晩秋から晩春まで、針状の葉を輪状につけてよく分枝した小枝の先に、おしべの黒い葯をのぞかせたピンクのベル形の小花がたくさん集まって、枝や葉を埋めつくして長い間咲きます。
2月15日の誕生花は、庭植えに向く丈夫で花もちのよい可憐な花、ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)。
花の名は、大正時代に渡来したエリカの代表種で、ベル形の花からのぞく黒い葯が蛇の目(白丸の内側に黒丸の模様)に見えることから名づけられました。
ジャノメエリカの学名はErica melantheraで、属名はギリシャ語のereike(砕く)で、胆石を砕く薬効を持つと信じられていたことからとされ、種小名は melanthera(黒い色の葯がある)です。
別名のクロシベエリカ(黒蕊エリカ)は、おしべの葯が黒いことからつけられています。
花言葉「愛らしい姫」は、花の名にかわいい女の子のイメージがあることからつけられたのでしょうか。
それとも、小さなベル形の花芯の黒いおしべが目立つ濃いピンクや淡いピンクの気品のある花の愛らしさをたとえたのでしょうか。
花言葉「寂しさ」は、風の吹きすさぶ荒野に自生する花の姿からきています。
花の多さにもかかわらず、華やかさより「寂しさ」を感じるのは花が小さく、おしべの黒い葯がのぞくからでしょうか。
ジャノメエリカはエリカの中で最初に見た花で、以前ご近所の庭に大きな木があり、春になると枝が花でおおわれていました。
植物園では、晩秋から咲き始め、春が近づくにつれて花数が増え、満開のときは花が枝にびっしりとつき、針状の短い葉は緑が濃くなります。
鉢植えのジャノメエリカは水切れに弱く、庭植えにした方が大きくなってくれそうです。
ツツジ科エリカ属、耐寒性常緑低木、原産地:南アフリカ別名:エリカ・カナリクラータ、クロシベエリカ(黒蕊エリカ)
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の花言葉:愛らしい姫、優美、希望、寂しさ。
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の誕生花:2月15日、9月17日、11月25日、12月18日
流通時期:鉢花を冬~早春に見かけます。
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