア中心からソフトウェア中心の発想の転換とも言えます。”“個人にとっても競争が本格化します。一つの企業に勤めつづけて定年を迎えるぬるま湯人生はもう考えない方が良いでしょう。会社に忠誠を尽くし、上司の覚えめでたく徐々に出世していく生き方は通用しません。求められるのは、どの会社に移っても通用するようなプロフェッショナルなるになる生き方です。 欧米では、大学を出て就職し、企業を二つ三つ移ったあと30歳くらいでビジネススクールやロースクールに入って勉強し、再び新しい会社に入るというパターンがあります。こうして経験を重ね、本物のプロフェッショナルになっていくのです。そんな生き方は日本の企業でも一般化していくと思います。” 一概に好況だ不況だとひっくるめても、解決はしない。国境を超えて全てが行きかい、ITや機械に任せられるものが圧倒的に増えて、ある世界ではこれ以上求めるものがないほど物資が豊かに行き渡った中で、従来通りに方法を取っていても、つかの間の延命策でしかない。これからの生き方「何が幸せか」「何がステータスか」という根本に立ち返り、構造や仕組みを抜本的に変えていかない限り解決はしないだろう。 政治や経済も、その転換点において大混乱が起きるのが避けられないのかもしれないが、やはり進むべき方向は、中長期的に見て、こういう方向であると改めて感じる。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年03月19日
コメント(0)
文明が進み成熟化し、何が豊かであるのかわかりにくい時代であるが、、 「良い生き方をしているな」と思って、ちょっと注目してみると、死を垣間見たとか、生を拾ったとか、大病をしたとか、背景を知るとそんな人が多いように思う。 いつかは必ず死ななければいけないが、ともすれば、何故か今の風潮として、死を遠ざけてしまう傾向があるように感じるが気のせいかな、 また、高齢化や核家族化等々で死を見つめる機会が減っているのも事実なのだろう、その分、生に対しても希薄になってしまっているのかもしれない。 さて、目次 第一章 死の孤独から距離を置くために ~吉田松陰の「留魂録」処刑前日に書き終えた鎮魂の叫び~ 第二章 悔いのない最期を迎えるために ~「葉隠」現代にも役立つ武士の死生観~ 第三章 老いと上手につきあう ~貝原益軒の「養生訓」長寿社会における真の養生とは何か~ 第四章 病とともに生きる ~正岡子規の「病床六尺」病を得たからこそわかる価値~ 第五章 その瞬間まで精神を保つ ~VEフランクルの「夜と霧」、「きけわだつみのこえ」ほか 第六章 遺された人々のために ~西郷隆盛の「西郷南洲遺訓」ほか 家訓に学ぶ現代にも通じる遺言の心得~ 第七章 車の魂に思いを馳せる ~最古の文学「古事記」から宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」まで 以下、いくつか本文から””抜粋引用 “本多静六は「私の財産告白」という著書で、子どもの幸福について次のように書いています。「幸福は各自、自分自身の努力と修養によってかち得られ、感じられるもので、ただ教 育とか財産さえ与えてやればそれで達成できるものではない。健康も大切、教育も大切、しかし、世間で最も大切だと早合点している財産だけは全く不用で、それよりもっと大切なのは、一生涯絶えざる、精神向上の気概、努力奮闘の精神であって、これをその生活習慣に十分染み込ませることである」 世間でもっとも大切だと思われている財産はまったく不必要だと言っています。それよりは向上心や努力精神を植えつける方が大事だということです。” “伝えたいことを短い言葉に凝縮させることは、自分にとって本当に大切なことかは何かを思いめぐらすいい機会です。先人たちの家訓に学びつつ、自分はどんな言葉を残せるのだろうかとちょっと考えてみてはいかがでしょうか。” “生の中に死を含みつつ、この世界を深く味わって生きる‥‥‥。 そんな成熟した生き方を先人の足跡から学ぶ。先人の言葉を読むということは、すなわち私たちの人生の旅を豊かにしてくれることにほかならないのです。” いずれにしろ、常に死を意識していないと生は輝かないのだろう。 15年くらい前に邱永漢の著書「私は77歳で死にたい」を読んで、こればいい、これいただきと思って、自分の人生を77歳に設定した。誕生日を超えるごとに1年1年減っていく。普段、あまり厳密には意識しないが、その多少の緊張感が良いのではないかと密かに思う。だから来年再来年、死を宣告されても、±○年の誤差の範囲と思えるようしている。もちろん、実際は、そんなに想像するほどたやすいものではないと思うが、、、 これ、そんなに間違った考え方とは思っていないけど、どんなものかな?? --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年03月10日
コメント(0)
副題は ~アイディアの神が降りてくる~ 著者は三色ボールペンの使い方でその名を覚えたような記憶がある。その「3」をテーマにした本に魅力を感じた。 裏表紙には“アイディアがまったく浮かばない!?そんな恐れはもう一切無用!! 「考えろ」と言われるだけでは、なかなか頭は考えようとしない。でも「3つ選べ」と言われると、自然と頭が動き始める。1つのテーマに「3つの問い」を設定する。1冊から「3つの文章」を抜き出すと、すらすらレポートが書ける。人間の整理に根ざした神の数字「3」を頼りに思考の「型」と「技」を確立しよう!“ とある。 まずは目次 第1章 「3」はアイディアを生む神の数字 1-1 「3つ選ぶ」と眠った頭が動き出す 1-2 「3つに分類する」と考える道筋がつく 1-3 「3で評価する」とスパっと決断できる 第2章 「3」の思考法、30年分の実践から 2-1 「3本柱」で思考を積み上げる 2-2 3ボックス方式で思考を深める 2-3 第3の選択肢で自分に余裕を持つ 第3章 「3」で行動を変える 3-1 3つの標語でよい習慣をつける 3-2 3で時間を管理する 3-3 3で人生の目標を更新する なるほど、まずは見出しを3でまとめている。 以下、本文から抜粋引用 “つまり「選ぶ」という作業を始めると、自ずと頭が動き出して考える作業に入りこんでいくのです。 「考えろ」と言われて。もなかなか頭は考えようとしません。でも「選びなさい」と言われると自然と考え始める。‥‥ ‥‥ しかも「3つ」という数字が絶妙です。‥‥「×個挙げよ」と数が限定されると頭のエンジンが掛かります。とはいえ「好きな映画ベスト10」となるとよほどの映画好きでない限り、タイトルさえもなかなか10個も出てきません。「ワールドカップの名試合ベスト5」と言われても、何だか中途半端な数です。しかし、「ベスト3」と言われると、とりあえずなんとかまとまりそうです。やってみようという気持ちになります。 「3」は逡巡せずにとりかかれるちょうどいい数で、しかも、反射的には答えられないというのが重要なポイントです。 3つ選ぶ時、私たちは記憶の中にある「ベストなもの」「ベターなもの」をリストアップしてチェックしながら選んでいきます。つまりベスト3を挙げるにはざっとにせよ、全体を見ることになります。全体を俯瞰しながら、その中から候補を絞りながら3つ残すといったことを頭の中でやっていくわけです。‥‥ 今日から「3つセレクトする」という作業を習慣づけてみましょう。 「今度の大型連休に遊びに行きたい場所ベスト3」「今日の夕飯に食べたい物ベスト3」でもいいですね。「歴史上の偉大な人物3人」「浮世絵師ベスト3」などなど「お題」を出して「なんでもベスト3」をいろいろ選び出すのも楽しいです。” 哲学者の九鬼周造の著書「「いき」の構造」にも触れて、「いき」という、とらえがたい現象を3本柱で定義している。 また、カラマーゾフの3兄弟の取り上げ方も面白い。そこで堺雅人さんの話題も‥‥ 3にまつわるまとめ方は、周りを見回してもいたるところで見つけられる。 そして、小泉政権以降とくに目立つようになった2項対比、イエスかノーか、歯切れ、聞こえは良く気持ちは良いが、その間に存在する広いグレーゾーンに第3の解決に向かう道があるのだ、ということでこの本でも触れているが、、しんどいけれども知恵を出して、その道を探らなければいけない時代ではないかとも。 また、機構的にみても、三脚などは調整しないでどのようでも立てられる。3は凄い力をたぶん持っている。 そして何といっても長島の背番号が3、3の存在が奇跡的なパフォーマンスに目に見えないところでつながっていたのかもしれない、などと、とてつもなく考えが飛躍をしてしまった。 この本を読んで、そんなことをも思い浮かべてしまった。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年03月06日
