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みなさん、こんにちは。春満開、春まっさかりですね!!うちの庭の畑の様子です。↑大根の花。↑赤水菜の花。↑のらぼう菜の花。↑ルッコラの花です。すごいでしょー?いっせいに花盛りですよ。小松菜の花は、花盛りすぎてタワーのようになっています。秋に種が採れると思いますので、また大根の種はプレゼントするくらい取れそうな気がしますね。お楽しみに―♪さて、先週の木曜日は、モデルの中嶋マコトさんとランチしました。マコトさんは、最近私のハマナスの生体水の美容液を愛用して下さっていて、もうすぐ出るコンシーラーも心待ちにして下さっているようで、ほんと嬉しいです。マコトさんは、いつ見ても輝くような美肌です。最近あんまり自分の写真を載せていないのですが、鬼は最近こんな髪型です。ここんとこ、肩くらいのボブで落ち着いています。イベントの時はヘアアイロンで毛先を巻いてもらうのですが、普段はこれです。そして。先週土曜日は、名古屋の松坂屋1階のナチュラリーさんでトークイベントを行いました。肌のビューティーエイジングの敵である、酸化、乾燥、光老化を防ぐ秘訣についてお話ししました。たくさんの方にご来場頂きまして、普段なかなかお会い出来ない方とお話出来て、とても楽しかったです。ありがとうございました。さて、だいぶ経ってしまいましたが、香りについての続きです。香りは、常温でありながら気体です。香りを嗅ぐと、匂いを持った分子が鼻に入ってきて、鼻孔の奥のある嗅上皮から嗅神経を経て、原始の脳である、大脳辺縁系にダイレクトに伝わります。そのため香りは、自律神経系や内分泌系、免疫系に非常に影響します。もう1つのルートが鼻から吸い込んで、芳香成分が肺に入るルートです。ユーカリなどの精油に咳を鎮める効果があるのは、このためです。肺の粘膜から吸収された精油は血中にも流れ込み、なんと香りを嗅いだ5分後には、血中に芳香成分が出現することが分かっています。また、精油が面白いのは皮膚からも吸収する点です。精油は分子量が100~300とかなり小さい上に脂溶性なので、真皮の毛細血管から体内に入ることが出来ます。植物オイルに精油を入れたアロマオイルでの肌へのトリートメントは、このルートで作用します。日本でも、近年アロマテラピーを医療に使うという流れが起きています。精油の効果を科学的に検証した実験データも、最近はいろいろとあがってきています。前回は、アルツハイマーや認知症、ダイエットと精油の関係についてお話ししました。もう1つ気になるのが、女性ホルモンに関する作用です。谷垣礼子医師らは、東京都済生会中央病院のアロマセラピー外来で、月経困難症、PMS、卵巣機能不全、更年期障害の患者さんにアロマテラピーを行って、1か月ですべての疾患で症状が改善したことを発表しています。こういう症状によく用いられる精油としては、ローズ、クラリセージ、スターアニス、バジル、カモミール、真正ラベンダー、ゼラニウム、サイプレスなど。クラリセージには「スクラレオール」という女性ホルモン様物質が含まれていて、体内でエストロゲンと同じように働きます。その他、エストロゲン様作用があることが分かっている精油はアニス、サイプレス、ニアウリ、スターアニス、フェンネル、バジルなどです。ネロリも含まれるネロリドールという成分がホルモン様物質です。女性ホルモンのバランスを整えてくれる精油としては、ローズ、ゼラニウム、サンダルウッド、アトラスシダー、イランイランがあります。私はこの中でも、やっぱりダマスクローズの香りには特別な威力があると感じているのですが、ローズに関してもいろろなエビデンスや実験結果があるので、ご紹介したいと思います。ローズの香りの成分はゲラニオール、ネロル、フェ二ルなどですが、このゲラニオールに、女性のホルモンバランスを整える作用があります。その他、抗菌、消炎、収斂、抗アレルギー、ストレスの解消、精神安定作用、リラクゼーション作用などがあります。ローズの実験で面白かった1つめが、14人の女性をローズの香りを嗅ぐグループと嗅がないグループに分け、ストレスがかかりやすい進級試験の3週間前から、ローズの吸入を実施。吸入の方法は、1%に希釈したローズ精油を紙に付けて、その紙をシャツの襟に付けて、着用しているというもの。そして試験中と試験後に、ストレスホルモンコルチゾールの唾液中の量と、肌バリア機能の指標である肌の水分蒸散量を測定したという実験です。結果、ローズの香りを吸入をした群は、試験中、試験後のコルチゾールの量と水分蒸散量が、吸入なし群と比較して、優位に低く抑えられていたそうです。ストレスがかかると、通常肌のバリア機能が落ちるのですが、ローズの香りを嗅いでいると、ストレスが緩和され、肌バリアが守られているせいで肌の潤いが保たれるというわけです。もう1つは、ある大手化粧品会社で2012年に行った実験です。20~30代の正常な嗅覚をもつ健常男性10名(非喫煙者)に、実験目的や香りの種類は教えないで行った実験。特定の香りをつけた女性に隣に座ってもらい、一定の時間心拍の変動を測定し、その後、その時に感じた気持ちを調査。<測定した香りの種類> ローズ、レモン、ムスク、タバコ結果は、どの香りの場合も、無臭時より交感神経が活性化してドキドキしたそうですが、特にドキドキが強かったのが、タバコとローズ。ただ、ローズはロマンティックな気持ちでドキドキしていますが、タバコの香りはイライラしてドキドキしているようです。同じような実験なんですが、女性にローズの香りを2ヶ月嗅いでもらい、その使用開始前の顔写真と2ヵ月後の顔写真を比較し、男性ボランティアにどちらの写真が魅力的か判断させると言う実験です。結果。ローズの香りを嗅ぐ前の写真より、ローズの香りを嗅ぎ続けた2か月後の写真の方を「魅力的だ」と評価する男性が、有意差をもって多かったそうです。これは、ローズの香りで女性ホルモンが活性化したのか、ストレスが軽減して表情がイキイキしたのか、はたまた両方なのか良く分かりませんが、ローズの香りのパワーってすごいですよね!!その他、風邪などのウイルスを撃退する精油としては、ティートゥリー、ユーカリがあります。ティートゥリーには「テルピネン4-オール」という成分が含まれていますが、これがウイルスを攻撃するのです。また、ユーカリやラバンサラには「1.8-シネオール」という成分が多いですが、免疫力を増強する作用があります。これらの精油は風邪やインフルエンザにも良いですが、免疫細胞に働きかけるので花粉症などのアレルギー疾患も和らげます。特に、花粉症にはユーカリラジアタがおススメです。風邪や喘息で咳込む夜にも、ユーカリラジアタとティートゥリーは味方です。また、血圧を下げる作用がある精油もあります。1週間に1回、計8回アロマオイルでトリートメント(精油をオイルで希釈します)すると、収縮期も拡張期も両方の血圧が下がったというデータもあります。この時に使用した精油は、ローズ、ジャスミン、ラベンダー、ローズゼラニウムだったそうです。また、精油には痛みを緩和する作用があることも分かっていて、有効成分も判明しています。1.8-シネオール、β-ピネン、ミルセン、酢酸リナリル、シトラール、シトロネラール、ジンゲロールなどです。これらが含まれている精油には、ローズマリーカンファ―、ジュニパーベリー、ローズ、ラベンダー、バジル、ユーカリ、ラバンジン、ゼラニウム、レモングラス、ジンジャーなんかがあります。筋緊張性頭痛には、スパイクラベンダー、真正ラベンダー、バジル、ペパーミント。ひどい肩こりには、ラバンジン、ウィンターグリーンが効きます。私はジュニパーベリーやローズマリーカンファ―もよく施術に使いますね。不眠に作用する精油の成分も分かっています。リナロールと酢酸リナリルです。ローズウッド、真正ラベンダー、クラリセージ、プチグレンなどに多く含まれています。他にも、肌につけると一重項酸素を無害化してくれる精油とか、がんに作用する精油とか、いろいろな精油のすごさが分かりつつあり、これからも精油の世界から目が離せないです!ところで、私は春だと言うのに、息子と家の中で遊んでいて、うっかり足の薬指を骨折してしまいました(T_T)全治1か月だそうですが、そのあともうキャンセルできない予定がいくつもあり、足を引きずりながら九州に行ったり、名古屋に行ったりしていたら、悪化してしまったようで、今日「もう歩かないように」とお医者さんから怒られてしまいました(*_*)施術院もしばらくお休みになってしまいそうで、患者さんにもご迷惑をおかけします。痛みはほとんどないんですが、生れてはじめての骨折で、指一本でもこんなに影響が大きいことを、ひしひしと実感しています。美的水素、ベジシリカ、ビタミンD、春ウコンを飲んで、早く治るよう頑張ろうと思います。手の平の日光浴にも、地味に励んでいます。ビタミンDの合成のためです。常温でありながら、気体。植物が持つ香りの力は、もはやリラクゼーションだけじゃない!!
