花の名前 0
ラ行の花 0
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秋に長く伸びたつるの常緑の葉のわきに緑白色のつぼみをたくさんつけ、晩秋から冬に厚い4枚の花弁の先を反転させて、緑色がかった白い鐘形の花がぶら下がって咲きます。10月22日の誕生花は、清楚でかわいらしい常緑性の冬咲きの花、クレマチス。花の名(属名)は、ギリシャ語のKlema(つる)で、つる性であることから名づけられました。クレマチスは春から秋まで繰り返し咲く四季咲きと、春、夏、秋、冬にそれぞれ咲く一季咲きの品種があります。冬咲きのクレマチス(学名Clematis clarkeana=Clematis anshunensis)は中国南西部原産で、別名のウインターベルは白い鐘形の花が冬に咲くことからつけられています。 クレマチスの花言葉「旅人の喜び」は、英名のtraveller's joy(旅人の喜び)の由来でもあり、旅人が一夜を快適に過ごせることを願い、宿の玄関に植えられていたことからつけられています。クレマチスの花言葉「心の美しさ」は、つるが細くても大きく鮮やかな花を咲かせることからつけられています。冬咲きのクレマチスは仲間のつる植物の女王と呼ばれて、宿の玄関先を華やかに彩る大輪の花ではありませんが、花の少ない季節に清らかな白い花を咲かせて旅人を喜ばせてくれるでしょう。 鉢植えの冬咲きのクレマチスは夏によくつるを伸ばして近くの鉢植えの枝に絡みつき、秋に熱帯花木の鉢植えを移動すると、つるの節々に小さなつぼみをたくさんつけています。固いつぼみはゆっくりとふくらんで、冬枯れで寂しくなった庭に点々と咲き、早春の花の咲く頃に綿毛をつけたタネを飛ばしています。キンポウゲ科クレマチス属(センニンソウ属)、耐寒性つる性多年草、原産地:日本、中国、ヨーロッパ クレマチスの花言葉:精神の美、精神的な美しさ、心の美、心の美しさ、高潔、旅人の喜び。クレマチスの誕生花:4月10日、4月27日、5月3日、5月9日、6月19日、7月1日、9月12日、10月22日流通時期:鉢花や花つきポット苗を春に見かけます。秋咲きや冬咲きの鉢花をそれぞれの季節に見かけます。園芸ネット プラス、バラ苗・野菜苗・さいじょう緑花、フラワーネット 日本花キ流通さんにあります。 クレマチス八重咲き
2014.10.22
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春に、ワイヤーのようなつるがよく伸びて、光沢のある細長い葉のわきに、トランペット状の鮮黄色の花が香りながら、次々と枝いっぱいに咲き、冬に濃緑色の葉が黄から赤褐色になります。10月21日の誕生花は、フェンスを飾る芳香花、カロライナジャスミン。花の名は、アメリカのカロライナ州に自生し、花の香りがジャスミン(モクセイ科ソケイ属)に似ていることからつけられ、ジャスミンはペルシャ語のyasminから名づけられました。別名のイブニングトランペットは黄色いトランペット状の花を咲かせることからつけられています。 カロライナジャスミンは白い花の咲くジャスミンとは別種で、ハーブとしての薬効はなく、カロライナジャスミンの花にお湯を注いで、ジャスミンティーとして飲んで中毒した例があるそうです。花言葉「甘いささやき」は、ジャスミンのような花の甘い香りにつけられています。花言葉「長寿」は、花が咲き始めてから満開になって、咲き終わるまで長く楽しめることからきているのでしょうか。 以前、西側のフェンスにからませたカロライナジャスミンが道にこぼれでて咲き誇っていましたが、生育旺盛で切っても切ってもはみ出すので、挿し木を鉢植えにしました。今では小さな鉢植えからフェイジョアにつるを巻きつかせ、木陰で花をぽつぽつと咲かせています。カロライナジャスミンは一重咲きと八重咲きがあります。ゲルセミウム科(マチン科)ゲルセミウム属、常緑つる性低木、原産地:北アメリカ南部別名:イエロージャスミン、カロラインジャスミン、ゲルセミウム、イブニングトランペット、トランペットフラワーカロライナジャスミンの花言葉:長寿、甘いささやき。カロライナジャスミンの誕生花:1月26日、10月21日流通時期:鉢花を冬~春に見かけます。園芸ネット プラス、産直花だん屋、花ひろばオンライン、日本花卉ガーデンセンター、ガーデンタウン、GRANDY、相馬グリーン、国華園さんにあります。
2014.10.21
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緑のつややかな葉を左右にひろげて、上へ上へと伸びた茎先の葉のつけ根から出た長い花茎に、丸い花弁に編み目模様の入った濃い青紫の上品な花が幾輪も咲きます。10月20日の誕生花は、レースの編み目模様が美しい青色のヒスイラン(翡翠蘭)、バンダ。花の名は、樹木の幹などに気根でまとわりつくように着生しているラン(蘭)の青紫色の花色から名づけられました。ヒスイランの学名はVanda coeruleaで、属名がサンスクリット語のVandaka(まとわりつく)で、種小名はcoerulea(青色の)です。バンダは園芸品種も数多く、原種の青紫色の美しいcoeruleaをもとに青系の品種が生まれ、アスコセントラム属との属間交配により、紅やピンク、黄、白など花色が多彩になったそうです。 花言葉「上品な美しさ」は、花弁に特有の編み目模様が入り、星を散りばめたような濃い青紫色の気品のある花につけられたのでしょう。花言葉「身軽」は、霧の多い、高さ5~10mの風通しの良い樹上に、たくさんの白い気根で着生していることからつけられています。花言葉「個性的」は、他のランにはない美しいブルーの花色と、花弁の中央の唇弁が小さいことからきているのでしょう。 ずっと以前にラン展から連れて帰ったヒスイランは冬の室内が寒かったのか、冬を越せませんでした。昔は室内が寒く、中温性のヒスイランには温度が足りなかったようです。お花屋さんのピンクや黄などのランの中に置かれた1鉢の濃い青紫色の花に魅せられ、早春の植物園の温室では、樹上のあちこちに張りつけられた濃い青紫と太い根の白さに目を奪われました。ラン科バンダ属、多年草、原産地:東南アジア別名:バンダヒスイラン(翡翠蘭)の花言葉:身軽、上品な美しさ、華やかな恋、個性的。ヒスイラン(翡翠蘭)の誕生花:1月19日、10月20日、10月21日、11月26日流通時期:鉢花を春~秋に見かけます。渥美洋らんセンタースズキラン園さんにあります。 アグレガタム
2014.10.20
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夏から初秋に、細い巻きひげを伸ばして絡みつく子づるや孫づるの掌状に裂けた葉のわきに、黄色い雌花と雄花が咲き、イボのある長い実が次々となります。10月19日の誕生花は、夏の強い日差しをさえぎる緑のカーテンにぶら下がるニガウリ(苦瓜)の実、ゴーヤ。花の名は、漢名の苦瓜(クーグァー)が転訛したもので、実に独特の苦みがあることから名づけられました。ゴーヤの苦味成分のモモルデシンは食欲を増進させ、胃の調子を整え、夏バテや疲労回復などに効果があります。 花言葉「強壮」は、つるを長く伸ばしてたくさんの花を咲かせ、次々と夏バテに効く実をつけるたくましさにつけられたのでしょう。緑色の若い実(果皮)は、カロテンやビタミンCが多く、カリウムやカルシウムなどのミネラルも含まれ、ゴーヤのビタミンCは加熱しても損なわれないそうです。 毎年、違う種類のつる性植物に替えていて、ゴーヤはしばらく出番がありませんが、毎年ご近所では庭から槙囲いに逃げ出した実が秋には収穫されず、オレンジ色に熟します。以前にベランダのエコカーテンで実ったゴーヤの大きな実は熟しきってはじけると、真っ赤な種があり、種をおおう種衣は甘くておいしいかったです。ウリ科ニガウリ属、つる性の一年草、原産地:東インド、熱帯アジア別名:ニガウリ(苦瓜)、ツルレイシ(蔓茘枝)ゴーヤ(ゴーヤー)の花言葉:強壮。ゴーヤ(ゴーヤー)の誕生花:10月19日流通時期:ポット苗を晩春に見かけます。プリムラ
2014.10.19
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晩春から初夏に、這うように伸びるつるの小さくつやのある葉のわきから、花弁を反り返らせて淡いピンクの花が下向きに咲き、晩夏から秋に緑白色の実が真っ赤に熟します。10月18日の誕生花は、愛らしい小さな花が咲くキュートなクランベリー、オオミノツルコケモモ(大実蔓苔桃)。花の名は、大きな実がなるつる性のコケモモ(苔桃)で、コケモモは密生した葉が岩にはりつく小さな姿を苔に、赤い果実をモモ(桃)に見立てて名づけられました。オオミノツルコケモモの仲間にツルコケモモ(蔓苔桃)やヒメツルコケモモ(姫蔓苔桃)があり、別名はいずれもクランベリーです。 クランベリーの名はcrane(鶴)のberryで、鶴が実を好むからとも、花が鶴の頭とくちばしに似ていることから、アメリカ合衆国のイギリス系移民につけられたともいわれています。花言葉「天真爛漫」は、つるいっぱいに咲く鶴の姿を思わせる愛らしいピンク色の花の印象からきているのでしょう。花言葉「心痛の慰め」は、17世紀に祖国での弾圧を逃れてアメリカ合衆国に入植したピューリタン(イギリス清教徒)の心を可憐な花と赤い実が慰めたことからつけられたのでしょうか。小さな果実の中は数室に分かれた空洞で、クランベリーの圃場に水を入れて専用の機械でつるを切り離し、撹拌すると果実が外れて水面に浮かび、果実で真っ赤に染まるそうです。 オオミノツルコケモモは冷涼な気候を好み、実をいっぱいつけていた鉢植えは木陰でなんとか暖地の夏を越して、実も少しつけました。冬を難なく越して、花の咲く頃に近くの鉢からこぼれたホトトギスが葉を大きく伸ばしていて、鉢を乗っ取られる前に抜きましたが、遅かったのでしょうか、実を一つだけつけました。ツツジ科スノキ属、耐寒性つる性低木、原産地:北アメリカ別名:クランベリー、ツルコケモモ(蔓苔桃)オオミノツルコケモモ(大実蔓苔桃)の花言葉:心痛の慰め、慰める、心痛を和らげる、天真爛漫。オオミノツルコケモモ(大実蔓苔桃)の誕生花:10月18日流通時期:実つき鉢植えを秋に見かけます。Green Box (グリーンボックス)、日本花卉ガーデンセンター、園芸ネット プラス、四国ガーデン楽天市場支店、千草園芸、緑の風yamashoku、土っ子倶楽部、Fleur Town 吉本花城園、石田精華園 楽天市場店さんにあります。
2014.10.18
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春に、短い枝先の鮮やかなパープルレッドやライムグリーンの新葉のわきに、黄色い六弁の小さなつぼ形の花がまとまって、垂れ下がるように咲きます。10月17日の誕生花は、花の端境期を彩る鮮やかで美しいカラーリーフ、メギ(目木)。花の名は、目の病気に効く木で、枝や茎を煎じて洗眼薬に使っていることから名づけられました。別名のコトリトマラズ(小鳥止まらず)は、細かくよく茂った枝の葉のつけ根に、葉が退化した細いトゲが鋭く出ていることからつけられています。 公園のメギ花言葉「貴方の助けになる」は、枝茎を煎じた液が結膜炎などの目の病気に効くことや果実酒に滋養強壮の効果があることからきているのでしょうか。花言葉「はげしい気性」は、うかつにさわると痛く、小鳥が枝に止まるのを許さないトゲの鋭さにつけられています。 植物園鉢植えのアカバナのメギは一度花を咲かせてからは大きくなる方に力を入れているようで、二、三年花を見ていませんが、公園のメギのように大きくなったら、枝いっぱいに咲くのでしょう。春の盛りの植物園では、小型の品種で新芽が黄金色のオーレアも淡い黄色の花を咲かせていて、ローズグローの濃紅茶色に白い斑が入った新芽がピンク色に変わっていました。メギ科メギ属、落葉低木、原産地:日本、中国、台湾別名:コトリトマラズ(小鳥止まらず)メギ(目木)の花言葉:貴方の助けになる、過敏、はげしい気性。メギ(目木)の誕生花:10月17日、11月17日、11月22日流通時期:鉢植えを春に見かけます。園芸ネット プラス、おぎはら植物園、花ひろばオンライン、産直花だん屋、ガーデンタウン、トオヤマグリーン、イン ナチュラル 楽天市場店さんにあります。
2014.10.17
