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2014年05月18日
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みなさん、こんにちは。
慌ただしい毎日が続き、ブログの更新が遅くなってすみません。



いい天気ですね!
うちの畑ではオクラの種取りをして、植えました。

先週の木曜日は、コスメのプレス発表会でした。
発表会では1時間のセミナーを1日3回やり、おかげさまで260人くらいのマスコミの方に来て頂きまして、大賑わいでした。


↑トーンアップがテーマの化粧水、美容液、クリームの3種類が、7月15日に一度にデビューします。
いやー、基礎化粧品3種を一度に出すと言うのは、5年前のブランドを立ち上げ時以来のことなので、完成させるには時間がかかりましたが、やっと世に出せるのでうれしいです(>_<)

このコスメには福岡県うきは市の自社農園のホワイトローズマリーと、ローマンカモミールがふんだんに使われています。

土壌検査で200Bqくらい出て、ひまわりを植えましたが、その後も数値が下がることがなく・・・
作物も計測しましたが、このくらいの数値では作物には移行していなかったのですが、やはり晴れやかな気持ちで、最高の原料を探求するには厳しい環境だなーと考え込んでいました。

ハーブ園や菜園のために、自分自身の移住も真剣に考えてあちこち見てまわっていたのですが、そんな時、友人の石田大介くんが奥さんのさっちゃんと一緒に農的な暮らしの中で音楽を紡ぎたいと、この場所に2年前に移住し、うちのハーブ園をやってくれることになったんです。

浮羽は上下水道がなくて清水湧水という日本名水百選にも入る美しい水がこんこんと湧き出ていて、家庭用にも農業用にもこの水が使われている、とても水のきれいな自然農に適した場所でした。



彼らは「幸+福」というすばらしいミュージシャンでもあり、いつもたおやかな心で自然と対話している二人にハーブを育ててもらえることは最高に嬉しいことでした。

2年前にこの地でハーブの栽培を始める時から、トーンアップをテーマにしたコスメを作ろうというのは、すでに頭にあり、ローズマリーはローズマリーでも美白にうれしいホワイトローズマリーという品種にし、おなじくローマンカモミールも育て始めました。




↑大介くん達が本当にがんばってくれたおかげで、ホワイトローズマリーもローマンカモミールもこんなに大きく育ってくれて、嬉しい限りです!


↑香りは日本のオーガニックコスメならではの、愛媛県の無農薬の甘夏にしようと思いました。
ここの甘夏の精油や蒸留水は、水蒸気蒸留なので検査してもフロクマリンフリーで光毒性がないので、昼間も使えるのも嬉しいところ。
化粧水や美容液は水分自体を甘夏の蒸留水にしたことで、ビタミンCやリモネンの多い甘夏の恵みを取りこみます。


↑そしてその他の成分としては、ヘマトコッカス藻というオレンジ色の藻から、溶剤を使わず炭酸ガスで抽出したキャリーオーバーのないアスタキサンチンをたっぷり入れました。

ほとんどのものに、なんらかの添加物が入っていることが多いんですが、キャリーオーバーで扱われるので表にはまず出てきません。

でも徹底的にキャリーオーバーを調べると、奇跡的に何も使用してないアスタキサンチンがあったんです。
これは二酸化炭素抽出法なので有効成分がすべて取り出せてピュアだし、濃度も相当濃いのでとても気に入っていて、サプリメントのアスタクリルオイルの原料としても使用しています。

アスタキサンチンは化粧水にも美容液にもクリームにも入れましたが、油に混ざりやすい成分なので、一番多く入れることが出来たのはクリームです。


↑出来たのはきれいなオレンジ色のホイップクリームみたいなクリームです。

実際ちょっとなめてみても、味も甘いんですけどね(*^。^*)

アスタキサンチンというのは、抗酸化物質カロテノイド色素の一種で、蟹や鮭なんかにも見られるオレンジ色ですが、元はこうした藻が紫外線から体を防御するために体内で作っていて、それが食物連鎖で取りこまれたものです。

皮膚に紫外線や放射線があたった時に生じる「一重項酸素」という活性酸素があるんですが、数々の研究者の実験で、この活性酸素が加齢による自然老化とは違う「光老化」の主な原因であることが分かっています。

特に窓ガラスも通り抜け、雲も通り抜けることが出来る日常紫外線のUV-Aは、大変長い波長なので真皮まで差し込む上に、皮脂の成分であるスクワレンをかなり酸化させてしまうことも分かっていています。

肌のバリアは、一番上の皮脂膜も油が多いですし、もう1つのバリアである角質にもセラミドなどの細胞間脂質があり、これらは肌を外敵から守るためにも、肌の水分量をキープするために超大切なのですが、酸化するとやっかいです。

皮脂や細胞間脂質が酸化してしまうと、過酸化脂質という酸化した物質に変化してしまい、過酸化脂質は黒っぽい色をしているので、くすみの原因になりますし、毛穴につまると吹き出物の原因となることもあります。
過酸化脂質は肌に刺激を与えるので、メラニン色素を作りやすくなったり、炎症が起きやすくなり活性酸素を発生させてコラーゲンやエラスチンを傷つけてシワやたるみを作ることもあります。

また、この一重項酸素と言う活性酸素は、肌のコラーゲンに架橋を増やしてしまうので、これによってシワが増えます。
コラーゲンは代謝が遅いので、酸化の影響を受けやすいのです。
いろいろな実験データを見てると、弱い紫外線を長期間照射することで、コラーゲンだけじゃなくて、エラスチンの繊維ネットワークも不規則になって、シワが形成されるようです。

ところが面白いのですが、皮膚にカロテノイドやビタミンEを塗布しておくと、紫外線を長期照射しても、塗布してない時に出来るシワが形成されないのです。
こうした抗酸化物質は一重項酸素を中和する能力があることから、一重項酸素が光老化に関わっていることがあきらかになってきたという背景があります。


カロテノイドの中でも一重項酸素の消去能に一番優れていたのが、アスタキサンチンです。
特に脂質の中での消去能力は最強です!


