数個ばかりなった初めての実を、鳥に一足先に味見され口惜しい思いをした大実サルナシ、2度目の春は鈴なりとはいかなかったけれど、かわいい緑色の実があちこちにぶらさがっています。
大実サルナシの実は、皮ごと食べられる3~4cmほどの小さな実で、収穫できる日が近づくと、キウイフルーツのような香りがしていました。
葉がよく茂り大きくなって、花径2cmほどの5弁の白い花をたくさん咲かせました。
1本で実る大実サルナシは両性花(一つの花に雄しべと雌しべをもつ花)
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花が終って、細丸い実が少しずつ大きくなり、果形が整ってきました。
大実サルナシの実が熟し始めるのは、開花から135日~で、触ってみて少し柔わらかくなったら食べ頃だそうです。
ベビーキウイとも呼ばれるように、キウィフルーツを無毛にして小さくしたような形
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かつて、ご近所ウォッチングで見たキウイの棚仕立ては雌雄異株で、堂々としたもの。
キウイは育てる場所がないけれど、大実サルナシなら鉢ですぐ花が咲いて実がなり、この秋には甘酸っぱい果肉がとろけるようなおいしさだという実を味わえそうです。
今年は鳥に先を越されないように、鳥除け網を張って・・・
大実サルナシ(猿梨)の鉢植えの育て方
マタタビ科マタタビ属、耐寒性落葉つる性植物、原産地:日本、朝鮮、中国など
別名:シラクチヅル(猿口蔓)、コクワ
●置き場所:日当たりのよい場所に。半日陰でもOKです。
●水やり:鉢土の表面が乾いたらたっぷりと。夏は水切れに注意が必要です。
●用土:水はけのよい肥沃な土に。赤玉土6、鹿沼土3、腐葉土1の混合土に。
●肥料:芽が出る前と実がなった頃に虫がつかないように、有機肥料を適量、埋め込みます。実を収穫したら、お礼肥えを。
●剪定:6~7月に長く伸びた強い枝を10節ぐらい残して摘心し、誘引しておくと、翌年実をつける枝になります。
サルナシの花言葉:―
郷愁は味よりも童謡「赤とんぼ」の山の畑… 2010.11.02
夢中で集めてコマやヤジロベエで遊んだな… 2010.10.17
梅雨明け後に長く続いた猛暑の中、実を落… 2010.10.13
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