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初夏に、枝先の新緑の葉のわきに、雌花を取り囲むように穂状の雄花が上向きにたくさん咲き、翌年に小さなドングリが昨年の枝に実り始め、秋になると堅い実が褐色に熟して落ちます。10月16日の誕生花は、マテバシイの食べられる大きな実、ドングリ(団栗)。ドングリの名は、子供たちがコマにして遊んだことからのツムグリ(コマの古名)が転訛したという説と、トチノキのクリからのトチグリ(橡栗)が転訛したという説があります。漢字の団栗は当て字だそうです。ドングリはブナ科のコナラ属、シイ属、マテバシイ属の果実の総称で、マテバシイ(馬刀葉椎、全手葉椎)のドングリは大きく縦長のロケット型をしています。マテバシイの名は、葉がマテガイ(馬刀貝)に似ていることからという説と、もう少し待てばシイノキになっておいしい実が成ることからという説があります。 ドングリの花言葉「永遠の愛」は、毎年秋に実が山の動物たちに厳しい冬を乗り越えるための大切な食糧を与えることからつけられたのでしょうか。花言葉「もてなし」は、大きく寿命の長い木がリスなどに住処と実を与え、訪れる動物たちに実をいっぱい落として提供することからでしょう。マテバシイの花言葉「長寿」は、木の寿命が長く、厚い葉が3年くらい生きることからきているのでしょうか。それとも、花が咲いてから結実するまでが長く、昨年咲いた雌花が受精して冬を越し、梅雨頃から秋までかけてどんどん成長してドングリになることからでしょうか。 初夏に植物園のマテバシイを初めて見たとき、雄花のつぼみの下にもう小さな実がついていて、春には花が咲いていなかったので、不思議でした。秋の台風のあとに木を見上げると、枝にドングリはなく、木の下にまだ緑の小さなドングリと熟したドングリが落ちていました。ブナ科マテバシイ属、半耐寒性常緑高木、原産地:日本マテバシイ(馬刀葉椎、全手葉椎)の花言葉:勇気、力、長寿。マテバシイ(馬刀葉椎、全手葉椎)の誕生花:―ドングリ(団栗)の花言葉:永遠の愛、もてなし、愛は永遠に、勇敢。ドングリ(団栗)の誕生花:10月16日流通時期:苗木を秋~春に見かけます。花ひろばオンライン、ガーデンタウン、ガーデニングショップ四季の里、トオヤマグリーン、GRANDY、花と緑さんにあります。 ドングリノキ
2014.10.16
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夏から秋に、フリンジやギザギザの縁取りと美しい模様のある白やライムグリーン、紅、黄などの葉をつけた茎頂から長く伸びた花茎に、白に淡い青紫色の入った小さな唇形花が穂状に咲きます。10月15日の誕生花は、花にまさる彩り豊かなカラーリーフ、コリウス。花の名は、ギリシャ語のKoleos、coleos(鞘)で、花のおしべ同士がつけ根でくっついて管状になった形にちなんで名づけられました。別名のキンランジソ(金襴紫蘇)やニシキジソ(錦紫蘇)は、シソに似ている葉の色や模様が華麗なことからつけられています。 花言葉「健康」は、1シーズンでツリー仕立てなどに仕立てられるほど生育が早いことからつけられたのでしょうか。それとも、夏の暑さに負けないで、健やかに茂るきらびやかな模様の葉に対してでしょうか。花言葉「かなわぬ恋」は、小さな花が葉の美しさに負けて目にとまりにくいことからつけられたのでしょう。 植物園のコリウスコリウスは花を咲かせると生育が鈍って葉の色があせたりするので、花穂を摘みとりますが、淡い紫色の小花はそれなりにきれいだと思って咲かせています。タネから増やした実生系と、挿し木で増やした栄養系の二つのタイプがあって、実生系は花穂が出やすいそうです。植物園の葉色のさまざまなコリウスは摘心を繰り返してわき芽をどんどん伸ばして、見事にこんもりして秋に花を咲かせています。シソ科コリウス属(ソレノステモン属)、非耐寒性多年草(一年草扱い)、原産地:東南アジア別名:キンランジソ(金襴紫蘇)、ニシキジソ(錦紫蘇)コリウスの花言葉:善良な家風、恋の終わり、かなわぬ恋、絶望の恋、恋の望み、健康。コリウスの誕生花:8月18日、10月2日、10月11日、10月15日、11月17日流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。カラーリーフ カエデ リューカデンドロン ヨーロッパブドウ
2014.10.15
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初夏に、長く伸びた枝についた葉のわきに、淡い紫色の小花が集まって咲きながら、次々と枝にそって緑の実を結び、秋になると、しっとりとした濃い紫色に色づきます。10月14日の誕生花は、平安時代の才女の名前を冠した花木、ムラサキシキブ(紫式部)。花の名は、ムラサキシキミ(紫敷き実)と呼ばれていたものが、小さな紫の実の風雅さを源氏物語の作者、紫式部にたとえて転訛したといわれています。 花言葉「聡明」は、才女として知られていた紫式部から連想してつけられています。花言葉「愛され上手」は、美しい紫の実を源氏物語のあまたの女性に愛された光源氏にたとえたのでしょう。 ムラサキシキブは庭のあちこちにこぼれダネからも芽をだして、しだれた枝のもとから先へと順々にかわいい花が咲き、実は薄緑から淡いピンク、紫、濃い紫へと少しずつ色づいていきます。コムラサキ(小紫)は美しい紫の実が固まって数多くつき、見栄えがよいので、鉢植えでムラサキシキブというと、コムラサキであることが多いそうです。コムラサキは葉の鋸歯が先端半分にあり、ムラサキシキブは葉全体にあるそうです。クマツヅラ科ムラサキシキブ属、落葉低木、原産地:日本、中国、朝鮮別名:ミムラサキ(実紫)ムラサキシキブ(紫式部)の花言葉:聡明、愛され上手、上品。ムラサキシキブ(紫式部)の誕生花:10月14日、10月17日、10月18日、10月21日、11月4日流通時期:鉢植えを秋に見かけます。Green Box (グリーンボックス)、園芸ネット プラス、GRANDY、千草園芸、産直花だん屋、e-フラワー、打出農園さんにあります。
2014.10.14
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夏の始まりを告げるように、すっと伸ばした花茎の先に咲く花は終わりが近づくと、花の中央(筒状花)が松笠のように盛り上がり、赤紫色の花弁(舌状花)がやさしく肩を落とします。10月13日の誕生花は、インフルエンザの予防と治療のハーブ、エキナセア。花の名は、ギリシャ語のechinos(ハリネズミ)で、トゲトゲした花の中央の形をハリネズミに見立てて名づけられました。エキナセアは、ヨーロッパではかぜ症候群の緩和や予防目的に安全で有効なハーブとして用いられ、日本でも免疫機能を高めるとして、ハーブティーやサプリメントなどに使用されています。 花言葉「あなたの痛みを癒します」は、アメリカのインディアンが歯や喉の痛み、伝染病、毒蛇に咬まれたときの解毒などに、最も重要な薬として伝えてきたことからつけられたのでしょう。花言葉「深い愛」は、薬効があって、咲き進むに従って花弁が下へ下がり始め咲き終わりの花の中央が盛り上がっていく姿からきているのでしょうか。 鉢植えの薬用のエキナセア プルプレアは毎年花を見るだけですが、咲き終わった花茎を脇芽につくつぼみくらいの高さまで切り戻すと、新たな花芽が上がってきます。園芸品種は品種改良が進み、今では花色や花形が豊富になり、八重咲きもあります。初夏の知人の畑の片隅では、初めて見るオレンジ色の花が次々と咲き、ハーブ園ではエキナセア ホワイトが白い花を咲かせていました。キク科エキナセア属(ムラサキバレンギク属)、耐寒性・耐暑性多年草、原産地:北アメリカ別名:ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)エキナセアの花言葉:あなたの痛みを癒します、優しさ、深い愛、ただよう品格。エキナセアの誕生花:8月20日、10月13日流通時期:ポット苗を春と秋に見かけます。錦幸園 楽天市場店、おぎはら植物園、Green Box (グリーンボックス)、ハーブとアロマテラピー、国華園、ハッピーガーデン、四国ガーデン楽天市場支店さんにあります。
2014.10.13
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夏から秋にかけて、よく枝分かれした茎の葉のわきに、星形の小さな花が次々と咲きながら、細長い形やころんとした緑の実をつけ、紫や白、黄、オレンジ、赤などに実の色が変化します。10月12日の誕生花は、夏から秋の花壇を彩るユニークな観賞用の実、トウガラシ(唐辛子)。花の名は、唐(外国、外来)と辛(味が辛い)と子(果実、種子)で、外国から伝わった辛い味の実から名づけられました。トウガラシはペルーなどで古くから栽培され、コロンブスがアメリカ大陸を発見したとき、スペインに持ち帰って、世界中に広まり、日本でも香辛料や観賞用に栽培されています。食用のトウガラシは緑色の未成熟の実をアオトウガラシ(青唐辛子)、赤く成熟した実をアカトウガラシ(赤唐辛子)と呼んでいます。 花言葉「旧友」は、2 000年以上前のインカ帝国の遺跡から断片が発見されて、古くから栽培されてきたことからきているのでしょうか。花言葉「嫉妬」は、緑の実が赤く変わる様子を、嫉妬の炎がめらめらと燃え上っていることにたとえたのでしょう。 観賞用トウガラシは花が少なくなる真夏の暑さにも負けず、種類によって紫、白、黄、オレンジ、赤などカラフルな実をつけ、色の変化と細長い実や丸い実、小粒から大粒と形も楽しめます。白黄色から赤に変化するトウガラシは晩秋にこぼれ落ちたタネが冬越しをして、春に芽を出し、次々と花を咲かせて実を結んでいます。ナス科トウガラシ属、非耐寒性多年草(一年草)、原産地:中央アメリカ、南アメリカ別名:アカトウガラシ(赤唐辛子)、レッドペッパー、チリペッパートウガラシ(唐辛子)の花言葉:旧友、嫉妬、雅味。トウガラシ(唐辛子)の誕生花:8月22日、10月12日流通時期:ポット苗を春に、鉢花を夏~秋に見かけます。園芸ネット プラス、イン ナチュラル 楽天市場店、はなや IchiJin‘いちじん’、緑の風yamashokuさんにあります。 チューリップ
2014.10.12
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春から晩秋まで、切れ込みが入った葉をつけてこんもりと広がった細い茎先に、青紫やピンク、白い小さな花が次々と咲き続けます。10月11日の誕生花は、柔らかで優しく可憐なヒメコスモス、ブラキカム。花の名は、古いギリシャ語のbrachys(短い)とkome(毛)で、タネの冠毛が短いことから名づけられました。別名のヒメコスモス(姫コスモス、姫秋桜)は、葉がコスモスに似ていることから呼ばれています。 花言葉「いじらしい」は、春から秋にかけて次々と咲く、ピンクや青紫の可憐な小さな花の姿からつけられたのでしょう。花言葉「可憐な仕草」は、曇りや雨の日に、花弁が外側に丸くカールする様子からつけられたのでしょうか。それとも、花弁がカールして、花が咲き終わることからでしょうか。 乙女菊 ブラキカムはコスモスのように羽状に裂けた葉のBrachycome iberidifolia(一年草)、キクのような形をした葉のBrachycome diversifolia(多年草)などがあり、花の大きさは品種によって違います。ブラキカムの乙女菊 恋心は切れ込みのある葉の幅が少し広く、濃いピンクの花が少し大きく、春から秋の終わり頃まで数年、楽しみました。キク科ブラキカム(ヒメコスモス)属、半耐寒性一年草・多年草、原産地:オーストラリア、ニュージーランド別名:ヒメコスモス(姫コスモス、姫秋桜)、スワンリバーデージー、ブラキスコメブラキカムの花言葉:優美、いじらしい、可憐な仕草。ブラキカムの誕生花:10月11日、12月2日、12月14日流通時期:ポット苗を春と秋に見かけます。産直花だん屋、あなたの街のお花屋さんイングの森、ガーデニングshop岐阜緑園さんにあります。 ブルーデージー マユハケオモト
2014.10.11