コメント(0)
今、世界で起きている事は複雑すぎてわからない。とりあえず、なにかしらの座標を設けて考えることが必要と言うことで、わかりやすく解説してくれる両名の対談集を手にした。 以下、目次 1.なぜ、いま、大世界史か 2.中東こそ大転換の震源地 3.オスマン帝国の逆襲 4.習近平の注目は明王朝 5.ドイツ帝国の復活が問題だ 6.「アメリカ対ロシア」の地政学 7.「右」も「左」も沖縄を知らない 8.「イスラム国」が核を持つ日 9.ウェストファリア条約から始まる 10.ビリギャルの世界史的意味 11.最強の世界史勉強法 以下、本文から、ランダムに ””部、一部 引用抜粋 “佐藤:世界情勢が予測不可能になってくると、直近の動きばかりに目を奪われるのではなく、むしろ少し身を後ろに退いて、近過去の歴史から捉え直していく必要があります。その際、一つだけではなく、頭の中に複数の「歴史地図」を入れておき、折に触れて重ね合わせてみる訓練が必要です。 池上:「現在の地図」だけを眺めていてはいけない、ということですね。「歴史地図」を複数もって、それを「現在の地図」と重ね合わせてみる。すると、さまざまなことが見えてくる。” “池上:スノーデン事件で暴露されましたが、だからこそ、アメリカはメルケルの電話を盗聴していたのですね。 佐藤:アメリカは理由なしに盗聴しません。何らかの疑念がもたれている事は間違いない。単にドイツの首相だから盗聴したのではなく、米国は、メルケル個人の来歴に疑念を抱いていると思います。” “佐藤:‥‥‥ エリックホブズモームの言う「二十世紀」は1914年の第一次大戦開戦がその始まりで、1991年のソ連崩壊がその終焉で、これを「短い20世紀」と呼んでいます。 池上:ということは、「20世紀とは、ソ連の世紀」と考えたくなるのですが‥‥‥、 佐藤:そうではなく、面白いのは、これを「ドイツの世紀」だとしているところです。ドイツという新興の帝国主義国をいかに封じ込めるか。そのために世界は必死になった。ソ連という国家もこの過程でできた。第一次大戦と第二次大戦は、ひとつながりの「20世紀の31年戦争」とみなすべきで、2つともドイツをめぐる戦争で、結局のところ。ドイツを封じ込めることはできずに終わった。醒めた見方ですが、本質をついています。” “佐藤:‥‥‥ 実際、すでにヒラリーは、ネオコン的になりつつあります。オバマ民主党路線との違いを見せて、民主党の生き残りを図る。ヒラリーが大統領になれば、前よりも価値観を前面に押し出した外交になって戦争が起きやすくなるでしょう。 そもそもアメリカにとって、戦争は一種の公共事業のようなところがあります。定期的に行う必要がある。そろそろその周期がきている感じがします。 また、何にせよ、アメリカは今度は女性カードを切って、女性を大統領にするしかないという面もあります。” “池上:‥‥‥ とはいえ、第二次大戦の戦勝国と敗戦国という枠組みは、日本人が意識している以上に、強固なものがあります。そもそも国際連合には、いまだに敵国条項が残っているのですから。 佐藤:ドイツと日本が国連の常任理事国になれないのも、そのためです。 池上:「敵国」が常任理事国になるわけにはいかない。敵国条項というのは、「週刊こどもニュース」ふうに易しく言うと、こういうことです。 国連ではどこかの国が侵略受けたときに個別的自衛権で戦うのはいいけれど、安全保障理事会に提訴しなさい、それなくして勝手に戦争をしてはいけないよ。決まっている。ただし、相手が第二次大戦中の敵国だったら安保理に関係なく攻撃してよろしいという話です。” “佐藤:表記法は、国家にとって非常に重要な問題です。 たとえば、中国共産党はなぜ画数が少ない簡体字にしたのか。表向きは、この場合、識字率を上げるためですが、その本質は、国民からそれ以前の知識を遠ざけるためでした。簡体字教育が普及すると、それ以前に使われていた繁体字が読めなくなって、共産党支配以降に認められた言説だけが流通するようになる。歴史を断絶させ、情報統制を行なったのです。‥‥‥ 佐藤:戦後日本も危ないところでした。GHQが招いた教育使節団の勧告によって、漢字廃止、ローマ字表記にされてしまう可能性があったのです。少し前まで一般的に使われる漢字を「当用漢字」と言っていましたが、これはローマ字表記を採用するまで、当座の間だけ使っていい漢字です、という意味でした。 池上:それが「常用漢字」になったのは、1981年のことです。つまり、日本人はこれからも常に漢字を用いていきます、という意味で、実はこのとき歴史的な方針転換が行われていたのですね。” ただ単に、ニュースを報道されるままに見るよりも、へええ~そうなんだという視点をいくつか複数手に入れるだけでも、ニュースの見方が変わる。立体的に見えてくるし、いっけん繋がりのないようなところにも関連性を見出せる場合がある。 ビリギャルの項では、両者とも日本の教育に対して憂慮しているが、、、、、新自由主義の潮流の中に取り込まれてしまう教育、そこでの資本主義的な仕組みや実務教育のみが優先されて、教養教育が切り捨てられる流れに、日本の行く末を心配してしまう。 杞憂に終わればよいのだけど、、、 いろいろな視点から、現在世界で起きていることの一端が垣間見える、非常に読みやすいお薦めの一冊。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年02月06日
コメント(0)
著者は2年近くを牢獄で過ごした。当然ながら、そこでの時間は決して無駄にはなっていないどころか、そこでじっくり考えたことを活かしているはず。そんな一片を知りたくて、手にしてみた。 ただ、出だしを見て、あっこれは編集者に促されて書かされたのかな、などと余計なことを考えてしまったが、、それは置いておいて、 まずは目次 序章 なぜ、本音で生きられないのか 一章 言い訳をやめる 二章 バランスをとるな 三章 本音で生きられない理由は「自意識」と「プライド」である 四章 すべてを最適化せよ 五章 本音で生きるために必要なこと 以下本文から一部抜粋引用 “自分のコアバリューが何かなど、頭で考えていてもわかりはしない。スキルや資格があるからといって、それがコアバリューとは限らないのである。まずは、やりたいと思うことはすべてやろうとすること。そして、自分一人ではどうしようもなくなった時に、人に仕事を任せていき、そぎ落としたあとに残ったものがあなたのコアバリューだ。 何かビジネスを思いついた時も、「必要な資格やスキルを身につけてから起業しよう」というのは順番が逆。資格に頼るのではなく、どういうビジネスがやりたいかを考え、その上で資格やスキルが必要になれば、それはできる人に外注すればいい。” “そもそも「待ち時間」にスマホを眺めること自体、大事なことでもあるのだ。 知り合いとレストランで食事をしていてその人がちょっと席を外したら、今まではボーッとしているしかなかった。ところがスマホがあれば、その短い時間だけでもかなりのことをこなせる。情報を収集してもいいし、仕事の進捗状況を確かめて返信することもできる。 「スマホ依存」を問題視する人もいるが、重要なのはどうスマホを使うかだ。70億人が隙間時間を使って、これまでにできなかったことを行えるようになる。それによって、ものすごい価値が生まれつつあることをもっと認識すべきであろう。” “最新の技術や情報に触れ、研究開発やビジネスプロジェクトを自分で立ち上げて実行する。これは、今まで大学や企業が担っていた機能だ。 正直いって、日本の大学のコストパフォーマンスは極めて劣悪である。 ‥‥ 大学に数百万円払うくらいなら、自分で動いていろんな体験をこなした方がはるかに有意義だ。 これまでは企業のリソースを使わなければできなかったプロジェクトもサロンや個人で実現可能になっている。” IT、ネットが本格的に社会に根付いて まだ20年くらいの社会、このブルーオーシャンにはまだまだ未開拓の地がある。というイメージが自然に湧いてくる。 この地上を、少し離れたところから俯瞰してみれば、今の時代を100年くらい離れて想像して見れば、限りない可能性を含んでいることを何となくイメージできる。きっとハード以外は全てを飲み込んでしまうのだろう。 ネット上にあふれている各種ツールや知恵をうまく組み合わせて、リアルとシームレスに一体化して何にどう使うか、興味は尽きない。 ここで言っているように、頭で考えることではなく、”トライ&エラー”が基本なのだろう、リアルとネットの組み合わせを考えるだけでも楽しい。 アイディアが浮かんだら走って帰ってプログラムを組む、それを昼も夜もなく繰り返していた、あのザッカーバーグの気持ちがよくわかるし、著者の気持ちもよくわかる。 40年ほど時代が違えば、間違いなくこの大海に身を投じていた、、と。、 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年01月23日
