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2006年11月13日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、「政局抜きで小泉政治を総括する!」


「稀代のけんか屋」小泉純一郎が
内閣総理大臣に選出されて、
外務省の「全てうまく行っている」という
説明を聞いて、

「世界中に金をばら撒いて
結果、世界中にバカにされる日本」

ことを知ったということまで


その小泉さんが
最初に取り組んだことは
なんだったのか。それは

「日米関係の強化」

であることは
言うまでもないね。

これは皆さんご存知の通り、
2001年9月11日の
米国同時多発テロ発生後、
小泉首相が米国支援策、

「テロ特措法」


法案化した件。

それから、このエントリーで書いたように、
(2004年3月18日
評価される小泉外交 )    

「イラク戦争への支持表明」と


この小泉首相の米国支持の姿勢は

「対米追従」

と、日本国内では
強い批判があったけれども、
小泉首相は

「日米関係は大事に決まってるじゃないですか!」

とシンプルに言って、
断固としてこの姿勢は変えなかった。
そして、遂には

「日米関係が強固になれば、
日中・日韓関係もよくなる」

と、いっけんただの
開き直りの強弁としか
思えないようなことも言った。(苦笑)

でもね、私は常々
小泉さんの言語感覚の鋭さを
評価してきたけれども、
これもいいことを
言ってるよなあと
思うんだよね。

だって、その通りだったから。(苦笑)

小泉さんの米国支持の姿勢を
批判する人にぜひ聞いてみたいことは
じゃあ、日本はあの時
どうすればよかったのですか
ということ。

何よりもあの時大事だったのは

「米国はブッシュ政権である
ということをしっかり認識すること」

だったのである。

ご存知の通り、
ブッシュ政権というのは
敵と味方をはっきりと分けて
敵は徹底的に干し上げるが
逆に味方とみなしたら
これまた徹底的に守るという姿勢が
あったわけだ。

現に、イラク戦争に反対した
独・仏が米国からどういう扱いを受けたか、
考えてみればわかること。

金をばら撒きまくって
周囲の国どこに対しても
影響力を発揮できない日本が
このブッシュ政権に
敵とみなされたら
いったいどうなっていただろう。

想像するのも恐ろしいわけで。。。(苦笑)

米国との同盟関係強化というのは、
ブッシュ政権が存在している
という前提の下では
日本にとって
おそらく唯一の選択肢だったと
私は思うのだ。

小泉首相はテロ特措法を
すばやく国会通過させ
強力なリーダーシップを
見せただけでなく、
アメリカ訪問した際、
徹底した親米パフォーマンスを
行ったわけだ。

例えば、パウエル国務長官に会った時

「日米関係は I want you♪ I need you♪ I love you♪ の関係だ」

と、突然エルビス・プレスリーの歌を歌って
パウエルさんを笑わせるようなことまでやった。(苦笑)

これは一見、「かみぽこ千春」がやるような
程度の低いパフォーマンスのような気がするが(苦笑)
実は、パウエルさんは軍人時代
プレスリーが兵役の時に
直接の上官だったそうだ。
きちんと計算された上での
パフォーマンスだったわけだね。

これをブッシュ大統領は最大限に評価し、

「コイズミはファミリーと同じ」

とまで言い切ったわけで
小泉首相は味方どころか
家族とみなされることになったわけだ。(苦笑)

日米首脳の間では
史上空前の強固な信頼関係が
構築されたわけだ。

日本国民にとって
「コイズミは家族」が
よかったのかどうかは
別にして。。。(苦笑)

そして、その米国の後ろ盾をベースにして
小泉首相は様々な国との関係改善という
日本外交の建て直しに着手したのである。

まずは「評価される小泉外交」で
書いたようにね、
イラク復興のイメージを
「米英独走」から
「国際社会の協調」に
一挙に変える
強烈なインパクトを与えた
「イラクへの自衛隊派遣」。

そして、それによって
米英と対立していた仏独が
日本へ擦り寄ってきたこと。

仏独は、イラク戦争に反対したものの、
ブッシュ政権に敵とみなされ
イラク復興事業の入札から除外されるなど、
散々な目にあってしまったため、
なんとか米英と和解して
復興支援に参加したいのだけど、
プライドもあるので
米英に頭を下げるのではなく、
日本からうまく米英に
話をつけてもらおうとして、
擦り寄ってきたわけだ。

日本は米英と仏独の対立の間に入って
強い影響力を発揮し始めたわけだが、
これによって、これまで
「経済的」にはともかく「政治的」には
ほとんど日本に無関心だった欧州が
おそらく戦後初めて日本の存在を
強烈に意識することになったと、
私は考えている。

次に、皆様お待ちかね(?=苦笑)の
日中、日韓、日朝の
近隣諸国との関係。

これはやっぱりこのエントリーからだね。
(2004年5月26日
靖国問題は小泉が仕掛けた罠!?