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晩春から初夏に、元気につるから伸びた子づるや孫づるの葉のわきに、黄色い雄花や雌花が咲き、受粉すると小さな実を結び、ネットの出る実やネットのない実がなります。10月10日の誕生花は、古代エジプトで栽培されて東西に伝わった実、メロン。花の名は、ギリシャ語のmelopepon(リンゴのような瓜)で、古来ギリシャで外国の甘い果実をmelo(リンゴ)と呼んでいたとされることと、pepon(熟した瓜)からきているそうです。メロンはヨーロッパで作出された網メロン(ネット系メロン)と網なしメロン(ノーネットメロン)があり、網メロンは明治中期以降に導入されたそうです。 花言葉「豊富」は、古代エジプトから東方に伝わった品種群のウリ(瓜)がつるをはわせてたくさん花を咲かせ、実をごろごろとつけることからきているのでしょう。花言葉「裕福」は、網メロンが昭和30年代頃までは高級果実で、上流階級の人達しか口にできなかったことからつけられたのでしょう。網メロンは果実の成長期に、果肉と表皮にずれが生じて皮一面がヒビ割れ、ヒビ割れの裂け目からでるコルク状の分泌液により網目状の果皮が形成されます。 初夏にお花屋さんで実つきのアンデスメロンの鉢植えを見かけ、鉢植えで実がなることに感心していたときメロン苗を勧められ、ベランダのグリーンカーテンにもなって実がなればと思いました。品種名のなかったメロン苗は孫づるに雌花がたくさん咲いたとき、雄花が咲かず、伸び始めた子づるが結んだ実を二個大切に育てましたが、大雨が続いたあとの晴天時につるが立ち枯れてしまいました。黄色がかってきた実は何日か置くとよい香りがしてきて食べると、昭和37年に皇太子と美智子様のご成婚にちなんで名づけられたプリンスメロンの味がかすかにしました。メロン科キュウリ属、つる性一年草、原産地:東アフリカメロンの花言葉:飽食、豊富、潤沢、裕福、多産。メロンの誕生花:10月10日流通時期:ポット苗を春に見かけます。メロンの木 メロン エキウム バーバスカム
2014.10.10
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夏に、鳥の羽のようにふんわり広がった明るい緑のやわらかい葉の間から高く伸びた太い茎頂に、黄色い小さな五弁花が集まって傘のように咲き、秋に茶褐色の実がつきます。10月9日の誕生花は、古代ギリシャで愛用された甘くさわやかな香りのハーブ、ウイキョウ(茴香)。花の名は、漢名の茴香で、鮮度の落ちた魚肉に混ぜると香りを回復する(回香)ことから名づけられました。英名のfennelは、乾燥した葉の外観からつけられたラテン語のfoenum(枯れ草)に、小さいことを表す語尾をつけたfoeniculum(小さな干し草)が変化したものだそうです。生薬の茴香はウイキョウの長楕円形の実を乾燥したもので、健胃整腸や鎮痛、去痰などに効果があります。 花言葉「よい香り」は、葉や茎、花を包む独特な香りにつけられています。花言葉「背伸びした恋」は、株元に広がった葉の間から高く伸びた花茎の先に咲く傘のように広がった花の印象からつけられたのでしょう。 毎年、ご近所の空き地の片すみで高くそびえたつように伸びた茎が夏の強い雨風に倒れて、横になって花を咲かせ、秋に実をつけています。初めて春に庭に植えたとき、小さなポット苗が梅雨の間にあっという間に2~3mもの高さになって、手の届かない所で花が咲き、びっくりしました。フェンネルには、香りの強いスイートフェンネル、株元が大きく肥大するフローレンスフェンネル、葉が銅色の観賞用のブロンズフェンネルなどの品種があります。セリ科ウイキョウ属、耐寒性多年草、原産地:地中海沿岸別名:フェンネルウイキョウ(茴香)の花言葉:背伸びした恋、賞賛に値する、どんな賛美でもあなたを語り尽くせない、力量、強い意志、精神的強さ、よい香り。ウイキョウ(茴香)の誕生花:5月21日、6月25日、7月21日、10月9日流通時期:ポット苗を春に見かけます。charm 楽天市場店、園芸ネット プラス、ハーブとイタリア野菜の楽天市場店、ハーブガーデン 蒼、ハッピーガーデン、トオヤマグリーン、イン ナチュラル 楽天市場店さんにあります。
2014.10.09
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春から秋に、地際に集まって茂った荒い切れ込みのある葉の間から次々と伸びる花茎の先に、一重や八重などの明るいオレンジ色の花が咲きます。 10月8日の誕生花は、モダンでハイカラなオレンジ色の整った花、ガーベラ(オレンジ)。花の名(属名)は、花を発見したドイツの自然科学者Traugott Gerberにちなんで名づけられました。ガーベラの学名はGerbera Hybridsで、種小名hybrids(交配種)は、原種のGerbera jamesoniiや他のいくつかの原種をもとに交配が繰り返されてきたことからつけられています。 ガーベラは花色によって花言葉と誕生花がつけられています。花言葉「神秘」は、妖しいほどのあでやかな花の姿をたとえています。花言葉「冒険心」は、オレンジ色の花色のイメージのチャレンジ精神が旺盛であることからきているのでしょうか。 ポットガーベラは草丈が低くて花つきがよく、プランターに植えていたら、茎が花首までつながって、二つの花がくっついた不整形花が咲きました。病気ではなく、帯化という現象で、一種の突然変異によって起こるそうです。原種や初期の園芸品種は花が赤く、花弁が細く、枚数の少ない小輪だったそうですが、今では、多彩な花色に、八重や半八重、スパイダー咲きなど花形にバリエーションがあります。切り花向きの高性種と鉢花向きの矮性種、庭植えもできるガーデンガーベラなどがあります。キク科ガーベラ属、耐寒性多年草、原産地:南アフリカ別名:オオセンボヤリ(大千本槍)、ハナグルマ(花車)ガーベラ(オレンジ)の花言葉:神秘、冒険心、我慢強さ。ガーベラ(オレンジ)の誕生花:10月8日ガーベラの花言葉:希望、常に前進、辛抱強さ、神秘、解きがたき謎、究極の美、光に満ちた、一家団らん。ガーベラの誕生花:8月1日、9月27日、11月2日、11月21日ガーベラ(黄)の花言葉:究極美、究極愛、親しみやすい。ガーベラ(黄)の誕生花:10月12日ガーベラ(ピンク)花言葉:熱愛、崇高美、童心に帰る。ガーベラ(ピンク)の誕生花:10月24日、11月12日ガーベラ(赤)の花言葉:神秘、常に前進、チャレンジ。ガーベラ(赤)の誕生花:1月7日流通時期:ポット苗や鉢花を春と秋に見かけます。園芸ネット プラス、charm 楽天市場店、ガーデニングshop岐阜緑園、Green Box (グリーンボックス)、あなたの街のお花屋さんイングの森、国華園さんにあります。
2014.10.08
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晩春から初夏に、長く伸びたつるの楕円形の葉のわきに、雌株と雄株に白い6弁の花が次々と咲き、秋に茶色の毛が生えた果実が鈴なりになります。10月7日の誕生花は、ニュージランド生まれのキウイフルーツ、キウイ。花の名は、果実をイギリスやアメリカなどに輸出する際にニュージーランドの国鳥キウイにちなみつけられたという説と、果実の外観がキウイバードを思わせることからという説があります。キウイは中国からニュージーランドに持ち込まれたシナサルナシ(オニマタタビ)のタネが品種改良され、果肉が緑色の品種ヘイワードや果肉が黄色いゴールデンキウイなどがあります。 シナサルナシの名は、中国(シナ)原産で、梨(ナシ)に似ている果実を猿(サル)がよく食べることから呼ばれています。花言葉「ひょうきん」は、茶色の短毛の生えた果実が猿の毛色をしていることや、翼(つばさ)が退化したキウイバードの姿からつけられたのでしょうか。花言葉「豊富」は、成木では約1000個もの果実を収穫できるほど、花数が多く大量に結実することからきているのでしょう。花言葉「生命力」は、絡みつく先を探しながらつるをどんどん伸ばして、たくさんの花と果実をつけるたくましさからでしょう。 昨年果実をつけていた鉢植えのキウイと受粉樹の雄株の鉢植えは今年花が咲きませんでしたが、知人宅のキウイは毎年たくさんの果実をつけています。キウイはたくさん果実をならせると味が低下するそうで、果実は追熟させてから食べます。マタタビ科マタタビ属、半耐寒性つる性落葉低木、原産地:中国 別名:オニマタタビ、シマサルナシ、キウイフルーツキウイの花言葉:ひょうきん、生命力、豊富。キウイの誕生花:10月7日流通時期:苗を晩秋から春に、夏~秋に実つき鉢植えを見かけます。園芸ネット プラス、国華園、花ひろばオンライン、あなたの街のお花屋さんイングの森、日本花卉ガーデンセンター、神戸の花ギフト レイリ楽天市場店、【菜園くらぶ】家庭菜園の専門店、ゲキハナ 感激安心のお花屋さんさんにあります。
2014.10.07
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葉の出る前の早春から葉を広げた春に、芽鱗に包まれていた雌花が赤い柱頭をのぞかせて咲き、枝先から黄褐色の花穂を垂らして雄花が咲いて実を結び、秋に堅い実が黄褐色に熟します。10月6日の誕生花は、ヘーゼルナッツ(セイヨウハシバミの実)の仲間、ハシバミ(榛)。花(木)の名は、葉皺実(はしわみ)からの転訛で、葉に皺が多いからつけられたという説や、榛柴実(はりしばみ)からという説などがあります。ハシバミの実は古くから食用や灯火の油用に採取され、ヘーゼルナッツは近縁種のセイヨウハシバミ(西洋榛)の実です。 花言葉「仲直り」は、ギリシャ神話のヘルメスが太陽神アポロンの牛を盗んだというお話からつけられたのでしょう。赤ちゃんのヘルメスがゆりかごから抜け出してピエリアに行き、アポロンの放牧する牛50頭を盗みだし、怒ったアポロンは二人の父であるゼウスの元にヘルメスを連れていきます。ヘルメスは、赤ん坊だから盗むのは無理だという嘘を見抜いたゼウスに諭され、牛を返す約束をしますが、アポロンはヘルメスが作った美しい音色の竪琴が気に入り、竪琴と牛を交換しました。花言葉「和解」は、後にアポロンから贈られたヘルメスの杖のケリュケイオン(カドゥケウスの杖)がハシバミで作られ、伝達と和解の象徴となっていることからきているのでしょうか。ケリュケイオンの杖は頭に翼があり、柄に2匹の蛇が巻きついていて、眠っている人を目覚めさせ、目覚めている人を眠りにいざなうといわれています。 今年初めて花が咲いた鉢植えのハシバミは葉が出るより前に雄花が早々と咲き、続いて雌花が咲きましたが、雄花が咲き終わっていたので、受粉できませんでした。雄花は2房だけで、雌花は葉が出てからも次々と咲いたので、手の届かないところでたくさんの雄花が垂れ下がっている植物園のセイヨウハシバミの雄花をうらやましく見ていました。カバノキ科ハシバミ属、耐寒性落葉高木、原産地:日本、朝鮮半島、中国別名:オオハシバミ(大榛)ハシバミ(榛)の花言葉:仲直り、調和、一致、和解。ハシバミ(榛)の誕生花:10月6日、10月16日、11月13日流通時期:苗木を秋~春に見かけます。日本花卉ガーデンセンター、トオヤマグリーン、千草園芸、園芸ネット プラス、e-フラワー、打出農園、国華園さんにあります。
2014.10.06
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晩秋に、幾重にも生い茂って地面をおおう線形の葉の間に隠れるように伸びた紫色の花茎の先に、淡い紅紫がかった白い小さな花が穂状に咲き、冬に赤紫色のつやつやした美しい実をつけます。10月5日の誕生花は、吉事に咲く縁起のよい花、キチジョウソウ(吉祥草)。花の名は、漢名の吉祥草を音読みしたもので、めったに花を咲かせないが、吉事があるときに花が咲くという中国の言い伝えから名づけられました。キチジョウソウの紅紫色の花は濃い緑の葉色によく映えますが、花茎が葉より短く、花が葉に隠れて見えにくいので、毎年ひっそりと咲く花に気づかないこともあります。 花言葉「吉事」は、吉事に花を咲かせるといわれ、縁起がよいことからつけられています。花言葉「祝福」は、めでたいことを祝うように次々と咲くかわいらしい紅紫色の花からつけられたのでしょう。キチジョウソウはほとんど日の当たらない少し湿った庭の片隅でどんどん増えて、暑さや寒さも平気で、冬も常緑の葉はつやつやしていて、赤紫色の実は早春まで見られます。 キチジョウソウの実は花茎の中ほどに数個まとまってつき、花数のわりに少なく、びっしりとついているのを見たことがありません。6本のおしべと1本のめしべが花の外に突き出していて、花茎の中央の花は両性花で、めしべが短くなっている上の花は雄花で、おしべが短い下の花は雌花だそうです。ユリ科キチジョウソウ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国別名:カンノンソウ(観音草)、キチジョウラン(吉祥蘭)キチジョウソウ(吉祥草)の花言葉:吉事、喜び、祝福。キチジョウソウ(吉祥草)の誕生花:10月5日、11月28日流通時期:ポット苗を春と秋に見かけます。花ひろばオンライン、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、日本花卉ガーデンセンター、インターフェース市さんにあります。 ガーリックバイン シクラメン