コメント(0)
著者の肩ひじ張らない書きっぷりと本の装丁の良さに惹かれて、このシリーズ、これで5冊目くらいかな。 会話文なども適度に交えて、約40篇の短いエッセイから成り立っている。軽く本を読みたい時には、こういう類のものがいい。 以下目次 第一章 追いかけるから、負けるんだ 第二章 いつかは笑い話になる 第三章 私は黙っていた 第四章 生きるとは失なうこと 以下、本文から ” ”部 抜粋引用 “今夜は、T君の命日であった。 知人との食事の後、ホテルのバーで一人で飲んだ。 T君とは、私が五十歳を過ぎて仕事をした編集者の一人である。一見偏屈そうに映る青年であったが、小説の話をはじめると、相手がいかに素晴らしい若者かがわかった。 ‥‥‥ 読者は、作家というものが何もかも一人で次の作品を生み出すと考えるかもしれないが、そういうことができる作家は数えるほどしかいないし、一人で何もかもやっていく作家の作品には早晩、限界が来る。 デビューの頃であれば、作家になろうなどと大胆な思いを抱いている輩だから、二三作は書ける。しかしそういう作品には限界が出るし、一人で何もかもやるというのは端が見ていても傲慢さが漂う。 初めて逢った夜に思わぬことを言われた。 「伊集院さんの作品には、人間の死を書いていても、そこにユーモアがあります。」 ――オイ、今何と言った。 私はT君の、その一言に、胸の底の方に沈んでいたものが、ふわりと浮いて来た気持ちがした。 ――この人と仕事をしてみよう。 と思った。 ‥‥‥” どうしてもこの方には、若い頃の死別という、何とも言い難い別離の匂いを感じる。そこからの、ある種の諦観から生まれたのではと思われるユーモアがところどころに感じられるのが、何とも、、、ユーモアって、そんな側面があるのかもしれない。 しかしながら、このような話が表に出るまでには、やはり数十年の歳月が必要なのだろうと思う。 そこをこのT君という編集者がうまく引き出したのかな?? --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年01月20日
コメント(0)
著者の本は引用の選択の質が高く、一冊の本から、芋づる式にそれをはみ出る広がりができるのが良い点のひとつであると、日ごろ感じている。 以下、目次 第一章 教養は言葉の端々に表れる 第二章 語彙力アップには名著が近道 第三章 テレビやネットでも言葉は磨ける 第四章 8つの訓練で「使える語彙」にする 第五章 洗練された言葉づかいを身につける 以下、本文から””部、引用抜粋 “昔、タモリさんが寺山修司のものまねをしていたのをご存知の方はいらっしゃるでしょうか。声や風貌はまるきりタモリさんなのに、不思議と寺山修司本人に見えてくるんですね。いかにも「寺山修司が言っていそうなこと」を東北訛りのそれらしい口調で言うから、そっくりに見える。他の人の語彙や思考を丸呑みにして再表現することにかけては、タモリさんの右に出るものはいないかもしれません。 それではなぜ、寺山修司は「乗り移り」の対象になるのか? それは、彼にはほかの人が持っていない「ものの見方の確度」があるからです。普通の人が真正面から見て「三角」と言うものを、上から見て「四角」と言ったり、斜めから見て「ひし形」と言えたりする人だからこそ、ですね。” “孔子の言葉を知っていると、あまりにも「ああ、その通りだなあ」と思うことばかりで、ときどき何かの拍子にポロリと口からこぼれてしまいます。ひけらかすつもりはなくとも自然と口にしてしまうのが、孔子の言葉なのかもしれません。 しかし、いくら孔子の言葉が身近な身近な言い回しとして定着しているとはいえ、論語の言葉をぱっと5つ以上引用できる人はなかなかいないものです。これが江戸時代だったらどうかと言うと10歳くらいの子が20や30、さっと引用できていたんですね。素読文化がなくなったことで、日本人全体が先人の残した言葉を自分の人生に活かそうとする意識が低くなっているのでしょう。” “日本人として忘れてはならないのが、仏教の教えから出てきた言葉。日本語には当然、仏教由来の言葉も多く使われています。仏教由来の言葉をその成り立ちを含めてインプットする作業は、人生で一度は経験したいもの。心がざわざわと落ち着かないとき、次のような言葉をノートに書くだけでもずいぶんほっとするものです。色即是空、行雲流水、夢幻泡影、、、” 意識するにしろしないにしろ、儒教や仏教の文化が体内に根強くいきているんだろうな、それをよりどころにきっと生きているのだろうな、それが表に出た形が、言い換えれば、たぶん語彙、、、かな、 う~ん、なかなか含蓄が深い、、 ところで、その昔、学生時代に隣の部屋に下宿していたK大生のY君から「B君、形容の仕方がつまらないよ」と九州なまりのイントネーションで言われたことがある。会社でも反応の仕方がワンパターン的なことを何回か指摘されて、ボキャブラリーの貧困さが常に頭の片隅に常にある。 そんなわけで、語彙に興味があり、読んでみた次第だけど。 当然ながら、さあそれでは、今すぐになんてわけにはいかないのが、これまた語彙、、、 ところで八幡宿の一つ先は、「五井!」 今回はこのあたりで、、、 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年01月16日
コメント(0)
コミュニティデザイナーという新しい仕事を作って活躍している方、2011年秋のクローズアップ現代で放映された番組で興味を持ち、その後「コミュニティデザイン」という本などを読んだこともある。 以下目次 第一章 ふるさとは最前線 ~日本の未来を描くカギ 第二章 ふるさとを元気にする仕事 ~コミュニティデザインって何 第三章 自分の未来をどう描くか 第四章 これからの働き方 第五章 ふるさとを元気にする人たち 終 章 未来を切り拓くために 以下本文から “「人間の本質は自ら創りあげるものである」と語ったのは、哲学者のサルトルです。この主張は、じつは先に紹介したマルクスの思想と共通しています。労働から安らぎは得られないという文脈は、働くことが人間の本質から切り離された社会への苦言でもあります。マルクスもサルトルも、充実感や楽しさを実感できる仕事が豊かな人生につながるという点で一致しているのです。” “ゴシック建築を評価したラスキンの著書には、こんな一言があります。 「あなたのやれることをやりましょう」やれることを持ち寄って、組み合わせて、荒々しいけれど活き活きとした全体を構築しようというのがゴシックの本質であり、その時代の働き方の精神であるとラスキンは述べています。僕が考えるコミュニティデザインという仕事の精神も、まさにこの一言に集約されると感じています。 〈Life〉―これはラスキンが大切にしていた言葉でした。『この最後の者にも』という著書の第77節には、こう記されています。 〈There is wealth but life〉 あなたの人生こそが財産である。日々の生活、あなた自身が生きていることが富なのだ―。 生活のあり方を見直すことが、まちのあり方を変えることにつながり、結果として良質な社会を生み出すことをラスキンは意図しています。