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みなさま、こんにちは!秋ですねー、、、やっと草刈りして種蒔きしたのが約3週間前。大根、小松菜、ルッコラなど芽が出てきたものもあり、これからの成長が楽しみです。私は蚊に刺されるタイプなので、半袖で畑に出たら、この季節もめちゃ刺されます。それがちょっとつらいのですですが、土いじりは体内&体表静電気もアースもされるし、すごく癒されます。アースされると言えば、お風呂もです。もう25年入り続けているヒマラヤ岩塩入りのお風呂で、心底温まりアースされるのが秋冬は毎日の日課。プラス500mvくらいの水道水が、瞬時にマイナスに還元され、塩素もなくなる3億8千万年前の海の化石ヒマラヤ岩塩の温め力と、活性酸素を無害化する還元力にはすごいものがあります。この秋、リニューアルして更にパワーアップしますので、まだの方はぜひ体感してみてください。最近、私のインスタでは飼い始めて2か月の猫のリリーのことを、よくアップしています。シェルターから来た当初は、目やにをダラダラ垂らして、痒そうにいつも目の周辺を椅子やら壁らやにこすり付けて目の上の毛が禿げていた猫だったので、なんらかのアレルギーや皮膚炎持ちであることは確実でした。それを改善しようと、乳酸菌や酵母、地鶏、オーガニックのエサにしていたのは前回書いた通り。ただ、うちに来た当初の写真を見返してたら、今現在顔がすごくかわいくなってきているということに気が付いたんです。↑ね?だいぶ違うでしょ?別人ならぬ別猫でしょ?最初は目がもっと腫れてて細かったんですよね。目が開いてなかったんだと思うんですよ。毛並みもめっちゃよくなって、ビロードみたいです。猫もオーガニック生活で、顔が変わるんだなーと、つくづく実感しました。さて、前回書いた「糖化」。皮膚や筋肉、臓器、血管、髪の毛、骨など、水分を除いた体の構成要素の約43%はたんぱく質で出来ています。私たちの体の中にある43%のたんぱく質と、生きるためのエネルギー源である糖質、すなわちパン、パスタ、ピザ、ご飯、うどん、じゃがいも、砂糖、異性化糖など食事に含まれる糖質が体内で消化吸収され、私たちの体の中にある43%のたんぱく質と結びつくと、AGE(終末糖化物)という物質を作り、血管や内臓、脳、骨、肌などを劣化したたんぱく質に変えてしまいます。もう1つは食べもの自体に含まれているAGEが口から入り、これの約10%が代謝されずに体内に蓄積されて糖化を促進するという現象もあります。一番AGEが多いのはソーセージ、ベーコン、焼いた肉です。ポテトチップスとかフライドポテトとかチーズ、ピザにも多いです。焼く、炒める、揚げるという高温の調理法でAGEは爆発的に増えます。糖化は、酸化と並びエイジングの大きな原因とされています。一度生まれた劣化したたんぱく質AGEが元のたんぱく質と糖質に戻ることはありません。代謝はされますが、一部は蓄積し体を劣化させていきます。たんぱく質は種類によって、新陳代謝のスピードが違います。例えば血中のヘモグロビンの代謝は90日ですが、コラーゲンは長いもので20年も生まれ変わらないのです。体のたんぱく質の約30%はコラーゲンで出来ていますので、その間に相当AGEが蓄積されてしまいます。コラーゲン繊維の橋である「架橋」がAGE化しやすいのですが、悪玉架橋となると弾力性が失われるのですが、悪玉架橋を異物と判断して分解酵素が増えてしまい、正常なコラーゲンやエラスチンまで分解されやすくなるので、肌の本体が弱まりシワやたるみ、くすみが発生します。その他、全身に関わります。。。●AGEで、骨ももろくなる悪玉架橋の数が増えると、一見骨が硬く頑丈になったように見えますが、逆に柔軟性が奪われ、しなりに対する許容範囲が狭くなり骨折しやすくなります。●AGEで血管が老化する血管の悪玉コレステロールにAGEが結合しやすく、アテロームという固まりを作り、動脈の内側を厚くして動脈硬化が起こる。アテロームが破裂すると血栓が出来て脳梗塞や心筋梗塞の原因となる。●AGEはがん細胞の発生も招く細胞に蓄積すると、DNAのアミノ酸がAGE化し、DNA修復や細胞のコピーにミスが出てがん細胞の発生の原因となります。もちろん、前回書いたように抗酸化や抗光老化していれば、糖化もかなり防げるし、精製された炭水化物を極力摂らないことや、ベジファーストな食べ方も続けてきました。しかしこれを、もっとアクティブにせき止められないかというのは、長年のアンチエイジングの夢でした。緑黄色野菜に多いαリポ酸、ビタミンB1やB6をはじめ、カモミールや緑茶、シナモン、生姜などに含まれるフィトケミカルにも抗糖化作用がありますが、飲んで本格的に各方面のAGE生成を阻害し、分解をしてくれるものや、糖質の吸収を優しく妨げて糖化現象を起こさせなくする、凝縮した植物エキスのサプリメントがほしかったんです。約2年かかって、エビデンスのある無農薬や野生の世界各国の植物から選び続けてきました。それが、パラグアイのハーブ「パロアッスル」、ペルーのハーブ「ゼラニウムディエルシアナム」、タイの生薬「黒ウコン」、日本の「クマザサ」でした。なぜこんなに、世界各地の抗糖化ハーブを配合したかというと、AGEというのは100種類以上あり、そのハーブによって微妙に得意とするAGEが違うからです。全方位的に抗糖化出来るサプリを作りたかったんです。例えばパロアッスルの原料実験データだとこんな感じ。パロティエラがパロアッスルのこと、3DGは中間糖化物質、ペントシジンもCMLもAGEの種類です。どのくらい阻害したかの%です。アミノグアニジンは、よく比較で使われる抗糖化作用の強い糖尿病用の薬品ですが、副作用があるので日本では不認可。パロアッスルのほうが、アミノグアニジンより多く阻害してますね。↑クマザサも、こんなにAGEを阻害出来ます。pentがペントシジンですね。わずか0.01%で100%近いCMLを阻害!CMLって角質のケラチンにもよく蓄積しているAGEだから、肌が変わるでしょうね!ここに、果糖の吸収を抑えるスペインのユーカリ、ブドウ糖の吸収を抑え、糖の代謝を高めるインドのサラシア、血糖値を抑えるバナバを入れて、糖質にも立ち向かいます。今回、実はこのサプリに入れているまんまんの原料の比率で、威力を確認するために外部AGE検査に出したんです。血中にあるアルブミンというたんぱく質とブドウ糖を糖化反応させた試験管内での検査で、どれだけ蛍光性のさまざまなAGEを阻害出来ているかという検査です。デキストリンとか除いて濃度濃く1つの原料を検査したのではなく、カプセルの中身そのままで検査。こうなると、検査結果って出にくいもんなのですが、なんと!アミノグアニジンと同じくらいのAGE阻害力でした。IC50ていうのが、1つの指標としてAGEを50%阻害するまでに必要な検体の濃度を測ったものなんですが、この濃度が低いほど、威力が高いわけです。わかりにくいのですが、要するにIC50の数値が小さいほうが、阻害できているということです。数値を見ると、アミノグアニジンと同等の力があることが分かります。エキスだけの単一の原料でないにもかかわらず、です。もう、これで糖化をかなり気にしなくていい~♪ところで、さっきもちょっと書きましたが、実はコラーゲンだけじゃなく表皮のケラチンたんぱくにもAGEが溜まっていることが分かってきています。↑赤いのがAGE。緑がケラチンで、黄色がAGE化したケラチンです。表皮にもこんなにAGEが溜まっているんですね。↑AとC、BとDがそれぞれ同じ人なんですが、赤いのが角質のAGE。AGEが多いBさんのキメはDのように荒いのです。AGEの多い表皮は、乾燥しやすく、キメが荒く、黄ぐすみしやすいことが分かっています。これはゆゆしき事態!サプリメントでじっくり体内から届けるのもいいですが、とにかく早く表皮の糖化をせき止めたい!ということで、クリームも作ってしまいました。まず、メインはニガヨモギ、ドクダミ、びわの葉、桑の葉、柿の葉、クロモジです。どれも強い抗糖化作用があるのが分かっています。無農薬で九州と島根県産。ヨモギの近縁種であるニガヨモギ(ワームウッド)はヨーロッパで伝説の薬草リキュール「アブサン」の原料として有名です。クロロフィル、β‐カロテン、ビタミンE、ポリフェノールなどの総合力でAGE生成を阻害、抗酸化作用もあります。これらを縄文時代の清らかな温泉水「ojas」と沖縄のしまきびアルコールでエキス化。これをメインとしてクリームに入れました。他にも、抗糖化で有名な、山桜、西洋サンザシ、緑茶、カモミール、イチョウ。そして、サプリメントにも入れたクマザサも!そして水じゃなくて、ここにオーガニックの白樺樹液、抗酸化力のすごいプロポリスエキス。オイルもバオバブ、マカデミアンナッツ、ホホバ、シアバター、サジー、クロヨナと全部オーガニックのスペシャルオイル。セラミド3、白きくらげ、アロエベラ、ヒアルロン酸で保水力もアゲアゲで。だいぶ豪華になり、抗糖化だけでなく抗酸化、うるおいも叶えるブランド史上一番リッチな最高峰クリームです。これまた、メインのニガヨモギ、ドクダミ、びわの葉、柿の葉、桑の葉、クロモジの熱水抽出エキスを外部AGE検査に出してみました。まだ予備試験だけなんですが、すでになかなかの結果が出ています。検体の濃度が1%で54%のAGE生成阻害です。平均してAGEを50%阻害出来るまでの濃度は0.82%とのことで、クリームにはもっと入っているので、その他のエキスもあるわけで、十分抗糖化出来るのではないかと思います。体の中から外から、糖化に抗う!また1つナチュラルアンチエイジングを叶えるぞー!!!1日ワンクリック応援お願いします!にほんブログ村鬼のインスタhttps://www.instagram.com/katsutasayuri/4年ぶりの新刊「老けないオーガニック」好評発売中!
2018年10月20日
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みなさま、こんにちは。紫外線が半端ない状況になったかと思ったら、今日は東京は急に寒めです。日々気温の変動がすごいので、みなさま体調は大丈夫でしょうか?私はこの1か月、イベントや講演会が多かったです。今月はこのあとはちょっと落ち着いています。まずは梅田蔦屋書店でのアムリターラハウス一周年記念セミナー。無事終了しました。2回で、合計120名ものお客様に来ていただきました。平日にも関わらず、来てくださったみなさま本当にありがとうございました!!セミナーにはあの吉本の美容番長、シルクさんも駆けつけて下さったんです。昔からアムリターラをご愛用くださっているということは知っていたんですが今回初めてお会いしてお話しできました。そしたら私の本も全部持っていると言って下さって!びっくりしました。めっちゃうれしいです♪噂年齢60歳ということなんですが、ショートパンツから出た足の美しいこと!唐津でも、メイクアップアーティストの早坂香須子さんがショートパンツで登壇されてたんですが、そちらもきれいな筋肉が適度にあって、おしゃれでかっこ良くて!そこで、私決めました!ショートパンツの似合う女になるぞ!!!決意したが吉日、約10年ぶりに加圧トレーニングのジムに入会しました。まだ1回行っただけですが、これから週一30分 通います。家でのスロースクワットも、あれからさぼらず毎日やっています。私の場合、足は細いのはまぁ細いんですが筋肉が年々減ってきているように思うんで、もう少ししなやかなハリのあるラインにしようと思います。こちらは佐賀県唐津市のイベント「hanaマルシェ」。九州発信のナチュラルコスメやフードが大集合のイベントで、早坂香須子さんや岸紅子さんも登壇されていました。客席には吉川千明さんのお姿も!わたしもブースでブランド出展して、野外ステージでモデルのnomaさんとトークしました。nomaさんのお顔が、私の大好きな宇野亜喜良さんの描くイラストの女の人にそっくりなので、元々大好きなモデルさんなのですが、数年前からちょいちょいお話ししてると、植物に詳しくて縄文時代や宇宙にも造詣が深くて、マニアックトークが出来るので、そんなところも大好きになりました❤今回、前日にnomaさんと訪れたのが、唐津の無農薬レモン畑。ここのレモンを、毎年限定で出しているクレンジングのジャパニーズシトラスのメインの香りとして使っているんです。まだ大きなレモンがいっぱい実っていて、いい香りがあたりに漂っていました。ここのレモン果皮を水蒸気蒸留しています。この畑は、数年前に佐賀のJCCさんにご紹介いただいた畑だったのですが、その時行ってみてびっくり!昔、酵素栄養学を学ばせて頂いてた時代に、たまにご飯に行ったりカラオケに行っていた時のメンバーの会社がやっている畑だったんです。久しぶりに再会できたことや、この深いご縁に本当に感動しました。唐津の自然栽培の、あるすごいハーブを、秋発売の新コスメのメイン原料に使うことも決まっていて、ますます唐津とのご縁が深まりそうです♪告知がやや長いですが、あと1つだけ。今発売中の雑誌「25ans(ヴァンサンカン)」の中の、「旗揚げ!NIPPONビューティー党」という面白い特集にカラー1ページ近く、私の記事が載りました。「美容は自分と世界を変える」「買うことで社会のためになるコスメ」という、エシカルな側面のある特集で、こんなに大きく取り上げて頂いたことに、ただただ感謝します。しかし、ヴァンサンカンでついにこんな特集とは。。。時代は本当に変わってきましたね!さて、だいぶ時間が経ちましたが、来月発売するビールの説明の続きです。DHEAVAと書いて「ディーバ」と読みます。ホルモンに詳しい方は、この時点でピンと来るかもしれませんが、そうこのビールは「DHEA」を増やすことをテーマに作ったオーガニッククラフトビールなのです。私の最新刊「老けないオーガニック 」にも、この「DHEA」のことにずいぶんページを割いているのですが「デヒドロエピアンドロステロン」という副腎から分泌されるホルモンの親玉です。なぜホルモンの親玉と言われてるかと言うと、このDHEAから男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのエストロゲンが作られるほか、その他50種類以上のホルモンの前駆体になるからです。DHEAの効果としては、エストロゲンなどの性ホルモンを作るだけでなく、免疫力を高める、筋肉量を増やす、血糖値や血圧を安定させる、記憶力を向上する、ストレスを軽減する、うつの予防、精力増強、炎症を抑える、肥満の抑制、腫瘍の予防、更年期障害の予防などがあり「若返りホルモン」とも呼ばれています。お肌への効果としては、バリアの健全化、シワ、たるみの予防、改善などが見逃せません!DHEAの体内での合成、分泌は20代がピークです。40代でピーク時の50%、60代では30%、80代では10%~20%に減少してしまいます。長寿の方には血中に高濃度のDHEAが認められるそうです。なんだ、DHEAも加齢で減っていくんじゃないかー!とがっかりしましたか?でも私は逆に希望を持ったんですよね。初潮から閉経まで、女性ホルモンのメイン工場は卵巣で、全体の90%は卵巣が分泌する女性ホルモンの恩恵を受けてきたわけです。更年期になって閉経する頃になると、この卵巣の工場が完全閉鎖です。閉鎖ですよ、閉鎖!どんなに努力してがんばっても、いずれ必ずゼロになり閉鎖します。そしたらもう、女性ホルモンってどこで分泌するんだよって感じですよね?でも、悲しむ必要はありません。そう、その時この副腎分泌のDHEAがぐんと存在感を増してくるんです。もちろん、卵巣で作るエストロゲンに比べたら10分の1の量ですが、女性ホルモンって一生でティースプーン2杯とかの、わずかな量でも絶大な効果があるわけです。完全ゼロになる卵巣のエストロゲンを追っかけていても、仕方ありません。DHEAも確かに加齢で減りますが、ゼロにはなりません。しかも努力で増やすことが出来るんです。そこが、鬼としては気に入りました。日本ではDHEAは医薬品の扱いだけど、薬としても発売されておらず、でも医薬品の扱いだからサプリもないという状況ですが、アメリカではDHEAそのもののサプリメントが発売されているようです。サプリの経口摂取でもDHEAの循環量を20代~30代まで引き上げることが出来たというデータもあります。ただ、DHEAは全部女性ホルモンになるわけじゃないので、副作用としてにきびや、汗、皮脂、毛の増加というのがあり、やはりそのものを口から摂取するのは抵抗があります。じゃあ、どうしたら増やせるのよ!という探求は徹底的に「老けないオーガニック」に書きましたので、ぜひ読んで下さい。要約しますと、まず、有酸素運動が大事です。週に3回のウォーキングでも約30%も増えたことが確認されています。それから瞑想、あとローズやバレリアンの精油の香りを嗅ぐことでも増えることが分かっています。DHEAは努力次第では、20代と同じ量になることもあるのが、とっても面白いホルモンです!あと、DHEAのサプリは南米のヤマイモから採取されたジオスゲニンという成分で出来ているので、この成分が含まれるヤマイモ、長芋、自然薯とかも良いです。特に沖縄のクーガ芋に多いそうですよ。もう1つ重要なのが、DHEAは副腎から分泌されるので、同じ副腎から分泌される老けホルモンと言われる「コルチゾール」の影響をすごく受けるということ。コルチゾールは慢性的なストレスを抱えている人に、すごく増えてしまい免疫低下、アレルギー症状悪化、むくみやすく、高血糖、脳機能破壊、太りやすくなるという美容にも健康にも最悪なことが多いホルモンなんですが、コルチゾールが多いと同じ副腎から出るDHEAの分泌が減ってしまうんです!コルチゾールの減らし方も、本にいろいろ書いてます。簡単なのは腹式呼吸と大笑いです。ただ、逆にDHEAを増やせば、コルチゾールを抑制してくれるので、DHEAを増やすことはこの意味でも重要です。もう1つ、面白いのが「トリュフ抽出物」です。言わずと知れた世界三大珍味、きのこの高級食材ですが、栽培不可能とされるトリュフの人工培養に成功した会社が新潟にありました。トリュフ自体にDHEAを含むわけではないのですが、新潟薬科大学での研究でトリュフ抽出物を経口摂取することで、体内でのDHEA濃度が優位に増加することが分かりました。実験では摂取しない群に比べて、血漿中のDHEA濃度は倍以上になっています。サプリメントにもなっているようなんですが、この会社がビールの製造会社でもあったことから、おいしいオーガニッククラフトビールを作って、その中に有効量のトリュフエキスを入れて、究極のアンチエイジングビールを作ろう!と思い立ったのが、もう3年くらい前でしょうか。。。トリュフエキスは、トリュフの匂いはしないので、ビールの味を邪魔することはありません。そして、すごいゴージャスな量のトリュフエキスが入ってます。大麦麦芽、ホップはもちろん全部オーガニックです。通常よりかなり多く麦芽とホップを使いました。麦芽使用率が、なんと98%なのですが、トリュフエキスが入るだけで、発砲酒の区分になってしまいました。ただ、98%なので全然ビールです。また、一般的には専用のビール醸造用酵母で仕込むものですが、酵母にもこだわりまして、富山産の六条大麦から採取された野生の天然酵母で発酵することにしました。ホップがこんなに入ることで、ホップの効果も期待したいところです。ホップにはフィトエストロゲンが含まれるので、ホルモンバランスを良くしてくれます。ルプリンという成分にはリラックス効果がありますし、イソキサントモフールには血糖値の上昇を抑える作用もあります。味わいを活かすために無濾過にして、シャンパンと同じように瓶内二次発酵という手法で、手間暇かけて作っているので、繊細な口あたりです。出来上がったビールを瓶に詰めてから、もう一度酵母を入れて、再び発酵させて発砲させるのです。この時、普通はエサとして糖類などを入れますが、一切入れないでやりました。2度目の発酵をすることで、さらに分解されて雑味が消えうま味となります。エールタイプなので、炭酸のキレをのど越しで味わうラガーとは違いますが、原料がすごいのと、手間暇かけているので、とてもふくよかな風味のクラフトビールです。日本のビールの多くがのど越しが特徴のラガーですが、エールタイプはふくよかなアロマとコクが華やかな特徴。酵母が生み出すフルーティーな香気を、じっくりと味わうにはジョッキより、むしろワイングラスで飲むのが良いかもしれません。しかも、なんと仕込み水も大分県の日田の縄文時代の封存水「ojas」を100%使いました。名付けて「DHEAVA」(ディーバ)!私が考えた名前なんですが、いいでしょ?ビール好きの鬼が作った、究極のアンチエイジングビールの出来上がりです♪卵巣のエストロゲンは、急激になくならないようにすることが大事。だけど、消えていく卵巣由来のエストロゲンに固執しすぎない!そのあとはDHEAからエストロゲンを作る!!しかも、ビールで増えれば最高だっ♪(笑)1日ワンクリック応援お願いします!にほんブログ村鬼のインスタhttps://www.instagram.com/katsutasayuri/4年ぶりの新刊「老けないオーガニック」好評発売中!現在、私のオーガニックブランドでは業務拡大のためスタッフを募集しています。伊勢丹新宿店の直営店のスタッフも募集中。良かったらぜひご応募くださいませ!http://www.amritara.com/company/recruit.html
2018年05月09日
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みなさま、こんにちは。THE梅雨ですね~今日は出かけようと思いましたが、あまりの風に歩行困難で、途中で断念し家でローズティーを飲んでほっこりしております。今日はゆっくりしていますが、先週は島根、そして帰ってきたらすぐ北海道という出張続きな週でした。どちらも日本のオーガニックローズを巡る旅です。島根のほうの薔薇は、実は口紅とアイシャドーの色素に使うのですが、このお話はまた今度ゆっくりします。北海道のほうの薔薇は、日本の薔薇の原種「ハマナス」。これはすでに、美容液やクリームの原料に使用しているんですが、札幌の畑にお邪魔させていただきました。まだ時期が1週間早く、蕾はついていますがお花はポツリポツリでしたね。なにせ、2000本もあるんですが!↑白いハマナスもすごくきれいでした!このハマナスの花弁を、1滴の水も使わずに蒸留器の気圧を下げて真空蒸留して取り出したのが、この細胞水(生体水)。これを、美容液とクリームのベースに使用しています。研究所にもお邪魔して、このハマナスの細胞水とポリフェノールを合わせたものを飲ませていただきました。ポリフェノールも、ハマナスのエキスとして美容液とクリームに使用しています。香り高くて、飲んでもすごく美味しい!こんな贅沢、ちょっとないですよね。こちらの研究所に来るのは久しぶりだったんですが、大学の研究室にもなかなかないような、すごい機器がまたまた増えていて、ワクワクしてしまいました。いつのまにか、植物の抗酸化力の指標となる「ORAC値」を測る機械まであって。この機械でハマナスの花のポリフェノールのORAC値を測ったら、なんと41000μmolTE/100gもあったそうです。こんな数字は、今まで見たことないです。間違いかと思って、外部機関にも出したそうですが、同じような数値だったそうです。そもそも、ポリフェノール量が10%もあったそうで。ポリフェノールが多い黒豆とかでも3%だそうですから、すごいのが分かってもらえるでしょうか?今回メインの目的は、北海道医療大学で薬用植物のセミナーがあって、さまざまな薬用植物、天然色素についてのお勉強に来たのですが、中津江村でもおなじみの、このキハダという木の皮はぎ実演されていました。大学にある薬用植物園の中の木です。↑もう、嘘みたいにすごい黄色でしょ?キハダの樹皮は、生薬の黄檗(黄柏)として知られ、染料の材料としても使われます。この木片を中津江村でよくもらって、ペットボトルに入れとくと黄色い水が出来てね。飲み過ぎ食べすぎの翌朝の、胃腸を改善してくれました。ベルベリンを始めとするアルカロイドが含まれており、強い抗菌作用を持ち、病原菌に対しても効果があります。日本むらさき草の2年めのものを、抜くところも見せてもらいました。この根っこが、「紫根」として薬用、染料に使われています。今回のセミナーでも、紫根など紫の根を持つ薬用植物の研究について話を聞くことが出来ました。有効成分は色素で、シコニン、アセチルシコニンなど。抗菌作用、効炎症作用、皮膚活性化作用、肉芽増殖作用があり、古くから咽頭炎、火傷、切傷、麻疹、皮膚の化膿性疾患などの治療に用いられてきました。漢方としても水痘、麻疹、紫斑、黄疸、吐血、鼻血、血尿、腫れ物、膀胱炎や尿道炎などにも用いられています。もう、今手に入るのは中国産ばかりで、日本のむらさき草は絶滅危惧種なので、大変貴重なものです。私は数年前から、北海道の農家さんが育てる紫根を、コスメに使わせてもらっています。↑これは油に漬け込んだ紫根で作ったグロス。こんなきれいな色が出るんですよね~。他にも紫根でクリームを作ったり、クリームパックを作ったりしています。今回の旅で、あらたに出会ったすごい植物もいろいろあるので、またコスメに使えたらなーと思っています。さて、わたしのコスメの原料としては、もうおなじみのアロエベラ。好きすぎて実はファンデーションにまで使っていますが、アロエベラもまた、肌につけても口に入れてもすごい植物です。実は10年近く前に、アロエベラには1度助けられていて。朝起きると、2時間くらい鼻水が止まらないという、謎の鼻炎になったことがあって。それが2か月くらい続いたと思います。花粉症ではないので、ハウスダストかなーとも思うのですが、電車でうたた寝したあとも、マッサージ屋さんでうたた寝したあとも、とにかく寝て起きた反射で鼻水が出たので、自律神経や副腎疲労で粘膜が弱くなっていたのかと思います。代替医療の先生からは、酵素生活を始めたばかりだったので、デトックスの一環だろうと言われたのですが、これがアロエベラジュースを飲み始めたとたん、すっかり治ったんです。それだけじゃなく、肌の乾燥がその頃まだ気になっていたんですが、すごく潤って調子が良くなって。そこから数年続けていたのですが、愛用していたジュースが製造されなくなってから、なかなか気に入るものがなく、遠ざかっていました。しかし、昨年、キラジェンヌが出したこの本をたまたま読んでしまって。アロエベラジュースを飲んで、真の健康を取り戻した作者が、アロベラジュースを飲んでいたお母さんから生まれた赤ちゃん(通称アロエベビー)や子供のころからアロエベラジュースを飲んできた子供たち(通称アロエキッズ)、そしてそのお母さんたちを調査して、アロエベビーやキッズが脳の発達にすごく優れ、運動能力も高いというさまざまな実例を書いた本でした。コスメにはアロエベラを使っていましたが、ジュースのことをしばらく忘れていたので、「うわーこりゃいかん!」と思いました。肌に塗った場合の働きは分かっていましたが、口に入れることでなぜそこまですごいのか。もう一度勉強しなおしました。アロエベラにはビタミンA・C・E・B群(B1、B2、B3、B6、B12、葉酸、ビオチン)など18種類ほどのビタミンと、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、鉄、有機ゲルマニウムなどの20種類ものミネラルと、リジン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニンなどの8種類の各種アミノ酸が含まれていています。そこに、有機酸類、植物ステロール類、アロエシン、アロエチン、アロミチン、ムチン、ウロン酸、アロエマンナン、アルボランA、アルボランB、サポニン、ベレクチンといった特有成分などを合わせると、なんと有用成分が約200種類も確認されているんです。これだけでも、スーパーフード中のスーパーフードなんですが、アロエがすごいのはここからです。これらすべてを、あのヌルヌルの「多糖類」が包み込んでいるのです。このアロエベラが持つ多糖類には下記のような働きがあります。1、免疫力を調整する2、血糖値を調整する3、新陳代謝を正常にする4、DNAに働きかけ、新しい細胞を作る5、炎症を起こした部分の熱を下げ、雑菌の侵入を防ぐ6、腸の善玉菌のエサになり、善玉菌を応援するこの優れた多糖類に包まれた200種類以上の有効成分が、オーケストラのシンフォニーのように、バランスよくチームワークで働くから、すごさを発揮できるようです。肌に対する、嬉しい3つの働きも見逃せません。1つが、お肌の保水力を高めること。水分が少なって硬くなっている細胞の結束力を、アロエベラが持つリンゴ酸、クエン酸、ビタミンC、ビタミンAがゆるめ、多糖類が水分をよく引きつけて潤わせるそうです。2つめが、コラーゲンを作る働きを高めること。加齢と共に、作られるコラーゲンの量が減り、硬くて古いコラーゲンが増えていきます。アロエベラには、コラーゲンを作る働き自体を高める作用があるそうです。3つめが、メラニン色素を作る酵素「チロシナーゼ」の働きを抑えること。シミの部分はチロシナーゼが異常に活性してる状態なので、アロエベラを飲むことで、美白効果が期待出来ます。さらには、アロエベラには活性酸素を処理する「SOD様物質」、そして抗酸化酵素「カタラーゼ」も含まれているんです。いやー、すごいのは分かっていたつもりですが、ほんとすごいなんだなーと思い、、、、ただ、前から気になっていたのが、おいしいものがないことと、酸化防止として、どうしても入るビタミンCとクエン酸。天然由来のものであれば、いいっちゃいいんですが、せっかくのすごい食材なので出来ればそういうものは加えずに出来ないものかと。。。そこで思いついたのが、もともとビタミンCとクエン酸を多く含む、沖縄産のオーガニックのシークワーサー果汁を加えること!そして、甘みはすっきりとしたオーガニックのブルーアガベを加えることに。もちろん、アガベの欠点である果糖が多すぎるものではなく、ブドウ糖と果糖のバランスが良く、イヌリンも多めの選び抜いたRAWのアガベシロップです。主原料のアロエベラは、沖縄の自然豊かなやんばる地域で、有機栽培されているものを選びました。そしてアロエベラの葉肉の粒感を残してジュースを搾ることで、ゴロゴロつぶつぶの、ゼリーみたいな食感も楽しめるようにしました。わたしだけじゃなく、ちょっと遅いかもしれませんが、12歳の息子にも飲ませています(*‘∀‘)ハマナス、キハダ、紫根、アロエベラ、、、植物のすごさに感動しながら、老けないアンチエイジング道、精進しますっ!!1日ワンクリック応援お願いします!にほんブログ村4年ぶりの新刊「老けないオーガニック」好評発売中!
2017年06月21日
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みなさん、こんにちは。すっごくお久しぶりになってしましました。渾身でやり遂げた本が出来て、しばし脱力していたのもありますが、開発の追い込みやら田植えに行ったりなど、あいかわらず、忙しい毎日でした。いろいろな方から、本屋で見かけた平積み写真を送っていただきました!とても好調というお話は聞いていたのですが、、、初版1万部だったにも関わらず、な、なんとこのたび重版されることが決定しました!!(*‘∀‘)わーい!パチパチパチパチ♪出版不況の中、本が重版されることはなかなかないと聞きますので、本当に嬉しいです!ナチュラルビューティーエイジングのために、いったい何を押さえておけばいいのかが、この1冊で分かるようになっているので、年齢、性別を問わず、ぜひ多くの方に読んで頂けるといいなーと思います。老けないオーガニックさて、先週は毎年恒例の田植えに行ってまいりました。大分県中津江村のアムリターラ田んぼ。いいお天気で、日ざしも強すぎず、現地で管理して下さっている農家さん(櫻井さんご夫妻)、村の方、近隣の方などにお手伝い頂きながら、スタッフ8名でササニシキの苗の田植えを行いました。↑左から二番目が私です。前は長靴履いていましたが、最近はすっかり裸足派で。体内の電磁波や静電気も抜けるし、多種多様な土壌菌たちと親しむいい機会なので、田植えテラピーと勝手に名付けています。テラピー感を高めるのが、駆けつけてくれた一昨年まで農園スタッフだった幸+福の石田大介くんの生ギター。やさしい音色を聞きながら、裸足で田植え出来る幸せったらないです。田植終了!夜は、現地の皆さんと交流バーベキュー。即興の演奏会も開かれたり、美しい星空が見れたりで、たのしいひとときをすごしました。翌日は、中津江村をあとにして車で三時間。大入島にフェリーで渡り、アムリターラフーズのひじきとふのりの生産者さんを訪ねました。↑生産者の宮本さんです。島が大好きで、漁が大好きで、この仕事をしていることが超ハッピーとおっしゃっていました。まさに天職なんだなーって、聞いているこちらも嬉しくなりました。↑海もとっても美しく、ひじきだらけ~↑ふのりは、今時期はもう終わりつつあるんですが、ちょろっとありました。ここのふのりは、お店でよく見かけるふのりとは質が全然違うんです。太さがある程度ある、しっかりした良いふのりしか採取しないと宮本さんが決めているからです。ふのりは、紅色の藻です。皮膚や粘膜を正常にし、疲労回復に役立つビタミンB群が多く、細胞の生まれ変わりをサポートする葉酸も多いです。βカロテンもビタミンEも含むので抗酸化作用もあり、水溶性食物繊維のフノランにはコレステロールを低下させ、動脈硬化の予防や改善作用も。ふのりは、色といい形といい、まるで血管にそっくりですが、実際血管を良くしてくれるんです。食べていると、体の胆石も結石も流すと言われます。便通にも良いです。ひじきも、鉄鍋を使わない製造法だと鉄分が実は多くないことが話題になっていましたが、宮本さんは昔ながらの鉄鍋で仕上げるので、この点もうれしいです。海辺で朝採りたての海鮮をいろいろご馳走になり、最高でした~この、ひじきとふのりの和え物も美味しかったです。梅酢とお醤油となたね油で和えている感じでした。玉ねぎと揚げも入ってたかな。宮本さんに、別の海藻の乾燥ものの商品化もお願いしました。うまくいけば、海のスーパーフードを、もっと気軽に家庭料理で食べられるようになります。嗚呼、楽しみだなー!↑熊本にも寄って、緑茶、紅茶の生産者でもあり、アムリターラハーブ園で化粧品のハーブも育てて下さっている中尾さんにも会いに行きました。行ったらローズマリーホワイトは、花がちらほらでした。ちょうどローマンカモミールが花盛りで、全身アップルのような甘ーい香りを放っていました。カモミールは4000年以上前から薬草として使われ、最古の民間薬とも言われます。特にこのローマンカモミールは、花だけでなく葉も香るので香りの良さはジャーマンより優れます。中枢神経を静める成分が多いので、リラックス作用も強く抗炎症作用、血流改善作用もあります。「カマメロサイド」という成分には抗糖化作用もあります。メラニン色素の生成を抑える美白作用も有名です。このローマンカモミールは、私のコスメには欠かせないハーブ。ちょうどいい時期だったので、花盛りのところを採取して、干していただくことにしました。乾いたら植物性発酵エタノールと水でエキスを作ります。震災の復興もかなり進んできている熊本ですが、益城町など一番ひどかった地域に関してはまだまだこれから。熊本城も元に戻すにはかなりの年月がかかります。これからも自分たちなりにですが、熊本の生産者さんを盛り上げていきたいと思っています。さて、いろいろな開発をしている私ですが、実はもうすぐ発売にこぎつけることが出来た、スーパーフードドリンクがあります。いったい何でしょうか?このブログにも本にも、数年前に登場したことがある、例のあれです。10年くらい前、朝起きると鼻水が数時間止まらないという、謎の鼻炎になったことがあって、半年くらい続いたんですが、これを飲みはじめるとすぐに治まって驚いたことがあり、そこから肌のうるおいやコラーゲンをアップする作用も高くて、ずっとファンだったあれです。ただ、味が美味しく有効成分は多く、クエン酸やビタミンCや保存料を添加してないものというのは、なかなかなく。なんとなく疎遠になっていた時に、衝撃的なこの本に出会って、再びこの植物と向き合うこととなりました。長くなりましたので、この件は次回に書きますね。1日ワンクリック応援お願いします!にほんブログ村4年ぶりの新刊「老けないオーガニック」好評発売中!
2017年06月10日
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みなさま、こんにちは!お久しぶりの更新になってしまいました。前回から、いろいろな出来事がありました。まず、私の4年ぶりの新刊「老けないオーガニック」が5月1日に発売されました。おかげさまで好調なようです!うちの近所の、そんなに大きくない書店でも、ちゃんといい位置に置てくれていました(^◇^)そして同じ5月1日に、大阪梅田の蔦屋書店さんの中に、私のお店の直営店オープン!記念のトークイベントに60名ほどの方がかけつけて下さり、お店にも約200名ほどの方が来てくださいました。サイン会も行い、直接お話し出来た方もいらして、とっても嬉しかったです。大阪のイベントの後は、久しぶりに京都に寄って一泊してから帰りました。私は大阪出身で26歳まで大阪ですごし、短大は京都だったので、京都はとてもとても懐かしい場所。特にこの龍安寺の石庭には、当時何度か足を運びました。20歳の頃、「瞑想で宇宙に行ける場所」って思って、とても気に入っていたことを思い出します(笑)今回、50歳目前にして訪れて、またその頃とは違う感覚を持ちましたが、やっぱりこの石庭は好きだなーもう1つ、三十三間堂にも行きました。撮影禁止なので、画像はWEBからお借りしました。ここも、当時すごく好きだった場所です。1001体もの千手観音像が圧巻で。個人的に千手観音がすごく好きなので、かなり長い間見入ってしまいます。カイロプラクティックもギリシャ語の「カイロ」(手)と「プラクティコス」(技術)を合わせた造語で、「手によって成す」という意味なのもあり、こんなにたくさん手があれば最高だなよーと思ったりもして(笑)夜は前から行きたかった「浮島ガーデン」の京都店へ。古い町家をリノベーションした、超絶素敵なオーガニックレストランでした。完全ベジなお店です。沖縄にある浮島ガーデンには数年前からよく行っており、浮島ガーデンに行くためだけに沖縄に行ったことすらあるほど好きなお店です。私の中では、ベジオーガニック料理の最高峰と位置付けています!!しかも京都店には、私のオーガニックブランドが出してる「自然栽培玄米麺」を使ったベジラーメンのメニューがあるのです。行った時は、「麻炭ラーメン」と「担々麺」があって、両方頼みました。どっちも、めちゃめちゃ美味しかったんですが、特にベジ担々麺が、あまりにも美味しくて美味しくて、びっくりしてしまいました。これでベジなんですよ。なのに、コクがあって。肉に見えるのは味が付いたモチキビなんです。一緒にベジ餃子も出てきたんですが、ここがオーガニックレストランであることを忘れてしまう感じでした。ベジオーガニックレストランだと、旦那様や彼氏があまり喜ばないという話、よく聞きます。そういう方にこそ、ぜひ訪れていただきたい店です。多分、ぜんっぜん大丈夫です!自分で開発しておきながらあれなんですが、店主の直子さんに「この玄米麺って、普通のラーメンの麺よりずっとラーメンらしい味になると思いませんか?この麺はラーメンの麺に最適なんですよ」って言われて、あらためてこの玄米麺の可能性を見た気がしました。そう言われてみて、あらためて家でベジ担々麺を作ってみたんですが、確かに私が作ったものでも美味しくて。そして裸麦麺は、ラーメンやそば風も合うけど、何よりパスタ(特にトマトソースとかべジカルボナーラとか)にすごく向いているんだなーとか、麺の可能性をあらためていろいろ模索中です。今年は、裸麦麺は細麺タイプも出すんですが、これがまた「そーめん」みたいで、めちゃめちゃ美味しくて。小麦大好きな方にも、美味しく小麦グルテンフリー生活に移行できそうな麺たちです♪もうすぐ、砂糖を使わない中濃ソースも出すんです。世の中になかなかないので、大阪人としては悲願のオーガニックソースですよ!(笑)ラベルが出来てきました。ぶどうやトマト、玉ねぎでうま味と甘みとコクを出し、スパイスを効かせて、普通のソース以上においしくなったので、楽しみにしてて下さい!スパイスにいたるまで、オールオーガニックで無添加。砂糖はもちろん水飴すらなし。細麺もソースも全部来月に出ます。本を書き終えたあとも、あいかわらず忙しいです(笑)208ページを書き綴った今回の本は、ブログをはじめて11年の総論とも言えます。ナチュラルなアンチエイジング法として、絶対に外せないと思っていることを分かりやすくイラストをまじえて整理しました。特に、今普通に売っている植物油、サラダ油の作り方が、えげつなくなっているのを、どうやったら分かりやすく伝えられるかには、とても苦心しました。言葉で伝えても、どっか分かりにくいので今回は、製造工程を全部絵にしましたので、昔ながらの低温圧搾法の油と、現代のノルマンヘキサン抽出法の油が、根本的にまったく違うものだということが、分かっていただけるんじゃないかと思います。本にも書きましたが、私たちの身体を構成する60兆個の細胞の細胞膜の大部分は脂質で出来ています。細胞膜は栄養を取り入れたり、老廃物をスムーズに出す上でとても重要。(図は分子栄養学のサイトからお借りしました)そして、何よりも大きいのが、水を除けば脳の60%は脂質だということ。要するに油を抜きにしては、細胞も脳も語れないのです。どんな油があなたの細胞膜になるか、どんな油がお肌になるか、どんな油がホルモンになるか、どんな油が脳になるか、それはとても重要で大切な問題です。このブログを読んで下さっているみなさまは、もうきっとそんなことは、とっくに分かってらっしゃると思います。でも、世の中の多くの方は、現代の油がどんな状況になっているか知らない方が大半です。身近にいる大切な方に分かりやすくお伝えするのに、どうか私の本を使って下さいませ。細胞の門番、細胞膜を美しく、しなやかに!これはナチュラルビューティーエイジングの根幹の1つです。1日ワンクリック応援お願いします!にほんブログ村4年ぶりの新刊「老けないオーガニック」好評発売中!