2014.10.05
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夏から秋にかけて、細長い葉をつけてすっと立ち上がった細い茎先に、針状の長い毛を密につけた円筒状の短い花穂がつきます。10月4日の誕生花は、風に揺れる特徴のあるエノコログサ(狗尾草)の花穂、ネコジャラシ(猫じゃらし)。花の名は、花穂を振ると猫がじゃれつくことから名づけられました。別名のエノコログサ(狗尾草)は、狗の尾の草(犬っころ草)が転訛したもので、花穂がえのこ(犬子、犬児、狗)の尾に似ていることからきています。 花言葉「愛嬌」は、子犬が尾を振っているように風にゆれるかわいらしい花穂の姿につけられたのでしょう。花言葉「遊び」は、細い茎先でゆらゆら揺れる毛の長い穂を猫の目の前で振ると、猫がじゃれて遊ぶことからつけられています。 アキノエノコログサ ムラサキエノコロ子供の頃にネコジャラシとはよく遊び、小学校の帰り道でいたずらっ子に首筋を長いちくちくした穂でなでられたり、目の前でゆらゆら揺らされたりしました。初夏の田んぼの土手で、かわいい小さな穂をつけていたネコジャラシがいつの間にか姿を消して、初秋にはアキノエノコログサが大きく長い花穂を垂らして風に揺れています。仲間に、穂の剛毛が紫に染まるムラサキエノコロ、花穂全体が黄色に見えるキンエノコロなどがあります。イネ科エノコログサ属、一年草、原産地:日本別名:エノコログサ(狗尾草)ネコジャラシ(猫じゃらし)の花言葉:遊び、愛嬌。ネコジャラシ(猫じゃらし)の誕生花:10月4日流通時期:グラス類のポット苗を春から秋に見かけます。
2014.10.04
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夏から秋に、まばらに枝分かれした長い花茎の先に小さなつぼみをつけ、ピンク色の五弁花が午後3時頃に咲き、夜になると閉じてつぼみになります。10月3日の誕生花は、午後に3時間ほど咲くユニークな小花、サンジソウ(三時草)。花の名は、午後3時頃になると開花することから名づけられました。別名のハゼラン(爆蘭)は、丸くふくらんだつぼみが爆ぜるように開き、小さな花がきれいなことから蘭にたとえたといわれています。サンジソウは明治中頃に観賞用に渡来して帰化し、サンジカ(三時花)やサンジノキコウシ(三時の貴公子)、ホシノシズク(星の雫)、ハナビグサ(花火草)など多くの別名を持っています。 花言葉「真心」は、丸い小さなつぼみが一気に爆ぜるように開いて見せるピンクの小さな愛らしい花の姿からつけられたのでしょう。花言葉「永遠にあなたのもの」は、花の咲いている時間が短いのですが、夏から晩秋まで長く咲き続けることからつけられたのでしょうか。 サンジソウは道端のコンクリートの隙間からたくましく花茎をいくつも出して、秋の夕暮れ近くに通りかかるとピンクの花をちらほち咲かせ、丸い小さな実をたくさんつけていました。黒いタネがいっぱい入っている小さな実をもらって、プランターに植えたら軟弱に育ち、初夏に花茎を伸ばして、花と実をまばらにつけました。園芸品種に斑入り葉があります。スベリヒユ科ハゼラン属、耐寒性多年草、原産地:南アメリカ別名:サンジカ(三時花)、ハゼラン(爆蘭)、ハナビグサ(花火草)サンジソウ(三時草)の花言葉:真心、永遠にあなたのもの。サンジソウ(三時草)の誕生花:10月3日流通時期:ポット苗を夏に見かけます。リューココリネ フリチラリア モレア
2014.10.03
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晩夏から秋に、細長い葉のわきから長く伸びた花柄の先に、乳白色の小花が房状に次々と咲き、初冬に大きくふくらんだ実が茶色く熟してわれ、白い綿毛をつけたタネが風に飛んでいきます。10月2日の誕生花は、淡い緑色にふくらんでいくトゲトゲのユニークな実、フウセントウワタ(風船唐綿)。花の名は、風船のように実がふくらみ、熟してわれると綿毛のついたタネが出てくることと、外来の意味の唐から名づけられました。フウセントウワタは5枚の花弁を反り返らせて、早朝に中央の淡い紫色の副花冠から蜜を垂らし、ふくらんだ実についているトゲはやわらかく痛くありません。 花言葉「楽しい生活」は、寄り添って咲く花の姿からつけられたのでしょう。それとも、楽しげに枝に揺れる風船のような実からきているでしょうか。フウセントウワタの花言葉と誕生花は花と実にもつけられています。実につけられている花言葉「いっぱいの夢」は、風船のようにふくらんだ実をたとえたのでしょう。花の花言葉「隠れた才能」は、乳白色の花弁を反り返らせて、蜜を滴らせた淡い紫色の副花冠を目立たせて、虫を呼び寄せることからつけられたのでしょうか。 花の中心はおしべとめしべが組み合わさった蕊柱(ずいちゅう)鉢植えでも枝先が高く伸びて、早朝に花はほんのり甘い蜜をたっぷりとたたえ、初冬に実がはじけて白い綿をつけた黒褐色のタネが飛び出します。自生地では、フウセントウワタは常緑の低木で、タネの毛を集めて枕やクッションなどの詰め物にしているそうです。ガガイモ科フウセントウワタ属、春まき非耐寒性一年草(常緑低木)、原産地:南アフリカ別名:フウセンダマノキ(風船玉の木)フウセントウワタの花言葉:楽しい生活、逆境と繁栄。フウセントウワタの誕生花:10月2日フウセントウワタ(花)の花言葉:隠れた才能。フウセントウワタ(花)の誕生花:10月25日フウセントウワタ(実)の花言葉:いっぱいの夢。フウセントウワタ(実)の誕生花:11月2日流通時期:タネを春に見かけます。園芸ネット プラスさんにあります。ウメモドキ マユミ
2014.10.02
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秋が深まる頃、厚みのある濃い緑の葉のわきにつぼみをたくさんつけ、橙黄色の4つに分かれた小花がふくよかな香りを漂わせながら、まとまって咲きます。10月1日の誕生花は、千里先まで届くといわれるオレンジ色の香り高い花、キンモクセイ(金木犀)。花の名は、漢名の木犀の音読みで、黄金色の花色と、樹皮が動物のサイ(犀)の皮膚に似ていることから名づけられました。 花言葉「謙遜」は、香りのすばらしさに対して花が控えめであることからつけられています。花言葉「気高い人」「高潔な人」は、雨が降ると芳香を惜しむことなく潔く花を散らせることからきています。花言葉「思い出の輝き」は、秋を彩る花木の黄金色に輝く花色からつけられたのでしょう。公園では、キンモクセイの花が終わって散ったあと、木の下が金色のじゅうたんにおおわれています。 9月の終わり頃になると、ご近所の塀越しや玄関わきの鉢植え、ブロック塀上に仕立てられた高生垣のキンモクセイがオレンジ色の花を一斉に咲かせ、甘い香りで誘います。キンモクセイの香りは強く、一度にたくさんの花が咲くので、香りの量も多く、思いもかけぬほど遠くで咲く花から広がって届くそうです。モクセイ科モクセイ属、耐寒性常緑小高木、原産地:中国別名:タンケイ(丹桂)キンモクセイ(金木犀)の花言葉:謙遜、高潔な人、気高い人、初恋、変わらぬ魅力、思い出の輝き、陶酔。キンモクセイ(金木犀)の誕生花:10月1日、10月6日、10月7日、11月2日、11月24日流通時期:苗木を秋~春に見かけます。ガーデンタウン、園芸ネット プラス、GRANDY、日本花卉ガーデンセンター、遊恵盆栽 楽天市場店、花ひろばオンライン、Fleur Town 吉本花城園、花と緑、植木生産販売専門店 芝樹園さんにあります。
2014.10.01
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春に葉を出してすぐ暗赤色の小花がひっそりと咲き、二つのタネが密着した紅い翼のある実が新葉に彩りをそえ、秋が深まると葉が鮮やかな黄やオレンジ、赤に色づきます。10月31日の誕生花は、紅葉樹の代表品種イロハモミジとヤマモミジ、モミジ(紅葉)。木の名は、木の葉が赤や黄に色づくことを意味する動詞もみずに由来し、名詞化した紅葉(もみじ)が転じて、紅葉が特に美しいカエデ(楓)の仲間の呼び名になったそうです。カエデの名は、葉がカエルの手のひらに似ていることに由来し、蛙手(かえるで)が訛化したと考えられています。 花言葉「美しい変化」は、霜の降りる頃に黄色からオレンジ、赤から深紅へと葉の色が美しく山々を染めていくところからつけられています。花言葉「大切な思い出」は、赤や黄、オレンジの錦織りなす秋の風情に、遠足や家族、友人や大切な人と紅葉狩りで楽しんだことからきているのでしょうか。 新葉の季節のモミジ真っ赤な落ち葉を拾って切れ込みの数を数え、カエデの翼がある実がヘリコプターの羽根のように風に乗ってくるくる回りながら落ちてきたのを見たこともあります。春の新葉は緑だけでなく品種によって、黄やオレンジ、赤、濃赤などがあります。カエデ科カエデ属、落葉高木、原産地:日本、中国、北アメリカ、ヨ-ロッパ別名:カエデ(楓)モミジ(紅葉)の花言葉:美しい変化、遠慮、隠栖、隠退、大切な思い出、非凡な才能、自制。モミジ(紅葉)の誕生花:10月3日、10月23日、10月25日、10月31日、11月10日、11月13日、11月18日流通時期:苗木や盆栽を秋に見かけます。ぐりーんぐりーん、植木生産販売専門店 芝樹園、千草園芸、日本花卉ガーデンセンター、GRANDY、ガーデンタウン、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、トオヤマグリーンさんにあります。
2013.10.31
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晩秋から枝先の濃い緑の葉の上にふっくらしたつぼみが20~30個ほどついて、冬に淡いピンク色の五弁花が枝いっぱいに次々と咲き、甘く香ります。10月29日の誕生花は、やさしく香る桜色の花、アッサムニオイザクラ(アッサム匂い桜)。花(木)の名は、インドのアッサム地方の高山に自生し、上品な香りと淡いピンクの花色から名づけられ、ニオイザクラとも呼ばれています。別名(属名)のルクリアは、インドのアッサム地方でルクリスワと呼ばれていることからつけられました。 花言葉「匂い立つ魅力」は、ロウのような光沢のある高坏形(長い花筒の上部が皿状に開く)の淡いピンクの花から上品で甘い香りが立つことからつけられたのでしょう。アッサムニオイザクラの優美な花はゆっくりと順々に開いていき、サクラの花のように急いで散らず、長く咲いています。 濃いピンクの花を咲かせるシャルロッテ花言葉「しとやか」は、甘い香りと和菓子のようなしっとりとした質感のある花につけられています。鉢植えの淡いピンクのニオイザクラは比較的暑さ、寒さに強い園芸品種のようで、暖地では軒下で冬を越して花も毎年咲きます。雪が降るほど寒いと、葉が黄褐色から紅葉し、あわててビニール温室にいれています。アカネ科ルクリア属、非耐寒性常緑低木、原産地:インドのアッサム地方別名:ルクリア、ニオイザクラ(匂い桜)アッサムニオイザクラ(アッサム匂い桜)の花言葉:消えた恋、優美な人、しとやか、匂い立つ魅力。アッサムニオイザクラ(アッサム匂い桜)の誕生花:10月29日、11月16日流通時期:鉢花を晩夏~冬に見かけます。園芸ネット プラス、グラッシーズ 観葉植物と暮らす、花と観葉植物のChouchou,te、ガーデン工房地Q園、クロスリー・スタイル、園芸百貨店何でも揃うこぼんさいさんにあります。
2013.10.29
