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二宮早紀(名取裕子)は、港南医大法医学教室の准教授。夫の一馬(宅麻伸)は横浜東署の警部で、2人の間には新聞記者の息子・愛介(佐野和真)がいる。愛介は早紀の法医学教室の助教・伊吹南(中村静香)と交際しているが、なかなか進展がない様子。そんな状況を、一馬の叔母・七海(由紀さおり)が“心配”と称して引っかきまわすため、早紀は日々ヤキモキしている。 ある日、早紀が運転する車の前に、若い女性が飛び出してきた。幸い接触はしなかったが、彼女は髪が濡れている上、手や衣服には血が付着しており、様子がおかしい。 しかも、女性は急いだ様子で早紀から携帯電話を借りると、横浜東署にかけ、“浜田刑事”を呼び出そうとする。だが、そんな刑事はいないと対応されると、横浜東署まで連れて行ってくれと早紀に頼んできた。早紀は「何があったのか話して」と語りかけるが、出発してすぐ彼女は眠り込んでしまい、わけがわからない。ところが――署に到着して起こそうとすると、なんと彼女は死亡しており、早紀はがく然とする…! まもなく、女性の身元は元美容師・夏井真弓(吉田まどか)と判明。そして、早紀の検視の結果、死因は“溺死”とわかる。それを聞いた一馬は「水のない車内で溺れたのか!?」と驚くが、真弓はいちど蘇生したものの、溺れたときに水を吸い込んだことにより、後から肺水腫を起こす“二次溺水(にじできすい)”により亡くなったのだと、早紀は説明する。 その直後、彼女の同棲相手・近藤悟史(平野宏周)の刺殺体がアパートの自室で発見される。2人はこのところよくもめていたらしく、浴槽には大量の髪の毛が落ちていたことから、一馬は悟史に浴槽に顔を押し付けられ殺されかけた真弓が息を吹き返し、彼を刺したと考える。しかし、早紀は真弓の最期の様子から、彼女の犯行とは思えないと反論する。 そんなとき、早紀の中学時代の同級生・倉重啓司(益岡徹)が連絡してきた。倉重は先日、早紀が初恋の相手だったと“告白”してきたばかりだったが、今回は真弓の事件で早紀に聞きたいことがあるという。実は、倉重は結婚後、亡き妻の姓“浜田”を名乗っており、ここ数年、“横浜東署の刑事”と身分を偽って、夜の街にたむろする若者たちを諭していたらしい。つまり、真弓が死の間際に探していた“浜田刑事”とは、倉重のことだったのだ…! 倉重は、真弓は自分にとって娘のような存在だったと告白し、彼女は絶対に犯人ではないと主張する。真弓の死に責任を感じていた早紀は、彼女の無実を証明してみせるという倉重と共に、事件を調べはじめるが…!? 一方、一馬は、県会議員・小山田耕一(長谷川初範)を直撃する。悟史の部屋から、小山田の妻・美穂子(加茂美穂子)が事故死した記事の切り抜きを多数発見したからだ。だが、怒った小山田は横浜東署に赴任したばかりの新署長・玉田元子(高岡早紀)に圧力をかけてきた。元子は、悟史を刺殺したのは真弓と断定。被疑者死亡で送検するよう、一馬に言い渡してきて…!?二宮早紀 ・・・・ 名取裕子二宮一馬 ・・・・ 宅麻 伸望月七海 ・・・・ 由紀さおり倉重啓司 ・・・・ 益岡 徹玉田元子署長 ・・・・ 高岡早紀小山田耕一 ・・・・ 長谷川初範室井和正 ・・・・ 長谷川朝晴鮫島医師 ・・・・ デビット伊東二宮愛介 ・・・・ 佐野和真助教・伊吹 南 ・・・・ 中村静香有田刑事 ・・・・ 及川いぞう大石刑事 ・・・・ 浜 博文二宮先生が運転する車の前に、いきなり女性が飛び出してくる。その女性は二宮先生に携帯電話を借りて横浜東署の浜田刑事に電話をする。しかし横浜東署には、そんな刑事はいません。そこで女性は直接、横浜東署に行くと言って二宮先生の車に乗り込む。でも、その女性は横浜東署に行く途中で亡くなってしまう。二宮先生が解剖した結果、女性は溺死と判明します。被害者の名前は夏井真弓。夏井真弓には同棲相手がいましたがその同棲相手である近藤の遺体も発見される。警察は夏井真弓が同棲相手である近藤を刺したと疑っていました。