2017年05月14日
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みなさま、こんにちは!ちょっとお久しぶりになってしまいました。私の4年ぶりの新刊が5月1日に出るのですが、今週はその本の最後の校了で。久しぶりに、鼻血が出そうなほど大変でした(/・ω・)/まだ終わっていないんですが、だいぶ終わりが見えてきたかな。タイトルも決まりました。「老けないオーガニック」です!!最初は「アンチエイジングの鬼エボリューション」とかって言ってたんですが(笑)中身が極まったナチュラル道なので、ちょっと合ってないないんじゃないかということで、こうなりました。結構気に入っています。表紙の撮影もしました。今回もまた、カメラマンは鈴木希代江さん、メイクは佐野ヒカルさんにやって頂きました。ヒカルさん、4年前お会いした時にはキラッキラの王子様でしたが、今回はエレガントな女性になっていらっしゃいました。ヒカルさんは王子様もエレガントレディもどっちも似合います。あいかわらずすごくかわいくて、純粋で、素敵な方でした。うまく言えないんですが、妖精みたいな人なのでジェンダーフリーなんです。メイク用品は、ほとんど全部私の用意したものでやってくださいました。まだ開発途中のアイシャドーとか、口紅も使って下さったんです!さて、出来上がりはこうなりました!実物より3割増し、いや5割増しに撮れてると思います!タイトルも「老けないオーガニック」だし、今回はいつもの白衣じゃなくて、ナチュラルな雰囲気でいこうということで、講演会でよく来てるコットンガーゼの服になりました。この服たしか、5年前から着てます。ヒカルさんのメイクはチーク使いがポイントなんですよね。正面に立体的に入れるチークやツヤ感を残した肌作りで、フレッシュな感じでメイクして下さるんですよね。いやー、メイクって面白いな~ちなみに、撮影場所はうちの会社の会議室です。化学物質ゼロの自然施工なので、壁もホタテとヘンプの漆喰で、スタジオより雰囲気が良いということで選ばれました。髪の毛を上げたバージョンも撮ってくれまして、こちらは著者近影に使われる予定です。ほわーっとしてて、こっちも気に入っています。ネックレスは、表紙の方はあんまり見えてないんですが、こっちはちょっとは分かりますかね。しょっちゅう私が鬼のように付けている「ピンクコバルトカルサイト」という天然石のハートのネックレスです。アフロディーテの石とも言われ、愛と美を象徴し、生来の才能や目的を思い出させ、喜びと幸福を与えてくれる石だそうです。過去のトラウマに囚われている心の怖れや悲しみを取り除き、自分を許して受け入れることを助ける働きもあるそう。前にもご紹介した「pierre-deau」の桜井さんの作品です。彼女が選ぶ石が大好きなんですが、現在育休中のため、なかなか作って頂けない上に今月からハノイに行ってしまわれたので、当分新たなものは難しそうですが、これまでのものを大切に使わせていただきます。ピンクコバルトカルサイトは、カルサイトという天然石の1つで、カルサイトの主成分はカルシウム。これは、その中でもコバルトを含むことによってピンクに発色している珍しい石。コバルトは乾燥していると青くて、水を含むとピンクになるそうで、たしかにコバルトを持つビタミンB12はピンクですもんね。でもそれが自然界の中で起こって、たまたまこんな色の石になるってすごいなーと思います。毎日、施術の時以外は何かしらの天然石のネックレスをつけない日はないというくらい、私は天然石好きで。パワーストーンとしての効果効能を全部覚えてたり、意識してはないんですが、ちょっとお守りみたいな感じで、つけていると寄り添ってもらっているような感じがします。これも気に入っている3つです。左からルチルクォーツ、ガーデンクウォーツ、ウォータドロップクウォーツ。ルチルクウォーツは針状の金紅石が自然に入っている水晶。ものすごく強いパワーがある天然石です。真ん中のガーデンクォーツはクローライトという緑泥石が水晶の中に自然に入っているんですが、その様子がまるで草原や山など自然の風景が閉じ込められたかのように美しいことから、ヒーリング作用が非常に高いと終われる水晶です。この2つはシャーマンが瞑想やヒーリングによく使っていたと言われるもので、だいぶマニアックです(笑)さらにマニアックなのが一番右。ウォータードロップクウォーツ。水晶の中に、太古の水が内包されているんです。古いもので一億年くらい前の水だそうです。天然水晶が地中で成長していく過程で、地殻の大変動や環境の劇的変化によって水晶のまわりに水が入り、その後再び水晶が成長する間に偶然、水が内側へ封じ込められたそうで、数万個に1個程度しか発見されない貴重な水晶だそうです。浄化のパワーがとても強い天然石です。ウォータードロップクウォーツの中に入っている太古の水は古代中国では「不老長寿の妙薬」って言われてたんですって!まじかー!でも、いくら私がアンチエイジングの鬼でも、割って飲んだりしませんよ!(笑)でも、たしかに水晶の主成分はシリカ。要するにシリカが結晶したものが、水晶なわけです。その中に1億年も閉じ込められてたら、ものすごいシリカ水になってそうではありますね。こないだご紹介した、縄文時代のお水も岩盤層に1万年も封印されてきた水なので、ある意味ドロップクォーツ的ですね。シリカは地球の表層の60%を占めています。私たちの体内に約20g存在していて、特に骨、関節、血管、細胞膜、皮膚、毛髪、歯、爪、筋肉に多いです。コラーゲンを束ねて、コラーゲンの密度や結びつきを高めているのがシリカなので、シリカ不足は老化現象全般に関連していることが分かっています。シリカが体にちゃんとあると、肌にハリが出て、爪や髪もきれいになり、骨や歯も丈夫になります。あと、面白いのは、シリカがミトコンドリアの働きを活性化させる作用。ミトコンドリアは1つの細胞に数百個~数千個いて、私たちが生きるエネルギーを作ってくれている存在なので、ミトコンドリアが元気なら、要するに最強のアンチエイジングなわけです。しかも抗酸化作用も強いです。でも、じゃあシリカの多い水晶を粉にして飲めばいいかというと、結晶性のシリカなので水にも溶けず、すごく吸収が悪いです。ただ、長い年月の間に、自然に水に溶けたものであれば、吸収性は良くなっています。だから、ウォータードロップクウォーツの中の水も、さぞやすごいだろうなぁ。ただ、私たちが一番有効利用できるのは、植物がいったん吸収して非結晶性となった水溶性のシリカです。鉱物由来のシリカより、サイズも小さくて約60分の1です。大麦とかキビなどの穀類に多く、お米だと稲の籾殻に約20%もの非結晶性の水溶性のシリカを持ちます。あとは海藻やアスパラガス、とうもろこし、じゃがいも、赤かぶなどです。昔から私は、すぎな由来のシリカサプリを飲んでたんですが、コーンシロップが含まれるようになったんで、ちょっと嫌だなーと思ってやめてました。で、スギナよりシリカが多い稲もみ由来がいいなーということで、三重県の無農薬の稲から抽出したライスシリカが出来たんです。吸収を良くするため、水に溶かして濃縮液にしてあります。シリカ以外にもマンガン・セレン・コバルト・亜鉛・クロム・カリウム・モリブデン・マグネシウム・カルシウム・リン・硫黄・銅・ナトリウム・鉄・バナジウム・ホウ素・ニッケルなんかも含まれてます。このライスシリカって本当に浸透性が良くて、乳化作用もあるんで、水だけじゃなくて油にも溶けるんですよね。ごま油↓ライスシリカを20滴入れる↓なんと!きれいに混ざっちゃいます。この作用で、血管壁のコレステロールの排出も助けると言います。あと浸透が良い証拠に、お茶とかの抽出も良くなります。↑左のお湯にシリカを入れています。ケイ素イオンが微細な振動をしているので、これによって溶解力や分散力があるんです。細胞への栄養の吸収や、老廃物の排出など代謝も促進してくれるので、デトックスや新陳代謝が活発になります。シリカは熱にも強いし、これは少しならお茶の味にもそんなに影響しないので持ち歩いてるルイボスティーの水筒の中に入れちゃったりもします。天然石の持つパワーと、シリカのパワーに包まれて、本の校正、追い込み頑張ります!!!!1日ワンクリック応援お願いします!にほんブログ村
2017年04月11日
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みなさま、こんにちは。なんだか春の気配ですよね。畑がもう変わってきています。一部、すでに花が咲いています。小さかった作物も、急にニョキニョキニョキって上に伸びてくるんで、嗚呼、春だなーと。ただ、まだ収穫出来そうな作物もあります。ブロッコリーです。葉っぱが剥げているのは、虫ではなく鳥に食べられました。鳥がやってきて、ブロッコリーに止まり、葉っぱをついばむんです。最初は虫を食べているのかと思いましたが、どうやら葉っぱを食べているようです。鳥にとってもおいしいのかな?ただ、ブロッコリーの蕾は無事で、どんどん大きくなっています。明日くらい、食べちゃおうかなー(笑)現在、春に出す本を絶賛執筆中ですが、いよいよあと24ページというところまできました!手前味噌すぎますが、結構面白いと思います!!!久しぶりにこってこての、ナチュラルビューティーエイジングの集大成みたいな本です。さて、春と言えば、花粉症が気になる方も多いのではないでしょうか?風邪やインフルエンザもまだ流行っているので、その意味でも「粘膜」は一つのキーワードかと思います。粘膜は、粘液を出して体を異物から守っています。粘膜で覆われているのは、例えば目や鼻や口の中や喉、消化器、性器などです。粘液は例えば涙。目のゴミを排除します。鼻の粘膜は表面の粘液で花粉やウイルスや細菌をブロックして洗い流してしまいます。口は唾液を出して消化と殺菌。気管支にも粘膜があり、肺に異物が入らないようにベタベタの粘液がウイルスを絡めとって、口のほうに排除します。胃腸の粘膜にも粘液があり、白血球たちが病原菌を処理しています。膣にも粘液があり、病気を防いだり、精子が子宮に到達するサポートしたりしています。妊娠を望む方は、粘膜力、粘液力を高めていくことも妊娠率を上げる秘訣です。粘膜が弱いと、目が乾き、鼻血や鼻水が出やすく、口内炎、口角炎が出来やすく、喉が痛くなりやすく、咳が出やすく、風邪やインフルエンザやアレルギーを起こしやすく、カンジタ膣炎にもなりやすいです。花粉症だったとしても、花粉に突破されない粘膜と粘液を作っておけば、症状はかなり違うはず。花粉が体内に、ほとんど入り込めないんですから!さて、そんな粘膜ビューティーになれる栄養素と食材を紹介します!ビタミンA、β-カロテンビタミンAはよい粘膜を作る成分です。これが不足すると外敵が侵入しやすい粘膜になってしまいます。レバーとかは相当環境やエサが良い肉じゃないと毒素が溜まりやすい場所なので、多いですがあえて書きません。うなぎ、ほたるいか、ぎんだら、あなご、卵黄、いくら等私は、冬や春は、うなぎとほたるいかをわりと食べますね。私がうなぎを食べるというと、結構驚かれるんですけど、イメージにないんですかね?(笑)うなぎの場合、養殖なのは仕方ないと思うんですが、国産の白焼を買います。そして、本みりんと醤油と水で自分で味付けして煮込みます。最後に玄米水飴を少々使うと、照りが出て美味しそうになります。味が付いているやつは砂糖とかブドウ糖果糖液糖とかが入っているから嫌なのです。摂りすぎると過剰症があるビタミンAに比べて、必要なだけ体内でビタミンAに変換できるのがβ-カロテン。油で炒めたり、油をかけたりすると吸収力が良くなります。焼きのり、抹茶、青のり、紫蘇、モロヘイヤ、にんじん、パセリ、バジル、ほうれん草、春菊、よもぎ、大根葉等ビタミンB2これも、健康な皮膚や粘膜維持に欠かせないもの。しょっちゅう口内炎になるって方は、絶対足りてないビタミンです。レバーは同じ理由で除外しています。焼きのり、青のり、いかなご、うなぎ、ウニ、さば、納豆、いくら、卵、モロヘイヤ等ビタミンC粘膜を健康に保つ働きをしています。柿、キウイ、いちご、焼きのり、赤ピーマン、ブロッコリー、ゴーヤ、黄ピーマン、ゆず果皮、パセリ、メキャベツ、ピーマン、モロヘイヤ、ししとう、カリフラワー等ビタミンB6タンパク質の合成を助けるので、不足すると粘膜のバリアが落ちます。にんにく、まぐろ、酒粕、かつお、いわし丸干し、鮭、鶏ささみ、さんま、抹茶、ゴマ、焼きのり等ここでちょっと思いますが、海苔ってほんとすごくないですか?カロテンも、B2も、B6もビタミンCもめっちゃ多いんですよ。もちろん重量で言うと、いっぱい食べないとって話ですが、それにしても万能すぎます。ビタミンCがレモンの約2倍、アセロラジュースの1.7倍、キウイとイチゴの約3倍も含まれますからね!そしてカロテンがニンジンの約3倍、食物繊維質もゴボウの約7倍含まれます。ビタミンB群、12種類ものビタミン群、鉄分・カルシウム・マグネシウム・カリウム等のミネラルや、魚油に多く含まれるEPAも含まれるんですから、外国産のスーパーフード食べてる場合じゃないと思うんです。家のテーブルには、卓上海苔が常に置いてあり、私も息子も毎日食べます。そのせいか息子はほんっと風邪ひきませんし、アレルギーもありません。好きすぎて、今度味付け海苔も商品開発して作っちゃいました。もうすぐ新発売☆海苔は無産処理の出水の海苔。香りづけには、自然栽培のオリーブオイルオルチョサンニータに、高知県の在来種無農薬ニンニクを漬込んで低温の湯煎で「アホエンオイル」を作り、それを使いました。もう1つがコクがある香りのウガンダ産の自然栽培ごま油と、対馬の焼き塩です。アホエンって、にんにくに含まれるアリシンを油に溶かした時に発生する成分で「アホ」と付くのに1日大さじ1杯で記憶力と頭の回転を高める効果があるオイルです。アホエンは100℃で破壊されるので、低温でしか抽出できません。アホエンオイルは自分でも作れますよ。にんにくを3片を細かく刻んでオリーブオイル150gに入れて、100℃以上にならないように温度を測りながら、湯煎で温め、冷ましてにんにくを濾すだけ。サラダとかにかけて使います。ムチン粘膜自体の構成成分。粘液がネバネバしているのもムチンのせいです。加熱に弱いので、出来たら生で摂りましょう!山芋、自然薯、里芋、オクラ、納豆、レンコン、モロヘイヤ等オメガ3脂肪酸よい細胞膜を作り、皮膚や粘膜の機能を強くする働きがあります。青魚、おきあみ、クリルオイル、亜麻仁油、えごま油、グリーンナッツオイル、チアシード等亜鉛新陳代謝に欠かせないミネラルですが、粘膜はめちゃくちゃ新陳代謝しているところなので、亜鉛不足では粘膜がちゃんと生まれ変われません。牡蛎、イワシ、肉類、小麦、ライ麦、ヘンプナッツ、ピーナッツ、アーモンド、クルミ、大豆、ショウガ、ゴマ、わかめ、昆布、高野豆腐など。これらの成分は、粘膜と同時に皮膚にも良い栄養素なので、乾燥肌を撲滅し、美肌のためにも最高です。春よ来い!そして、いつでも粘膜ビューティーでいきましょう!!1日ワンクリック応援お願いします!にほんブログ村国産オーガニックブランド「amritara」では、スタッフを募集しています!私と一緒に、ノンケミカルのBIOオフィスで働きませんか?http://www.amritara.com/company/recruit.html
2017年02月08日
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みなさま、こんにちは。福島沖で地震がありましたね。東日本大震災の余震だそうです。人的な被害は少なかったことに安堵しましたが、津波もありましたし避難された方はとても大変で不安だったと思います。心よりお見舞い申し上げます。福島第2原発で、冷却水ポンプが1時間半も停止したことにも驚きました。地震でプールの水が揺れると、水位低下と検知してしまって自動停止したそうですが、震度5の地震で冷却ポンプが止まるシステムって心配すぎます。この構造も改善してほしいですし、その他の原発もこの地震の活動期に再稼働するとかやめてほしいです。今回SNSなどで私も初めて知ったのですが、内閣府がまとめた被害想定のデーターによると・・・・・津波30cm 健康な人ならなんとか立てるが歩行は難しい。推定死亡率0.01%津波50cm 車やコンテナが浮き出す。何かにしがみついていれば立てる。推定死亡率4.8%津波70cm 膝を超え水の力が強くなり健康な成人も流される。推定死亡率71.1%津波100cm とうてい立てない。漂流物にぶつかる。死亡する確率が高い。推定死亡率100%。津波1mか、じゃあたいしたことないと思いがちですが、死亡率100%なんですね。津波って本当に怖い。このことは海に囲まれた日本で暮らす私たちは、みんな理解してたほうがいいことですね。肝に銘じていきましょう。さて、早いもので新米の時期ですね~先日稲刈りしてきた大分県中津江村の自然栽培のササニシキが、もうすぐ天日干しと脱穀、袋詰めを終えて出来てくるようです。その他の契約農家さんの新米も、続々と届きました。一番初めに届いたのが、南阿蘇の大森さんの天日干しのササニシキとイセヒカリ。今年は地震による自宅の倒壊や長雨、阿蘇の噴火など、本当に大変だった農家さんのお米です。そして昨日熊本菊池の実取さんの同じく天日干しの亀の尾とササニシキも到着。元田さんの旭一号。原さんと富田さんのヒノヒカリも出そろいました。私もさっそく大森さんの天日干し米を購入。15度以下の気温でじっくり乾燥させる天日干しは、やっぱりお米の最高峰だなと思います。掛け干しは、刈り取った稲をそのままの姿で、田んぼに作った木や竹の物干しで、数週間逆さまにして干します。葉や茎内に残っている養分が全て穂に集まるから格別においしいのだと、農家さんは言います。乾燥機のない昔は、みんなこれだったわけですが、現在天日干しをやっている農家さんはほとんどいません。ただ、私もやっているから分かりますが、量が多ければ多いほど、労力もすごいです。うちでも、やっているのは私たちがやらせてもらっている中津江村と、若い大森さんと実取さんだけです。乾燥機も、高温でなく30度程度の常温に近い低温で乾燥させているので、十分おいしいです。でも、天日かけ干しの新米を味わうのも、やっぱり大好きです。オーガニックコスメのブランドを始めて、この11月で丸8年になりました。お米をやりはじめてからは2度目の秋です。このブログを始めて丸11年。昔から読んでくださっている方は知っていると思いますが、震災前に私は千葉の匝瑳で、休耕田をお借りして家族でお米作りにチャレンジしました。始めた時は単に、日本人の主食である米作りを、無農薬無肥料の自然栽培で作って食べてみたい!ってただそれだけでしたが、やっているうちに、田んぼは特別な場所だと感じてきました。農薬や除草剤を使わない水田には自然な生態系があるんです。おたまじゃくし、かえる、イモリ、アメンボ、ザリガニ、タニシ、イトミミズ、イナゴ、コオロギ、バッタ、ミズカマキリ、ゲンゴロウ、蛍、テントウ虫、ミズスマシ、トンボ、みつばち、クモ、カモや鶴などの鳥たち。水路にはメダカ、ブナなどの魚類もいます。人間って、なんとなく自然の邪魔ばっかりしてるような気がしてたけど、この無農薬無肥料、無除草剤でやる田んぼって、人間と微生物、虫や鳥や魚たちとかなりいい関係を築けているなーって思ったんです。それだけじゃなく、水田に入った水はろ過の働きできれいになるので、そのあと河川へ流れる水をきれいにしますし、気温を調節しますので天然のクーラーの役割もはたします。洪水や土砂崩れを防ぐ働きもあります。その上、おいしいお米が食べられるんだから、これは一石二鳥!一石100鳥くらいじゃないかと思ったんです!ただ、この時の田んぼ経験で、稲というのは他の作物と違い、かなり長い間水に浸かっているんだなーということも気になりました。たまに水路に、上流の民家さんから流れてきたらしい洗剤の泡を発見したりした時、うわーっと思いました。そこで、お米の契約農家さんを探す時、無農薬無肥料の自然栽培というだけでなく、水がきれいな場所でやっている方がいいって思ったんです。だからみなさんの田んぼをすべて見学させてもらって、周辺環境や水源などを見せて頂きました。阿蘇外輪山が育んだそのまま飲めるほど美しい湧水で育っている田園や、標高200~300mの高地にある南阿蘇の田園、川の最上流に位置するミネラル豊富な山の湧水だけが流れ込む棚田や、きれいな水じゃないとすめない蛍や豊年エビやカニ、赤腹イモリや貴重なトノサマガエルやたくさんの虫たちがいる田んぼでやっている農家さんと契約しました。中津江村の田んぼなんか特に、すごい標高高いところで、あの有名な日田天領水の採水地よりも上流ですから、水のきれいさが極上です。そのせいか、お米のおいしさがもうやばいんです。そんなに量が多くないので、毎年すぐ売り切れてしまいますが、2kgを5袋キープしてもらいました。ササニシキの玄米です。欲しい方がいましたら、11周年記念プレゼントとして、ご応募下さった方のうち5名様に差し上げますので、下記の応募フォームよりご応募ください!他にもいくつか、プレゼントをご用意しています。たくさんのご応募ありがとうございました!さて、お米でよく質問を受けるのですが、なぜ私が亀の尾とか旭一号などの古い品種を、好んで作付けしてもらっているのかということです。それ以外も、現在はあまり見かけなくなっているササニシキや伊勢神宮の神田で発見されたイセヒカリなど、ラインナップがマニアックだとよく言われます。お米のでんぷんには、アミロースとアミロペクチンがあります。アミロースはブドウ糖が直鎖状につながっているため、消化過程で端から順に切れていくので分解が進みにくく、血糖値が上がりにくい構造をしています。 アミロペクチンは枝分かれするような構造をしているので、消化過程で何カ所も同時に切っていくことが出来るので分解しやすく、血糖値が上がりやすい構造をしています。例えばもち米はアミロペクチンが100%です。ご存じのようにモチモチしています。うるち米は15~35%のアミロースと65~85%のアミロペクチンから成り立っています。「ハレとケ」とは柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつです。ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表しているそうです。昔の日本人は、ハレの日にはアミロペクチンの多いもちもちの赤飯やお餅などを食べましたが、日常的にはアミロースが多めのお米を食べていたとされています。アミロースのほうが腹持ちが良くGI値が低めで、アミロペクチンは腹持ちが悪くGI値が高めです。このハレとケで食べるものを変えるというのは、身体をいたわる上で、自然に行われてきた習慣だと思います。しかしアミロペクチンはモチモチして、加工品が増えた現在では冷えてもパサつきにくいという需要がありました。そこで現在の日本のお米の主流は、品種改良されて、どんどんアミロースを減らしてアミロペクチンの比率を上げて行っているのです。「コシヒカリ」のアミロースは17%。代表的なもち米系のお米の品種改良です。しかし、今やこれどころじゃありません。低アミロース化は進み、「ゆめぴりか」は15%、「ミルキークイーン」はなんと10%!現在の日本人は、ハレとケの概念で言うと毎日がハレの日の主食になっているのです。本来、和食にはお米自身が主張しすぎずに、あっさりとしたうま味があり、お腹にもたれず、血糖値が上がりすぎず、毎日食べても飽きが来ず、うまくおかずの味を引き立たせてくれるお米が合っているのだと思います。アミロースは、難消化性のでんぷん質(レジスタントスターチ)で、糖として吸収されにくいという性質を持っていますので、ダイエットやアンチエイジングを心がけている方は特に、低アミロースではないお米の方がいいと考えています。また近年増えてきていると言われるお米アレルギーの方も「高アミロース米」に変えたらアレルギー症状が軽減されたという口コミが広まり、高アミロースのお米が再評価されてきているのもあります。品種名 アミロース値 ササニシキ 25% 亀の尾 25%旭一号 23% ヒノヒカリ 20%はえぬき 20%つがるロマン 19%日本晴 18%コシヒカリ 17%つや姫 17%ゆめぴりか 17%ハナエチゼン 16%ミルキークイーン10%もち米 0%亀の尾は明治時代、在来種から選ばれ、育成された日本の傑作イネ品種であり、現代米のルーツです。今も歴史ある幻の米として名高いです。とても背が高いので倒れやすいことや、雀が好んで食べやすいこともあり、栽培が難しいのですが生えている姿もかっこよく、味も美味しくて私は大好き。「ササニシキ」や「ひとめぼれ」、「はえぬき」や「どまんなか」のような良食味米のルーツを辿ると、そこには「亀の尾」があります。旭一号は100年以上の歴史を誇る幻の品種です。粒が大きく食味の非常に良い品種で、人工的な掛け合わせを行っておらず、日本人が昔から食してきた在来品種の組成は、体への負担が少ないと言われています。ササニシキは口溶けの良さや滑らかな喉越し、あっさりとした食感と甘みが特徴のお米です。ヒノヒカリは多少モチモチしていますが、低アミロースすぎず、香りと甘味が調和した、バランスのとれたお米です。私は7分づきにして、雑穀を混ぜて炊くのがベストだと思っています。現代人は、お米離れが進んでいると言われますが、9割が輸入でポストハーベストやグルテンの問題が気になる小麦より、ぜひお米をおススメします。アミノ酸スコアも、小麦は37点ですが、お米は65点。米+大豆製品(味噌や納豆)でアミノ酸スコアは100点!日本食ってやっぱりすばらしいですね。ハレとケの日のバランスを取り戻す!今年もおいしい新米をいただきまーす!!1日ワンクリック応援お願いします!にほんブログ村
2016年11月23日
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みなさん、こんにちは。お久しぶりです!お元気ですか?すっかり秋ですね。私は、先月大分県中津江村に稲刈りに行ってまいりました。あいにくの雨でねぇ・・中津江だけは最初は雨は上がっていたんですが、途中から降り出してきました。でも東京から行ってるんで、日程は変更出来ず・・・・ぬかるんで水田に戻っちゃっている田んぼに、抜き足、差し足、、、田植えと稲刈りを一緒にやっているような感覚でしたが、無事に天日干し出来ました!そのあとはお天気の日も続いたので、いい感じにお米は乾燥したそうです。おいしい自然栽培の天日干しササニシキを今年もお届け出来ると思います!さて、我が家の畑の種まきも、なんとか雨をかいくぐって、やっと蒔きました!やっぱり種採りを続けている大根とかのらぼう菜は、発芽率も芽の出る勢いも全然違いますね。あとは小松菜とかもいい感じ。またまたキャベツとレタスとブロッコリーの苗を植えて、あとは春菊と、ほうれん草と二十日大根などなどです。ミミズ1匹見かけなかった畑が、今年はミミズだらけ。だらけなのも良くないので、まだまだ土が良くなっていこうとしているさなかですが、地力が上がりつつあるのは間違いありません。さて、最近のニュースで気になったことは、アメリカのFDAで抗菌石鹸、シャンプー、歯みがき粉などに含まれる「トリクロサン」など19の抗菌成分を含む商品が販売禁止となったことです。http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG03H1D_T00C16A9CR0000/理由は普通の石鹸に比べて、より殺菌できるという科学的根拠がない上に、長期的に使用することで耐性菌など、むしろ害があるからとのことです。日本でもこうした化学的な抗菌成分は、ミューズとかビオレとかGUMとか、いわゆる抗菌石鹸や、薬用関係で普通に使われています。なんと800品目もあるそうです。日本はどうするんだろうと見ていたら、日本の厚労省もやっと後追いで、これら成分を含まない製品への切り替えを、企業に促すという措置を始めました。なんだかいつも後手後手ですね。http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000138223.htmlこのブログでも去年「抗菌剤と免疫の世界」と題しまして、抗菌製品の生む問題をパート5まで特集しました。読まれていない方がいましたら、読んでいただけるとうれしいです。http://plaza.rakuten.co.jp/korrida/diary/201501130000/(一番上の左の「新しい記事」というのをクリックしていくとパート2にいけます。順に5まであります。)日本人は本当に異常なほど清潔好きで、抗菌商品が大好きだと言われています。しかし、身の回りをどんどん殺菌し、抗菌化していっても、私たちが暮らすこの世界はそもそも菌だらけ。土壌1g中に、微生物は数十億個以上います。地球の重さの3分の1は菌などの微生物だと言われています。環境だけじゃありません。私達の体には、皮膚に1兆個、口の中に100億個、腸内に600兆個~1000兆個もの菌がいます。私達の体重のうち、約2.5kg分は、なんと菌たちの体重です。これらの菌のうちには、人間にとって有用な菌も多く、消化吸収や皮膚の健康などに大きく関わっています。ね?抗菌、殺菌したってきりがないでしょ?重要なことは菌たちと、どううまくつきあっていくかです。抗菌グッズや清潔ブームによって、免疫力が落ちていっていることも問題です。免疫とはざっくり言うと「味方」と「敵」を見極めて敵をやっつけるという機能です。子供のころからいろいろな敵と接することで、白血球たちがその敵に最適な攻撃方法を身に着け、効果的な武器の造り方を学ぶことが出来るのです。体内の細菌をあえてゼロにして育ったマウスは、ケガをすると傷がなかなか治りません。これは血液を固める時に必要なコラーゲンが作られるときに必要なビタミンKを、腸内細菌が生み出しているからだそうです。また、無菌マウスは、「免疫グロブリンA」というウイルスや細菌感染の予防に役立つ抗体が、ものすごく少ないそうです。これは、免疫力がとても低いことを表していて、要は抵抗力がないのです。抗菌グッズに使用されている化学物質は発がん性の疑いがあったり、皮膚アレルギーの原因になることもあります。また、抗生物質と同じように抗菌剤耐性菌も出現しています。すでに銀や、日本で薬用せっけん、薬用歯磨きにがんがんに使用されている、今回アメリカで禁止の措置になった殺菌剤のトリクロサンなどで耐性菌が出ています。人間が介入して化学物質で菌を叩きすぎたせいで、こういう強力な耐性菌を作ってしまうことが怖いんです。免疫が弱っている老人や子供に、本当の深刻な危険が及びますから。今回の措置は、その意味でも非常にいいニュースだと思いました。さてさて、免疫や腸内細菌と言えば、、、以前裸麦の話で、βグルカンのことを書いたことがあると思います。今年の夏、熊本で自然栽培した裸麦を焙煎して、お茶として煮出した後も、出がらしをおいしく食べられるという一風変わった麦茶を作ったんです。この裸麦で麺を作れたら、主食として食べられるなーと試行錯誤したところ、ついに出来たのですよ。これです!↓すごい色でしょ?まるで蕎麦みたい。これは裸麦をまったく削らず、玄麦のまま粉にした麺だからなんです。大麦麺自体は、世の中にあるにはあるけど、普通精麦してしまうんで、もっと色が薄いんですね。でも、精麦なんて、そんなもったいないことする意味が分からない!熊本で自然栽培された裸麦の玄麦を、天然水と自然結晶塩で練りこんだだけの完全無添加麺で、小麦はもちろん、つなぎや保存料などは一切不使用の半生タイプの麺です。裸麦は世界最古の穀物とされる大麦の品種です。なんと!古代エジプト王のツタンカーメンの墓からも発見されているそうです。小麦とは違う穀物で、グルテンを含みません。現在小麦で問題になっている血糖値を上げやすく、腸粘膜を傷つけやすい「グリアジン」というたんぱく質もありません。食物繊維が小麦より約5倍多く、カルシウム、鉄分、ビタミンB1、ニコチン酸なども多いです。収穫後に外皮が容易に外れ「裸」の状態になることから裸麦と呼ばれています。裸麦にはビオチンや葉酸、ビタミンB群などのビタミン類、亜塩やケイ素、カリウムといったミネラル類が胚芽部に含まれ、他にもアルキルピラジン、P-クマル酸、GABAなどの特有の成分を持っています。大きな特徴は、β-グルカンという水溶性食物繊維がすんごく多いこと。外皮を無理に削らなくても容易に外れる裸麦だからこそ、大麦の中でもβグルカンの含有量が特に多いのです。今回、出来上がった麺を栄養分析に出してびっくりしたのですが、食物繊維が100g中10.6gもあったんです。ゴボウが5.7g、サツマイモが2.3g、玄米が3gと言ったら、このすごさが分かってもらえるでしょうか?厚生労働省がすすめる1日に必要な食物繊維目標摂取量は、男性:19g以上、女性:17g以上です。なんと裸麦麺1食分(110g)で1日に必要な量の半分以上の食物繊維が摂取出来てしまいます!さらに、GI値は推定55以下なのですが、とにかく繊維が多くて糖質の吸収を抑えるので、そのあとに食べた食べ物による血糖値の上昇も抑えるというセカンドミール効果があるのです。セカンドミール効果とは何かというと、朝食べると、昼食の血糖値の上昇も抑え、昼食べれば夕食の血糖値の上昇も抑えてくれるということです。日本人は、とにかく糖尿病が多いですからね。日本人はインスリンを分泌する能力が欧米人に比べて元々約半分と言われており、それほど太っていなくてもインスリンの働きが悪くなる傾向にあります。これは元々農耕民族だったため、糖質の処理だけでよかったのでインスリンがそこまで出なくても問題なかったのが、食生活の欧米化で肉や揚げ物などで脂質量が上がってきたために両方に関わるインスリンを出す膵臓が疲弊しやすいのかもしれません。日本人の糖尿病患者数は、予備群の人数を加えると2210万人以上いるとされ、世界でも6番目の患者数の多さだそうです。アメリカではβグルカンとイヌリンを使った糖尿病の治療薬まで出来ているそうですから、βグルカンがめっちゃ多い大麦は、日本人を必ず救うという予感がします。糖尿病は合併症をひき起こすと命に関わる場合もある怖い病気ですが、高血糖の状態というのは「糖化」も急激に進み、美容やエイジングにも大問題なわけです。大麦を食べておくと日中の血糖値が上昇しすぎないので、糖化を食い止める力があるのではないかと思います。また、大麦を食べていると精白米に比べて内臓脂肪、体重、お腹周り、BMIが低下した実例が報告されていますし、血中コレステロールが高めの方が大麦を継続的に食べると、血中総コレステロールとLDL-コレステロール(悪玉コレステロール)が下がるようです。また、なんといってもすごいのは、大麦の食物繊維の半分以上を占める「β‐グルカン」という水溶性食物繊維です。日本でも2013年に有識者による試験の論文評価で、大麦β-グルカンが科学的に「健康機能性に根拠がある」と認められています。特に「血中コレステロール正常化」、「食後血糖値の上昇抑制」、「満腹感の維持作用」について高く評価されています。でも私が一番すごいと思っているのは、腸内環境を整える力です。大麦には、腸内に対して下記のような効果があることが分かっているのです。●腸内に存在する異物などの体内の不要物質を排除して、腸内環境を整える働きがある。便秘の予防や改善に効果がある。●大腸内においてビフィズス菌により利用され、その菌数を増やす。●腸内細菌に発酵され、短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)を増やす。短鎖脂肪酸は、大腸を刺激して蠕動運動を促進し消化管運動を調整することが知られている。その他にも大腸に作用しミネラルの吸収を促進すること、糖代謝や脂質代謝を調整することなどが知られている。●<レジスタントスターチ>と呼ばれる、消化のされにくいでんぷん質を含有。冷やしたご飯などに多く含まれ、小腸で消化・吸収されずに大腸まで届くことで、腸内のビフィズス菌などの善玉菌がこれを食べて「短鎖脂肪酸」の産生を高め、大腸内を善玉菌の住みやすい環境に整える作用がある。まぁ、ごちゃごちゃうんちくを並べましたけど、この裸麦麺、とにかくおいしいんです。水溶性食物繊維が多いんでコシがあり、煮崩れしにくいんで鍋の締めに入れてもいいし、盛岡冷麺や韓国冷麺のような使い方も出来るし、パスタのようにも使えるんです。グルテンフリーのしなしなの麺に嫌気がさしているような方には、革命的な麺だと思います。↑またゆで汁の麦湯が、βグルカンが多くてとろっとろで美味しいんですよ。あと、すごくおすすめなのが、麺をそのまま素揚げにすること。揚げてから塩を少しパラパラってしただけで、絶品スナックになります。いろいろ楽しめるんで、ぜひ食べてみて下さい!ただし元々小麦アレルギーを持つ方や、セリアック病の方は注意です。裸麦はグルテンを含みませんが、アレルギーには「交差抗原性」という、似たような種類の食品に反応するという場合もあります。大麦に含まれているのは小麦に多い「グリアジン」じゃなくて「ホルデイン」という違うたんぱく質ですが、元々小麦にアレルギーを持つ方が大麦にも反応が出るという「交差抗原性」が起こる可能性が約20%あるそうです。また、自己免疫疾患のセリアック病の方は小麦だけじゃなく、小麦グルテン類似たんぱくにも症状が出るので、大麦とライ麦も摂取できませんので注意してください。こういう方は、玄米麺をチョイスするといいと思います。血糖値をコントロールし、腸内を整える裸麦麺は、これからの日本人のビューティーエイジングをきっと支える!!
2016年10月17日
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みなさま、こんにちは。気が付くと、あらまぁ!明日から3月じゃありませんか。こわいくらい早く時間が過ぎていきます。1日1日が大切で。やりたいことがたくさんありすぎて、人生の時間が足りません。120歳までは生きて、それまでは元気に走っていこうと思う毎日です。ただ、120と考えると、まだ折り返し地点にも全然来てないじゃないかと書きながら気づいて笑えてきました(笑)。あと72年、がんばってアンチエイジングでいかないとね。庭のブロッコリーが小さいながらも出来ていました。3等分して、分け合ってサラダに入れて食べたら、苦みがないのにうま味だけあってすごくおいしかったです。小松菜がスーパー小松菜になっていました。ここまで大きいと、さすがに種取用かな。無肥料なのに、この大きさです。自家採種の3代目くらいになってくると、こんなことも起こるんだなーと。土も大事ですが、なによりも大事なのは「種」なのではないかと感じています。畑をやっていると、すごく季節を感じます。春はとくに、お祭りのように華やかな雰囲気に満ちます。生まれて、伸びて、葉を増やして、花を咲かせて、実をつけ、種をつける。出来るだけ遠くへ種を飛ばそうと、大きく放物線を描ききったら安心して枯れていく。そして種の記憶は次世代に受け継がれる。命に終わりなどないんだと、畑を見ているとはっきり実感します。そうそう、告知です。もう次の号が発売されちゃったと思いますけど、「婦人画報」に私が作ったワンプレート朝食が掲載されました。実物大?っていうほど大きくて、ドキドキしてしまいました。もちろん毎朝こんなに作りません。いつもは、この中のスムージーくらいです。時間があったり、早起きした時はいろいろ作る時もあります。手が込んでいるように一見見えますけど、スムージーは林檎半分とにんじん半分に麻の実パウダーと甘酒と豆乳ちょっと入れて、1人用ミキサーでががーってやるだけ。あとは季節のフルーツを適当にカットしてるだけだし、白菜サラダにダマスクローズティーの花びらを散らしているだけ。白菜はビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、食物繊維などが含まれ、美肌、便秘の改善、利尿作用、胃もたれ解消、風邪の予防、むくみ解消などのパワーがあります。あとね実は白菜って、かなり免疫を活性化出来る野菜なんですよ。免疫力の指標の1つである腫瘍を壊死させる物質のTNF-αの産生量を比べる実験で、1位がレタス、2位が白菜だったそうで。こういう水が多くてほとんど栄養ないみたいに思われてて来た野菜に、ものすごいパワーが秘められていることが面白いですよね。白菜は生で食べても火を通してもおいしくて。私はこんな風に、けっこうサラダで食べてしまいます。しゃきしゃきして最高です。ただヨウ素の吸収を妨げる酵素が含まれているので、生で食べる場合は多量に食べることは禁物です。紙面にはスペースの関係でレシピとかは載っていないんですが、白菜ローズサラダに使っているドレッシングのレシピは下記です。チアシードドレッシング黒酢 大匙3しょうゆ 小さじ1甘酒 大匙1フラックスオイル 大匙1塩 小さじ2分の1こしょう 少々チアシード 適宜フルーツは下記のマリネソースをかけると、甘さがいまいちなフルーツもおいしくなりますよ。フルーツマリネのソースレモン汁 大匙1オリーブオイル 大匙2分の1マヌカハニー ティースプーン2分の1あとは、スプラウトとアボカドとパプリカ、山芋でRAW海苔巻きにしてます。この時はアルファルファをご飯に見立てています。山芋とアボカドが入っているので、これ食べるとお腹もすきにくいです。海苔巻きにつけるソースは下記を混ぜ合わせるだけです。RAW海苔巻きの梅味噌だれ梅肉(細かく刻んで) 小さじ2味噌 小さじ2と2分の1豆乳 大匙2スムージーのレシピも一応のせとこうかな。まぁ適当でいいんですけどね、参考までに。スムージーレシピ林檎半分、ニンジン2分の1本、甘酒大匙2杯、麻の実パウダー大匙2分の1杯、レモン汁を少々、豆乳を半カップ最近はジューサーじゃなくて、お手軽なレコルトの1人用ミキサーをまわして、このまま外してくいって飲むことが多いです。楽ちんですし、丸ごと摂れるしね。もちろん低速ジューサーでやって繊維を戻すのがベストですが、忙しい朝はこの感じが無理なくていいなと思います。スムージーやジュースクレンズがずっと流行中ですが、鬼的に気を付けてほしい点を書きます。1つはフルーツの量です。丸ごとならあまり食べないほどの量もジュースやスムージーであれば意外とするすると飲んでしまえますが、そうすると意外にたくさんの糖質を知らず知らずに摂取してしまっている場合があります。ホールフードで食べられる量を目安にするといいと思います。特に外食で飲むときは、気を付けて下さい。あと、出来たらジュースよりスムージーのほうが繊維が含まれて丸ごととれるのでいいです。ジューサーの時も繊維をある程度戻しましょう。そうでないと、いくら100%ジュースでも血糖値が上昇して糖化しやすいと思います。もう1つは、グリーンスムージーです。ほうれん草や小松菜、チンゲン菜、春菊などを生でたくさん食べると、硝酸態窒素も取り込んでしまうことになります。硝酸態窒素は、体内でアミノ酸と結びつくとニトロソアミンという発がん物質になります。こういう硝酸態窒素が多い野菜は茹でると半分以下に減りますので、加熱して食べる方がいいんです。私、一通り自分で測定しましたけど、サラダほうれん草であっても同じことです。むしろ水耕栽培のサラダほうれん草の硝酸態窒素の量は、驚くほどの数値でした。その時のブログはこちらただ無肥料の自然栽培は、こうした葉物野菜であっても硝酸態窒素少な目になります。でも野菜を生ジュースやスムージーにするなら、やっぱりにんじんとかレタス、キャベツ、トマトとかにしたほうがいいんじゃないかなーと思います。もう1つ告知です。こちらは今発売中の「nice things」。なんと!カラー4ページも私が開発した食品たちやその思いが載っているんですよ。広告じゃないのに、4ページですよ。感涙(T_T)じっくり取材して頂きました。良かったら読んでみて下さい。まだまだ、いろいろなものを開発中です。こちらは春に出る、自然栽培のお米と11雑穀のおかゆとご飯の、なんとレトルト!お湯でこのまま温めれば、すぐに食べられます。もちろん、自分で炊くのが一番おいしいですが、一人暮らしの方や、疲れて帰ってきた方にも、気軽に自然栽培のご飯や雑穀のおいしさを味わってもらいたくて作りました。他にもまだ言えませんが、いろいろ開発中です。ああ~言いたいけど言えない。世の中にまだない究極のものをあれこれ作っています。さて、もう1つ最後にご紹介したいのが、代官山に1月にOPENした「代官山サラダ」というお店。私のカイロプラクティックにいらしている皮膚科医の蘆田先生がオーナーの、無農薬で無化学肥料の西日本産のサラダがあれこれ食べられる夢のようなサラダ屋さんです。オーダーを受けてから刻んでくれます。テイクアウトも出来るけど店内でも食べられます。ローストビーフのサラダとかもあるんですが、遺伝子組み換えのエサや抗生物質不使用のビーフです。企画段階から、蘆田先生の思いをずっと聞いていたので、その情熱と誠実さは太鼓判を押せるお店です。サラダも大きいし、スープとか、グルテンフリーのケーキとかもありますので、お腹はいっぱいになりますよ。ぜひ一度、足を運んでみて下さい!代官山サラダもうすぐ、春!私たちを元気にしてくれる野菜たちは、それぞれの特性を活かして無理なく自然な形で、おいしくいただきましょう!!!
2016年02月29日
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みなさん、こんにちは。めっちゃお久しぶりになってしまいました。お元気ですか?私はなんとかちょっと夏休みを取り、2泊3日で長野にキャンプに行ったり、神宮花火大会に行ったりして、忙しい中でもそれなりに夏を満喫していました。初めてテントで寝たのですが、夜に雨が降ってきて。まいりました~(>_
2015年08月19日
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みなさま、こんにちは。またまた、お久しぶりになってしまいました。あいかわらず、治療院と商品開発で大忙しな毎日です。最近は、トークイベントとか講演とかをやらせて頂く機会も増えてきました。やっと少しは慣れたかな?って思うのですが、分かりやすくお話しするって難しいですね。いつも百貨店などの小さいスペースでやることが多く、すぐに予約が埋まってしまい、あまりブログでのご案内も出来ていないのですが、4月26日に「オーガニックライフ東京」という、ちょっと大きいイベントに出演することになりましたので、よかったらぜひいらして下さい!4/26(日)12:00-13:00 Veggy/ココロもカラダも美しくなるための食事法さて、告知が続きますが、今発売している雑誌マイエイジに、カラー2ページ登場させて頂いています。↑こんな感じで自宅で撮影しました。うちの畑で、畑仕事している写真とかも載っています。毎日の鬼流の養生についての内容です。春になって、畑の作物が元気になってきました。大根も細いですが、収穫して食べています。越冬している赤水菜とかも、サラダで食べるとおいしいです。忘れかけてた小さな小松菜がにょきにょきーっと伸びて花咲いたり、春の畑はアメージングですよ。そしてそして、久しぶりに千葉の無農薬酒造「寺田本家」さんに社員研修にスタッフ全員で行ってまいりました。↑いい感じにプクプク発酵していました。壁にも空気中にも、麹菌や乳酸菌や酵母菌がいっぱい。じゅうぶん、菌呼吸してきましたよ♪寺田さんのところでは麹菌すら自社の田んぼの稲麹。あとはすべて蔵の壁や空気中に住んでいる微生物の力だけで発酵させている。ひとくちに麹菌や乳酸菌と言っても、自然界には何種類もいるわけで、寺田さんのところは菌の多様性があり、その多様性の中で勝ち残っている麹菌、乳酸菌、酵母菌たちなわけです。菌たちを殺さないために、蔵の掃除は掃き掃除と水拭きのみ。蔵の根幹をなす麹室や酒母室にも見学客を、どんどん通します。普通の蔵は、工場で純粋培養している限られた種類の麹菌や乳酸、酵母菌を使っているのでとても弱いわけです。だから蔵を薬品で除菌殺菌しないといけないし、酒母室に見学客など、とんでもないことなのです。寺田さんのところに行くと、こないだから書いている「菌」たちとの共生関係、菌と免疫の関係がすごくよく分かります。多種多様な種類の菌が、自然環境に揉まれて鍛えられ、それでも腐敗方向に行かないほどの、強い発酵場が形成されているわけです。この生物多様性が、お酒の独特のうま味や香りを醸しているのです。日本人が、過剰な除菌殺菌の中で、免疫力を落としていく理由が分かります。さて、抗菌剤と免疫の世界も今日でラスト。T細胞の免疫学校「胸腺」を鍛えるためには、さまざまなバクテリアに遭遇していることが大切だということが見えてきました。特に子供の頃が重要です。そして腸内細菌の量や質も免疫にとって大変重要であることも分かりました。美容の面で気になるのが、腸内細菌が腸で美容のビタミンを合成することです。ビタミンB1、B2、B6、B12、ビタミンK、パントテン酸、葉酸、ニコチン酸、ピオチンを作り出していることが分かっています。特に角質層のうるおいやハリを保ち、抜け毛を防ぐビオチンなどは、食べものから摂取しても腸内の善玉菌の働きがない限り、体内で吸収できる形に分離できません。また、目尻シワの進行を抑えたり、首や肩こりを和らげたり、骨粗しょう症を予防したり、更年期障害を軽くする「エクオール」という成分は、腸内細菌が大豆イソフラボンから変換して作ります。日本人の50~60%はエクオールを作れますが、欧米人では20~30%の方しか作れません。ところが日本人でも10代20代の若い世代では欧米人と同じくらいの%の人しかエクオールが作れないという研究が報告されています。これによって、食生活の欧米化によって、腸内細菌に変化があるということが分かります。日本では毎日大豆製品を食べている人はエクオールを作れる率が高く、乳製品を多く食べる人はエクオールを作れない人が多いそうです。欧米でも、ベジタリアンや魚油(オメガ3脂肪酸)を摂取している方はエクオールを作れる率が高いそうです。ビオチンもエクオールも、腸内細菌が分解、変換して作るスーパー栄養素。腸内細菌の量が少なく、かつバランスが悪ければ、良い栄養も無駄になってしまうことがあるのです。特に乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、乳酸や酢酸などの有機酸を生み出します。この有機酸が腸内で多いと、例えばO-157などの病原性を持つ大腸菌もなかなか増殖出来ません。2011年に順天堂大学大学院医学研究科プロバイオティクス研究講座での研究では、乳酸菌によってノロウイルスによる胃腸炎の発熱を緩和する効果があることが分かっています。善玉菌が作り出す酸は、腸の蠕動運動をうながします。善玉菌が作り出す酪酸という酸は腸内の細胞を修復し、再生し、大腸がんを予防しますし、プロピオン酸はカルシウムの吸収を促進してくれます。ポリアミンと言う物質も腸内細菌が作り出しますが、細胞の修復を助け、バリア機能を高め、DNAの合成などにも関わります。ポリアミンが減少すると細胞の活性が落ちることから、アンチエイジング物質としても注目を集めています。大豆、納豆、しょうゆ、味噌、きのこなどにも含まれますが、大腸の中で腸内細菌が合成していることも分かっていて、すごく興味深いです。今年は花粉の量が去年の2倍とのことで、早い時期から花粉症の症状に苦しんでいる方が多いようです。このアレルギー性鼻炎にも腸内細菌が関わっているようです。フィンランドの研究ではアレルギーの子供の腸内には乳酸菌やビフィズス菌が少ないことが分かっています。花粉症の方は、特にビフィズス菌が少ないようです。白血球のヘルパーT細胞には「Th2細胞」と「Th1細胞」があるんですが、「Th2細胞」の働きが強くなりすぎると、必要以上にヒスタミンを分泌して、アレルギー反応が起きやすくなると言われています。肉などの動物性たんぱく質を食べ過ぎると、消化の不完全なたんぱく質が出やすく、これに白血球のヘルパーT細胞の中の「Th2細胞」が反応して、強くなってしまいます。腸内細菌のバランスがよく善玉菌が多いと、アレルギー反応を抑える「Th1細胞」が優勢になります。また、性格の違うネズミの腸内細菌を入れ替えると、性格が逆転してしまうという話をたびたび書いています。脳内の幸せ物質であるドーパミン。情緒を安定させるセロトニン。これらが合成される時に葉酸やビタミンB6が不可欠ですが、これを腸内で合成しているのは腸内細菌です。また、悪玉菌が分泌する硫化水素とアンモニアは神経毒で、腸内で微量でも神経に接するとイライラを招き、ストレスが高じてきます。反対に、乳酸菌は悪玉菌が出す硫化水素とアンモニアを分解してアミノ酸に変換し、セロトニンや、ドーパミンを合成することが分かっています。腸内細菌のバランスで性格までも変わってしまうのは、こういう理由があるのではないかと思います、ドーパミンは愛情を深く記憶する働きがあります。ドーパミンが多いと、変わらぬ愛を保ち続けることが出来、ドーパミンが減ると移り気になるという説があります。浮気者の彼も、腸内細菌で変わるかもしれないってわけです(笑)さて、この腸内細菌のバランスを良くするにはどうしたらいいでしょうか。例えば、30年前の山梨県の棡原地域などの有名な長寿村の高齢者の方の腸内細菌にはビフィズス菌が大変多く、反対に悪玉菌は一般の高齢者の半分以下だったそうです。彼らは一般の方の5倍くらいの食物繊維を摂っていたそうです。芋、雑穀、山菜、きのこ、こんにゃく、根菜、大豆ですよ。そして肉をほとんど食べないのです。私の今日のお昼は、大根おろしとぬか漬け、きんぴらゴボウと納豆と海苔。そしてわかめとくろめと野菜としいたけのお味噌汁と雑穀ご飯でしたが、こういう食生活していると3回くらい黄金が出ますからね。食物繊維は便のかさを増やして有害物質を絡め取るだけでなく、善玉菌の餌にもなり、腸内で発酵して酸が出来て、これがビフィズス菌を増やすことにも役立ちます。善玉菌のエサは、オリゴ糖や食物繊維で、悪玉菌のエサは動物性たんぱく質や脂肪です。これを覚えておけば、大丈夫だと思います。オリゴ糖は玉ねぎ、バナナ、ハチミツ、ヤーコン、ニンニク、ゴボウ、大豆、味噌、アスパラガスなどに多いです。不溶性食物繊維の多いもの(野菜には全般的に含まれています)ごぼう(水溶性も多い)おから いんげん豆 大豆 干ししいたけなどきのこ類 切干大根 さつまいも かぼちゃ トウモロコシ ニンジン(水溶性も多い)オクラ(水溶性も多い)など水溶性食物繊維の多いものわかめ 昆布 ひじき めかぶ、くろめ、寒天その他海藻類全般 アボカド 納豆(不溶性も多い)里芋 りんご キウイ モロヘイヤ(不溶性も多い)こんにゃく、菊芋などあとは保存料と抗生物質には要注意ですね。必要なときには仕方ないですが。もう1つは発酵食品です。納豆、糠漬け、キムチ、味噌、生醤油など。寺田本家さんの生搾りのお酒なんかもそうですね。こういうものには、善玉菌が豊富なので、体の中にいろいろな菌を取り入れることが出来ます。生野菜もバリバリ。サプリメントの乳酸菌や酵母なんかも、腸内の調子が傾いている時には、援軍になります。こうした外から摂る生きた菌たちは、腸の中でずっと棲みついてくれるわけではありません。腸内に留まるのは長くて一週間だそうです。幼い頃から築かれた腸内フローラには縄張りがあり、そう簡単に外からの菌を仲間にはしないのです。ただ、腸内に外から来た援軍たちは1週間程度は生きて発酵して、乳酸や酢酸、酪酸などを大いに生み出し、こうした代謝物が元々住んでいる善玉菌達が住みやすい環境を作り、彼らを増殖させてくれるのです。そして善玉菌の死骸には善玉菌が活発に働くために有効な成分が豊富に含まれているため、生きている善玉菌のエサになることも分かっています。マイグルトや甘酒なども麹菌や乳酸菌の代謝物がたくさん含まれているから、例え菌が全部生きていなかったとしても、自分のお腹の善玉菌を増やすことに繋がっているのです。抗菌グッズは出来たら使わない!微生物たちと、仲良く暮らして心も体もぷくぷく発酵美肌道!!!
