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実家の母から修理の相談があった。 新しい電子辞書を購入したものの、機能が多くて使い辛いので、古い電子辞書「SII TR-9700(発売日:1998年頃)」が修理できないかとのこと。当時35,000円ほどしたようだ。■主な故障と原因電源が滅多に入らない → [電源]ボタンのプリント配線の断線+スイッチ接点の劣化液晶表示部の開閉留め具が効かない → 同ラッチの破損■修理 症状を確認の上、分解。この年代の電気製品は、「爪」よりも「ネジ」固定が多いので、分解し易い。 侵入している粉塵を除去しつつ更に分解。 電子辞書のキーボードは、多くのリモコンと同じく、導電性ゴムを押下して直下の電気接点に通電させる型式を採用している。このゴムと接点が汚れや磨耗で、電気的に接触不良となり、上記の不具合を呈する。 同部を清掃の上、導電性ゴム部にはアルミ箔を添付(上写真)。接点にはハンダを薄く溶着(下写真)。 しかし、回復しない。同接点付近に僅かな液漏れ跡があったので、母に聞いたところ、「[電源]ボタン付近にお茶を少しこぼした」とのこと。 同部印刷配線の同通を点検すると、対向側接点にこれが無いことを確認。代替修理として、ジャンパー線(黄色)を設置したところ回復を確認。 液晶表示部の開閉留め具が効かないのは、ラッチのバネ部が内部で破損していた。疲労破損と推定される。手持ちのゴム管を小さく切って、そのバネの代替修理とした。 以上でほぼ復旧。ただし、[電源]ボタンがたまに誤動作するが、これが限界。 以上で修理完了とさせてもらった。母曰く「まさか直るとは思わなかった。新しい辞書にどうしてもなれない場合は、古い辞書を貰い受けに行く」とのこと。母の奮闘を期待したい。
2016年01月16日
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正月早々、 電気式湯沸しポット「National(Panasonic) NC-ELV22(2000年製造)」が故障した。「ボタン押してもお湯が出~へん!。昨日(12/31)は出てたのに!」とのこと。 お湯は沸くので、軽量カップで湯をくみ出して使うことで急場を凌いだ(重要な対応!)。 さて、このポット、息子の誕生祝に妻の友人からいただいたもので、既に15年が経過している。当時は3時間おきのミルク作りに活躍してくれた。その後は来客の多い時に引っ張り出し、時々使用していたものだ。 操作ボタンが誤動作している。 どうやら押下式スイッチが劣化故障しただけのようだ。その交換で直る確率が高い。 そこのねじを外すと内側がごっそりと外れる仕組み。 操作基板を確認。 押下式スイッチを交換し、無事に回復を確認。 それ他は軽い錆が所々にある以外、問題は無いようだ。これでもう数年は使用できると思う。
2016年01月13日
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1年前にリプレイス導入したDELL OPTIPLEX 780の電源が、年末に突然入らなくなった。 BIOS起動中に「パンッ」という破裂音がして停止。再度電源ボタンを押しても電源が入らない。破裂音の原因は、おそらく電解コンデンサの破損(防爆弁動作)、全く電源が入らないので、電源ユニットの故障と推定。 破損コンデンサを特定できれば、比較的簡単に修理できる。早速、分解・点検する。 電源ユニット(DELL H235P-00)の二次側に全く出力が無い。 取外した電源ユニットを分解し、破損形跡のある電解コンデンサを探すも、見当たらない。 原因が電解コンデンサで無い可能性もあるため、これ以上深追いしないこととした。DELLは保守部品を一般販売しないので、いつもは同型中古機を入手するが、検索すると、保守部品を販売してくれているショップがあった。ありがたく電源ユニットを注文した。年明け早々に納品の予定。 分解したついでに各部の清掃・点検を行う。まずはマザーボード。 ハンダ付けの怪しい箇所が散見されたのでこれを補修。 1/6(水)に注文しておいた電源ユニットが納品されてきた(下の写真の上側)。 このユニット交換で、無事に回復を確認した。
2016年01月11日
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