でも二宮先生は夏井真弓が人を殺すはずがないと反論する。近藤の部屋には県会議員の小山田の妻美穂子の新聞の切り抜きがありました。小山田に直接その事を聞くと知らないと言う。二宮先生は中学の同級生である倉重が訪ねてくる。実は倉重は夏井真弓と知り合いだった。倉重の今の名前は浜田。夏井真弓が探していた浜田刑事と言うのは倉重の事だった。倉重は夏井真弓が犯人じゃないと言います。二宮先生が倉重に話を聞こうとするが警察も倉重に事情を聞くために、やって来ます。小山田は横浜東署の署長である玉田に圧力をかける。夏井真弓を被疑者死亡で送検しろと二宮刑事に指示をする。二宮先生は近藤の遺体に付いていた圧迫痕の事が気になります。倉重は二宮先生に会いに来ます。倉重は夏井真弓を娘のように思っていた。実は倉重の娘は16歳で亡くなっていました。倉重の娘は父親に反発して悪い仲間と付き合っていた。仲間が揉めているのを止めようとして階段から落ちて死亡したのです。娘を亡くした後悔から倉重は夜の街で子供たちに声をかけていました。その時に出会ったのが夏井真弓だった。倉重の娘と同じ名前だった夏井真弓の事を娘のように大切に思っていた。だから夏井真弓の無実を信じていたのだ。二宮先生は倉重と一緒に夏井真弓の無実を晴らそうとします。近藤と夏井真弓が働いていた美容院を訪ねるうちに近藤が近々、大金を手に入れるという情報を手に入れる。近藤の自宅には小山田の妻の新聞記事がありました。もしかして近藤は小山田を強請っていたのか?小山田夫人の死亡検案書を見る為に鮫島医師を訪ねます。そこで鮫島医師と小山田が繋がっている事を知る。二宮刑事の計らいで二宮先生は小山田夫人の死体検案書を手に入れる事が出来ました。小山田夫人の両足の圧迫痕が気になっていた二宮先生。実は小山田夫人の両足の圧迫痕はアンクルウェイトのせいだった。小山田夫人の死因は溺死。アンクルウェイトを両足に巻き付けて小山田夫人は溺死した。彼女は自殺だったのか?実は小山田夫人は夫に離婚を申し出ていた。しかし選挙で女性票を失うのを怖れて離婚を拒否していた小山田。警察は小山田夫人が溺死した川を捜索する。するとアンクルウェイトが発見されます。二宮先生は倉重との会話で夏井真弓が何か証拠となるものを、どこかに埋めた事に気付く。夏井真弓が証拠を埋めた後に、二宮先生の車の前に飛び出したのだ。夏井真弓は、よく公園で四葉のクローバーを見つけて倉重にプレゼントしていた。その公園で二宮先生と倉重は証拠を探し始める。二宮先生よりも先に証拠を発見した倉重。これ以上、二宮先生に迷惑はかけられないと一人で証拠を持ち帰ります。夏井真弓の隠したICレコーダーには近藤が誰かを脅迫している音声が録音されていました。二宮刑事は小山田に事情を聞きます。しかし小山田は何も話しません。でも小山田の秘書の室井が小山田夫人の手紙を二宮刑事に渡します。そして、その頃倉重は誰かを呼び出していました。倉重は、その事をメールで二宮先生に知らせていた。二宮夫妻は倉重の工場に向かいます。工場には倉重の首吊り死体がありました。玉田署長は鮫島医師に検視を頼めと指示します。しかし二宮刑事は今までどおりに二宮先生に検視を依頼すると署長に言います。倉重の検視をすると近藤と同じ圧迫痕がある事が分かります。検視をして倉重が末期癌だと判明する。だから必死で夏井真弓の無実を証明しようとしたのか!倉重の手に塗料がかかっている事が分かる。実は、この塗料は小山田夫人にも付着していた。倉重は二宮先生に犯人の手がかりを伝えるために必死で犯人の何かを握ったのだ。これで小山田夫人と倉重を殺害した人物が同一人物だった事が分かる。倉重の手に付着した模様は一体なんだろう?倉重と近藤についっていた圧迫痕はプロレス技で出来た圧迫痕だった。犯人は医師の鮫島か?と思ったのですが鮫島ではありませんでした。実はプロレスをしていたのは鮫島だけじゃなく秘書の室井だった。倉重の手に付着していた模様は室井のボタンの柄でした。実は室井と小山田夫人は不倫関係にあったのだ。小山田夫人は夫と別れたがっていた。