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春にタネをまくと、初夏に縁にギザギザの入った緑や暗紫色の葉がよく茂り、夏から秋に茎先から長く伸ばした花穂に白や淡紫色の小花がたくさん咲いて、こぼれダネで毎年芽を出します。10月28日の誕生花は、和の食の香りの青紫蘇と梅干し作りに欠かせない赤紫蘇、シソ(紫蘇)。花の名は、漢名からで、後漢末期の中国で蟹を食べてひどい食中毒で死にかけた若者に、名医の華佗が葉を煎じて飲ませると回復したことから、紫の蘇る草の意で名づけられたそうです。 花言葉「力が蘇る」は、シソの名の由来となったさわやかな香りがする葉の薬効からつけられたのでしょうか。シソは青ジソと赤ジソに分けられ、青ジソ(大葉)は魚の臭みを抑える効果や防腐・殺菌効果などがあり、魚の紫蘇巻きや刺身の敷きづまなどに、赤ジソは梅干しの色づけに使用されています。 花言葉「善良な家風」は、葉を収穫しても次々と新しい葉を出し、総状花穂に唇形の小さな花を咲かせてたくさんの実をつけ、葉も花穂も実も料理に重宝されることからきているのでしょうか。庭のシソはお隣の畑からのこぼれタネで、今では庭のあちこちや、鉢の中や鉢と鉢との隙間にも増え、梅干し作りのときに使えるほど葉を十分収穫できます。夏に大きくなり過ぎたら、来年用に青ジソと赤ジソを一株ずつ残して抜いていますが、夏の間は次々と芽を出して茂ります。シソ科シソ属、春まき一年草、原産地:中国シソ(紫蘇)の花言葉:善良な家風、力が蘇る。シソ(紫蘇)の誕生花:10月28日流通時期:タネを秋~春に、ポット苗を春に見かけます。 カタクリ
2013.10.28
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夏の終わりから秋に、葉のわきから出した花柄の先にぶら下がって、先が唇形にさけた筒状の紅紫色の花が数輪ずつ咲き、熟した実にふれるとはじけて種子が飛び散ります。10月27日の誕生花は、熟した種子をはじき飛ばすホウセンカの仲間で船形の花、ツリフネソウ(釣船草)。花の名は、花柄にぶらさがる花の様子が帆掛け船を吊り下げているように見えることからつけられたという説と、茶席や生け花で使う花器の釣舟にたとえたという説があります。学名はImpatiens textoriで、属名のインパチェンス(Impatiens)はラテン語のimpa(否定)とtient(忍耐)で、触れるとすぐ種子をはじき飛ばすことからつけられています。 花言葉「私に触れないで下さい」は、インパチェンスの仲間で、実が熟すと触られると我慢できない(impatient)で、種子をはじき飛ばすことからきています。花言葉「心を休める」は、疲れた心をそっと包んでくれそうな船形の花の印象からつけられたのでしょう。花は紅紫色の花弁のように見える3枚の萼片の下の1枚が大きく袋状で、先端が細長い距になってくるりと巻いています。 仲間に黄色の花をつけるキツリフネ(黄釣船)があり、紅紫色のツリフネソウはムラサキツリフネ(紫釣船)、白花のツリフネソウはシロツリフネ(白釣船)の別名がつけられています。秋の植物園の湿生花園で、ムラサキツリフネが群生する中に点々とシロツリフネの花が紅紫色の花に引き立てられて、いっそうの清楚さを感じさせて咲いていました。ツリフネソウ科ツリフネソウ属、非耐寒性一年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国別名:ムラサキツリフネ(紫釣船)ツリフネソウ(釣船草)の花言葉:安楽、心を休める、期待、詩的な愛、私に触れないで下さい。ツリフネソウ(釣船草)の誕生花:9月12日、10月27日流通時期:ポット苗を春に見かけます。ダイモンジソウ ミカエリソウ 秋植え球根プスキニア ホメリア
2013.10.27
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晩春から初夏にかけて、枝先の縁に細かいぎざぎざ(鋸歯)がある葉の上に、白い小花がたくさん咲いて、晩秋から真っ赤に熟した実がたわわにつき、冬枯れの庭を長く彩ります。10月26日の誕生花は、ピラカンサの仲間で枝いっぱいに燃えるように熟す小さな実、トキワサンザシ(常盤山櫨子)。花(木)の名は、常緑で実がサンザシ(山櫨子)に似ていることから名づけられました。ピラカンサは、ギリシャ語のpyro(炎)とacantha(刺)で、トゲのある枝に炎のような赤い実をつけることからつけられ、タチバナモドキやカザンデマリなども総称して呼びます。 花言葉「燃ゆる想い」は、遠くからでも人目を引く、たわわにつけた実の燃えるように鮮やかな赤い色を現わしています。花言葉「慈悲」は、食べる実がなくなった冬の寒いときにも実が落ちず、鳥に恵みを与えていることからつけられたのでしょうか。 子供の頃にままごとに使うため小学校の生け垣の実をとろうとして、隠れていた硬く鋭いトゲに刺されたあと、鳥が飛んできて、トゲをさけて枝にとまり、器用に実をついばむのを見ました。秋が深まって、ご近所のあちこちで燃えるように赤い実を見かけると、トゲを眼で探してしまいます。バラ科トキワサンザシ属、常緑低木、原産地:ヨーロッパ(東南地方)~アジア別名:ピラカンサトキワサンザシ(常盤山櫨子)の花言葉:美しさはあなたの魅力、慈悲、防衛、燃ゆる想い、快活。トキワサンザシ(常盤山櫨子)の誕生花:10月26日、11月13日、11月23日、12月6日流通時期:実つき鉢植えを秋に見かけます。遊恵盆栽 楽天市場店、日本花卉ガーデンセンターさんにあります。 サンザシ
2013.10.26
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晩夏から晩秋に、上部で枝分かれした茎先につぼみを数多くつけて、淡い白黄色の花が次々と朝遅めに咲いて夕方にしぼみ、実が熟した順に白い冠毛のあるタネが風に飛んでいきます。10月25日の誕生花は、大型の秋の野の草花、アキノノゲシ(秋の野芥子)。花の名は、春の野に咲くノゲシ(野芥子)に似ていて、秋に花が咲くことから名づけられました。別名のチチクサ(乳草)は、茎や葉を傷つけると白い乳液を出すことからつけられ、学名のLactuca indicaも、属名のLactucaが葉や茎から乳(lac)を出すことに由来します。 花言葉「控えめな人」は、整った美しい花が秋の寂しげな野の中でくすんだ淡い黄色に見えることからつけられたのでしょう。アキノノゲシは頭花(小さな花がたくさん集まって一つの花に見える花の形状)で、筒状花はなく、舌状花(舌のように細長い形の花びらをもつ花)が上品で美しい花です。 花言葉「幸せな旅」は、白い冠毛のある小さな種子が風に吹かれて飛んで行った先で、新しい生命を誕生させる姿をたとえたのでしょう。アキノノゲシは茎の下部の葉が羽状に深く切れ込み、ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子)は葉が細く切れ込みがなく、どちらも日当りのよい川岸や空き地などで見かけます。キク科アキノノゲシ属、一年草~二年草、原産地:東南アジア別名:チチクサ(乳草)アキノノゲシ(秋の野芥子)の花言葉:幸せな旅、控えめな人、謙虚、本当は心優しい。アキノノゲシ(秋の野芥子)の誕生花:10月25日流通時期:―ツワブキ ユリオプスデージー カレンジュラ
2013.10.25
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初夏から秋にかけて、すらりと伸びた葉の間から花茎を伸ばして、6弁の涼しげな白ややさしいピンクの花が上向きに次々と咲き、晴天が続いたあとまとまった雨が降ると何度でも咲きます。10月23日の誕生花は、雨後に花がいっせいに開くレインリリー、ゼフィランサス。花の名は、ギリシャ語の zephyros(西、西風)と anthos(花)で、ヨーロッパから見て西に自生していることから名づけられました。ゼフィランサスの仲間には、別名がタマスダレ(玉簾)のZephyranthes candida(カンディダ)や、サフランモドキのZephyranthes grandiflora(グランディフローラ)などがあります。 花言葉「汚れなき愛」「潔白な愛」は、タマスダレの白く清らかな美しい花をたとえたものです。タマスダレは明治の初めに渡来し、美しい花を玉に、細長い葉を、簾(すだれ)にたとえて名づけられました。 花言葉「清純な愛」は、サフランモドキのやわらかなピンク色の花にも似合っています。サフランモドキは江戸時代末に渡来し、サフランと間違えて呼ばれたことから区別するためにサフランモドキと名づけられ、タマスダレよりも大きい花を咲かせます。 タマスダレは花壇などの縁取りになるほど球根がよく増え、晴天と雨が適当な間隔で続く今年の秋にはひと月に2~3回花を咲かせたので、球根のエネルギーに圧倒されました。庭のサフランモドキはあまり雨に左右されないようです。ヒガンバナ科(ネギ科)ゼフィランサス属、春植えの耐寒性球根、原産地:ウルグアイ、アルゼンチン、ペルー(タマスダレ)、ジャマイカ、キューバ、メキシコ、グアテマラ(サフランモドキ)別名:タマスダレ(玉簾)、レインリリー、サフランモドキゼフィランサスの花言葉:汚れなき愛、潔白な愛、清純な愛、期待、便りがある。ゼフィランサスの誕生花:9月8日、9月13日、9月20日、9月30日、10月23日流通時期:球根を晩夏~秋に見かけます。産直花だん屋、グリーンロケット、トオヤマグリーン、千草園芸、ガーデンタウン、小森谷ナーセリー 楽天市場店、グリーンバンクさんにあります。
2013.10.23
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晩春から夏にかけて、光沢のある多肉質の葉のわきに1つずつつぼみがつき、濃い橙黄色の深く5つ裂けた萼の先が開くと、ぷっくりとふくらんだオレンジ色の花が咲きます。 10月22日の誕生花は、ピカピカの葉に愛嬌のあるかわいい花、キンギョノキ(金魚の木)。花の名は、枝に咲くオレンジ色の花が金魚のように見えることから名づけられました。別名のヒポシルタ(ヒポシルサ)は、ギリシャ語のhypo(下に)とcyrta(膨らみ)で、花冠の筒部が膨れて先が細くつぼんだ花の形からつけられました。 花言葉「古きよき時代」は、つやのある葉の緑の中で泳ぐ金魚の姿から、涼を呼ぶ夏の風物詩だった、金魚をいれた桶を天秤棒でかつぐ金魚売りの姿を連想してつけられたのでしょう。昭和の中頃に、天秤棒をかついだ金魚売りが姿を消したあと、「きんぎょ~え、きんぎょ」という売り声が昔の風物として語りつがれてきたそうで、子供の頃に何かで聞いた声が耳に残っています。 花言葉「敬慕」は、葉のわきに咲く花の姿が金魚すくいの赤い金魚(和金)に似ていることからきているのでしょうか。金魚の種類は多くありますが、金魚といえば子供の頃から敬ってきたなじみの神社のお祭りや縁日の露店で、スカイブルーの水槽の中を悠々と泳ぐ赤や黒(出目金)の姿が思い出されます。冬に見つけた小さなポット苗のキンギョノキは室内で冬越ししながら翌年の春まで咲き、一休みして夏も半日陰で咲きましたが、次の年からは夏に間延びした枝に花が咲きました。イワタバコ科ネマタンサス属、非耐寒性常緑亜低木、原産地:南アメリカ別名:ヒポシルタ(ヒポシルサ)、ネマタンサス(ネマタンツス)キンギョノキ(金魚の木)の花言葉:敬慕、古きよき時代キンギョノキ(金魚の木)の誕生花:10月22日流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。シーマニア キンギョソウ リナリア
2013.10.22
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初夏に、長く伸ばした枝についた葉のわきに、真っ白な小花が長いおしべを突き出して枝下から咲き上がりながら、次々と枝にそって数多くの緑の実を結び、秋になると実が白くなります。10月21日の誕生花は、白玉のようなかわいい実の集まり、シロシキブ(白式部)。花の名は、ムラサキシキブ(紫式部)の変異種で、実が白いことから名づけられました。ムラサキシキブの名はムラサキシキミ(紫敷き実)と呼ばれていたものが、小さな紫の実の風雅さを源氏物語の作者、紫式部にたとえて転訛したといわれています。 ムラサキシキブと同じ花言葉「知性」は、ムラサキシキブの白い実種なので、才女として知られていた紫式部から連想したのでしょう。ムラサキシキブによく似ているコムラサキ(小紫)にも白実種があり、コシロシキブ(小白式部)、シロミノコムラサキ(白実の小紫)と呼ばれています。コムラサキはびっしりとついた実で枝が弓状にしなり、ムラサキシキブは枝が直立してまばらに果実がつくそうです。 花言葉「誠実」は、葉のつけ根ごとに白い花がまとまって咲き、実が落ちることなく必ず白い実がつくことからきているのでしょう。鉢植えでシロシキブというと、見栄えがよいコシロシキブであることが多いそうですが、まだ木が小さいので、実が数多くついたときだけ、重たそうに枝がしなっています。 クマツヅラ科ムラサキシキブ属、落葉低木、原産地:日本、中国、朝鮮別名:コシロシキブ(小白式部)、シロミノコムラサキ(白実の小紫)シロシキブ(白式部)の花言葉:知性、誠実。シロシキブ(白式部)の誕生花:9月12日、10月21日流通時期:実つき鉢植えを秋にかけます。園芸ネット プラス、植木本舗、遊恵盆栽 楽天市場店、イン ナチュラル 楽天市場店、産直でお花をお届け「イングの森」、トオヤマグリーン、ガーデンタウンさんにあります。 ムラサキシキブ
