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2013年11月22日
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みなさん、こんにちは。

アン鬼8周年記念プレゼントにたくさんのご応募を頂きましてありがとうございます。
ご応募は25日まで受け付けています。

さて、今発売している「美ST」のオイル美容特集に出ています。
まさかまさかの、おでこ全開のターバン写真まで撮られまして、ひえ~と思いましたが(笑)
よかったら読んでみて下さい。





さて、前々回のブログでホルモンについての前半記事を書き、途中になっていましたので、今日はその続きです。

まずはおさらいから。
ホルモンとは体の中でごくわずかの量でありながら、いろいろな情報を伝え、働いてくれている物質のことで、体の中には100種類以上のホルモン、またはホルモン様のものが見つかっています。


前回はそのたくさんのホルモンの中ら、成長ホルモン、DHEA、そして女性ホルモンのエストロゲンについて書いてきました。
女性ホルモンと言えば、エストロゲンのことばかり語られることが多いですが、プロゲステロンというものもあり、この2つのバランスが何より大切です。

自分の女性ホルモンのバランスがどうなっているのかを見るには、基礎体温を測ることがお薦めです。
基礎体温を付けるとエストロゲンが働いている低温期(生理後の約2週間)とプロゲステロンが働いている高温期(生理前の約2週間)があるのがわかります。

低温期から高温期に移る前に、陥落日といって体温がいったん下がり(人によっては下がらない人もいます)、排卵はこの陥落日か、そのあと体温が上がっていく途中で起こるのが一般的で、排卵直後に基礎体温が約0.5~1.0℃上昇します。
だいたい生理の初日から数えて14日前後で排卵します。



通常2週間前後であるはずの高温期が10日未満の場合はプロゲステロンの分泌が少なくなっている可能性があります。



通常の生理周期は25日以上38日以内なのですが、プロゲステロンが少ない場合、生理周期が24日以下になることもあり、プロゲステロンの低下で高温期が続かないと、子宮内で受精卵が育たず、これが不妊の原因となっている場合があります。
低温期と高温期の差がほとんどなく、低温期の平均と高温期の平均の差が0.3℃未満という方は、エストロゲンもプロゲステロンも少なく無排卵月経の可能性があります。



↑婦人体温計はこれがお薦めです。早いしグラフ書かなくていいのでラクチン。

女性ホルモンは、脳にある視床下部→下垂体経由で卵巣に指令が送られて分泌されますが、視床下部は自律神経のコントロールもしているので、ストレスなどの影響をすごく受けやすです。
ストレスがあると、卵巣機能が衰えていなくてホルモンのバランスを崩しやすいので、若くてもホルモンの分泌が悪くなっている方もいます。


エストロゲンの分泌が良くない時に助けてくれるエストロゲン様物質やエストロゲン生成に良い植物として、黒ザクロ、マカ、亜麻仁油、吉野葛、レッドクローバー、大豆などについてこれまで書いてきましたが、他にもいくつかあります。


マザーウォート
更年期障害の顔のほてりの回数や長さを減らすといわれます。

リコリス(甘草)
甘いハーブです。
含まれるステロイド様化合物は、エストロゲンの前駆物質であるエストラジオールとエストロンに変化すると言われ、更年期障害や月経痛にも用いられています。
ただ、エストロゲン様作用をする正確な仕組みはまだ究明されてないそうです。



シャタバリ

女性のホルモンレベルの正常化を助ける植物性エストロゲンと、免疫を強めストレスを軽減し早期老化を防ぐ滋養成分を含むことが確認されています。

オーガニックシャタバリ カプセル


エストロゲンは美容のためにも妊娠の為にも素晴らしい役割を持つ女性ホルモンですが、早い初月経と遅い閉経や少子化などでエストロゲンにさらされる期間が長いと、やはり乳がんになるリスクが増えることは間違いないようです。

ホルモン補充療法でも5年以上の服用で乳ガン発生リスクが約1.4倍と言うデータもあり、これに関しては、ひどい更年期症状と天秤にかけつつ、慎重に考えたほうが良いと私は思っています。

ほてりや乾燥などの、かなりひどい更年期症状の方数人にこれまでカウンセリングなどでお会いしたことがありますが、その時はオメガ3脂肪酸と黒ザクロの濃縮ジュース( ルビアン ザクロエキス )をおススメしました。





だから、出来ることなら、ホルモンの減少による不快症状は、こうしたフィト(植物)エストロゲンの力で乗り切りたいなと思いますね。

こうした植物由来のエストロゲンに関して、婦人科系ガンのリスクを増やしはしないかということに関して、時々質問を受けます。
フィトエストロゲンが種々の培養したガン細胞の実験でガンの成長を抑制すること、疫学的調査で人のガンの発生や増殖を抑えるといえることなどが多くの研究で発表されています。

ただ婦人科系のガンへの影響については現時点では十分な結論は出ていませんので、ハーブティーやジュースくらいなら良いですが、更年期でも不妊でもない方が「サプリメント」として高濃度のフィトエストロゲンを摂るのはやめたほうがいいと考えています。
特に子供や、ホルモンバランスの良い、婦人科系のトラブルのない若い女性には必要ありません。
婦人科系がんの予後や妊娠中や授乳中も摂らない方がいいでしょう。


エストロゲンの分泌を助けてくれる精油もあります。
クラリセージ、ローズ、ゼラニウム、フェンネル、スターアニス、バジル、イランイラン
エストロゲンの分泌が悪いと思われる方は、生理後の2週間にこういう精油でアロマテラピーをしたり、オイルに数滴垂らしてマッサージするのも良いと思います。





プロゲステロン

女性ホルモンの中の黄体ホルモンです。
卵胞が育って排卵すると、今度は残った卵胞が黄体組織に変化して、プロゲステロンを分泌します。
プロゲステロンは、子宮内膜を受精卵が着床しやすく更に厚くさせ、妊娠を維持させるよう水分を保持させ、皮脂を増やし、食欲の増進に働きます。
生理が始まるとプロゲステロンは一気に減ります。

最近このプロゲステロンが注目を集めています。
女性ホルモン分野の権威であるジョン・リー博士は、これまでエストロゲンの減少が原因とされてきた更年期障害も、過剰なエストロゲンが原因とされてきた高血圧、体脂肪増加、甲状腺機能障害、胸痛、子宮内膜癌、乳がんなども「エストロゲン」と「プロゲステロン」の不均衡によって起こると言っています。

要するにエストロゲンが減るのが本当の原因ではなく、エストロゲン以上に減ってしまうプロゲステロンによって問題が起きているというのです。


すみません、たくさん書きすぎまして、やっぱりいっぺんにUP出来なくて、後編に続きます!






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Last updated  2013年11月22日 14時29分52秒
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