自分と不倫関係にある事を夫にバラすと脅す小山田夫人を殺害したのは室井でした。室井が小山田夫人を殺害するところ目撃したのが近藤でした。小山田と鮫島が小山田夫人の事故と隠蔽した。これで終わると思っていたのに近藤が室井を脅迫します。室井は近藤を殺そうとしますが、そこに夏井真弓が現れ室井は彼女を溺死させようとします。夏井真弓が溺死したと思った室井は今度こそ近藤を殺害します。しかし夏井真弓は仮死状態で生き返ります。そして二宮先生に助けを求め事件が発覚します。室井は小山田から地盤を受け継ぐはずだったのに。。これで事件は無事に解決しました。室井は小山田の収賄容疑についても話し始めます。小山田と先輩、後輩の関係だった玉田署長も疑われます。犯人は小山田と鮫島かと思っていたので意外な犯人登場で驚きました。まさか室井と小山田夫人が不倫していたとはねーなかなか面白かったです!それと南ちゃんとケンカした愛介はどうなったんだろう?仲直りしたのかな?でも人のスマホを勝手に見ちゃだめでしょ!!こりゃ振られるかもなー
2018.08.12
二宮早紀(名取裕子)は港南医大・法医学教室の准教授である。夫の一馬(宅麻伸)は横浜東署の警部で、2人の間には新聞記者の息子・愛介(佐野和真)がいる。愛介は1年ほど前、早紀の法医学教室の助教・伊吹南(中村静香)にプロポーズしたが、進展がない様子。そんな状況を、一馬の叔母・七海(由紀さおり)が心配と称してひっかきまわすため、早紀は日々ヤキモキしている。 その愛介が、“容疑者”となる殺人事件が起きた――。愛介がガラス張りのカフェで、ビル管理会社社長の柳田不二子(藤吉久美子)とその長男の裕也(斉藤祥太)を取材していたところ、ガラスの向こうで店へフラフラと近づいてきた若い女性が突然倒れ、そのまま絶命したのだ。疑われた理由は、愛介が前日、その若い女性が路上で高齢の女性にぶつかって転倒させたにもかかわらず無視して去ったところを目撃。とがめたところ、突然彼女からキスをされ、その時が生前の彼女が目撃された最後の姿だったからである。 現場に駆けつけた早紀は、不二子の秘書・石川妙子(南野陽子)の顔を見て、ハッとする。実は、早紀は、妙子とは、愛介が小学校の時の父母会仲間で、知り合いだったのだ。そして3年前のこと。妙子の息子・光(永嶋柊吾)は当時、大学院に通っていたが、女子大生の部屋に住居侵入したとして現行犯逮捕されたのだ。その際、早紀は、息子の無実を信じる妙子から所轄署への橋渡しを頼まれたことがあった。光は当初から何者かに仕組まれた罠だと容疑を否認しており、妙子は再捜査を熱望していた。しかしながら一馬の管轄ではないこともあり、早紀が断ったところ、3日後に光は留置場で首をつって自殺してしまったのだった。 そうした過去を思い出し、胸にうずくものを感じながら検視に当たった早紀は、死んだ女性の爪に浮かんだ“ミーズ線”から、彼女が人体に有害な“ヒ素化合物”を継続的に飲まされていた状況を見抜く。また、彼女は監禁された状態で後頭部を鈍器で殴られ、虫の息で現場まで歩いてきて、そこで倒れた際に息絶えたことも突き止めた。 その矢先、監禁されていた場所が、元ボクシングジムと判明。家具を取りに来たリサイクルショップオーナー・滝沢登(山崎樹範)と店員・鈴木花絵(美保純)によると、被害女性はこのジムの元経営者の娘・国枝祥子(かでなれおん)。レストランオーナーの夫・国枝慎太郎(本宮泰風)とは離婚協議の真っ最中だった。 そんな中、驚愕の真実が浮上する。なんと祥子は、光を自殺に追い込んだ住居侵入事件の際の“通報者”であり、裕也と密かにつきあっていたのだ。3年前の事件はやはり何らかの罠で、首謀者は祥子と裕也なのか…!? それを知った一馬は、祥子に恨みを抱いているであろう妙子への疑いを強める。その妙子から「あなたが手を差し伸べてくれたら、息子は死なずにすんだ」と激しく責められた早紀は、彼女の無実を証明すると誓うが、直後、また新たな事件が発生して…!?