正しくて、楽しくて、美しい活動をひとつずつ実現させることによって、自分自身のLifeを充実させるとともに、多くの人々のLifeにもいい影響を与えられるような存在でありたい。そんな思いを込めて、僕たちは設立した事務所にLifeの頭文字であるLの一字を掲げたのです。” “人の数でまちを活性化しようとする発想は、もう持たなくていいのではないだろうか? 人口規模は縮小しながらも、まちの営みは充実していく――いわば縮充という未来を、日本のふるさとは描くことができると僕は思っています。 そのときにカギを握るのが「活動人口」です。‥‥‥活動人口とは「地域が元気になるための活動に参加している人の数」と考えてみてください。” “「楽しさ自給率」 そんな指標を、これからの僕らは考えてみてもいい。参加することでみんなが楽しいと感じられる具体的な取り組みが、住民の中からどんどん生まれてくる土壌があれば、ふるさとの活動人口は自ずと増えていくに違いありません。” “いつの間にか日本人は、楽しさを生み出す力が弱くなってしまったような気がします。税金と引き替えに受ける行政のサービスがいたれりつくせりになっただけでなく、遊びや買い物までもがお金を払って誰かに楽しませてもらう社会になっている。テーマパークやショッピングセンター、テレビ、ゲーム、カラオケ、‥‥ そこで得られるのは与えてもらった満足感で、楽しさを自給しているとは言い難い。 必要なのは、自分が暮らしているまちの魅力を探り、人と人のつながりの中でみんなが共有できる楽しさを創造していく力です。そこから得られる楽しさが、まちの人たちから感謝されたり、地域のためになることとセットになれば、活動人口は増えて日本人の楽しさ自給率も高まっていくと僕は思います。” 以下、紹介されている各地の活動をいくつか、 北海道 これから塾、 京都市 半農半X研究所、 奈良市 農家レストラン栗、 兵庫県 いえしまプロジェクト、 香川県 KITOKURASI 他 いずれにしろ、今は広義の意味でのデザインの時代、個人個人が生き方を含めて、今までの時代とは違う時代に入ったのだと仮説を立てて、今までにないフレームを作り上げていく時代、ソフトとハードを絡ませてのリデザインの時代、足元を見据えての、その企画力・創造力と主体的な行動力が求められている時代なのだと思う。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------
2016年01月09日
コメント(0)
ここのところ、年末の本のまとめができていない。垂れ流しのままだとやはり読んだ記憶が薄れてしまう。4年ぶりの整理と言えるほどのものではないが、、時間はゼロサムで何かが増えれば何かが減る、通勤時間などSNSに時間が取られていて読む分量が減った。もう少し増やしたいが、目の具合も相まって、、、本屋巡りをする時間が減ったのも原因、どうしても開きたくなる読みたくなる本を見つけ出すことが先決かも、見通しの見えない時代を読む目と、混迷の時代の生き方、新たな発想につながるもの、そして老いとどう付き合うか。このあたりがテーマかな?そんな中、今年の新たな出会いは出口治明氏 12.20 斎藤 孝 考え方の教室 12.15 出口治明 本の使い方 12. 9 池波正太郎 男の作法 11.18 藤原和博 本を読む人だけが手にするもの 11.13 出口治明 人生を面白くする本物の教養 11. 4 外山滋比古 老いの整理学 10.26 外山滋比古 思考の整理学 10.15 坂井博之 青い狂気1969 10. 9 藤井 聡 凡庸という悪魔 10. 2 佐藤 優 人間の叡智 9. 8 津田大介&西きょうじ 越境へ 8. 2 茂木 誠 経済は世界史から学べ 5. 5 外山慈比古 知的生産習慣 4.18 内田 樹 内田樹の大市民講座 3. 5 伊集院静 無頼のススメ 2.26 マツダミヒロ 賢人たちからの運命を変える質問 2.20 池上彰・佐藤優 新・戦争論 2.13 海野泰男 文豪と京の庭と桜 1.21 佐藤 優 創価学会と平和主義 1.18 松岡真宏 時間資本主義の到来 1.11 ちきりん 自分メディアはこう作る 1. 2 糸井重里 インターネット的 他、読書会の開催5回 2011 http://plaza.rakuten.co.jp/kaitene/diary/201112250000/ 2008 http://plaza.rakuten.co.jp/kaitene/diary/200812300001/ --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------「習志野HAPPYプロジェクト」運営スタッフ&出演者 大募集中--------------------------------------------------------------------------
2015年12月31日
コメント(0)
この方の本は、以前に何冊か読んだが抵抗感がない、素直で真面目な文体で気づきを与えてくれるのがいい。 今まで自身が考えるということに手を抜いてきた感が強いのか、パラパラめくって興味が湧いたので手に取ってみた。 以下、目次 第 1回 まずは楽になる 第 2回 ともかくやってみる 第 3回 ダマされたと思って、手を動かしてみる 第 4回 魔法の言葉を、唱えてみる 第 5回 発想力を鍛えてみる 第 6回 違った目で世界を見る 第 7回 過去も未来も、見晴らしよく 第 8回 無理やり、一人二役してみる 第 9回 異質なものとぶつかりあう 第10回 ひたすら「なぜ?」と聞いてみよう 第11回 外へひらいてみる 第12回 一歩ずつ進んでいく 第13回 「胆力」をもって、判断する 第14回 柔軟に修正していく 第15回 直感を働かせる 最 終 回 こんな教室をつくってみよう 本文を読んでいると、いろいろなキーワードが拾いやすかったので、今回はそんな言葉を以下に羅列 問題、気分、思い込み、制限をつける、当事者として参加する、構成力、順番を考える、審美眼、比重を変える、自分だけのベストテン、俳諧は座の文学、ラスコーリニコフ検定、方法序説、問題は解決するものではなく整理するもの、無地のノート、精神安定剤、腑分け、サイクルを把握、システムとして物事を捉える、図化コミュニケーション、弁証法、デカルト座標、客観と主観、優先順位、心技体、知情意、工夫という言葉、遊び感覚、カオス(混沌)をつくりだすことそこからコスモス(秩序)を生んでいく、ルール、秩序の設定、限定をうまく設定する、写像、変換機能、ゴッホ変換、ミニチュア化、リバーシブル化、ソフト化、デジタル化、手間省略化、スタイル、一貫した変形作用、関係性、系譜、源流、対話、ダイアローグ、過度な同調圧力、分類すること、ポリフォニー、カーニバル、マインドコントロール、免疫、思考の免疫力、うまく問を立てる、前提を疑う、気づき、対話の訓練、抑揚、原点 、言い換えてみる、段取り、日程を決める、パートを担う、フォーカス、なくしたものを探す秘訣、ハーフタイム力、深い呼吸、直感力、石火の機、ゴルディアスの結び目、禅の文化、塩の行進、かまえ、ブリコラージュ、時間を編集しない、 最後まで読んだところで、本書で引用参照した主な文献をみて、この方の本はなぜ良いのか、腑に落ちた。 古典をベースにしている。そこからの引用がほとんどである。代々、引き継がれた良いものを代弁しているからだった。 古典をよく知っている人にとっては、ああ、あのことを言っているだけじゃないかということになるんだろうけど、、 先日の勉強会で帰りしなに、ある人に言われたことと同じことがそのまま載っていた。あの人は古典を読み込んでいる人、ああ、このことを言っていたのかと接点が見つかった。なるほどね、、、 とにもかくにも、考えるということの復習ができた感、、、三歩歩くともう忘れてしまうけど、、 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------「習志野HAPPYプロジェクト」運営スタッフ&出演者 大募集中--------------------------------------------------------------------------
2015年12月20日
コメント(0)