2015年04月06日
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みなさん、こんにちは。秘密保護法が、あり得ないほど無茶苦茶な強行採決で可決されてしまったり、本当に呆れることが多い毎日ですが、いかがおすごしでしょうか?しかしすっかり寒くなりましたね。日曜日、神奈川のうちの畑を見に行くと、にんじんと大根が少し収穫できました。↑あまり世話していないので、にんじんは細いのもあるんですが、わりと大きいのもありました。↑家で、この大根とにんじんでお味噌汁とかソテーとか作ったら、ひいき目抜きに、本当においしくて驚いてしまいました。にんじん、甘いんだけど嫌な甘さでなくうまい!やっぱり自然栽培バンザイですよ。さて、こないだからホルモンのことをずっと書いています。女性ホルモンのことをたっぷり書きましたが、考えて見ればこの世の半分は男性。恋人や結婚など、パートナーとしているのは男性だと思います。そうでなかったとしても仕事上関わりがある方も多いでしょうし、男性親族とのつきあいも不可欠です。もちろん個性はさまざまですが、男性の器質的事象を分かっていると、よけいなストレスを避けられますし、心のアンチエイジングにも大変いいと思います。そこで今回は男性ホルモンや男性脳についてのことを、いろいろとまとめてみたいと思います。受精したばかりの胎児は子宮の中で、女性ホルモンのエストロゲンを浴びます。この時点では男女差はなく、実は全員「女」です。エストロゲンを浴びた2、3週間後、Y染色体の上にある性決定遺伝子SRYが働いた胎児には精巣が生まれ、男性ホルモンのテストステロンを分泌し男脳になります。ここで性別が分かれます。妊娠6週目から24週目にかけて精巣から大量のテストステロンが分泌される時期があり、これをアンドロゲンシャワーと呼びますが、これによって脳も体も男に変化していきます。一方、SRY遺伝子が作用しないと、胎児はそのままエストロゲンを浴び続け、女の子になっていきます。何らかの事情で、男性になるはずのY染色体を持つ男の子がアンドロゲンシャワーをうまく浴びられなかったり、女性になるはずのX染色体を持つ胎児がアンドロゲンシャワーをたくさん浴びてしまうことがあると、半陰陽や性同一性障害などが起こる原因の1つになると言われています。男性ホルモンは言葉や計算の能力を担当してる左脳の発達を抑える働きがあるそうで、女の子は一般的に言葉や知恵が早いと言われ、男の子の言葉が遅いのはそのせいだということです。ただ、男の子はその分カバーしようとして右脳が発達します。右脳は、空間認識能力とか図形処理能力を担当していますので、一般的に男性のほうが地図を読んだり、将棋やチェスが得意なのはそのせいです。実際解剖学的にも男性の右脳は左脳より大きい傾向にあるようです。もう一つ男女の脳の違いは「脳梁」です。脳梁は右脳と左脳の真ん中にある神経の束なのですが、左右の脳の連絡網の役割を果たしています。この脳梁の神経の数は女性の方が多く、太い傾向にあり、要するに左右の脳の連携がいいのです。だから女性は電話をしながらテレビを見たり、関連のない仕事を一度にすることが得意です。自分の気持ちを言葉にすることも男性よりうまく出来ます。それに比べて男性の脳は専門分野がくっきりと区分けされているので、一度に1つのことしか出来ない傾向にあります。本を読んでいる時に男性に話しかけても反応がないことが多いのはそのせいです。感情を交えず、淡々と話すことも出来ます。その代わり、男性は1つのことに没頭して極めていくようなことも得意です。男性に話しかけて反応がなくても、あなたに興味がなくなったとは限りません。話し方が冷たく感じても、あなたを嫌いになったとは限りません。うーん、女性には考えられないことですけどね!また、男性脳は問題解決することが重要ですが、女性脳はそのプロセスが重要です。女性がダラダラ説明していることが無駄に思う男性は多いでしょうが、ある程度我慢して聞いてあげて下さい。女性は男性が問題解決を提案するために話を遮っても許してあげて下さい。これはもちろん一般的にそういう人が多いというだけであり、みんなそれぞれ個性がありますから、女性でありながら男性脳的な人もいますし、その逆もしかりです。さて男性ホルモン「テストステロン」について、もう少し見ていきましょう。哺乳類のオスでは睾丸で95%、副腎で5%分泌されています。メスでも卵巣や副腎から男性の5~10%程度分泌されています。テストステロンの作用筋肉増大、体毛増加作用、精 液の産生を促進、性欲増加、やる気促進、血管機能の健康を維持、骨の形成、認知機能の維持、脂肪蓄積の抑制、攻撃、闘争本能促進、孤独願望促進、男性的肉体形成作用など調べていて面白かったのは「孤独願望促進」というやつです。テストステロンは、1人でいたい、干渉されたくない欲求を高めることがあるんだそうです。男性がふらりと一人になりたがることがあるのは、そのせいなんですね。テストステロンの減少は30歳から始まり、年に1~2%の割合で減少します。しかし女性の更年期ほどには急激にホルモン分泌は変化しないので、更年期障害を起こすことはまれです。テストステロンの減少率も個人差が大きく、70代になっても、30代のテストステロン値を維持している男性もいるそうです。テストステロンがすごく減少した場合に起こること心疾患になりやすい、精力の喪失、疲労、短気、うつ気分、関節痛、肌の乾燥、骨粗粗鬆症、体重の減少、二次性徴の退行面白いのですが、手の人差し指に比べて薬指が長いと、テストステロンの分泌が多い傾向にあるそうです。これは薬指にテストステロンの受け手がたくさんあるからだそうで、女性でもネズミでも同じだそうです。私は薬指のほうがやや長いんですよ~。自覚あるけど、ちょっとだけ男脳なんでしょうね。男性でも人差し指のほうが長い人がいます。でも、がっかりする必要はありません、これはあくまでも「傾向」であり、男性ホルモンは変動もしているし、増やす方法だってあります。テストステロンを増やすには?●よく眠るちゃんと睡眠を取ることで疲労とストレスが解消されて、テストステロン値は高くなります。睡眠時間が短い人はテストステロン値が低いという研究もあり。●運動する運動で筋肉に刺激を与えると、テストステロン値が高くなります。ジョギングなどの有酸素運動とでも筋トレどちらでもいいそうです。●太るとテストステロン値は低くなる。太っている人は痩せただけでも上がります。●お酒を飲みすぎない、甘いものを食べ過ぎない●ワクワクすることをする異業種の友人との交流や仕事とは関係ない習い事など、ちょっと不安を伴うようなワクワクドキドキすることで増えます。●テストステロンを増やす食事☆たんぱく質をしっかり摂ること。☆亜鉛を摂ること牡蠣、うなぎ、大豆、納豆、きな粉、豆腐、そば、ゴマ、緑茶、抹茶、麻の実ナッツ、カシューナッツ、アーモンド、黒米、赤米、牛肉、卵黄など☆ビタミンCを摂ること果物、赤ピーマンなど☆アリシンの多い食べ物を摂ることネギ、玉ねぎ、ニラ、にんにく、らっきょう特にタマネギにはケルセチンが多いので、テストステロンの排出も抑えてくれます。毎日2分の1個は食べると効果的。☆DHA(魚の油に多い)不足すると精 液の質が低下し、男性不妊の原因になります。☆アルギニンを摂ること湯葉、鰹節、高野豆腐、きな粉、ゴマ、しらす干し、そらまめ、カシューナッツ、クルミ、海老、ほしのり、アーモンド、エンドウ、ピスタチオ、油揚げ、ココア、納豆、マカ、卵、魚、肉類などアルギニンは精 子の質を高め、精 子の数や運動性を高める働きがあります。アルギニンは、1日500mgの摂取量が目安。ビタミンB6と一緒に摂ると効果的です。調べていて面白かったのは、米ノースウェスタン大学の研究。600人の被験者を対象に、彼らが21歳の時と25歳の時に、テストステロンレベルを測定。調査期間は5年間で、その間に約3分の1が父親になっています。●テストステロンレベルの高い男性は結婚相手を見つけやすく、子供の父親になりやすい。●子供が生まれた後はテストステロンレベルが平均50%低下●積極的に子育てに参加している人ほどテストステロン値が低い●研究者たちは子供が生まれた後には攻撃性が低下したほうが良いし、子育てするにあたって、この生理反応は有益だと言ってます。子供が生まれてもテストステロン値が高いような男性は、だいたい子育てに協力しないし、浮気する可能性も高いようです。既婚男性で子供がいる場合は、テストステロンはあまり高くない方が、家庭は平和そうですね。もう一つ面白かったのは、イスラエルのワイツマン基礎科学研究所のゲルシュタイン博士らの研究。涙の匂いを嗅ぐとテストステロン値がいちじるしく減るそうです。男性が女性の涙を見るとうろたえることに関係しそうですね。もう1つ面白かったのが、ミズーリ州立大学の研究チームが行った研究。成人男性は親しい友人の奥さんと話をする際に、テストステロンの分泌量がいちじるしく減少しているそうです。研究チームは、人間は仲間同士の平和を維持するために、このように進化したと仮定しています。なんか腑に落ちると言うか、笑えますね!(笑)もう1つ、多くの男性の関心事は髪が薄くなることですよね。これは男性ホルモンの影響なのかと思われがちですが、テストステロンは、むしろ毛根を強くし、抜け毛を防ぐ働きがあります。じゃあ、なんで男性に禿る人が多いかと言いますと、テストステロンは、5αリダクターゼという体内酵素でDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されるものがあります。DHTは胎児の時には発育にプラスなんですが、加齢男性では毛母細胞における髪の生成を妨害し、過剰に皮脂が分泌し、毛穴を塞ぎ髪の生成を妨げる働きがあるんです。しかし髭や体毛は逆に濃くなります。確かに、頭は薄いのに、髭や体毛が濃い男性がいますね。納得!またDHTが過剰になることにより、前立腺癌の原因となる前立腺肥大を引き起こすとも言われています。5αリダクターゼの産生量は遺伝的要因があるので、ある程度仕方ないんですが、なんとか出来ないのかと調べていたら、この酵素の働きを抑える植物がありました。大豆(イソフラボン)、亜鉛、アロエ(皮に多いアロイン)、かんきつ類(リモネン)、ノコギリヤシエキスです。リモネンが多いのはオレンジ、グレープフルーツ、柚子の順ですね。この精油が含まれたシャンプーやヘアウォーターでマッサージするのもいいと思います。お酒が体内で分解されて出来るアセトアルデヒドは血中のテストステロンをDHTに変える働きがあります。お酒を飲みすぎると、テストステロン値も下がってしまうので、飲みすぎには気をつけましょう。人類の半分は男性。男脳を知って、平和に仲よくいきましょう!!
