避寒地・八重山の旅（1月25日） | 風のように、鳥のように、風の道、海の道、島々清しゃ

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2006年琉球弧への旅

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2005年02月04日

25日、民宿・パナリの朝は明るい！
この時期、7時だというのにやけに外が明るいではないか？

溜まった洗濯物を持って、屋外の洗濯場へ！
目が眩しい！
快晴だ！
しかも暑いくらいだ！

リュックには「写真集・波照間島・祭祀の空間」と、
コリネリウス・アウエハントの「HATERUMA」を詰め込む。

神の島・波照間島（パティローマ）へ、さあ～出発だ！

朝一番の波照間行きの高速船に間に合った！

波照間の港は、眼にまぶしかった。
ティダの光で、白っぽく風景が揺らめく感じだ！
1月というのに、この漂う匂いと空気は嬉しい！
何度もユックリ深呼吸する・・・・・

波照間港近くの、
いつもの定宿「西浜荘」でチャリンコを借り、
ヤッホー！いざ出発！

何はさておき、「ニシ（北）の浜」へ！

緩やかな登り道をチャリンコでユックリ上がっていく。
額から汗が。

これはキビ製糖工場からに違いない？
右手下に波照間製糖の建物が。
と思った瞬間、サドルを右に切り、
製糖工場に向って、坂道を下る。

波照間島製糖工場

受付で挨拶後、工場内へ直進。

有名な波照間黒糖が想像できる。

キビの山の傍で、その匂いを嗅ぎながら、
ひと時のハテルマ時間を味わう。

額の汗が引きかけた、さあ～「ニシの浜」へ行こう！

製糖工場のすぐ隣が「ニシの浜」なのだ。

1月というのに、「ニシの浜」は明るい陽光で迎えてくれた。

波照間ニシの浜

「島々清しゃ」を口ずさみながら、
「ニシの浜」に続く絶景の浜に向け、
下り道をチャリンコを走らす。
帰ってきたよ！
ヤホー！

ニシの浜３

チャリンコを定位置に置き、
心勇んで、砂浜を走って下りて、浜に向う。
すぐに裸足になる！

ニシの浜２

「ニシの浜」から「ペー浜」に向って波打ち際を、
素足で珊瑚礁の水を蹴りながら、ユックリ向う！
馴染んだ肌に絡みつく海、水、珊瑚の欠片・・・・

時が、止まって、笑顔になれたのかも！

ふと、我に返る。
背中が少しヒリヒリする。
午後1時すぎなんだ。
又来るね！

チャリンコで、「ニシの浜」近くの「音楽食堂パナヌファ」へ。

音楽食堂パナヌファ２

優しい風が店内を流れる、いつもの風景に再会。
「よしだよしこ」さんのライブポスターが眼に飛び込む。

「よしだよしこ」さんは大好きなシンガソングライターで、
昨年12月から年末にかけ、
宮古島、石垣島、波照間島、沖縄本島と、
南の島をライブの旅をされたんだ。
そして一番南の島波照間の「パナヌファ」でも、
ライブがあったんだ。

その時、風人は宮古島を旅してた。
南の島で「よしだよしこ」さん聴けたらなあ～と！

音楽食堂パナヌファ１

隣の席から聴きなれた声が？
振り返ると、民宿パナリの若い青年の友人だった。
ヤイマは狭いなあ～～
ひと時、与那国島の事、波照間島の事で、
昼時のユッタリした時間を味わう。

店内には「よしだよしこ」さんの唄が流れ、
続いて店の主の「パナヌファ」の唄が流れる。

腹ごしらえも終わり、
チャリンコに跨り、
収穫後期に入ったキビ畑を縫って走る。

波照間キビ畑

また、汗が吹き出る！
背中がヒリヒリしてくる。

やっぱり、時間が止まって、幸せに生れるんだ！

幾重ものキビ畑を縫って、
畑の中の聖なる原生林（畑の御嶽「ワー」）の、
マトゥリィワーから、
アパッティワーを抜け、
高那崎へ！

海鳴りが聞こえて来る！
自分の影が色濃く白砂に投影されている。

2005.1波照間の影

海鳴りの方向へ走る！

波照間・高那崎

海鳴りの断崖絶壁で、潮風になぶられながら、
荒々しい、波照間島を満喫する。

気が付くと午後4時近い！
チャリンコに飛び乗り、
また、キビ畑を縫い、
シィサパルワーから、
アラントゥワー、
ミシクワーを経て、
帰りの高速船最終便に間に合った。

有難うございます！
島の神々様！

また帰って来ます！

夜は、前からずっと行きたいと思っていた、
「森の賢者」へ夜食に。

「森の賢者」はヤイマスタイル仲間のＫさんが、
以前勤めていた店。
主人は長野出身で、創作料理の腕は一流で、日本酒もあり、
ユンタクの花を。
実は賢者のご主人も、
石垣マラソンに毎年参加されているとの事。
また、店の若い青年（内地から）は、
昨年度のトゥバラーマ大会で、
新人賞を受賞したらしい。
今は次のステップを目指し励んでいるとのいい話が聞けた。
だから、みんな生き生きして見えるんだ！

帰り道「ビッチンヤマ御嶽」で手を合わせ、
波照間島の報告と、旅の後半への祈願を！

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