この本は、第三回目だったか、「習志野ぶっくさろん」が終わった時にAさんからもらったもの。 他の人が面白いと思った本を読まないと守備範囲が拡がらない、ということは楽しめる範囲が拡がらないと同義ということで、、、 学生の時などは「今、どんな本を読んでる」などと聞いては、いろいろと読んだ記憶があるが、サラリーマンになってからは、そんな機会が減ったような気がする。これは、エッセイなので読みやすいし、著者のざっくばらんな筆法が読む上での気軽さにつながる。 以下、本文から一部””部 抜粋引用 “感覚的にだんだん人間が鈍化している、ということがあるから。その一つの表われとして、パッと見た瞬間にいいなあと思う、俗にいうひとめ惚れ、そういうことがなくなってきていますね。どうしてこんな世の中になってきたかというと、白か黒か、そういうきめつけだけがあって中間色がないから。 人間とか人生とかの味わいというものは、理屈では決められない中間色にあるんだ。つまり白と黒の取りなしに。その最も肝心な部分を捨てちゃって、白か黒かだけで決めてしまう時代だからね、いまは。” “大企業に身を寄せて、ひたすら御身ご大切に、「休まず、遅れず、働かず‥」というサラリーマンの処世訓を守っているだけでは、これはもうどうにもならないよ。夢とかロマンとかいうものは、だれかが与えてくれるものじゃない。自分で求め続けるものだからね。それでこそライフワークにもなる。” “やはり、顔というものは変わりますよ。だいたい若いうちからいい顔というものはない。男の顔をいい顔に変えて行くということが男をみがくことなんだよ。いまのような時代では、よほど積極的な姿勢で自分をみがかないと、みんな同じ顔になっちゃうね。” “人間という生きものは矛盾の塊りなんだよ。死ぬがために生まれてきて、死ぬがために毎日飯を食って‥‥そうでしょう、こんな矛盾の存在というのはないんだ。そういう矛盾だらけの人間が形成している社会もまた矛盾の社会なんだよ、すべてが。” “手紙の話を前にしたけど、年賀状なんて出さないという人も、まあそれは一人ひとりの考えかたによるわけだけど、年賀状を出すなら出すで、やはり自分なりのものを考えないとねえ。会社で刷った年賀状のところにてめえの名前を書いて出すようなのは男じゃないんだよ。” ここには抜き書きしなかったが、食事作法などに対する独特の考え方も面白い。 また一部内容的には、これが昭和59年の発行とは思えずに、今の時代に書かれたものと見まがうほど。 昭和時代の流儀と筆者のこだわりを感じさせ、「美学」という言葉を思い出させる一冊だった。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------「習志野HAPPYプロジェクト」運営スタッフ&出演者 大募集中--------------------------------------------------------------------------
2015年12月09日
コメント(0)
昨秋の地元でのイベント「みんまち」であがったアイディアと自身で考えていた案を重ね合わせて、何かひとつでも何かにつながればとの思いで、今年の4月から始めた「習志野ぶっくさろん」 昨日、今年最後になる5回目のさろんを開催しました。 以下、開催記録‥‥ 月 日 紹介図書数 (第1回) 4月 4日 4 (第2回) 6月20日 11 (第3回) 8月22日 8 (第4回)10月17日 3 (第5回)12月 5日 5 紹介された本は計31冊、 来年はオフ会なども挟んで進めてみようかな。。。 習志野ぶっくさろん 会場のカフェパパ --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------「習志野HAPPYプロジェクト」運営スタッフ&出演者 大募集中--------------------------------------------------------------------------
2015年12月06日
コメント(0)
和田中学校校長など異色の履歴で、その名を聞いてはいたが、著書を読むのはたぶん初めて。目次や小見出しを見て面白そう、特に序章の中にある二三行の小見出しに惹かれた。見出しのつけ方が絶妙なのかも。 以下、目次 序 章 成熟社会では本を読まない人は生き残れない 第一章 本を読むと何が得か? 第二章 読書とは「他人の脳のかけら」を自分の脳につなげること 第三章 読書は私の人生にこんなふうに役立った 第四章 正解のない時代を切り開く読書 第五章 本嫌いの人でも読書習慣が身につく方法 付 録 藤原和博の「これだけは読んでほしい」と思う本50冊 以下、本文から ""部、一部抜粋引用 “共同幻想を追いかける「みんなが一緒」の習慣に抗うには、よほどの覚悟がいる。 時代の変わり目には(いまがそうなのだが)、あたかも「みんなが一緒」の時代に逆戻りしているような錯覚を覚えることもある。それを反動と呼ぶが。成熟社会が深まる流れは変えられない。 だれもが、やがて決断せざるを得なくなるだろう。自分の世界観と人生観を持ってどういうベクトルに向かって進んでいくのか。つまり、何をテーマに掲げて生きていくかということを決めなければならない。 その時、本を読まないまま決断することは無理だと思う。 だからといって、本を読めばすぐにその世界観が手に入るわけでもない。リクルートの創業者である江副浩正氏がこう言っていた。 「ひとつの世界観をつくるには、25年はかかる」と。” “どんな人でも一万時間没頭して取り組めば、それなりに山の形ができる。山の形ができるというのは、コミュニティのなかで自分の立ち位置が確保されるという意味だ。一万時間というのは、おおむね5年~10年である。” “会社や役所のなかだけで単線的に生きるのではなく、いくつものコミュニティに参加して積極的に生きる視点。人生に、こうした鳥瞰図的な視点を持てないと、組織のなかでちょっとしたことで追い詰められ、視野狭窄に陥ってしまうリスクから逃れられない。” “成長社会ではひたすら「情報処理力」が求められるのに対して、成熟社会には必須のスキルがだんだん「情報編集力」に移行するとも表現している。” “21世紀型の成熟社会で求められるのが情報編集力である。情報編集力とは、身につけた知識や技術を組み合わせて、納得解を導き出す力だ。正解をただ当てるのではなく、納得できる解を自ら作り出すところがミソ。‥‥ ‥‥正解はひとつではなく、組み合わせ方は無限にある。そのなかで、自分なりに世界観をつくり出せるかどうかが求められる。情報処理力が頭の回転の速さだとすれば、情報編集力は頭の柔らかさといえる。” 50代になった頃、遅まきながら定年後をどのように過ごすか、ということを考えるようになった。よく一般的には、好きなことをすればいいと言われるが、「好きなことって?」これが意外に難しい。そんな時に「500冊も本を読めば、何かが見つかる」ということを聞いて5年で読もうと決めた。予定通りにはならなかったが、そんな中からある程度の答えが引き出せたように思う。 いずれにしろ、本には著者の考えが精選され凝縮されている。人と直接話をするのももちろん大事で面白いが、ともすれば惰性で同じことの繰り返しになることも多く、時間との関数を考えれば、本が与えてくれるものの価値は高い。そしてそこでは様々な時代の人や様々の環境で育った人の話を自由自在に聞くことができる。 著者もある時から本を読みだしたという経歴を披露してくれているのも心強い。 一人ひとりが自身で生きることの価値観を見出していかなければいけない成熟時代、本の力は限りなく大きくなっているような気がする。 晴耕雨読、古くから伝えられているこの言葉、この年になって、そして今のような時代になって、改めてこの言葉の意味も深いと感じたりもする。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------「習志野HAPPYプロジェクト」運営スタッフ&出演者 大募集中--------------------------------------------------------------------------
2015年11月18日
コメント(0)