2013年12月13日
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みなさん、こんにちは。だいぶ時間がたってしまいましたが、ホルモン特集の後編です。女性ホルモンの続きから。エストロゲンのことばかり注目されがちですが、最新の研究ではもう1つの女性ホルモン「プロゲステロン」の重要性がどんどん分かってきています。プロゲステロン女性ホルモンの中の黄体ホルモンです。卵胞が育って排卵すると、今度は残った卵胞が黄体組織に変化して、プロゲステロンを分泌します。プロゲステロンは、子宮内膜を受精卵が着床しやすく更に厚くさせ、妊娠を維持させるよう水分を保持させ、皮脂を増やし、食欲の増進に働きます。生理が始まるとプロゲステロンは一気に減ります。最近このプロゲステロンが注目を集めています。女性ホルモン分野の権威であるジョン・リー博士は、これまでエストロゲンの減少が原因とされてきた更年期障害も、過剰なエストロゲンが原因とされてきた高血圧、体脂肪増加、甲状腺機能障害、胸痛、子宮内膜癌、乳がんなども「エストロゲン」と「プロゲステロン」の不均衡によって起こると言っています。要するにエストロゲンが減るのが本当の原因ではなく、エストロゲン以上に減ってしまうプロゲステロンによって問題が起きているというのです。PMSの症状が現れる原因もはっきりとしたことは分かっていません。排卵後、黄体ホルモンの分泌量が増加すること自体が原因とする説と、黄体ホルモンの分泌量が不足したり、卵胞ホルモンが過剰に分泌されるなど内分泌ホルモンのバランスが崩れることが原因だとする説、または生理前に両方のホルモンが一気に減ることや過剰なストレスで自律神経の働きが乱れることが原因だとする説があります。ひどいPMSが、プロゲステロン投与で解決することも多々あるようです。現在日本女性に子宮筋腫が激増しています。子宮筋腫は卵胞ホルモンであるエストロゲンが子宮の筋肉細胞に作用して出来ると言われています。エストロゲンにさらされている期間が晩婚化や少子化の影響で増えたせいだとも言われています。実は黄体ホルモンのプロゲステロンは、子宮筋腫を抑制してくれるのです。ビタミンEの多い食べ物を食べるとプロゲステロンが適度に活性化します。ビタミンEは、それだけでなく更年期障害のほてりや膣の乾燥も軽減することが分かってきています。ビタミンEの多いものアーモンド、松の実、モロヘイヤ、うなぎ、かぼちゃ、とんぶり、鯛、ほたるいか、赤ピーマン、しそ、アボカド、枝豆、春菊などチェストツリーというハーブには、プロゲステロンの分泌を正常化する働きがあると言われています。黄体機能不全から来る不妊症や月経不順(無月経)、PMS、ニキビ、イライラなどに効果があるとして、ヨーロッパではかなり昔から薬用植物として利用されています。安全性が高いハーブで、一般的に重大な副作用や健康被害はないようです。効果が出るまでには3か月~半年くらいはかかるようです。私は飲み方としては生理前の2週間の黄体期に飲むのが良いと思います。プロゲステロンの前駆物質のジオゲニンを含む食べ物に、ワイルドヤムというものがあります。メキシコ原産のヤマイモの一種です。ただ、こういうものを外から摂取するのは、更年期障害やPMSなどプロゲステロン不足による問題を抱えている方や高温期が10日未満の方だけで、しかも飲むのは排卵期から月経までの黄体期だけがいいと思います。エストロゲンが活発な卵胞期にも飲んでいると卵胞期にプロゲステロンが活発になってしまい、このことで排卵不全になる場合もあります。また、プロゲステロンが活発になりすぎると、下痢や、過剰な皮脂、それによるニキビ、顔に毛が生える、イライラするなどの副作用があるので注意です。プロゲステロンについては、もう1つ面白いことが分かっています。ミシガン大学のStephanie Brow博士の実験で・・・・・他人との親密な関係によって、プロゲステロンの分泌が多くなり「他者を思いやる」という行動へつながることが分かったそうです。160人の女子学生を対象としてランダムにペアを組ませ、まず感情的な親密感を伴わない作業を行わせたところ、唾液中のプロゲステロンが減少することが確認されました。そこで逆に、感情的な親密感が増すようにカードゲームを二人の協力で行わせたところ、プロゲステロンの量が増えることが確認されたそうです。そして量が増えると共に、自分を犠牲にしても相手を思いやるような行動が観測されたんだそうです。プロゲステロンって、思いやりのホルモンでもあるんですね!さて、エストロゲンもプロゲステロンも、原料になるのは良質なコレステロールです。だからってコレステロールの多いお肉を摂らなくちゃいけないっていうのは早合点です。実は体で利用されているコレステロールの7割以上は脂質、糖質、タンパク質の三大栄養素を材料に肝臓で合成されています。ベジタリアンでもちゃんと血中にコレステロールがあるのはそのせいです。それどころか糖質を大量に摂るとコレステロール合成が必要以上に高まりますし、有酸素運動中はコレステロールは作られないので、コレステロールの多い肉、魚、乳製品、卵を食べていなくても、食べ過ぎや甘味嗜好があり、運動が嫌いな人は体内でコレステロールが合成されやすくなります。食事でコレステロールを摂り過ぎた時には、体内合成を抑制する働きがありますが、やはり血中コレステロール値は高くなりやすく、高脂血症、動脈硬化を招くので食べすぎは禁物です。エストロゲンには悪玉コレステロールを抑制する働きもあるので、ホルモンの減少は悪玉コレステロールを増やし動脈硬化や高血圧を起こしやすくします。更年期の方はむしろこっちのほうが問題です。良質なホルモンや細胞膜を作るためにも、過剰な悪玉コレステロールを下げるためにも、フラックスオイル、チアシードなどのαリノレン酸、クリルオイル、いわし油などのDHA,EPAなどのオメガ3脂肪酸、アボカドオイルなどのオメガ9脂肪酸は積極的に摂るべき油ですね。だけど動物性を全然食べないことは、ホルモンのためにもビタミンB12のためにも良くありません。私も週に2度くらいは大丈夫地域の天然魚か、平飼いの良いエサを食べている鶏の卵を食べるようにしています。牛肉も二か月に1度くらいは食べるようにしています。ただ、国産の良いエサを食べ、抗生物質やホルモン剤の使用のない赤身のお肉しか食べません。さて、ホルモンはホルモンでも、最悪なホルモンもあります。それが、内分泌攪乱物質と言われる環境ホルモンです。環境ホルモンが体内に入ると、男女共に性ホルモンの正常な働きを阻害し、生殖器にさまざまな影響を及ぼします。不妊の原因となったり、異性に興味を示さなくなったり、生殖器のがんを引き起こしたりすると言われています。世界中で男性の精子の数が減っているという研究報告が発表されていますが、環境ホルモンが原因とする説もあります。環境ホルモンと考えられる化学物質は、約70種類あると言われています。ダイオキシン、DDT、PCB、ビスフェノールA、ノニルフェノール、フタル酸エステル、有機スズ、スチレンダイマー、スチレントリマーなどです。DDTは殺虫剤、農薬として長く使われてきた薬品で、ノニフェノールは合成界面活性剤として洗剤の中に入っています。こうした環境ホルモンの90%は食べ物から体内に入ってきます。出来るだけ入らないようにするためには・・・・●環境ホルモンの多くは脂肪に溶けやすいので、肉の脂身に蓄積されやすいので、肉の摂取を減らす。●ラップは焼却するとダイオキシンを発生させ、フタル酸エステルなどが添加されていることがある「塩ビ系」ではなく、比較的安心な「ポリエチレン製」を選ぶ。●電子レンジでプラスチック容器で食べ物を温めない。●ダイオキシンをよく吸着するのは野菜の食物繊維です。そして、緑黄色野菜や海草類などに含まれる葉緑素は、体内の掃除をするスカベンジャー効果があります。まだまだホルモンの話は続くのですが、キリがないので、今回はこのあたりで。ホルモンって本当に神秘的!【お知らせ】私のプロデュースする国産オーガニックコスメの「アムリターラ」の直営店「アムリターラハウス」で現在スタッフを募集しています。詳しくは下記をご覧くださいませ。http://www.amritara.com/news/201311275248.html
2013年11月30日
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みなさん、こんにちは。アン鬼8周年記念プレゼントにたくさんのご応募を頂きましてありがとうございます。ご応募は25日まで受け付けています。さて、今発売している「美ST」のオイル美容特集に出ています。まさかまさかの、おでこ全開のターバン写真まで撮られまして、ひえ~と思いましたが(笑)よかったら読んでみて下さい。 さて、前々回のブログでホルモンについての前半記事を書き、途中になっていましたので、今日はその続きです。まずはおさらいから。ホルモンとは体の中でごくわずかの量でありながら、いろいろな情報を伝え、働いてくれている物質のことで、体の中には100種類以上のホルモン、またはホルモン様のものが見つかっています。ホルモンは脳下垂体や副腎、卵巣、甲状腺、膵臓、消化管など体のあちこちで作られています。前回はそのたくさんのホルモンの中ら、成長ホルモン、DHEA、そして女性ホルモンのエストロゲンについて書いてきました。女性ホルモンと言えば、エストロゲンのことばかり語られることが多いですが、プロゲステロンというものもあり、この2つのバランスが何より大切です。自分の女性ホルモンのバランスがどうなっているのかを見るには、基礎体温を測ることがお薦めです。基礎体温を付けるとエストロゲンが働いている低温期(生理後の約2週間)とプロゲステロンが働いている高温期(生理前の約2週間)があるのがわかります。低温期から高温期に移る前に、陥落日といって体温がいったん下がり(人によっては下がらない人もいます)、排卵はこの陥落日か、そのあと体温が上がっていく途中で起こるのが一般的で、排卵直後に基礎体温が約0.5~1.0℃上昇します。だいたい生理の初日から数えて14日前後で排卵します。通常2週間前後であるはずの低温期が3週間以上ある人はエストロゲンの分泌が少なくなっている可能性があります。通常2週間前後であるはずの高温期が10日未満の場合はプロゲステロンの分泌が少なくなっている可能性があります。通常の生理周期は25日以上38日以内なのですが、プロゲステロンが少ない場合、生理周期が24日以下になることもあり、プロゲステロンの低下で高温期が続かないと、子宮内で受精卵が育たず、これが不妊の原因となっている場合があります。低温期と高温期の差がほとんどなく、低温期の平均と高温期の平均の差が0.3℃未満という方は、エストロゲンもプロゲステロンも少なく無排卵月経の可能性があります。↑婦人体温計はこれがお薦めです。早いしグラフ書かなくていいのでラクチン。女性ホルモンは、脳にある視床下部→下垂体経由で卵巣に指令が送られて分泌されますが、視床下部は自律神経のコントロールもしているので、ストレスなどの影響をすごく受けやすです。ストレスがあると、卵巣機能が衰えていなくてホルモンのバランスを崩しやすいので、若くてもホルモンの分泌が悪くなっている方もいます。さて、女性ホルモンの中でも、美容のホルモンとして名高い卵胞ホルモンであるエストロゲン。エストロゲンの分泌が良くない時に助けてくれるエストロゲン様物質やエストロゲン生成に良い植物として、黒ザクロ、マカ、亜麻仁油、吉野葛、レッドクローバー、大豆などについてこれまで書いてきましたが、他にもいくつかあります。マザーウォート更年期障害の顔のほてりの回数や長さを減らすといわれます。リコリス(甘草)甘いハーブです。含まれるステロイド様化合物は、エストロゲンの前駆物質であるエストラジオールとエストロンに変化すると言われ、更年期障害や月経痛にも用いられています。ただ、エストロゲン様作用をする正確な仕組みはまだ究明されてないそうです。シャタバリインドのハーブです。女性の受胎能力を高めるため、「100人の夫をもつ女性」という意味があります。女性のホルモンレベルの正常化を助ける植物性エストロゲンと、免疫を強めストレスを軽減し早期老化を防ぐ滋養成分を含むことが確認されています。オーガニックシャタバリ カプセルエストロゲンは美容のためにも妊娠の為にも素晴らしい役割を持つ女性ホルモンですが、早い初月経と遅い閉経や少子化などでエストロゲンにさらされる期間が長いと、やはり乳がんになるリスクが増えることは間違いないようです。ホルモン補充療法でも5年以上の服用で乳ガン発生リスクが約1.4倍と言うデータもあり、これに関しては、ひどい更年期症状と天秤にかけつつ、慎重に考えたほうが良いと私は思っています。ほてりや乾燥などの、かなりひどい更年期症状の方数人にこれまでカウンセリングなどでお会いしたことがありますが、その時はオメガ3脂肪酸と黒ザクロの濃縮ジュース(ルビアン ザクロエキス)をおススメしました。数か月たってその方々に再びお会いした時、すべての不快症状がほとんどなくなったとおっしゃっていました。だから、出来ることなら、ホルモンの減少による不快症状は、こうしたフィト(植物)エストロゲンの力で乗り切りたいなと思いますね。こうした植物由来のエストロゲンに関して、婦人科系ガンのリスクを増やしはしないかということに関して、時々質問を受けます。フィトエストロゲンが種々の培養したガン細胞の実験でガンの成長を抑制すること、疫学的調査で人のガンの発生や増殖を抑えるといえることなどが多くの研究で発表されています。ただ婦人科系のガンへの影響については現時点では十分な結論は出ていませんので、ハーブティーやジュースくらいなら良いですが、更年期でも不妊でもない方が「サプリメント」として高濃度のフィトエストロゲンを摂るのはやめたほうがいいと考えています。特に子供や、ホルモンバランスの良い、婦人科系のトラブルのない若い女性には必要ありません。婦人科系がんの予後や妊娠中や授乳中も摂らない方がいいでしょう。エストロゲンの分泌を助けてくれる精油もあります。クラリセージ、ローズ、ゼラニウム、フェンネル、スターアニス、バジル、イランイランエストロゲンの分泌が悪いと思われる方は、生理後の2週間にこういう精油でアロマテラピーをしたり、オイルに数滴垂らしてマッサージするのも良いと思います。プロゲステロン女性ホルモンの中の黄体ホルモンです。卵胞が育って排卵すると、今度は残った卵胞が黄体組織に変化して、プロゲステロンを分泌します。プロゲステロンは、子宮内膜を受精卵が着床しやすく更に厚くさせ、妊娠を維持させるよう水分を保持させ、皮脂を増やし、食欲の増進に働きます。生理が始まるとプロゲステロンは一気に減ります。最近このプロゲステロンが注目を集めています。女性ホルモン分野の権威であるジョン・リー博士は、これまでエストロゲンの減少が原因とされてきた更年期障害も、過剰なエストロゲンが原因とされてきた高血圧、体脂肪増加、甲状腺機能障害、胸痛、子宮内膜癌、乳がんなども「エストロゲン」と「プロゲステロン」の不均衡によって起こると言っています。要するにエストロゲンが減るのが本当の原因ではなく、エストロゲン以上に減ってしまうプロゲステロンによって問題が起きているというのです。すみません、たくさん書きすぎまして、やっぱりいっぺんにUP出来なくて、後編に続きます!