2013.10.21
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晩夏から秋に、葉を茂らせて伸びた枝先に、鮮やかな黄色い5弁花がまとまって次々と咲き、咲き始めの黄色いおしべはだんだん紅色を帯びてきます。10月20日の誕生花は、マングローブの林や海岸で樹木に巻きつき可憐な花を咲かせる蔓、コウシュンカズラ(恒春葛)。花の名は、台湾(原産地?)においてマングローブ棲息地の最南端である恒春半島の恒春(常に春のような)の地名と、つる性(蔓)であることからつけられたそうです。 花言葉「情緒豊かな」は、南国の海岸やマングローブの林の縁の日当たりのよい場所などで、緑の葉に映えて輝くような黄色い花が枝先いっぱいに咲くイメージからつけられたのでしょう。花言葉「飾らない心」は、つるを巻きつけた木々がキュートな花を咲かせているように、美しく飾って見せることからきているのでしょうか。 立性のように剪定された半つる性のミリオンキッスは、別属で立性のキントラノオと花や姿がよく似ているようです。キントラノオ科コウシュンカズラ属(トリステラティア属)、非耐寒性常緑つる性低木、原産地:沖縄県、東南アジア、オーストラリア、太平洋諸島コウシュンカズラ(恒春葛)の花言葉:誠実な愛情、飾らない心、情緒豊かな。コウシュンカズラ(恒春葛)の誕生花:10月20日流通時期:ポット苗や鉢花を秋に見かけます。Green Box (グリーンボックス)、緑の風yamashoku、千草園芸、遊恵盆栽 楽天市場店、日本花卉ガーデンセンター、日本花キ流通さんにあります。 キントラノオトラノオ(サンスベリア)
2013.10.20
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晩夏から秋にかけて、ざらざらした葉のわきに、円錐状に集まって咲く白い雄花とカギ状のトゲのある総包に包まれた緑色の雌花が咲き、秋にトゲのある実が茶色になると服にくっつきます。10月19日の誕生花は、古代に渡来した雌雄異花の帰化植物、オナモミ。花の名は、別属の草姿が優しいメナモミ(雌ナモミ)に比べて大きく強いことからオナモミ(雄ナモミ)と名づけられたそうです。ナモミは、蛇に噛まれたときなどに生の葉を揉んで傷口につけたことからの生揉(なもみ)とも、実が衣服や動物の毛につくことをいう、なずむ(滞り、引っかかる)が転化したともいわれています。 花言葉「怠惰」は、カギ状のトゲのある実が衣服や動物の毛にからみついて、人や動物にタネを運んでもらうことからつけられています。花言葉「頑固」は、トゲのたくさんある紡錘型の実をよくつけ、実が熟して褐色になるとトゲが堅くなり、服や動物の毛に何重にもからみついてなかなか取れないことからきているのでしょう。子供の頃は空き地などによく生えていて、トゲトゲの実を友達の服にくっつけたり、くっつけられたり、痛いトゲも平気で投げ合ったりもしましたが、今ではほとんど見かけなくなりました。 オナモミは弥生時代後期の頃に中国から渡来し、少し遅れて小型のメナモミ、さらに小型のコメナモミが渡来し、最近は北米原産の一回り大きい近縁種オオオナモミが帰化しているそうです。何年か前、久しぶりに空き地で見かけたオナモミの実が服にくっついてきたので、なにげなく玄関先に捨てたら、小さな草丈で花を咲かせ、毎年遠慮がちに花鉢の中に身を寄せ、実をつけています。キク科オナモミ属、一年草、原産地:ユーラシア大陸オナモミの花言葉:頑固、粗暴、怠惰。オナモミの誕生花:10月19日流通時期:―秋植え球根 バビアナ イキシア プスキニア ホメリア
2013.10.19
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秋が深まると、茎先の葉のわきに黄色いつぼみをつけた花茎を伸ばして、穂状の黄色い小花が少しずつ咲きながら次々と実をつけ、冬になると房になった実は白い粉を吹いて藍色になります。10月18日の誕生花は、細長い羽状(奇数羽状複葉)の葉と黄色のかわいい小花が集まる細長い花穂、ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天)。花(木)の名は、近縁種のヒイラギナンテンより葉が細いことから名づけられ、ヒイラギナンテンはヒイラギのような葉と、ナンテンのような姿を合わせたところからつけられています。ホソバヒイラギナンテンは何本もの幹が直立し、枝先に濃い緑の葉が放射状につき、上向きの花穂に黄色い花びらのような萼片に包まれて愛らしい6弁花が咲き始めます。 花言葉「優しい暖かさ」は、葉の縁の鋸歯がヒイラギほど鋭くなく優しい感じで放射状に茂る羽状の葉の上に、放射状に出したいくつもの黄色い花穂の暖かい花色からきているのでしょうか。英名のChinese mahoniaは原産地の中国と属名からで、属名のマホニアは19世紀のアメリカの園芸家Bernard Mac Mahonにちなんで名づけられています。 近くのマンションの道路沿いのホソバヒイラギナンテンは、冬に赤褐色に葉が色づき、房になった実が藍色に熟しているのに、まだ細長い花穂を出して黄色い花を咲かせていました。メギ科ヒイラギナンテン属、耐寒性常緑低木、原産地:中国ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天)の花言葉:優しい暖かさ。ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天)の誕生花:10月18日流通時期:苗木を秋~春に見かけます。植木生産販売専門店 芝樹園、タカハシグリーンショップ、花ひろばオンライン、遊恵盆栽 楽天市場店、インターフェース市、SORA、GRANDYさんにあります。
2013.10.18
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晩夏から秋にかけての湿地や水辺、庭園の池のほとりで、細長い葉をつけて高く伸びた中空の茎先に、大きな花穂をつけて、さらにつく小さな褐色の穂に小花が咲きます。10月17日の誕生花は、日本の古名の豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)のアシ(葦、蘆、葭)。花の名は、水の浅いところに生えることからきた浅(あさ)が変化したという説や、青芝(あおし)が変化したという説などがあるそうです。花言葉「従順」は、水辺に群れて生え、まっすぐに伸びた茎が風にいっせいになびく草姿からつけられています。 アシの名は、古くは神話の豊葦原瑞穂国や万葉集に詠まれているようにアシとされていましたが、後に呼び方がヨシに変わってきました。別名のヨシは、草丈が高く有用なものをヨシ(良し)、用途がない短いものをアシ(悪し)と呼び、アシが悪しに通じるのを忌み、縁起をかついでヨシ(良し、善し)と呼び換えられたそうです。 花言葉「音楽」は、ギリシャ神話の牧神パンが葦で作られた笛を吹き鳴らすことからつけられています。美しい妖精シュリンクスに恋をした牧神パンは、醜い容姿を嫌って逃げる彼女を河岸に追いつめ、背後から抱きすくめると、シュリンクスは一束の葦になったので、パンは葦で笛を作りました。花言葉「哀愁」は、シュリンクスの化身の葦笛が物悲しい音色を奏でることからつけられたのでしょうか。春から夏には、川辺のアシが風にさわさわさわさわと爽やかな音が繰り返し鳴っていましたが、秋の夕暮れには、葉とふんわり垂れた花穂がざわざわと鳴って、物悲しく聞こえます。イネ科ヨシ属、耐寒性多年草、原産地:日本、世界各地の暖帯~亜寒帯別名:ヨシ(葦、蘆、葭)アシ(葦、蘆、葭)の花言葉:神の信頼、音楽、従順、哀愁、憂愁、不謹慎、後悔。アシ(葦、蘆、葭)の誕生花:9月24日、10月17日、11月30日、12月8日流通時期:―クサヨシ シンボルツリー オリーブ
2013.10.17
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晩春から初夏にかけて、淡い緑色の小花が群れるように咲き、小さな実を結ぶと、秋に熟して裂け、赤橙色の仮種皮に包まれたタネが現れ、晩秋に真っ赤に紅葉します。10月16日の誕生花は、紅葉や実が美しい世界三大紅葉樹のひとつ、ニシキギ(錦木)。花(木)の名は、紅葉の美しさを錦にたとえて名づけられました。別名のカミソリノキ(剃刀の木)は、枝のコルク質の翼(よく)がカミソリの刃のように見えることからつけられています。 花言葉「危険な遊び」は、向かい合う長楕円形の葉と葉の間の枝に沿ってつくコルク質の翼がカミソリの刃にたとえられ、さわると手が切れそうなことからつけられています。花言葉「あなたの魅力を心に刻む」は、秋の紅葉の美しさと実がさけて顔を出す赤橙色の種子のかわいらしさからきているのでしょうか。それとも、若い枝の表皮から発生して枝に沿って板状に細長く伸びたコルク質の風変わりな翼からきているのでしょうか。 公園の生け垣仕立てのニシキギは、昔は晩秋に美しく紅葉していましたが、夏が暑くなって秋の紅葉が遅れるようになった今では、初冬に入って真っ赤になり、散っていきます。ニシキギ科ニシキギ属、耐寒性落葉低木、原産地:日本、朝鮮半島、中国別名:ヤハズニシキギ(矢筈錦木)、カミソリノキ(剃刀の木)ニシキギ(錦木)の花言葉:危険な遊び、あなたの魅力を心に刻む、あなたの定め。ニシキギ(錦木)の誕生花:10月16日、10月20日流通時期:苗木を秋~春に見かけます。産直花だん屋、ファーム フローラル、遊恵盆栽 楽天市場店、ガーデンタウン、相馬グリーン、千草園芸、ガーデニングショップ四季の里、トオヤマグリーン、GRANDYさんにあります。
2013.10.16
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日暮れが早まると、まっすぐ伸びて枝分かれした茎先につぼみをつけ、秋の澄んだ空によく映えてさわやかな風にゆれながら、白い花が細かく切れ込んだ繊細な葉の上に咲きます。10月14日の誕生花は、秋の訪れを告げて咲く白い花、コスモス(白)。花の名は、ギリシャ語のkosmos(調和、秩序、美しさ)で、整った花姿や群れ咲く花の美しさから名づけられました。 白いコスモスの花言葉「優美」は、花びらが整然と並んだ花の上品な美しさからつけられたのでしょう。白いコスモスの花言葉「乙女の純潔」は、羽状の細かい葉や細い茎が頼りなく繊細で、汚れがなく真っ白な清潔感のある花の姿からつけられています。コスモスは花色による花言葉があり、ピンクの花言葉にも「少女の純潔」がつけられていますが、女性的なイメージのやわらかくやさしい花色を現わしているのでしょうか。 毎年ご近所の畑の片すみで咲くコスモスは、子供の頃に学校の花壇などでよく見かけた昔ながらの、一重のピンクと赤、白の三色の花色が片寄って、秋の風に美しく咲き乱れていました。明治時代に渡来して、北の地方からだんだん南へ咲き下り、秋の風物詩となっているコスモスですが、今では日の長短に関係なく初夏から咲く早咲き系の品種が主流になっています。キク科コスモス属、春~夏まきの非耐寒性一年草、原産地:メキシコ別名:オオハルシャギク(大春車菊)、アキザクラ(秋桜)コスモス(白)の花言葉:優美、乙女の純潔、純潔、美麗。コスモス(白)の誕生花:9月23日、10月14日流通時期:鉢花を春~秋に見かけます。テーブルガーデン、Lucky Flower、Fleur Town 吉本花城園、緑の風yamashokuさんにあります。 チョコレートコスモス ウィンターコスモス
2013.10.14