初めて聞く著者の名前だったけど、パラパラめくったら面白そうだったので手に取った。 以下、目次 第一章 教養とは何か 第二章 日本のリーダー層は勉強が足りない 第三章 出口流・知的生産の方法 第四章 本を読む 第五章 人に会う 第六章 旅に出る 第七章 教養としての時事問題―国内編― 第八章 教養としての時事問題―世界の中の日本編― 第九章 英語はあなたの人生を変える 第十章 自分の頭で考える生き方 引用して紹介したい箇所が多すぎるので、その中で以下一点、 “選挙については、たしかチャーチルが次のようなことを言っていました。 「選挙に立候補する人間は、私を含めて、ろくでもない人ばかりである」 選挙に出る人は、異性にもてたいとか、お金を儲けたいとか、目立ちたいとか、権力を握りたいとか、せいぜいそんなところが実際の目的だと毒舌家のチャーチルは言うのです。続けてこう言っています。 「選挙とは、ろくでもない人の中から、現時点で税金を上手に分配できそうな少しでもましな人を選び続ける忍耐そのものをいうのである」 「だから民主主義は最低の仕組みである。ただし、王政や貴族政、皇帝政など人類これまでの政体を除いては」 この言葉の後段はわりと知られていますが、前段はほとんど知られていません。ですが、チャーチルの本意は前段にあったのです。チャーチルは決して冗談で言っているのではありません。大真面目にそう考えていたのです。政治家や民主主義に過度の期待を抱いてはいけない、のだ、と。だから、いい政治を作るには相当な忍耐がいるし、政治家に立派な人格を勝手にイメージしてはいけないし、安易に政府や政治家を信じてはいけないのだとチャーチルは訴えています。‥‥‥ ‥‥‥チャーチルが語ったようなリアルな発想を知っているだけでも「候補者のレベルが低いので投票などバカバカしくて行っていられない」などと頓珍漢なことを言う人はきっと少なくなるでしょう。チャーチルの言葉は、選挙や民主主義についての、最低限学んでおくべき「コモンセンス」です。外国人の友人が「日本ではみんなが政府にあれほど文句を言っているのに、どうして投票率が低いのだろう」と不思議がっていました。政府は市民から離れ敵対して存在しているものではなく、私たち市民が自らつくっていくものなのです。” なるほど~ すべての政治家ではないにせよ、80対20の法則をここでも適用できるのだろうが、、 前段の言葉を思い浮かべれば選挙に足を向ける人も増えるかもしれない。チャーチルはやはり世の中を透徹できた稀有な政治家だったのかもしれない。 いや、あるいはイギリスという連合王国の教育のすごさなのかも、、、 最後にライティングを担当した藤田哲生さんの文章「ようこそ出口塾」へが最終ページに紹介されているので、そこから一部引用 “取材は楽しい時間になりました。どんなことを尋ねても、明瞭かつ的確に答えが返ってきます。しかも納得のゆく答えです。そのため、書く材料を聞き出すための取材のはずが、いつしかさまざまな事柄について教えをいただく「出口塾」に通っている感じになっていきました。 その後、取材を重ねるにつれ、私は次第に「こういう人にこそ日本のリーダーになってほしい」と思うようになりました。きっと、ご自身は「何でそんな面倒臭いことをせんならんのや」とおっしゃるでしょうが、ライフネット生命という企業にとどまらず、いつかこの国の舵取りをもしてもらいたいというのが私の願いです。” 私もそう願います! この一冊でファンになりました! 時代が大きく変わっているのに、相変わらず旧態然とした従来の考えから抜け出せないでいる、今の日本。 この本は波長がよく合ったのか、私的にはお薦めの一冊! --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------「習志野HAPPYプロジェクト」運営スタッフ&出演者 大募集中--------------------------------------------------------------------------
2015年11月13日
コメント(0)
引続き外山氏の著書、何と言っても90歳を超えて、本も書くし、かくしゃくとしている。 あやかって真似をすれば、きっと楽しい時間を過ごせるのではなどと思いつつ、、、 以下、まずは目次 1 華麗なる加齢 カレイ 大人多忙―小人閑居 ピグマリオン 笑って健やか 忘れる 2 感情を発散させる ストレスフリー 怒ってよし 泣くもよし ケンカの元気 威張ってよし 3 日々にわれわれは賢くなりゆく 嵐のように 汗の力 郵便好き タネをまく 4 緩急のリズム ゆっくり急げ 横になる 下を向いて おしゃべり 食べるものを作る 5 命を延ばす方法 すてる心 流れる水は腐らない 待つ心 ふたたび、忘れるがカチ 災いにくじけない 以下、本文から一部抜粋引用 “わたくしは、いつしか、風のように読む のがいいと考えるようになった。さらっと上辺をなでるように読む。それで結構おもしろい。それどころか、そういう読み方でなくては目に入らないことが飛び込んでくる。 読書百遍などと、同じ本を何度も読み返すのは、すすめるが、あまり得策ではない。人生は短い。さほどでない本を何回も読む時間がない。 風のように読めば、たくさんの本を見ることができる。そのどこかに、自分のもっている波長と合うものが潜んでいるかもしれない。風のように、さらりと読んでいても、自分の波長にあったメッセージに出会えば、共鳴という発見がある。 そういう読書によって、人間は変身、進化する。 退職してからでは少し遅い。もう少し早くから、風のように読み、風のように考えれば、人間がひと皮むけるであろう。” “生活様式も大きく変化した。そのために汗がおろそかにされるようになってきた。これは文化の進んだとされる先進国に共通の現象であろう。 農業、漁業、鉱業という、いわゆる第一次産業は、汗をかく、それに対して、第二次産業はそれほど汗をかかない。サービス業を中心とする第三次産業では、汗など流しては見っともないという感覚を育てる。一次産業より三次産業のほうが後発であるが、それだけの理由で、三次産業のうほうが高級のように考えるのはいわば偏見である。 健康な生活ということからすれば、第一次産業がもっとも恵まれていて、三次産業は一番哀れである。 いま、日本には、中年の女性を中心に、腰痛に苦しむ人が、二千八百万人にのぼるという。大半は三次産業に従事していると想像される。いけないのは運動不足だけではない。発汗の生活から離れているのがいけない。” “あるとき、足だけに散歩させて喜んでいるのはおかしいではないかと気がついて、手も、口も、耳目も、頭も、動くところはすべて散歩させないといけないと悟って、五体の散歩を唱えるようになった。” “日本の知識人は外国に弱い。外国で評価されると、とたんに、ありがたがるくせがある。明治初年、浮世絵などまるで紙屑扱いで輸出陶器の詰めもの代わりに利用されていた。それがヨーロッパで認められて珍重され出すと、急に、浮世絵を自慢するようになった。多くの秀作がタダみたいに海外へ渡ったあとであるのは是非もない。” これから迎える下り坂、上るより難しいのは、いろいろな話やたとえなどからも感覚的にわかるような気がする。京都の第三コーナーの坂もゆっくりとゆっくりと下らなければいけないらしい?ちょっと関係がなかったかな? いずれにしろ下り方は難しいし、未知の世界、ここは先人の話をまず聞いてみることが肝要。 戦前戦後の世界を生きてきた知恵が存分に詰まっている。 一世紀近い人生の知恵が詰まっている、そんな方の話を聞かない手はない。 下り坂を迎えてからの、考え方や過ごし方の、一つひとつが参考になりそう。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------「習志野HAPPYプロジェクト」運営スタッフ&出演者 大募集中--------------------------------------------------------------------------
2015年11月04日
コメント(0)