2013年11月22日
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みなさん、こんにちは。今週月曜は札幌にトークイベントに行ってきました。この季節の北海道に行くのははじめてで、寒いのかと思ったらまだ全然寒くなくて、紅葉の終盤くらいで秋の気温でした。この美しい樹木の色彩がきれいでしたー。私のコスメの三分の一は実は札幌で作られているので、札幌はご縁が深く馴染み深い街です。コスメキッチンの店内にも1時間くらいいましたので、多くの方と直接お話出来て嬉しかったです。今年は、あと名古屋で2回、伊勢丹新宿で2回講演をやります。名古屋が11月13日(水)と11月17日(日)の14時~14時40分くらいまで、高島屋10階で、前回とはまた少し違った切り口の内容をやります。こちらは両日とも席は20席くらいで限られますが、予約制ではなく無料で、店内のオープンな特設ステージなので、どなたでも立ち見などでお気軽に見て頂けます。ただ混雑すると見えにくいので、出来たらお早めに来て下さいね。名古屋 ナチュラルビューテースタイル展http://www.amritara.com/news/201311055127.html?mail20131106新宿伊勢丹のトークイベントのご案内はこちらです。12月1日(日)に20名様ずつ二回行います。こちらはご予約制で有料になっているようで恐縮ですが、お土産がついています♪http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjuku/women/apothecary/そうそう今年9月から伊勢丹新宿店の地下2階のオーガニックコスメのフロアー「ビューティーアポセカリー」に私のコスメがフルラインで登場しています。ラグジュアリーで落ち着いた雰囲気の売り場です。オーガニック菓子コーナーもあり、以前から新宿で映画を見る時はここで大丈夫お菓子を買ってから行くことが多々あったので、自分のコスメが扱われていることがとっても嬉しいです。新宿に行かれた際は、良かったら寄ってみて下さいね。さて私も45歳。いよいよ更年期と呼ばれる年代にさしかかりました。まだ、さして変化は感じないんですが、ここはアンチエイジングの正念場、ホルモンの減少とどうつきあっていくかが、これからの重要なテーマになってくるんでしょうね。というわけで、正念場を迎える前に、一度ホルモンについてまとめておこうと思います。ホルモンとはそもそも何かと言いますと、体の中でごくわずかの量でありながら、いろいろな情報を伝え、働いてくれている物質のことです。現在、体の中には100種類以上のホルモン、またはホルモン様のものが見つかっていますが、まだすべてではないと言われます。ホルモンは脳下垂体や副腎、卵巣、甲状腺、膵臓、消化管など体のあちこちで作られています。ホルモンはそれぞれが違う働きをしており、消化吸収、循環、呼吸、免疫、代謝などの体の調節を行っています。50mのプールに対してスプーン1杯というくらいの、ごくわずかな量で強い効果があるので、常に一定量に保たれるように体内で調節されています。多すぎても少なすぎても体によくありません。そして、ホルモンが作用する細胞には、ホルモンを受け取る受容体があります。ホルモンにはたくさんの種類がありますが、今日はアンチエイジングに大きく関わるホルモンをいくつかピックアップしたいと思います。成長ホルモン成長ホルモンは、脳の下垂体前葉で作られ、全身に運ばれます。骨の伸長、筋肉の成長、脂肪代謝の促進、血糖値の安定、代謝の促進、免疫力の回復、精力増進、睡眠の質の改善など、あらゆる若返りに大変な効果があることが分かっています。美容的にも、髪を増やしたり、なめらかでハリがあり瑞々しい肌に回復させます。すべての動物で成長ホルモンは加齢と共に減少します。人間は21歳から31歳までの10年間で14%減少し、血中の成長ホルモンは20歳で500μg、40歳で200μg、80歳では25μgと低下していきます。ところが最近の研究では、成長ホルモン分泌は回復が可能で、いろいろな方策で分泌量は若者の細胞と同じくらいに出来ることが分かってきました。成長ホルモンを回復させた高齢者は、皮膚の厚さが7.1%増加し、66%以上の方が肌のきめ細かさや弾力性が回復したと言い、61%の方のシワが減り、38%の方に新しい髪が生えたそうです。コラーゲンやエラスチンも増加したそうです、筋肉に負荷をかけるトレーニングをすると、成長ホルモンを大量に出す事が出来ます。トレーニングをすると、筋肉の中に「乳酸」や「一酸化窒素」がたくさん蓄積しますが、これらの物質が脳下垂体を刺激して、大量の成長ホルモンが分泌されるのです。成長ホルモン分泌に関しては、スクワットなどの下半身のトレーニングがもっとも効果的だと言われています。そして走るなら長距離走よりは、週に2回以上の短距離走のほうが効果があるようです。成長ホルモンの分泌を促進するものに、アミノ酸のアルギニン、オルニチンなどが知られています。精 液の80%はアルギニンで出来ているので、アルギニン欠乏は不妊症につながります。そういう意味でもアルギニンは重要です。アルギニンが多く含まれるのは湯葉、鰹節、高野豆腐、きな粉、ゴマ、しらす干し、そらまめ、カシューナッツ、クルミ、伊勢海老、ほしのり、アーモンド、車エビ、エンドウ、ピスタチオ、油揚げ、ココア、納豆、卵、魚類や肉類です。アルギニンはご存知、アンデス芋のマカにも多いですね。オルニチンはしじみやキハダマグロ、ヒラメなどに多いです。また、ウェイク・フォレスト医科大学のウイリアムソンタッグ教授らは、中程度のカロリー制限食の実験を行い、カロリー制限食をした月齢26週の老年ネズミの成長ホルモン量は、若い対照群のラットとまったく同じだったことが分かっています。それから成長ホルモンの70%は睡眠中に分泌されますので、質の良い睡眠をしっかりとることも大切ですね。DHEA(デヒデロエピアンドロステロン)「すべてのホルモンの母」と呼ばれる副腎から分泌されるホルモンで、直接これ自体がホルモンとして働く以外に、テストステロン、エストロゲンなどの性ホルモンにも変化します。DHEAは分泌されると血液中に流れ、細胞で男性ホルモン、女性ホルモンに変換されますが、何に変換されるかは、性別や体調、年齢によって変わります。25歳をピークに分泌は減少し、75歳頃にはピーク時の10%~20%くらいに低下します。免疫を高めたり、血糖を改善したり体重を減らして脂肪を筋肉に置き換える、ストレスへの対処力が上がる、外見が若々しくなるなど、かなりの若返りホルモンと言われています。ただサプリメントで摂ると、ひげが濃くなる、ニキビが増える、汗をかく、肝臓に良くないなどの副作用が指摘されています。DHEAのサプリは南米の山芋から採取されたジオスニゲンという成分で出来ているので、同じ成分が含まれる日本の山芋、長芋、大和芋、自然薯などを食べるくらいがいいのかなと思っています。山芋や長芋にはアルギニンも多いので、成長ホルモンの原料にもなりますから、DHEAを抜きにしてもアンチエイジングにはよいと思います。エストロゲンエストロゲンは卵胞ホルモンのことで、女性が女性らしくいるためのホルモンと言えます。女性らしい体を作り、お肌にハリとうるおいを与え、髪を美しくし、妊娠に備えて子宮内膜を厚くします。骨の破壊を防いだり、コレステロールを低下させたり、動脈硬化を防ぐ働きもあります。エストロゲンは卵巣で育つ卵胞から分泌されています。原始卵胞は200万個くらい持って生まれてきますが、どんどん排卵しますし、加齢と共に減るばかりですし、卵の質も落ちます。40代半ばになると、どうしても分泌が減っていき、やがて閉経します。閉経したのちは、量はかなり減りますが副腎で分泌します。女性が一生のうちに分泌する量は、約スプーン2杯分ですが、わずかな量でも絶大な力があるんですよね。エストロゲンを出せと指令する脳下垂体ばかりが、出せ出せと指令しても、卵胞が減ると出すものも出せませんので、脳下垂体を支配している視床下部に影響が出て、ここが自律神経の中枢だもんだから、のぼせやうつ、不眠、集中力の低下なんかが出る場合があるのです。現代は初潮が早まり、出産年齢は高齢化し、平均寿命は延びていますが、妊娠能力の低下が始まる平均年齢は31歳で、不妊開始平均年齢は41歳、月経不順開始平均年齢は46歳で、閉経年齢の平均は50歳~51歳です。時代が変わろうと、ここは何もかも、実はあんまり変わっていないのです。こうしたホルモンの減少を緩やかにしたり、閉経後の女性度アップとしても、エストロゲン様物質が多かったり、ホルモンを増やしてくれたりするものとして、マカや黒ザクロ、亜麻仁油、大豆イソフラボンなんかは以前からよく書いていますが、そのほかの注目しているハーブを書いてみたいと思います。すみません、またまたたくさん書いたために、一度にアップ出来ませんでした!後編に続きます!!