2015年03月06日
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みなさん、こんにちは。なんか気が付くともう2月半ばすぎたじゃないかですか。はやっ(-_-;)しかし早く春になってほしいです。寒いのはもうあきた~(>__
2015年02月19日
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みなさま、こんにちは。早いもので、節分も終わりましたね。毎年、豆まきは欠かしたことがありません。でも、鬼役はやりませんよ!(^。^)鬼の面は家のドアの内側に貼り付けて、少しだけドアを開けて、そこに向けて小袋に入った豆を、小袋ごと投げました。これだと、豆が汚れずにすみます。儀式終了。あとで豆をポリポリ。今年も元気ですごせますように。さてさて、お知らせから。今発売している雑誌「婦人画報」の月の美容の特集に登場しました。すごく写真がきれいで、うっとりする特集です。あと、吉川ひなのさんのインスタグラムに、愛用品としてうちのサンスクリーンが出てて、とても感激しました。ふだん使いはこれ!と書いて下さっています。さらにさらにひなのさんの愛用品として、雑誌にうちの黒酢が登場していました。渋いというか、いやー、わかってらっしゃる!(*^_^*)うれしくなってしまいました。あとは、眞鍋かをりさんのブログにも、うちのローチョコレートが紹介されていて。これまたびっくりです。こういうオーガニックの、なおかつ私が作る相当ニッチな製品も、感度の高い方に愛用者が増えてきていると感じます。すごくうれしいです!今も、コンシーラーをはじめ、メイク系もいろいろ開発しています。基礎化粧品系もいろいろ試作していますし、ヘアケアもやってます。フード系もまだまだいろいろ増えます。これからも、いろいろなものをパワフルに生み出していこうと思っています。さて、抗菌剤と免疫の世界の続きです。前回は、抗菌剤のナノ銀の環境や生物への影響や、強い洗顔料での洗いすぎによる、皮膚に住む1兆個もの常在菌への影響についてお話ししました。洗顔のし過ぎも問題ですが、抗菌グッズの繊維を着用すると、やはり皮膚常在菌が弱り、顆粒球と言う白血球を増やし弱った菌の排除に取りかかると言います。顆粒球のよくないところは、大量の活性酸素を出すところ。これによりやはり皮膚を守る菌はいなくなり、かゆみや炎症が起きやすくなるようです。さて、皮膚もそうですがもっと細菌だらけの場所があります。それは腸の中です。最近の研究では、なんと腸内に600兆個~1000兆個も菌がいるそうです。重さは約1.5kgだそうですから、体の中の細菌はほとんどが腸にいることが分かります。腸内に生きる細菌は1000種類以上だそうですが、解明されているのは300種程度。バクテロイデス、ユウバクテリウム、連鎖球菌、ビフィズス菌、大腸菌、乳酸桿菌、腸球菌、ウェルシュ菌などです。600兆個~1000兆個もいる腸内細菌ですが、胎児の時からいたかというと、実はそうじゃありません。お母さんのお腹にいる時には、腸内細菌も皮膚の常在菌もゼロです。無菌状態だった赤ちゃんは、まずは生まれる時にお母さんの産道付近の細菌が口の中に入ります。それが腸内で増殖するようです。生まれたあとも、病院のベット、お母さんや助産師さん、看護師さんの手、空気などからいろいろな菌が赤ちゃんの腸内に入ります。この腸内細菌が、もしゼロのままだと、どうなると思いますか?体内の細菌をあえてゼロにして育ったマウスは、ケガをすると傷がなかなか治りません。これは血液を固める時に必要なコラーゲンが作られるときに必要なビタミンKを、腸内細菌が生み出しているからだそうです。また、無菌マウスは、「免疫グロブリンA」というウイルスや細菌感染の予防に役立つ抗体が、ものすごく少ないそうです。これは、免疫力がとても低いことを表しているそうです。要は抵抗力がないのです。最近の研究では、免疫グロブリンAを作るのを促進する腸内細菌や、病原菌を撃退する細胞の活性化をする乳酸菌など、免疫におおいに関わる腸内細菌がいることが分かってきているそうです。免疫には自然免疫である、マクロファージや顆粒球、好中球やNK細胞のような、侵入してきた外敵を食べたり、活性酸素爆弾を投げつけたりして戦ってくれるパトロール免疫軍団と、キラーT細胞やB細胞、ヘルパーT細胞のような、敵をきちんと見極め、的確な武器(抗体)を作ってスマートに戦う頭脳派の免疫軍団があります。両方ともとても大切ですが、この後者の方の頭脳派の免疫軍団の能力は、子供の頃にどれだけの細菌やウイルスと接しているかで決まります。免疫とはざっくり言うと「味方」と「敵」を見極めて敵をやっつけるという機能です。たくさんの敵と接することで、その敵に最適な攻撃方法を身に着け、効果的な武器の造り方を学ぶことが出来るのです。これを学ぶのは、胸腺です。胸腺は心臓の上くらいにある臓器で、いわば頭脳派免疫軍団T細胞の学校です。ここで、味方を学び、敵を学び、さまざまな攻撃方法や武器製造を学び、厳しい訓練をかいくぐってきたT細胞しか卒業できません。そう、外敵をやっける以外に、味方を攻撃しないことをきちんと学ぶと言うことも免疫にとって、とても大事なことです。これを学べないと、アレルギーになりやすくなります。これを間違ってしまうと、T細胞は落第させられてしまいます。しかし、いろいろなパターンのテストケースが多くないと、敵と味方を見極める能力もなかなか研ぎ澄まされていきません。ところが、ショックなことにこの胸腺は20歳を境に、だんだん萎縮してしまうのです。そう、免疫学校が開催されているのは主に子供の頃から20歳まで。この時期に、どれだけたくさんの外敵と接しているかで、その後の免疫におけるT細胞の能力に差が出てしまうのです!なぜ日本人にこれほどアレルギーが増えているか、なぜ食中毒がこんなに増えているか、なんとなく見えてきますよね。赤ちゃんがなぜ、なんでもペロペロなめるのかも。なぜ家畜と触れ合うモンゴルの遊牧民にほとんどアレルギーが見られないかも。ところが赤ちゃんグッズは抗菌化され、授乳前に自分の乳首まで除菌シートで拭うママまでいます。免疫を鍛えるためには、泥んこ遊びは子供にとって最高なのですが、最近は砂遊びを避けるご家庭も多く、抗菌砂の公園まであります。もちろん、不潔にしろというわけではありませんが、この抗菌グッズや除菌製品のヒットを見ていると、日本人はやっぱり、やりすぎに見えます。もう20歳をとっくにすぎてしまった私たちも、がっかりすることはありません。T細胞の細やかな能力を鍛えることは出来ませんが、いろいろな方法で免疫力を底上げすることは出来ます。一番は、やはり腸管免疫を鍛えることです。体の免疫細胞の実に70%が腸に集中していることが分かっています。腸には外界からさまざまな食べものが入ってくるため、内なる外とも言えます。いろいろな外敵にさらされるリスクがあるからこそ、多くの白血球たちはここで待ち構えて警備してくれているのです。有害物質が入ってくると、免疫細胞たちの働きで「IgA抗体」を作りだして攻撃してくれます。この時腸内に乳酸菌などの善玉菌が多いと、IgA抗体の生産性が上がることが分かっています。もうすぐ花粉の季節もやってきますが、白血球のT細胞の中の「Th2細胞」のほうが優勢になると花粉症やアトピーなどの症状を引き起こす「IgE抗体」を多く作り出しています。ところが、腸内の善玉菌が優勢だとT細胞中の「Th1細胞」が優勢になります。「Th1細胞」は「Th2細胞」の働きを抑える役割があるので、アレルギー症状が出にくいのです。この冬もたいへん流行したノロウイルス、そしてOー157のような悪玉大腸菌なども、同じ条件下でも発症しない人、ひどくなる人、症状があまり出ない人と個人差があります。ここでも、腸内細菌のバランスが関係しているようです。ビフィズス菌や乳酸菌などが作り出す酢酸や乳酸で腸が酸性になっていると、細菌やウイルスの活動が抑えられ、腸内での増殖をある程度防げると言います。北海道大の研究でも、腸の表面に貼りついてノロウイルの付着を防いだり、ウイルスにくっついて腸の細胞に入りこむのを防ぐ乳酸菌を見つけたようです。さて、腸管免疫の鍛え方、そして善玉菌が作り出す美肌に嬉しい栄養素については、また次回!
2015年02月06日
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みなさん、こんにちは。いい季節ですね。先週日曜日、大分県中津江村に稲刈りに行ってきました!↑春にみんなで田植えした田んぼが、稔りの秋を迎えていました。なにげに誰かが写した写真に、こんな紫のオーラのような光が写っていてすごくきれい!降水確率50%だったのに、一瞬の夕立くらいですんで、山の神様にも祝福されている感じがしました。↑黄金の稲穂。たわわに実っています。これを見るのが楽しみで、お米作りってやっぱり癖になる~\(^o^)/↑4歳から稲刈りをやっているうちの息子も、慣れた感じで草刈鎌でざっくり。↑刈った稲を6束くらい重ねて、麻ひもで縛ります。↑竹や木を組んで、そこに稲束を干していきます。今では機械乾燥が主流で、こうした刈った稲を天日干しで乾燥させる「はさ掛け」をする田んぼはあまりないようです。はさ掛けは太陽の光や自然の風でゆっくり乾燥するので、茎や葉の養分を米が吸収して追熟されるので、お米本来の旨みが増すと言われています。機械乾燥も低温でじっくり行えば大丈夫ですが、昔ながらのはさ掛け米は、やはり格別の味になります。大変な作業だけど、みんなでやると楽しい!毎年続けていきたいなって思っています。稲刈りの翌日は熊本県菊池市に移動。菊池で講演会を依頼されまして、稲刈り翌日で少々ハードでしたが1時間半ほどお話しさせて頂きました。テーマは、「菊池でビューティーエイジングツアーのご提案」というものでした。自然農が盛り上がっているし、菊池渓谷や美肌の湯の温泉など、美容と健康に良いものが満載の菊池で、ビューティーエイジングなお料理を食べて、体の中らきれいに!ということで、レシピの考案を頼まれました。そのお料理のテーマとか主旨とかを説明したあと、実際そのお料理をホテルの厨房で作って頂いて、みんなで食べるという講演会だったんです。お料理を食べていただきながらの講演会は、先日のプレス発表会でもあったので2度目なのですが、今回はレシピを提案して、作るのが菊池のホテルのシェフっていうところが、初でしたのでドッキドキの経験でした。↑野菜を全部地元産のオーガニックにしてほしいという私のお願いを聞いて頂きまして、99%熊本産オーガニック野菜を使って下さいました。有機溶剤の油を使わないでほしいとか、砂糖や化学調味料やダシの素を使わないでほしいとか、いろいろな鬼的なリクエストに全部応じていただいたことに感謝!!全部で10品のメニューがあるのですが、すべてに10大エイジングテーマを解決する栄養素を入れ込むというメニューにしてみました。自然環境豊かな菊池で、胃腸を休める意味もあり、今回は肉やお魚はなし。その代わりタンパク質としては高野豆腐やお豆腐や山芋を使い、出汁やしらす以外はベジにしてあります。【食前ドリンク】「抗酸化」ミント玄米茶と柚子ジュレの冷たいドリンク【前菜A】「抗糖化」生野菜サラダ 黒酢生姜ドレッシング【前菜B】「美腸」ごぼうの白和え【前菜C】「シミ・光老化防止」トマトとキウィのカルパッチョ 玄米甘酒とバルサミコとオリーブオイルのソース【前菜D】「乾燥肌改善」こんにゃくと根菜の煮物【メインA】「シワ撃退・ハリ回復」高野豆腐の詰め煮【メインB】「免疫強化」もっちり山芋しんじょ揚げ にんにく醤油【ご飯】「くすみ撃退」ひじきと梅しらすの釜飯【汁】「つやつや髪」豆腐とあおさとオクラの味噌汁【デザート】「デトックス」玄米コーヒーティラミスお醤油となたね油と黒酢と海苔と練り梅と塩とアガベシロップ、亜麻仁油、玄米珈琲に関しては、私推薦のものを使って頂きました。シェフの方は亜麻仁油とか香り高いなたね油とか、アガベシロップとか、玄米珈琲とかを調理に使ったことが初めてだということで、相当戸惑われたようですが、多くの方が「おいしい!」と感嘆して下さるほど評判が良かったです。対応して頂いて、本当にありがとうございます(T_T)↑こちらが玄米珈琲ティラミス。コーヒーの代わりに玄米を焙煎した玄米珈琲を使うほか、乳製品をいっさい使わずお豆腐やもち麩を使うというものでしたが、味は意外とティラミスなので、みなさんに大好評でした。このお料理を食べるツアーは、なんと実際これから菊池で行われるようです。びっくり!詳細が決まったら、また書きますね!今回の講演会で話した、素材や味付けの基準は下記です。素材、味付けのご提案●出来るだけ地元の無農薬のお野菜やフルーツを使用●お米は白米でなく7分づき米に●化学調味料、添加物のある調味料、ダシの素、精製塩を使用しない。●白砂糖や白砂糖の入ったソースを使用しない。●みりんは添加物のない本みりんで、お醤油は有機丸大豆の本醸造●油は有機溶剤の油ではなく、栄養価高い圧搾法の油●日本のスーパーフードとも言える発酵調味料をふんだんに使うさらに、以下のような話もしました。鬼生活のまとめですね。ビューティーエイジングに良い食べ方のご提案●活性酸素を発生させる残留農薬のあるお野菜や果物ではなく、新鮮で栄養価高い無農薬の食材を出来る限りいただく●体内酵素を温存するためにも糖化を防ぐためにも、生野菜から食べ、炭水化物を出来るだけ最後の方に持ってくる●毎日350g以上野菜とフルーツを食べ、出来れば野菜の半分は生野菜にすること。●腸のために、水溶性と不溶性の食物繊維の多い野菜を毎日30g以上食べる。ゴボウ、かぼちゃ、海藻など。●腸内の悪玉菌は高たんぱく、高脂肪が大好き!動物性たんぱく質を食べ過ぎないこと。その代わり豆など植物性たんぱく質などで不足しないようにする。●悪玉菌の好物で、糖化の元凶である白砂糖を使ったお菓子類と、油の多いお菓子類を食べない。お菓子の甘みは蜂蜜、アガベシロップなどで代替。料理にはみりんを使う。●油は細胞膜とホルモンの原料なので質に気を付ける。加熱料理には、加熱に強いオメガ9系の油(なたね油、アボカドオイル等)やココナッツオイル等を使い、ドレッシングには加熱に弱いオメガ3系(亜麻仁油、チアシード油)を取り入れる。●酸化した油もの料理に注意する。同じ油を何度も使わない。トランス脂肪酸を摂らない。●ミネラルが不足すると酵素の働きも、代謝も、心の状態も悪くなる。煮干し、昆布、焼きあごなどでしっかりダシを摂る。●乳製品をとらない。そんなに難しいことではないので、気になることがありましたら、良かったらぜひ取り入れてみて下さい!さて、この11月16日で、アンチエイジングの鬼も、いよいよ9周年を迎えます。イベントなどに来て下さった方とお話しすると、本当に長く読んで下さってる方がいて、涙が出そうになります。もちろん、つい最近検索でたまたま知ってから読んでいるとおっしゃる方もいます。読んで下さる方がいるから、9年も続けてこれたのだと思います。本当にありがとうございます。毎年この時期になると、読んで下さっている皆様への感謝の気持ちを込めて記念プレゼントを開催しているのですが、今年もやらせて頂こうと思います。今年は大分県中津江村で現在掛け干ししている、私が日曜に稲刈りしたばかりの自然栽培米「ヒノヒカリ」2kgを、抽選で5名様にプレゼントさせて頂きます!標高の高い棚田で、山の湧水で育った、無農薬無肥料のお米です。ぜひ、食べてみて下さい!また、抽選に外れてしまった方の中から、10名様に「美膳雑穀」という私が提案した11穀の雑穀ブレンドを差し上げます。すべて熊本産の無農薬無化学肥料で育ったあわ・きび・ひえ・押し麦・丸麦・はと麦・たかきび・緑米・赤米・もち玄米の十穀に、北米のネイティブアメリカンが、数千年も前から大切にしてきたイネ科マコモ属の草の実の「ワイルドライス」を入れた、合計11穀です。ワイルドライスはネイティブアメリカンの「アニシナベ族」の居住区リーチ・レイクの広大な自然の中に自生しているものを、アニシナベ族の方自身がカヌーに乗り、1穂1穂手摘みしている伝統食。玄米よりもたんぱく質、ビタミンEと葉酸が豊富で、食物繊維をはじめ、ビタミンB群 、マグネシウム、亜鉛、鉄分が豊富で、すごく注目しているパワーフードです。お米に入れると、食感も良くてはまります。(たくさんのご応募ありがとうございました!!)来年はいよいよ10年目。これからもマイペースで、ナチュラルアンチエイジング研究を頑張ります。おいしいものを食べて、ビューティーエイジングしましょう!!!
2014年11月05日
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みなさん、こんにちは。すっかり更新が遅くなってしまいごめんなさい!こんなに忙しいのにはわけがあり、先日からちょいちょいブログでも報告していますが、この11月下旬から、無農薬の原材料を使用した長期熟成の調味料、生醤油や玄米黒酢、そして自然栽培米、自然栽培味噌、オリジナル仕様の圧搾なたね油、雑穀ブレンド、オリジナルの塩、無酸処理海苔、古来種の梅干し、ごま、汚染のない煮干し、あご、天然昆布、天然わかめ、原木乾しいたけとか、そういう日本の伝統食材をオリジナルラベルで展開することになったんです。日本全国を旅してまわり、見つけた本物食品や、オリジナル原料で仕込んで頂いた逸品ばかり勢ぞろい55品目。けっこうな品数になってきたので、新たにブランド名を付けようということになり、ラベルデザインとか、撮影とか、紹介ページの原稿とか、数が数だけに、ものすごく時間がかかってしまいました。いやーーーすさまじかったです\(◎o◎)/!でも、ようやく一段落つけそうな感じです。先週は、そのお披露目のプレス発表会が青山でありまして、200名以上のプレス関係の方に来て頂きました。↑コスメを愛用して下さっている女優さんやモデルさんも足を運んで下さいました。みなさん、食も大切にされているので、すごく喜んでいただけました。大変でしたが、こうしてお披露目出来る日が来るなんて夢のようです。今回、一番時間がかかったのが自然栽培米の展開なんです。九州に自社農園がある関係で、よく九州に行くようになって、熊本の自然農の農家さん数人と知り合いになり、こういう素晴らしいお米を、縁ある方々にもお届けしたいなって強く思ったんです。野山に自然に生えている植物たちは、農薬や肥料などなくても病気になることは少なく、虫が過剰に発生することもなく、毎年花を咲かせ、実をつけます。自然栽培とは、自然の営みに寄り添い、肥料や農薬に頼らず、主に自生に近い環境で農作物を栽培する方法です。肥料・堆肥を投入しませんので作物は養分を求めてグングン根を張ります。根が張ることで、植物の生命力は非常に強くなり、過剰肥料の臭いに寄ってくる虫も少ないので、農薬などの必要性がなくなり、台風等の被害にも強く、野生植物のたくましさを備え、味もとてもおいしいのです。いろいろな田んぼを訪ねて、本当に水がきれいだなというところのお米を選びました。無農薬で無肥料で自然栽培であることはもちろん、生活排水がいっさい流れてこない棚田の一番上とか、ゲンジボタルが飛び交う美しい一つ目水源を水源としている田んぼとか、川の一番上流などの田んぼです。今回、6人の農家さんと契約させていただくことが出来ました。九州なのでヒノヒカリという品種のお米が多いですが、旭一号、亀の尾、イセヒカリ、ササニシキなどの日本人が古くから食べてきた原種に近いお米も揃えました。ヒノヒカリは「コシヒカリ」と「黄金晴」の交配で生まれたお米で、味のバランスが良く、炊きたてでも冷えてもおいしく頂くことができるお米です。ササニシキは、現在なかなか見かけない品種となってしまいましたが、あっさりした食感と甘味が特徴で、昔の日本人が食べてきたおかずの味を引き立たたせる飽きのこない品種です。口に含んだ瞬間にはらりとほぐれる柔らかな食感、そして噛む程に旨みが増す澄んだ味わいは大きな魅力です。旭一号は100年以上の歴史を誇る幻の品種で、粒が大きく食味の非常に良い品種です。すごくおいしいのに稲が倒れやすいために、倒伏に強いお米へと生産が移ったことから、幻のお米となってしまったと言われています。亀の尾は明治時代、山形県の研究心に富んだ篤農家・育種家である阿部亀治によって在来種から選ばれ、育成された日本の傑作イネ品種であり、現代米のルーツです。西の「旭一号」、東の「亀の尾」という言葉があるそうで、現存する日本の代表的な美味しいお米のルーツをたどるとこの2品種に行き着くといわれます。イセヒカリは伊勢神宮の神田にて発見された、大変希少なお米です。透き通った粒の立つ甘みのあるおいしいお米です。なおかつ、大変ですが天日掛け干し米がやっぱり最高なので、2人の農家さんに天日干しをやって頂きました。太陽の光でゆっくり乾燥し、逆さにすることで米に栄養が集まるので、とびきり美味しいお米となります。今回、あつかわせて頂く農家さんの中に、富田さんという方がいます。無農薬8年目の方です。除草剤や殺虫剤、化学肥料をやめた後もお米の収量は変わらず、とてもおいしいお米が出来たそうですが、ただ1つあった大きな変化について話をして下さいました。「ホタルが戻ってきたんですよ。除草剤や殺虫剤をやめたことで、ホタルが食べる「こひな」という虫が増えたんです。「こひな」を食べてホタルは成虫になるんですね。自然界というのは、すべて繋がっているんですよ。毎年6月になると、小木川沿いがホタルだらけで、まるで天の川みたいです!」今では子供の頃いた日本タニシも見かけるようになったそうです。水田で農薬をやめることは、本当に環境に影響が大きいと思います。こうした農家さんが、もっと増えてほしいです。私達がおいしく食べることで、盛り上げていきたいなと思います。↑うちの中津江村の田んぼも大豊作!来週稲刈りです。またみんなで天日干ししまーす!↑こちら何だと思いますか?なんと幻の「日本むらさき草」なんです。現在、絶滅危惧種とされるほど、日本ではほとんど見かけなくなっています。今、福岡のうちの農園ですくすくと育っているんですよ!↑ものすごく栽培が難しいのですが、西日があたらないように半分遮光して育ててくれています。この作戦がうまくいき、こんなに伸びて、花を咲かせているんです。このまま順調に育てば、ピンクのグロスの色付けの原料と出来ます。今現在も、北海道産の無農薬むらさき草を使用しているのですが、来年には自社農園の原料も出来そうです。紫根はお肌にもすごく良いので、これを入れた敏感肌用クリームも試作しています。無農薬で、昔ながらの方法で丁寧に、愛情込めて作られた伝統食材はまさに日本のスーパーフードです!
2014年10月21日
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みなさん、こんにちは。秋の気配ですね。うちの自宅の畑は、今は草だらけなので、ものすごい虫パラダイスです。畑に足を踏み入れると、もうあっちもこっちもピョンピョン!去年は草も生えなかったので、今年の秋からの畑が楽しみ♪地力が上がってきています。早く草を刈らないと、草の種が落ちるのですが、なかなか刈る時間がなく、今日まできてしまいました(>_
2014年09月11日
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みなさん、こんにちは。お久しぶりの更新になってしまいました。8月の終わりは、いつもなんとなくさみしい気分になってしまいます。真夏って青春な感じだからかなー。でも、今は農にも携わっているので、もうすぐ稲刈り!そして秋の種蒔き!っていうワクワクな感じもあります。また今年も春に田植えした中津江村での稲刈りが待っています♪新しく入ったスタッフさん達と一緒に、今年も手刈りで天日干しで頑張るつもりです。去年収穫したお米と大豆は全量お味噌の原料にして、今福井のマルカワ味噌さんで熟成中です。福岡県うきは市の自社農園で育てた農薬も肥料も使わない自然栽培の玄米と在来種大豆です。うきは市のハーブ農園のすぐ近くで2013年より田んぼをお借りし、無農薬で育った「ヒノヒカリ」の苗を手植えし、すくすくと育った稲たちは去年10月に手刈りし、今では珍しい「はさ掛け」でじっくり天日干ししました。↑「はさ掛け」は、稲刈りしたあとの稲を少量ずつ稲わらで束ねて、竹竿で天日干しして熟成させ、乾燥させること。大変な作業なので現在ではほとんどの農家さんが機械乾燥に移行していますが、降り注ぐ太陽の恵みを受け、じっくりと時間をかけて乾燥させるので、籾殻などの養分がゆっくり籾米に浸透すると言われ、お米が更においしくなるようです。この田んぼの隣の田んぼも、長らく休耕している田んぼだったので、こちらもお借りすることになり、ここには大分県の国東で長らく種取りされて受け継がれてきた自家採種の大豆「トヨシロメ」を植えました。今ではあまり見かけなくなりましたが、かつて田んぼの畦には、よく大豆が植えられていました。これを「畦豆」って言うんですが、化学肥料がなかった時代に、大豆の根粒菌の働きで稲に栄養分を補給するためでもあったと言います。畦豆と言うわけではないですが、トヨシロメを田んぼのすぐ隣にたくさん植えました。無肥料で無農薬の完全なる自然栽培でしたが、立派に実ってくれたんです。大豆の収穫も、脱穀も足踏み脱穀機を使いました。これは歯のついた回転する胴を人力で回し、そこに稲や麦など雑穀を束で押し付け、その力で穂から子実をこそぎ落とす昔の農機具です。脱穀した後、豆や籾の殻と実や種を選別するのは、唐箕(とうみ)という道具を使いました。手廻しで風車の様に風を起こして軽い殻や藁を飛ばして、重い実は下に落ちるという原理の古い農具です。徹底してアナログですが(笑)↓これは、まだ熟成途中の味噌ですが、数か月前マルカワみそに見学に行った時こんな感じになっていました。塩にもこだわって、オーストラリアの湖塩とクリスマス島の塩をブレンドして使いました。塩を何にするかで発酵力も違うと聞き、どの塩がいいか研究してちょうど良い黄金比で仕込んでもらったんです。秋にはたった750個ですが、商品化出来そうです!よかったら味見してみて下さいね。↑マルカワみそのご一家です。本物の味噌造りをされている大変希少な味噌蔵です。岐阜と福井の県境に位置する神秘的な夜叉ヶ池に源を発する、ミネラル豊富で清浄な日野川の伏流水を地下水として汲み上げて味噌造りに使われています。一番手前のお父様が社長さんですが、その息子さんである弟さん(左側)が味噌作りで、お兄さんの紘一郎さん(真ん中)が営業で、二人でマルカワみそを絶妙なコンビネーションで支えています。兄弟はまるで双子みたいにそっくりで、二人でしゃべっていると漫才みたい(^○^)右端は紘一郎さんのお嫁さん。もうすぐ出産です。みなさん本当に仲良し家族で。2時間以上、紘一郎さんの家業を継ぐ気持ちになるまでの、まるで青春ドラマみたいな人生の話を伺っていました。みんなを元気に、笑顔にすることが出来る、愛あふれる味噌が作りたいんだそうです。またこのお話は別の機会に書きますね。マルカワみそさんは、今年でちょうど創業100年。江戸時代から続く味噌蔵で、代々後継ぎは「河崎宇右衛門」という名前を襲名するという伝統があるそうです。歌舞伎の世界みたいで、すごいなーって思いました。マルカワみそさんで作るお味噌は、すべてが無農薬原料。現当主の宏さんが1979年の大学生の時に「おそるべき食品汚染」という本を読んで衝撃を受け、味噌の原料をすべて無農薬にしたい!という夢を持ちます。戦前はオーガニックの国産大豆で味噌を仕込むのは当たり前のことでしたが、戦後数十年経過したマルカワ味噌でも、やはりその他の味噌蔵と同じで、慣行栽培の大豆や輸入大豆で味噌を作るようになっていました。実際オーガニックの味噌作りを始めたのは1992年のこと。原料が高いのと、当時は国内でのオーガニックへの関心も薄く、軌道にのるまでには大変な苦労をされたようです。2001年に、もう1つの変革が訪れます。使用する麹菌を、自家採種するようになったのです。現在、日本で醸造される味噌は人工培養した麹菌を外部から買ってそれで麹米を作っていますが、マルカワみそさんでは昔ながらの「天然蔵付き麹菌」を使用した味噌造りを復活させたのです。↑これですよ~!すごいですよね、天然麹菌ですよ!!!100年続く味噌蔵には、仕込み場の空気中にも壁にも野生の麹菌がたくさんいます。確認されているのは4種類だそうです。それを集めて、独自に麹を作るんです。おじいさんが、この作り方を覚えていらして、見事復活させたそうです。なんと蒸した有機大豆を蔵において、そこに付着する麹菌を採取して乾燥するという方法らしく。今では、このような手間暇かけた天然麹採取をしている味噌蔵は、日本のどこを探してもおそらくないと思います。蔵に住み着く4種類の天然麹菌それぞれが生み出す味わいは、四重奏のようにコクと旨み、甘味、風味などを醸し出します。通常の人工培養のイースト菌のパンと天然酵母のパンの違いを思い浮かべて頂ければ分かりやすいかと思います。有機ミネラル摂取やうまい味噌汁作りのために、煮干しやあごや昆布でのダシ取りに命をかける鬼ですが、実のところ、味噌をマルカワ味噌にしてしまうと、例えダシが薄くても実に旨みの濃い味噌汁になるんです。これは、天然蔵付き麹菌のなせる技だと思います。今では蔵で作るすべての味噌を、この蔵付き麹菌で発酵させているんだそうです。もちろん、うちの味噌も(^○^)ああ、仕上がりが楽しみすぎる!!うちの味噌は秋にならないと出来上がりませんが、マルカワ味噌さんでも自然栽培原料のお味噌があります。すごくおいしいので、まだの方はぜひご賞味下さい!!今、スーパーフードが大ブームですよね。スーパーフードとは、有効成分を突出して多く含む食品のこと。アサイーやマキベリー、マカ、カムカムやコジベリーなどが有名です。もちろんそれも素晴らしいですが、日本のスーパーフードのすごさをもっともっと見直してもいいと思うんです。味噌、海苔、ごま、黒酢、雑穀、梅干しとか、すごい栄養価と効能じゃないですか!特に味噌なんか、効能のすごさは天才的だと思うんですよね。●みそのタンパク質は発酵過程で20~40%ほどが分解されてアミノ酸化しています。本来消化に時間のかかるタンパク質は消化吸収の良い形になっていて、体内で合成出来ない必須アミノ酸8種類がすべて含まれています。●ビタミンB群、E、K、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム、リン・鉄・亜鉛・銅・ヨウ素・セレン・クロム・モリブデンなどのミネラル、食物繊維なども豊富に含まれています。●サポニンやレシチンにはコレステロール低下、動脈硬化防止作用、肝機能障害防止があります。コリンには脂肪肝防止の作用やアルコールを排出する作用も。●フィト・エストロゲンとも呼ばれるイソフラボンを吸収の良い形で含みます。厚生労働省研究班の2003年の発表では、1日3杯以上のみそ汁で乳がんの発生率が40%減少するようです。●1981年国立がんセンター研究所の、26万人の食生活を17年追跡した調べで、味噌を飲む頻度が高い人ほど、胃がんによる死亡率が低いようです。●みそに含まれるビタミンEやダイゼイン、サポニン、褐色色素「メラノイジン」などには、体内の酸化を防止する作用があります。メラノイジンは糖尿病の改善にも働くようです。●味噌に含まれる遊離リノ-ル酸にはメラニンの合成を抑える働きがあり、美白効果があります。●1994年大妻女子大学青木宏教授の研究では、味噌の摂取によって脳卒中、認知症、心臓疾患などの発症を低下させるとあります。味噌汁を毎日飲むと言う方は、今は減っているようですが、こんなすばらしいスーパーフードをいただかないなんてもったいないと思います。私は生でも摂りたいので、ドレッシングの材料にもよく使います。現在売られている味噌のほとんどのは「速醸」と言って、加温して数週間~2、3ヶ月、長くて半年で作る速成醸造法で作られています。速醸ではコク、香り、旨みがありませんから、化学調味料や添加物などを足してごまかす必要が出てきます。味噌は添加物が少ない方ですが、調味料(アミノ酸等)とあれば、それは人工的に作られたうま味添加物が数種入っていると考えて下さい。ビタミンB2と書いてあったら、それは熟成期間の短い、色の良くない味噌の着色料として使われているのです。酒精、アルコールと書いてあったら、それは麹菌を死活して発酵を止めるために入っているのです。味噌は発酵し続けているから、色も香りも変化して当たり前なのに、安い原料で大量生産大量流通しても、長期間色をいつも同じにしておくために入れるのです。これはもう発酵食品とは言えません。こうした添加物が入っていない、よく熟成された本物の味噌を食べたいですね。また、お醤油をはじめ、味噌や納豆、お豆腐、油揚げなど日本の伝統的な食文化の主役である大豆の自給率は約5%にまで落ち込んでいます。日本の輸入大豆の約75%が米国産で、米国産大豆の約93%が遺伝子組み換え大豆です。味噌はまだ、表示義務があるので(遺伝子組み換え)とか(遺伝子組み換え不分別)とか書いていない限り、遺伝子組み換え大豆が原料であることは少ないです。問題は、表示義務のない醤油と油ですが、この件はまた今度書きます。自然栽培大豆と玄米を原料に、天然蔵付き麹菌で仕込まれた熟成味噌!日本のスーパーフードである味噌を、もっともっと愛していきたいです!!!!
2014年08月28日
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みなさん、こんにちは。かなりお久しぶりな更新になってしまいました。ごめんなさい!多分アン鬼始まって以来のことじゃないかと思います。ちょっと原稿があまりにたくさんありすぎて、半引きこもり状態で書いておりまして、それが終わったら、さすがにヘロヘロで。久しぶりにちょっと休んでいました。その間、いろいろ書きたいことが溜まってますので、これからお楽しみに♪しかし、暑いですね。みなさん、バテていないでしょうか?庭の畑のサニーレタスは、絶賛「種」熟成中です。今年の夏は、種以外はスイカくらいで、さみしい畑状況です。しかし、去年は草もあんまり生えてこなかったけど、今年は草だらけなので、秋こそはもっと作物が出来る土になっている予定です。土をベクレルフリーに入れ替えるって、こんなに畑にとっては致命傷だと思い知りましたが、いい勉強でした。今発売中の、シュプールとにっこりとDRクロワッサンに出ています。良かったら、読んでみて下さいね。さて、やっとの思いで完成した甘夏の香りのトーンアップシリーズの化粧水、美容液、クリームも発売になり、我が子を送り出した母の気分。この中の美容液の主成分でもある、エンゾジノール(ニュージーランド松樹皮エキス)ですが、肌につけても、紫外線ダメージから皮膚を保護し、あらゆる自然発生する活性酸素を中和する働きや、コラーゲンに結合して分解を阻止する働きなどがあります。 コラーゲンだけではなく、エラスチンとも結合して分解を阻止します。こういうすごい作用が、肌につけるだけじゃなくて、飲むことでも相乗効果があるので、やっぱここは、ぜひサプリメントにしたいなと思いました。エンゾジノールは水溶性にも関わらず脂質の酸化からの保護とか、DNAダメージからの保護にもエビデンスがあるんです。あと良いなーと思っているのが、ビタミンCを体内に長時間に渡り留まらせる働き(約4倍持続)です。それから酸化したビタミンCを再生する働きも認められています。ビタミンCは抗酸化力や美白作用のほか、コラーゲンの合成にも欠かせないので、コラーゲンとエラスチンの分解を防いだ上に、ビタミンCまで長く留まらせて、Cの酸化を再生するわけなので、相当美肌に良さそうです。もっと面白いのは脳への働きです。 メルボルンのSwinburne大学の研究者らは、5週間にわたってエンゾジノールを摂取した群とビタミンCを摂取した群を比較し、作業記憶テストと認知記憶テストで、ビタミンC群でまったく変化がなかったのに対して、エンゾジノール群では優位な改善が見られたことを発表しました。脳神経の画像分析でも、エンゾジノール群で脳活動の優位な変化があって、一致しています。平均的な脳活動の衰退を基準とすると、脳機能年齢を7歳~12歳分若返らせると結論づける研究者もいます。そもそも、松樹皮の抗酸化力がすごいのは、アンチエイジング好きならみんなご存知のことだと思いますが、エンゾジノールは抗酸化力を比較すると、その他の地域の松樹皮エキスの約1.5倍の抗酸化力がある上に、自然環境が素晴らしくて汚染がない地域の松なので、そのあたりも安心できました。ここが重要なんです。どんなに薬効があっても環境の良くない地域の植物は、特にサプリで摂るのは高濃度になってくるので、注意が必要です。美容液に入れた、パタゴニアのマキベリー。皮膚の一番上の角質細胞に対する抗酸化作用と抗炎症作用、紫外線からの繊維芽細胞保護があるので入れたのですが、こちらも実は飲んでも効果が高い植物です。マキベリーと他のベリーって何が違うのか、なんでマキベリーはこんなにすごいのかは、含まれるアントシアニンの種類を見ると分かりやすいです。 ポリフェノールのアントシアニンにも、いろんな種類があり、マキベリーは82%がデルフィニジンなんです。デルフィニジンはUV照射したヒト皮膚角化細胞に対して抗酸化作用を発揮し、ほぼ濃度依存的に細胞死を抑制することが確認されています。 あと、UV照射した皮膚角化細胞内では、活性酸素による脂質の過酸化反応が認められますが、デルフィニジンによって脂質の過酸化が抑制されるという結果も出ています。さらに興味深いのが、コラーゲン分解酵素である MMP-1の発現量の増加が抑制されるということ。これは、コラーゲンの量を維持し、肌にハリを与えてくれることを示唆します。マキベリーで興味深いのは、目への効果です。 ベリーに多いアントシアニンが、目に良いことは有名ですが、その中でも抗酸化作用が強いデルフィニジンがほとんどのマキベリーだからこそ、一番視細胞を保護するのかなと思います。あと面白かったのが、マキベリーの毛乳頭細胞の増殖作用です。 まさかの毛ですよ、毛。他のベリーでも比較実験してますが、マキベリーエキスのみが細胞増殖を有意に促進してました。育毛促進因子(FGF-7、VEGF 、IGF-1)の遺伝子発現を評価した結果、マキベリーエキス添加によって各遺伝子の有意な発現亢進がありました。意外ですよね、ベリーで育毛なんて。美容液にもたっぷり入れた、この2つのエキスを植物性のカプセルに入れてサプリメントを作ろうと思ったんですが、十分な有効量入れてもまだカプセルに余りがあります。威力がすごいものは、量を多く摂る必要がないんです。そこで、内側からのトーンアップをテーマに、いろいろ社内で検討してて見つけたのが、「カンカエキス」と「エコール」でした。「カンカ」というのは、ウイグル自治区タクラマカン砂漠に分布し、砂漠の厳しい環境下において開花し、実をつけるという強い生命力を持つ植物「カンカニクジュヨウ」のエキスです。タクラマカン砂漠のオアシスであるホータン地区は、世界4大長寿地区の一つといわれており、100歳を超えるお年寄りの比率が中国一です。同じく長寿として有名な日本の沖縄県と比較した結果、100歳以上の人の数が、約3倍以上だそうです。すごいですよね!ホータンに住む人々はカンカニクジュヨウを常食する習慣があり、それが長寿の秘訣ではないかとも言われています。カンカニクジュヨウには、「エキナコシド」や「アクテオシド」が多く含まれています。エキナコシドは、薬用ハーブでもあるエキナセアの主成分として知られていますが、なんとカンカニクジュヨウの方が「エキナコシド」が多く含まれています。また、「アクテオシド」は抗酸化力がすごくて、レスベラトロールの約15倍、ビタミンCの約5倍であるとされています。これがトーンアップにどう威力を発揮するかと言うと、エキナコシドおよびアクテオシドにチロシナーゼ阻害作用があるから。 チロシナーゼの働きでチロシンからドーパキノンが生成し、その後酸化反応などが進行してメラニンが生成されます。メラニンは大切ですが、代謝の悪い過剰なメラニンはくすみやシミの素なのでこういう働きはありがたいです。 あと、やっぱりこちらもコラーゲンの分解酵素であるコラゲナーゼと、ヒアルロン酸の分解酵素であるヒアルロニターゼを抑える働きがあります。あと、顔のシミに良いものっていうのは、脳のシミともリンクするものが多くて面白いのですが、カンカエキスには脳の機能を改善する作用があるのです。むしろこちらのほうが有名だったりします。・記憶を習得する能力。 ・記憶を保存する能力。 ・記憶した情報を引き出す能力。。 カンカエキスはこれら全てのメカニズムにおいて有意に作用する事が明らかになっています。障害を受けた脳神経細胞を回復させることによって,脳機能改善作用を持つようで、エキナコシドによる神経芽細胞内の活性酸素種レベルおよびカスパーゼ-3 活性を抑制することによって、障害を受けた神経芽細胞を保護するようです。ウイグル自治区の環境はすごく良いですが、オーガニック認証をきちんと持つ原料を選びました。もう1つがエコールです。愛媛県産のワカメからアルコールで抽出、精製したもので放射能検査済みです。エコールは何かと言うと、海藻に多いフコキサンチンの近縁関係で、藻類ポリフェノールの、フロロタンニン類、中でも「フロログルシノール」、「エコール」、「フロロフコフロエコール」、「ダイエコール」、「バイエコール」などのポリフェノールが多く含まれています。わかめを食べればいいって話ですが、わかめだと有効量は重量で50g。しかも吸収を考えると減ってしまいますので、サプリは確実ではあります。 これはL-チロシンとチロシナーゼというメラニンを作る時に働く酵素を混ぜた液にエコールを混ぜて、どれだけ茶色くなるのが抑制されたかの実験です。濃度が50μg以上からほぼ茶色じゃないのが分かるでしょうか?これは試験管ですが、人体に換算すると50mgとのことで、その量を1カプセルに入ることにしました。他には、やはりヒアルロニターゼとコラゲナーゼ、エラスターゼの活性も阻害するようです。あと興味深いのが、エコールの「アセチルコリンエステラーゼ」阻害活性です。アセチルコリンエステラーゼはアセチルコリンの分解酵素なので、要するに神経伝達物質の「アセチルコリン」を増やします。アセチルコリンの量が脳内で増えると集中力や記憶力がアップし、反対に脳内のアセチルコリンの量が低くなると集中力が低下することが確認されています。エコールは親油性なので、血液脳関門を通過するんですよ。もう一つが、糖化によって生成される最終糖化産物であるAGEの産生を抑制する作用です。AGEが抑制されれば、脳だけじゃなく、かなりアンチエイジングですよね。そんな4つの植物の抗酸化物質が入ったサプリメントを、1カプセルで有効量摂れるよう設計しました。ポリフェノールがたっぷりなので、こんな外見になりましたー!カンカもエコールも外用でもかなり過剰なメラニンを抑制するので、コスメにも入れたいなーと思い、今コンシーラに入れて試作中です。植物が持つフィトケミカルの相乗効果!日頃の食生活が一番大切ですが、こういうパワーをうまく取り入れてビューティークリアでいきたいです!!!私のコスメのブランドでスタッフを募集しています!詳しくはこちら
2014年07月23日
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みなさま、こんにちは。15日まで原稿の締め切りに追われていて、なかなか更新できずすみません。沖縄は記録的な大雨だそうで、九州の方にも上陸のおそれとのことですが、どうか十分お気を付けくださいませ。沖縄や九州は友人も多くうちの農園もありますので、みなさんと作物の無事を祈っています。東京もお天気が悪いですが、うちの畑ではニンジンの花が咲き誇っています。種取りのために残している株ですが、風ぐるまみたいに何輪も咲き誇り、風にゆれています。レースみたいにも見えます。ニンジンの花がこんなに美しいだなんて初めて知りました。野菜のニンジンを見る目も、なんだか変わりそうです。私が46年間の人生で知っているニンジンの姿なんて、ごく一部でした。ニンジンって、こんなに美人なんだなーって(笑)さて、前回お伝えしたお米との接し方の続きです。精米したお米は白米でも分付きでも、夏場は2週間もしたら酸化が進み、冬場でも1か月くらいで酸化が進んでしまうので、炊飯器とペアで、ぜひ精米機を持ちましょう!という鬼的なおススメを書きました。一方、精米などしないで玄米で食べるという場合つきあい方を間違えると、ちょっと問題が生じます。まず、玄米は非常に消化が悪いです。硬い外皮が付いていますから、本当によく噛まないと胃にかなり負担をかけます。ところが施術していても思いますが、現代人はアゴがすごく弱っています。顎関節症、プチ顎関節症気味の方も大変多いです。卑弥呼の時代とは骨格が違いすぎて、あれではたいていの方は玄米をちゃんと噛めているとは思えません。なおかつ現代人は忙しい方が多いです。1口50回とか噛める余裕のある方が、そうそういるとは思えません。せいぜい20回ですが、それだけでは胃腸が丈夫でない方の場合は、胃もたれや便秘になる方も出て来るようです。よく噛んでない状態で玄米が胃に行くと、消化酵素を無駄に使ってしまいますし、いくら玄米が白米より栄養があるといっても、外皮から中の栄養を取りだせないでいたら、白米よりも栄養が吸収できないことになってしまいます。もう1つが、「アブシジン酸」の問題です。植物の種子には適切な状況下で適切な時期に芽を出すための発芽抑制因子が備わっています。玄米に含まれているアブシジン酸は、発芽抑制効果がある植物ホルモンです。アブシジン酸はミトコンドリア毒とも呼ばれ、そのまま口に入るとミトコンドリアに障害を与えるとも言われています。アブシジン酸には細胞活性を抑制し、ミトコンドリアに障害を与え、体を冷やし、全身の酵素を抑制してしまうという懸念があります。それに関する論文をアメリカの国立科学研究所が発表もしています。http://www.pnas.org/content/104/14/5759.fullエネルギーを作るミトコンドリアが衰えること、すなわち老化であるとも言えますので、アンチエイジングの為には避けた方が良さそうです。もちろん、このアブシジン酸は玄米を水に長時間浸けて、発芽状態に持っていけば分解されて不活化ます。水に浸ける時間には諸説あって、常温の水で夏は12時間、冬は24時間という説もあるし、ある研究者は31℃で20時間浸けないと分解できないと言います。また別の研究者に問い合わせたところ、通常30℃から35℃が最適と言われる稲の発芽温度を、マイナスに近い冷水で10日浸けて、そのあと常温で撒いたところ芽が出たということから、常温の水であればもっと早くアブシジン酸は分解しているのではないかと推論を立てている方もいました。理化学研究所のアブシジン酸の研究者にも問い合わせてみましたが、アブシジン酸の分解ということだけを考えると、稲ではなく別の種子ですが、休眠種子では15℃の水に浸けたところ、48時間で半分に減少し、非休眠種子では、48時間で5分の1に減少したということです。休眠種子とは種取りしたての乾燥状態の種子で、非休眠種子とは適正な温度で1年くらい寝かせてあった種子ということです。稲ではありませんが、これは結構ショックな結果です。2日も浸水して減ったのは半分だけ?前発芽状態になっていてもアブシジン酸がすべてなくなっているわけじゃないということになります。ただ、浸水でアブシジン酸の量が減るということは確実です。さらに、前発芽状態に持って行くだけでも、存在はしても不活化していると考えれば、浸水はおおむね12時間で良いのかなとも思います。また、高温で乾煎りや黒煎りすることでも不活化できますし、発酵と言う過程を経ることでも不活化します。(要するにこれは玄黒茶やブラックジンガー、発酵はぬか漬けですね。)ただし、160℃以上の高温であることが必要で、炊飯くらいの温度では不活化出来ないそうです。また、発酵玄米というスタイルの発酵の仕方だけでは、アブシジン酸を不活化は出来ないと言う方もいました。また市販されている発芽玄米は、再乾燥させていることで、またしてもアブシジン酸がたくさん出来た状態だと話す研究者もいました。せっかく一度水に浸してアブシジン酸を不活化したものを、再び乾燥させると、種はまだ発芽すべきじゃないと判断して、もう一度アブシジン酸を再活性化して増やしてしまうそうです。不活化するためには、自分で浸水するしか道はなさそうです。しかし市販されている玄米の中には、高温乾燥されて発芽することが出来ないものも結構あるので、こうなるとアブシジン酸は浸水しても無害化することが出来ません。天日干し米や低温乾燥米でないとダメです。この点はよく販売会社に問い合わせて下さい。また、玄米のヌカの部分に農薬は蓄積しています。そして放射性セシウムは、稲わら部分に全体の73%、白米に7%、ぬかに10%、もみ殻に7%、根に3%が分布するそうです。そう考えると玄米を食べる場合は、必ず無農薬で放射能検査も徹底してあるものでないとリスクがあります。このように、なかなか玄米とつきあうにはコツと手間がかかります。その上、栄養的に玄米がそこまで優れているかと言えば、確かに白米よりはビタミンB2と葉酸は約2倍、ビタミンB6は約3倍、鉄は約2.5倍、ビタミンB1、ビタミンE、ナイアシンと食物繊維は約5倍、ビタミンB1は約8倍も含まれていますが、ビタミンC、12もないのでよく言われるような完全栄養食とは言えないし、実はアマランサスのほうが栄養的にはもっと優れていたりします。他の雑穀も例えば「あわ」は玄米よりカルシウムは約1.5倍、ビタミンEは2倍、亜鉛も葉酸も多いです。もちろん雑穀も種なので、浸水は必要ですけどね。玄米は長時間水に浸けて上手に炊飯して、なおかつよくよく噛まなければ、皮が硬いので中に含まれる栄養素も吸収出来ません。過去にブログで一度書きましたが、稲作の伝来時代からの史実や昔の道具を見ると、なんとかして硬い玄米を、食べやすくしようという工夫をしていたのは確実です。日本はどちらかというと玄米より雑穀の食文化が長いですし、昔の人ですら、玄米を玄米のまま食べようとは思わず、硬くて消化の悪い玄米をなんとかしようと必死だった。奈良時代にすらやっていない食べ方を、なぜ現代の日本人がやる必要があるのかなという疑問があります。その件を追及した過去ブログ玄米と白米鬼的探求!ある玄米の研究者の方のご意見では、この昔の脱穀用具が雑だったために、玄米には薄い傷がついていたことで、浸水時間が長くなくてもアブシジン酸を分解出来ていたのではないかということです。なんかもう、複雑な記事になっちゃいましたね、すみません。ただ、玄米には優れた点がいくつかあります。まず玄米の食物繊維は、ダイオキシンなどの有害物質を排出する力がダントツにすごいのです。また発芽させることで増えるギャバには神経を穏やかにし、中性脂肪を減らし、血圧を下げる働きがあります。他にも玄米には、RBFとRBA(α-グルカン)という優れた成分が含まれます。RBFはガン細胞を飢餓状態に追い込んで成長スピードを遅らせる働きがあり、RBAは免疫力を活性化します。ただ、RBAに関しては、要するにα―グルカンですから、β―グルカンと分子結合様式が違うだけで、ほぼ同じ働きをします。無理して玄米で摂らなくても、放射能のない干ししいたけなどを食べればよいと思います。こういうことを総合して考えると、私は現代の優れた道具である精米機で、7分付きくらいに精米して、雑穀をプラスするのが、一番いいと言う結論に達しています。玄米は食物繊維によるデトックスのために2週間に一度とか、1週間に一度、12時間浸水して前発芽状態にしてから炊飯器や土鍋で炊いて食べるくらいがちょうど良いのかなと思います。そして、RBFやRBAのために、黒煎りした玄米を玄米珈琲やお茶にして飲む。普段は、7分付きに精米して、雑穀を2割ほど混ぜて食べて、出来た米ぬかでぬか漬けにして発酵させて、アブシジン酸を不活化させてぬかの栄養素を漬物としていただく。野菜をぬか漬けにすると乳酸菌を摂りこめるだけでなく、ミネラルやビタミンがすごく増えます。ぬか漬けにすると、生野菜よりも不足すると疲れやすくなるビタミンB1が2.5~10倍近く増えると言われています。例えばきゅうりだとビタミンB1は塩漬けだと0.02mgなのに、ぬか漬けなら0.26mgにまで増えます。カリウムは100gあたりきゅうりの塩漬けでは220mgですが、ぬか漬けになると、610mgにまで増えます。DNAを形成する時に欠かせない葉酸は、例えば大根だと4倍くらい増えます。無理して玄米で食べなくても、こうした形で摂ればいいのではないでしょうか?ぬか漬け、黒炒り玄米、昔の人の生活術には、すべて意味があるんですよね。酸化していないおいしいお米を食べ、新鮮なぬかでぬか漬けも出来る。たのしい精米生活、まだの方はぜひはじめてみて下さい!!!