この方の著書はこのところ何冊か読んでいる。年長者の方が語ることについては学ぶべきところがたくさんある、との思いで。 まずは目次 1 グライダー、不幸な逆説、朝飯前、 2 発酵、寝させる、カクテル、エディターシップ、触媒、アナロジー、セレンディピティ 3 情報のメタ化、スクラップ、カードノート、つんどく法、手帖とノート、メタノート 4 整理、忘却のさまざま、時の試練、すてる、とにかく書いてみる、テーマと題名、ホメテヤラネバ 5 しゃべる、談笑の間、垣根を越えて、三上・三中、知恵、ことわざの世界 6 第一次的現実、既知・未知、拡散と収斂、コンピューター 読んでみないと中身がわからない、エッセイ的な目次が魅力。 以下、「P40 寝させる」 から抜粋引用 “作家にとってもっともよい素材は幼少年期の経験であると言われる。幼いころのことをもとにして書かれた、幼年物語、少年物語、そういう名はついていなくても、そういう性格の作品が、すぐれていない作家は凡庸であるとしてよい。 なぜ、作家の幼年、少年物語にすぐれたものが多いのか。素材が充分、寝させてあるからだろう。結晶になっているからである。余計なものは時の流れに洗われて風化してしまっている。長い間、心の中であたためられていたものには不思議な力がある。寝させていたテーマは、目をさますと、大変な活動をする。なにごとにもむやみに急いではいけない。人間の力だけではどうにもならないことがある。” なるほどね! 「P48 エディターシップ」「P104 メタノート」「P122 時の試練」「P158 しゃべる」 の項も紹介したいけど、次の機会にしよう。 一つのアイテムが6頁くらいで、気軽に読めるのが良い。 抽象化の象徴でもある「ことわざ」も随所に散りばめられているのもいい! 何と裏付けを見たら初版が1986年で現在第101刷となっている。驚き! 30年近く前に出版されているが、情報が氾濫する今の時代でも新鮮に感じられる内容に、著者の普遍的な視点の確かさを感じる。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------「習志野HAPPYプロジェクト」運営スタッフ&出演者 大募集中--------------------------------------------------------------------------
2015年10月26日
コメント(0)
S氏のラインで見た本。 裏表紙には “「思考停止」した「凡庸」な人々の増殖が、巨大な悪魔=「全体主義」を生む。21世紀の全体主義は、ヒトラーのナチス・ドイツの時代と違い、目に見えない「空気」の形を蝕む。ハンナ・アーレント「全体主義の起源」の成果を援用しつつ、現代日本社会の様々な局面で顔をのぞかせる、「凡庸という悪」のもたらす病理の構造を説く辿る書き下ろし論考。思考停止が蔓延する危機の時代に読まれるべきテキスト。” 以下、目次 序 章 全体主義を導く「凡庸」な人々 第一章 全体主義は、いたって特殊な「主義」である 第二章 ナチスドイツの全体主義 第三章 凡庸という大罪 第四章 いじめ全体主義 第五章 「改革」全体主義 第六章 「新自由主義」全体主義 第七章 グローバリズム全体主義 おわりに 大阪都構想と全体主義 以下、“”部、本文から抜粋引用 “小泉内閣は平成17年、郵政民営化を進めるためには世論の支持が不可欠であると判断します。そして、どうすれば世論の支持を得られるのかを有限会社スリードという広告会社に発注します。 スリードはその発注を受けて、郵政民営化に世論の支持を集める内閣府に、「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略」という企画書を提出します。その企画書には次のような戦略が記載されていました。 まず図に示したように、国民を「構造改革に対する賛否を」を横軸、「IQ」を縦軸として四つに分類します。そして、「IQ」が比較的低くかつ構造改革に(潜在的に)肯定的な層を「B層」と定義します。B層には「主婦と子供を中心にした層、シルバー層」が含まれ、そして、「具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラクターを支持する層、内閣府を何となく支持する層」を指すとされました。 つまりB層を「新しいモノ好きのバカ」として定義したと言って過言ではないでしょう。 さらにこの企画書では、このB層が、世論の趨勢を握っていること、したがって、彼らの指示こそが郵政を民営化する上で有効だという戦略を提言します。具体的にはこの企画書には「B層にフォーカスした、徹底したラーニングプロモーションが必要と考える」と大きな字で書かれていました。 そして、そのためには、B層に強い影響力を与える「新しいモノ好きの賢い層」であるA層に、小泉内閣や構造改革、郵政民営化を徹底的に支持させ、そしてそれをメディア等で繰り返しアピールさせていくことが得策であると提言します。 ‥‥ここで書かれているB層は本書で取り上げている概念で言うなら、思考停止した「凡庸な人々」そのものです。” 当たり前のことであるが、そういった情報戦略の中で生きているということ、そして自らが凡庸であることをを再認識し、常に単一ではない表裏様々な情報を取り込み、自身の思考を巡らしながら、皆が向いている方向に追随するのではなく、自身で仮説を立ててそれを検証していく作業を日々積み重ねていかなければ、情報戦略の中にいともたやすく取り込まれてしまうことになるのだろう。 あらためて、気をつけなければ、、、 “ところでノーベル経済学賞は「ノーベル」という名称が付与されているものの、これは私たちが通常「ノーベル賞」と呼んでいるものとは別物であることをご存知の方は限られているかも知れません。” へえ~、そうだったの? この賞、近年フリードマンを筆頭に新自由主義を推奨する学者たちが次々と賞を取ることにより、ケインズの後の経済思想を牽引することになった。このノーベル賞による権威づけの効果ははかり知れない。 うがった見方をすれば、この経済学賞は新自由主義を世界中に広めるための戦略と考えられないこともないのでは、と思ったりもするがどんなものだろう?か?? 他、ショックドクトリン、セイの法則、キャピタルフライト、ワシントンコンセンサス、似非科学、など興味深い言葉も出てくる。 少し乱暴で、内容の飛躍や、無理やりの部分も感じられるが、著者も言っているように、ナチスドイツ等を扱ったアンナカーレントの論からの考察を推し進めた本という感じ。一つの考え方として、片隅に入れておこう。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------「習志野HAPPYプロジェクト」運営スタッフ&出演者 大募集中--------------------------------------------------------------------------
2015年10月09日
コメント(0)
別名「知の巨人」と言われる著者、その著書には外れがない。内容の重複も他者に比べて極めて少ないし、膨らましも少ない。一冊いっさつに重みがある。 以下、目次 第一章 なぜあなたの仕事はつらいのか 第二章 今、世界はどうなっているのか 第三章 ハルマゲドンを信じている人々 第四章 国体、資本論、エリート 第五章 橋下徹はファシストか 第六章 いかに叡智に近づくか 以下、本文で、グリグリとマーカーで印をつけたところから、何か所か抜粋引用 “皇室が大衆社会のなかであれこれ語られて消費の対象になるとき、知識人の一人として、言論人の一人として、語らないという形で関与することも重要だと思う。旧約聖書の「伝道の書(コヘレト)」にあるように、ものごとは語るときと沈黙するときがある。皇室に関しては、沈黙するときだと私は思います。” “‥賃金が上がらない、就活がきびしい、年金が破綻する、老後の生活が不安だ、といった問題は、端的に言って経済成長がないからです。小泉政権時代の郵政選挙でも、橋本さんの大阪市長選挙でも、投票した人たちは、よくわからないけれど何かに対して苛立っているのでしょう。 しかしある意味ではその解決は容易なのです。マルクスの「資本論」かと思わないでください。「資本論」を革命の書として読むと人生を間違えますが、資本主義分析の本としては極めて優れている。 資本家どうしの関係において、損失の負担の押し付け合いは折り合いがつかず激しい争いになるが、利潤の分配に関する資本家の抗争は折り合いがつくとマルクスは言っています。その応用で、経済が成長すれば、相当な問題も折り合いがつくのです。 