2013年11月07日
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みなさん、こんにちは。怒涛のようなファンデーション関連イベントが終わり、今週は一息ついています。ほんとに風邪はほぼ一日で治っていしまい、トークイベント当日は喉も治り、症状がゼロというかなり驚異的な回復をみました。あれって根性なのか?、それともプロポリスなどの作戦のおかげなのか?、はたまた両方なのか、自分でもかなり驚きました。↑マスコミ向けイベントの時、なんと工藤公康さんが花束を持って奥様と来て下さってびっくり!!工藤さんが球界一のアンチエイジングスーパーヒーローで、47歳まで現役投手を続けてこられた陰には、奥様の雅子さんの野菜中心の抗酸化食やプチ断食法があることは有名ですが、奥様が私の本や化粧品を気に入って下さって、一昨年ある食事会でお会いしてからのご縁。最近は報道ステーションで解説者、スポーツキャスターとしても活躍中の工藤さん。ロケが多く、TVだと帽子をかぶれないので、現役の時より日焼けしてしまい、これ以上焼かないように言われていてるとのことで、白浮きしないうちのサンスクリーンを買っていって下さったようです。TVではテカらないためにドーランも塗らないといけないそうなんですが、新発売のファンデの一番濃いやつを使ってみるって言って下さって。これは、別の側面でも報道ステーションから目が離せないなぁ(笑)さて5月のGWに沖縄に行った時、UAさんや根本きこさんなど数人のご家族がキャンプをしているやんばるの奥地に、ちょっとだけお邪魔したのですが、ほんの2時間くらいしかいなかったのに、うちの息子が子供たちの中に最初から溶け込み、素っ裸で川に入ったり、かなり高い木にガンガン木登りをしているのを見て、私は目を丸くしました。普段からまったく人見知りせず、ものすごいフレンドリーな子なのは知っていますが、あのやんばるの森の中の遊びに、速攻でなじんでいるのを見て、さすがにびっくりしました。私は子供の頃、超人見知りだったため、私に似なきゃいいなぁと思ってはいましたが、ここまで似ていないとは、、ほんと子供って親とは別ですね。うちの息子のこの超フレンドリーな天真爛漫さにはUAさんにも驚かれて「あの子はすごい開いてる。あんなに開いているのはちょっとすごいね」と。で、子育てで何か気を付けていることはある?と聞かれたのですが、まぁ息子の場合は持って生まれた性質が9割なんじゃないかなぁ。私は仕事ですさまじく忙しいし、決して子育て法なんてのを語れるようなたいした母親ではありません。でも、何を気を付けているかなー?と、あれからちょっと考えてみましたので、少し書いてみたいと思います。まず、私は息子をよく抱きしめます。小学二年生になった今も、帰ってきたら抱きしめ、膝の上に乗せて本を読んだりTVを見たり。一緒にお風呂に入り、一緒に人生ゲームやウノやチェスをやって、ほっぺにチューして、常にベタベタしています。学校の後も学童保育に行っているので、決して一緒にいる時間は長くはありませんけどね。あと「愛してるよ」って1日10回くらい言います。言おうと思って言っているわけじゃないんですが、なんでしょう。動物的な感じで、とにかく言わずにいられないと言うか、、、感極まって「愛してる!」って言って抱きしめないといられないというか、、、あと2歳の頃から「死」というものを教えています。人間は必ず死ぬんだよ、かーちゃんのほうが年が上だから、通常は先に死ぬんだということ。病気したり事故したりしたら、子供でも若くても死ぬことがあること。殴ったり叩いたりしたら、怪我して血が出て、やっぱり死ぬことがあること。最初は死が怖くて、こういうこと言うと泣いたり怖がったりしました。私が寝ているだけで死んだかと心配したり、車で夫が寝ないか見張っていたり。でも7歳の今は、そう簡単には死なないだろうと分かってはきています。だけど、死を教えたせいか分かりませんが、とっても私をいたわってくれますね。まだそこまで老いてはないんですが(笑)具合の悪い友達にも親切です。もう1つは神様と閻魔様(笑)誰も見ていなくても、神様と閻魔様は見ていて、嘘ついたり悪いことしたら、全部見られている。見つからなかった悪いことは千倍になって帰ってくるよ。まだ見つかった方が1倍になって帰るだけだからマシってやつですね。こういうのは、もう子供の頃は洗脳でいいと思っています。でも何より、子供は親を見て、親を手本に育つから、子供にこうなってほしいと思ったら、まずは自分がそうならないといけないという、重要課題。でも嘘ついても子供はすぐ見抜くから、ええかっこしてもダメだし。だからダメなところも含めて、正直でいること。だけど良くなろうと努力している姿を見せることだなーと思います。いろいろ書きましたが、まぁ私がやっている一番の子育ては「抱きしめること」「愛している」って伝えること。ほとんどこればっかりです。他のことは先生もやってくれるけど、こればっかりは親が一番の適任だろうと。抱きしめると「オキシトン」というホルモンが、抱きしめたほうにも、抱きしめられたほうにも出てくるそうですね。オキシトンは出産後に母親が我が子を見たり、泣き声を聞いたり、抱きしめたり、おっぱいを吸われる刺激によって出てくるホルモンとして有名で、その結果母乳が出てきます。「愛着」にも関係していて、オキシトンの量によって、子供の面倒見が違うことも分かっていて、これは人間だけではなく、羊やネズミでも同じです。ところが現在では、このオキシトンは出産や子育て中だけじゃなく、そして女性だけでなく男性の脳にも分泌されており、人間の信頼感、幸福感に関係するホルモンだと分かってきました。オキシトンが出てるとベータエンドルフィンという快楽物質も脳から分泌され、幸せ感があるのです。人間関係を健全に保ち、他者に共感を持ち、ストレスを軽減させ、絆を深める作用があります。男女間の愛情を深めるだけでなく、友情や家族愛などにも深く関わっているそうです。授乳以外にどんな時に、このオキシトンが分泌されるかと言うと、、、●抱き合う時、抱きしめられる時●子供やペットを抱きしめる時●心を許せる人にマッサージをされたり、逆にマッサージをしたり、肌に触られる時。こうしたスキンシップ以外にも、相手との強い信頼感に満ちて、愛に満ち足りていると、ものすごく脳の視床下部でオキシトンが分泌されるそうなんですね。親とのスキンシップが多い子供は、オキシトンが出やすいので、ストレスに強く、人を信頼しやすいそうです。赤ちゃんへのベイビーマッサージなんかも、とてもいいそうですね。わたしもオイルでやりました。息子はキョトンとしていましたけど、今でもうっすら覚えているようです。どんな安産の子供にも、生まれ来るときのストレスによる「バーストラウマ」があると言います。ベイビーマッサージはバーストラウマを癒すと言われています。オキシトンが、いかに「他者への共感」を高めるかを証明した2つの実験があります。Paul J. Zakというアメリカの神経経済学者が行った実験では、合成オキシトンを注射された人たちは、プラシーボ(偽薬)を注射された人たちより、困っている他人に多くのお金を寄付することに同意したそうです。また、チューリヒ大学のエルンスト・フェール教授率いる研究チームが、178人の健康な男子学生を対象に投資家ゲームを行い、受託人への「信用」を測る実験をしたそうです。この結果、オキシトシンの鼻スプレーを嗅がされた男子学生の45%が最高額のお金を投資し、最高の信用度を見せたそうです。でも、このスプレー悪用されたら怖っ!(笑)オキシトンはこういった感情的なことだけではなく、実はダイエットにも関係することが近年判明。オキシトンを体内に投与すると、食欲低下と脂肪燃焼を促して体重を減少させる効果があることや内臓脂肪と高血糖に効果を与え、肥満症の改善にも有効であることが分かってきており、オキシトシンは年齢や性別に関係なく摂食中枢に働く重要なホルモンだそうです。オキシトンがたくさん出ていると、気持ちもハッピーで、視床下部も活性化して女性ホルモンも分泌されます。女性ホルモンでお肌もツヤツヤ、そして脂肪も燃焼して肥満にもさよなら出来る、かなり素敵なホルモンです。オキシトンは、ストレスや不安が多く、イライラしていると分泌が悪くなります。オキシトンの分泌が悪いと、なかなか人を信じることが出来ません。この反動でストレスをお手軽に軽減しようと、甘いものに走ってしまうこともあります。オキシトンのためにも、スキンシップってやっぱり大事ですね!!↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2012年05月25日
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みなさん、こんにちは。更新が遅くなってすみません。いやー、本を完成させるって、今さらながら大変な作業ですね。やっと今日、第2校の赤字(訂正)を出したのですが、見るたびに直したり追加したくなっちゃうので、エンドレスです。きりがないので、どこかで「えいっ!」と思いきらないといけないのですが、なかなかこれが難しいところです。でも、いよいよもう印刷所に入りますので、私の手を離れました。あとは、たくさんの方に手に取っていただけるよう、面白いと言っていただけるように祈るばかりです。さて、さっそくですが前回の続きです。臓器の中でも、かなり老化が早いと言われる卵巣。肌のハリや、つややかさ、バストのハリを保つ、髪の美しさ、骨の丈夫さ、動脈硬化予防など、女性の美しさと健康を司っている女性ホルモンを出しているところですから、もう出産しない予定の方にとっても、高齢出産を考えている方にとっても、卵巣のアンチエイジングは大切です。私たちが生まれた時、私たちの卵巣には200万個くらいの原子卵胞という卵子の元になるものがありました。この原子卵胞は、その後増えることはなく、私たちと同じだけの年齢を重ねています。原子卵胞は自然に減少もしますし、初潮を迎えてからは毎月20個の卵胞が育ち、そのうち一番成長した卵胞が排卵し、あとのものは退縮してしまいますので、卵胞は毎月数百個くらいずつ減少していくようです。肌のハリ、ツヤ、髪の美しさ、卵胞を発育させ、子宮内膜を厚くさせる女性ホルモンのエストロゲンは、他ならぬこの卵胞から分泌されるのです。その後卵胞が育ち、ここから無事卵子が飛び出して排卵すると、今度はこの卵胞が黄体組織に変化して、黄体ホルモンのプロゲステロンを分泌します。プロゲステロンは、子宮内膜を受精卵が着床しやすく更に厚くさせ、妊娠を維持させるよう水分を保持させ、皮脂を増やし、食欲の増進に働きます。プロゲステロンが多く分泌している時は、そのためむくみやすく、ニキビが出やすくなります。精子と出会わなかったり、うまく着床しなかった場合は、その後子宮内膜が剥がれて生理になり、エストロゲンもプロゲステロンも一気に減り、肌は乾燥気味になります。年齢と共に卵胞の数は減り、平均45歳で卵胞数は数千個になり、こうなると月経不順になってくる方も出てきます。