春から初夏にかけて、まっすぐ伸びた花茎の先に円錐形の花穂をつけ、濃い紅色の蝶形花が次々と咲き上がり、白い輪紋のない三つ葉の上に炎のように美しい花が点々と広がります。
12月19日の誕生花は、クローバーの仲間で赤い花穂のベニバナツメクサ(紅花詰草)、クリムソンクローバー。
花の名は、英名のcrimson cloverからで、クローバーの花色が濃い紅色(crimson)をしていることからつけられています。
学名のTrifolium incarnatumは、属名がラテン語のtres(3)とfolium(葉)で、クローバーの仲間の葉の小葉が3枚あることに、種小名がincarnatum(blood red)で、花色に由来します。
花言葉「人知れぬ恋」は、クローバーの仲間では血の色にたとえられるほど鮮やかな花色をして、誰にも知られないでいられるはずがないこんな花のどこからきているのでしょう。
花言葉「私を思い出して」は、元の美しかった花を想像できない、タネをつけた花穂の姿からつけられたのでしょうか。
花言葉「胸に灯をともす」は、咲き進むとロウソクの火のように燃え上がる真っ赤な花穂から連想してつけられています。
クリムソンクローバーはイチゴのような形をした花穂が上まで咲きあがる晩春になると、花穂の下部は咲き終わってタネがつき始めます。
別名のストロベリーキャンドルは種苗会社の商品名で、イチゴのような形の花穂がロウソクを灯したように見えることからつけられています。
マメ科シャジクソウ属、耐寒性多年草(一年草扱い)、原産地:西アジア、ヨーロッパ別名:ストロベリーキャンドル、ベニバナツメクサ(紅花詰草)
クリムソンクローバーの花言葉:素朴な愛らしさ、善良、胸に灯をともす、きらめく愛、私を思い出して、人知れぬ恋、幸運を呼ぶ。
クリムソンクローバーの誕生花:3月9日、4月20日、12月19日、12月28日
流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。
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