晩夏から秋に、縁に疎らなギザギザ(鋸歯)をつけてすらっと伸びた茎の上部で枝分かれした花茎の先に、淡い紺色の清楚な花が数輪、まとまって咲きます。
11月9日の誕生花は、野に咲くノギク(野菊)のひとつ、ノコンギク(野紺菊)。
花の名は、野山に咲く紺色のキク(菊)から名づけられました。
ノコンギクは青紫の淡いものから濃いものまでと花色に個体差があり、園芸品種の紺菊(コンギク)は濃い青紫の美しい花を選抜したものです。
花言葉「忘れられない想い」は、昔から野菊として親しまれ、過ぎゆく秋を感じさせるしっとりとした花の風情からつけられたのでしょうか。
花言葉「長寿と幸福」は、茎先にひとつ花をつける近縁種のヨメナ(嫁菜)と違って、やさしい花が枝先に仲良く集まって咲き続け、満ち足りているように見える花の様子からでしょうか。
ノコンギクの園芸品種の夕映えは毎年庭の片隅で濃い紫色の花を次々と咲かせています。
フイリノコンギク(斑入り野紺菊)は晩春から初夏までは葉に美しい斑が入っていますが、花の咲く秋には斑が消え緑一色になり、薄紫のつぼみから白い花が開きます。
夕映えとフイリノコンギクは毎年暑い最中に飛んでくる、相撲の行司さんが使う軍配に似た姿をしたアワダチソウグンバイに、葉を白いカスリだらけにされます。
キク科シオン属、耐寒性多年草、原産地:日本別名:ノギク(野菊)
ノコンギク(野紺菊)の花言葉:守護、忘れられない想い、長寿と幸福。
ノコンギク(野紺菊)の誕生花:10月28日、11月9日
流通時期:ポット苗を晩夏~秋に見かけます。
e-フラワー
、 石田精華園 楽天市場店
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さんにあります。
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