50代になると卵胞数は1000個以下になると言われています。卵胞数が減るごとに、妊娠することがだんだんと難しくなってくるわけです。そして女性ホルモンを分泌しているのは卵胞ですから、当然エストロゲンもプロゲステロンも減少します。でも卵胞がなくなったら、閉経後にエストロゲンがゼロになるかというと、そんなことはなく、量はかなり減りますが卵巣の代わりに副腎でちゃんと分泌されます。しかし、卵巣でのエストロゲン分泌が急に減ってしまうことは、更年期障害を重くしますのでやっかいです。やはり卵巣機能の老化は、なだらかに、ゆるやかに、出来るだけアンチエイジングしたいもんです。というか、更年期の心配の前に妊娠だ!という方もいると思います。卵巣の老化を予防するために、まず第一に大切なこととして、骨盤の歪みと冷えを改善して、骨盤内の血流を良くすることの大切さについて、いろいろなドリンクやサプリメントと共に前回書かせてもらいました。今日は、それ以外で卵巣のアンチエイジングに良いと思われることをまとめていきたいと思います。★毎日だいたい決まった規則正しい時間に食事をすることペンシルバニア大学の研究チームで、ショウジョウバエを飼育して普通にエサを与えた群と、通常の時間とは異なる時間にエサを与えた群で1日の平均産卵数を比べた実験で、異なる時間にエサを与えられた群は、正常な群より産卵数が低下したそうです。これにより、生き物の身体に備わっているサーカディアンリズムが生殖能力に影響を及ぼすのではないかと言われています。★成長ホルモンは、卵巣の機能を向上させる若返りホルモンと言われる成長ホルモンですが、卵胞の発育を促したり、卵巣からの女性ホルモンの分泌をよくしたりする働きもあるそうなんです。脳下垂体からの「女性ホルモンを出せ!」という指令に対する、卵巣の反応も良くするのだとか。成長ホルモンについては今度の私の本にもさんざん書きましたが、睡眠時に7割、そしてゆっくりとした筋力トレーニング時にも分泌されることが分かっています。睡眠後の最初の3時間に多くの成長ホルモンが分泌されるので、この時間をいかに熟睡できるかが重要です。寝る時間が遅いと分泌が悪くなるので、早めに寝ることが一番。★メラトニンには卵巣の保護作用もあるよりよい睡眠に必要なメラトニンですが、卵巣を保護する作用もあるそうです。メラトニンはセロトニンを原料に体内で作られるので、朝はしっかり太陽の光を浴びたり、腹式呼吸をしたり、ウォーキングをしたりして、しっかりセロトニンを分泌しましょう。★マカを飲むアンデス芋のマカについては、これまでも何度か書いていますし、以前から時々飲んでいますが、アミノ酸スコアが80で、成長ホルモンの原料のアルギニンが多いし、卵巣の機能を調整してくれるようです。受胎能力を高める必須アミノ酸のリジンや亜鉛が多いということもポイントだと思います。男性の精子の数や運動率を向上させる効果は有名ですが、ペルーでの動物実験ではマカを与えたマウスの方が明らかに多くの子供を産んだという実験結果が出ているようです。★カロリー制限サーチュインという長寿遺伝子をONにするとして、アンチエイジング界の話題を独占中のカロリー制限ですが、高齢の卵子の質を改善することが、アメリカのハーバード大学の医療関連施設であるマサチューセッツ総合病院の研究チームの動物実験で証明されました。「生殖力の最も高い年齢にある若い雌マウスと生殖年齢後期の高齢の雌マウスを2つのグループに分けて、一方には、好きなだけエサを与え、もう一方には、総摂取カロリーを通常の70%に制限したエサを与えた。その結果、好きなだけエサを与えた高齢雌マウスの排卵された卵子の数や受精率は年齢相応に低下したものの、カロリー制限された高齢の雌マウスでは、加齢のよる影響がみられず、若い雌マウのそれと同等であることが分かった。この結果から、カロリー制限は雌の高齢マウスの加齢による染色体異常などの卵質の低下を防ぐことがわかった。」しかしこれは何度も書いているように、適切な栄養バランスを保ったまま摂取カロリーだけを減らしているので、食べなきゃいいということではありません。むしろダイエットは女性ホルモンの敵です。それから人間の場合はカロリー制限は、80%くらいでいいのではないかと言われています。これも、あくまでも満腹に対してですから、要するに腹八分目ということです。★喫煙は卵巣の老化を早めるアンチエイジング全般に良くない喫煙ですが、女性ホルモンや卵巣にとっても最悪だということが分かっています。女性ホルモンの中でもエストロゲンの分泌が減少する。卵巣の中の卵胞の発育が悪くなる。月経不順になりやすい。不妊の率が非喫煙者に比べて約2倍高い。閉経年齢が1.5~2.5年早くなる ★中医学や漢方で卵巣の働きを良くする、精をつけて若返り効果があるとされている食材うなぎ、ホタテ、あさり、サザエ、山芋、オクラ、松の実、クコの実、クルミ、ナツメ、キクラゲ、黒豆★性ホルモンの原料DHEAは運動でも増えるDHEAは副腎皮質で女性ホルモンと男性ホルモンの原料になります。副腎皮質の判断で、それらの性ホルモンが足りない場合、分泌を増やす効能があるのです。ただし、これは若い方には効果がなく、高齢でDHEA濃度が低い場合などに効果があるようです。アメリカでは大流行のサプリメントですが、飲みすぎると男性ホルモンが増えて体毛が濃くなる、黄体ホルモンが増えすぎて逆に妊娠しづらくなる、飲む時間が夜間だと不眠になるなどの副作用もあるので注意も必要。日本では医薬品としてしか扱われていません。ところが、DHEAは運動でも、安全に増やせることが分かっています。運動不足の40代女性で、40分の筋力トレーニングや、週3回のウォーキング2か月継続で20%~30%もDHEAが増加することが確認されているようです。★マイナス水素イオンサプリを飲む以前も1度書きましたが、2009年東京大学で行われた「第13回日本統合医療学会」で発表された女性アスリート11名がマイナス水素イオンサプリを毎日1カプセル飲んだ実験です。4週間後に女性ホルモンのエストラジオールが平均して189%増加し、12週間後には256%増加したそうです。エストロゲンには3種類あり、80%を占める善玉エストロゲンがエストラジオール。その他はエストリオール、それから乳ガンなどの婦人科系ガンに関係が深いエストロンです。水素サプリは、悪玉女性ホルモンと言われるエストロンは増やさず、エストラジオールだけを増やしたというのがいいですよね。男性アスリートも同じように実験を行いましたが、男性は女性ホルモンが増えるということはないようです。この効果は、水素が脳下垂体を活性化して、全身のホルモンが値が正常化したのではないかということですが、水素は分子量が小さくてどこにでも入っていけるから、卵巣機能も活性化しているんじゃないのかな。私はもう2年、水素サプリを毎日欠かさず飲んでいます。今は美的水素を2カプセル。今のところ生理不順はいっさいなく、毎月29日周期できちんときますが、どこまでこのままいけるのかなー?卵巣のアンチエイジングは究極のアンチエイジング!女性ホルモンは適度に分泌していたい!!↓応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2011年10月07日
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みなさん、こんにちは。すっかり秋らしい空気になってきましたね。私は、表紙の撮影も無事終わり、初校の赤字も送り、ちょっと一息ついています。今回メイクを担当して下さったMIMCの太島さんは、ほんとに面白い方で!(笑)撮影現場をとっても盛り上げて下さいました。メイクも、全部MIMCでやって下さって、ケミカルフリーで嬉しかった!雑誌の撮影だけでなく、ショーとかCMなどの映像とかも、全然MIMCでいけちゃうんですって。ライトや汗でも、そんなに崩れないんですね。私も撮影に3時間かかりましたが、ほとんど化粧直しなしでテカらずでした。前回の小松さんのメイクは、かわいい感じにしてくれましたが、太島さんの今回のメイクは大人っぽいというか、シャープな感じがしました。チークはふんわりなんですが、アイメイクがツタンカーメンっぽいというか(笑)またちょっと違うので、見てみて下さい。お楽しみに!本は10月25日発売予定です。さて、今日は卵巣の老化防止について書いてみたいと思います。女性の更年期は45歳くらいから始まると言われまして、閉経の平均年齢は50歳くらいとされています。もちろん、人によって個人差がありますので、閉経がもっと遅い方も、逆に早い方もいます。いつまでも女性ホルモンが多く分泌されていると、それはそれで婦人科系のガンなどのリスクもありますから、適度なところでフェイドアウトしたほうが健康のためにはいいのですが、早期閉経は避けたいですし、急激なホルモン分泌低下は更年期障害を重くします。出来るだけ、卵巣の老化をなだらかにして、いい感じでフェイドアウトすることが出来たら、美容のためにもとってもいいと思うんですよね。女性ホルモンの分泌指令は、脳下垂体がやっているのですが、実際女性ホルモンを分泌している場所は卵巣です。ストレスなど、脳のほうの問題でホルモンバランスが悪くなることも多いですが、更年期で生じる女性ホルモンの分泌低下は、脳下垂体は指令をガンガン出してるんだけど、卵巣が老化しちゃって分泌出来ない、だから脳下垂体がもっと出せ出せと指令を送りすぎて、脳下垂体を支配している視床下部にまで影響が出て、自律神経がおかしくなっちゃうというメカニズム。卵巣の老化現象は、30代の後半からすでに始まっているのだそうです。ガビーン!!今は平均寿命も延びて、結婚年齢や出産年齢はどんどん上がっています。見た目が若い女性も増えて、昔の40代と今の40代では全然違います。なんとサザエさんは24歳だし、フネさんは漫画では48歳ですからね!今でいうとサザエさんは多分30代後半から40代前半、フネさんは60以上な感じですよね?しかし、それでも卵巣だけは、やっぱりどうしても老いるのです。卵巣と子宮は体の中ではかなり老化が早い臓器の1つで、理由としては毎月排卵や生理という激しいターンオーバーを繰り返しているからだそうです。30代後半から卵巣の老化が始まっている上、卵子は女性が生まれた時点ですでに200万個存在し、私たちと一緒に年を重ねているわけです。それなのに、出産年齢だけが上がっているので、なかなか体が言うことを聞いてくれないという状況が、現代の日本には増えているのかなと思います。私も36歳初産で、あの頃高齢出産だと言われましたが、今では別に珍しくありません。去年の日本の初産の平均年齢は29.9才。昭和50年25.7歳、昭和60年26.7歳、平成7年27.5歳、平成17年29.1歳とどんどん上がっています。今年は30歳を超えるんじゃないのかなー?30代後半で出産を考えている方にとっても、女性ホルモンの分泌を良くして、肌のハリと髪の美しさを保ちたいと思っている方にとっても、卵巣のアンチエイジングは、これからの日本女性の重要なるテーマですよね。