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初秋から晩秋にかけて、株元からたくさんの茎を出して横に広がり、長い花穂を伸ばし、ビロードのような細かい毛におおわれた紫色の萼の中から、白い小花が次々と咲きます。10月13日の誕生花は、灰色がかった緑色の葉とビロード状でアメジスト色のかわいい花、サルビア・レウカンサ。花の名(学名)は、属名がラテン語のsalvare(治療)、salveo(健康、よい状態)で、薬用になるものが多いことから、種小名がラテン語のLeuco(白い)とantha(花)からつけられました。別名のベルベットセージは、花がビロード状の柔らかい毛で覆われているセージから名づけられ、セージは属名のSalviaがフランス語でsaugeになり、英語でsageになったそうです。 花言葉「家族愛」は、長く伸びた花穂に小さな白い花が寄りそうように集まって咲く様子をたとえたものだそうです。花言葉「炎のような情熱」は、情熱の赤をふくむ紫色の花穂が炎のように伸びていくことからきているのでしょうか。サルビア・レウカンサは夜が長くなってくる晩夏頃に花芽をつけ、秋にアメジスト(紫水晶)色の花穂を長く伸ばしながら、晩秋まで咲き続けます。 公園やご近所の畑ではブッシュ状に広がって群生し、たくさん伸びた長い花穂がいっせいに風にそよぐサルビア・レウカンサの姿が見られます。7月に切り詰めた鉢植えのサルビア・レウカンサもそれなりに花穂をつけて咲きます。シソ科サルビア属、半耐寒性多年草(亜低木)、原産地:メキシコ別名:アメジストセージ、ベルベットセージ、メキシカンブッシュセージ、メキシカンセージサルビア・レウカンサの花言葉:家族愛、炎のような情熱。サルビア・レウカンサの誕生花:10月13日、11月13日流通時期:鉢花を晩夏に見かけます。花と雑貨のABC、産直花だん屋、Green Box (グリーンボックス)、千草園芸、花みどりマーケット、おぎはら植物園、ガーデニングshop岐阜緑園、トオヤマグリーンさんにあります。
2013.10.13
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秋の花が咲き終わる頃、ルミナスカラーの黄色い花がきらめくように咲き出し、日暮れの早い晩秋の玄関先や夜の庭で、門灯や窓からの光を受けると宙に浮きだすように見えます。10月12日の誕生花は、大輪から小輪まで香り高い秋の代表花、キク(黄)。花の名は、1年の最後に咲くことから「究極、最終」を意味して名づけられた漢名の菊の音読みで、菊の花弁を米に見立て、散らばった米を1ヶ所に集めるという意味があるそうです。 ルミナスカラーの白と黄キクは平安時代に中国から渡来した和菊と洋菊があり、洋菊は和菊の様々な品種がヨーロッパやアメリカに渡って改良されたあと、再び日本に戻ってきました。 古くから愛されてきたキクには黄や白、赤などの花色にも花言葉がつけられています。黄色いキクの花言葉「長寿と幸福」は、花の盛りを過ぎて冬になっても残菊として長く咲き続け、幸福のイメージがある黄の花色から連想してつけられたのでしょう。 黄色い花の否定的な花言葉は、黄色がイエスを裏切ったユダがまとっていた衣の色や、キリスト教を迫害したローマ帝国の皇帝の色だったことから連想してつけられたそうです。 黄色いキクの花言葉「破れた恋」「わずかな愛」は、黄色い花色からきているのでしょう。最近はあまりかまってもらえないキクですが、日暮れが早い秋になると鉢植えのコギクがつぼみをつけ、晩秋には黄色い花が次々とたくさん咲きます。キク科キク属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国 別名:イエギク(家菊)、サイバイギク(栽培菊)キク(黄)の花言葉:わずかな愛、破れた恋、思慮深い、高潔、長寿と幸福。キク(黄)の誕生花:9月8日、10月1日、10月12日、11月3日、12月3日流通時期:ポット苗を晩春から、鉢花を晩夏~晩秋に見かけます。【菊の豊幸園】、e-フラワー、グリーンバンク、e-MUMshop 楽天市場店、国華園さんにあります。
2013.10.12
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春になると、先が尖って縁にぎざぎざ(鋸歯)のあるつややかな葉のわきに、黄白色の小さな花が集まって花房になって咲き、雌株なら花後に果実ができて秋に黒紫色に熟します。10月10日の誕生花は、雌雄異木のゲッケイジュ(月桂樹)、ローレル。花(木)の名は、ラテン語のLaudis(賞賛する、誉めたたえる)で、古代ギリシャでローレルの枝葉で編んだ冠(月桂冠)が祭典の勝者や英雄に贈られ、讃えたことからきているのでしょう。花言葉「輝ける未来」は、ギリシャ神話の太陽神アポロンに捧げられた木が勝利と栄光のシンボルとされ、長楕円形の光沢がある緑の葉で栄冠がつくられることからきているのでしょう。 ローレルには葉や花、実にもそれぞれ花言葉がつけられています。葉の花言葉「死すとも変わらず」は、乾燥させた葉の特有の香りが何年も残ることからつけられたのでしょう。ローレルは乾燥した葉に甘い香りがあり、ハーブ(香辛料)としてベイリーフ、ローリエ(フランス語)と呼ばれ、カレーやシチューなど煮込み料理に用いられます。 花の花言葉「功労の報い」は、栄誉を勝ち取るための努力に報いて、緑の葉の栄冠に添えるかのように、たくさんの花を咲かせることからきているのでしょうか。実の花言葉は「教示」ですが、雌株は少ないようで、庭の鉢植えもご近所のあちこちで見かけるローレルも雄株で、残念なことに実を見たことはありません。クスノキ科ゲッケイジュ属、耐寒性常緑高木、原産地:地中海沿岸別名:ゲッケイジュ(月桂樹)、ローリエ、ベイ、ベイツリーローレルの花言葉:栄誉と勝利、名誉、栄光、勝利、栄光の輝き、輝ける将来、輝ける未来。ローレルの誕生花:2月16日、2月28日、10月10日、12月9日、12月18日葉の花言葉:死すとも変わらず。花の花言葉:功労の報い、裏切り。実の花言葉:規律、教示。流通時期:苗木を秋~春に見かけます。園芸ネット プラス、花ひろばオンライン、日本花卉ガーデンセンター、土っ子倶楽部、千草園芸、エストアガーデン、ガーデンショップさんぽ道、相馬グリーンさんにあります。
2013.10.10
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春から夏は、よく分枝した堅く細い茎に線形の明るい緑の葉がこんもりと茂り、晩夏から淡い緑のつぼみをつけて、濃い紅色の小花が集まって咲き、秋が深まると真っ赤に紅葉します。10月9日の誕生花は、こんもり丸くまとまる草姿がかわいいホウキグサ(箒草)、ホウキギ(箒木)。花(木)の名は、枝を乾燥させ束ねて箒(ほうき)を作ったことから名づけられました。別名のホウキグサ(箒草)は、江戸時代に枯れ葉や弱い茎、タネを落とした枝を束ねて、ホウキにしたことからつけられました。 ほうきのように見える束状に立った枯れ枝花言葉「忍耐強い愛」は、春から夏の涼しげなライトグリーンの葉色が晩秋になってようやく燃え上がる愛をイメージする赤色に紅葉することからつけられたのでしょう。花言葉「私はあなたに打ち明けます」は、明るい緑の葉が恥じらうように頬を赤く染めていき、真っ赤になることをたとえたのでしょうか。 小さな鉢植えのホウキギは真冬に箒のような茎を残して枯れ、隣の鉢にこぼれ落ちたタネが芽を出して遠慮がちに茎葉を伸ばし、花を咲かせて紅葉していました。庭だと辺り一面にこぼれたタネは翌春に一斉に芽を出し、こんもりしたコキア畑になるそうです。別名のコキアは、19世紀のドイツの植物学者Joseph Kochにちなんでつけられています。アカザ科ホウキギ属、非耐寒性一年草、原産地:南ヨーロッパ別名:コキア、ホウキグサ(箒草)ホウキギ(箒木)の花言葉:恵まれた生活、私はあなたに打ち明けます、忍耐強い愛。ホウキギ(箒木)の誕生花:1月31日、10月9日流通時期:鉢花を晩夏~初秋に見かけますGreen Box (グリーンボックス)さんにあります。福袋
2013.10.09
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夏になると、晩春に枝につけた花芽が玉状にふくらんで、黄白色の5弁花が下向きに咲き、雌株の雌花や両性花は実をつけ、秋に熟すと厚い果皮が裂けて赤いタネがのぞきます。10月8日の誕生花は、雌雄異木の庭木の王、モッコク(木斛)。花(木)の名は、木に咲く花の香りが、デンドロビウムの仲間で暖地の岩などに着生するセッコク(石斛)の花の香りに似ていることから名づけられました。モッコクは枝先にかたまって互生する光沢がある厚い葉の葉柄が紅紫色を帯びて、つぼみをつけた花柄が曲がり、秋に赤く丸い実をつけた果柄も紅色を帯びてきれいです。 花言葉「人情家」は、香りのよい清楚な花とかわいい実をたわわにつけるモッコクのどこからきているのでしょう。岡山県倉敷市の阿智神社の境内では、長寿の大きいモッコクは花言葉が人情家で、情愛を「持つ濃く」、縁がもっと濃くなるようにという意味があるそうで、縁結びの木になっています。 モッコクは端正で品格のある樹形に成長するため、真木(庭の中心となる木)として用いられています。植物園にもなく、新築マンションの道路沿いで庭木の王様を見つけたときは、うれしかったのですが、花が咲くと雄株で秋にたわわに実ることがないことがわかって、ちょっとがっかりでした。ツバキ科モッコク属、半耐寒性常緑高木、原産地:日本、中国、東南アジア別名:アカミノキ(赤実の木)モッコク(木斛)の花言葉:人情家。モッコク(木斛)の誕生花:10月8日、11月6日流通時期:苗木を秋~春に見かけます。植木生産販売専門店 芝樹園、インターフェース市、トオヤマグリーン、片岡笑幸園「悠々の森」、ガーデンタウン、ぐりーんぐりーん、ガーデニングショップ四季の里、GRANDY、SORAさんにあります。
2013.10.08
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春から初冬にかけて、地面に這うように伸びていく茎先に、球形に集まった淡いピンクの小花が一面に咲き続け、暗紫色のV字模様の入った葉はカーペット状に広がり、冬に紅くなります。10月6日の誕生花は、Vサイン入りの葉と花がキュートなヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)、ポリゴナム。花の名は、ギリシャ語のpolys(多い)とgonu(節)で、茎の節 がふくらんで関節のように見えることからつけられました。ポリゴナムは茎が丈夫で、地面に接した節の部分から根をおろしてどんどん広がっていきます。別名のヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)は、花がツルソバに似ていて草姿が小さいことからつけられ、ツルソバはつる性で白い花がソバ(蕎麦)に似ていることから名づけられたそうです。 花言葉「気がきく」は、乾燥や暑さに強く、短期間のうちにV字模様の入った葉で地面をおおいつくして、花で飾り、葉が紅葉して飽きさせないことからきているのでしょうか。花言葉「愛らしい」は、金平糖のように丸くてかわいいピンクの花につけられています。ポリゴナムは手間がかからず、1株でつるが土のないブロックの上でもどんどんどこまでも伸びていきますが、邪魔になったときには簡単にはがせます。 寄せ植えにしていたら、隣の鉢の中に入って根づき、鉢から鉢へ広がり、勝手に寄せ植えになったときもあります。園芸品種に、V字模様の入った葉がカーペット状に広がることからつけられたビクトリーカーペットや斑入り葉もあります。タデ科イヌタデ属(タデ属)、耐寒性多年草、原産地:ヒマラヤ別名:ポリゴナム・カピタツム、ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)ポリゴナムの花言葉:愛らしい、気がきく。ポリゴナムの誕生花:10月6日流通時期:ポット苗を春と秋に見かけます。園芸ネット プラス、Green Box (グリーンボックス)、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、ガーデニングクラブことぶき、産直でお花をお届け「イングの森」、フェアリーズ ガーデン、GRANDYさんにあります。
2013.10.06
