６月12日鳩間島と里子と瑠璃の島スタッフ

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2006年琉球弧への旅

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2005年06月23日

テーマ：八重山諸島あれこれ(119)

カテゴリ：八重山諸島

昨晩深夜のヤシガニ見学から、
鳩間家を後にして、青空荘に帰った頃から、
猛烈な豪雨が再び襲ってきた・・

青空荘の屋根を打つ凄まじいまでの雨量と、
稲光と、突風で、明け方まで続く中
”ウツラウツラ”のＲＥＭ睡眠の続く中・・

明け方７時頃、サッと南から若夏の光が射してきた。
鳥の鳴き声も聞こえる・・

鳩間島前の浜３

ヒナイ御嶽に手を合わせ、
コミュニティーセンターと御嶽の間の側道を、
光り輝く前の浜へ歩く・・

鳩間島前の浜

昨夜から今朝にかけての豪雨が、
一瞬でもウソだった？ような海の色・・

そう思っている間にも、雲行きが又怪しくなり、
一気にスコールが襲う！
豪雨の中を走って青空荘へ逃げ帰る・・

青空荘外は豪雨

青空荘のオジーは元海人で、
マグロ、カツオ漁で景気のよい時代も経験し、
この島の最初の里子を受け入れ、

民宿の欄間に沢山の感謝状、表彰状があった・・
島近海での漁のことなら、
青空荘のオジーの右に出る者はないらしい・・

そしてオバーは民宿経営を一手にこなしながら、
宿泊者の食事の準備などに追われていた・・

いつも食事を運んでくる・・
あまりにもオジー、オバーとアットホームなので、
最初は”テッキリ”この青空荘のお孫さんか？と思っていた・・

二人でユンタクしてみると、”ナ・ナント”一人旅の旅人だった！
ヤイマが好きで、
丁度、この島に来て、
青空荘のオジー、オバーに気に入られて、
民宿の手伝いをする事になったようで・・・

青空荘の宿泊者３名だった。
千葉からの男性２名と風人。
１名は60台の男性で琉球舞踊が素晴らしく、サンシンも民謡もこなす方・
もう一人の男性は40代半ばのサラリーマンで、
子供さんの里子の件で、島を訪れていた・・
それぞれに、人生模様を持ち、
たまたま、同じ民宿の屋根の下となったようだ・・

豪雨は止む気配を見せない・・
それどころか、時間を追って、
猛烈さがもっと猛烈に・・
冗談ではなく”鳩間島”がこの豪雨で沈没すか？と思う位の、
嘗て経験した事のない雨の量と質だ！！
怖ろしくなるくらい！！！
永遠に続く豪雨のような恐怖があった・・

山羊、犬、猫一匹たりとも、
外では生きられないスゴイ豪雨・豪雨・豪雨が降り続く・・

この豪雨で全ての連絡船は欠航！
そのため鳩間家にお世話になっていた、
ヤイマスタイルの面々も、
今日中（月曜日）に石垣島に帰れなくなったようだ！
とんだハプニングである・・

実は今日（12日）は、青空荘にとって、大切な日だった・・
日本テレビのドラマ「瑠璃の島」のスタッフの打ち上げお疲れさん会を、
青空荘でバーベキュー打ち上げ会実施予定とのこと・・

何とか夕方頃までには、雨が止んで欲しい・・・
オジー、オバーとも願っていたようだ・・

この青空荘はテレビスタッフにとっても、安息の場であったし、
素敵なスタッフ仲間でもあることを、
その後のユンタクで知った・・

昨晩の芸達者な面々の鳩間家での宴から、
今晩も凄い事になる予感が？！？！

一向に止みそうもない豪雨の中、
バーベキューの準備に・・
皆で炭に火をつけようと頑張るが、豪雨で窓が開けられない状態の中、
ゴホン！ゴホン！しながら何とか種火の着火に成功・・
ボチボチいつもの顔ぶれが集まり出し、
テレビスタッフも三々五々集まる・・

風人もメインゲストに邪魔にならない程度に、
ユンタクしながら島酒を呑む・・
東京で飲む島酒とはどこか違うなぁ～

青空荘のオジーがサンシンを弾き、島唄を唄う・・
味があって、心に沁みる・・

スタッフの面々も”ホット”した、いい顔をしている・・

島人の名サンシンが続き、シマウタが青空荘に流れる・・

至福の時が・・・

風人、途中から酔っ払いになり、
豪雨の降り続く縁側で寝ていたそうです・・

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