そこで、卵巣の老化防止と女性ホルモン分泌、それから高齢出産予定の方のために、やっといたほうが良いと思われる古今東西、有効な食べ物や、日々の過ごし方について少しまとめておきたいと思います。●体を温める!骨盤内の血流が悪いと、卵巣や子宮の老化を促進し、妊娠しにくいと言われています。冬は特に毛糸のパンツや腹巻などで、骨盤周辺を冷やさないようにしましょう。ただ、ガードルなど、リンパや血管を締め付ける下着は逆に血流を阻害することもありますのできつい下着はつけないようしたほうがいいです。椅子に座りっぱなしというのも、骨盤内の血流を悪くします。仕事中でも出来れば1時間に1度は立ち上がって歩きましょう。また、骨盤の歪みは、そこから出ている骨盤内臓神経を圧迫して、内臓の機能低下を招いたり冷えを助長することもあります。うちの患者さんでも、結婚後10年以上妊娠できなかった方が、骨盤の歪みを整えたことで40歳目前という高齢で初産で妊娠出産された方が何人かおられます。骨盤の歪みを自分でもある程度調節できる、ストレッチ(私の本「アンチエイジングの鬼プレミアム」に載っています)やヨガやチベット体操などをするのも良いと思います。●体を温め、血流を良くする食べ物を食べる!根菜類や、味噌汁、ねぎ、玉ねぎ、ニラ、シナモン、にんにく、黒ゴマ、生姜などが体を温める食べ物だと言われています。特に金時生姜には、ジンゲロールやショウガオールなどが普通の生姜の6倍くらい含まれているので、毛細血管の血流をすさまじく良くする働きがあります。風邪にも効くので、お茶にティースプーン1杯入れて、梅干し入れてどうぞ!もう1つがフランス海岸松樹皮エキス(ピクノジェノール)です。ポリアントシアニジンという強力なポリフェノールが含まれているせいで、とにかく血管内のサビ取りに優れ、毛細血管の血流改善にものすごく効果があると言われています。子宮内膜症の痛みも軽減するそうです。血流改善と言えば、忘れてはならないのが宮古島のビデンスピローサ茶です。こちらも、血液循環を良くしたり、抗炎症作用、抗アレルギー作用などが高いので、冷え性でアレルギーもあるという方におススメです。血流を改善し、体を温める作用があるので、おっぱいの出を良くすることで有名なタンポポコーヒー。私も授乳中お世話になりましたが、最近また時々豆乳入れて、オリゴ糖入れてよく飲んでいます。タンポポの根を焙煎したもので、ノンカフェインだけど味はコーヒーもどきでおいしい、脳下垂体を直接活性化してホルモン分泌を促す効果もあるそうで、母乳育児の方以外にも。もう1つ、体を温めると言うのとはちょっと違うのですが、卵巣の若返り効果があり、卵子の質を高めると言うことで民間療法で有名なのが、ルイボスティーです。とにかく、活性酸素を除去するSOD作用が高いお茶で、ノンカフェインでミネラルも多いです。ルイボスティーの抗酸化力について卵巣の老化防止につて、まだまだ書きたいことがあるのですが、今日はドリンク系で終わってしまった~!続きはまた次回!卵巣をアンチエイジングして、女性ホルモンを適度に分泌したい!!↓応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2011年09月29日
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みなさま、お元気ですか?息子に頬ずりする至福のひとときのあほ顔写真です。どこ見てんだろう?(笑)この頬になりたいっ!さて昨日は寺田本家さんの酒蔵に行ってまいりました。あまりにすごかった!すごいものをたくさん見ました。このお話は、また次回じっくり書くつもりです。先週は休みの日に雑誌の撮影が2つありまして、その1つはなんと「Ray」でした。読者層は18歳~23歳ということで、「足痩せ緊急ダイエット ミニミニ足を即効ゲット」特集。いつもは健康雑誌が多いので、このあまりにも若い世代のイケイケなファッション雑誌のノリに、はたしてついていけるのか?とびびっていましたが、かなり楽しかったです。↑撮影風景です。足痩せのためのエクササイズとマッサージの監修だったのですが、モデルさんは手足が長くてとってもかわいい人でした。発売は2月。このマッサージとエクササイズは、かなり効果絶大なものなのでRay世代じゃない方も、ぜひ読んでみて下さい。発売されたら、また告知します。さてさて、先日より探求している卵巣および、間脳の若返りについて。少し復習しますと、、、、、、●女性ホルモンを分泌している卵巣に「ホルモンを出せ!」と指令を出しているのは間脳。●この間脳はアセチルコリンで若返るので、アセチルコリンの原料であるレシチン(大豆製品)は欠かさず摂りたい。●アセチルコリンを合成しているのは「コリンアセチルトランスフェラーゼ」という酵素で、アセチルコリンが増えすぎても問題があるため「アセチルコリンエステラーゼ」という酵素によって分解されている。●「コリンアセチルトランスフェラーゼ」を活性化する食品があり、逆に「アセチルコリンエステラーゼ」を阻害する精油というのがある。ちょっとややこしいですが、ここまではOKですか?さてコリンアセチルトランスフェラーゼを活性化する食品は、ブラジル北部のアマゾンでとれる「ガラナ」なんです。ガラナはアマゾン原産の木で、丸い赤い実をつけ、熟すとはじけて中から黒い種が現れます。薬効は主にこの種にあるんです。南米の先住民は古くからこの種をペースト状にして食品や薬品に使用してきたそうで、神秘的な効能や言い伝えがいろいろ残されている伝説の植物だそうです。ブラジルではガラナソーダとしてよく知られた国民飲料だそうで、日本ではこれまで滋養強壮というか、精力剤みたいな扱われ方をしてきたみたいですね。ところが興味深い事実を知りました。2002年3月22日の日本経済新聞の記事によると、鈴鹿医療科大学の鈴木郁功教授らのグループの実験で擬似的なアルツハイマー症状を起こさせたマウスに濃縮ガラナを投与し、半日絶食させた後、八方に放射状に分かれた通路の1つの端にだけ餌を置いた装置で、餌に到達するまでの時間を計ったそうです。通路は色によって識別可能で、餌がある通路を覚えるのが早いほど早く餌にあるつける仕掛け。実験では3日目以降に顕著な差が表れ始め、ガラナを与えた5匹のマウスは、他の5匹に比べて平均で約3分の1の時間で到達出来るようになったそうです。ガラナの成分が「コリンアセチルトランスフェラーゼ」を多く分泌させる働きがあるために、記憶力を促進させたことが原因とみられています。これはアルツハイマー病の患者さんにも有効である可能性が高いため、今後データをとると結ばれています。ガラナにはイソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェラニルアラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸など16種類ものアミノ酸が含まれているそうなんですが、なんといってもカフェイン、テオフィリン、テオブロミンなど、かなり神経興奮作用、血管拡張作用が高い成分が含まれています。一番気になるのが、カフェインがコーヒーの3倍だということ。うーん、カフェインは体からビタミンC、亜鉛、カリウム、ビタミンBを奪うといいますし、 空腹に飲むと胃にもよくないし、中毒性も高い上、DNAの複製を妨げるという説もあるし。特にパニック障害気味の人、妊娠、授乳中はやめといたほうがいいとされています。うーーん、コリンアセチルトランスフェラーゼの分泌は魅力ですが、ちょっと毎日飲むには刺激が強すぎるようにも思い、、、とりあえずたまに気合いを入れたい時に、空腹や夜は避けてガラナパウダー1gをブラックジンガーに入れて飲むことにしました。で、1日2回まで。味はあまりクセはありませんので、1gならほとんど味の変化は感じません。アマゾンハーブさて、次にアセチルコリン分解酵素である「アセチルコリンエステラーゼ」を阻害することで、アセチルコリンの濃度を上げることが出来る精油です。こちらのほうが、ガラナより手軽ですよね。何種類かあるんですが、注目したのはティートゥリー。こちらの記事をご覧下さい。エアアロマリリース近畿大学研究成果近畿大学の研究でティートゥリーの香りを嗅ぐ事で体内に入った精油の成分が血液によって脳に運ばれて、アセチルコリンエステラーゼを阻害することで、アセチルコリンが結果的に増えるんだとかで、これはそのティートゥリーからそのための特徴的な成分を抽出して他の精油もブレンドした特許申請中の精油みたいです。しかしニンチプラス、、、すごいネーミングだなぁ、、、、リラックスというよりは、目が覚めて頭がはっきりする香りなので、朝とか仕事前、仕事中など日中に嗅ぐといいと思います。アセチルコリンエステラーゼを阻害する精油は、他にもグレープフルーツ、ラベンダー、ハッカ、スパニッシュセージなどがあるそうです。スパニッシュセージについてはこちらのブログをどうぞもちろんアセチルコリンエステラーゼを完全に阻害してしまったら(完全に阻害するのは例えばサリン)、それはそれで問題です。というかえらいこっちゃです。精油はあくまでもゆるやかで適度な作用なので、生活の中にうまく使っていきたいですね。アセチルコリンを増やして、脳から若返るぞっ!!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年01月14日
