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2006年09月30日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、長らくお待たせして


ざっば~ん ざざざざざ~

と「予告編」を流させていただいた
「復活・かみぽこ政治学」ですが、

「安倍人事で見えたもの」

で、1つよろしくお願いしたいと。

最初に、私自身があんまり
このところ政治を

安倍内閣の閣僚と党三役を
一覧にしてみたいと思う。

(1)自民党三役
幹事長          中川秀直
政調会長         中川昭一
総務会長         丹羽雄哉
(党三役は派閥離脱)

(2)安倍内閣閣僚
総理           安倍晋三(無派閥)
総務・郵政民営化     菅義偉(丹羽・古賀派)

外務           麻生太郎(河野派)
財務           尾身幸次(森派)
文部科学         伊吹文明(伊吹派)
厚生労働         柳沢伯夫(丹羽・古賀派)
農林水産         松岡利勝(伊吹派)

国土交通         冬柴鉄三(公明党)
環境           若林正俊(森派)
官房長官・拉致担当    塩崎恭久(丹羽・古賀派)
国家公安         溝手顕正(丹羽・古賀派)
防衛           久間章生(津島派)
沖縄・北方         高市早苗(森派)
金融・再チャレンジ     山本有二(高村派)
経済財政         大田弘子(民間)
行政改革         佐田玄一郎(津島派)

うん。。。

あれだよね。
どこから話をしていくかと
いうことなんだけれども、
まあ一応全体的なところから
始めるとすることと、やっぱり

「小泉人事」

との比較っていうことで
やりたいと思う。(笑)

人事の神様だった
前任と比べて
安倍首相の力量は
いったいどうなのさっていうのは
気になるところだろうからね。

皆さんすでにご存知の通り、
「かみぽこ政治学」の指摘する
小泉人事戦略の基本は

「敵は閣内に、味方は党に配置する」

というものがある。

これは例を挙げると、
小泉さん最初の総裁選で
小泉批判の急先鋒だった
武部勤さんの農水相起用。

政調会長として

「小泉さんは経済がわかってない」

と言いたい放題で、
その上、郵政民営化反対だった
麻生太郎さんの総務相起用。

農水族の大物で、
当然農業自由化反対だった
中川昭一さんの
WTO貿易自由化交渉担当の
経済産業相起用。

その結果は、皆さんご存知の通り。(苦笑)

つまり、反対派の人間に
閣僚としての責任を与えることで
内閣の方針に従わせるという
戦略だったわけだね。

これ、安倍人事がどうなのかというと
もう明白なんだけれども
閣内に敵と思われる人が
ほとんどいないよね。

味方だけをしっかり
閣僚に起用している印象だね。

なによりも皆さんが
はっきりお気づきになるだろうことは
谷垣禎一さんと与謝野馨さんが
いないこと。

谷垣さんは総裁選を
安倍さんと戦ったからというならば、
なんで麻生さんは再任なのかと
いうことになるしね。

谷垣さんは
明らかにはずされた
という印象がある。

また、与謝野さんだけれども
今回の人事の前には
官房長官起用も噂されてたけどね。

これは小泉さんと安倍さんの良好な関係、
小泉さんと財務省の実は深い関係、
その財務省が最も評価する政治家ということで
与謝野さんの噂が出たんだろうし、
現実にいろんなルートを通じて
財務省は実現に動いていたんだろうね。

でも、これは実現しなかった。

これはね、今年度の通常国会で
大論争になった

「行革が先か、増税が先か
という財政改革のやり方」

について、

「行革が先ということで
議論は決着した」

と、安倍さんが決めたと
いうことだよね。

その根拠ってのが
多分安倍さん的には
総裁選で増税を主張する
谷垣さんに勝ったからって
ことなんだろうけどね。

まあ、国民の大多数から見れば、
安倍さんが勝ったのは
財政改革のやり方ではなくて
単に人気投票で勝ったと
いうことなんだけどね。。。(苦笑)

まあ、それで増税派を
閣僚に起用しなかった
ということは明白なのだけれども
それ以上に注目されるのは、
この2人の閣僚起用なんだよね。

尾身幸次財務相。
塩崎恭久官房長官。

尾身さんという人は、
清和会(森派)で
安倍首相の先輩である
経済財政通の政治家。

安倍首相が経済財政運営に関して
最も信頼する政治家を起用したと言えるけど
それ以上に重要なことは、
この尾身さんという人ね、
やたらめったら官僚に
えらそうな態度をとることで
霞ヶ関界隈では非常に
有名な方なんだよね。(苦笑)

要するに、財務官僚が
ちょっとでも増税を
ちらつかせようものなら、
一喝して終わり、
ということだ。。。(苦笑)

そして、塩崎官房長官。

この方なんだけどね、
もう私も本名出して
論文書いたから
言ってもいいと思うんだけど、
昨年、インタビュー
受けてもらいました。(苦笑)

いわゆる学問的な研究に
非常に理解がある方で、
当時外務副大臣で超多忙でね、
何度も何度も時間変更になったけど
ちゃんと時間を作ってくれました。

すごい気さくな、いい人です。。。(笑)

同郷ということもあるんで
応援したいんだけれども、
それとこれとは別であって、
言うことは言わないといけない。(苦笑)