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秋が深まると、枝分かれしながら伸びたつるの先に、白い花筒の先が明るい紫色のつぼみを十数個つけて、次々と開く赤紫色の花はだんだん淡い色になっていきます。10月5日の誕生花は、花色が変わるニンニク風味の花、ニンニクカズラ(大蒜葛)。花の名は、英名のガーリックバインからで、ガーリックバインはつる性(蔓)で葉や花をつぶすとニンニクのような臭いがすることからつけられています。 ニンニクカズラは花が順々に咲くので、咲き始めの明るい紫から薄い赤紫、ピンク、花の終わりの白まで、満開のときはにぎやかです。花言葉「ありのままの私を見て」は、咲き始めの濃い花色が次第に薄くなっていく花色の変化を現わしているのでしょうか。それとも、気になるほど強くはありませんが、葉や花をつぶすとニンニク臭がすることからきているのでしょうか。 花言葉「個性的」は、濃い赤紫色からピンク、白へと花色が変わる花の美しさやニンニクのような臭いがあることからつけられたのでしょう。耐寒性がないので、鉢植えを短く剪定して室内で冬越しさせると、翌年あまりつるが伸びず、花を咲かせてくれませんでした。ノウゼンカズラ科プセウドカリンマ(マンソア)属、非耐寒性常緑つる性低木、原産地:メキシコ、ブラジル別名:ニンニクカズラ(大蒜葛)ガーリックバインの花言葉:個性的、ありのままの私を見て。ガーリックバインの誕生花:10月5日流通時期:鉢花を秋に見かけます。トオヤマグリーン、日本花卉ガーデンセンターさんにあります。 カレーバイン ハニーサックル
2013.10.05
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秋が深まる頃、茎先の丸くふくらんだ濃く鮮やかな紅色がかった苞葉(つぼみを包んでいた葉)が上へ上へと伸び、苞の間から紅色の筒状花がこぼれ落ちるように次々と咲いていきます。10月4日の誕生花は、花の咲き方がユニークなローズリーフセージ、サルビア・インボルクラータ。花の名(学名)は、ラテン語のsalveo(健康)、salvare(治療)で、薬用になるものが多いことに由来する属名Salviaと、苞葉を意味する種小名involucrataから名づけられました。 庭のサルビアの中では秋遅く最後に咲きます。花言葉「燃える愛」は、丸くふくらんだ苞葉(つぼみ)が一枚ずつはがれ落ちて、鮮やかなローズ色の筒状花が咲き出ることからつけられたのでしょう。サルビア・インボルクラータは茎先の苞葉が球状になるタイプと細長いタイプがあります。英名のローズリーフセージは、葉にバラのような甘い香りがあることからつけられています。 ローズリーフセージは食用ではありませんが、セージの花言葉からきた「家庭の徳」もあるようです。花言葉「家庭の徳」は、古代ギリシャやローマの家庭で、のどの痛みや胃腸炎などに用いられ、薬用として重宝されていたことからつけられています。シソ科アキギリ属、半耐寒性多年草(半常緑低木)、原産地:メキシコ別名:ローズリーフセージサルビア・インボルクラータの花言葉:燃える愛、家庭の徳。サルビア・インボルクラータの誕生花:8月31日、9月14日、9月19日、10月4日流通時期:鉢花を晩秋に見かけます。おぎはら植物園さんにあります。ソーラーライト 温室
2013.10.04
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春先の若葉をゆでて食べると特有の香りがあってほろ苦く、晩夏から秋に大きな羽状の葉の間から長く伸びた花茎の先に、淡い黄緑色の小花が集まって大きな傘形に咲き、実を結びます。10月3日の誕生花は、独特の苦味と香りのあるビタミンとミネラルが豊富な葉、アシタバ(明日葉)。花の名は、葉を摘んでも明日にはまた葉が伸び出すほど繁殖力が強いことから名づけられました。花言葉「旺盛な活動力」は、名前の由来どおり、繁殖力や生命力の強さからつけられています。 実際には毎日摘んでいたら葉がなくなってしまいますが、春と秋に出てきた若葉はすぐ大きな葉になり、2~3年で花を咲かせたあとに枯れ、タネで更新して若葉を提供しつづけてくれます。花言葉「未来への希望」は、摘まれても、摘まれても明日にはすぐに伸び出す葉をたとえたものでしょう。 アシタバは大きくなるので、こぼれダネであちこちに出てきた若葉を全部摘んで1株だけ残していましたが、花が咲いたときキアゲハの幼虫に食べられて茎だけになったこともあります。アシタバは免疫力を高め、高血圧などの成人病などに効果があり、特有成分のカルコンにはセルライト(太ももなど肌の表面のデコボコ)を分解する働きがあるそうです。セリ科シシウド属、半耐寒性多年草、原産地:日本別名:ハチジョウソウ(八丈草)、アシタグサ(明日草)アシタバ(明日葉)の花言葉:旺盛な活動力、未来への希望。アシタバ(明日葉)の誕生花:10月3日流通時期:ポット苗を春に見かけます。園芸ネット プラス、四国ガーデン楽天市場支店、日光種苗、ハーブとイタリア野菜の楽天市場店、千草園芸、日本花卉ガーデンセンター、なえ屋、ファーム フローラルさんにあります。
2013.10.03
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晩夏から初秋の湿原で、まっすぐ空に向かって伸びた花穂に、群れ飛ぶ小鳥のような紫色の唇形花が10輪以上咲き、披針形の葉は紅葉するので、秋に草紅葉が見られます。10月30日の誕生花は、湿原の楚々とした紫の花が美しい山野草、サワギキョウ(沢桔梗)。花の名は、水辺や山間部の湿地に自生しているキキョウの仲間から名づけられました。花言葉「高貴」は、枝分かれせずまっすぐ伸びた花茎に咲く花の、気品のある紫の花色に与えられています。紫色は京の雅を象徴し、高貴な人しか使えない色のひとつでした。 植物園のサワギキョウサワギキョウは全草にアルカロイドのロベリンを含む有毒植物として知られています。花言葉「悪意」は、風情のある美しい花に有毒な成分が隠されていることからつけられたのでしょう。花言葉「特異な才能」は、草丈が高くて倒れやすい茎に倒れても、倒れても上を向いて起きあがる性質があることからきているのでしょうか。 ベニバナサワギキョウはアメリカ原産で、園芸品種に白やピンク、赤紫、ブルーなどの花色があります。キキョウ科ミゾカクシ属(ロベリア属)、耐寒性多年草、原産地:日本、東アジア別名:宿根ロベリアサワギキョウ(沢桔梗)の花言葉:高貴、特異な才能、繊細、悪意、敵意。サワギキョウ(沢桔梗)の誕生花:9月22日、9月30日、10月30日流通時期:ポット苗を秋から春に見かけます。みちのくふるさと便、石田精華園 楽天市場店、紫桜館 山の花屋 楽天市場店、トオヤマグリーンさんにあります。 宿根ロベリア
2012.10.30
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秋に、パイナップルにそっくりの甘い香りがする葉のわきに、鮮やかな赤い唇形の花が穂状に優雅に咲き、花や葉はポプリやお菓子の飾りなどに利用されています。10月25日の誕生花は、香りを楽しむフレグラントハーブ、パイナップルセージ(サルビア・エレガンス)。花の名は、葉にパイナップルに似た香りがするセージであることから名づけられました。セージは、薬用になるものが多いことからつけられたラテン語のsalvare(治療)、salveo(健康、よい状態)に由来する属名のSalviaがフランス語でsaugeなり、英語でsageになったそうです。 セージの花言葉「家庭の幸福」「家庭の徳」「家庭的」は、古代ギリシャやローマの家庭で、のどの痛みや胃腸炎などに用いられ、薬用として重宝されていたことからつけられています。紫系の花が多いセージの仲間の中で、パイナップルセージは愛情を現す花色をしています。花言葉「愛を求めて」は、手を差し伸べるように斜め上に向かって咲く真紅の優美な花の姿から連想してつけられたのでしょう。 長年庭で春にも咲き、夏にもポツリポツリと咲くパイナップルセージはよく香り、気に入っていましたが、今年何度か降った雪に、鉢が凍って枯れたので残念です。シソ科サルビア属(アキギリ属)、耐寒性常緑小低木、原産地:メキシコ、グアテマラ別名:サルビア・エレガンスパイナップルセージの花言葉:家庭的、愛を求めて。パイナップルセージの誕生花:10月25日流通時期:ポット苗を春と秋に見かけます。おぎはら植物園、ハーブティー専門店 e-ティザーヌ、三本松フラワー、ガーデンブライト、トオヤマグリーン、ファーム フローラルさんにあります。
2012.10.25
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最初はコンパクトだった鉢花が翌年から勢いよく成長し、夏から秋にかけて、枝先に次から次へとつぼみをつけ、ひときわ目を引く鮮やかな紫色の花がたくさん咲きます。10月23日の誕生花は、おしべまで紫色の花が魅力の熱帯花木、シコンノボタン(紫紺野牡丹)。花の名は、野に咲くボタン(牡丹)のように美しい花からつけられたノボタン(野牡丹)より、花の色が濃い紫であることから名づけられました。花言葉「平静」は、静謐さを感じさせる紫紺色の一日花につけられています。 別名のブラジリアン・スパイダーフラワーは、ブラジルが原産の花の長いおしべがクモの足のように見えることからつけられました。花言葉「謙虚な輝き」は、英名でGlory bushと呼ばれるように、開花時に木全体がしっとりと落ち着いた紫紺色に輝いて見えることからきているのでしょうか。 シコンノボタンは比較的寒さに強く、暖地では軒下の簡易温室に鉢が入らなくなるまでの何年か冬越しできました。園芸品種に花弁の元とおしべが白いコートダジュールや、花弁の半分が紫色で咲き進むとピンクになるリトルエンジェルなどがあります。ノボタン科シコンノボタン属、常緑低木、原産地:ブラジル別名:ブラジリアン・スパイダーフラワーシコンノボタン(紫紺野牡丹)の花言葉:自然、平静、謙虚な輝き、ひたむきな愛情。シコンノボタン(紫紺野牡丹)の誕生花:10月23日、11月30日流通時期:鉢花を夏~秋に見かけます。Green Box (グリーンボックス)、日本花卉ガーデンセンター、ガーデン工房地Q園、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、産直でお花をお届け「イングの森」、アリスガーデン、ガーデニングshop岐阜緑園さんにあります。 ノボタン
2012.10.23
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江戸末期に観賞用として渡来して野生化し、最近あちこちの空き地や土手などで見かけるようになった、旺盛につるを伸ばしながら次々と咲かせる5角形の朱赤色のかわいい一日花。10月21日の誕生花は、大きな丸い葉が野生化エネルギーの元、マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)。花の名は、細い糸(縷)のような葉と鮮やかな紅色の花からつけられたルコウソウ(縷紅草)に花が似ていて、葉が丸いことから名づけられました。 中心部が黄色い花同じ熱帯アメリカ原産のルコウソウは野生化しておらず、繊細な葉と星形の紅色や白の花が好まれて、花壇や鉢などに植えられています。花言葉「紙一重」は、今では片や園芸種、片や雑草になったことからきているのでしょうか。昨夏、南のベランダに野生化するほど元気なマルバルコウソウを植えたのですが、空き地のように、つるを伸ばしてハート形の葉で緑のカーテンを広げてくれませんでした。 花言葉「私は忙しい」はルコウソウと同じ花言葉で、タネをつけながらつるを伸ばして次々と新しい花を咲かせるところからつけられています。ハゴロモルコウソウはマルバルコウソウとルコウソウの交配種で、ルコウソウほど細い葉ではないけれど、葉が羽状で、マルバルコウソウと同じ5角形の愛らしい花が咲きます。ヒルガオ科ルコウソウ属、つる性の非耐寒性多年草、原産地:熱帯アメリカマルバルコウソウ(丸葉縷紅草)の花言葉:私は忙しい、情熱、紙一重。マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)の誕生花:8月11日、9月13日、10月21日流通時期:ルコウソウのポット苗を晩秋から初夏に見かけます新春に香る花、ロウバイ
2012.10.21
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