要するにゼロサムゲームではケンカが起きて収拾がつかなくなるけれど、利益の分け前をめぐっての争いは話し合いで何とか片が付く、ということです。 日本がこの時代を生きのびるためには、総合的な知力が必要です。バラバラな分野について細かいことを知っていても、生き残るためにはほとんど役に立たない。いま日本にある知識を、日本の生き残りのために繋げて総合的な教養にひいては、人間の叡智にしていかなくてはならない。 それには個人においても同じです。資本主義が猛威をふるっている時代に生きなければならないのですから、また資本主義に替わるシステムも見出せないのですから、まず資本主義とは何かを知る必要があります。それには「資本論」は格好のテキストなのです。” “いまグローバル資本主義の危機といわれるのは、マルクスのいう「労働価値説」から極端に離れてしまったことの一つの結果です。つまり、ものの価値にはそれを作るために投入された労働力の裏打ちがあるというのが労働価値説ですが、金融技術でどんどん水増しして遣り取りし、しかも、デリバティブなどによって未来からのお金も使えるようになった。未来を投機の対象にしてしまったのです。‥‥‥ 恐慌とかグローバル資本主義の危機とかを理解するためには、近代経済学ではなくて、マルクス経済学のタームの方がいいのです。理由は簡単で、貨幣を絶対的なものとしないからです。貨幣は人間と人間の関係から出て来たものだという、貨幣の起源についての視野があるからです。古典経済学もそれは持っていたのですけれど、新古典派以後、なくなってしまった。” “ポピュリズムに対抗するにはエリートの強化しかないのです。言いかえれば専門家の強化で、素人が専門的な問題にくちばしを差し挟むことを抑制する文化をきちんとつくることです。知的エリート、パワーエリートが国家基準のインテリになり、ノブレス・オブリージュを果たすことができるかどうかに成否がかかっている。” “資本主義を規制できるのは過去の経験において一つしかない。国家です。国家独占資本主義です。しかしこれが機能したのは、社会主義革命を阻止するという強力な動機があったからです。いま起きている新自由主義の蔓延と資本主義の暴走は、脅威になる対抗イデオロギーがないのが原因です。 暴走を止めるための対抗エネルギーはやがて必ず出てきます。” “日本が元気に立ち直るためには、日本人一人ひとりが言葉の使い方を変えて、国民を統合する物語をつくりだすしかないのです。そして、目に見えないものに想いをはせる。それが叡智に近づく唯一の道だと思うのです。” すべてを、未来までも消費してしまう行き過ぎた資本主義を、確かに実感するが、、、 いくつか引用はしたものの、その背景にあるものの厚みが凄すぎて解説など加えられない。 へえ~、そうなのか、、 確かに、、 なるほど、、 そういう風に考えるのか、、 頭の中がいろいろな方向から揺さぶられる。 安保でも何でも考える上で、この人の考え方を頭の片隅に入れておくのが前提条件というような気がする。 他、本書の中で、ノブレス・オブリージュという言葉が出てきたのは嬉しい。 ところで、いま、この時代に必要なのは物語形成能力だと何回か繰り返している、が、この「物語形成能力」だけは、時代を読み解く一つのカギとして、インプットしておこう。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------「習志野HAPPYプロジェクト」運営スタッフ&出演者 大募集中--------------------------------------------------------------------------
2015年10月02日
コメント(0)
ツイッターの勃興期、「ツダる」でも有名になった津田大介、この時以来、そのいろいろなチャレンジ的な考え方と行動に興味を抱いている。 まずは、目次 1.「やってみること」の大切さ 2.Calling ― 聞こえたら動き出す 3.道なき道を行け 4.越境する勇気を持とう 社会の一部では保守的なムードに流されて、これからの活力に不安も感じる中、この挑戦的な目次がまずはいい。 以下、本文から抜粋引用 津田:“時代を追うごとに、政治家よりもそうした起業家のほうが実際に社会を変えられる影響力、可能性をもつようになっていくと僕は思います。” 津田:“ ‥‥彼があるときポツリと「結局、おもしろい奴らと付き合うには、自分がおもしろくならなきゃダメなんだよ」と言ったのがとても印象的で、一理あるなと思いました。‥” 津田:“話が盛り上がったら「機会があったら飲みにいきませんか?」と食事に誘うようになりました。そうやって多くの人と飲む機会を増やしえいくうちに、自分はちっぽけな存在でも、すごい人の「肥やし」にはなれる ― お互いにあたえる知の量は非対称的でも「ギブアンドテイク」は成り立つということに気づいたんですね。西先生の「おもしろい奴がいないっていう人は、結局、自分がおもしろくないっていうことなんですよね」という指摘はまさにこれとつながる話です。 要は自分ひとりだけで何かすごいことや面白いことを実現しようと気張るから「やってみること」のハードルが上がっちゃうんだと思います。本当は自分に自信がない人ほど、多種多様なすごい人と出会うことが重要ではないかと。すごい人たちに少しでもいいから何かを「ギブ」できれば必ず何かしらのリターンがあり「やってみることの大切さ」が体感的にわかっていくはず。すごい人との出会いは、ちっぽけな自分が広い世界に出るための扉なんです。” 西:“空気を読む、という脈絡でも使われますが、それはコミュニケーションとは言い難いですね。また、会社が求めるコミュ力というのも、組織、周囲に迎合する力のことだとすれば、それはコミュニケーション力ではないと思います。私は、感情が大きく動くところで相手と共鳴する力こそがコミュニケーション力だと思います。” 津田:“13年7月からネット選挙が解禁されましたが、僕たち国民ひとりひとりが何を見て、どう考え、どの政治家を選ぶべきかということが今後、ますます重要になってくると思います。だから、Aという政治家は「教育問題では過去に何を言ってきたか」「外交問題についてはどう動いてきたか」「農業問題については何をやってきたか」といったことが可視化できるデータベースを育てていきたいんですよね。” 茶髪だけれども、その茶髪を持って、社会に抗い、誰も歩いたことがないけもの道を進む氏を応援したい。 --------------------------------------------------------------------------元大学教授の、精魂込めた「燭楽亭」手づくりチョコ!--------------------------------------------------------------------------薬円台、いち押しのカフェ「シンシア」--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- 銀座 「苗」--------------------------------------------------------------------------アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------アクティブシニア先生業養成講座--------------------------------------------------------------------------津田沼囲碁クラブ--------------------------------------------------------------------------備前焼アクセサリー&雑貨--------------------------------------------------------------------------「習志野HAPPYプロジェクト」運営スタッフ&出演者 大募集中--------------------------------------------------------------------------
2015年09月08日
コメント(0)
全635件 (635件中 251-300件目)