脂質の過酸化ということだけでも、他のβ-カロテンなどのカロテノイドに比べてかなり強力な抗酸化能を発揮することが、数々のデータであきらかです。


論文 Kobayashi, M., Sakamoto, Y. : Singlet oxygen quenching ability of astaxanthin esters from the green alga Haematococcus pluvialis., Biotechnol. Lett., 1999, 21, 265-269.
Palozza, P., Krinsky, N.I. : Astaxanthin and canthaxanthin are potent antioxidantss in a membrane model, Arch. Biochem. Biophys., 1992, 297, 291-295.


もう1つこのクリームに入れたのが以前も書いたトコトリエノールなんですよね。




↑レッドパームバージンオイルからコールドプレスのあと真空で低温蒸留するというノンケミカルな方法で、自然界に存在する8種類の天然ビタミンEすべてを取り出すと言う、すごくユニークなカロテノイドが含まれる真っ赤なオイルです。

一番多く含まれているα-トコトリエノールは脂質の酸化を防ぎ、紫外線B波による損傷から皮膚を保護します。
α-トコトリエノールは、皮膚の一番上の角質層に優先的に取りこまれることが分かっています。
なぜそうなるかというと、皮膚に発生する活性酸素に対して、防衛の最前線で働いているからだそうです。
飲むことでも、角質層に優先的に取りこまれて肌を守るので、一足先にアスタクリルオイルに入れましたが、さらに外用として皮膚に塗ることでも、Wでブロックしていこうと思います。


↑美容液はこんな琥珀色をしてます。
アスタキサンチン、ホワイトローズマリーをはじめ14種類の植物エキスを贅沢に入れました。


↑これが美容液に高濃度入れたニュージーランドのラジアータ松です。
この松樹皮から純粋で抽出したエキスをたっぷり入れたので、ほとんどがこれの色です。
ニュージーランド北島中央のとても環境の美しい地域なので、松にとって理想的な環境で、世界最高の平均成長速度で生育します。

松樹皮のポリフェノールの抗酸化力がすごいということはご存知の方も多いと思いますが、ニュージーランドのこの松樹皮エキスは、その他の地域の松樹皮エキスの約1.5倍の抗酸化力があります。

松樹皮が良いのは分かっていたんですが、今まではなかなか成分的に納得いくものがなくて。
こういう栄養価の高いものと言うのは、いろいろなものを吸収もしているので、環境が良い場所のものでないと使えないんです。

松樹皮エキスは重量中80%以上がプロアントシアニジンという強力なポリフェノールで出来ています。
ORAC値は8974μmolTE/gで、全種類の活性酸素の中和だけでなく、酸化酵素阻害作用も合わせ持ちます。

培養皮膚細胞での実験でも、活性酸素から皮膚を保護する作用があることが分かり、紫外線照射の実験でも皮膚をダメージから保護する作用がありました。
面白いのはコラーゲンに結びついて、コラーゲンの破壊を防ぐ作用があること。
とろりとしてるのは白キクラゲ。重量の480倍の水を抱えることが出来るのでうるおいが維持されます。

もう1つ美容液に入れたのはマキベリーです。
南米大陸チリのパタゴニアと呼ばれる寒冷地域を含む美しい場所にしかない野生のベリーで、含まれるポリフェノールはベリーの中で最高峰で、すごいと言われてきたアサイーの約3.7倍。
エキスのORAC値は、なんと26,000 µmol TE/gもあります。

マキベリーには角質細胞に対する抗酸化作用と抗炎症作用、紫外線からの繊維芽細胞保護作用などがあります。
これまた、皮膚の最前線にあることで意味のある成分です。

私は肌を不自然に漂白することには全然興味がないんです。
また、合成界面活性剤でバリアを薄くしたり、ナノ化してまで真皮に成分を届けることも避けたいです。
それは肌バリアを弱めてしまい、長い目で見ると結局は老化を促進してしまうと思うから。


だってバリアがあるから肌は外敵から守られ、バリアがあるから水分量が保たれ、バリアがあるから紫外線からもある程度防御できているんです。


バリアを壊す合成界面活性剤をやめて乳化は少量の遺伝子組み換えでない大豆レシチンで。
そして良質なオイルでバリアを強化し、ポリフェノールやカロテノイド、ビタミンEやCの多い植物成分で、日常的に生じている活性酸素や過酸化脂質から肌を守っていくことにより、くすみが取れて、光老化を防ぐことが出来ると思います。
こういうことが出来るのは、角質層にあるだけでも意味のある抗酸化物質の総合力。


植物が持つフィトケミカルを肌にまとう!
光老化や酸化ぐすみを防いで、トーンアップビューティーでいきたい♪





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Last updated  2014年05月18日 15時53分16秒
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