2014年07月09日
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みなさん、こんにちは。じめじめ梅雨空、めぐみの空ですね。元気におすごしでしょうか?私はあいかわらず治療院とコスメの会社を行ったり来たり。おうちでは原稿を書く毎日です。先週は、雑誌「美ST」の撮影でした。首こりからくるうつやパニック障害について特集されるそうで、かつて頸椎の歪みからパニック障害となった経験と自分でも出来る解消&予防法をお伝えしました。7月15日発売です、よかったら読んでみて下さい。そうそう、私の「やってはいけない老ける習慣」が、このたび4度目の重版になりました!じわじわと売れ続けているそうです。本が売れない時代に4刷りとは!読んで頂けてうれしい限りです\(^o^)/さて、話は変わりますが、みなさま毎日の炭水化物はどうされていますか?私は蕎麦やパスタなどを食べる時もありますが、基本的にパンがあまり好きじゃなくて、それ以外はほとんどご飯です。お米は九州産の無肥料、無農薬、無除草剤の自然栽培のお米を玄米で宅配しています。前回のブログでお伝えした、ここ数年ミツバチの大量死が問題になり、養蜂家からの要望で農林水産省が10か月調査した件ですが、稲に使われる農薬が原因である可能性が非常に高いことが判明し、再来年まで更に調査して、どの農薬が影響が大きいのか特定すると発表されたわけです。グリーンピースによるとやっぱりネオニコチノイド系農薬である「クロチアニジン」が検出されているそうですね。クロチアニジンは、お米栽培におけるカメムシの除去や猫や犬のノミ取り、シロアリ駆除剤として一般家庭でも広く使われています。ネオニコは今や、世界の市場シェアの約40%を占めるまで広がっていますが、使われ始めた頃からミツバチの大量死が世界中で見られるようになりました。昆虫は、植物の受粉の80%に関わっています。ミツバチはその80%に関わりますので、ミツバチが死んでいくということは、私たちの食べるものも、やがてなくなるということです。ネオニコチノイドは神経毒で、嗅覚や記憶の障害、産卵力低下、採餌能力低下、摂食量の低下、飛行困難および病気の罹患率の上昇などの害をもたらします。ミツバチなどの昆虫だけでなく、鳥類、爬虫類、魚類、両生類、微生物にも影響を与えていることが判明していて、脊椎動物は比較的影響を受けにくいですが、昆虫と人間の脳では神経細胞や神経伝達物質などは基本的には同じなので、ミツバチほどではないにせよ、人間の脳にも影響があるという説もあります。ネオニコチノイド系農薬は残留性があり、土壌や地下水などにも大規模な汚染を引き起こします。カメムシの除去のために、お米の栽培でも田んぼで使われています。でも、カメムシが発生してもお米は出来るんですよ。カメムシが稲穂の汁をちょっと頂いちゃうと、その米が茶褐色になるんです。ちょっと黒いお米がたまーに混じりますが、味的にもなんら問題ありません。通常、そこまで大量に発生する虫でもありません。仲よく共存して行けばいいんです。ただ、これをJAにまわすと、お米の等級が落ちて買取価格が下がるのです。黒いお米が0.1%までなら一等米なのですが、0.2%になるだけで2等米に下がり0.3%以上になったら三等米にされてしまいます。お米の評価が一級下がると60kgで約千円も価格が下がります。これは農家さんにとって、ものすごい経済的損失なので、カメムシを除去するのに農薬を使うのです。でも等級なんかお米に書いてないでしょ?買い取り価格は下がりますが、私たちが安く買えるわけではありません。おかしな話なのです。まず、こんな無意味な基準をやめるべきだと思いますが、私は無農薬で頑張っている農家さんのお米を買うことで、応援したいなーと思っています。ちなみに、自然栽培米は窒素が過剰でないので、虫の過剰発生の被害は逆に少ないようです。更に色選機にきちんとかけられているお米の場合、黒くなっているお米が混じることもあまりありません。なにより自然栽培米はおいしいです!でも自然栽培米を、玄米で食べているかと言うと、そういうわけではありません。家庭用のコンパクトな精米機で、ご飯を炊くたびごとに2合とか3合とか少量ずつを7分付きに精米しています。しかしいろんな方とお話していると、精米機を使っている方がまだ少ないんだなーと実感します。白米や分付き米を買っているという方が結構いらっしゃるんです。少量ずつ精米したてを買われるならいいんですけど、たいていはすぐに食べ切れず1か月以上経っていることも少なくないのではないでしょうか?精米したお米は白米でも分付きでも、夏場は2週間もしたら酸化が進み、冬場でも1か月くらいで酸化が進んでしまいます。酸化したお米はおいしくないですし、なにより酸化したものを体に入れるのは、アンチエイジング的に良くないです。最近の家庭用精米器は炊飯器よりも小さく、音もそこまでうるさくなく、熱もあまり発生せず、お米が欠けたりもせず、すごく優秀です。3分付き、5分付き、7分付き、無洗米仕様、白米磨き仕様などいろいろなモードがあります。なおかつ値段も、旧機種なら1万円を切りますし、新機種でも探せば1万円台であります。炊飯器が各家庭に1台あるように、ぜひ精米機も1台、ペアで使ってほしいなーと願っています。そこで今日は、私の精米生活を、写真で少し実況します。↑自然栽培米の玄米を2合測って、精米機にささっと入れます。↑ふたを閉めて、量を2合とボタンを押し、7分付きにメモリを合わせスタート。↑ほんの3分ほどで精米完了。↑お米部分のカゴをさっと外すと、下には新鮮なヌカが出来てます!↑このヌカで、おいしいぬか漬けが出来るのも、精米機がある大きな利点。新鮮な無農薬のヌカがいつも手に入るので、ぬか漬けのヌカもいつも新鮮な循環があります。↑7分付きのお米に雑穀を混ぜて洗い・・・・↑タイムレスビューティー(還元水素液)を垂らして、更にアンチエイジング米にします。玄米で保存しておくとかなり酸化しにくいので、元々おいしい自然栽培米ですが、毎回精米しているため、いつでも新米みたいな極上の味です!!私が使っているタイガーの精米機の1つ新しいバージョン↓↓うちのスタッフ2名が使っている精米御膳。安い割に結構優秀だそうです。音もミキサーくらい。↓精米御膳の最新バージョン。更に音が小さくなり、精米の速度も上がりました。玄米で食べないんですか?という質問もたまに頂きます。健康食やアンチエイジング食をやってらっしゃる方には、玄米食ファンの方が多いですし、私もたまに外食で食べることもありますし、玄米を否定するつもりは全然ありません。ただ、ご存知の方も多いと思いますが、玄米は炊飯の仕方と食べ方を気を付けないと、体にとって非常に負担にもなりえます。まず、玄米は非常に消化が悪いです。硬い外皮が付いていますから、本当によく噛まないと胃にかなり負担をかけます。ところが施術していても思いますが、現代人はアゴがすごく弱っています。顎関節症、プチ顎関節症気味の方も大変多いです。卑弥呼の時代とは骨格が違いすぎて、あれではたいていの方は玄米をちゃんと噛めているとは思えません。なおかつ現代人は忙しい方が多いです。1口50回とか噛める余裕のある方が、そうそういるとは思えません。せいぜい20回ですが、それだけでは胃腸が丈夫でない方の場合は、胃もたれや便秘になる方も出て来るようです。よく噛んでない状態で玄米が胃に行くと、消化酵素を無駄に使ってしまいますし、いくら玄米が白米より栄養があるといっても、外皮から中の栄養を取りだせないでいたら、白米よりも栄養が吸収できないことになってしまいます。もう1つが、「アブシジン酸」の問題です。すみません、たくさん書きすぎたため、後編に続きます!!
2014年06月30日
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みなさん、こんにちは。↑来週、田植えに行きます!今年は大分県の中津江村でも田んぼをやることになり、今アムリターラ農園の大介君が、苗を育ててくれています。オーガニックでも、この苗の段階で化成肥料が入った土を使ってしまう方もいるんですが、そういうことなくちゃんとした自然な土を使い、田んぼの中で育苗中。嗚呼、春はやっぱり田植えに限りますね!!!\(^o^)/さて、前回書いたように、人間の持つ自然治癒力は本当にすごいです。毎日生きているだけでDNAにたくさん傷がついていますが、ほとんどが修復酵素で修復され、修復されなかったものは自ら死に、それでも生き残った異常細胞も白血球が処理してくれます。しかし自分の修復能力やアポトーシス能力や免疫力の許容範囲を超えてしまうくらいのDNA損傷が起きることは、アンチエイジング的にもやはり避けたいです。DNAの損傷を加速させるものは、過剰な活性酸素です。原因は、紫外線、放射線、タバコ、大気汚染、食品添加物、有害化学物質、残留農薬、薬、電磁波、放射線、過食、飽食だと言われています。この中ではっきりと遺伝子に傷をつけてしまう物質や物理的作用あるものを遺伝子毒性とか変異原性があると言います。放射線や紫外線以外では肥料が多く代謝の悪い野菜に多い硝酸態窒素とたんぱく質が体内で結びついて出来るニトロソアミンや炭水化物を高温で調理した時に出来るアクリルアミド、環境中に広まってる無機ヒ素や、ベンゼンやダイオキシンなどの環境汚染物質、住宅建材に使われるホルムアルデヒド、喫煙、シクロスポリンなどの抗生物質、メチル-CCNUなどの抗がん剤、カビ毒ではアフラトキシンなどもこれにあたります。ちなみに酸化チタンのナノ粒子にも遺伝毒性と変異原性があることが多くの論文で発表されています。少なくとも2010年には米国国立労働安全衛生研究所は、ナノ酸化チタンを職業発ガン物質と断定しています。エストニア及びスイスの研究者らはナノ銀、ナノ酸化亜鉛、ナノ酸化銅が家庭用品から排水されて環境中へ放出されると甲殻類、藻類、及び魚類に毒性が高いと発表しています。http://link.springer.com/article/10.1007/s00204-013-1079-4/fulltext.htmlhttp://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/46/46.pdf↑これは環境儀という国立環境研究所の雑誌の記事ですが、読んでいただいたら分かりますが、推進している研究者ですらナノ粒子の毒性は認めていて、しかも小さすぎて全貌をつかめてもいなくて、だからこそ形状を変えて毒性を抑えられないかなどの研究を続けている状況です。どんなにSPF値が高くても、抗菌性があっても、ナノ粒子を使用しててナチュラルコスメとかはないだろーって思いますね。いくら油で固めて工夫しても、凝集してても、pH次第で拡散もします。そして使ったものはやがて環境中に流れます。ナノ粒子は小麦の成長にも影響を与えることも分かっています。天然由来でもウイルスサイズ以下に化学技術でナノ化したら、もうまったくの別物です。さて、こうしたDNAに損傷を与えるもの、遺伝子毒性のあるものをなるだけ避けると言うのが、私の基本姿勢と言えます。ただ、避けようのないものもあるし、ナチュラル生活をおくっていても、呼吸しているだけで活性酸素は発生しますし、紫外線も放射線もバンバン差し込んでいます。もちろん体の中の頼もしい自然治癒力がかなり処理してくれますが、ナチュラルアンチエイジングのためには植物が持つフィトケミカルや水素で活性酸素を極力無害化したり、AC-11のようなDNA修復酵素の働きを高める樹皮エキスを摂るといいと思ってます。これが、かなり功をなしていることは、以前DNAがどのくらい損傷しているかの尿検査をした時に判明しました。→http://plaza.rakuten.co.jp/korrida/diary/201208090000/尿中8-OHdGの数値が高いと、DNAがたくさん切れているということなんですが、普通13~20ng/mgCREだというのに、私の数値は7.2 ng/mgCREということで、担当医に相当驚かれました。これで、だいぶ鬼生活に自信を持ちました!!(^_-)-☆酵素生活は8年前からで、硝酸態窒素の少ない無農薬無肥料の自然栽培の野菜を食べ、生野菜サラダを食事の前にたくさん食べるという生活をずっと続けています。野菜はその季節の旬のものを頂きます。季節外れの野菜はあまり食べないので、おのずから食材数は少なくなりますが、料理は素材と調味料が良ければ十分おいしいし、最高のご馳走だと思ってて、幸いにも家族も同じ考えなので続けてこれています。あと私のDNA損傷が少ない大きな理由が、やっぱり水素なのかなと思ってて。今はなんだかすごい水素ブームがきたんで、みなさん聞き飽きているかもしれないんですが、2009年から水素生活なので、もう5年も続いているんですよ。活性酸素のヒドロキシラジカルと結びついて、無害な水に変えてくれるのが水素。宇宙で一番早く出来た元素。そして元素の中で一番小さく、一番軽い。分子量は1で吸収性が高く、細胞にも入り込みミトコンドリアにも作用し核にも作用できます。活性酸素は電子のペアが崩れ、電子が足りないから、隣の細胞から奪おうと言う酸化力が生まれてしまいます。それに電子を与えることが出来るのが、水素なんです。あまり知られていませんが、体内でも水素は発生しています。ビタミンCの発見者のセントジェルジ博士の研究によると水素は腸で作られ、肝臓>腸>腎臓>心臓>肺臓>脾臓の順に多いんだそうです。これは、肝臓と腸に活性酸素がすごく発生しやすいからなのではないかと言われています。そして体内の水素が減ると慢性疲労や生活習慣病が生じるとおっしゃっています。実は水素はDNAにも大きく関係します。DNAを傷つける活性酸素を水に変えると言うだけじゃなく、DNAの二重らせんの分子同士をくっつけているのが、まさに水素結合だそうです。水素が足りないとDNAのらせんが硬くなって、細胞分裂が滞りやすく、新陳代謝が悪くなるそうです。例えば肌で言うとターンオーバーが加齢と共に28日じゃなくなってくるというのはご存知だと思います。30歳代では、約40日、40歳代では、約55日、50歳代では、約75日周期とも言われています。ターンオーバーが乱れると肌のざらつきやくすみ、ゴワつきが増え、肌が乾燥たり、小ジワが出来やすくもなります。水素って、こうした面でも役にたってくれているんですね。また、このブログでもたまに書いている細胞の中で私たちが生きるエネルギーATPを作り出しているミトコンドリア様。1つの細胞の中に多くて数千個も住んでいて、私たちの体重の10分の1がミトコンドリアで、このミトコンドリアが元気かどうかが、アンチエイジングの究極の鍵を握るとも言われています。このミトコンドリア様がATPを作る時には水素が必要だと言うことが最近の研究でわかってきたそうです。ミトコンドリアが呼吸で吸い込んだ酸素と食べ物でATPを作る時、必ず約2%ほどは活性酸素になってしまうので、それを無害化するためにも水素が必要です。呼吸で吸い込んだ酸素の90%はミトコンドリアが使っているんですから、要するに活性酸素のほとんどは細胞のミトコンドリアで生れているわけです。通常はこうした活性酸素は体内で作る抗酸化酵素、SOD酵素などで無害化しますが、加齢と共に酵素の働きも鈍ってきます。その代わりに頼もしく働いてくれる最強の抗酸化物質が水素です。分子量が一番小さいので、細胞に入り、ミトコンドリアにも作用できるのが良いですね。今は医学的にも、いろいろな良い結果が出ていて、ますます注目が高まっていますね。水素関連の論文まとめサイト http://suisosui.org/私が5年前から飲んでいるのは、及川博士の開発した粉末サンゴカルシウムの多孔質の中に水素ガスを吸蔵させたもので、水に触れるとイオン化します。及川博士のオフィスにお邪魔した時、この水素イオンが発生するセラミックボールを入れた水道水に切り花を入れた花瓶が何本もあり、何か月かたっているのに、まるで鉢植えの花のように、小さな蕾が成長して花が咲きつづけていたのを目撃したことがあります。今はカプセルタイプの水素もいろいろ出ていて、他も試したりするんですが、とにかく酸化還元電位計でマイナス290mvまで下がって、しかも持続する固形タイプの水素サプリというのはこれしか見たことありません。飲んだ後の、元気が持続する感じとかもダントツだと思います。この水素サプリは水素分子が水に溶けるとイオン状態で安定して溶存するために、水素ガスとして外に放出されにくいから、水素ガスだけを測ると逆に少なく思えるんです。でもだからこそ、体内で1カプセルで8時間も安定して、水素イオンが細胞の中で働けるというメカニズムです。ちょっと久しぶりに実験してみましょう。↑プラス332mvの酸化のひどい水道水です。↑これに人から良いと勧められた固形水素サプリAをカプセルをあけて入れて、20分経った状況。確かに下がりましたが、プラス49mvが限界のようです。これは表面で膜になり水にほとんど溶けませんでした。↑すごくいいよ!って知人におすすめされ、買ってみた固形水素サプリBです。同じ条件ですが、20分経ってもマイナス75mv以下には下がりません。↑及川固形水素サプリ「美的水素」です。20分待つまでもなく5分でこの状況です。そのあとマイナス300mv近くまで下がりました。こういうのは水素サプリの中で、他にまだ見たことがありません。もう1つ、液体タイプの水素で気に入っているのがオキソニウムイオン液です。一度書きましたがタイムレスビューティーって言う名前です。水素イオン濃度は10.0ppmです。一般的な水素水は1ppmもいかないものが多いので、これは水素水としてもかなり濃い濃度です。しかも水分子に水素イオンを付加することで出来た、安定したオキソニウムイオン液なので、通常の水素水のように、どんどん抜けてしまうということがありません。これはサプリと言うよりは、食べ物の酸化を還元するので、お米炊く時も少々入れていますし、いろいろなものに薄めてスプレーしています。なんと言っても、魚の臭いがちょっと気になる時とか、お弁当の酸化防止とか、野菜をしゃっきりさせたいときとか、切り花の水にちょっとスプレーしたり、顔を洗う時もたらいに入れたぬるま湯に、少しスプレーしたりとか、日常生活のあらゆることに使用しています。↑還元力はこんな感じ。コップ1杯の酸化した水道水に、原液をわずか3プッシュ垂らしただけ。5分経たずにこの威力です。DNAを過剰に攻撃する発がん物質は出来るだけ避けて、そして抗酸化物質で、活性酸素の攻撃を無害化したい!!!amritaraでは、今新しいスタッフを募集しています。よかったらぜひ応募してみて下さい!募集内容へ
2014年06月01日
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みなさん、こんにちは。ゴールデンウィークはいかがおすごしでしょうか?先週、わたしは四国の、あるお醤油の蔵を訪ねました。↑100年以上前に作られた杉樽の中には・・・・↑お醤油のもろみが発酵中!!無農薬の国産丸大豆と無農薬の国産小麦に麹菌をふりかけて麹を作り、とオーストラリアの天日塩で仕込まれています。ここからは100年前の杉樽や明治時代からある蔵に住みつく乳酸菌と酵母菌が、この中に交代で入り込んで発酵して、お醤油を作り上げていきます。この蔵は、26年前に日本のお醤油の蔵で初めてOCIAオーガニック認証を取った蔵です。農薬が日本に入ってきたのは戦後ですし、元々はお醤油の原料の大豆も小麦も国産無農薬が当たり前でした。作り方も、上記のような本醸造しかありませんでした。しかし、戦後の食料不足により、少ない原料でたくさんの醤油を作る必要性から、脱脂加工大豆からアミノ酸液を作って着色料で着色して砂糖を入れるような作り方のお醤油が増え、その後は経済優先の為に、こうしたやり方をする蔵が増え、化学調味料や、ぶどう糖果糖液糖なんかを入れ始め・・・そして農薬を使った栽培が台頭し、安い海外原料が台頭し、あげくは遺伝子組み換え大豆が台頭し・・輸入大豆のほとんどが遺伝子組み換えという事態にもなってしまいました。遺伝子組み換え大豆を使用していても、お醤油には表示義務はないので分かりません。日本の大豆自給率は約5%で、日本の輸入大豆の約75%は米国産です。そして米国産大豆の約93%が遺伝子組み換え大豆ですからね。本醸造をする蔵は探せばまだありますが、国産原料で仕込むところは稀で、国産無農薬原料で本醸造ともなると、本当に指で数えるくらいの蔵しか存在しません。更に、杉樽仕込みともなれば、もう本当に希少中の希少です。この蔵はその中でも、26年前から無農薬国産原料での本醸造を復活させている蔵なので、まさに古くて新しい先駆者的な蔵だと思います。1年半以上熟成し、もろみを搾ったものを火入れしてお醤油になりますが、ここで火入れせずに目の細かいフィルターを通して酵母菌、乳酸菌を減らすことで発酵を止めると、更に大変珍しい酵素が活きた生醤油になります。このお醤油をオリジナルラベルで、私のブランドで秋からやらせて頂くことになりました。嗚呼、楽しみ♪私はカイロプラクティックの施術以外に、オーガニックコスメのプロデュースを8年前からやっているわけなのですが、健康と美容、ナチュラルアンチエイジングを考えた時に、日本古来の調味料がおかしくなっていることが残念でならなくて。消えつつある本物の味を、もっともっと残したい、広めたいって思っています。特にお醤油やお酢や味噌などの日本の代表格のアンチエイジングな発酵食品は、本物をいただくことが大切だと思います。例えばお醤油は大豆、小麦、塩を原料とし、麹菌、乳酸菌、酵母による絶妙な発酵過程を経て生成され、その過程でアルコールやバニリンなどによる香り、大豆由来のアミノ酸によるうま味と、小麦由来の糖による甘みをもちます。味噌は蒸した米や麦に麹菌を植え付け、蒸して潰した大豆に混ぜることで、麹菌が生み出した酵素によって原料中のデンプンやタンパク質が分解されブドウ糖、麦芽糖、アミノ酸と変化していきます。そうすると糖質を求めて乳酸菌が増え、乳酸が発生することで、今度は酵母が生育しやすい環境になって酵母が増えます。酵母は糖分からアルコールや有機酸を作り、アミノ酸から高級アルコールを作り、味噌の香味を増やします。発酵という微生物のはたらきが加わることによって、たんぱく質やビタミン、ミネラルなど栄養成分が消化吸収しやすい状態に分解され、栄養価がさらに高まっています。発酵とは食品に含まれる糖質、たんぱく質などが乳酸菌や酵母菌、麹菌などの微生物が作り出す酵素によって分解されて変化することです。発酵することで食品のうま味も増しますし、微生物が新しい栄養成分を作り出し、酵素も爆発的に増えています。動物も植物もみな体内で酵素を作っていますが、普通は自分に必要な酵素しか作りません。しかし麹菌や酵母菌などの微生物は、自分が必要とする何百倍もの酵素を作ってくれますし、乳酸菌は人間の腸内でも、ビタミンB1、B2、B6、B12、葉酸、ナイアシンなどの美容に嬉しいビタミンを作ってくれる他、細菌やウイルスが体内に侵入しようとした時に、免疫細胞を活性化してくれる働きまであります。私たちはこうした微生物たちに囲まれ、助けられて生きているんだなーって、あらためて思いますね。このブログでも何度か書いていますが、免疫細胞の約60%~70%が小腸に集中していることが分かってきています。腸は体内にありますが、常に食べ物が外から入ってくるので、外界からの病原菌を最初に食い止める必要があるからだそうです。腸内に乳酸菌やビフィズス菌などが多いと、食物繊維やオリゴ糖を分解して乳酸や酢酸などを分泌し、腸内を酸性にして、更に善玉菌が優勢な腸となり、免疫力も上がります。発酵食品をよく食べ、食物繊維の多い野菜や海藻を食べると言うことは、健康にも美肌にもとっても有効です。ところが、腸内で悪玉菌が優勢になってくると毒素や老廃物がたまって免疫力が低下し、アレルギーは悪化し、美容面では肌荒れを起こしやすくなります。1つは食べ過ぎた時です。食べ過ぎると消化が追い付かなくなり、未消化のものに悪玉菌がたかり、有害なガスを発生させます。これがインドール、スカトール、硫化水素、アンモニアなどです。特に体に有害なのが、硫化水素とアンモニアです。これらが腸壁から吸収されると、血液を汚して、アレルギーやガン、糖尿病、肌荒れなどを引き起こします。硫化水素は卵の腐ったような臭いがします。便秘をすることでもクロストリジウムなどの悪玉菌が増殖し、有害物質が増えてしまいます。また、たんぱく質や白砂糖、動物性脂肪、酸化した油は悪玉菌の大好物です。悪玉菌が優勢になっているかどうかは、便を見ればすぐ分かります。便に色を付けているのは胆汁の中にあるビリルビンという物質ですが、ビリルビンは便が酸性なら黄色寄り、アルカリ性なら黒っぽく変化します。腸内の善玉菌が優勢だと酸性の分泌物を出すから、黄味寄り悪玉菌優勢だとアルカリ性の分泌物を出すから色が濃くなります。また悪玉菌が出すガスは臭いですから、においでも分かりますね。私は発酵食品以外では、大草原の乳酸菌というサプリメントと瀧の酵母という生きたサプリメントを、腸がいまいちな時にたまに飲みます。乳酸菌と酵母菌は乳酸菌の分泌物が酵母の成長を助け、酵母の分泌物が乳酸菌の成長を助けるので共生している関係です。患者さんなどにも腸が不調の方やアレルギーの方にはおすすめしますが、両方ともパワーがすごくあるのでみなさんに喜んでもらえます。酵母は糖質やデンプン質、たんぱく質を主に分解し、酸素があればアルコール、乳酸、酢酸などの有機酸も分解吸収しますし、たくさんの酵素も作り出します。乳酸菌は食物繊維や糖質、たんぱく質、脂肪を分解して、悪玉菌の繁殖を抑え、ビタミンB群などを腸内で作り出します。発酵力の強いこういう生きた乳酸菌と酵母菌をたまに外から送り込むことで、自分の腸内にいる善玉菌達も元気を取り戻すようです。乳酸菌サプリも酵母菌サプリも、まずは寝る前に飲むのが良いようですよ。ちなみに、瀧の酵母にペット用があるんですが、これがペット酵母って言ってね。最近リニューアルして、無農薬のアガベイヌリンと菊芋という水溶性の食物繊維の多い粉末も加わり、更にパワーアップしました。エサにちょっと混ぜるだけで、特に湿疹などの皮膚トラブルのある犬や猫ちゃんたちに、ものすごく効果があるようです。ペットフードでは酵素不足というのもあるし、やっぱ腸内環境って重要なんですね。もう1つ腸内善玉菌達が作り出す物質で、たいへん有効なものが「短鎖脂肪酸」です。脂肪酸は油を構成する成分のひとつで、数個から数十個の炭素が鎖のように繋がった構造をしていますが、炭素の数が6個以下のものを短鎖脂肪酸と呼びます。短鎖脂肪酸には、酢酸、プロピオン酸、酪酸などがありますが、これらは腸内では食物繊維やオリゴ糖を善玉菌が分解して発酵している時に出来ます。短鎖脂肪酸は、なんと消化管と全身の臓器の粘膜上皮細胞の形成と増殖を担っているそうです。胃液や膵液などの消化液の分泌を促す働きまであり、ミトコンドリアの活性化とか、腸内で有害な菌の増殖を抑制したり、蠕動運動を促進したり、さまざまな有益な機能があることが分かってきています!短鎖脂肪酸を腸内で増やすには、鶴見先生によると、なんといっても海藻、リンゴなどに含まれている水溶性の食物繊維、それから穀類、大豆、きのこ類にある不溶性の食物繊維だそうです。食物繊維の一部は腸で分解され、100g食べたとしたら、47gくらいの短鎖脂肪酸が出来るということが、最近注目されているようです。そのほかには、短鎖脂肪酸がそもそも多く含まれている黒酢、お酢、梅干しなども良いですし、ピクルス、らっきょう、漬物、キムチなどの発酵食品にも短鎖脂肪酸は多いようです。2009年のネイチャーに掲載された論文でも食物繊維や短鎖脂肪酸の摂取量の増加で、大腸炎などを緩和できる可能性があるとされています。論文http://www.nature.com/nature/journal/v461/n7268/full/nature08530.html腸内善玉菌を優勢にし、短鎖脂肪酸も多い発酵食品。本物を摂って、発酵ビューティーでいきたいですね!!!
2014年05月02日
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みなさん、こんにちは。今発売中の雑誌「GINZA」で酵素と水素の特集をやるということで、取材を受けました。最終どうなったかは詳しく知らないんですが、かなり広範囲に回答させて頂きましたので、記事に反映されていると思います。よかったら読んでみて下さいね。しかし「GINZA」のようなファッション誌でこんな特集が組まれる日が来るとは!本当に世の中変わりましたね。編集の方もしみじみされていました。私が「酵素」を意識する生活を送るようになったのは、今からちょうど8年前です、2006年の4月から。このブログを始めたのが2005年の11月だから、ブログ始めて半年くらいの時です。そこから夫にも話して実践しはじめてから、すぐに二人とも酵素のすごさを強烈に実感して確信になり、持続し続けて気が付けば8年も経過していました。きっかけは、カイロプラクターとして恵比寿アンチエイジングクリニック(現在は閉院)に週一で施術を担当することになり、そこで栄養士の伊達裕美先生と共に勤務し、同じカルテを共有して患者さんの施術にあたる中で、カルテにある先生の指導に「朝にフルーツを」というのがとても多いことが気になり始めて。何でなんだろうとクリニックにある先生の本を読んでみると「生の果物や野菜には酵素が含まれている」の文字が。先生のその本には、そこまで酵素のことが詳しく書かれているわけじゃなかったんですが、なぜだかその一行に、雷に打たれたような衝撃を受けたことを覚えています(笑)そこから酵素についていろいろ本をあさりはじめて。ハウエル博士や、ナチュラルハイジーン、鶴見先生の本に出会うのに、そんなに時間はかかりませんでした。そして1か月もたたないくらいに鶴見先生のクリニックに押しかけて、そこから弟子入りしまして。伊達先生の紹介でその後通信教育も受けたりして、自分でも驚くくらいはまって行ったんですよね。もちろん、その時はもう相当アンチエイジングの鬼だったわけで、ある程度の方法論が自分の中にあったのですが、酵素に出会って補完されたと言うか、合点がいったと言いますか、本当によかったなと思います。酵素より数年前に、Drペリコーンの影響で糖化についてはすでに意識していて、抗糖化を心がける毎日でした。その他抗酸化物質を摂ることや、そもそも活性酸素を出来る限り発生させない生活を送りたいと思っていました。酵素は、糖化にも抗酸化にも関連するので、酵素を意識し出してから、抗糖化も抗酸化もすべて繋がって三つ巴で実践できるので、非常に楽にもなりました。私は流行りの健康法にはあまり興味がありません。そう言うと「えーーー!」って思われるかもしれませんが。酵素は確かに、ローフードとしてNYで流行した食事法かもしれませんが、私は実践し始めてしばらくは、そのことをあまり知りませんでした。私の琴線にふれたのは、以下のような事実です。●野生動物はそもそも加熱調理をしないので、酵素が含まれたものしか食べていないということと、彼らには現代人のような生活習慣病が存在しないこと。●生の食べ物を食べている野生のネズミに比べ、熱で加工されたエサを食べている実験室のネズミは、膵臓の重さが3倍も重いこと。これは酵素のないエサを食べているせいで、膵臓がフル稼働して消化酵素を分泌しているからだと言われています。また、1920年にフランスで行われた実験。900匹の猫をAとB2つに分け、エサを変えて10年間観察し以下のような結果になったそうです。A 非加熱の生牛肉と生牛乳B 加熱した牛肉と低温殺菌した牛乳Aは何世代にもわたり元気で健康Bは心臓病、腎臓病、甲状腺の病気、歯槽膿漏など人間と同じ病気が出て、二代目は死産や持病を持つ猫が生まれるようになり、三代目のメスに不妊症が出現したそうです。もう1つは、ロシアのアブハズ、エクアドルのヴィルカバンバ、パキスタンのフンザという、健康長寿の100歳以上のスーパーアンチエイジジング老人が多い3つの地域の食生活に共通するのが・・・・その季節の旬の多くの新鮮な生野菜と少しの加熱野菜を食べ、豆やナッツを食べ肉は少なめで、精製していない穀物を食べ、白砂糖を摂らず発酵食品を食べるという食生活であることです。どんな流行りの健康法より、どんなスーパーモデルの健康法より、こうした歴史ある長寿地域の食習慣や、野生動物の姿などが参考になります。生のものを食べているからって、冷え性だと言う野生動物も、体が冷えると言う3地域のスーパー長寿者もいないようです。もう1つ決定的だったのは、やっぱり鶴見隆史先生ですね。もうかなり長く、酵素を摂りいれた食事指導で難病の患者さんを診てこられて、私も数年親しくさせて頂いている中で、多くの「元患者さん」たちにお会いしました。あまり詳しくは書けませんが、現代の西洋医学では見放されたような状況の方が完治されていることや、快方に向かわれていることに、かなりの衝撃を受けました。一番身近なところでは、うちの夫ですね。酵素生活8年。30すぎて、体重がかなり増えてきていたのが、最初の3か月で自然に5kgくらい落ち、結局トータルで8kgくらいは落ちたと思います。便秘気味だったのに、すっかり解消。冷え性で冬には手がしもやけになっていたのに、まったくならなくなりました。35の時より44歳の今の方が顔やお腹まわりがかなりすっきりし、体調も絶好調になりました。夫の場合は、酵素生活にプラスして、白砂糖系のものを完全にやめたことも大きいと思います。私は酵素生活を意識する前から、生野菜は大好きで食べていましたが、意識するようなってからは量がかなり増えたと思います。さて、最近酵素のことをあんまり書いていないので、あらためてちょっとこれまで書いてないことも含めて書いてみたいと思います。酵素ってどんな姿をしてるんでしょう?実は、こんなんです。これはたんぱく質分解酵素のトリプシンの構造。1つ1つ違うので同じじゃないですが、こんなような形をしてるのが酵素です。結構衝撃的でしょ?構造としてはミネラルの周りにタンパク質が巻き付いたもので、中心になるミネラルの種類や、タンパク質の巻き付き方によって、様々な種類があります。今発見されている酵素は約3000種くらいです。よく混同しやすいんですが、酵母は生き物ですが、酵素は生き物ではありません。ただ、酵母はたくさんの酵素を作り出すことが出来ます。酵素ってどのくらいの大きさかご存知ですか?なんと5~20ナノメートルです。ファンデーションや日焼け止めに使用されるナノ粒子と同じくらいの大きさですね。酵素は食べたものを消化吸収するばかりでなく、息をしたり、筋肉を動かしたりと、一切の生命活動に関与しています。もし、酵素の働きがなければ、人間も動物も生きることはできません。酵素は生命活動の主役であり源です。消化、吸収、循環などの新陳代謝や、細胞修復、毒素排泄、活性酸素を無害化するなどの自然治癒力にも大きな働きをしています。酵素はたんぱく質とミネラルを材料に人間の体内でも作られています。酵素は、体内のあらゆる生命活動を仲介する「触媒」で、だいたい20歳から25歳くらいの間に、酵素を生産する能力は衰え始め、40歳で急激に衰えて、70歳では細々とした生産量になっているといわれています。アメリカの研究で若者の唾液中の酵素と69歳以上の老人の唾液中の酵素は30倍も活性が弱かったという結果が出来てます。150年分くらいの酵素は作られるそうですが、若いうちから酵素を無駄使いすると、どんどん減ってしまうという説もあります。食べ過ぎ、加熱食過多、胃腸に負担のかかる食事(肉料理・揚げ物)、白砂糖摂取、添加物摂取、夜更かし、喫煙、過剰な飲酒、睡眠不足、ストレス、食べてすぐ寝る、朝食で過食すること(朝は酵素がまだ不活発)などが酵素を無駄使いする生活習慣です。酵素は体内のどこで作られているのでしょうか?実は体の中の100兆の細胞の中で、それぞれ作られています。細胞の中の核にあるDNAがどの酵素を作るかと言う青写真を作り、遺伝子が酵素を作ります。消化酵素も胃や、すい臓や腸の細胞内で「前駆物質」のような不活性の形で作られ、必要に応じて活性化します。さて、酵素は主にいつ作られているでしょうか?なんと睡眠中です。睡眠がしっかりとれないと、酵素も十分作られません。ガビーン!\(~o~)/酵素には鍵と鍵穴のように特定の形をした穴があり、すべて形が違いこの穴にちょうどはまる物質としか仕事をしません。そして酵素は仕事を繰り返しているうちに、この穴が潰れてきて仕事が出来なくなり、役割を終えた酵素は代謝されて、あるものは排泄され、あるものは分解されてアミノ酸になって、また体内で利用されます。酵素の耐久性は短いもので数時間、長くても数十日だそうです。酵素は体内で作られる以外に、新鮮な生の食べ物にも含まれています。生野菜、果物、生魚など。また味噌、納豆、糠漬などの発酵食品にも、微生物の働きにより酵素が豊富に含まれています。酵素は加熱で変性して働かなくなり、48度で2時間で死活、50度では20分、53度では2分で死活します。そのため加熱したとしても48度以下の短時間の加熱が望ましいです。加熱調理するとほとんどこれを超えてしまいますが、ローフード(生食)や発酵食品だと酵素を外から摂りこめます。発酵とは食品に含まれる糖質、たんぱく質などが乳酸菌や酵母菌、麹菌などの微生物が作り出す酵素によって分解されて変化することです。発酵することで食品のうま味も増しますし、微生物が新しい栄養成分を作り出し、酵素も爆発的に増えています。動物も植物もみな体内で酵素を作っていますが、普通は自分に必要な酵素しか作りません。ところが麹菌や酵母菌などの微生物は、自分が必要とする何百倍もの酵素を作ってくれるすごい存在です!例えば麹菌はでんぷんを分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するプロテアーゼ、脂肪を分解するリパーゼ、タンニンを分解するタンナーゼ、繊維を分解するセルラーゼまで作っちゃいます!だから生味噌ディップで野菜を食べるのがが好きなんですよねー!!!朝にフルーツ、食事の最初にたっぷりの生野菜、そして発酵食品を取り入れて・・手軽な酵素生活、ぜひ続けてみて下さい!!!
