弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

バブルがはじける頃。地方では、さくらんぼは百貨店や果物専門店にしかない高価なもの。

そこで、矮性（YDワイダイ）の「佐藤錦とナポレオン（受粉樹）」を植えました。
ナポレオンがどんどん大きくなり、ご近所の桃の木サイズ。
接木するのを忘れているのではと、何度確認しても、台木に接木した跡が。

佐藤錦は矮性で、一度だけ花を３輪咲かせ、あこがれの佐藤錦を３個収穫。
おいしかったな ♥

鉢植えやコンテナ栽培が可能なYD（ワイダイ）でも、地植えした佐藤錦は、鉢に戻すことはできず、１.５メートル離れた隣で、ぐんぐん大きくなるナポレオンに負けて枯れました。

その間、お隣では、暖地桜桃を植え、何年か後にルビーのような真っ赤な鈴なりのサクランボを、お子さんたちが収穫。

それを横目に見ながら、その後も、「暖地ＯＫ、１本で実る」サクランボなどを次々植えました。

結果は・・・

今では、地元の矮性の暖地桜桃を育てています。
こちらは順調に育ち、４年目。

　→　　２個落ちて。

実が２個。さあ、明日は収穫だ！

翌朝、いそいそ庭に出ると、影も形もなく、鈴なりになっていたお隣のサクランボもほとんど鳥に食べられていました。

お隣のお子さんたちは、すっかり大人になって、こちらはしっかりおばさんになって、果樹など育てていると、月日の経つのも　夢のうち・・・

今はもう、近くのスーパーで、パック入り佐藤錦が普通に買えるようになりました。


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