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ゆっくりお正月休みを取らせて頂きまして、最終日の昨日は久しぶりに自分自身のカイロプラクティックの治療に行ってまいりました。左の骨盤がねじれ、頚椎6番と、あと上部頚椎の2番に歪みがありました。治療中もパソコン作業中も前傾姿勢が続くので、どうしても首が歪みやすく、カーブが消失しやすいのです。終わると首と足がすっきりして、とっても歩きやすい!!そればかりでなく、気分も晴れやかです。去年は忙しくてほとんど行けませんでしたが、今年は1ヶ月に1度は必ず治療に行くと決めました。特に上部頚椎の1番と2番は、前回お話した間脳にもかなり近い場所のため、上部頚椎の歪みは間脳にも影響を与えると言われています。いかん、いかん!2番なんか歪んでいる場合じゃありません!よりよき40代を迎えるためにも、歪みのない頚椎で行くことを誓いますっ!!さて、お知らせなんですが、今発売している「婦人画報」に私の記事が掲載されています。もう少し年齢が上の高級マダムな雑誌なので、今までパラパラと立ち読みしたことがあるくらいでしたが、取材のお話を頂いた時はとても驚きました。どうやら編集部の方々が、このブログを読んで下さっているそうなのです。どうもありがとうございます。「目指すはあきらめない女 パーツ年齢を操る」という大特集で、前田美波里さん、萬田久子さん、田中好子さんが、それぞれ「唇」「髪」「手」「首」の美しさを保つ秘訣について語ってらっしゃいます。その写真の美しいこと!萬田さんは1958年生まれだから50歳!田中さんは56年生まれだから52歳!前田さんは1948年生まれって書いてあるから、、、え?今年60歳?嘘でしょ?いやー、もう、ものすごいですね、この方々は。で、そのあとのページで「パーツ年齢を操るテクニック集」というので私が少し出てきまして、「ほうれい線を消し口角を上げる」、「ブルドック顔を解消」、「二重アゴを解消」の3つの顔の筋トレを紹介させて頂いています。良かったら見て下さいね!さてさて、前回書いた女性ホルモン減少問題です。女性ホルモンは肌にハリを与え、骨の破壊を防ぎ、余分なコレステロールもつきにくくしてくれているまさに若さの泉。もちろん過剰になりすぎると婦人科系のガンのリスクが上がるなど、マイナス面もあるため多ければいいというわけではありません。しかし30代後半から徐々に減り、40代後半で激減すると言われる女性ホルモンを出している卵巣をいかに若く保つか。そしてそのために卵巣に指令を出している間脳の若さをいかに保つか。これはやはり重要なテーマですよね。しかし最近では40代どころか20代、30代で更年期障害のような症状が起こる「若年性更年期障害」というのが増えているそうなんです。症状は疲労感、倦怠感、冷え性、生理不順などなど。卵巣は冷えを嫌います。薄着、締め付ける下着、効きすぎた空調、白砂糖、喫煙、骨盤や腰椎の歪みなどによっても血流を悪化させ、卵巣をはじめとする内臓は冷えてゆきます。しかも間脳は精神的ストレスや睡眠不足、過労の影響をすぐに受けてしまう場所なんです!間脳がやられると、女性ホルモンはもちろん、自律神経などいろいろな部分にダメージがきますので、やはり冷えとストレスには注意したほうが良さそうです。こういうひどい冷え性の方がたまに「生野菜を食べるとさらに冷える気がするのですが」とおっしゃる場合があるのですが、生の野菜を食べたから冷えるということはないと思います。ただ、生で食べる野菜は冷蔵庫に冷やしている場合が多く、冷たい食べ物を食べると生野菜に限らず内蔵は冷えます。こういう方の場合は、少し常温に戻してから食べる、そして味噌汁やブラックジンガーなど暖かい陽性のものと食べるなどすれば、気にならなくなってくると思います。あと、過激なダイエットなども、若年性更年期障害の原因になるので注意して下さい。前回書いたアセチルコリンを合成している酵素を活性化する食品や精油についてなんですが、これは現在取り寄せて試している最中ですので、また使用感や考えがまとまってからじっくりレポートしようと思います。今回は最近女性ホルモンのために、凝っているドリンクについて。それは、これです!↓本やブログにもちょこちょこご紹介している ルビアン ザクロエキス100%。ざくろはご存知のように植物性女性ホルモンエストロゲンが、植物の中でだんとつに多いことで有名です。ざくろにはエストロン、エストラジオールなどのエストロゲンが含まれていますが、種子に1番多いのです。しかし種子は苦いので、ジュースにする時は絞る前に取り除いてある場合がほとんど。それじゃ、効果は半減じゃないですか!ところがルビアンザクロエキスに使われてる黒ざくろという種類のざくろは、種子も苦くないため、種ごと、まるごと絞ってあるんですよ!その昔ペルシャでは黒ザクロは王室でしか栽培をしてはいけないと言われ、王家が独り占めしていたそうです。古代のペルシャ王室の女性達が、美容と若返りのために食べていたのがこの黒ザクロです。黒ざくろの種子にはなんと6種類ものエストロゲンが含まれています。無農薬だし無添加だし、ほんと言うことないザクロエキス100%で、嬉しい事にショ糖もゼロです。通常15cc程度を8倍~10倍に薄めたものを1日コップ1杯飲むのが効果的と言われています。私が今凝っている飲み方は、豆乳150cc程度に、ザクロエキスを大さじ1杯入れるんです。これ、ザクロの酸と豆乳が反応して、よーく混ぜているうちにドロッとしてきてまるでヨーグルトのようになってしまいます。味と食感は、まさしくザクロヨーグルトです!!本当においしいので、ぜひやってみて下さい。大豆イソフラボンも植物性エストロゲンなので、最強コンビだと思います。ちょっとお高いのもあるし、本格的に飲むのはやはり40代になってからにしようと思いますが、この飲み方だとあまりにおいしいので、ついつい飲んでしまう今日この頃です。ザクロで、女性ホルモンを活性化!しかし、おおもとの卵巣と、もっとおおもとの間脳も重要だっ!!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年01月08日
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みなさま、あけましておめでとうございます!新年のご挨拶が遅くなりましたが、今年も細胞と魂が共に美しく、元気であるように頑張っていきましょう!!いやーー、正直去年はあまりに忙しすぎて、自分をいたわる時間が非常に減ってしまいました。治療院も30日までやっておりましたので、お正月は少しゆっくりしようと思います。31日に煮しめだけは作って、例のごとく簡単おせちは1日に作りました。去年とあまり変わりばえしなくて、すみません(汗)今年ももちろんすべてにおいてお砂糖は使わず、栗きんとんも蜂蜜と玄米あめ少々で作り、黒豆は醤油とアガベシロップと蜂蜜で煮ました。紅白なますも味の母と紅芋酢と黒酢で。小女子もフライパンで乾煎りしただけ。かまぼこは無添加のものです。おとそはもちろん寺田本家の「むすひ」(MUSUBI)♪実は1月半ばに、寺田本家さんの日本酒造りの見学ツアーに参加させて頂くのです。こちらの現在の当主の方のご本も読ませてもらいましたが、かなり感動!お会いするのが、とってもとっても楽しみです♪鶴見先生のところの酵素サプリ以外で、食品の範疇と言える無添加の発酵サプリも去年からいろいろ試して吟味しているのですが、寺田本家の蔵つき天然麹菌で作られた発酵サプリもかなり良いです。だいぶ前にも少し書きましたがWAGの化粧品でもお世話になった北海道のS社長と、寺田本家の当主の方が二人で開発したという、偶然とは思えないご縁の深いサプリで、、、寺田本家さんについては、これらも含めてまたレポートさせて頂きますね。さて、私も今年いよいよ40歳になります。40代は、女性にとって30代とはまた違う大きな体の変化があります。それは女性ホルモンの減少という変化です。女性ホルモンは骨の破壊を食い止め、肌にハリを与えているコラーゲンやエラスチンを作る大元である繊維芽細胞を活性化しています。女性ホルモンが減ると、肌細胞が内側から萎縮してしまうんです。そして女性ホルモンは余分なコレステロールを溜めないようにする働きもあるため、減少すると太りやすくなる、心臓病のリスクがあがるなどの問題も出てきます。もちろんこれはどんな女性にも避けては通れない当然の体の変化であり、あまりに更年期障害の症状がひどい場合は仕方ありませんが、減ったからって過剰に女性ホルモンを外から投与すれば、今度は婦人科系のガンなどのリスクも上がってしまいます。だから無理に抗おうと必死になるのではなく、いかにこの体の変化をゆるやかに、そして変化の時期も極力遅く出来るか。これはアンチエイジングの鬼の今後の重要な研究テーマです。そうすれば、まず更年期障害も軽くてすみますし、老年になってからの骨粗しょう症になるリスクも下がります。このブログや私の本では体の酸化を出来る限り防ぐ抗酸化生活、顔の筋トレ、血液をきれいにする生活、腸をきれいにする作戦、美しい背骨を保つ生活、活性酸素をことさら増やすのを避ける生活提案、抗酸化食品などを紹介してきました。さて、残るは女性ホルモンです。これまでの通説では卵巣の老化が臓器の中で一番早いと言われ、間脳の性中枢でいくら女性ホルモンを分泌させる指令ホルモンを出しても、卵巣が老化しているせいで反応出来ず、女性ホルモンエストロゲン(卵胞ホルモン)を作れなくなってくるという話でした。この指令を出している「間脳」が自律神経の中枢と同じ場所であるために、自律神経のバランスが乱れて起こるのが更年期障害ということです。ところがこの説を覆しかねない実験が1960年に行われています。東北大学の九嶋教授の実験で、老化したマウスと若い成熟したマウスの卵巣を取替えたのですが、性周期があったのは老化した卵巣を移植された若いマウスのほうだったのです。九嶋教授は女性の性機能の低下は卵巣が衰えるからではなく、間脳の性中枢が衰えるために起こるという仮説を立てています。そして、蛍光顕微鏡で老化した間脳は茶褐色に見え、若い間脳は緑色の蛍光色に見えるという環境下で、老年マウスにローヤルゼリーを食べさせたところ、間脳が緑色の蛍光色に変化したそうな。まぁこれは、よくローヤルゼリーの販売サイトにも書いてあること。そう、そのせいで私も以前ローヤルゼリーを飲んでいたんですが。しかし間脳になぜローヤルゼリーがいいかというと、脳の神経伝達物質である「アセチルコリン」がたくさん含まれているからだそうです。しかしアセチルコリンはそのまま体に吸収されるわけもなく、いったん腸でバラバラに消化され、アセチルコリンの原料の一部になるだけのこと。ならばアセチルコリンの有効な原料は?というと、なんといってもレシチン!レシチンは分解されてコリンとなり、アセチルコリンのすばらしい原料になります。ビタミンCやパントテン酸と摂る事で、合成はさらにアップするんだそう。レシチンはむろん大豆に多く含まれています。我らがブラックジンガー黒大豆には100g中667mgもレシチン!女性ホルモンを活性化するイソフラボンも69.5mg。やはりアンチエイジング的に頼もしい飲み物ですね。アセチルコリンはアルツハイマー病の方の脳ではすごく少なくなっていることで有名ですから、認知症、アルツハイマー予防のためにもいいですよね。レシチンのサプリメントは、あの聖路加病院の名誉院長の日野原先生もなんと50年も欠かさず飲んでいるそうです。96歳、現役バリバリですからねー、やはりレシチンには何かあるとしか思えない!しかし鬼的にもっと追求すれば、、、、、アセチルコリンを合成しているのは「コリンアセチルトランスフェラーゼ」という酵素!アセチルコリンが増えすぎても問題があるため「アセチルコリンエステラーゼ」という酵素によって破壊されてもいます。調べていると、このコリンアセチルトランスフェラーゼという酵素を活性化する食品があり、逆にアセチルコリンエステラーゼを阻害する精油というのがあるみたいです。これは私達がよく知っている精油です。これを更にパワーアップさせた特許出願中のブレンド精油もあるそうで、、、ああ、ワクワクして止まらない!長くなりすぎるので、続きはまた今度書きますね。間脳をいつまでも若々しく!!そして内側からしぼまない!2008年も「アンチエイジングの鬼」をどうぞよろしくお願いします。人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年01月02日
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