2014年04月21日
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みなさん、こんにちは。すっかり春なので、庭の畑と神奈川の畑と両方で種まきをしました。庭ではレタス3種を植えました。去年春に土をノンベクレルに入れ替えたあとは、土壌菌のバランスも悪く、大根とルッコラしか生えず、レタスは全然芽も出なかったので、今年はリベンジです。小松菜とのらぼう菜は、作物として収穫は出来ませんでしたが、春になって花は咲き誇っているので、種取りは出来るのかなと思います。↑おなじく2年前に土を入れ替えた神奈川の畑。やっぱり大根とルッコラしか生えないため、半分を小麦と大豆畑にしていました。小麦は収穫せず、そのまま漉き込みました。草も生えてこないような土地でしたが、今年は小麦を植えてた側は、こんなに草が!!!草生えて喜んでいるなんて、不思議に思われるかもしれませんが、これは地力が上がってきた証拠なんです。よそから土を入れるというのは、相当自然に反しているので、本当に去年は夏でも草もろくに生えなかったんですよ。むろん、そんな土地で自然農して作物がまともに出来るわけもありません。ところが、小麦を植えてた箇所からは草が生え始めた。これはよい兆しです。さっそくこの部分の草を抜いて、レタス4種とトマトとスイカの種を植えました。蒔いてても分かるのが、虫たちが土に増えていること。カエルにも数匹遭遇しました。これは去年にはなかったことです、自然界の循環が形成されつつある!!どうか、芽が出て育ちますように!!!↑大根畑のところにところどころ植えていたニンジンも、葉っぱを引っ張ってみたら、まさかの収穫!こーんなに出来ていました!びっくり!!!もちろん、種は固定種で、F1種ではありません。自然農の神様、宮崎県の川越さんに学んだことはこれですね。とにかくダメな農地は、小麦などの根の長い強い作物を植えて、3年くらい待つことです。生活がかかっている農家さんや、早く結果が出ないと挫折してしまいがちな家庭菜園の場合、自然に反しない程度にもう少し早く土を変えていく方法もあります。私もまだ勉強中なので、いつか答えに近づいたらシェアしたいなと思います。安全で栄養価もよい野菜や作物の探求は健康やアンチエイジングには欠かせません。ついに自らも畑をやり始めて5年目になりますが、自然農で種取りをするということを、ライフワークとしてとにかく続けていきたいなと思っています。昔からこのブログを読んでいる方は理解して頂いていると思いますが、ふいにこのブログに来た方は、なんでアンチエイジングのブログなのに、農業のことがちょいちょい来るんだろうと疑問に思われるかもしれません。私たちは、毎日いただく食べ物によって出来ています。ルドルフシェーンハイマーという学者が、1930年代に行った実験でも、想像以上に早く私たちの体の組織は食べたものと入れ替わっていることが判明しています。シェーンハイマーが食べ物に含まれているアミノ酸をマーキングして追跡すると、体の臓器などのタンパク質は、たった3日間のうちに、約半数が食事由来のアミノ酸にガラリと置き換えられていました。更に重水素を使って、脂肪についてもマーキングして、実は体内の脂肪も数日のうちに大部分が新たに食べた脂肪と入れ替わっていることを発見しているのです。人間の体は70%が水ですが、水を除くと45%が脂質、43%が蛋白質、11%がビタミン、ミネラルで、1%が糖質です。私たちが「これは自分だ」と信じている自分の体も、実はいつも同じではなく、毎日食べる物によって常に新しく入れ替わっているのです。「でも遺伝子の影響は相当あるんじゃないの?」と思った方!実は一卵性双生児の研究で、遺伝的なものが影響する割合は25%にすぎませんでした。一卵性双生児は100%遺伝子が同じなのにもかかわらず、老化の速度も寿命も環境因子によって75%が決まるそうです。これはある意味、人はいつからでも生まれ変われるということを意味します。あきらめるのは、まだ早いのです!!!フンザやビルカバンバなどの世界の長寿地域、しかも日本のように、ただ長生きと言う言うだけでなく、健康長寿な地域の共通点はミネラル豊富で美しい水があり、新鮮な自然農の作物が豊富なことです。そして糖質を摂りすぎていないこと、ナッツなどから新鮮な油を得ていること。日本の食事情はというと、野菜も品種改良されまくり、作物から次世代のまともな種すら取れないように操作されたF1種由来の野菜しかスーパーに売っていないですし、人工的な添加物がてんこもりの加工食品だらけ。油の製造方法も化学薬品漬け。そして精製された炭水化物の天国。伝統的な発酵調味料すら、製造方法が破壊されています。例えばお醤油です。ご存知の方も多いかと思いますが、お醤油には昔ながらの「本醸造のお醤油」と、「お醤油もどき」があります。「お醤油もどき」と言っても、農林水産省がお醤油として認定しているので、立派にお醤油として販売されています。本醸造と言うのは、炒った小麦と蒸した大豆に種麹を混ぜて麹を作り、塩を水に溶かしてそれを合わせてもろ味を作り、発酵させて小麦と大豆に含まれるたんぱく質やでんぷんを麹菌や酵母や乳酸菌の力で時間をかけて分解していき、熟成させてうま味が増して出来上がるお醤油です。微生物たちの美しい連携プレーによって、香りやから味、色味、うま味などが醸し出されて、あの独特の味わい深いお醤油が出来上がります。裏ラベルの原材料のところには「大豆、小麦、食塩」と書いてあるはずです。本醸造であっても、発酵過程でアルコールが微量に生じてしまうものには「アルコール」と書かれているものもあります。ただ、本醸造の場合多くても原材料に記載されている成分名はそこまでです。「お醤油もどき」のほうの原材料はさまざまですが、だいたい以下のような感じです。アミノ酸液、食塩、脱脂加工大豆、カラメル色素、アミノ酸等、増粘多糖類などここに甘みとして、ぶどう糖果糖液糖、砂糖、ステビア、甘草、サッカリンNa、アスパルテームなどを追加しています。防腐剤としてソルビン酸Kや安息香酸ナトリウムなどを使用しているものもあります。本醸造の場合、お醤油になるまでには少なくとも半年から1年以上かかります。ところがお醤油もどきの場合、わずか2、3日で出来てしまうのです!!!作り方は、脱脂加工大豆(大豆油の搾りかすなど)を購入してきて、それを塩酸で分解してアミノ酸液にしてしまいます。なんと、これがお醤油のベースになるのです。アミノ酸液の使用はJAS法で80%以下とされています。要は79%がアミノ酸液でもお醤油と認められてしまうのです。ここに、うまみはグルタミン酸Naなどを加え、とろみは増粘多糖類、甘みはぶどう糖果糖液糖、砂糖、甘草、サッカリンNaなどを加え、色はカラメル色素などで黒く着色します。発酵していませんので、当然腐りやすいため、防腐剤や酸化防止剤を加えます。甘いお醤油のほとんどがこれですし、加工品の調味料のお醤油はお醤油もどきのことが多いです。国産大豆はとても少ないので、大豆油の搾りかすの「大豆」は遺伝子組み換え大豆のことが多いと思います。油もなんですが、お醤油の場合、遺伝子組み換え大豆を使用していても、表示義務がないのです。日本の伝統的な発酵調味料なので、ぜひお醤油は、遺伝子組み換えでない大豆で本醸造をいただきたいと思いますね。そういう食文化の崩壊を防ぎ、本物の、しかも無農薬の素材で作られた調味料やだしの文化を、もっと同世代や若い方にも広めたくて、今いろいろなところに取材旅行に行っています。そこで見つけた、歴史ある醸造所や生産者の本物の食品を、更に鬼仕様にブラッシュアップして作れたら・・なんて夢を抱いています。先週は大分の山奥に行ってまいりました。ある椎茸農家さんに会う為です。↑こんな原木椎茸の森の中で、煙のように立ち込めるしいたけの胞子の中で、しいたけ浴してきました(笑)この道47年の、すご腕しいたけ農家さんです。大分産のくぬぎの木を原木に、薬剤を使わず1つの品種にこだわって栽培を続けてらっしゃいます。↑椎茸は直射日光が敵なのですが、特に温度の高い夕日が直接当たると良くないそうです。ただし、朝日は多少当たったほうが栄養価は高いそう。この農家さんは、そのため朝日は当たって、昼から夕方の太陽が当たらないように、自分で木に登って絶妙に剪定するという、すごいこだわりをお持ちでした。乾燥の温度も低温でじっくり乾燥しています。これにより風味が全然違います。椎茸は放射性物質を吸いやすいので、一番注意が必要な食べものですが、こちらの椎茸は放射能検査も検出限界値1Bqでずっと不検出です。汚染のない椎茸は、逆に体の中を浄化してくれるように感じます。こういう安心できる食材や調味料を、農家さんを訪ねて膝を突き合わせてお話して、きちんと検査もしてみんなにシェアしたいと思っています。秋くらいには形になると思いますので、ちょっと待ってて下さいね。お醤油もですが、一番製造方法がおかしくなっているのは油です。ほとんどの油が、植物に石油由来のヘキサンと言う有機溶剤をふりかけて脂肪分を溶かし出して、そのあと200℃以上で加熱してヘキサンを飛ばして、薬剤で脱臭脱色して添加物を入れて作ると言うぶっ飛んだ作り方です。人間の体は水を除くと45%が脂質ですし、脳も水以外の60%が脂質。細胞膜もかなり油です。それなのに、その油がこんな状況なんですから、体がおかしくなるはずです。私のコスメを作ってくれているハーバリストの方が、毎年在来種のダマスクローズの買い付けにイランに行くのですが、イランでは、アトピーの方がいないそうです。驚きじゃないですか?油と言えば、御存じ鹿児島の鹿北製油の和田社長に、今回も会ってきました。昭和59年からヘキサン抽出をやめ、明治時代の石臼式玉締め法や昭和初期のペラー式圧搾法などの昔ながらの油の製造を復活させた方です。元々鼻が弱く、揮発性の薬品で鼻水が止まらなくなるという体質だったのもあり、圧搾であっても使うことが多い、油作りの薬剤3兄弟と言われる、苛性ソーダ、蓚酸、活性白土の使用もやめてしまわれました。何のためにこの3兄弟を使うかというと、蓚酸は搾油した油に生じたオリやレシチンを除去するために使い、遊離酸を中和するために苛性ソーダを使い、粘土に硫酸を加えた活性白土で漂白するのです。3兄弟を使用しないために、オリを柄杓ですくったり、↑和紙と綿でろ過する装置を使用したりという手間暇を惜しみません。この3兄弟を使用しないある程度大きい油屋は、今や日本中でも5社しかないそうです。この鹿北製油さんには、化粧品用油を搾ってもらったりもしていますが、食用無農薬なたね油も、鬼仕様で出来ないか相談してきました。秋には面白いなたね油が完成しそうです。ワクワク♪日本の伝統的な本物食材をもっと復活させたい!!!まだまだ鬼の旅は続きます!!
2014年04月06日
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さっそくですが、後編です。吸収の良いオメガ3脂肪酸のサプリメントを作りたいという思いで開発し始めた、クリルオイルのサプリメント。オメガ3は体内で作ることが出来ないので、必ず毎日摂取してあげないといけない脂肪酸ですが、現代人は油の精製方法の変化や魚離れなどで不足しがちの傾向にあります。亜麻仁油などのα-リノレン酸を原料として、体内でEPA、そしてDHAに変換することが出来ますが、その割合は10~15%程度で個人差があります。日本人は歴史的に魚介類からオメガ3を摂取してきた民族なので、変換酵素の少ない人が多いとも言われていますので、αリノレン酸だけでなく、ダイレクトにDHA、EPAを摂取してあげることは大切です。DHAは中性脂肪を下げる働きがあり、高脂血症や動脈硬化を予防し、脳機能を高め、視力の向上をはかります。アレルギーの改善や、血流を良くする働きがあります。脳の細胞膜が硬くなってくると、情報の伝達が悪くて判断が遅れたり、物忘れしたりするのですが、DHAは細胞膜を柔らかくする働きがあり、このことで様々な効果を生み出しています。EPAは血小板を凝集させる物質の生成を抑えてくれる、サラサラ成分です。イヌイットやエスキモーなど魚やアザラシを主食にしている民族には生活習慣病が少ないことが分かっていますが、デンマークの学者たちが調べると、彼らの血中にはEPAが多く含まれていたということです。また、うつ病の方の血中にはEPAが少ないという研究結果もあります。体内の血液がサラサラで血液の流れが良くなると、老廃物の運搬がスムーズになり、ニキビや吹き出物も減り、美肌効果もあります。そんなDHAとEPAを、かなり吸収率よく摂取できるクリルオイル。毎日飲むなら、安心できる素材のソフトカプセルがいいなと思ったのが開発のきっかけでしたが、実はクリルオイルにも抽出方法がいろいろあり、石油系ヘキサンを使用するような質の悪いものがあることを知り、本当に安心できる製造方法で、なおかつ海のエコラベルのMSC認証と、食品の安全性を認定するGRAS認証を持つクリルオイルを選びました。そしてそして・・・・クリルには元々アスタキサンチンが含まれていますが、人に対して有効量とまでは言えない量だったので、ヘマトコッカス藻のアスタキサンチンを、有効量増量することにしました。イスラエルのヘマトコッカス藻から、安全な超臨界抽出法で抽出したアスタキサンチンを選びました。アスタキサンチンにもキャリーオーバー成分が入っているものが実は多いのですが、探しに探して、キャリーオーバーゼロのものを見つけました。アスタキサンチンはノーベル化学賞を受賞したオーストリアの生化学者リヒャルト・クーン氏らによって1938年に発見されました。アスタキサンチンはカニやエビ、鮭そしてオキアミにも見られる赤いカロテノイド色素ですが、これらは食物連鎖によって蓄えられたもので、動物自身が体内で作り出しているものではありません。自ら作り出すことができるのはヘマトコッカス藻などの植物だけです。こうした藻をオキアミや桜海老などの甲殻類が餌として摂取し、鮭はカニの幼生や甲殻類を餌にしているという構図があります。ヘマトコッカス藻は淡水性単細胞緑藻で、普段は緑色をしていますが、紫外線などの環境の変化でストレスを感じると体内にアスタキサンチンが作られ、赤く変色します。これがヘマトコッカス藻の身を守っているのだといわれています。神秘的!アスタキサンチンもまた、脳の血液関門を通れる抗酸化カロテノイドなので、脳機能を改善させる働きがありますが、私が一番注目しているのは皮膚の水分量とシワや弾力性が経口摂取で改善したと言う実験。4mgを6種間49名の女性の半数に摂取してもらい、対照群と比べたところ、測定器と医師による診断でかなり優位な改善が見られたとのこと。アスタキサンチンは、紫外線が肌に当たった時に生じる一重項酸素を消去する力が抗酸化物質の中で一番強いんですが、これのおかげでコラーゲンが分解されずハリやシワ改善が見られたのではないかと言う事です。アスタキサンチンは肌に付けることでも効果があり、わずか0.03%を塗布しただけでも、光老化を抑えることが分かっています。以前アスタキサンチンだけの色素でオレンジのグロスを作りましたが、これをたっぷり含んだクリームなんかも今考えています。アスタキサンチンは活性酸素により引き起こされる脳の疲労、脳の老化、脳血栓、脳梗塞などにも効果を発揮します。眼精疲労、動脈硬化抑制、抗炎症作用もありますが、注目は細胞膜を守るという働きです。ビタミンEもβカロテンも細胞膜の中で抗酸化力を発揮して細胞の酸化を防いでくれていますが、アスタキサンチンは細胞膜の中心部と細胞膜内部の両方で抗酸化力を発揮することが出来るので、細胞膜全体をフリーラジカルから守ることができるすごい物質なのです。鮭が産卵期に力強く川を遡上できるのは、アスタキサンチンの力だと言われています。クリルオイル、そしてヘマトコッカス藻由来のアスタキサンチンを有効量入れ、かなりパワーアップしたんですが、もう1つ、どうしても入れたい成分がありました。それがこちらです↓パーム(アブラヤシ)の実からとれる、8つの天然ビタミンEです。環境に配慮した持続可能なパーム農園におくられる、RSPO認証を持つマレーシアの農園のレッドパームから、コールドプレスのあと真空で低温蒸留して、天然ビタミンEを8種類取り出した真っ赤なオイルも入れることにしました。自然界に存在するビタミンEは「α、β、γ、δ-トコフェロール」と「α、β、γ、δ-トコトリエノール」の8種類がありますが、レッドパームに含まれるバランスのまま、その全てを含有しているオイルなんです。αトコフェロールは多く摂りすぎると過剰症がありますが、このレッドオイルにはαトコフェロールよりトコトリエノールのほうが多いので、過剰症の心配も考えられません。46%くらいはカロテノイド複合体やコエンザイムQ10、植物ステロールも含まれているのでこれまた真っ赤な色をしてます。一番多く含まれている「α-トコトリエノール」は、抗酸化剤として一般的によく使用されているビタミンEである「α-トコフェロール」よりも約40~60倍の抗酸化力があります。トコトリエノールのすごさは、こないだ米ぬか油の時に書きましたが、経口摂取でも脂質の酸化やたんぱく質の酸化を強力に防ぐことで、アンチエイジング効果が高いのです。乳癌細胞を抑制したり、ヒト乳癌細胞のアポトーシス(細胞死)誘導する働きもありますし、脱毛症の男性での実験で、平均41.8%の毛髪の増加がみられたことも興味深いです。2010 年 7 月号の「 Journal of Arzheimer’s Disease」 に発表されたカロリンスカ研究所とペルージャ大学で行った実験では80歳以上の232人の方に加齢と認知機能について6年間にわたる調査が行われました。 その結果血中トコトリエノール濃度が最も高い群で、アルツハイマーになるリスクが最も低くなることを研究グループは見出しました。クリルとアスタキサンチンだけでも脳に良いのですが、トコトリエノールが加わったら更にすごいことになりました。究極のアンチエイジングは脳の抗酸化ですからね!でもトコトリエノールは、美容にも良いんですよね。皮膚の角質層に優先して蓄積し、皮膚に発生するフリーラジカルに対して防衛の最前線で働いていることが明らかになっています。トコトリエノールはアスタキサンチンと一緒に飲むと、更に相乗効果があることも分かっていて、乾燥肌の被験者で、水分量の増加と小じわや吹き出物の減少が見られ、皮膚の弾力性が改善したと言う結果が興味深いです。詳しくはhttp://www.palmtocotrienol.jp/articles/files/articles/03.pdf(PDF)出来てきた試作は、クリルオイルだけのものと比べて、アスタキサンチン増量と8つのビタミンEを含むカロテノイド複合体を入れたため、ここまで濃い赤(右)になってしまいました~!いやー最高の原料を見つけるのに時間もかかり、大変だったんですけどおそらく究極のオメガ3サプリメントが出来たと思います。もうすぐ世に出せると思うので、お楽しみに!究極の真っ赤なオメガ3サプリメントで、オメガビューティーでいきましょう!!
2014年03月08日
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みなさん、こんにちは。ちょっと春の足音くらい聞こえてきた気もしますが、まだ寒いですね~今発売している、雑誌「BODY+」に久々に出ています。「達人の野菜生活指南」特集にカラー1ページ。私が自分で撮った普段の食生活の写真ばかりで恥ずかしいんですが、よかったら読んで下さいね!もう1つは、今発売している雑誌「シュプール」に私が開発したコスメが3種類も紹介されていました。広告ではないんですよ、なのにこんなにいっぱい\(◎o◎)/!びびびびびっくりです。編集部の方がお店にもよく来て下さってるようなので、商品を本当に愛して下さっているんだと思います。以下紹介文の1つ。めっちゃ誉めて下さってる(*^。^*)「日本のオーガニックファンに最も支持されている国産のオーガニックコスメ、アムリターラ。キャリーオーバー成分も全て表示するという徹底したこだわりと、日本人の肌のために開発された独自の処方が人気の秘密。なかでも、紫外線が気になるこれからの季節に用意したいのがこちら。フィンランドのビルベリー葉エキスとアメリカのレッドラズベリーオイルの天然のサンスクリーン効果で紫外線を防御。美白やハリなど美容液としての効果も。ベージュ色のテクスチャーは、べたつきや重さなどのストレスフリー。」ううう・・苦労して作ったものなので、感激で涙が出ます(T_T)ピンクのグロスの色付けに使用している「日本むらさき草」なんて、見つけたのは奇跡の域だったので。サンスクリーンも酸化チタンや酸化亜鉛や吸収剤を使わず、植物のポリフェノールだけの力で作ると言う前代未聞の製品なので、理解してもらうのが大変だと思うんですが、美容液の有効成分に紫外線防御力もあると考えると分かりやすいかもしれません。今年も鬼ならではのオタク的発想で、作りたいものがいろいろです♪さて、外からのスキンケアも大事ですが、やっぱり基本はインナーケア。アンチエイジング探求は33歳からの鬼ですが、オメガ3脂肪酸に注目し始めたのは結婚してからすぐだったので、31歳だったと思います。14年前ですね。最初に亜麻仁油を夫が、油の本をたくさん書いていた今村光一さんのお店で買ってきて、私のサラダにガってかけたのは27歳頃だったように思います。その時は、なにすんじゃー!って感じだったんですが(笑)31歳頃に、近所の自然食品店で再び亜麻仁油に出会って、オメガ3脂肪酸の美容健康効果がいかにすごいかというのを調べていって、味にもすっかり慣れてはまっていったんですね。その後、亜麻仁油やチアシードなどのαリノレン酸のオメガ3もいいけど、やはり、歴史的に言って魚介類からオメガ3を摂ってきた日本人は、αリノレン酸を体内でEPAやDHAにする変換能力が外国人に比べて低めだと知り、DHA、EPAというオメガ3脂肪酸もダイレクトに摂ってあげたほうがいいなぁと思い、亜麻仁油は毎日大さじ1杯は必ず摂りますが、魚も天然魚なら出来るだけ食べるようにして、食べない日は青魚のサプリメントで補うようになりました。ただ、現在は前回も書いたように、関東にいるとなかなか安心して魚を食べるというわけにもいかない時代になりましたよね。そのため、DHA、EPAに関しては、効率よくサプリメントで補うのがベストなのかなと思い始めたんですね。そんな時に出会ったのが「オキアミ油」です。以前にも少し書いたことがるんですが、英語で言うとクリルオイルと言います。世界中で最も汚染がなく美しい海域である南極海に生息するオキアミは、小エビのような外見をしている甲殻類で、体長約5cmの動物性プランクトンです。地球上で一番大きい哺乳類であるシロナガスくじらは、このオキアミを主食にしています。オキアミはたいへん繁殖力が強く、世界最大級の生物量のため、人間が少し頂いても、他の生物にほとんどご迷惑をかけないというところも良いなと思っています。このオキアミから、DHAとEPAを多量に含んだクリルオイルがとれます。オキアミは体内にアスタキサンチンを持っているため、この油もとてもきれいな赤色をしています。オメガ3はご存知のように大変酸化しやすいのですが、この南極海のクリルオイルは、海水ごととって、すぐに船上でオイルに加工して冷凍するという方法なのと、脂質の酸化を防止する力がビタミンEの千倍とも言われるアスタキサンチンが共にあるために、すごく酸化から守られているんです。普通の魚油はオメガ3脂肪酸が中性脂肪と結合しているので、体内で胆汁塩酸で乳化してからしか利用できないので、摂取した量の半分程度しか吸収出来ません。でもクリルオイルに含まれるオメガ3脂肪酸の大部分は、リン脂質に結合しているので、そのまま吸収されて、100%近くをすぐに利用できます。リン脂質と言えば、細胞膜の原料でもあり、神経細胞にも脳にも多量に含まれていますが、水にも油にも溶ける乳化作用があります。リン脂質がたくさん集まったものをレシチンとも呼びます。レシチンは大豆や卵黄にも含まれていて、お酢と油に卵黄が加わると混ざってマヨネーズになる、あれです。私のコスメも合成界面活性剤の代わりに、少量のレシチンで乳化してますので、おなじみの成分です。これにオメガ3が結合してるんですから・・どういうことか分かりますよね?魚油は当然水に溶けませんが、クリルオイルは油なのに水に溶けるのです!人間の体は約70%が水ですから、摂った量のほとんどが効率的に体内に吸収されるんです。これは実はすごいことで、クリルオイルなら、摂る量が魚油の三分の一ですんでしまうのです。もう1つ、クリルオイルでいいなと思ったことは、他ならぬこのリン脂質です。クリルオイルには、リン脂質が約40%含まれていますが、脳は水分を除くと60%は脂質で出ていて、その大部分が実はリン脂質なんです。リン脂質は神経組織などに多く含まれ、全身にある60兆個の細胞膜の主要な構成成分です。全身の輸送経路、細胞、組織、器官の機能、神経細胞の働きに欠かせません。学習や記憶、睡眠、脂質の代謝、肝臓の保護にも関わります。脳の神経線維はリン脂質で出来たミエリン鞘という絶縁質で覆われています。このミエリン鞘が傷つくと神経線維がダメージを受けて、認知症やアルツハイマー病の原因になります。リン脂質をしっかり補うことで脳の神経細胞の破壊を抑え、神経伝達物質の生成を促進し、アルツハイマーや認知症の予防し、記憶力と学習能力を向上させ、脳細胞の破壊を最小限に抑えることができます。実はリン脂質に以前から個人的にすごく注目してて、うつ病の方にリン脂質を飲んでもらうことで結果を出しているクリニックもあるようで、うつじゃなくても脳に良さそうだからと、そこのクリニックのリン脂質サプリを取り寄せたら、遺伝子組み換え無分別大豆由来だったことがあとで分かって、きょえ~ってなったこともありました\(◎o◎)/!だって細胞膜が遺伝子組み換えリン脂質になるなんて、ゾッとしません?でもクリルオイルならそんな心配はないし、アスタキサンチンまで含まれると言うことで、もう鬼としては大注目したわけです。その上、記憶や学習機能を持つ「海馬」を始めとする脳の脂肪の約15%と目の網膜の約60%に存在するDHAを補い、血小板を凝集させる物質の生成を抑えてくれるEPAで血液の流れが良くなるのですから、もう最強なんじゃないかと。実際フランスの研究機関とノルウェーのベルゲン大学で行われた実験で、認知機能改善の効果や抗うつ様作用が認められています。http://www.lipidworld.com/content/12/1/6(論文)ノルウェーの大学病院の実験では、クリルオイル摂取で心筋梗塞発症後の左室の拡張と肥大が改善されることが分かり、心機能を改善する働きがあることが分かりました。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22206454(論文)こちらはクリルオイルで体重の改善、血中の総コレステロール量、LDLコレステロールが減少したという論文です。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23505070月経前症候群と診断された70名にクリルオイル、または魚油を3か月間摂取させた結果、クリルオイル摂取によって月経困難症および月経前症候群が改善されたという論文。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12777162クリルオイルは炎症を促すプロスタグランジンの産生を抑える効果があるので、関節リウマチや変形性関節症などに有効なことが分かっていますが、こちらは潰瘍性大腸炎の炎症を軽減させたというニュース記事です。花粉症などのアレルギー症状にも関連する作用です。http://news.infoseek.co.jp/article/20111214jcn5615760歳から72歳の健康な男性にクリルオイルを飲ませるニッスイの実験で、12週間後飲んだあとに脳の血流と情報処理能力のテストを行い、脳の血流が対象群に比べ著しく良くなっていることや、計算や記憶のテストで情報処理能力が20歳若返ったとあります。http://www.nissui.co.jp/academy/market/25/market_vol25.pdf(PDF)同じくニッスイの実験で肝機能を改善する効果や、男性の生殖機能の向上効果も結果が出ています。いやー、ほんとすごいなーとかなり興味を持っていた時に、食品の展示会で、昔化粧品原料でお世話になったことのある方に再会して、その方が転職して、ちょうどクリルオイルサプリを製造する会社にいらっしゃったんです。その時たくさんクリルオイルのサンプルを頂いて、時々飲むようになり、1日3粒でも効果を実感するようになりました。それで、今世の中にあるのは、豚のゼラチンカプセルのものばかりだから、どうせなら自分で作ろうかって思ったんです。最初は植物性のソフトカプセルを考えてたんですが、原料を細かく追っていたら遺伝子組み換え無分別のとうもろこしに行きあたってしまい・・・・それで海外の魚の皮のゼラチンで出来たカプセルを、念のため検出限界値1Bqで放射能検査に出して安全性を確認して、それに詰めてもらうことにしました。あとはアスタキサンチンが元々含まれているクリルだけど、調べるとオイルの酸化を守るくらいの微量で、人に対する有効量ではなかったんで、どうせなら!って例のイスラエルのヘマトコッカス藻由来のアスタキサンチンを有効量増量しました。すみません、たくさん書いてしまったので、後編に続きます。
2014年03月07日
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みなさん、こんにちは。だいぶ寒くなってきましたが、風邪などひかれていませんか?私はまだ、今年はひかずにきているように思います。それどころか、ここまで体調不良でダウンと言うのが全然なかった気がします。なんだろう?逆に大丈夫かな?(・。・)息子がひいても、全然うつりませんからね。冬休みに気が抜けてどかーんときそうな気もしますが、せっかくのお休みで帰省もするので、お正月も元気にいたいなー!最近、私のブランドで新作のローチョコレートを発売したんですが、それを冷蔵庫に入れているので、毎日ちょこちょこっと食べてます。↑こんなんです。おいしいのはもちろんですが、成分的にも鬼として心打たれています。以前からカカオポリフェノールのすごさや、老化を加速するストレスホルモン「コルチゾール」を撃退してくれることとかを書いてたと思います。しかもあらかじめカカオポリフェノールを摂っておくと、心理的ストレスに対して抵抗力を強めることが確かめられているそうです。また、カカオの「テオブロミン」という苦味成分には、自律神経を整える作用があり、リラックス効果がとても高いと言われています。こないだからホルモン特集をやっていますが、このコルチゾールはストレスを受けた時に分泌されるホルモン。アンチエイジングの為には、あまり関わりたくないホルモンです。コルチゾールは美容、健康の敵●コルチゾールが増えると、ニキビが出来やすくなる●アレルギーを悪化させ、むくみやすくなる●高血圧や糖尿病、月経異常が起こることもある●コルチゾールが過剰に分泌されると、脳に「お腹がすいています」という間違った信号を送る●脂肪細胞に「出来るだけ多くの脂肪を蓄えろ!」という指令を出す。●記憶に関係する脳の「海馬」を萎縮させる●うつになりやすく、やる気が出ない●筋肉が減り、腕や足など筋肉の多い部分は痩せて、お腹や顔が太るホルモンの母と呼ばれる「DHEA」と同じで副腎から分泌されるホルモンですが、DHEAとは正反対に働きます。例えば、コルチゾールはTh1免疫活動を抑制し、Th2免疫活動を促進しますが、DHEAは逆にTh1免疫活動を促進します。Th1細胞より、Th2細胞が優位に働いている状態ではアレルギー体質に陥りやすいと考えられています。またうつ病の方ではコルチゾール値が高く、DHEA値が低く、その割合やバランスは人間の心にも体調にもとても大切だと言うことが分かってきてます。オメガ3脂肪酸を摂ると、コルチゾール値が下がり、逆にDHEA値が上がることも確認されています。笑うことも泣くことも、コルチゾール値を減らすことが分かっていますので、大笑いしたり、思いっきり泣くことも時には大切ですね。もう1つカカオがいいのは、カカオパウダーには、100gあたり2800mgものカリウムが含まれていること。放射性セシウムは、ミネラルとしてはカリウムと似ているため、間違えて体が筋肉に取り込もうとするのですが、カリウムが体に不足なくあれば、セシウムが取り込まれにくくなると言われています。また、カカオバターの脂肪分はステアリン酸という体内への吸収率が低いものなので太る心配がないこと、オレイン酸も40%近く含まれていることで、悪玉コレステロールを減少させる働きもあります。もちろん砂糖さえなきゃね!そんなんもあって、チョコレート好きなんですが、砂糖や添加物や香料や遺伝子組み換えのことが多い食用の大豆レシチンなんかが嫌なので、なかなか市販品で納得できるものがないので、ついに自分のブランドで作っているわけです。甘みは「ボルカニックネクター」というアガベシロップとヒマラヤの野生の森の無濾過で非加熱のアカシアはちみつを使用しています。最近アガベシロップにガムシロップを混ぜたまがいものがあることや、果糖が多すぎることが良くないと言う方もいるようです。私もそういうことを書かれた海外の文献はいろいろ読みました。そこでアガベについて、再探求のはてに出会ったのがこのボルカニックネクターなんです。一般的なアガベシロップは、果糖が約80%~90%と確かに多く、ブドウ糖が20%~30%、残りは1%~2%のイヌリンが含まれているというものが多いですが、ボルカニックネクターは果糖が44%~54%、ブドウ糖が14%~17.5%、ショ糖が2%以下、イヌリンが10%前後という理想的な組成をしています。果糖もブドウ糖も多すぎず、しかもイヌリンの量が多いということがすごいのです。アガベイヌリンは果糖がいくつもくっついた形をしている多糖類で、天然の食物繊維の一種で、胃や小腸などの消化管では消化吸収されにくく、大腸で初めて少し消化されてオリゴ糖になってお腹を整えます。血糖値を適切な水準に調節する働きもあることから、近年サプリメントとしても注目されています。チコリや、菊芋、ゴボウ、ニンニクもイヌリンを含みますが、純度の高い天然のイヌリンをもつのは、アガベ以外にありません。もう1つ、蜂蜜もすばらしい甘味料だけど、これは逆にブドウ糖が多すぎると、GI値が高くなると言う問題点がありました。しかし、加熱していないRAWハニーで、発酵が十分進んでいるものだと、ブドウ糖より果糖のほうが多くなってGI値が下がってきます。そこで探求ののち出会ったのがヒマラヤの手つかずの野生の森にて「岩蜂」と呼ばれる蜂により採取された、無濾過で非加熱のアカシアはちみつです。果糖含有率がブドウ糖より多く約70%程度なので、一般的なハチミツに比べ極めて低GIであると言えます。アガベもRAWハニーもショ糖の含有量はないに等しいレベルなのも良いです。この2つの鬼的に理想な甘味料を使用して、オール農薬不使用原料で48℃以下の工程で酵素が活きたRAWチョコレートを作るというミッションで、今回は自社チョコレート工房を作って、原料のカカオをもう一度吟味し直し、組み合わせるスーパーフードも厳選して取り組みました。この、組み合わせたアンチエイジングに嬉しいスーパーフードが、かなり変わっています。あまりこのブログでも、まだ紹介したことがないものを使っているんで、今日はちょっとそこらへんも面白いので、ご紹介したいと思います。各商品を手軽に買える店もリンクしていますが、チョコレートの原料と必ずしも同じメーカーではありません。チョコの原料は厳選素材のため、小売りで商品化していないものが多いんです。★天山レーズン 三蔵法師で有名なタクラマカン砂漠にて、古くより農薬も肥料も一切与えず天山山脈の雪解け水とその土地のミネラルで栽培された「自然栽培」のグリーンレーズン。砂漠環境では紫外線が強いため、風通しの良い日陰に吊るして丁寧に陰干しされます。昼夜の寒暖差が20℃以上という温度差が、このレーズンを最高の品質に仕立てています。ミネラル豊富で、鉄分はプルーンの5倍以上、カリウムはバナナの約3倍も含まれています。★マヤナッツマヤの時代からグアテマラの森に自生し、土地の人達と共生してきた「ラモンの木」に生る木の実です。一度植えると100年は育ち、雨量の少ない年でも栄養価の高い実がなります。特徴はトリプトファンという必須アミノ酸が多いことです!なんと、牛乳の約6倍にもなります。トリプトファンはリラックス物質といわれる、体内の神経伝達物質「セロトニン」の原料です。セロトニンがどれだけ大切か、もう一度復習です。セロトニンは過剰な興奮を抑え、抑うつ感を軽減してくれる神経伝達物質。うつ病やストレスに長らくさらされている人、暴力的な人や衝動的な人はセロトニンの濃度が低く、セロトニンの不足はパニック障害、摂食障害も引き起こすと言われています。生理前の黄体期には脳内の神経伝達物質のセロトニンの生成が減少しますが、これもPMSの原因の1つだとも言われています。セロトニンは体温調節にも関わっているため、減少すると低体温、冷え性になりやすいです。セロトニンが減少すると満腹中枢が働かなくなるため、どんどん食べてしまって太りやすい上、また基礎代謝が下がるため脂肪がつきやすくなります。日中のセロトニンが夜間にメラトニンに変換されることから、セロトニンが減ると不眠にも繋がります。メラトニンはビタミンEの2倍の活性酸素を処理するパワーがあるし、卵巣の保護もしてくれるので、その元となるセロトニンはアンチエイジングのためにも重要です。おまけに抗重力筋の刺激を強め、背筋をしゃんとさせ、顔のたるみを防ぐ効果もあります。★ゴールデンベリー 西洋ほおづきのことで、古くから南米地方で栽培されてきました。非加熱で天日乾燥されたものにはビタミンCをはじめポリフェノール類が豊富で、ビタミンB群では葉酸、イノシトールが抜群に多いのが特徴です。葉酸は赤血球の合成にも関わるし、DNAを構成している核酸の成分で、細胞分裂に欠かせません。★全粒殻付きハトムギ粉殻まで挽いた全粒タイプの珍しい有機ハトムギ粉です。ハトムギは漢方で「ヨクイニン」と呼ばれ、イボ取りや美白目的に使われていますが、殻にこそパワーが隠されています。ハトムギは漢方では代謝の滞りを改善し、イボや白ニキビなどの皮膚トラブル、むくみや関節炎、鼻炎、皮膚炎などにも使われます。全粒殻付き有機ハトムギ粉は、鉄分は一般のハトムギ粉と比べてなんと約200倍です。カカオは心にも美容にも嬉しいスーパーフードです!
2013年12月06日
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みなさん、こんにちは。緊急事態の為追記です。最強のネオニコチノイド農薬の「クロチアニジン」の日本の残留農薬の基準値が極端に緩和され、大幅に引き上げられようとしてます。さとうきび:20倍春菊:50倍カブの葉:2000倍など元々日本の基準値は欧米に比べてかなり高いのに、更に引き上げようと言うのです。このネオニコチノイド系農薬クロチアニジンは、ヨーロッパではミツバチを保護するために今年の5月に一時使用禁止が決定したばかりです。世界的に見て規制の方向です。ところが日本では規制するどころか、残留基準値を大きく引き上げようとしてるんです。これは政府がクロチアニジンの製品を作っている大企業のほうを向いて政治をしているからです。経団連の会長が経営する会社です。ここはモ●サントとも業務提携しています。多くの作物の受粉に関わるミツバチがいなくなると、食べ物はやがてなくなります。日本の権力者たちは、日本人を滅ぼそうとしているんでしょうか?これについてのパブリックコメントを政府が2日まで募集中だそうです。「EUで規制が強化されている農薬が日本国内で緩和されるのはおかしい」「基準を緩和するのではなくミツバチや環境への影響がないと証明できるまで使用を禁止してください」など、みなさまも、もし反対というご意見でしたら、今ならまだ政府が聞く耳を持っています。私も送りました。下記のサイトから簡単に送ることが出来ます。http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495130138&Mode=0後編のアップが遅くなってしまいましてごめんなさい。前編はこちら前編は肩こりについてメカニズムを書いてきました。後編は食べ物でコリを解消するこのと主体に、コリや血流改善に嬉しい食べ物をご紹介します。これより後編です。野菜自体のフィトケミカルも、抗酸化力が高く、血流を良くしてくれるものが多いです。★ケルセチン (玉ねぎ、りんご、赤ワイン、イチゴ、モロヘイヤ、緑茶、レタス、カカオ、ブロッコリー、ケール、パセリ、プロポリス、ビルベリー葉など) 血流を改善、コレステロール値を下げる、動脈硬化を予防する、関節痛の症状をやわらげるなどの効果があります。玉ねぎ、りんごに特に多く黄色い色素です。★ルチン (蕎麦(特に韃靼そば)、柑橘類(特に薄皮)、なす、アスパラガス、ほうれん草、くこ、ノニ、りんごの皮、トマト、パセリ、セロリ)韃靼そばで有名なルチンですが、ビタミンCの抗酸化作用を支える役割もあるし、毛細血管を丈夫にして、血流を改善し、脳血管障害を予防します。★ヘスペリジン(柑橘系、特に青みかん)ルチンと共にビタミンPと呼ばれるヘスペリジンは、青みかんなどの柑橘類の皮やすじに多く含まれ、花粉症や高血圧、骨そしょう症を予防する効果があります。抗酸化作用や末梢血管を強化する作用があるため、血流を改善する効果、高血圧を予防する効果、コレステロール値を低下させる効果などが期待されています。★カカオポリフェノール(チョコレート、ココア)お茶の4倍のカテキン類(エピカテキン)が含まれています。いろんな働きがありますが、血流も改善します。★プロアントシアニジン、プロシアニジン(びわ、ぶどう、緑茶、クランベリー)カテキンがいくつか結合した構造をもち、きわめて強い抗酸化作用を示すポリフェノールです。血液流動性向上作用があり、いわゆるサラサラな血液となります。★ジンゲロール、ショウガオール(生姜、金時生姜)生姜に含まれる辛み成分で、血行改善、消化促進、殺菌作用があります。二日酔いやつわりの吐き気を抑え、胃潰瘍を予防する働きもあります。★クマリン(桜の葉、パセリ、桃、シナモン、柚子、柑橘系)クマリンは香り成分です。植物界に広く存在しており、セリ科やミカン科、マメ科などの植物に特に多く含まれています。血流を改善する効果、抗菌作用、抗血液凝固作用、むくみ防止作用などがあります。★アリシン(にんにく、長ネギ、玉ねぎ、あさつき、エシャロット、ニラ、らっきょう)玉ねぎやにんにくに含まれる刺激臭や辛味の成分。血液サラサラ、食欲増進、体を温める、発汗作用がある。そして、筋肉に溜まった乳酸などの疲労物質を撃退させるには・・・お酢と、ビタミンB群です。お酢のクエン酸が血小板の凝集を抑え、筋肉の疲労物質の生成を抑制します。疲労物質を分解しやすくするのはビタミンB1、B2、ナイアシンです。B1は肉や魚介類以外だとほうれん草、ニンニク、グリーンピース、パセリ、芽キャベツ、もやしなどB2は卵やうなぎ、イワシ丸干し以外だと納豆、干しシイタケ、アーモンド、緑黄色野菜などナイアシンは魚や豆類に多いです。↑この数か月はまっていて、いつ紹介しようかと思っていたんですが、ついに紹介します。ブルーグリーンアルジー。35億年前に地球上に最初に誕生した生物(藍藻)で、動植物の起源と言われています。体内に必要な栄養素をもれなく含有し、そのバランスは人体に必要とされる理想値に近いそうです。アメリカのオレゴン州にある世界最古の湖であるクラマス湖の藻なんですが、疲労物質を分解しやすくするビタミンB群が大変多いのはもちろんのこと、65%がたんぱく質で、必須アミノ酸20種、50種のミネラル、13種のビタミン、オメガ3と6がバランス良く含まれ、クロロフィルやアスタキサンチンなどの抗酸化力の高い色素が含まれています。なんと植物性のものには含まれないビタミンB12が、生牡蠣90個分も含まれているのがすごいのです。B12は脳や神経の修復に不可欠なビタミンです。しかも美肌に欠かせないベータカロチンをニンジンなどの緑黄色野菜よりはるかに多量に含んでいます。この湖のある地は、世界七大聖山のひとつ、北米屈指のパワースポット「マウント・シャスタ」の麓でもあり、その周辺は自然保護区に指定され、汚染のない美しい場所です。この夏友人が行ってきて、FBで写真を見たのですが、ものすごいオーブの輝き!マウントシャスタにいつか行ってみたいなー!たかが肩こりだと、甘く見るなかれ!コリは体からのメッセージです!!追伸:私が手掛けるコスメブランドのアムリターラでは、オーガニックの素晴らしさを共に伝えて下さる新しい仲間を募集しています。お仕事内容はアシスタントデザイナー兼クリエイティブ企画部のサポートになります。友人知人の方でも、もしいらっしゃったらぜひよろしくお願いします!募集詳細ページへ【告知】明日4日月曜(祝)札幌行きます!トークイベントはすでに満員御礼のようですが、16時から17時までは札幌駅のコスメキッチンステラプレイス店にいますので、よかったら遊びに来て下さいね!http://ameblo.jp/cosmekitchen01/entry-11650991571.html
2013年10月30日
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みなさん、こんにちは。すっかり、もの思う秋ですね。最近、年齢を重ねると言うことは、どんどんよけいなものがそぎ落とされていくことだなと思います。そして自分がいかにアホだということに、どんどん気づいていくと言うか(笑)ものを知るということは、自分がアホだと気付くことでもあります。だから、常に勉強だし、いくつになっても楽しいですね。もちろん、大変なことは多々あるのですが、知ること、気づくことは基本的には楽しい修行ですもんね。魂は永遠だと感じるのですが、だからこそ肉体を得ている今のこの瞬間を大切にしたい。この瞬間にしか出来ないこと、自分の役割を少しでもはたしていきたいです。今年の5月から、35度以下の加温で減圧蒸留して無農薬の果物の生体水を丸ごと取り出して美容液を作るということをしています。今まで、イチゴ、甘夏&マンゴーを作ってきたのですが、この10月は桃とマスカットで作りました。北海道の木村秋則式自然農法のマスカットと山梨県のEM農法の桃です。↑使用したマスカットは北海道の余市という街にある農園のものなんですが、ここには木村秋則さんが、農業指導によく来られるそうで、農薬も肥料も使用しない奇跡のサクランボやリンゴ、ブドウなどさまざまな奇跡シリーズがあるんですって(*^_^*)さくらんぼって言うのもセラムにしたらどうなのかなー!妄想が広がります。↑こんなパッケージになりました。かわいいです♪ひたすら私の趣味がさく裂しています。日本のコスメのパッケージが地味でつまらないと昔からずっと感じていて、こういう限定の製品は特にナチュラルでありながらも少しアート性のある感じにしています。こびとづかんのももじりこびとがやってきそうな、かなり良い香りです\(~o~)/精油ではないんですよ。低温で蒸留するので、果物が持つ香りそのままの生体水が採れるのです。一滴の水も使わず、果物の生体水だけで出来ており、酵素が活きているし、ビタミン、フィトケミカルもたっぷりで、まさに身土不二な旬の美容液ですね。これからも、いろいろなものを作ってみたいです。さて、少し肌寒くなってきて、体調を崩したり、風邪をひいている方もいるようです。肩こりや腰痛が出てきている方もいます。この「コリ」というものは、実は毎日の排泄と同じで、体からのメッセージとも言えるんです。慢性的な肩こりや腰痛をほうっておくと、気が付いた時にはお肌はくすみ、小じわが目立ち、たるみが気になる・・なんてこともあります。私にも肩こり首こりはありますが、昔に比べて本当に激減したと感じています。30代の前半は、週に一度はマッサージ屋さんに駆け込まないと耐えられないほどの肩こりだったんです。治療室で働いている頃は、同僚の先生に治療してもらったりしていました。それが今ではコリを感じること自体が、かなり減ったと思います。だいたいが冷え性だったはずが、今では治ってしまいました。体温も36度3分くらいか、それより低いくらいだったのに、今ではだいたい36度7分か8分です↓体温を36.5~37度に保つのが理想だそうで、体温が1℃下がると・・・免疫力が37%低下し、基礎代謝12%低下し、体内酵素の活性が50%も低下すると言われています。これは自分でも、確かに大きな変化だと思っていて、昔に比べ風邪をひくことがほとんどなく、体調不良で仕事を休んだことも、ほぼないんです。こういうこともコリが減った理由かなと思ってます。そもそも、「コリ」とは何でしょうか?こりは、筋肉の使いすぎや、逆に筋肉を使わない運動不足など、筋肉に不必要な緊張が生じた時に起こります。デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けた場合にも、筋肉の緊張が起こります。緊張した筋肉は収縮して硬くなります。硬くなると筋肉内の血管を圧迫し、血流が悪くなります。すると筋肉が酸欠状態になってしまいます。筋肉の中にはブドウ糖があり、それが燃焼することによって筋肉のエネルギーとなっているのですが、筋肉が緊張して血流が低下すると、酸素不足で筋肉細胞内のエネルギーが作れません。酸素が来ないとブドウ糖は不完全燃焼をして「乳酸」などの老廃物へと変わってゆきます。この老廃物が末梢神経を刺激することで脳は「こり」を感じるのです。「こり」自体は何かと言いますと、酸素不足で老廃物が溜まった筋肉が柔軟性を失い、硬く変性してしまっている状態です。筋肉というのは、「太い一本の筋肉」があるわけじゃなく、へちまみたいな感じで、細い筋繊維を束ねるような感じで出来ています。筋繊維の中はアクチンとミオシンというタンパク質がびっちり並んでいて、アクチンがミオシンの間に滑り込むことで、筋肉を収縮させています。しかし筋肉が緊張して酸素不足になると、エネルギーを作れなくて、筋繊維の中のアクチンとミオシンがくっついて離れなくなり、動きが悪くなります。凝った筋肉がなかなかゆるまないのは、アクチンとミオシンがくっついてしまっているからなんですね。緊張のないよく動いている筋肉は、中の血管が揺り動かされるので、血流がいいです。動脈から届く酸素や栄養が筋肉内に行き渡り、内部で発生する老廃物は、静脈で回収されますので、筋肉にはコリがありません。ところが慢性的なコリによって血流が悪いと、老廃物が筋肉からなかなか排出もされません。血流障害があると老廃物を作り出しやすい環境を作り、なおかつ老廃物が排出しにくいという八方ふさがりの状態になりがちなんです。これにより慢性的な首こり、肩こりを生み出していきます。もう1つ良くないのが、ストレスによる交感神経の緊張です。自律神経は交感神経が緊張すれば血管は収縮し、副交感神経が緊張すれば拡張します。ストレスが大きいと交感神経が優位になり、血管が収縮しますが、こうなると筋肉の緊張と同じで筋肉が酸欠状態となり、老廃物が蓄積して筋肉のこり・痛みへとつながります。以上のことをふまえて、コリを解消する、コリのない女になるための10か条です。コリを解消する10か条1、同じ姿勢を続けない2、ストレッチなどで筋肉を伸ばす3、軽い運動で筋肉を適度に動かす4、血流を良くする食べ物を食べる5、血流を悪くする食べ物を食べない6、老廃物を排出しやすい食べ物を食べる7、温める8、骨格の歪みを整える9、マッサージする10、ストレスを解消する私の肩こり体質が改善し、平熱が上がったたのは、上記の中でやっぱり食事が大きかったんですよね。具体的には、砂糖をやめて、肉を減らして、生野菜をたくさん食べるようになってからです。動物性たんぱく質は消化に時間がかかるので、たくさん食べすぎると消化不良が起こりがち。未消化のたんぱく質のカケラは赤血球同士をくっつきやすくさせ、末梢の血管まで血液が行き届きにくくなります。また、砂糖やトランス脂肪酸などの質の悪い油も、血液の流れを悪くさせます。こういう食べ物を減らして、生野菜を増やすとどうなるかと言いますと、生に含まれる酵素が消化を助けることで、栄養素がきちんと分解され、血液の質が良くなります。体内の消化酵素を温存し、代謝酵素が活性化して働き始めるので、代謝力も上がります。すみません、またたくさん書きすぎてしまったため、一度にアップできませんでした。後編に続きます!
