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2004年09月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
過日、中野の沖縄料理店「あしびなー」で買って帰った、
又吉栄喜の「木登り豚」を読んだ。

豚をこれほどまでに巧みに、
生命力に満ちた姿で、描く作家はいないだろうなー!

<土地が売られたという噂はすぐ部落中にひろまった。37年間ボリビアに行っていたカマドおばあがおかしくなった。カマドおばあは、ガジュマルを売ったからだという。正子はカマドおばあの長男が1年前に死んだからだと思っている>

「カマドおばあ」と「正子」の、
”ボケとツッコミ”のごとき軽妙な会話が快い!

<何百という群集がガジュマルをとりかこんでいた。大人も、子供も、老人も女も押し黙っていた・・・・・・・・
正子はゆっくりと近づいた。群衆が騒ぎ出した。音頭をとりながら手首を器用に曲げ踊りだした豚がいる。泣いている豚もいる。・・・・・・・・ガジュマルを抱きかかえるようにひれふしている十数頭の豚がいる。ガジュマルの上に栗鼠のように巧みに登っていく豚がいる。姿は豚なのだが、人間のように立っている豚が増えだした。・・・・・・・・体はまちがいなく豚なのだが、蝉の羽根のような半透明な服を着ている。背広を着た区長がいる。ワンピースを着た雑貨店のおばさんもいる。ステテコを着た素潜り漁のおじいもいる。豚の顔が笑う。大きな、つぶれた鼻の下に、小奇麗に並んだ小さい白い歯がうきでる。何十もの豚が笑っている。だが、目は正子を睨んでいる。・・・・・・・何十頭という豚が一斉に正子を見た。「返せ、返せ、返せ」という声が耳をつんざいた。四方八方から聞こえた。・・・・・・・・・・・


主人公・正子は夢をみた。
部落の鎮守の木・ガジュマルの木のある土地を、
売ったばかりに、
豚たちの反逆を!
カマドおばあの執拗な反感を!
豚のガジュマルの木登りも、
現実と非現実の狭間でたゆたう豚悪夢。


作品背景は豚を中核に、
ガジュマル、キジムナー、御嶽、御願、ウガンジュ、
ユタ、ニーヌカミ、神アシャギ、亀甲墓、石敢当、
カチャーシー等、



<正子は通りに出た。誰もいなかった。星明りが落ち、自分の影がぼんやりと横たわっていた。手に豚の足の感触が残っている。短く、思ったより太くなく、妙にかわいらしい足。しかし、タオルの下から熱やザラザラとした硬い毛や、ブヨッとした肉の固まりが生々しく正子をつきさした>

作品の終わりの文章が、”此れで終わるはずがない”
気配の余韻をのこして切れている。

兎に角、沖縄大好き風人は一気に読破しちゃいました!

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ちゅら海を守れ・辺野古HP

沖縄の日常を感じる景色


直美さん経由で、なんだか気になる米軍ヘリ沖縄国際大学墜落抗議の楽曲です。

沖縄国際大学の米軍ヘリ墜落に抗議する楽曲
DUTY FREE SHOPPとカクマクシャカの共同制作の、
「民のドミノ」

インターネットからの抗議の多様性、素晴らしいです!





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最終更新日  2004年09月15日 18時00分26秒


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