この方も、日本で最初に

「金融ビッグバン」

という言葉を使った政治家と
言われるほどの
経済・金融のスペシャリストだけれども
日銀出身であって、
財務省とはあまりいい関係に
あるとはいえない。

これまでの政治家としての実績でも、

「大蔵省から最終的に
金融庁を分離することになった
橋本内閣での
大蔵省改革与党プロジェクトチームの
主要メンバーの1人」

であり、

「長銀など大手金融機関の
破綻が頻発した98年の金融国会で
大蔵省が立案した
金融機関への公的資金投入による
早期健全化案に反対して、
金融機関の一時国有化案を主張した
政策新人類の1人」

なのであり、明らかに
これまで大蔵省と
政治的に対立してきた。

もう1つ言うと、
塩崎さんのお父さんの
塩崎潤元経済企画庁長官は
大蔵省出身でありながら、
消費税導入の際に
猛反対したことで
大蔵省から徹底的に
嫌われていたことで知られる。(笑)

塩崎さんは小泉内閣ができて、
塩川正十郎さんが財務相になったとき、
外国メディアから、

「塩崎と塩川の間違いでは?」

と言われたほど海外でも
よく知られた経済通でありながら、
小泉内閣では一度も
抜擢されることがなかったのは、
元々大蔵族である小泉さんが
塩崎さんをよく思っていなかったとも
考えられる。

そして、この塩崎さんも
官僚に厳しいことで
知る人には知られた政治家である。(苦笑)

官僚に対しては
散々待たせて時間変更したあげく、
やっと会えても5分くらいしか
話をしてくれないらしい。

私には1時間くらい
時間くださったけど。。。(苦笑)

いや、ほんと個人的には
これは言いにくいんだけど、
ちゃんと言わないとね。。。(苦笑)

いつものように、
好き嫌いと論評は別だからね。

うひょひょ。。。

要するにだね、
安倍首相は財政改革に関しては
明確に行革優先に舵を切ったことを
この人事は示しているだけでなく、
財務省に対しては議論も許さない、
完全に内閣に服従せよという
体制をとったわけだ。

非常に強硬な姿勢ですな、これは。。。(笑)

さらに言えば、
これはずっと前に
こんなことを書いたけど。
(2005年9月29日
「ポスト小泉」の政局を読む(後編):P.S.ひとつ付け加え。。。

この時は誰も気にしなかっただろうけど
やっぱり政局を考える上で
こういう要素はあったんだね。(笑)

塩崎さんというのは、
谷垣さんと同じ旧宏池会系
なんだよね。

大宏池会構想というのは、
今回の総裁選では実現しなかったけど
なくなったわけではあるまい。

その大宏池会というものができる時、
誰がリーダーになるのかという意味で、
塩崎さんの重要閣僚起用は、
まだ次こそは総理にという気持ちもあるだろう
谷垣さんにとって非常に厳しいものだ。

「あなたはもう終わり」

という、非常に厳しい姿勢を
示したといえるね。

この安倍首相の

「敵は排除」

の姿勢は
徹底してるといえるね。

例えば、これは私がこのエントリーで
書いていたけれども、
(2006年8月14日
「額賀福志郎に次はない。」
津島派は排除となったね。

「総裁選に立候補しなければ
幹事長がもらえるかも」

というのが、
いかに、いかに甘かったか
よくわかったでしょう?(苦笑)

そして、何よりも
額賀さんにとって
残酷だったのは
額賀さんの後任の防衛庁長官が

久間章生さん

だったこと。(爆笑)

もう額賀さんは絶句だろう。

いかに久間さんが
額賀さんを出馬させないために
一生懸命動き回ったか、
すさまじいまでに
よーくわかりましたよね。(笑)

いやあ、久間章生さん

「政治家の鑑」

ですな。(苦笑)

ともかく、徹底排除された額賀さんには
次は絶対にないということだ。

後は、甘利明さんだね。

まあ、山崎派内部では
山拓さんの求心力はなくなっていて
甘利さんを派閥の後継領袖に
推す人が多くなっているらしいし
この入閣は順当といえば順当だけど
これでも、山拓さんは終わりという
厳しい姿勢を安倍さんが
示してるのは間違いない。

そして、この山拓さん排除で
わかるように
外交に関して言えば、
いわゆる

「アジア外交重視」

な人たちが
1人も見当たらない。

あ、冬柴さんがそうかな?(苦笑)

まあ、公明党の人は
とりあえず置いといて、
小泉さんの人事では
谷垣さんや二階さんなど、
そのへんについても
一定のバランスを取って、
議論の自由があったけれども、
安倍さんは外交方針についても
議論を許しそうにない
感じだね。

要するに、安倍人事の特徴の1つは

「敵は閣内に」

の、小泉戦略を踏襲せずに、

「敵は排除」

の姿勢を示したことにあるね。
これがうまくいくのかどうかは、
今日は論評しない。

今日言いたいことは、
安倍人事は小泉人事とは
違う部分があるね
ということだけだし、
その違う部分とは
小泉人事の最も巧みだった部分だと
いうことだけだよね。

うひょひょ。。。

1つよろしくお願いしたいと。

それではここから先は
中編へ。

中編は、党役員人事から
始めたいと思います。





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最終更新日  2006年09月30日 23時20分05秒


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