2013年10月26日
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これより後編です!前編はこちらをどうぞhttp://plaza.rakuten.co.jp/korrida/diary/201309120000/抗酸化物質のポリフェノールについて、鬼的に気になるもの、あまり知られていないものを少し解説していきたいと思います。ポリフェノールの種類★フラボノイド系★●アントシアニジン (赤ワイン、ブドウ、ブルーベリー、クランベリー、イチゴ、紫芋など)●ケルセチン (玉ねぎ、りんご、赤ワイン、カカオ、ブロッコリー、ケール、パセリ、プロポリスなど)●ルチン、ヘスペリジン (蕎麦(特に韃靼そば)、柑橘類(特に薄皮)、なす、アスパラガス、ほうれん草、くこ)●イソフラボン (大豆、吉野葛、レッドクローバー)●カテキン (緑茶)●エピカテキン (カカオ)★フェノール酸系★●エラグ酸 (イチゴ、ラズベリー、ザクロ、りんご、ナッツ)●リグナン (ごま、亜麻仁)●クルクミノイド (ウコン)●クマリン(桜の葉、パセリ、桃、柚子、柑橘系)●ロズマリン酸 (シソ、ローズマリー、レモンバーム)まずはケルセチンです。血流を改善、コレステロール値を下げる、動脈硬化を予防する、関節痛の症状をやわらげるなどの効果があります。ドイツでは坑ヒスタミン剤として、かゆみ抑制にアトピー患者に使用されています。あまり知られていませんが、紫外線吸収スペクトルがUV-A、UV-Bの波長に重なるので、高い紫外線防御作用があります。だから最初、玉ねぎの外皮のケルセチンでサンスクリーンを作ったんですが、匂いが強かったので同じケルセチンの多いビルベリーの葉などを今は使用しています。抗酸化作用でDNAへのダメージを抑えることで、光老化にも打ち勝てるポリフェノールです。次に韃靼そばで有名なルチンですが、ビタミンCの抗酸化作用を支える役割もあるし、毛細血管を丈夫にして、血流を改善し、脳血管障害を予防します。脳梗塞の予後にも、ビタミンCに効果的に働いてもらうためにも、韃靼そば茶はいいですね。ルチンと共にビタミンPと呼ばれるヘスペリジンは、青みかんなどの柑橘類の皮やすじに多く含まれ、花粉症や高血圧、骨そしょう症を予防する効果があります。柑橘系は皮は出来たら食べた方がいいし、すじは取ったらもったいないですね。血流を改善する効果も高いので、お風呂に入れたりするのもいいですね。それから女性ホルモン「エストロゲン」と似た化学構造と働きをすることが分かっているイソフラボン。実は葛やレッドクローバーにも多いと言うことはあまり知られていません。吉野葛などは体も温めますし、冷え性にも良いです。この秋冬は葛湯とレッドクローバーのハーブティーで、ほっと一息してはいかがでしょうか?あまり知られていないですが、フェノール系の「リグナン」も腸内細菌の働きで、女性ホルモンのエストロゲンと同様の働きを持つ成分に変わります。リグナンが多い食品はゴマですが、実は亜麻仁にはゴマより多い1.2%ものリグナンが含まれています。リグナンには強力な抗酸化作用もあるので、亜麻仁油はリグナンのためにも、もちろんオメガ3のためにも摂りたいですね。イチゴ、ラズベリー、ザクロ、りんご、ナッツに多いエラグ酸も高い抗酸化力があります。食べることでは抗がん作用、肌につけると肌のくすみが抜けます。私のコスメにもエラグ酸の多い植物をよく使います。さて、最後にカカオポリフェノールです。カカオポリフェノールというものがあるわけではなく、カカオにはいろいろな種類のポリフェノールが複合的に含まれていることがすごいのです。まずは、お茶の4倍のカテキン類(エピカテキン)が含まれています。それだけではなく、フェノール類として、プロトカテキュ酸、フロログルシノール、バニリン酸、カフェ酸、クロバミドなどのポリフェノールが含まれており、フラボノイド類としてはカテキン以外にも、ケルセチン、シアニジン、プロシアニジンなど盛りだくさんです。カカオは中央アメリカから南アメリカの熱帯地域を原産とするアオギリ科の常緑樹。テオブロマとも呼ばれ、これは神様のたべものという意味で、昔は王様や貴族あるいはお金持ちだけが食べていたと言われます。カカオの複合的なポリフェノールの力で、以下の効果が分かっています。●動脈硬化を防ぐ●がん予防●アレルギーやリウマチの改善●ストレスに作用する●病原菌をおさえ、傷の治癒の促進●血流改善、基礎代謝のアップ、脱くすみ●虫歯予防この中で面白いなと思うのは、ストレスに対する作用なんですよね。以前も書いたことありますが、ストレスによって増加する「コルチゾール」というストレスホルモンの分泌を抑えてくれる働きがあります。この「コルチゾール」が過剰なストレスで多量に分泌されると、過食に走りやすく、脂肪を蓄えやすくなり、ニキビが出来やすくなり、アレルギーを悪化させ、むくみやすくなり、高血圧や月経異常が起こることもあります。まさに最悪。カカオポリフェノールはこの老化ホルモンコルチゾールを抑制してくれます。しかもあらかじめカカオポリフェノールを摂っておくと、ストレスを感じてもダメージを弱められ、心理的ストレスに対して抵抗力を強めることが確かめられているそうです。また、胃がんの原因菌と言われるピロリ菌やO-157の増殖を防いだり、傷の治りが早くなるというのも、面白い作用なんですが、もっと面白いのは虫歯菌を抑える作用です。なんとウーロン茶や緑茶以上に虫歯菌をおさえる効果があり、しかも虫歯の進行を抑えることまで実験で分かっています。こんなポリフェノールの宝庫のカカオ。問題点はチョコレートに多い白砂糖や乳製品、遺伝子組み換え大豆のレシチン、香料などの添加物です。そこで、そういうものを払拭すれば、楽しくカカオの素晴らしさを味わえると思い、チョコレートを作っているわけです。ココアでもいいと思いますので、ぜひ砂糖を入れずに、アガベシロップやGI値が低めのRAWハニーなどで飲んで下さい。ちなみにカカオには恋した時に分泌される「フェニールエチルアミン」という物質が含まれます。これは恋に落ちた時に脳から出る神経伝達物質と同じものです。フェニールエチルアミンは、恋した瞬間に脳内で大量に分泌され、高揚した気分になり、快楽物質「ドーパミン」の濃度を増大させる働きもあります。相手を追いかけている時は、分泌がさかんですが、恋愛が安定してくると減ってきます。ずっと大量に出続けると脳に悪いので、これが脳から出るのは最大でも3年と言われます。よく3年目の浮気と言うのはそのせいですね。ただ、この時本当に二人の相性が良ければ、今度はβエンドルフィンという神経伝達物質が出て、信頼、愛着の関係になるそうです。ここまでくれば、ただの恋ではなく、愛の域に入ります。正直私は、もう恋はいいって感じですが、チョコレートのドキドキはおいしくってアンチエイジングにも最高です!!
2013年09月12日
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みなさん、こんにちは。残暑厳しいですが、やっと少し秋の雰囲気になってきましたね。秋と言えば食欲の秋、食欲の秋と言えばチョコレート(なんでやねん?)今週の日曜は、横浜の赤レンガ倉庫で開催されていたチョコレートイベントに行ってきました。一般的な普通のチョコレートというより、カカオ豆を極めた、添加物のない本物のチョコレートについて紹介する「Tokyo Chocolate Salon 2013 ーBean to Bar Experienceー」というイベントです。テイスティングや実演セッション、カカオ豆やチョコレートの販売などが行われていました。かなりの大盛況で、チョコレート人気のすごさを感じました。お勉強のためにテイスティングセッションと言うやつに私も参加してみました。コロンビアやグアテマラ、ハワイ、ウガンダ産のカカオ豆を使ったチョコレートをテイスティング。カカオ豆の皮をむいて、ニブを味わう事から始まるセッションで、産地によってここまで香りも味も違うと言うことに、あらためて驚かされると言うか、カカオ豆の奥深さを感じました。私のブランドでも焙煎しないカカオを使用したオーガニックのRAWチョコレートを秋冬限定で毎年出しているのですが、今年はそれをリニューアルして、更にカカオの産地とグレードを吟味したり、よりすごいスーパーフードとの組み合わせをショコラシエと模索したりして、約1年ほどかけて、ようやく完成に近づいてきました。まだ時間がかかるため、今年は11月の終わり頃にならないと始動できないのですが、試食で食べているだけでも、かなり味わい深いRAWチョコなので、期待してて下さいね!さて、チョコレートと言えば、何を連想するでしょうか?という会場での質問に、心の中で「カカオポリフェノール」と密かにつぶやいていました。そのくらい、アンチエイジングの鬼としては、カカオポリフェノールのすごさは見過ごせません。チョコレートをやっているのだって、砂糖の心配をせずにカカオポリフェノールを食したいという動機が大きいです。そのため、アガベシロップ、玄米甘酒、ブドウ糖が果糖より少ないRAWハニーなどで酵素が活きているRAWチョコレートを展開しているわけです。しかもかなりすごいスーパーフードと組み合わせて。そんなチョコレートってないので、作るしかないじゃないですか!\(~o~)/カカオポリフェノールのすごさはあとで説明するとして、今日はそもそも「ポリフェノール」について少し書いてみたいと思います。ポリフェノールとは、動物には存在しない植物特有の成分で、植物が光合成をする時に作る物質。木の葉、樹皮、種子、花などに含まれる色素成分や苦味、渋味成分で、その種類は4000種類以上あります。紫外線や、虫や小動物による攻撃から植物自身が自らを守るための生体防御物質ですが、これを食べ物として私たち人間が摂りこむと、私たちにも抗酸化作用や抗がん作用など、健康美容に嬉しい作用があることが分かっています。しかし、ポリフェノールにすごい健康美容効果があるということがわかったのはなんと1992年!たった21年前なのです。そしてそこから抗酸化作用、抗菌作用、抗がん作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用、血行促進、血管拡張、糖尿病、認知症予防、高血圧予防に効果があることが、だんだんと分かってきました。なんと言っても心強いのは、アンチエイジングの普遍的な敵「活性酸素」の働きを抑えてくれること。いちご、ラズベリー、ザクロ、ナッツ類などに含まれるエラグ酸や、玉ねぎ、りんご、ココア、ブロッコリーなどに多いケルセチンというポリフェノールには紫外線からお肌を守ってシワ、しみ、たるみを撃退してくれる頼もしい味方!私はこのポリフェノールの持つ力に魅了され、紫外線を物理的に乱反射させる酸化チタンや酸化亜鉛のナノ粒子の代わりに、この植物のポリフェノールの力だけでUVカットするというというサンスクリーンを開発しましたが、これがSPF10、PA+の検査結果だった時には、信じてはいたものの、ポリフェノールのすごさに胸を打たれたものです。ポリフェノールには大きく分けてフラボノイド系とフェノール酸系があります。それぞれに、代表的なものを書いてみたいと思います。★フラボノイド系★●アントシアニジン (赤ワイン、ブドウ、ブルーベリー、クランベリー、イチゴ、紫芋など)●ケルセチン (玉ねぎ、りんご、赤ワイン、カカオ、ブロッコリー、ケール、パセリ、プロポリスなど)●ルチン、ヘスペリジン (蕎麦(特に韃靼そば)、柑橘類(特に薄皮)、なす、アスパラガス、ほうれん草、くこ)●イソフラボン (大豆、吉野葛、レッドクローバー)●カテキン (緑茶)●エピカテキン (カカオ)★フェノール酸系★●エラグ酸 (イチゴ、ラズベリー、ザクロ、りんご、ナッツ)●リグナン (ごま、亜麻仁)●クルクミノイド (ウコン)●クマリン(桜の葉、パセリ、桃、柚子、柑橘系)●ロズマリン酸 (シソ、ローズマリー、レモンバーム)上記のポリフェノールはどれも甲乙つけがたく素晴らしいですけど、ビューティーエイジング的に特に気なるものや、あまり知られていないものを解説していきましょう。すみません、長くなってしまい一度にアップできませんでした。後編に続きます。後編へhttp://plaza.rakuten.co.jp/korrida/diary/201309120001/
2013年09月12日
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みなさん、こんにちは。8月も終わりですね。学生の時の夏休みが終わる寂しさをいまだに引きずっているのか、この時期はなんとなくせつなさを感じます。↑でも福岡県にある、私のコスメブランドの田んぼの稲はみごとに穂をつけました!まだまだ暑いけど、実りの秋はもうすぐです。↑こちらは田んぼの隣に植えた大豆畑。これでオリジナルのお味噌を作りたいんですよね♪でも実はせつないとか言っている暇もなく、夏休も終わりなのに息子が自由研究をやってないことが判明。今日は一日、庭の草の写真を自分で撮ってそれを紙に貼り付けて、図鑑で名前とか食べられるかどうかとか調べて書き込んでいました。植えた作物よりたくましい草を見ていると、草を食べたほうが早いんじゃないかと思うことがありますが、息子の研究を見ていると、食べられる草って結構あるんですね。ただし「食べられるけどおいしくない」とか言うのが多いですけど(笑)せつなーい!(~_~;)先週の木曜日は、マドンナのプライベートシェフとしても有名な、西邨マユミさんの出版記念パーティーにご招待頂き、行ってまいりました。直接お知り合いというわけではないのですが、この本の出版社のキラジェンヌさんは、ベジタリアン雑誌「veggy」の出版社で、以前より取材などでお世話になったことがあり、今回声をかけて頂きました。料理本は「三河みりんで味わうプチマクロ料理」という本です。私は食べる野菜の半分以上を生にすることで、幼い頃からの胃弱がかなり改善し、冷え性も治って、余分な体重も自然に減って、酵素栄養学のすごさを実感しています。ただ、ローフードばかりも体調をおかしくしますし、厳格なマクロビも胃もたれしてしんどいです。世界の長寿地域を見ても、生の野菜やフルーツもたっぷり食べるけど、加熱食も食べると言うバランス。完全ビーガンではなく、ごく少なめの動物性たんぱく質という地域が多いと思います。私自身もこのバランスが一番合うようです。そのため玄米ばかりも加熱食三昧も苦手なので、正直ヘビーなマクロビオティックは敬遠しているのですが、まゆみさんはバリバリのマクロビの料理人ながら、「プチマクロ」というゆるめを提唱されている方で、なんとスムージーの本まで出しているというくらいで、面白い方だなーと思っています。今回は特に砂糖の代わりに三河みりんを使用したレシピばかり。加熱料理を作る時の参考になる本です。中でも面白かったのが、みりんをお酒と捉えて、カクテルにする発想。↑本にも載っていますが、このミントと三河みりんを使用したモヒートというカクテル、おいしくてびっくりしてしまいました。カクテルに使うリキュールには砂糖やコーンシロップ、着色料などが入っています。だけどみりんを使えば、確かに甘いお酒!しかもGI値はたった15です!三河みりんのアルコール度数は13.5%。しかし加熱すればアルコールは飛びますし、日本が生んだ発酵醸造調味料みりんは、料理のうま味を引き出し、テリとツヤを出し、上品でまろやかな甘みです。普段の料理にはおなじくみりん風発酵調味料の味の母を使うことが多いのですが、三河みりんも以前より大好きで、プロデュースしているモリンガクッキーにも使用しています。料理に白砂糖や三温糖を使う方はいまだに多いようですが、みりんや味の母で十分甘さも出ますし、コクも出るので、尖った甘さでなく素材の味を引き立てます。日本が誇る発酵調味料、もっとたくさんの方が使ってほしいです!愛知県で作られていますが、原材料は現在のところは・・・有機もち米:山形、宮城県(2009年収穫原料)有機米麹:山形、宮城県(2009年収穫原料)有機米焼酎:山形、宮城県(2008年収穫原料)です。そして、先週末は和歌山で自然農をやられている農家さんを何軒か訪ねてきました。まずは米市農園の高橋さんご夫婦に会ってきました。左側にいるのが洋平さんです。洋平さんは農業高校を出て17歳から、家業を継いで10年間農業一筋。現在27歳とは思えないほど、深いまなざしで地球環境や人間の真の健康、未来を見据えてらっしゃいます。高校2年生の時に耕さない、肥料を与えない、雑草や虫を敵としない自然のバランスを見極めて補うという赤目自然農法に出会って感銘を受け、高校3年生の時にお父様ががんになり、その時に玄米菜食や自然療法と出会い、その後お父様を亡くされたあと、5人兄弟の末っ子の洋平さんが農業を受け継ぎ、自然農法でお米や野菜を育ててらっしゃいます。種も出来るだけ自家採種で取り組んでらっしゃるんです。土日だけベジピザの古民家カフェをやっていたり、種の交換会をやったり、農業体験のイベントをやったり、「農レンジャー」という和歌山の無農薬農業の若者たちでグループを作って、宅配をやったりとアクティブに活躍されています。↑これがそのベジピザ屋です。↑店の中から外を見ると、こんな田園風景!ほんと癒されるお店でした。米市農園ピザ屋農レンジャーの野菜の宅配(注:こちらは米市農園だけではないので、中には有機野菜や減農薬もあります)次に訪ねたのは、イベファームです。横浜でサラリーマンをされていたのをやめて、2009年和歌山県海南市にUターン。実家のみかん農家を引き継がれたそうです。2010年に奇跡のりんごの木村秋則さんの講演会に参加して感銘を受け、一部の畑を自然栽培に移行されて3年だそうです。↑井邊さんです。素敵な笑顔のとても自然体な方でしたー。写真では分かりにくいんですけど、無肥料の自然栽培なので作物の葉っぱの緑が薄く、お隣の有機のみかん畑と対照的でした。温州ミカンの他、甘夏やブラッドオレンジなども栽培されています。この井邊さんの下津みかんのジュースを、ご自宅で頂いたんですが、皮を入れないで搾る独特の製法で、嫌味な甘さも酸っぱさもなく、本当においしいジュースでした。どこで売っているのか聞いたら、なんと灯台もと暗し!私が宅配をとっているハートさんにあるそうです。びっくり!イベファームのみかんジュース次に訪ねたのは、梅の里自然農園の勇惣さん。元々は小学校の先生をされていましたが、13年前に地球村の高木義之さんの講演を聞いたことで、地球環境がこんなにも破壊されているということに衝撃を受けたそうです。そして97年に川口由一さんの自然農法の本を読んで感銘を受け、これからは環境教育こそが大切なのではないかと考えて、大学院で環境教育を学び、赤目自然農法塾で自然農を学び、7年半前から実家の農園を継いで自然農法一筋の方です。梅を中心に、お米といろいろな旬の野菜を作ってらっしゃいます。驚くのは、作物がとても立派なこと! ↑うーん、自然農とは思えないほど大きいナス。きゅうりもズッキーニも、かぼちゃも立派でした~聞けば、ご自分でかなりの野菜を種取りしている自家採種だそうです。ほんとにずっとニコニコしてらっしゃる方で、自然農は魂からやりたいことであるんだなって、こちらまでニコニコしてしまいました。あのてんつくマンと植林活動などもされていたことがあるそうで、びっくり!お会い出来て本当に幸せな気持ちになりました。ご自分でいろいろな動画を作ってらっしゃるそうで、素晴らしいのでリンクしておきます。私が自然農の梅作りを始めたわけここ数年、休みとなると自然農の農家さんに会いに行くのが、ライフワークとなっている私。こうして循環型農業を頑張っている農家さんこそが、これからの日本を救うと感じているからかもしれません。無農薬の農家さんは、みんな個性的で面白い方ばかりなのですが、中でも無肥料ともなってくると、かなり究極なので、とても達観されていて、ちょっと僧侶のような雰囲気の方が多いように感じています。宮沢賢治の雨にもまけず の詩みたいな・・・・なんというか、俺が俺がというのがないのです。木村さんもそうでしたが、自然があって、作物があって、自分がいるという、ものすごく謙虚な方が多いように思います。自然に寄り添い、観察を続けて、ある程度待つことが出来ないと成り立たない農法だからなのかもしれません。自分が自分がとすぐ出ていくのではなく、相手を優しく見守り、必要な時にだけさっと手を差し伸べると言うのは愛そのものですからね。手をかけ、心をかけられた、愛に満ちた自然農の野菜を食べて健康で、美しく、優しくなりたいですね!!
2013年08月29日
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みなさん、こんにちは。いやー、すごい残暑ですね。エアコンなし派の我が家も、ここ3日間くらい初めてつけましたよ。しかしうちのマンションは庭が畑で、今現在かなり草が生えているせいか、夜はそこまで暑くなくて助かっています。緑と土って、やっぱり素晴らしいですね。鬼一家は、広めな庭で畑をやるのが目当てで春に築35年ほどの古いマンションに引っ越したのですが、部屋が相当きてたもんで、その時に全面リフォームしたんですね。その時に、この際ということで、完全化学物質フリーにしました。どのくらい化学物質フリーかというと、それこそ接着剤すら自然栽培のササニシキのお米を炊いて練って作った米糊を使って、断熱材もウールを使い、木は全部国産無垢材の低温乾燥で、壁は土壁の漆喰です。床のワックスもオーガニックのホホバオイルとミツロウで自分で作って塗りました。お風呂も台所も化学物質が溶解しないガラス質の琺瑯にしました。あと、電磁波アース住宅ってやつで、すべてのコンセントにアースがついていて、電磁波が逃げやすい仕組みになっています。それ以外の屋内配線からも微弱な電磁波が出ているとかで、特殊な導電性シートを屋内配線の通り道となる箇所に敷いて、シートをアースすることで、配線から発生する電場を逃がしてくれているそうです。↓オールアース住宅について詳しくはこちらをどうぞオールアース住宅私は自宅で治療院をやっているというのもあり、ベストな環境を模索していたのですが、とにかくこの仕様にしてから、体がすごく楽です。木の香りも良いので、患者さんからも、うちに来るとかなり気分が良くなると言って頂きます。木材をすべて低温乾燥にしているので、木の酵素が死活せず残っており、家にいながら森林浴効果もあるようです。壁が土壁なのも吸湿性があるようで、通常のクロスよりずいぶん涼しく感じます。工務店さんは磯崎工務店さん。ナチュラルハーモニーさんの店舗などを手掛けている工務店さんですが、化学物質過敏症の方の施工をするようななったことで、どんどん進化して現在のような施工にたどり着かれたそうです。ここの社長の磯崎さんは、まじですごい方です。日本のシックハウスとシックスクール問題に、熱く熱く立ち向かっています。食べものの大切さもよく分かっておられ、なんと磯崎工務店の1階は、自然栽培の野菜を扱う自然食品店になっています(@_@;)施工をする大工さんも全員がお抱えで、自然住宅を手掛けている大工が家に帰って添加物だらけの食事をしていたりしたら、そんなことでは良い住宅は作れるわけがない!というお考えで、大工さん達にも健康になるための食事の仕方などのセミナーを受けさせているそうです。そのせいか、普通は工事中の住宅って添加物たっぷりの清涼飲料水の缶とか、吸い殻とかあるもんですが、そういうのが全然ない、すごいクリーンな現場でした。関東でリフォームやお家を建てられる予定のある方は、1度ご相談されてみてはいかがでしょうか?磯崎工務店さて、話は変わりますが、わずか35℃の低温で無農薬の果物を蒸留して、その果物に含まれる水分を成分ごと抽出した酵素が活きた生体水で、セラムを作ると言う試みを、5月からやっています。初回はイチゴでしたが、今回は愛媛県の無農薬の甘夏と沖縄県のマンゴーとアロエベラの生体水でセラムを作りました。いよいよ今月28日発売です。すごいのは、甘夏の生体水の表面張力です。常温で66.3mN/mという驚異的な数値が出ました。表面張力とは、液体が持つ表面を出来るだけ縮めようとする力のことです。水滴が丸くなる力が強いことを表面張力が高いと言います。分子の運動が活発になると表面張力が低くなるのですが、こういう水は大変浸透が良くなります。ちなみに常温のお水の表面張力は72.8mN/mで、100℃のお湯では58.8mN/mです。表面張力の数値は低いほどに浸透力があるのですが、甘夏生体水の66.3mN/mという数値は、お水で言いますとなんと60℃のお湯と同じ数値です。60度のお湯を顔につけることなど出来ませんが、この生体水は常温なのに浸透力が非常に高いということがこれで分かります。私自身試作をここ2か月ほど使用していますが、鼻の頭の毛穴が目立たなくなってきました。低温減圧蒸留ってほんと植物の力を引き出すので、もうワクワクしています。さて、今日は最近出会った、ものすごい食品をご紹介したいと思います。1つめがこれです「浄身粉」。ネーミングだけではボディーソープかな?って感じですが、その正体は無農薬のハトムギを殻、表皮、胚乳付きのまま遠赤外線で焙煎して、粉にしてあるものです。通常のハトムギではこれらは全部取り除いであるので、これらが含まれていることがすごいのです。ハトムギにはニキビやイボ取りの漢方薬としても有名な「ヨクイニン」という有効成分があります。ヨクイニンには、コイクノライドという成分が含まれていて、これがイボ取りに効果があるのですが、イボだけでなく美白、シミ、ニキビなどに効果があります。目の周りに出来る小さな白ニキビにも効果があるそうです。なぜこんなに美肌効果が高いのかというとヨクイニンには新陳代謝を良くする働きがあるから。余分な水分を排出し、解毒作用があるのです。それだけでなく炎症をおさえる作用もあるので、悪化した大人ニキビにも働きかけます。ハトムギのすごさは以前より分かっていまして、やっと見つけた金沢の無農薬ハトムギ茶を愛飲しておりました。ただ、この浄身粉はそれを一歩進めて、無農薬のハトムギ(中国産ではありますが、有機JAS認証)を殻ごと焙煎して粉末にしているところが大きなポイント!鉄分が、なんと一般ハト麦の217倍!これはほうれん草の43倍の鉄分です。そして食物繊維は、一般ハト麦の45倍!これは焼き芋の7倍もの食物繊維です。鉄分の量が、とにかく桁違いにすごくて、なんと100g中87mgも鉄分なんです。だから1日に小さじ2杯でOKで、しかも焙煎しているからほんのり甘くて香ばしくおいしいので、料理にもお茶にも何にでも入れて違和感がないんですよね。そこも気に入っています。もう1つ、出会ったすごいもの。↓これです宮崎県の徳重紅梅園の梅干しと梅肉エキス。一口食べて思ったこと。「ついに究極の梅干しに出会ってしまった!」という感動です。今まで、梅干しに対しては特にどこのもの・・・という意識はありませんでした。無農薬で汚染の懸念がなければいいくらいに思っていました。しかし、この梅干しは、そういう私の頬をバシーンっと殴るくらいのパワーがありましたね。皮はおいしいとされている紀州の梅干しより厚いし、3年も漬けているだけあって、見た目は黒っぽく、味は重厚です。でも塩分は一般の梅干しの半分くらいだそうですね。塩は三分の二が瀬戸内海の天日塩で、残りが現地に行って安全性を確かめた福建省の清浄な地で作られる天日塩だそうです。この梅は「鶯宿梅」という名前の梅です。村上天皇の代、清涼殿の紅梅が枯れたため、紀貫之の娘、紀の内侍の庭にあった見事な紅梅を所望され、紅梅は清涼殿に移植され、見事な紅梅にご満足の天皇は、紅梅の枝に結ばれた文に気付かれ、そこに「勅なれば いともかしこし 鶯の 宿はと問わば いかが答えん」と書かれていたので、その紅梅をもとの庭に返され、以来その紅梅を「鶯宿梅」と呼ぶようになったという伝説が残されている、その「鶯宿梅」なのです。なんと1200年もの伝統のある、日本古来種!!これをひたすら鹿児島県の標高高い清浄な地で、無農薬を貫いて栽培されているのです。農薬も使用しませんが、動物性有機肥料なども使用しません。油粕を草に蒔いて発酵させて、その草を使う程度の肥料だそうです。しかもその油粕も、そのためにわざわざ椿を育て、椿の種を取ってそれを搾って、その油粕を使用しているんだそうです。椿油の油粕が一番梅の木に良いからと、そのために椿を育てて油まで搾っていると言うから驚きじゃないですか?このあたりのお話は生産者の御年83歳の徳重さんより、電話で伺いました。なんで電話したかと言うと、緩衝剤として無農薬栽培されたナス2個、玉ねぎ2個、カボチャ1片、ピーマン4個が入っていたから、思わずお礼の電話をしたのです。緩衝剤に無農薬野菜?あり得ます?そんなの?この梅干しは、一般の梅干しに比べて、とにかく栄養価が高く、そこもすごいのです。なんと鉄分が9.9倍、亜鉛は3.2倍、銅も1.5倍、マンガンも1.9倍、マグネシウムが1.5倍、ビタミンAが23倍、カロテンが23倍、ビタミンB1が2.5倍、ビタミンB2が5倍、ビタミンEが5.4倍、ナイアシンが1.8倍、葉酸が5倍です。いやー、すごいですね。青梅の果肉を搾った青汁を8日間に詰めて出来た梅肉エキスも、普通の梅肉エキスより味が濃厚で甘みもあり、栄養価も高いです。梅肉エキスに含まれる「ムメフラール」という特有の成分には、血液の流れを良くする作用があります。「シリンガレシノール」という成分には胃がんの原因とも言われるピロリ菌の抑制作用があります。「ピクリン酸」という成分には肝機能を改善する力があります。「エポキシリオニレシノール」という成分には新型インフルエンザウイルスの増殖を防ぐ作用もあるそうです。この梅干しでたたききゅうりを作り、毎日梅肉エキスを舐めていると、この猛烈な残暑も全然乗り切れそうなくらい、なんだか元気いっぱいです!焙煎ハトムギ、そして栄養価豊富な無農薬古来種梅干しで、疲れた夏のカラダを浄化しましょう!!
2013年08月14日
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みなさん、こんにちは。暑い毎日ですね。夏バテしていませんか?まずはお知らせから・・・私の最近出た新刊2冊が、このたび両方とも重版になりました!!なかなか本が重版にならない世の中で、2つともとは!しかも内容はちょっと物議を醸すことも含まれているので、これを読んで下さる方が多いことにも感激です。本は自分の分身みたいなところがあるので、日本全国のいろんな地域で、いろんな誰かと出会える。それは1つの奇跡なんじゃないかと思います。ありがとうございます。さて、最近自分自身の変化を感じることが1つあるのですが、それは精神的なことです。私は28歳でパニック障害になって、それがカイロや栄養学やフラワーエッセンス、気功などの自然療法で治ったことに感動してカイロプラクターになったことは、何度か書いている通りです。ひどい症状や病的な症状は、それ以来全然ないのですが、それでもたまーに旅行中で首が凝った時とか、あまりにも疲れた時などに、ちょっとだけ胸がサワサワすることがあったのです。そういうちょいサワサワ症状が、この2年ほど全然ないのです。これは何でなんだろうと、昨日夫と夕食時に話していたのですが、この2年食生活で変わった一番のことは「ミネラル強化」なんです。それ以外、他に食生活での変化は肉を年に5回くらいしか食べなくなったことと、乳製品をやめたことくらいですが、これはもう3年以上前からのことです。そのため、やはりミネラルなんじゃないか?という話になりました。あらゆる物質は「元素」から出来ています。元素とはそれ以上分割できない細胞の分子の構成要素で、地球上に100近く存在しています。例えば酸素、炭素、水素、窒素が主要元素で、人間の体の約95%がこの4つの元素で出来ているのです。この4つを除いた、人間の体を構成している元素をミネラルと言います。ミネラルの体の中での構成比は約5%ですが、体内で合成することが出来ないので必ず食べ物から摂取する必要があるのです。必須ミネラルとして認められている16種類ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素赤字は主要ミネラル、その他は微量ミネラルと言います。1日の摂取量が概ね100mg以上のものが主要ミネラルで、100mg未満のものが微量ミネラル。☆ミネラルの主な働き☆1、骨や歯や血液などを作る2、ビタミンやホルモンを作るときの成分3、酵素の働きをサポートする「補酵素」として重要な働き4、筋収縮や神経の情報伝達や、浸透圧の調整も行っています。5、ナチュラルアンチエイジングに不可欠な活性酸素を除去する体内酵素SODもミネラルとたんぱく質で出来ています。どれも大切な役割ですが、特筆すべきは3と4ですね。マグネシウムにいたっては、体内で300種類もの酵素の働きを助けていますし、亜鉛を必須とする酵素は200種類以上!老化を促進する活性酸素を抑制したり、傷つけられた細胞を修復してくれるのが、SOD酵素ですが、これはマグネシウム、亜鉛、銅、鉄、マンガン、セレニウムの5種類のミネラルとたんぱく質によって体内で合成されます。上記の中で特に不足しないように気を付けるべきミネラルはマグネシウム、亜鉛、鉄だと思います。この3つはアンチエイジング効果が特に高いと、鬼的に感じています。マグネシウムの多いものわかめ、昆布、ひじき、ココア、アーモンド、カシューナッツ、大豆、貝、魚、肉類、豆腐、玄米、ピーナッツ、きなこ、ソバなど。亜鉛の多いもの牡蛎、イワシ、肉類、小麦、ライ麦、麻の実ナッツ、ピーナッツ、アーモンド、クルミ、大豆、生姜、ゴマ、わかめ、昆布、高野豆腐、など。鉄の多い食べ物レバー、肉類、カツオ、マグロ、アサリ、モリンガ葉、麻の実ナッツ、高野豆腐、大豆、ひじき、キクラゲ、番茶、抹茶、黒コショウ、煮干し、ほうれん草、小松菜、納豆、プルーン、レーズン、ゴマなどちなみにマグネシウムは、細胞の中に存在して夏は天然のクーラーの役割をはたしています。体温調節がうまくいくので、熱中症になりにくいのです。マグネシウムは神経の興奮も押さえてくれるので、イライラ防止にもなりますし、便を柔らかくすることで快便にも導きます。またカリウムが不足すると、細胞内が脱水状態になりやすいので、夏バテしやすくなります。食欲不振や、無気力感も招きます。カリウムの多い食べ物(海藻、野菜、果物に多い) わかめ、ひじき、とろろ昆布、あおさ、切り干し大根、バナナ、パセリ、ほうれん草、ブロッコリー、ニンニク、ピーナッツ、干しブドウなど。以外と知られていないことシリーズとしては・・・・銅が不足すると、白髪になりやすいこと。銅には髪の毛の色を保つ働きがあります。また銅は肌のハリ、弾力などの基礎を作るコラーゲンやエラスチンなどの生成にも関わっています。銅の多い食品いいだこ、しゃこ、桜海老、牡蛎、枝豆、アーモンド、クルミ、ピーナッツ、ソバなど。もう1つが硫黄。別名「お肌のミネラル」とも呼ばれるほど、実は美容には重大なミネラル。硫黄はアミノ酸のシステインの構成要素なのですが、システインは肌の角質や髪の毛、爪を構成する「ケラチン」が生成される時に必要不可欠な成分。もっというと角膜の主成分でもあります。システインが不足すると肌のコラーゲンがうまく生成されませんので、大問題。シミになりやすい、爪がもろくなるなどの症状が出ます。そして目を酷使することでも、システインはどんどん使われます。その結果、実は一番影響が出やすいのが髪の毛。髪の毛は生命に直接影響のない部分なので、いつも一番後回しにされます。その結果、薄毛、抜け毛の原因になってしまうのです。システイン、硫黄だけでなく、ヨウ素が不足しても皮膚や髪にツヤがなくなり、脱毛が起こることがあるので、海藻類は少しでも食べるようにしましょう。システインは大豆、ひじき、カシューナッツなど。硫黄はたんぱく質の多い物に含まれていますし、ヒマラヤ岩塩ブラックソルト、フィトエネジーミネラルなどにも多く含まれています。さて4番の神経伝達。これが精神の安定にとにかく欠かせないことです。ミネラル不足だとパニックだけでなく、イライラ、サワサワ、集中力低下、無気力、うつ、思考力低下、やる気をなくす、情緒不安定、怒りっぽい、神経過敏など心の安定がはかれないのです。特に精神の安定に大切なのがマグネシウム、カルシウム、鉄、カリウム、亜鉛だと考えています。カルシウムの多い食品干しエビ、煮干し、小魚類、ゴマ、ワカメ、コンブ、緑黄色野菜など。~の多い食品として個別に書いてきましたが、覚えられない!という方に。ミネラルの多いものは下の5つと覚えておいて下さい。ナッツ、海藻、ゴマ、煮干し、焼きあご私は補助としてさらに、アクティブミネラルや麻の実ナッツ、美的水素。そして焼きあご、いわし煮干し、昆布でダシをしっかり取った味噌汁を飲むようになり、更に最近では焼きあごを粉末にしたものも「追いあご」と呼んで調理に使ったりもしています。粉末なので、酸化しないように冷蔵庫保存し、早く使い切らないといけませんが。そして頭が痛いのが、海産物は放射能のことを注意しないといけないこと。現在は、長崎の焼きあごを取り寄せています。長崎のあごは放射能はさすがに出ていないようです。朗報は北海道の昆布はどこも放射能は出ていないんだそうですね。海流から言っても、まず大丈夫とのことですが、心配な方は下記リンクのお店はセシウムに関しては全部調べているそうで(検出限界値1Bq以下です)安心だと思います。⇒http://www.jirochoya.com/hpgen/HPB/entries/5.html↑安心な煮干しはこちらです。セシウム134、137、放射性ヨウ素に関しては自社で機械を買って検査されています。限界値10Bqとのことですが、実際は多くの煮干しで時間をかけて限界値1Bqで測っているそうですが、まったく出ていないそうです。産地は長崎県、境港、瀬戸内海の3か所です。最後に先日、8月6日の広島の球場で広島県出身である吉川晃司さんが始球式のあと歌ったイマジンがあまりにも良かったので、リンクしておきます。忌野清志郎さんの歌詞を少し変えて歌っています。http://www.youtube.com/watch?v=DDwsZrrOIDI&feature=youtu.beミネラルを補給して、アンチエイジング!心も体もニコニコな夏を!!
2013年08月08日
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みなさん、こんにちは。参議院選挙が終わりましたね。今回も投票率は50%そこそこだったようで。私は春に世田谷に引っ越してからTVを繋ぐのをやめてしまったのですが、多分TV、新聞の情報を見ていると、自民圧勝の予測とか言われて、はなっから選挙に行く気にならなくなる方も多いのかなと思います。でも実は無党派層が選挙に行くか行かないかで、情勢は全然変わるんですけどね。三宅洋平さんと山本太郎さんが組んで行った選挙フェスが空前の盛り上がりを見せたおかげか、東京では投票率が少し上がり、議員5人中3名が脱原発派という大番狂わせが起きました。東京の民意は脱原発なのだとはっきりしました。太郎さんは国会議員だけに許される国政調査権なども駆使して、給食中の放射性物質や食品の安全基準の見直しなどにも言及していますので心強いです。政府や多くの大企業やマスコミに都合の悪い存在なので、これからスキャンダルなどで彼を潰そうしてくると思いますので、なんとかみんなで守りたいです。鬼イチオシであったみどりの党推薦の三宅洋平さんは、残念ながら落選しましたが、なんと無名の新人でありながら18万票近く取り、これはシステムが違えば、普通に比例で当選できる投票数です。ついに今週NHKのクローズアップ現代でも大きく取り上げられていました。沖縄で自然農をやり、洗剤を使わずたわしだけで食器を洗い、オーガニックコットンの服を着て、ほぼ菜食である彼の紡ぐ言葉は、もちろんそれだけでも私は奇しくもアンチエイジングのためにほとんど同じ生活習慣なので共感するんだけど(笑)、そういう生活習慣じゃない多くの方の心も同時に打っていました。私が初日の吉祥寺にかけつけた時には、まだそこまでの人ではなかったのですが、あれからユーチューブの動画に感動する人が日本各地で続出して、最終的には渋谷のハチ公前をすべて聴衆が埋め尽くすくらいのすごいことになりました。何かと戦うわけでもなく、徹底して愛から発する提案を、自分の言葉で私達と同じ目線で気負いなく話す。若い人たちが中心ですが、一部のおじさんたちの心をも動かしたようです。特に私があまりにも感動して泣いちゃって、翌朝目が腫れた演説がこれです。これは普遍的に保存版なのでぜひ見てみて下さい↓三宅洋平街頭トーク(大宮2013.7.18)今日本では若者の自殺が増えています。希望が持てず、無力感を持つ若者の心にも火をつけた、しかも憎しみではなく愛の火を灯した功績は、選挙とか抜きにしても、私はもう計り知れないんじゃないかと思いますね。17日間でこれですから、これから1000日後の選挙がどうなるか、いいえ選挙だけでなく、この目に見えない地殻変動が起こすこれからのことが楽しみで仕方ありません。でもねー目の前を見て見れば・・・・自民党は選挙が終わったらさっそくTPPの正式交渉を始めてしまい、更に「武器輸出三原則の見直しの議論を始める」と発表。憲法上も問題のあるアメリカの戦闘機の共同開発に多額の税金を堂々と投じるためらしいです。日本が「死の商人」にー安倍政権、武器輸出三原則撤廃を目指す平和憲法も改正してどんどん戦争経済に巻き込まれていくのか、それともその嘘に気づき始めた人の愛の変革が広がるのか、ますます大事な局面に入りますけど、毎日の自分の普通の生活の中で、出来ることを精いっぱい祈りながらやっていこうと思います。さて、ニューヨーク鬼紀行、後半です。今回オーガニックレストランもいろいろ勉強のために行きました。まず訪れたのが「forageers」というレストラン。隣接してオーガニック食品店もあり、すごくおしゃれで味もおいしくて、今回行った中ではトータルで一番理想的なお店でした。生野菜サラダもたっぷりあり、肉も魚も安心できるものがあるようです。ただ、デザートはちょっと甘すぎでした。使用甘味料はメープルシロップだそうですが。↑天然サーモン。アメリカでは鮭も遺伝子組み換えがあるから、おちおち鮭も食べてられませんが、これは大丈夫。この下に敷いてある酸っぱい飴色玉ねぎが、絶妙なおいしさでした。Foragers300 West 22nd Streethttp://www.foragerscitygrocer.com/お次は「Gusto Grilled Organics」です。ここのすごいのは、使用しているすべての食品にUSDAオーガニック認証があること。バーのカクテルメニューに至るまでだそうです。これは全米でここだけだそうです。すごい!オーナーさんが大規模農場に反対の立場で、出来るだけ小規模農場のものを使っているのだとか。食材だけでなく建材や家具も環境に配慮されたものであることが、このレストランのすごいところ。●電気は風力発電●紙類はすべてリサイクル率100%のもの●家具、建材は、リサイクルされた木材や環境に優しい材料●お持ち帰り用の容器は生分解性のもの●店内に飾る花もユニフォームもオーガニックこういう取り組みにより、地球にやさしいレストランの認証であるGRA認証を受けているそうです。そういえばホールフーズマーケットも全店自然エネルギーで稼働しているそうです。これなんですよね、うらやましいのは。日本でも小規模な店でも、発送電分離して、完全にエネルギーを選べるようにしてほしい。うちの表参道の店では、使用している電力量と同じだけの太陽光、風力、小水力、バイオマスエネルギーの電力証書を買う形で抵抗していますが、普通の電気代も東電に払うしかないので、ほんとバカらしい限りで、涙が出てきます。今、蓄電池を買って小型のソーラーパネルとか何か方法がないか考え中。この店では薬剤を使用しない完璧なるオーガニックビーフが出て来るとのことで、久々に私も少しだけ肉を食べてみましたが、かなりおいしく食べられました。ただ、なんというかその他の料理はオーガニックなんでしょうけど、アメリカ的と言いますか、大味なんですよね。左上のチップスはさつまいもチップスでした。トランス脂肪酸は規制があるので、多分大丈夫だとは思います。Gusto Grilled Organics519 Avenue of Americas (13 + 14 St.)http://gustorganics.com/このように、NYではオーガニックというだけではなく、お店の作りにエコ認証があったり、環境に優しい店と言うものがチラホラ。面白かったのが、このブルックリンボウルというエコボーリング場。ここはなんと100%風力発電で稼動していて、ライトは全部LEDで、家具や什器は廃材、レーンも建物の建材もリサイクル素材。壁のペンキは、揮発性の化学物質のないソイインクで、ボウリングのピンをコントロールする機器も、昔ながらの吊り上げ式を採用することで、なんと75%も省エネしてるんですって!いやー、すごいボーリング場だ!Brooklyn Bowl61 Wythe Avenue Brooklyn (N. 11th & 12th st.)http://www.brooklynbowl.com/お次はオーガニックイタリアン「quartino bottega organica」です。↑このような外見で、普通のおしゃれなカフェみたいな感じ。↑アボカドのサラダと、全粒粉の自家製手打ち麺だそうですが、すっごくおいしいです。↑なんとここのスイーツはすべて甘みはハチミツでやっているんだそうです。quartino bottega organica11 Bleecker St (& Elizabeth St)http://www.quartino.com/さて、最後に一番行きたかったレストラン「pure food&wine」をご紹介します。ここはローフードブームの火付け役となったお店だそうです。実は他にもローフードの有名店に行ったのですが、ここに比べればイマイチで、今回はこの店だけの紹介になります。↑店内は照明が暗く真っ赤な内装で、ずいぶんムーディーです。↑このRAW海苔巻き、写真が下手であまりおいしそうに写っていませんが、めちゃめちゃおいしかったです。キムチとアボカドとニンジンとキノコのようなものだったと思います。↑大根をパスタ風に見立てたとクレソンとのコンビのサラダです。↑RAWデザートです。レモンチーズケーキとイチゴアイス。むろん乳製品も砂糖も使わず、甘みはアガベシロップとローハニーだそうです。さすがにこの店は、どれもこれもおいしかったですよ。店もどんどん人が入ってきて、すぐ満員に。pure food and wine54 Irving Pl. (17 + 18 St.)http://www.oneluckyduck.com/purefoodandwine/そう、ニューヨークのオーガニック界では、今はRAWハニーが人気のようですね。ホールフーズでもアガベもあるけど、棚の真ん中はRAWハニーです。続いてヤシ糖、メープル、ルクマ、デーツ、ヤーコン、ステビアなどかな。アガベは以前粗悪品が出回って、確かに本物のRAWが少ないし、糖の組成の良いものがいいので、チョイスが非常に難しいんです。私も、今使用しているRAWアガベに出会うまでは大変でした。しかしRAWハニーにしても、それは同じことで、高温加熱されているものも中にはあるし、糖の組成バランスも大切です。今回いろいろ見ていて、ある豆の粉なのですが甘くてスイーツの原料に使用されていて、面白いので、原料に使ってみようかなーと思っています。↑最後に、ニューヨークで一番癒されたもの。それはリスちゃん。公園とかに普通にいるんですよ。ほんとにかわいかった♪あともう1つ、あらゆる人種の寄り集まりと言うか、外からやってきた人が多いせいか、観光客に親切な人が多かったです。道に迷っていると、向こうから教えてくれたことが、もう何回も。NYオーガニック鬼紀行。いろいろ勉強になったことを、今後のアンチエイジングに活かしてまいります!!