二宮早紀…名取裕子二宮一馬…宅麻 伸望月七海…由紀さおり石川妙子…南野陽子鈴木花絵…美保 純滝沢 登…山崎樹範柳田不二子…藤吉久美子柳田裕也…斉藤祥太国枝慎太郎…本宮泰風国枝祥子…かでなれおん二宮愛介…佐野和真助教・伊吹 南…中村静香助手・永岡…本村健太郎谷村刑事…田中幸太朗有田刑事…及川いぞう大石刑事…浜 博文助教・桑田…石橋篤史石川妙子の無実を証明しようとする二宮先生。石川妙子から事件の真相を知っている人と会うことになったが不安だから一緒に付いて来て欲しいと頼まれる。二宮先生は待ち合わせ場所に向かいますが石川妙子は誰かに襲われていました。犯人は逃げます。ちょうどお巡りさんがやって来て二宮先生は一緒に犯人を追いかける。犯人は死亡していました。誤って墜落したのだ。死亡した犯人を検視する二宮先生。すでに死後硬直が始まった事に疑問を感じる二宮先生。二宮先生の鑑定結果は間違いなく転落死だった。しかし死後硬直の事が気になります。転落死したのは柳田裕也。彼の携帯には国枝祥子からのメールが残っていました。そのメールによると国枝祥子は柳田裕也を脅迫していた。二宮先生は柳田裕也が死後硬直が始まっていたのに血が固まっていなかった事にも疑問を感じていました。しかしフィブリンが使われていたら血は固まりません。二宮先生の推測どおり鑑識の調べで殺害現場ではフィブリンを含んだ血液が見つかっていた。二宮先生はトリックに利用されたのだ。じゃ結局、石川妙子が犯人なのか?石川妙子には共犯者がいました。それは鈴木花絵。鈴木花絵には10数年前、高校生の娘がいました。その高校生の娘の同級生が国枝祥子だったのです。国枝祥子にはイケメンの同級生がいた。そのイケメンの同級生が柳田裕也。柳田裕也と鈴木花絵の娘を付き合わせて捨てさせた。ショックで鈴木花絵の娘は自殺します。鈴木花絵にも動機があったのだ。続いて鈴木花絵が殺害されます。しかも遺体の側に立っていた石川妙子が目撃されている。警察は仲間割れと見ていた。鈴木花絵の足の踵には引きずられた痕があった。石川妙子には、そんな事は出来ないと確信する二宮先生。石川妙子は逃亡します。二宮先生は逃亡中の石川妙子を発見。石川妙子は二宮先生に謝罪するために大学に行こうと思っていたと言う。実は殺された鈴木花絵には復讐の天使という共犯者がいた。鈴木花絵に国枝祥子や柳田裕也の情報を教えたのも、その共犯者だった。鈴木花絵に電話で指示を出す共犯者の事を信用できないという石川妙子。実は柳田裕也を殺害したのも、その共犯者だった。石川妙子は廃工場に二宮先生を呼び出しただけだったのだ。鈴木花絵も石川妙子も、その共犯者に一度も会った事がなかった。鈴木花絵を殺害したのも復讐の天使。石川妙子は呼び出された場所に行くと、すでに鈴木花絵は殺害されていました。警察に本当の事を言おうと二宮先生は言いますが石川妙子は、まだする事があると言って逃亡します。何だ真犯人は、復讐の天使か!でも復讐の天使って誰??鈴木花絵が働いていたリサイクルショップに向かう二宮先生。鈴木花絵の遺体に付着していた布は彼女が働いていたリサイクルショップに置いていたサンドバッグだと気付いた二宮先生。リサイクルショップには石川妙子が監禁されていた。石川妙子と一緒に逃げ出そうとしますがリサイクルショップのオーナーである滝沢に捕まります。滝沢が復讐の天使でした。滝沢は国枝祥子の事が好きでした。しかし国枝祥子に利用されている事に気付いた滝沢は国枝祥子と柳田裕也を殺害する事を決意する。鈴木花絵と石川妙子が国枝祥子と柳田裕也に復讐しようとしている事を知った滝沢は二人を利用したのだ。そして滝沢が復讐の天使だと気付いた鈴木花絵も殺害。滝沢は石川妙子と二宮先生も殺そうとしますがそこに二宮さんが助けに来ます。滝沢は逮捕されます。これで事件は無事解決しました。石川妙子も罪に問われる事はありませんでした。石川妙子は息子の冤罪事件について警察を告訴するそうだ。二宮先生の息子愛介と南ちゃんの仲も復活したようです。そろそろ二人も結婚するのかしら?
2017.06.29
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