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2007年03月05日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
それでは後編です。


「体育会の1年生を
家畜扱いする」

ような発言を繰り返している
森さんや中川幹事長が
いったいどうしちゃったのかと
いうことなんだけれどもね。

これもやはり、

起こっているのだ。
(2006年9月30日
安倍人事で見えたもの。(後編):中川幹事長の本心と塩崎官房長官のあまりに重い負担。

僕が書いたのは、
森内閣が支持率低下で
苦しんでいる時に
公然と森内閣批判に走った

「塩崎恭久・渡辺喜美などの政策新人類」

に対して、森さん・中川幹事長は
恨み骨髄に達しているのであって、
その政策新人類と盟友関係にある

実はいい感情を持っていないこと、
だから、

「中川幹事長VS塩崎官房長官」

が、政局の軸になるよと
いうことだったんだよね。


注目したかというと、
それは小泉政権時代の
森さん・中川幹事長の
小泉さんに対する誠意というものの
裏返しだと思ったんだよね。

森さん・中川幹事長は
いわゆる「加藤の乱」を鎮圧し
最後まで森政権を支えた
小泉さんにものすごい恩義を
感じていたんだよね。

だから、この2人は
小泉政権を徹底的に
支え続けたわけだ。

それほどまでに、
森政権時代の悲しい想い出を
心に深く深く刻み付けている2人が(苦笑)

「安倍普三・塩崎恭久と仲良しグループ」

を、許すわけがないというのが
僕の見方だったんだよね。

そして、現在の政局は、
まさに中川幹事長のイライラと
それに対して、

「なにを言っているのか
意味がわからないところがあった」

と、努めて冷静さを装う
塩崎官房長官の間で、
静かな闘いが続いていると
いうことなんじゃないかな。

この静かな闘いは、
ほとんど表面に出てくることは
ないんだけれども、
ちらっとそれが垣間見えたのが

「日銀の利上げ問題」

ではなかっただろうか。

1月に日銀が、政策委員会・金融政策決定会合で
利上げを決めるだろうという観測が流れたとき、
中川幹事長が

「日銀が何らかの決定をするなら、
政府は議決延期請求権を行使する義務がある」

と発言し、果ては

「日銀法の改正」

まで匂わせて、
日銀を牽制した。

これは中川幹事長からすれば
小泉政権時の日銀への対応の
延長線上の発言であって、
政府も当然これに呼応してくれると
思っていたはずだ。

ところが。。。

「日銀が自らの裁量で決めることであり、
われわれがうんぬんするのは適切でない」

塩崎官房長官がこう言って、
議決請求権を使う局面では
ないことを明言した。さらに、

「日銀の独立性は法律に書いてある。
その中でいろいろな方が
いろんなことを言っている。
言論の自由はある」

と言って、政治家の圧力に
日銀が屈したという見方を
やんわりと否定。

これは安倍政権が
明らかに小泉政権時代と
日銀に対するスタンスを
変えていることを示している。

これ、はっきりとはわかりづらい
微妙な違いなんだけど、
実は大きな違いなんだよね。(苦笑)

なぜならその後、中川幹事長は
すっかりトーンダウンし、
2月、日銀は利上げを断行したわけだし。

この「日銀の利上げ決定」までの過程は
「エリート然とした日銀出身政治家」で
ひ弱さを批判されがちな塩崎官房長官が
実は僕が何度もこのブログで
指摘してきたように

「安倍政権内唯一の喧嘩師」

であり、中川幹事長を抑えるだけの
一定の腕力を有していることを
示しているように思える。

まあ、もちろん
中川幹事長が塩崎官房長官に
感情的に噛み付きながら、
その後意外なほどあっさりと
矛先を収めてしまうのは、
塩崎官房長官の意外な力と同時に
中川幹事長がいくら
安倍首相と仲良しグループが
不快だとしても、
幹事長として実績を上げるためには
彼らを支えなければならないという
事情があるからでもあるよね。

これも、もう何度もこのブログで
書いているけれども
中川幹事長の目標は

「新しいキングメーカーになること」。
(2006年8月26日
「総裁候補の看板」を誰も得ようとしなかったわけ:「ポスト安倍」と「新・キングメーカー」の動きとは。

それなのに、幹事長として
政府・与党間の調整を
うまくやれてないような
印象を与えるわけには
いかないのだ。

だから、中川幹事長は
「理性」と「感情」の狭間で
揺れているのである。

政治家も人の子だからね。(苦笑)
いつもいつも冷徹では
いられないからね。

「目先のことに鈍感になれ。
『鈍感力』が大事だ。
支持率は上がったり下がったりするもの。
いちいち気にするな。

閣僚はみんな一家言持っている。
無理にまとめる必要はない。」

小泉さんは、中川幹事長を
こう諭したというが

「安倍内閣が経験不足というなら、
君も幹事長としてそうじゃないかい?」

小泉さんは中川幹事長に
そう言っているような気がするね。(笑)

まあ、いずれにせよ、
政局の本番は
参院選後であって、
しばらくは静かな動きでしょう。

参院選、確かに安倍内閣の
支持率急落はあるけれども、
小沢民主党にも勝ち切る勢いはない。

まあ、東京都知事選とかが
ものすごい結果になったりとか
民主党に風が吹く可能性が
ないとは言えないけど、
このままだと、
どっちが勝ったんだか負けたんだか
よくわかんない感じになるだろう。

そして、安倍内閣が
なんとなく続いている秋、
政局は税調を中心に
動きはじめるだろうと思う。
(2006年10月24日
町村派誕生とはなんなのか。(後編)

安倍・塩崎ラインの
「成長重視路線」に対して、
中川・町村ラインが財務省をバックに
「増税路線」に転じるときに、
政局が一挙に動き出すだろうね。

そして、その時には
おそらく参院選後の内閣改造で
まさか柳沢伯夫さんを
閣内に残すことは
できないだろうからね。(苦笑)

財務省出身のうるさ型を
党税調に戻してしまうことになる。

安倍内閣から「排除」されてきた
谷垣さんや与謝野さんも
その時を待っているだろうね。(苦笑)

麻生さんは閣内に
残りたがるんだろうか。。。

まあ、秋には政局政局、うひょひょ。。。
になると思います。

その頃は僕も日本です、たぶん。。。(笑)

それでは、またね。



「かみぽこ政治学」バックナンバーは こちら。

「かみぽこ政治学レビュー」バックナンバーは こちら。






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最終更新日  2007年03月05日 10時28分02秒


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