2013年07月25日
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みなさん、こんにちは。ものすごく長らく更新が遅れてしまいまして、本当にごめんなさい!先週は1週間ニューヨークに行っていました。以前よりいろんな方からニューヨークはオーガニックへの意識が高い方が多く、食事のスタイルを変えることで健康を保とうとする方が多いと聞いていました。2007年からいち早く「飲食サービス業者は、1人前当たり0.5 g以上のトランス脂肪酸を含む部分水素添加植物油脂、ショートニング、又はマーガリンを含む食品を、保管、使用又は提供してはならない。」という条例を出して規制したことも、衝撃的な英断でしたし、ローフードブームもニューヨークから火が付きました。全米で200店舗以上も展開して大人気のオーガニック大型スーパー「ホールフーズマーケット」もホールボディーも合わせると3店舗あり、ニューヨークでも大流行と聞いていました。ニューヨークには22歳くらいの時に1度行きましたが、その時は全然そんな印象もなかったため、ぜひ一度じっくりオーガニック事情をこの目で見てみたいという思いがあり、思い切って出かけることにしました。まぁ、結論から先に言いますと・・・大変勉強になることは多かったものの、エナジー的にはかなり疲れてしまいました。あまりの大都会、あまりの人工的な世界。もちろんそれは東京も同じなんですけどね。お買い物が大好きな方が来たら、それこそ楽しいんでしょうけど、最近わたしは年々物欲が減少してきているため、1週間もニューヨークにいたくせに、買ったのはローチョコレートとその日食べるオーガニック食品とホールフーズマーケットのエコバックだけという・・・もう、こういう人はニューヨークに行っちゃいかんよね。自分でもあきれるわ\(~o~)/遺伝子組み換え食品が表示義務なく蔓延するアメリカ。工業的に大規模化されている薬漬けの畜産業界。肥満や心臓病が慢性化しているアメリカだからこそ、知識をある程度持ったニューヨーカーたちがそこから脱却して、生き物としてのバランスを取るために、オーガニック食品やノンGMO、ローフードに救いを見出しているは、必要必然のことなのだなと思いました。街を歩いていると、ほんとに普通にチラホラオーガニック系ショップが目に入ります。↑これはフレッシュオーガニックジュースなどを出すカフェですね。↑このカフェは泊まっていたホテルの近くで、私たちが来た頃まだ工事していたのですが、帰る前日に見たらオーガニックコーヒー店としてOPENしていました。↑オーガニッククリーニング店なんてのまでありました。(^o^)環境や化学物質などに気を配ったクリーニング屋さんのようです。↑ウォール街にあったオーガニックフレッシュサラダをテイクアウト出来るお店。小どんぶり一杯くらいの大きさのサラダを、並んで買っていくビジネスマンが結構いました。↑アメリカのオーガニック総本山、ホールフーズマーケット。もちろん今回も何度も行かせて頂きました。写真撮ってると、以前警備員さんに怒られたことがあるので、今回もあんまり写真撮ってないんですけど、アメリカで何かうやらましいものが何かあるかって言われたら、やっぱりこのスーパーですね。とにかくすごい品ぞろえ。オーガニック食品、なんでもあります。↑これですよこれ。全部この調子。↑まぁ野菜だとまだ、規模は置いといて日本でも手に入りますけど、肉ですよね。アメリカが肉食文化っていうのもありますけど、オーガニックミートの充実は目をみはるものがあります。これなんか、100%牧草しか食べていない抗生物質不使用のオーガニックミート。ふつーに、ショーケース一杯いろんな種類があります。私は3年前からアンチエイジング食文化研究の結論として、肉食の常食をやめてしまいましたが、1年に10回くらいは、まともなお肉なら食べたほうが良いんじゃないかなーと思ったりします。そんな時日本でもこんなスーパーがあったらいいのにと思いますね。↑こうしたサラダバーやらスープバーやらパスタバーなんかが店内にあり、いろいろ選べます。↑そして、2階のイートインスペースで外の景色を見ながらランチ。味もおいしいんです♪↑コスメも置いてあり、多数のオーガニックコスメの品ぞろえがあります。↑ホールフーズの前にあるユニオンスクエアという公園では、ほとんど毎日グリーンマーケットという青空市場が開催されています。農家が直接採れたて野菜を出店しているので、新鮮な食品が手に入ります。オーガニック農家の出店は、全体の3割ほどかなー↑テント内を除くと、このバラバラの形に嬉しくなります。農家が種取りしてるんですよね、おそらく。F1種では、こんな野菜になりませんもん。↑種もオーガニックスーパーでよく見かけました。こんなかわいいパッケージ♪↑こちらも全米で何店舗もあるスーパー「トレーダージョーズ」。一応微妙にナチュラル系らしいですが、中をのぞいてみましょう。↑このように、慣行栽培とオーガニック栽培が両方あるのがこのスーパーの特徴。でも両者がたいして値段が変わらない!これだとオーガニックばかりが売れてしまわないんだろうか?あとで調べて知りましたが、このトレーダージョーズの約8割の商品は、自社開発のプライベートブランド商品で、人工着色料や保存料、MSG(グルタミン酸ナトリウム)などの化学調味料の使用が禁止されているそうです。抗生物質を使っていない牛肉や鶏肉も扱っています。消費者団体が更に高い基準を求めているようで、そのたびに取扱い基準が進化しているみたいです。ここですよね、消費者の声からどんどん変わってきているのがすごい。本当に力を持っているのは企業じゃない、政府でもない、私達消費者なんですよね。↑これも、ふつーのスーパーにあったポテトチップス。別にオーガニックじゃないですけど、注目すべきはこのシール。↑よく見ると「ノンGMOプロジェクト」と書いてあります。同じマークをどこかで見たな、と思ったらホールフードの外壁というか窓のディスプレイ。↑これです。これはホールフーズマーケットもメンバーの一員として加わっている「ノンGMOプロジェクト」という非営利団体の取り組み。http://www.nongmoproject.org/なんとアメリカでは一般加工品の75%が遺伝子組み換え作物を含んでいるそうで、それらには表示義務がありません。そこでメーカー、小売業者、卸売業者、農民、育種家、消費者協同で基準を確立し、独立した第三者の製品確認プログラムを作って、認証したものにはこのようなシールが貼れるそうです。施設検査とかDNA鑑定までやるそうですよ。なかなかやるじゃん!でも、こんなことしてモンサントとかに営業妨害だと訴えられないのかしら?だけれどもホールフーズマーケットはオーガニックスーパーながら全米で270店舗、年間7600億円もの売り上げのある、大変影響力のあるスーパーですから、なかなか手を出せないのかもしれないですね。ただ、これはごく一部の話で、アメリカのほとんどの庶民は農薬漬けの野菜や遺伝子組み換え食品を食べているのが現状です。日本もTPPに加盟すると、このような食品がどんどん輸入されてきます。最近では産地の表示義務まで撤廃しろとアメリカが求めていると聞きます。そうなると、国産のものにも産地が表示できなくなる可能性があるそうで、例えばお米でもどこのお米だか分からなくなるという怖さ。自民党は衆議院選挙であれだけTPPに反対していたのに、政権を取ったとたん、すっかり意見を変えてしまいました。そして憲法を改正して、自衛隊を国防軍にして、命令に従わないならその国にある最高刑が死刑なら死刑、無期懲役なら無期懲役、懲役300年なら懲役300年にすべきだとか恐ろしいことを石破幹事長なんかが言いだしています。http://www.youtube.com/watch?v=m2BXY8684cgこの選挙を逃すと、あと3年国政選挙はありません。かなり瀬戸際のチャンスだと思います。今週日曜日は、必ず選挙に行きましょうね!!私は日曜は名古屋でトークイベントなので、本日期日前投票に行ってきます!そうそう、今週水曜から名古屋の高島屋のオーガニックコスメの大祭典に、私のブランドも出展しているんです。私は土日いますし、日曜はトークをやりますのでぜひぜひ遊びに来て下さいませ!ナチュラルビューティースタイル展日時:7/17(水)~23(火)10時~20時(最終日は18時閉場)場所:ジェイアール名古屋タカシマヤ 10階催会場☆スペシャルトークイベント☆アムリターラ代表兼開発者 勝田小百合 『オーガニックコスメとアンチエイジング』日程:7/21(日)15時~(40分間の予定) 場所:会場内イベントスペース(入場無料)さて、最後に前回書いたミュージシャンの三宅洋平さんの札幌での演説動画を貼っておきます。日本全国どこからでも比例区で彼に1票入れられますが、彼に入れるとか入れないとかそういうのは置いといて、一度これ聞いてみて下さい。私は聞いてすごく勇気が湧いてきて、希望が持てましたし、なんだかワクワクしてきました。https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=SIUTfnPwtHYニューヨーク鬼紀行、次回に続きます!
2013年07月18日
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みなさん、こんにちは。前回のブログでは文字数オーバーであまり書けなかったのですが、先週は台風の中で田植え、そしてそのあと映画「奇跡のりんご」をスタッフ全員で観て帰ってきました。↑福岡県うきは市の休耕田。台風が近づいているため雨で、始まった時はまだ小雨でしたが、だんだんザーザーぶり。↑私です。今回は紫外線の心配はほぼないため、フェイスオンワンピもサングラスもなく、雨合羽だけという軽装。帽子だけは雨避けにもサンバリア100をかぶっています。最初は田植え用長靴を履いていたのですが、サイズが大きかったようで、中で足が泳いで田んぼのぬかるみの中で全然ふんばれなくて、途中から裸足になりました。今まで田植えは2回やりましたが、裸足になるのは初めて。すごく気持ちよくて、動きやすくて感動してしまいました!現地で農業指導してくれている、自然農農家の江藤さんいわく「一生のうちに、田んぼのぬかるみに足を入れるか入れないかで、その人の人生すら変わってくる」と。それって多分、精神、健康などを含め、いろいろな意味があるんだろうと思います。↑コスメの原料として無農薬無肥料で育ててきたローマンカモミールちゃんも、ついに収穫の時を迎えました。立派に成長してくれて、ほんと感激(>_
2013年06月27日
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みなさん、こんにちは。私は今九州にいます。今週はコスメのほうの農園で田植えだったんですよ。いやー台風で雨の中だったんですが、スタッフ全員で行き、なんとか植えることが出来ました。震災以降、関東では断念していた田んぼが、こういう形で復活できたことが、とにかく嬉しいです。日本人の心はやはりお米と大豆だろうということで、大豆の種蒔きも予定していたのですが、この天気で大豆は難しくて、寺子屋のようなところに籠って、食品研修をしていました。今回のテーマは「腸」。10回シリーズで私が社内でやっている中の6回目です。このあとまだまだ続くのですが、やっぱり腸はすごいよな~ってことで、今回はまだブログに書いてないことを中心に、最近の世界中の腸研究であらたに分かってきた、ものすごいことをお伝えしたいと思います。死ぬまで毎日、一生のおつきあいである便。便とはうまく言ったもので、体からの健康診断の「便り」であると私は思っています。太くて長いバナナ状、においがなく、色は黄味寄り・・・こうした便が出ていれば、まずもって健康!アンチエイジング道まっしぐらです。便の色を決めるのは十二指腸に分泌される胆汁なんですが、胆汁の中のビリルビンという物質は、便が酸性なら黄味寄りで、アルカリ性なら黒っぽくなります。善玉菌が多いとウンチは酸性なので黄色くなり、悪玉菌が多いとアルカリ性になって黒くなるので、腸内細菌の状況が、便を見てれば、手に取るように分かるのです。小腸で食べ物が吸収されたあとのカスが、大腸に入ってから体外に出るまでの時間は30時間から120時間。形作られる便が腐敗するか美しくなるかを決めるのは腸内に生息する常在菌たちです。腸内細菌の総数は400種400兆個と言われていましたが、最近は1000種1000兆個という説に変わっています。腸にはビフィズス菌、乳酸桿菌、腸球菌などの善玉菌とウェルシュ菌、大腸菌などの悪玉菌が住んでいます。どっちつかずの日和見菌もいます。これらは人によって、または日によって様々なバランスで生息していて、腸内フローラ(お花畑)と呼ばれています。理想の比率は善玉菌3対悪玉菌1対日和見菌6と言われてます。腸内の善玉菌がアンチエイジングに嬉しいビタミンB1、B2、B6、B12、パンテトン酸、ナイアシン、ビオチン、ビタミンKなどを腸内で合成してくれていたり、悪玉菌の繁殖を抑えてくれたり、全身の免疫の70%を司ってくれていたり。いろいろすごいことは知っていました。ところが最近のトピックスときたら!もはやそれどころの騒ぎではありません。腸は第二の脳どころか、第一の脳なのか?ってくらい、とにかく、ものすごいということが分かってきています。地球上に生物が誕生したのは約40億年前ですが、最初出来たのは臓器は腸でした。脳が出来たのはたった5億年前で、 生物の歴史上約9割は脳がなかったということになります。すべての動物は腔腸動物という腸だけしかない生物から進化したそうです。腔腸動物とはヒドラやイソギンチャクなどだそうですが、脳も胃も肝臓も何もなく、腸しかないのですが、子孫を残そうとする欲望もあり、食欲もあり、消化も出来ます。 ↑これです、全身腸とも言えるヒドラ様。ご先祖様、お久しぶりです。お元気でしょうか?わたくしは、なんとか美しき腸を保てていると自負しております。多分、全身透明でもいっさいの宿便が見当たらないあなた様にはかないませんが(笑)さて、アメリカの脳神経生理学者のマイケル・D・ガーション医学博士の研究で、脳に存在している神経伝達物質「セロトニン」が腸にも存在する事を発見し、より研究を進めて行くと、何と体内のセロトニンの95%が腸で作られている事をつきとめたことは、以前このブログでも書きました。セロトニンやドーパミンは、人に幸福感を与えたり、歓喜ややる気を与える物質です。うつ病の方の脳では、セロトニンの濃度が著しく低下しているというくらい、私たちの心に密接に関わっています。ところがですよ?セロトニンだけじゃなく、なんとドーパミンすら、ほとんど腸で作られているそうです。セロトニンは腸のなかに95%もあり、脳にはたった2%しかないそうです。腸でセロトニンやドーパミンの前駆体を作り、それを脳の血液脳関門から神経細胞で脳に運んでいることが分かってきたそうなんです!かつてパニック障害や軽いうつ病を発症し、自律神経と脊柱の関係性や呼吸と副交感神経の関係、脳の神経伝達物質の働きなどを勉強し、地獄の苦しみから救われて、カイロプラクターになった私でしたが、いやはや、新しく解明されることって、まだまだどんどんあるんですね~ほんとに今回は、びっくりでした。●カナダのマックマスター大でがマウスの性格を調べる実験で、攻撃的なマウスと大人しいマウスの腸内細菌を交換すると、攻撃的だったマウスはおとなしくなり、おとなしかったマウスは噛み付くようになった。腸内細菌が動物の性格を決める可能性が高いことが分かった。●カナダのマックマスター大学のCollins博士などの率いる研究チームによって、腸内細菌は宿主の成長後にも脳への影響を持ち、 それにともない宿主の行動も変化させてしまうことが分かった。彼らはまず、健康なマウスの腸内細菌を抗生物質によって減らす実験を行った。すると、腸内細菌を減らされたマウスは、用心深さが減ったり不安感が増加したりといった症状を示した。これらの症状は脳由来神経栄養因子(BDNF)という、不安やうつ病と関係のある物質の増加を伴った。そして抗生物質の投与を止めると、マウスの行動は正常に戻ることが確認された。 ●次に彼らは、元々消極的な行動をとっていた腸内細菌を持たないマウスに、行動的なマウスの腸内細菌を移植したところ、消極的なマウスは行動的になった。同様に、普通の行動をとる腸内細菌を持たないマウスに、消極的なマウスの腸内細菌を移植すると、普通のマウスは消極的となった。これのすごいのは、腸内細菌が、宿主の性格にまで影響を与えているという、あまりにもびっくりな出来事です!でも腸内細菌は美容と健康に重要なだけじゃなく、心にも重要な影響を与えている可能性があるというのは、なんとなく分かる気がしますね。うちの夫とは、もう20年来のつきあいですが、菜食中心の今と、肉食中心で便秘がちだった若い頃とは性格がかなり違うように思います。年とって丸くなったのかと思っていましたが、もしかしたら腸内細菌の変化だったりして!美容のためにも、幸福のためにも、とにかく腸の善玉菌を増やしたいですね。腸の善玉菌は、小腸に多い乳酸菌と、大腸に多いビフィズス菌などが代表格。腸の善玉菌群を優勢にさせるためには生きた菌を直接腸に送り込む「プロバイオティクス」と食べることによって善玉菌を増やす事が出来る「プレバイオティクス」が重要です。プロバイオティクスとして私がオススメする食品は、納豆、生味噌、糠漬け、キムチ、すぐき漬け、塩麹漬け、粕漬け、酵母サプリメント、植物性乳酸菌サプリメント、マイグルト(お米のヨーグルト)、豆乳ヨーグルトプレバイオティクスの代表格は、食物繊維とオリゴ糖、乳酸菌生成物ですね。プロバイオティクスは瀧の酵母とマイグルト、自家製豆乳ヨーグルトなんかをよく食べますが、最近この豆乳ヨーグルトの種菌として「大草原の乳酸菌」というカプセルをパカッとあけて、これで時々作っています。大草原の乳酸菌は、最近瀧の酵母と併用してお気に入りのプロバイオティクス。モンゴルの大草原の野生のネギの漬物から発見された力強い乳酸菌に、内モンゴルの野生の馬の乳から発見された乳酸菌を混ぜ、加熱せずに北海道産の大豆由来のデンプンにくっつけて、植物性カプセルに入れてある というものです。野生の乳酸菌を採取して培養し、発酵力の強いものだけを集めたのが、中国科学院教授の金博士(蒙古族)。金博士は中国のオーガニック認定機関QAIの代表でもあります。博士は、広西の致死率50%という劣悪な2ヵ所の養豚場の協力を得て、3,000頭におよぶ豚の飼料に乳酸菌を混ぜて食べさせてみました。豚は雑食性で罹る病気も腸内菌も人間に近いので、乳酸菌の効果を確かめるには丁度よかったそうです。ここの豚たちのエサに乳酸菌投与後、2~3週間で感染症などの病気が改善し、致死率50%が自然死亡率と同じ5%に低下したそうです。それだけでなく、セーターを洗っても洗っても落ちないほどの豚舎の悪臭が消え、喧嘩ばかりしていた豚たちの性格がおとなしく変わったそうです。いや~やっぱり腸内細菌って性格に影響大なんですね。この乳酸菌豚は国連から国際生態安全食品証明を取得するとともに、アジア各国の養豚関係機関や事業者から注目され、マレーシアでは、農業大臣が「国内の養豚はすべてこの乳酸菌を使用すること」との通達を出しているほどだそうです。さらに、2009年からタイのカセサート大学(農業大学)でもこの乳酸菌を使った養豚とえび養殖の実験が行われ、その効果が同大学で確認されたそうです。金博士によれば、「セロトニンは、腸内で95%つくられていることが判明していますが、乳酸菌が、人間の幸せと愛情の感覚を維持するセロトニンとドーパミンの前駆体を合成することは、数千頭におよぶ豚の実験でも見られました。この乳酸菌を与えた豚はとてもおとなしいのです。硫化水素とアンモニアは神経毒で、腸内で微量でも神経に接するとイライラを招き、ストレスが高じてきます。怒りっぽくなり、うつ病や自殺にいたるのは、この神経毒と密接な関係があると考えられます。逆にこれがなくなると精神状態が大きく改善されます」と言っています。↑まだ摂りはじめたばかりで、なんとも言えませんがしばらく続けてみて、またレポートしますね。瀧の酵母もすばらしいし、酵母と乳酸菌って助け合えるから相性もいいです。うちの会社では瀧の酵母でパン作ったりしてる人もいるけど(笑)、この乳酸菌も豆乳に入れて発酵させると増やせるのが嬉しいです。ただ、あんまり何度もヨーグルト自体を種菌にしていると、威力が弱るから3度くらいまでにしておいたほうが良いそうです。腸内細菌のバランスで、性格まで変わる!そしてアンチエイジングの鍵も握っています!!
2013年06月20日
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みなさま、こんにちは。昨日、ついに私の新刊「極上のアンチエイジングレシピ」が発売となりました。書店にも並んでいると思います。簡単に作れるベジレシピが豊富な本です。植物性たんぱく質豊富なメニューも満載、生野菜メニューも満載!全ページカラーのムック本です。どうぞよろしくお願いします。さて、うちの神奈川の畑の小麦が、えらいこと黄金色になってきました!↑この住宅街の中にある浮いた感じ、分かりますでしょうか?(笑)かなりいい感じで実っています。どうしましょう。小麦粉にする?土壌改良のための緑肥として育てていましたが、とりあえず種は摂ろうと思いますが、小麦粉にするかどうかは考え中。いや~しかし小麦畑ってきれいですね。もちろん、在来種で無農薬無肥料。まったくのほったらかしでこれです。農薬ってどうして必用なのか、やっぱり意味が分かりません。さて、私も以前受講しました「シードマイスター養成講座」が「ナチュラルシードマイスター」という名前に変わり、再スタートしています。オーガニックという言葉がトレンドのように独り歩きしていますが、本当のオーガニックは「種」から考える必要があります。今回のシードマイスターのコースは3日間、無肥料無農薬在来種のお野菜のお弁当付きだそうです。2日目にはあの寺田本家さんで、お昼を食べられます。元パタゴニアのジョンムーアさんの講義も聴けますし、自然栽培農家としての工藤夕貴さんの講義もあり。内容もだいぶ進化しているようなので、わたしもOBとして、どこかの回で参加したいなーと思っています。種を学べば、世界の真実が見えてくる!!ナチュラルシードマイスター養成講座7月に出る本に私の赤血球画像を載せることになり、昨日仕事を抜けて、久しぶりに鶴見クリニックに行きました。ほんとに数年ぶりに、先生に赤血球を顕微鏡で見てもらいましたので公開いたします!ジャジャーン!「さすがにきれいだねー」と、誉めてもらえました(*^_^*)「1つ1つの赤血球がくっつかずバラバラに流れている。これはやはり酵素力だね!」と。赤血球の状態解説サイト昔に比べて食生活で大きく変わったのは、ここ3年肉と乳製品をやめたことです。昔は肉を食べていても、赤血球の中が少し透けて貧血っぽくなっている時も、たまにあったのですが、今回は全然貧血赤血球は見当たりません。血液検査でも、最近はいつも鉄分の数値が良いです。ここ数年はミネラル補給も煮干しや昆布、干ししいたけでダシをしっかり取ることや、アクティブミネラル、麻の実ナッツで補っているし、生野菜がちだとおろそかになりやすい「たんぱく質」を大豆や豆、ナッツ類からしっかり摂ることを心がけています。酵素たっぷりの生野菜はあいかわらず食事の最初にたくさん食べています。そんなこんなで、赤血球のサラサラ具合は保たれているようです。今度のレシピ本には、そのあたりの私の変化が、かなり如実に表れていると思います。赤血球は直径8マイクロメートル。毛細血管の太さは6マイクロメートル。そのままでは毛細血管に入ってい行けないので、赤血球は自分を折りたたんで3マイクロメートルまで小さくなるそうです。でも、赤血球同士がくっていていると、なかなか毛細血管に入って行けず、血の巡りが悪くなります。↑これがルロー(連銭状態)と呼ばれる赤血球の状態です。血漿中に分解されていないたんぱく質や脂肪が多くてベタベタとくっついているので、栄養をしっかり運べず、通常の4分の1から10分の1ほどの酸素しか運搬することが出来ないと言われています。こうなると疲れやすく、くすみやすく、冷えやすく、太りやすいそうです。脱水状態の時や、血液を固めるフィブリン(血栓の主成分)が多い時もこうなるようです。美しい赤血球のためには、やっぱり酵素たっぷり生活、そして抗酸化生活です。植物由来の有効成分フィトケミカルにはいろいろありますが、今日はとにかく「美しい赤血球」「変幻自在な赤血球」「サラサラ流れるまあるい赤血球」のために有効なフィトケミカル情報を、初心に帰ってあらためてまとめてみたいと思います。脳梗塞、心筋梗塞などの予防としても良いと思います。●たんぱく質、脂質、炭水化物分解酵素の多い野菜(生で摂ること)プロテアーゼ(たんぱく質分解酵素)多い野菜、果物キャベツ、大根、セロリ、パセリ、生姜、にんにく、ピーマン、赤パプリカ、黄パプリカ、ショウガ、ニンジン、キウイ、ナシ、マンゴー、パイナップル、バナナ、パパイヤ、ビワ、林檎などリパーゼ(脂肪分解酵素)多い野菜、果物きゅうり、セロリ、ニンジン、黄パプリカ、大根、ピーマン、トマト、イチジク、グレープフルーツ、スイカ、オレンジ、梨など炭水化物分解酵素(アミラーゼ)が多い野菜、果物キャベツ、レタス、大根、クレソン、ニラ、ブロッコリー、オクラ、レンコン、長イモ、カブ、ヤマイモ、柿、林檎、メロン、アボカド、ブドウ、プラム、桃など●玉ねぎ、ネギ、ニンニクなどに多いアリシンたまねぎやにんにくに含まれる特有の刺激臭や辛味成分。血液凝固を遅らせて血液をサラサラにし、血流を改善します。血液中の脂質を減らす働きもあり、免疫機能アップ、がんの予防などに一役かいます。ビタミンB1と一緒に摂取することで新陳代謝を活発にし、疲労回復に貢献します。●納豆に多いナットウキナーゼ煮大豆を納豆菌が発酵させる発酵過程でナットウキナーゼが出来ます。ナットウキナーゼには血栓の主成分であるフィブリンを分解する作用、血栓溶解酵素ウロキナーゼの前駆体プロウロキナーゼを活性化する作用、血栓溶解酵素プラスミンを作り出す組織プラスミノーゲンアクチベーターの量を増やす作用があるそうです。す、すごい!●お酢に多いクエン酸クエン酸は血小板の凝集を抑える働きがあり、赤血球の膜を柔らかくしなやかにする作用もあるようです。特に黒酢には通常のお酢の10倍くらいのアミノ酸が含まれているのですが、リジン、アラニン、ロイシンなどのアミノ酸には中性脂肪やコレステロールを減らして血液をサラサラにしてくれる働きもあるようです。●青魚やおきあみ油に多いEPAEPAは血液中の血小板の凝集を抑える働きがあり、血栓を出来にくくします。血管を拡張する作用もあるので、高血圧の改善にも役立ちます。DHAも悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やし、EPAほどではないものの血栓を出来にくくします。●フラックスオイルに多いαリノレン酸体内でDHAやEPAに変換され、血流改善や血栓予防、動脈硬化の予防に効果を発揮します。●大豆類、ゴボウなどに多いサポニンサポニンにはコレステロールや脂肪などを排出して血管をきれいにする働きがあり、血栓の生成を抑え、コレステロールや中性脂肪の生成を抑えて分解する働きも。私は味噌、ゴボウ茶などで頂いています。●生姜に多いジンゲロール、ショウガオール生姜は生で食べるとたんぱく質分解酵素も多く、ジンゲロールにより免疫力が上がり、殺菌作用もあるのでウィルスも撃退しやすくなります。ジンゲロールに熱を加えるとショウガオールに変化し、このショウガオールには血管を拡張し、血行を良くする働きがあります。プロスタグランジンという物質が増えすぎると血小板の粘着性を高めますが、ショウガオールはバランスを取ってくれます。●アボカド、アーモンドなどに多いビタミンEビタミンEには脂質が酸化して過酸化脂質に変化してしまうのを防ぐ働きがあります。血管の収縮を促す神経伝達物質の生成を抑えて、毛細血管を広げる作用もあり。●ソバやほうれん草、アスパラガスに多いルチンルチンは、血管をしなやかに丈夫にします。血管を拡張して血流を改善する作用もあるので、ソバ、韃靼そば茶などで摂ってます。●鮭などに多いアスタキサンチンアスタキサンチンは、ビタミンEの千倍ともいわれる抗酸化力があります。動脈硬化予防、血流改善の作用がありますが、脂質の酸化を抑制する働きに優れているので、悪玉コレステロールも減らしてくれます。●緑茶に多いカテキン血小板の凝集を抑えて血栓を防ぎます。βカロテンやビタミンCも多く抗酸化作用も高いです。最近ではインフルエンザウイルスなどの繁殖を抑える効果も明らかになりました。でもアミラーゼ(酵素)を少し抑制するので、食後にがぶ飲みはやめましょう。適度に飲むと血糖値の急上昇を抑えてくれて良いです。赤血球はベタベタとくっつかず、まあるく、サラサラに!血のめぐりを良くして、美しい細胞へ!
2013年05月23日
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みなさん、こんにちは。少し春めいてきましたね。春になると、ウキウキなことがあります。それはもちろん、種蒔きです!!この春は半分は直蒔きでなく、まずは家の中で苗を作ることにしてみました。レタスとトマトです。3日前に蒔きましたが、もうかなり芽が出てきています。秋冬もそれなりにはいいですけど、やはり畑は春夏が一番楽しいんですよね。太陽がいっぱいで、生命の喜びに満ち溢れた季節です。しかし中国からの大気汚染問題もありますし、この春は花粉もそうとう多いと言います。幸いにも私もうちの家族も、まだ花粉症や他のアレルギーがないのですが、年々花粉症デビューの方も増えていますので、なんとかしないといけない問題だと感じています。子供の頃のぜんそくが再発している方、アトピー、ハウスダストアレルギーも増えています。花粉症は1970年代から増え続け、現在、なんと日本人の5人に1人が花粉症だそうです。もちろん戦後の大量な杉の植林、その後の林業の衰退などで爆発的にスギ花粉が増えているのは事実ですが、スギ林が多い田舎より、都会の方が花粉症の発症率が高いということを考えると、いちがいに花粉に曝露しただけが原因ではなさそうです。都会のほうが大気汚染があり、細かいダストで花粉に傷がついて花粉のたんぱく質が出やすいためとか、排気ガスに含まれる微粒子が花粉に付着しているせいだとか、アスファルトのせいで花粉がいつまでも舞い上がるせいだとも言われています。また、現代人は土に触れることも減り、子供の頃から清潔すぎる環境で育つため、免疫系が鍛えられていないということも要因なようです。花粉という、昔から慣れ親しんで害のないものを、「害」だと認識して、どんどんと「IgE抗体」を作ってしまい、これが体内に大量に蓄積されて、あるレベルに達してしまうと花粉症を発症します。菌やウイルスに反応するのではなく、本来害のない花粉に反応しているわけなので、これは免疫力が高いのではなく「免疫系の過剰反応」。免疫機能としてはバランスを欠いた状態です。人間の免疫機能には、腸が深く関わっていることが分かっています。体の免疫細胞の70%以上が腸に存在していることが分かってきたからです。腸には体の外から食べ物という形でどんどん異物が入ってくるので、ここで多くの白血球たちは見張りをしているわけです。有害物質が入ってくると、免疫細胞たちの働きで「IgA抗体」を作りだして攻撃してくれます。この時腸内に乳酸菌などの善玉菌が多いと、IgA抗体の生産性が上がることが分かっています。要するに、腸管免疫力がぐぐっと上がるのです。花粉症などのアレルギーにも、実は腸内免疫が関わっています。肉などの動物性たんぱく質を食べ過ぎると、どうしても消化の不完全なたんぱく質が出やすく、これに白血球のヘルパーT細胞の中の「Th2細胞」が反応して、強くなってしまいます。何を隠そう、この「Th2細胞」が花粉症やアトピーなどの症状を引き起こす「IgE抗体」を作り出しているのです。T細胞には「Th2細胞」と「Th1細胞」があるんですが、「Th2細胞」の働きが強くなりすぎると、必要以上にヒスタミンを分泌して、アレルギー反応が起きやすくなると言われています。「Th1細胞」は「Th2細胞」の働きを抑える役割があります。腸内微生物のバランスがよく善玉菌が多いと、「Th1細胞」が優勢になります。腸内の悪玉菌を抑制して、善玉菌を増やすことは、花粉症やアレルギーを考える上で、こんなにも重要なことなんです。アレルギー体質を改善、予防するために食生活で気を付けたいこと●動物性たんぱく質、高脂肪、高タンパク、白砂糖など腸内悪玉菌の好物を出来るだけ食べ過ぎないこと●酵素の多い生野菜などを食べ、たんぱく質の消化を助ける。●食物繊維の多い野菜や海藻を食べて、便通をスムーズにする。●漬物、生味噌、キムチ、納豆など植物性の乳酸菌などが多いものを食べる●ビフィズス菌のエサであるオリゴ糖、またはオリゴ糖の多いものを食べる●以上のことを実行して、そして便秘をしないようにする。↑こちらは最近注目している、オリゴ糖が多いブナの木のハチミツ、ハニーデューです。サプリメントではやっぱり瀧の酵母や天然オリゴ糖がいいと思います。腸内をすごく良くしてくれます。その他、アレルギーを改善、予防するために良いと思うことは●青魚に多いDHA、EPA、亜麻仁油に多いアルファリノレン酸などのオメガ3脂肪酸を食べる。アレルギー症状を引き起こす物質に「ロイコトリエン」というものがあるのですが、これは細胞膜の脂質が変化して出来る物質です。オメガ3脂肪酸を摂っておくと、ロイトコトリエンが発生しにくくなるんです。●パンやお菓子に多いトランス脂肪酸、酸化した油、コーン油、紅花油、サフラワー油などのオメガ6脂肪酸を摂りすぎない。→アレルギーを悪化させる可能性がある。●ニンジンやかぼちゃなどβカロチンの多いものを食べ、粘膜を強化する。●豆腐、納豆などの植物由来のタンパク質、いも、穀類などは細胞膜を強くし、アレルギーを起こしにくくする。↑こちら、最近豆乳マヨネーズを作るのに重宝しているソイマヨメーカー。目盛通りに、お酢、油、豆乳、塩こしょう、マスタード、好みで甘酒、味噌、白ごまペースト、はちみつなんかを入れてシャカシャカやれば、あっという間においしい豆乳マヨの出来上がり。手作りすると、マヨネーズにどれだけたくさんの油が入っているか愕然とすること請け合いなのですが、これで作ると油を三分の一をフラックスオイルにして、あとはアボカドオイルやなたね油にするとか油の種類を自分で選べるところが良いんですよね。お酢は私は、黒酢にしちゃいます。油の質はアレルギーにとっても、アンチエイジングにとっても超重要です!アレルギーというだけでなく、腸のアンチエイジングとして最近注目されているのが、短鎖脂肪酸の「酪酸」と抗炎症物質の「ポリアミン」。大妻女子大学家政学部の青江誠一郎教授によると「酪酸」があると、腸内の細胞を修復し、再生し、炎症をおさえたりしてくれるそうです。酪酸はレジスタントスターチと呼ばれるでんぷんを原料に腸内善玉菌が作り出します。カボチャ、いも、大豆や枝豆などの豆類、青いバナナに多いです。レジスタントスターチは、パスタや蕎麦などを冷やして冷製にすると更に増えるようです。また、ポリアミンは腸内細菌によっても作られますが、腸内の細胞分裂やバリア機能を高め、腸内をかなり良くしてくれることが分かっています。ポリアミンは大豆、納豆、しょうゆ、味噌、きのこなどに多く含まれているそうです。あと花粉症に良いと言えば、ビデンスピローサ茶ですね↑以下の効果が分かっています。1、ヒスタミンの影響を抑制する2、IgE抗体の生成を抑制する。2、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑制する。3、受容体へのヒスタミン結合を抑制する。善玉菌を増やして、アレルギーをノックアウト!腸内環境を良くして、免疫アップ!ブログ村人気ランキングへ現在、私のプロデュースする国産オーガニックコスメの表参道にある直営店の店長を募集しています。(現在の店長が他の業務につくため)化粧品、アパレル等の販売店の店長経験が2年以上ある方で、オーガニックコスメやアムリターラが大好きな方、ぜひご応募ください。そして、もしよろしければ、私と一緒に浮羽のアムリターラ田んぼで田植えもやりましょう!!(笑)詳細はこちら「とらばーゆ」
2013年03月01日
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みなさん、こんにちは。私はもう、今執筆でヘロヘロになっております。とりあえずレシピのほうは一通り終わりました。今回は肉や魚を使わず、植物性たんぱく質で野菜と組み合わせた、メインディッシュ感のあるものを主体にしています。そのため豆、大豆、豆腐、油揚げ、厚揚げ、高野豆腐、そば粉、納豆、ナッツ、お麩などが結構出てくるのですが、生野菜と温野菜が両方摂れて、植物性たんぱく質も豊富でという、理想的なレシピを追及出来たと思います。もちろん肉や魚をまったく食べるなと言っているわけではありません。でも肉は遺伝子組み換えの飼料を食べている動物ちゃんがほとんどですし、魚も漁業がさかんな地域以外は、天然のものが少なく、養殖だとオメガ3が減りオメガ6脂肪酸が増えてしまう現状がある上、食べているエサが問題。現在養殖では、魚の切り身や魚粉などにたくさんの添加物を混合したモイストペレットやドライペレットという加工した飼料が中心。モイストペレットには脱脂粉乳、鶏卵、小麦粉、米ぬか、大豆油粕、植物油などが配合されていたりしますが、こんなのは天然魚は食べないですよね。しかも日本の大豆は94%輸入で、ほとんどが遺伝子組み換えなんですから油粕なんかも遺伝子組み換えだろうし、加工品なので他にも防カビ剤や酸化防止剤なんかが入っています。このあたりは、畜産の現状と似ています。最大の問題はやっぱり薬剤ですね。抗生物質や抗菌剤、ホルモン剤、消毒薬なんかがいけすに投与されていること。なんでそんなに薬剤が必要なのかと言うと、やっぱり広い海の中のような自然な循環がないので、エサや糞なんかで水質が悪くなり、害虫が大発生したり、魚同士がぶつかって体に傷がつき、細菌に感染しやすいこと、栄養過多のエサを食べていることに加えて運動不足でストレスが多いからなんですね。しかも放射能汚染の問題まで出てきてしまい、安心して食べられる魚も減りました。養殖魚の場合は産地関係なく、食べているエサが全国流通なものですから、九州の養殖魚にまでセシウムが出たりもしています。養殖魚でも、出来るだけ薬剤不使用の取り組みをしているところもあるので、そういうところが増えてほしいなと思っています。まぁ、そういうこともあり、たまに天然魚を見かけると食べることはありますが、それ以外は現在は動物性はダシに使う煮干し、桜海老、ちりめんなどのみになっています。日本の長寿地域の食文化とかを見ても、穀物全粒やイモ類、野菜、大豆、発酵食品、海藻やゴマを中心に食べ、魚は天然魚の、しかも丸ごと食べられる小魚を中心に食べているところが多いです。特に大豆の豊かな文化があるところが長生きの傾向があります。そういうこともあり、現在の私の食生活は、まさにそんな感じとなっているのですが、カウンセリングなんかでみなさんとお話しすると、旦那様が肉か魚をメインにもってこないと納得してくれないみたいな話をよく聞きます。なので今回は、植物性たんぱく質だって、こんなにメインになれるんだぜっ!てところもちょっと見せたいなって思っています。しかし、現在日本の大豆は94%が輸入大豆。残り6%が国産ですが、種用や飼料用を除いた食用としてだけでは24%です。ちなみに輸入先の7割以上が遺伝子組み換え大豆パラダイスのアメリカです。国産大豆は豆腐に使われることが一番多く、遺伝子組み換えかどうか表示しなくていい醤油ににはあんまり使われていないんですね。まったく表示しなくていい大豆油と動物たちの飼料には多くの遺伝子組み換え大豆が使われています。大豆はすばらしい日本の食文化であり、長寿食なのに、この現状が悲しい。でも幸いなことに、豆腐や納豆には国産大豆が使われていることがまだ多いので、うまくチョイスして頂ければと思います。もう1つ問題なのが、厚揚げと油揚げです。豆腐自体は国産大豆というところは多いのですが、問題は揚げている油ですよ。ご存知のように、油は細胞膜とホルモンの原料であるので、口に入る油の質はアンチエイジングにとってはかなりの重要問題です。現在の油の製造方法は、石油系溶剤で抽出されて、化学薬品をぶっこんで高温で精製するというやり方です。このやり方で製造された油はオメガ3脂肪酸が破壊され、油に含まれる抗酸化物質などもかなりなくなって、トランス脂肪も増えることが多いですし、使用された溶剤や薬品を100%取り除くことは難しいということも気になります。しかも遺伝子組み換えのなたねや大豆が主原料です。油揚げや厚揚げに使用されている油も、ほとんどのものがこうした化学溶剤製法の油で、しかも遺伝子組み換え植物の油であることが多いんです。もう1つはは豆腐を作る時に使われる添加物です。凝固剤、消泡剤が主ですね。大豆を加熱すると、天然の界面活性剤であるサポニンのせいで泡が出来ますが、これを消すのに消泡剤とやらを使うんですと。消泡剤には高酸化油、グリセリン脂肪酸エステル、シリコ-ン樹脂があります。あと凝固剤ですね。これがなければ固まりませんから当然ですが、昔ながらのニガリを使用せず、硫酸カルシウム、グルコノデルタラクトン、硫酸マグネシウムなどの化学物質も使われるようになりました。こういうものを使用せず、昔ながらのにがりを使用しているだけのお豆腐が一番おいしいと思います。お豆腐だけなら、無農薬でにがりで作っているおいしいお豆腐がいろいろあります。でも厚揚げ、油揚げなどの油にまで、こだわっているところとなると、大変ハードルが高くなります。そこで今日は私が食べている厚揚げと油揚げをご紹介します。もちろん、いくら油がいいと言っても揚げ物の加工品ですから、さっと油抜きするとなおいいと思います。それでも十分おいしいです。まずは三之助です。使用している大豆は、今は福岡県のふくゆたかという大豆が多いそうです。ただ時期によっては、100%無農薬の大豆だけとはいけてないそうです。でも100%国産大豆で、極力無農薬を使おうとしているメーカーであることは確かです。ここのすばらしいのは、とにかく油。島根県の影山製油所の国産無農薬なたね油か、わたしの愛する鹿北製油さんの無農薬国産なたね油かいつもどちらかを使用しているそうです。影山製油さんも、製油に化学薬品を一切使わず、昔ながらの圧搾一番搾りで菜種油を作っています。お次は豆庵です。有機醤油のヤマキ醸造さんのブランド。大豆は秋田県の自然栽培で、無農薬で動物性有機肥料不使用。にがりは海の精のにがりで、水は秩父の名水神泉水。原料はすべて放射能検査済み。油は米澤製油のオーストラリアの非遺伝子組み換えなたねを、圧搾法でしぼった一番搾りを使用しています。なたね油はオーガニックではないのですが、使用している大豆が無農薬で、なおかつ油が非遺伝子組み換えの圧搾法というのは貴重。特に油揚げは単価が安いので、油にこだわっているところなんか、まずありませんから。最後に宮島庵さんです。兵庫県の有機豆腐メーカー。大豆は青森産のオオスズという有機無農薬大豆で、伊豆大島産の天然にがりを使用し、油は鹿児島の鹿北製油さんの国産無農薬の圧搾法のなたね油です。オールオーガニックですごいです。ただ、こうなってくると油揚げが400円台というすごい状況になってきますので、たまにしか食べれない高級品でございます\(~o~)/現在たった6%の国産大豆。もっと食べてエイジレスビューティーになろう!!