ここで書いたことは、
いまや常識になってることだけど
これを書いた当時は
決してそうではなかったんだよね。

つまり、小泉首相の靖国神社参拝で
追い込まれていたのは日本ではなく
実は中国・韓国だったということだよね。

「日本製の精密部品と
日本市場なしでは
経済が成り立たない加工貿易国」

である中国・韓国の政府は
日本と緊密な関係を保ちたかったが
小泉首相の靖国神社参拝のたびに
国内の反日運動が盛り上がりに
悩まさせることになった。

そこで、伝統的な(?)

「恫喝外交」

で、靖国参拝をやめるよう
圧力をかけてみたものの、
小泉首相には全くそれが通用しない。

そりゃそうだ。

小泉首相は「けんか屋の嗅覚」で
靖国参拝が駆け引きのカードとして
使えるということに気づいたから。

つまり「靖国参拝は小泉が仕掛けた罠!?」を
簡単におさらいするとね、
小泉首相が靖国神社に参拝するたびに、
中国や韓国の政府は反射的に
激しく小泉首相を非難するわけだ。

その結果、両国国内で
一般大衆から激しい
反日感情を湧き上がる。

デモとか日本企業の事務所を
襲ったりとか起こるわけだ。

でもね、結局両国政府は
経済面とかで日本と
協力しないといけないわけだ。

しかし、政府や民間企業が
大っぴらに日本と仲良く
やってるところを見せると
今度は大衆が政府を
激しく非難する可能性がある。

だから、なかなか大っぴらに
日本と仲良くできなくなる。

それで中国・韓国政府は
一般大衆と日本との間で
板ばさみになる。
要は、小泉首相の靖国神社参拝で
この5年間悩み苦しみ続けたのは
実は中国・韓国の側だったのである。

そのことを見抜いていたから、
小泉首相は中韓両国が
なにを言おうと
涼しい顔をしていたわけだ。

ただ、ここで1つ
強調しときたいのは
小泉さんはただ中韓に対する
嫌がらせのためだけに
靖国参拝をやってたわけじゃ
ないんだよね。

小泉首相は靖国参拝を繰り返し、
中韓の非難を突っぱねることを
繰り返すことで、

「中国・韓国の恫喝外交は
もう日本には通用しませんよ。
このままそんなことを続けていると
国内で大衆の非難を受けて苦しむのは
あなた方ですよ。」

というメッセージを送り続けたのだ。

ただ、なかなか中韓両国は
この日本の変化を認めたくなくて

「もう1回恫喝すれば、
昔の日本のように
屈するのではないか?」

という色気を出してみて、
日本を脅してみるんだけど
うまくいかないということを
何度か繰り返した。

そして、もはや恫喝外交が
通用しないことを中韓が
決定的に思い知らされることに
なったのは、

「竹島周辺の日本の海洋調査問題」と
(2006年5月9日
竹島問題:日本外交に日が昇った。
「北朝鮮のミサイル発射実験に対する
国連安保理決議の交渉過程」
(2006年7月26日
対北朝鮮国連安保理決議の交渉過程を考える。(前編)
対北朝鮮国連安保理決議の交渉過程を考える。(中編)
対北朝鮮国連安保理決議の交渉過程を考える。(後編) )

であった。

この2つの問題の交渉過程で
日本が恫喝に屈しなかっただけでなく
攻めの外交に転じたことは
特筆に価するだろう。

「6月に韓国がIHOに対して
海図の韓国名登録を計画」

という動きを察知した時、
日本はこれまでのように
全く効力のない

「遺憾の意」

だけを出すのではなく
交渉を始める前に
調査船を現場に出すという
攻めの一手を出して、
結果として韓国は計画を
断念せざるを得なくなった。

また、対北朝鮮国連安保理決議の過程では

「拒否権発動→議長声明案
→非難決議案」

と、妥協を続けた中国・ロシア、
意味不明で感情的な声明を発表して
日本を非難した韓国に対し、
日本は一貫して制裁決議案採択の方針を堅持し

「日本主導の安保理決議案が
史上初めて採択された」

のである。

ここにおいて、中韓両国の
日本に対する恫喝外交は完全に崩壊し、
日本は相手の圧力に対応するだけでない
「攻めの外交」を始めたのである。

また、ここで重要なのは、

「中国・韓国との関係が悪化しているから
日本の主張が認められない」

という、小泉外交に対する
一般的な批判が
全く的外れであることを
示していることだと
私は思うんですけど、
どうなんでしょうか?(苦笑)

なんか、結局
純ちゃんのチャンチャンバラバラの
斬った張ったの話になってて
どうもすみません。。。(苦笑)

あれ?みたいな。。。

それでは、ここから先は後編へ。





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最終更新日  2006年11月13日 07時16分36秒


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