2013年02月21日
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みなさん、こんにちは。先週の金曜日、東京FMの「ブルーオーシャン」というラジオに、急きょ出ることになり、生放送で出演してきました。パーソナリティーは元NHKアナウンサーの住吉美紀さん。住吉さんと茂木さんの頃の「プロフェッショナル仕事の流儀」が大好きだったので、私の頭の中で勝手にスガシカオの曲が流れてきまして(笑)、とにかくもう緊張して緊張して、何をしゃべったかよく覚えていません。住吉さんは、たいへんなチョコ好きということで、お土産に持っていった私の新発売のローチョコレートショコラボヌール&ブランを、えらく気に入って下さいました。48度以上に加熱しない、酵素が残ったローチョコレートというもの初めて食べたということで、ローチョコ特有のカカオのフレッシュさに驚いておられました。おなじみ砂糖、乳製品不使用のアガベのローチョコレートですが、今回はホワイトローチョコレートとのハーモニー。しかもそこにフリーズドライのオーガニックのストロベリーやブルーベリーやラズベリーが入ってて、それがちょっとサクサクしててやばすぎるうまさです(>_
2013年02月08日
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みなさん、こんにちは。またしても更新が遅くなりましてすみません!実はまた沖縄に行っておりました。今回は春に出すチークや6月に出すピンクのグロスの、イメージ写真の撮影です。更にブランドのイメージ写真も撮ったため、1日で3つの写真を撮るという大変な出来事でした。またしてもスタジオとかではなく、ヤンバルクイナも生息する、美しい森の中で撮りました。↑撮影場所の1つです。すごく神々しい滝で、思わず全員が手を合わせてしまったほどでした。やはり自然の持つ力ってすごいですね。撮影については詳しいことは、まだあまり書けないのですが、ちょっと神がかり的な美しい写真が撮影できましたので、また時期がきたらこのブログにも載せますね。お楽しみに♪前回の撮影からお世話になっている、メイクアーティストのCOCOさんに、今回効果的なファンデーションの塗り方や、チークの塗り方、グロスの塗り方などいろいろ取材してきました。なるほど~!と、うなることが多くて、帰ってきてからさっそく実践しています。詳しくはまた春にブランドのサイトでイラストなんかで分かりやすく説明しますが、大きなポイントとして・・・・・★ファンデーションは大きくさするように塗るのではなく、トントントンと小刻みに、少し強めに押すようにのせるということ。→こうすることで、肌を痛めず、しかも落ちにくく、しかもカバー力も上がる★エラの部分は、首との差が出やすいところ。ここにあまり濃くファンデーションを塗ると「厚化粧」に見えやすく不自然になるので、薄めにつけること。★チークは大きめのブラシで取り、一度手の甲につけて薄め、頬の上にまあるく塗るのではなく、頬骨に沿って、こめかみ下くらいから黒目の中央くらいまで流すように塗る★チークは頬だけでなく、おでこのフェイスラインやあごなどにも塗ると、立体感が出て柔らかくかわいくなる。★グロスは、唇の中央に多めにつけるとかわいく見える。口角には塗りすぎないこと。まだまだいろいろ教わったのですが、まずはこれだけでも俄然仕上がりが変わりました。やっぱりプロの技は違いますね~COCOさんは、肌トラブルで悩む女優さんやモデルさんにかなり私のコスメをすすめて下さっていて、びっくりするような方が表参道のお店に来て下さるようになりました。仕事で時々基礎化粧品やファンデーションを使って下さってもいるのですが、驚いたのはこれまで使用していたすべてのグロスをやめて、私のグロスしか現在は使用していないという事実!これには感激しました。使用感が気持ちいいので、まずグロスから興味を持つモデルさんが多いとのことです。↑新しいピンクのグロスも、少し青みがかったピンクで赤ちゃんの唇になれる!とすごい気に入って下さいました。植物だけの色素でこのくらいのピンク色を出すのがすごく難しかったから、気に入ってもらえて嬉しかったです♪帰る日に、沖縄最大の聖地である「斎場御嶽」と、「垣花桶川(かきのはなひーじゃー)」という湧水の湧く場所に寄りました。斎場御嶽は、もう何度か訪れていますが、何度来ても空気が澄み渡るすごい場所です。そして垣花桶川は、UAさんのおススメで今回初めて訪れたのですが、まるで楽園のようなすごいパワースポットでした。↑こんな岩から、何からいろんなところからどんどんと湧水が湧きだしています。そして手ですくって飲めます。ペットボトルに汲みに来ている方もいました。その方が、ほこらのような場所で祈りを捧げておられました。聞くと、この垣花の地の神様に水を頂いたお礼と祈りを捧げているのだそうです。飲むと、すごくやわらかくておいしい水でした。日本名水百選の1つに選ばれている名水だそうです。私も水を飲ませて頂いたお礼を、垣花の神様に捧げました。↑垣花桶川から後ろを振り返ると、こんなに美しい海が・・・・本当に、おとぎ話に出てくるような不思議な場所でした。那覇からは1時間くらい、斎場御嶽からは車で10分くらいのところにありますので、ぜひ足を伸ばしてみて下さい。癒されますよ~会社や家へのお土産に、宮古島産の天然菌仕込みの味噌醤油というものを買ってきました。↑写真の右端のものがそれです。宮古島のマルキヨ味噌さんの100キロの味噌甕から、わずか10CCしか取れない、味噌の上澄み液である本当の「たまり醤油」を10年間、溜め続けたものだそうです。大豆は九州産(無農薬ではありません)で、しかも火入れしていないので酵母と酵素が生きている生醤油。その上、今ではどこのお醤油メーカーも、まずやっていない天然蔵付き麹菌で発酵していると言う、レア中の激レアです。ただ、泡盛が入っているので発酵は止まっていると思います。ただ残念ながら、島内限定販売だそうです。味噌は売っているサイトを見つけましたのでリンクを貼っておきまーす。さて、じゃあこの写真に写っている他の醤油はなんだ?と言いますと、これまた火入れしていない酵素と酵母が生きた生醤油です。しかも原料は国産で遺伝子組み換えでなく、なおかつ全原料がオーガニックのものという、これまたレア中のレア醤油。最近私は、スマイルシーズマーケットで真ん中の弓削田さんの生醤油を買って以来、この火入れしていない生醤油というものに凝ってしまったわけです。弓削田醤油のほうは「吟醸純生醤油」→http://yugeta.com/nama/umi.html大豆と小麦の産地は北海道、秋田県、青森県の有機栽培のものだけお水は工場内(埼玉県)の地下水塩は海の精このお醤油の原料はまだ当分震災前のもので、お水は時々放射能検査して、検出限界値0.5ベクレルで不検出。海の精も、当初からずっと不検出だそうです。写真左の生醤油がヤマキ醸造の「御用蔵」。大豆は秋田県の自然栽培。小麦は北海道の自然栽培。動物性有機肥料は使用していないとのことです。塩はオーストラリアの岩塩をもう一度煮て天日干ししたもの水は埼玉県秩父の名水「神泉水」。大豆も小麦も放射能検査をして不検出で、お水は1400年の時を経て湧いてくるものなので、まず安心ですが念のため水単独でも検査しており、検出限界値8ベクレルで不検出。その上ヤマキ醸造さんでは、出来上がった製品も検査しており、検出限界値1ベクレルで不検出です。味はどっちもおいしいですが、原料が自然栽培である点とお水が名水仕込みである点、塩がまろやかな点では、ヤマキ醸造「御用蔵」に今のところ軍配が上がっています。お醤油は、日本が誇る素晴らしい発酵食品なのに、大豆が遺伝子組み換えでも表示義務がないこと、着色料や甘味料、香料、MSGなどの添加物が使われたり、短期製造も多く、国産の大豆から出来たものも少なく、本物のお醤油が減ってきていることが危惧されます。まずは、味噌、醤油、お酢など日本の伝統的な調味料だけでも、本物にしておくと、味覚が冴えてくるように思います。火入れしていない酵素が生きた生醤油は夢のようにうまい!そして沖縄で起きた出来事も、すべて美しい夢のよう。ブログ村人気ランキングへ
2013年01月19日
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みなさんこんにちは。新年初めてのブログの更新です。かなり遅くなりまして、ごめんなさい。本年もどうぞよろしくお願いします。いやー、お正月いかがでしたか?私は夫の実家と自分の実家に帰っていました。その間、一度もPCを見なかったですね。仕事のことは何も考えず、ボケ~っとしていました。母や親戚の治療や、栄養アドバイスなどはしていましたが、それ以外は温泉入ったり、ご飯作ったり、TV見たりしてました。広島の義父は3年前脳梗塞をやったあと、食生活をすべて私の言うとおりに変えてくれて、運動もMBTでのウォーキングも頑張ってくれて、薬も3か月後からは全部やめてくれて、AOZA、美的水素、鶴見クリニックの酵素のサプリだけにして、今やちょっと左の腰が痛いくらいで、ほとんど元通りの義父で、仕事も復帰しています。脳梗塞になる前はすごかった高血圧も、今やすっかり下がり、130以下だそうです。降圧剤もまったく飲んでいないし、血小板凝集抑制薬も何も飲んでいないんです。一番の大きな変化は生野菜を食事の前に食べるようになったこと。フラックスオイルを入れた手作りドレッシングでね。煮野菜も食べてくれるようになったこと。倒れる前は、動物性たんぱく質をつまみに酒、こればっかりでしたから。あと、料理に砂糖を使うのをやめてもらいました。やっぱりね、酵素とファイトケミカルの多い生野菜と糖質と油の質、これは健康にも美容にも最大級に大きいです。酵素以外ではオメガ3脂肪酸で血液をサラサラに。そして動脈硬化があると、血管壁が厚く狭くなって血流が悪くなり詰まりやすくなるのですが、活性酸素で血管壁が傷つくと、動脈硬化が進むということが分かっています。だから野菜から抗酸化物質をとって、水素サプリで最強のヒドロキシラジカルをやっつけておくことは脳梗塞予防にもアンチエイジングのためにも超重要です。また、最近の研究によれば、葉酸が不足するとホモシステインという物質が増加することが分かってきたそうですが、これは血管壁を傷つけてやっぱり動脈硬化が進むそうです。葉酸はいろいろな野菜に含まれていますが、モリンガはケールの6倍も葉酸が多いわけなので、モリンガ茶もいいですね。今回、親戚にも食事法の解説をしていたんですが、もっと分かりやすい食事法だけに特化した本を作る必要性を感じています。以前からお話を頂いているんですが、多分今年の春出ると思うので楽しみにしていて下さい!さて、義父にも血小板凝集抑制作用の薬の代わりに飲んでもらっているAOZA。魚を食べなかった日に5カプセル飲んでもらってます。AOZAは鳥取県境港の放射能汚染、メチル水銀、ダイオキシン汚染のないかたくちいわしの油のカプセルで、出来るだけ空気に触れずにカプセルに詰めてある、酸化していない魚油サプリなのですが、オメガ3脂肪酸であるDHA、EPAが多いのです。EPAは血小板の凝集を抑え、血栓を出来にくくする作用があり、更に血管を拡張させる作用もあるので、高血圧も改善します。要するに血液サラサラです。DHAにも血栓を出来にくくする作用がありますし、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やし、中性脂肪を減らす作用もあります。フラックスオイルなどのαリノレン酸を摂ることでも、体内でEPAに変わりますが、全部が変わるわけではないので、魚油をダイレクトに摂ると即効性があります。AOZAが高いのは、手間をかけ、品質が高いからです。ほとんどの魚油のサプリは、ひどい酸化が気になります。たいてい臭いし、酸化して真っ黒ですよ。最近、AOZAのようなイワシ油以外では、オキアミ油のサプリもいいなーって思っています。オキアミは小さな小さな甲殻類、海に住むプランクトンで、クジラの主食です。イワシも食物連鎖の下位にいる生き物で、汚染が少なくいいのですが、オキアミは更にその下にいます、プランクトンの域ですから。これのいいところは、オキアミにはアスタキサンチンが多いので、油も真っ赤な色をしていて、DHAとEPAがアスタキサンチンと共に存在していること。アスタキサンチンは言わずと知れた、ものすごい抗酸化物質ですし、これによりオメガ3の酸化が守られています。アスタキサンチンはビタミンEの千倍の抗酸化作用があり、脳の血液関門も通り抜けることが出来るので、脳にも作用します。紫外線で生じる活性酸素を無害化し、美白作用もあり、免疫力も上げます。目の健康にも役立ち、脂肪を燃焼させ、代謝もアップさせます。食事では鮭や桜海老が秀逸です。↑余談ですが、私はアスタキサンチンの色素だけでオレンジのグロスを作っているのですが、これは実はかなりの贅沢。普通は、アスタキサンチンをちょっと入れて薄めてアンチエイジング美容液とかって売っていますが、なんたってこれは発色するくらい高濃度に入れてますから!6月にピンクのグロスも出来ますが、これもまた口に入った方がいいサプリメントグロスです。お楽しみに♪さて、オキアミ油のもう1つの特徴はリン脂質(レシチン)が多いこと。リン脂質は細胞膜の主な原料ですし、動脈硬化も予防するし、アセチルコリンの原料ともなり、健脳にも役立つこと。オキアミ油はすばらしいのですが、かなり高額なのがたまにきずですね。もちろん汚染のない青魚の刺身を食べるのもいいと思います。生野菜とオメガ3で血液サラサラ美人へ!
2013年01月10日
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みなさん、こんにちは。更新がめちゃ遅くなってすみませんでした!先週は金曜日まで東京ビッグサイトで開催された「BIOFachジャパンオーガニックEXPO」に出展していて、仕込み日を入れて4日間毎日会場におりました。夜ブログを書こうと思ったんですが、気がつくと寝てしまっていて、こーんなに更新が遅れてしまったのです。ウェルネス・パーラーという世界レベルの厳しいオーガニック基準をクリアしているコスメブランドしか出展出来ないエリアに、↓こんなブースを出していました。高さ3メートルくらいある、本物の樹木がいい雰囲気でした。オーガニックエキスポは2年ぶりの参加ですが、衣食住にまつわる世界中のオーガニックブランドが集っている場所なので、いろいろな出会いもあり、楽しかったです。会場にいらっしゃるお客様も、話が合う方が多くて、接客しててもかなり盛り上がっちゃいました。3日間いたのですが、なかなか休憩時間が取れなくて、すべては見きれませんでした。ただ、そんな中でも出会えてよかった!って会社やブランド、商品がいくつかありましたので、さっそくご紹介したいと思います。まずはオーガニックコットン製品です。以前から私のコスメを愛用下さっている料理研究家の枝元なほみさんが、うちのブースに遊びに来て下さって、日本オーガニックコットン協会さんのブースに連れて行って下さいました。日本オーガニックコットン協会が14年前から取り組んでいる、さまざまなアーティストさんにボランティアで参加してもらってオーガニックコットンの普及のために努めている企画のTシャツたち。現在はアーティストが90名まで広がっていて、枝元さんのクッキーの作り方をイラストにしたTシャツもあるそうです。その中に、昔から大好きなイラストレーターの宇野亜喜良さんのTシャツを発見し、思わず購入してしまいました。いやー、私が子供の頃から活躍されているイラストレーターさんなのですが、78歳でいまだ現役みたいで、嬉しくなってしまいました。今これを着てブログを書いています♪みなさんも、お気に入りのアーティストさんのTシャツを見つけて、ぜひオーガニックコットンの普及にご協力をお願いします!↓アーティストTシャツもう1つ出会ったのがコットン100%で出来た、使い捨ての生理用ナプキン「ナチュラルムーン」。私は生理後半は、以前ご紹介した麻のナプキンにして、とっても快適なのですが、2日目3日目くらいで会社に行く時などは、やはり吸収の良い使い捨てに頼っておりました。しかし、今度からはこれに変えることにします。日本では医薬部外品の生理用ナプキンは、肌にふれる面は漂泊して真っ白にして販売しないといけないことになっているため、オーガニックコットンの茶綿のツブツブがあるナプキンはナプキンとしては販売できません。本当に変な法律です。そのため生理用としては、オーガニックではないのですが、コットン100%を実現。そして漂白剤は塩素系ではなく、極力肌に優しい酸素系。しかも高分子吸収材を使用せず、吸収力の良い綿状パルプを使用。しかも使用感は、ケミカルナプキンとほぼ変わらず漏れなくて、しかも蒸れないということです。ナチュラルムーン世の中の生理用ナプキンは紙やコットンで出来ているかのように見せかけて、実はポリエチレン、ポリプロピレンなどの化学物質で作られています。中はポリアクリル酸ナトリウムなどの高分子吸収材合成ポリマーで、大量に水を抱えこませます。ポリアクリル酸ナトリウムは皮膚粘膜に刺激があり、代謝異常を起こすなどの性質があります。膣などの粘膜は、皮膚の何十倍も経皮吸収しやすいので、現在ナプキンをナチュラルな素材にすることで、生理痛や不妊症から解放される方も増えています。ちなみに合成ポリマーは、ジェル状の化粧品にも使われていますから、驚くばかりです。合成ポリマーさて、その他にご紹介したいのが向島園さん。静岡県のオーガニックの茶園です。実は、私のコスメの茶エキスは、ブランド立ち上げ当初から半分はここのお茶の葉から抽出しています。でも、代表の向島さんにお会いするのは今回が初めてでした。↑あまりにもお若くて、しかもイケメンなので驚きました。亡くなったお父様が30年ほど前に、周囲の反対を押し切って無農薬栽培に切り替えてから、ずっと無農薬無化学肥料でのお茶の栽培を続けていらっしゃいます。「神様が作ったものに、何一つ余分なものはないはずなのに、それを人間が害虫と決めて殺すのは変だ」と。お父様は、命の輪の再生を考えて無農薬を始められたんだそうです。それまで大量の肥料を与えて、薬にも頼っていたお茶の木は、自分で生きる力がなく、最初は収穫がゼロになり、3~4年で少しづつ収量が戻り、普通の収量になるには6年の歳月がかかったそうです。奇跡の林檎の話を思い出しますね。向島園さんのお茶の木は、密集しておらず1本1本が太い幹で、がっしりしています。根も通常のお茶の木より8倍くらい長くて、とてもパワーがあるんですって。息子さんの和詞さんは、若干18歳の時に跡を継がれてこの道一筋です。↑うちにあった美味しんぼ101巻にも、和詞さんが登場しています。この号には、私の種の先生であるナチュラルシードの石井さんや、添加物の神様、安部司さんも出てくるので、ほんと嬉しくなっちゃいます。向島茶園さんは、有機JAS認証だけではなく、アメリカのオーガニック認証USDAオーガニック、それからフランスのオーガニック認証エコサートの3つを取得しているすごい農園です。2011年度産の茶葉は、念のためコスメには使用しなかったのですが、和詞さんは、原発事故を受けて、当初からすぐさま栄養素を蓄えている葉をすべて深く刈り込むという思い切った除染を行ったため、すべての茶葉で検出限界値1ベクレルで不検出という結果が出ています。向島園さんの放射能分析検査結果風評被害は今も続いているそうですが、このことによって、かえって謙虚になり、自分は経営者ではなく農家でありたい、手の届く範囲で畑と対話しながらやりたい、そして生命の味わいがする深い1杯という、お父様が目指していたお茶作りを極めたいと話して下さいました。↑そんな中で古代品種の種から育った40年物の在来種のお茶「縄文のお茶」を開発されたそうです。そもそも向島園さんの畑からは縄文式土器がいくつか発見されて地元ではパワースポットとして知られている場所に位置します。それにあやかって、この名をつけたそうです。有機肥料も少し使われているようですが、窒素分が少なく、測っても無肥料のお茶と同じくらいの、硝酸イオン130ppmでした。さて、次に愛知県岡崎の小久井農場さんの無農薬の黒大豆を使用したお醤油。黒大豆のお醤油ならではの、めちゃ甘い濃厚なお醤油。料理につい砂糖を使いたくなる方には、砂糖が必要なくなる甘さだと思いました。黒大豆醤油 いなひめ最後に、すごい農業グループに出会いました。秀明自然農法ネットワークさん。先日の九州への旅でも、このグループの関係者の方に出会ったので、お名前は知っていたのですが、今回とても深く知ることが出来たので有意義でした。秀明自然農法ネットワークは、岡田茂吉の提唱した自然農法と理念を継承したNPO法人で、賛同するたくさんの生産者さんが属しておられます。基本的に、無肥料、無農薬、自家採種の農法で農業をされています。落ち葉や枯葉から出来た自然堆肥以外は使用しない自然農法ということです。いや~、私の理想通りの農業です。硝酸塩のデータも頂きましたが、秀明さんのところの小松菜は77ppmだそうですよ!!ほうれん草は220ppm!先日の私が測った慣行栽培の小松菜7800ppm、ほうれん草5400ppmというデータと比べると、まさに驚異的です!!その上、今野菜の栄養価が落ちていますが、秀明さんのところのほうれん草のビタミンCは100g中121mgと、慣行栽培の約2倍以上。ほんと感動しました。秀明自然農法ネットワーク農家が自分の作物がつけた種を、自分で採り、次世代に繋げていく自家採種。続けていくことで農薬がなくても病害虫に強く、生命力に富んだ栄養価の高い作物となる。このことを、もっと伝えていきたいなと思いました。うちの新しい畑でも、ついに大豆が採れました!枝豆でだいぶ食べちゃったので、来年の種蒔き用分しかありませんが、これでまた次世代に命を繋ぐことが出来ます。↑ちなみに、驚くかもしれませんが右のティッシュの上のほうの大豆は、なんとプランターに植えて、庭で育てたほうの大豆なんです。大豆ってすごい!プランターでも、痩せたうちの畑でもちゃんと出来る。そして土の窒素分を固定させ、土壌を良くしてくれる、天才的な作物。ぜひみなさまも、来年からプランターで大豆を!普通に売っている無農薬の生大豆を、ただ土に植えるだけでOKです!オーガニックエキスポは、新しい出会いと、みんなの本気と希望を感じた楽しい3日間でした!!
2012年11月25日
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みなさん、こんにちは。やっと少し秋らしくなってきましたね。あのままずっと暑いのかと思うほど、残暑が長かったですね。うちの畑の秋蒔きの種からも、無事ちらほらと芽が出てきました。大雨で流されてしまったり、種蒔きが早すぎて暑かったのか、芽が出なかった箇所もあるのですが、大丈夫なところは全然大丈夫!枝豆も見事に実り、これまた味がおいしいんだな!実は庭のプランターでも育ててたんですが、小さいながらもちゃんと出来ました↑両方に共通することは、とにかく味が濃くておいしい。市販の枝豆を食べられなくなるほど、ほんっとにおいしくって感動なんです。枝豆って、無農薬の食用の生の大豆をそのまま深さ3cmのところに、5cm間隔くらいにちょっと離して2粒づつ蒔いて土かけて水をやっておけば、簡単にすぐ伸びてきて、育ってくれます。難しいこと抜き!プランターですら、無肥料無農薬で出来たくらいです。どうしてこんな簡単なものが、自給率低いのだろう?なんで遺伝子組み換えてまで、農薬かける必要があるの?ほんと、ぜんっぜん理解できません。遺伝子組み換えと言えば、今週こんなニュースがありました。GMトウモロコシと発がん性に関連、マウス実験 仏政府が調査要請(注:マウスちゃんのかわいそうな画像がありますので、見たくない方はクリックしないで下さい!)概要はこうです。フランスのカーン大学の研究チームが行った2年間の実験の結果。「開始から14か月目、非GM(遺伝子組み換え)のエサが与えられ、また除草剤ラウンドアップ非接触のマウス(対照群)では確認されなかったがんの発生が、一方の実験群のメスのマウスでは10~30%で確認された。さらに24か月目では、対照群でのがん発生率は30%にとどまっていたのに対し、実験群のメスでは50~80%と高い発生率となった。また実験群のメスでは早死も多かった。一方オスでは、肝臓や皮膚に腫瘍が発生し、また消化管での異常もみられた。」9月21日フランス政府の農業、エコロジー、保健の3大臣は共同で、フランス食品環境労働衛生局に調査を命じ、その見解によってGMトウモロコシの欧州への輸入の緊急停止など、あらゆる措置をとるようEU当局に要請したそうです。欧州って、こういう対処が特に早いですよね。アメリカのトウモロコシの85%が遺伝子組み換えで、大豆は91%が遺伝子組み換えです。そして、日本で出回っている大豆の約70%、トウモロコシの90%以上がアメリカ産です。これは、その遺伝子組み換えトウモロコシの話ですから、私たちも全然他人ごとではないです。Btトウモロコシという、日本に輸入されっている遺伝子組み換えトウモロコシは、土壌菌の遺伝子を組み入れた殺虫トモロコシです。害虫が食べると毒となる殺虫性のタンパク質を作り出して、虫を殺してしまいます。人間の場合は、食べても殺虫性のタンパクは腸で破壊されて排出されるので無害であるという説明がされてきました。でも2011年にカナダのシェルブルック大学病院センターの産婦人科の医師らが、30人の妊娠女性と39人のまた子どもを持っていない女性から採血して調べたところ、、、妊娠した女性の93%、胎児の80%、非妊婦の69%からこの殺虫性のたんぱく質成分が検出されたという調査結果が発表されました。おいおい!って感じですよね。ところで、日本に出回っている大豆とトウモロコシのほとんどが遺伝子組み換えなのに、なぜ「遺伝子組み換えである」という食品を目にしないのか?いったいどこに入っているのだと思いますか?それは、、、要するに表示義務がない商品に入ってるんです。●牛や豚が食べているエサ(混合飼料。GMエサを食べていても肉には表示義務はない)●コーンシロップ(清涼飲料水やお菓子、加工品に入っているブドウ糖果糖液糖など。表示義務がない)●大豆油、なたね油、キャノーラ油(表示義務がない)●しょうゆ(表示義務がない)●水飴、人工甘味料、乳化剤、添加物など(表示義務がない)●遺伝子組み換え飼料を食べた動物の糞が、堆肥になって野菜畑へ●油の加工後の残渣が「食品リサイクル法」で堆肥にされ、野菜畑へこんな風にして、遺伝子組み換え食品はうまく隠されています。しかも大量に。表示義務がないものに、集中して使われているんです。でも、これが分かっていれば、出来るだけ避けることは出来ます。油は本物の国産なたね油を買う、醤油は有機大豆100%のものを買う、加工品は裏ラベルをチェック、または企業に聞く。肉、卵、牛乳はGMエサを与えていない放牧のものを選ぶ(これが一番難しいかな)野菜は無農薬無肥料の自然栽培。そうだ、牛肉は先日訪ねた熊本の渡辺商店さんのところに、100%九州産のエサしか食べさせておらず、抗生物質も使用しない赤牛ちゃんの肉がありましたよ。たまに食べるなら、こういうのなら安心ですね。自然派きくち村のサイトへ野菜は無肥料無農薬のハートさんの宅配がお薦めです。ハートのサイトへしかしTPPに参加したりすると、どんどん規制緩和して、現在かろうじてされている納豆や豆乳などへの表示もやめてしまうかもしれません。日本では、アスベストの件や、校正印刷所における胆管癌の件で分かるように、こういうことの規制が後手後手にまわります。昨日NHKでやっていましたが、アメリカですら25年前に、印刷インクの洗浄に使われる有機溶剤の「1,2ジクロロプロパン」の発がん性について指摘され、不完全な動物実験のデータでありながらも、発がん性について製品安全データシートにも記載されるようになりました。25年前ですよ?それなのに、日本では規制されたのは去年になってからだそうです。24年間、、、遅すぎます。たくさんの若い人の命が失われたあとです、、、重い話ばかり続いてすみません。そうそう、最近の私のブーム!大豆がらみですが、遺伝子組み換えでない有機豆乳で豆乳ヨーグルトを作るのに凝っています!ヨーグルティアという発酵器で、40度で6時間で出来ます。乳酸菌をどうしようか悩んだんですが、売っている乳酸菌を見ると、原料の中に「脱脂粉乳」って書いてあるのばかりで、どうも気になって。とりあえず市販の豆乳ヨーグルトを少し入れて、有機豆乳とかき混ぜて仕込んだら簡単に出来まして、出来たものを種にして繰り返していくと、最初の市販豆乳ヨーグルトに含まれていたよけいなものの味は全然しなくなりました。↑この発酵器、買ってほんとに良かったです。苦労して作っていた甘酒も簡単に出来るし、納豆まで自分で作れちゃいます。発酵道を簡単に歩みたい方には、必需品です。豆乳ヨーグルトを食べ始めて、元々順調だった腸がもっと良くなった気がします。一日2回か3回出ることも(*^_^*)でも、やっぱり市販の豆乳ヨーグルトを種菌にするのは邪道だよなって思っていたら、千葉県の造り酒屋の寺田本家の杜氏のなかじさんのFBに、お米から作る乳酸菌培養法が載っているじゃないですか!ビンに水と冷やごはんと塩を入れて冷蔵庫に3日間、その後室温で数日、汁の表面に白い膜が張り、爽やかなヨーグルト臭がしてきたら、乳酸菌の培養に成功だそうです。おお!それはいい!と思って仕込みましたが、、、雑穀米でやっちゃったし、ほんとに発酵すんのかな?これ?2日たって不安になっていたら、昨日のなかじさんのFBに、実はこれは難しいので、簡単なやつも教えますと来ました!なんだぁ~(涙)酒粕と豆乳をビンに入れて混ぜ合わせて蓋をして常温において、半日から1日で豆乳が固まると乳酸菌培養の出来上がりだそうです。すごく簡単そうじゃないですか!ちょっと、こっちもやっとこうと思います!どっちがどうなったか、成功したほうのレシピなど、またご報告します。なかじさんと言えば、寺田本家さんに見学に行った時にお世話になりまして、その時ちょうど赤ちゃんが誕生されたので、私が開発したサンスクリーンをお祝いに持っていったんです。そしたらそれから奥様ともどもコスメを気に入って下さって、こないだお店にも来て下さって、本当に嬉しかったです。↑酒かすを使ったなかじさんの料理本も、すごくいいですよ。これ1冊で、酒粕マスターになれます。沖縄の浮島ガーデンで感動してから、我が家で再現しようとしてずっと失敗していた、酒粕カルボナーラが完成するヒントをたくさん頂きました。空き地があったら大豆を蒔こう!って奇跡の林檎の木村さんは言いました。そのくらい大豆栽培は、痩せた土地でもすごく簡単だし、土を良い土にしてくれます。イソフラボンや、脳に嬉しいレシチンなどもたっぷり!ぜひ来年は、大豆を蒔いてみて下さい!↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2012年09月27日
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みなさん、こんにちは。残暑が厳しいと言うご挨拶を、ここで何度したか忘れてしまうくらいですが、お元気でしょうか?ただ夜はだいぶ秋らしくて、今現在、非常に非常に近くで鈴虫が鳴いております。ベランダの網戸で鳴いてるのか?このマンションは小さな庭があるのですが、そこがうちの畑よりも虫天国で、、、例のハーブ作戦以来、家では1匹もゴキさまを見ないのですが、一見フォルムが似ているコオロギちゃんを3匹くらい部屋で見かけました。庭の戸を開閉する時に入るみたいです。最初はてってきり「出た!」と思ったのですが、よく見るとコオロギで、ピョーンと上に飛び上がり、拍子抜けします。息子がいる時は、つかまえてもらって、外に出してもらいました。1週間くらい前、みなが寝静まったあと、廊下でコオロギとすれ違ったのですが、もういいやと思って、挨拶してそのまますれ違ってしまいました(笑)フォルムが似ているのに、なぜゴキなら嫌で、コオロギなら平気なのか、もう自分でもよく分からなくなってきましたよ。我が家の畑は、やっと土留め工事も終わり、ベクレルフリーの土も完璧に盛り、いよいよ秋の種蒔きシーズンです!在来種の種を、いろいろ蒔きました。ニンジン、キャベツ、レタス、かぶ、ニラ、ケール、水菜、玉ねぎなどなど、いろいろ蒔いてみました。ああ、楽しみ~♪しかし、盛った土なのであいかわらず草は生えておらず、日差しもまだ強いので、もしかしたら種蒔きがちょっと早かったかもですね。無事に、芽が出てくれるといいけど。。。。いつも出るまでドキドキです。さて、「瀧の酵母」というサプリメントのことは、ずいぶん前から本やブログで書いていますし、うちのブランドでもスタート時から販売させて頂いて、リピーターさんがめっさ多い大人気アイテムなんですが、最近それのペットバージョンである「ペット酵母」ってサプリが出来たんですね。これは滝の酵母と、環状オリゴ糖とラフィノース(ビートオリゴ糖)がブレンドされている動物用サプリです。瀧の酵母は、奈良県の酒蔵の澤田酒造さんで、蔵人を元気にするために非売品として作られていた蔵伝統の酵母と野菜を発酵させた酵素を非加熱で粉末化したもの。生きたまま腸に届いて、これ自体が善玉菌として働き、善玉菌のエサともなってくれます。環状オリゴ糖は、今鶴見クリニックの鶴見先生が注目している六角形の環状をしたオリゴ糖。その真ん中に老廃物を抱え込んで、消化されずに抱えたまま外に出してくれます。環状オリゴ糖は、穴の開いたバケツによく例えられています。半分は通常のオリゴ糖として、ビフィズス菌のエサとなり、腸内細菌のバランスを整えてもくれますし、食物繊維のような働きもします。その上、北海道の甜菜から作られるラフィノースと呼ばれる天然のビートオリゴ糖まで入っています。ラフィノースは高純度の結晶オリゴ糖なので、胃や小腸で消化吸収されずに大腸に達します。大腸に達したラフィノースはビフィズス菌のエサになり、悪玉菌といわれる大腸菌、ウェルシュ菌などを減少させます。ラフィノースを摂取すると腸内環境が良くなり、皮膚がきれいになったり、免疫を司るヘルパーT細胞を活性化することも1995年3月の日本栄養食料学会で発表されています。↑ペット酵母にこれが入っているわけではないですが、私が飲んでいるラフィノースはパッケージ違いですが中身はこれです。純度98%。 要するにこのペット酵母は、腸内環境をよくするものだけで出来ているわけです。これがペット用として発売されたよーっていうのは聞いていて、うちにも1つサンプルが送られてきたのですが、うちにはカブトムシとコオロギしかいないし(笑)、どうしようかなと思っていました。そんな時、奇跡の話を聞いたのです。うちの会社の女子スタッフ(ゴキをティッシュでふわりとつかんで逃がしてあげることでおなじみの、通称ナウシカちゃん)のうちの猫に、大変革が起きたと言うニュースです。その猫は「スカート」という名前の、もうすぐ2歳の女の子です。生まれてすぐの頃、真菌アレルギーで右目の上にハゲを作ってしまったそうで、これが2年間ずっと治らなかったようです。調べてみると、これは多分「皮膚糸状菌症(白癬)」というものかなと。皮膚糸状菌という真菌(カビ)に感染することが原因で、皮膚に脱毛やかさぶたなどの症状が出る病気で、免疫力が低下している猫が発症しやすいそうです。顔や耳や四肢などに円形の脱毛が出来て、フケやかさぶたが出来て、かゆいこともあるそうです。スカートも体を痒がることが頻繁にあって、自分の体をこすりつけるように床をゴロゴロして、いつまでも毛抜けが激しく、つらそうだったそうです。ちなみに、人間の水虫やたむしなども皮膚糸状菌の一種が引き起こすことがあるそうですよ。ところが、このスカートちゃんにペット酵母を与え始めて3週間。久しぶりに実家に帰ったら、猫のハゲが消えて、かなり毛並みが良くなっていたそうです!ハゲ部分に毛が密集してきていて、撫でても全然毛が落ちないし、さわり心地もふわっふわで毛並みも違ったそうです。↑左が以前のスカートちゃんで、右が現在のスカートちゃん。いやー、この写真見てすごいなと思って。あきらかに右は、ハゲが治って毛がふさふさですよね?たった3週間だそうです。エサも環境も一切変えてないから、ペット酵母しか思い当たらないそうで。ウンチも前は固かったそうですが、適度な水分があっていいウンチに変わっていたそうです。エサはキャットフードなので加熱されていて酵素も乳酸菌も有用な酵母もないので、腸内細菌のバランスが良くなかったんだと思われます。いやーペット酵母がすごいっていうことも、もちろんそうですけど、これを見てつくづく思ったのは、やっぱ腸なんだなーってことです。腸は、栄養分を吸収する小腸と、水分を吸収する大腸の2つに分かれています。腸の粘膜の表面積は、全身の皮膚のなんと200倍ほども!栄養を吸収するという大事な役割以外にも、細菌やウイルスなどの外敵や、余分な物は吸収せずに便にして体外に出さないといけないという大仕事もあります。腸には、食べ物や飲み物などを通じて外からの異物がやってくるので、血液中の免疫細胞であるリンパ球は、かなりの数が腸粘膜やらヒダに集まってリンパ組織を作っていますし、人間の免疫細胞の70%が腸に集中していることも分かってきました。腸の免疫細胞を活性化することが、全身の免疫力を高める大きなポイントなんです!どうやら腸の免疫応答が少なすぎると免疫が低下し、逆に免疫反応が多すぎると自己免疫疾患やアレルギー疾患などを発症するようです。正しい免疫応答のためには、腸内細菌のバランスが重要だということです。水溶性食物繊維、不溶性食物繊維、そして発酵食品や植物性乳酸菌、オリゴ糖などで、腸内細菌の善玉菌を増やすこと。繊維がゼロであるお肉やお菓子や、よくない油の揚げ物などを食べ過ぎない、そして便秘をしないことは、本当に重要なことだなーと思います。そしてそれが、実はこんなにも見た目に影響するとは!腸をもっと整えて、スカートみたいに毛並みの良い美猫を目指したい!!↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ↑私の新刊「細胞から健康になる魔法」(「エイジレス魔女の作り方」に加筆した文庫版)好評発売中!
2012年09月13日
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みなさん、こんにちは。残暑が結構厳しいですね~治療室や会社は他の方もいるので、みなさんに合わせていますが、結局一度も家ではエアコンを付けぬままここまできました。そのせいか自律神経も正常で、夏バテもなく元気です。もちろん熱中症などの危険もあるので、気温が体温より高くなっている時や、さらに湿度も高い時は注意が必要です。通気性のいい涼しい服を着て、水分補給は欠かせません。こういう時は、無理せずクーラーもつけたほうがいいと思います。私は、水筒に水出しモリンガ茶やヒマラヤ岩塩を少しいれたミネラルウォーターを持ち歩いています。市販のスポーツドリンクは、ブドウ糖果糖液糖などが入っていますから飲みませんが、こないだこんなのを見つけました。原材料 有機果実「ぶどう、りんご、レモン、すだち」、食塩(最進の塩)以上。すべてオーガニックで、有機JAS認証で126円ですよ?販売元はヒカリ食品さん。ここはオーガニックの加工品を、安価で提供して下さっています。普通のスーパーでも通用する価格だと思うので、もっともっと一般のお店に入って行ってほしいです。さて、九州の旅の続きです。このあと私たちは鹿児島に行きました。前後しましたが、パート1で書いた、本物の玄米黒酢を作る朝日酢さんを紹介して下さったのが、鹿児島にある鹿北製油の和田社長でした。もう何年も前に、本物のなたね油を探していた時に出会った油屋さんです。初めてここに電話して、和田社長と話した時のこと、忘れられないなぁ。↑家でも使っていますし、グレインプラスのお菓子でも使わせてもらっているなたね油です。鶴見先生にも、このなたね油を紹介したところ、すごく気に入って下さり、数年前よりクリニックの患者さんにもおススメされています。和田社長にお会いするのは、今回が初めてでした。↑和田社長です。すごい年配の方を想像していたのですが、これまた予想を覆された感じ。ロン毛で、作務衣来て、身のこなしは軽やか。話していると少年みたいに夢を語る。すごい情熱家。こういう人のやっていないことをやり続けている方と言うのは、年齢不詳の方が多いですね。和田社長は子供の頃から鼻炎で、鼻が敏感だったそう。油作りで使う化学物質で鼻水が止まらなくて、自分の代になった時に、いっさいやめることを決断したそうです。え?油で化学物質?と思われた方がいましたら、前にも書きましたが以下を読んでみて下さい。現在普通に売られている多くの油の作り方です。1、石油系溶剤のヘキサンを植物にかけて脂肪分を溶かしだし、その後、高温で加熱して溶剤のヘキサンを蒸発させます。2、このあと、油に生じたガム質などをリン酸、クエン酸、シュウ酸などで除去し、カセイソ-ダなどでアルカリ処理を行ない、活性白土などを加え、油を漂白し、更に230℃~240℃で加熱して脱臭します。3、最後に、発ガン性も指摘されているBHAやBHTといった合成の酸化防止剤が添加され、出来上がりです。こういう作り方をされた油は、大切な栄養素やオメガ3脂肪酸は消え、トランス脂肪をはじめ、活性酸素や過酸化脂質などは増えています。また、溶剤のヘキサンには強い急性毒性があり、多発性神経炎、肝機能障害といった慢性毒性も指摘されています。ヘキサンは、最終的に食品に残らないよう高温で蒸発させて除去することがが義務づけられていますが、完全に除くことは不可能だと言われています。しかもヘキサンを飛ばすくらい高温で加熱すると、オメガ3脂肪酸が失われ、トランス脂肪や過酸化脂質がおのずから増えるというわけです。こういう作り方をしなければ、オメガ3脂肪酸が不足するなんてことは、本来なかったはずです。油は、細胞膜の原料として直接体内に届けられます。細胞膜は、私たちの細胞を包んで守っています。その細胞膜が、どんな油で構成されているのかということは、私たちの健康だけでなく、心にも影響を与えていると言っても過言ではありません。うちの施術室では軽いうつ病の方なら、カイロの矯正と、朝の散歩と、亜麻仁油だけで完治した方が数人いらっしゃるくらいです。心だって神経細胞の伝達のさじ加減で出来ているのですから、細胞膜を柔らかくするオメガ3脂肪酸を摂っていくと、神経伝達の感度が良くなるんです。もうちょっと重症の場合は、更に分子栄養学でやっていかないといけませんが。心だけでなく、肌にもアレルギーにもホルモンにも油は影響します。オメガ3は体内で、炎症を抑えるプロスタグランジン3に変換しますし、血液をサラサラにします。コーン油、ヒマワリ油、サフラワー油など一般の料理によく使われている油に含まれるのは、オメガ6のリノール酸。リノール酸は炎症を活発にするプロスタグランジン2も作ります。だからリノール酸の摂りすぎは、アレルギーにとってもアンチエイジングにとっても良くないんですよね。その上、パンやクッキーやケーキに含まれるプラスチック油のショートニングなどが細胞膜になってしまったら、プラスチックの細胞膜になってしまうわけです。一般的な溶剤抽出法でトランス脂肪が増えている油が細胞膜になるのも、嬉しくありません。しかし、油作りがこういう化学的な工程になったのは、結局作業効率を上げて、少ない原料で多くの製品を生み出して利益を上げるためです。現代社会の問題は、すべてここから発しています。安い、簡単、便利、こればっかりです。和田社長はこれの逆を行きました。「明治時代の食用油と同じ質のものをみなさんにお届けしたい」と思ったそうです。油の製造の歴史と言うのは、下記のような変遷だそうです。矢じめ式搾油法(江戸時代)石臼式玉じめ法(明治~昭和30年代)ペラー式圧搾法(昭和20年代~現在)大型ノルマルヘキサン抽出法(昭和30年代~現在)この中で、和田社長はなんと石臼式玉じめ法にまで遡ったんです。アンティークなものが、どんどん工場に集結していきました。消泡剤や漂白剤などの薬剤を一切使わず、ゴマなどは蒔き火で蒸して、明治時代の石臼を使って、油をアナログに搾ります。↑この薪火の釜戸で、ゴマを煎り、↑石臼の重みで油が搾り出されて、↑手漉きの和紙で濾過するだけという、すごいアナログ具合。この他、煎りも蒸しもしないコールドプレスの製造もされます。大手メーカーの石油系ヘキサン抽出だと一日1500トン製造できますが、鹿北製油の石臼式だと一日たった800kgですって!ひゃ~!和田社長はこの調子で、日本で古代から食用とされてきた実油の五大油を、国内産で無農薬原料で復活させました。なたね油、ごま油、椿油、えごま油、かやの実油がその5つです。特にゴマ油は、今やほとんど国内にゴマを栽培する生産者がいなくなってしまったため、中国産のゴマを原料とするものばかりでしたが、和田社長は、生産者と契約をすることによって、国産ゴマ油を復活させました。しかも、一般的には白ごまで作られるごま油を、黒ゴマで作ったと言うすごさ。白ゴマのほうがたくさん油が搾れるから、普通は白ごまでしか作らないそうなんですね。でも黒ゴマの高い栄養価で、理想のごま油を作りたいと、効率無視で作ったんだそうです。和田社長に、ごまの契約農家さんの畑に連れて行っていただきました。↑ちょうど美しいごまの花が咲いていました。ここの畑の無農薬のゴマを、私もプロデュースしているお菓子に使わせて頂いています。↑生産者の岩元さん。3枚くらいお写真を撮らせて頂いたのですが、そのすべてに白いオーラのようなものが写っていて、とても不思議でした。和田社長といろいろお話しましたが、みんなの健康に役立つ製品を開発し、環境も良くしていきたいという夢が溢れていて、胸を打たれました。私にも、いろいろと搾って頂きたい油があるため、今後は更にお世話になりそうです。息子は和田社長からクワガタを貰い、大事に持ち帰って育てています。さて鹿北製油さんのあと、私たちは桜島に向かいました。いったとたん、驚きの光景が!↑なんと前日に、1年半ぶりの噴火があったそうです。噴火の地響きで地震かと思うほどでした。降りしきる火山灰の大歓迎を受けて、さて、どうなることやら。鹿児島で出会ったのは、失ってはいけない大切なもの本物の油で、細胞膜を美しく保ちたい!!
2012年08月23日
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みなさん、こんにちは。オリンピックも終わり、終戦記念日もすぎ、このあたりまで来ると夏の終わりが少し見えてきます。まだお盆休みの最中と言う方もいらっしゃるかもしれませんね。私は7月に早い夏休みをとってしまいましたので、お盆休みはなく通常通りの日々です。神奈川の畑の土留め工事も終了間近で、畑は大豆が元気に育って花が咲いています↓植える時期が遅かったので、枝豆はまだまだですね。お知らせが少し。「東京メトロ」が発行している情報誌「ボンジュールメトロ」で私の連載が始まりました。東京の地下鉄の駅の構内に無料で置いてありますので、見かけたら読んでみて下さい。カラー2ページ。春までやる予定です。さて7月に行った九州の旅行記の続きです。浮羽から、今度は熊本に行きました。ここには、私のブランドでプロデュースしている「グレインプラス」というスイーツに使わせて頂いている小麦粉の生産者の方がいるのです。↑見て下さい。田んぼに流れる水の美しさ。ここは飲料用も農業用も、すべて同じ湧水が使用されていて、ほんとにうっとりするほど水がきれい。↑湧いてくる水を、こうして直接飲めてしまうことに驚き!↑今の時期は田んぼですが、稲刈りが終わったら同じ場所が小麦畑になります。↑貴重な熊本産の無農薬の小麦です。無農薬の質の良い国産小麦は探すのが本当に大変で、やっとの思いで出会えた生産者のため、すみませんがお名前は内緒にさせて下さい。この小麦畑は28年間一度も農薬も除草剤も使われていません。この生産者の方の初めてのお子様が28年前に生まれたそうなんですが、その時にこれから生まれる未来の多くの子供たちのために、農薬をやめようと決意したそうです。小麦栽培の時だけ米ぬかを少し使うそうですが、田んぼは無肥料です。肥料をやめると稲の緑が少し薄くなるので、虫が寄ってこないんだそうです。濃い緑は窒素過剰の証し。虫は過剰な窒素に群がると話しておられました。やはり自然農の農家の方は、みなさんそうおっしゃいますね。次に訪ねたのが、ゴボウ茶でおなじみの菊地市の渡辺商店さん。今、空前のゴボウ茶ブームですが、なにを隠そう、ここの社長の渡辺さんが菊地水田ゴボウを使って、何か特産品が出来ないか考えて作ったのが一番最初なんです。↑会う前はもっと年配の方かと思っていたら、私より若い41歳!渡辺商店は元はごく普通の酒屋さんだったのですが、渡辺社長の代になってから、無農薬、無肥料の自然農に目覚め、地域に根差した体に良い加工品をいろいろと発明して、通販で全国販売もされています。サイトを見ると、ゴボウ茶だけでなく、鬼的に心惹かれるものがたーくさんあるため、前から一度お店にお邪魔したかったんですよね。ありましたありました、菊地水田ゴボウの元祖ゴボウ茶↓今私の店でも扱ってるんですが、入ってきても入ってきても、速攻で売れちゃうんですよね。私は他のゴボウ茶を知らないんですが、他のを飲んだ方がこれを飲むと、おいしさが違うと聞きます。こちらのゴボウの生産者の方の畑に連れて行って頂きました。渡辺商店さんから車ですぐでした。↑生産者の村上さんです。同じ場所でお米とゴボウを交互に作るそうです。↑田んぼの方は合鴨無農薬農法でした。ごぼうも、もちろん無農薬ですが、油粕を少しだけ肥料に使うそうです。有機JASを取得している畑です。↑さて、渡辺商店さんの店内で発見したのが、見た目がすごい、この玄黒茶(左)黒米?と思ったら玄米の黒煎り。もう真っ黒!しかも無農薬無肥料の自然栽培のお米です。それを粉にしたのが右の玄米コーヒー。渡辺社長はお酒を自分で原料から作って販売しているほどお酒が好きで、それで賞までもらってらっしゃるのですが、酒好きが高じて飲みすぎて、ひどい痛風になってしまったことがあるそうです。風が吹いても痛いという、恐ろしい痛みでしたが、この玄黒茶を飲んだら一晩で、すぐにケロッと痛みがなくなったそうです。渡辺社長 「極陽のお茶ですから、陰性に傾いて冷えている時すごくいいです。真っ黒ですが、アルカリ性の食べられる炭ですから安心です。」飲むと香ばしくてかなりおいしいお茶です。隣の玄米コーヒーは、味はブラックジンガーに似ています。この2つだと、私は玄黒茶のほうが好きですね。前回、母の指の炎症の時は、特製の焼き塩を水に少し入れて飲んだこともかなり良かったのですが、焼き塩もかなり極陽の存在です。市販品で言えば、キパワーソルトとかイヤシロソルトですが、すごいのはなごみソルトかな。海の塩を竹筒に入れて30時間熱した、灰色の塩です。ごく少量のなごみソルトを+300mvの水道水に入れただけで、このとおり↓もっと入れたら、もっとマイナスになるんだと思います。ほんのちょっとだけ料理に入れると、味がまろやかにおいしくなるのがすごいのです。天然の焼き塩とも言えるのが、マグマの熱に熱せられて自然に出来たヒマラヤ岩塩で、これもすさまじい還元力を持っています。還元力、還元力とうるさい鬼ですが(笑)DNAを切る活性酸素を取る力が還元力。それがDNA損傷を少なくすること、すなわちアンチエイジングにも影響すると思うのです。自然栽培の玄米の黒煎りは、塩分のない極陽性。+130の水を+66にするくらいの還元力もありました。これも、冷えたり炎症が起きている時にはすごくいいのではないかと思います。↑こちらも珍しい自然栽培の雑穀ブレンド。雑穀って無農薬のものがすごく少ないって知ってましたか?その上、肥料も使っていないというのはなかなかありませんから希少です。渡辺社長に、この雑穀の生産者の方の畑に連れて行ってもらいました。だいぶ山の上のほうに来ました、七城町というところです。↑行ったら、ちょうど娘さんと黒豆を蒔いてらっしゃいました。↑生産者の富田さんです。なんと無農薬栽培歴35年ですって!雑穀だけでなく、豆やお米や野菜などいろいろ作ってらっしゃいます。1991年から肥料はレンゲの花のみで、2006年にそれもやめて完全に無肥料に切り替わったそうです。肥料がレンゲってうのも素敵だけど(ハート)すごいのは、苗や種も自家採種っていうところ。ここですよ、ここ。すごい農家は、必ず種にもこだわっている。伝説になっているのが、2005年のウンカ(稲につく害虫)の大被害というやつ。ウンカが大発生して、近隣の水田は枯れて全滅したのに、富田さんの田んぼだけ被害がまったくなかったそうで、大学教授が調査に来たくらいの出来事だったそうです。↑その時の写真がこれですって。手前の田んぼはウンカの被害を受けて枯れてしまっていますが、奥の緑色の田んぼが富田さんの田んぼ。隣同士なのに、まるで境界線でもあるようにパッキリ!これは自然農法のお米の生命力のすごさと、虫や病気への抵抗力の強さなんじゃないかということです。ここも水がきれいでね。聞けば八方ヶ岳を水源とする湧水なんですよ。またまた飲める農業用水で作ってるわけです。富田さんのお米は今は品切れですが、秋になったら出てくると思いますのでチェックしてみて下さい。雑穀はあります。↑富田さんの雑穀ブレンドを、分付き米に混ぜて炊くとこんな感じ。黒豆も入って、ほんのりピンクですごくおいしいですよ。しかし菊地市の自然農って盛り上がってるな~!いつまでも、ここにいたいと思っちゃいましたよ。パート1で書いた福岡県浮羽町にも、なんと上水道はなく、日本名水百選のひとつである「清水湧水」という湧水がこんこんと湧き出ていて、家庭用の水としても農業用としてもこの水が使われています。水がきれいなところって、ほんといい。「ふるさと」って歌があるじゃないですか。あれを歌いたくなるような場所です。さて、このあと私達鬼一族は、更なる体にうるわしいものを求めて、阿蘇そして鹿児島にまいります。ここに、めちゃめちゃ肌に浸透の良い、すごい植物オイルがあるのです。長くなりましたので、次回に続きます!志を果たして いつの日にか 帰らん山はあおき ふるさと 水は清き ふるさとブログ村人気ランキングへ
2012年08月16日
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