花の名前 0
ラ行の花 0
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秋に、上部で枝分かれした花茎の先に、縁にギザギザ(鋸歯)のある数枚の小葉の中心に一個つけたつぼみが花柄を高く伸ばして、紅紫色の八重の花を咲かせます。9月30日の誕生花は、秋の風になびく優美な花、ギブネギク(貴船菊)。花の名は、花の姿がキク(菊)に似て、京都の貴船山に多く生えていたことから名づけられました。別名のシュウメイギク(秋明菊)は、秋にキク(菊)に似た明るい花を咲かせることからつけられています。 シュウメイギクは英名がJapanese anemoneで、アネモネの仲間です。花言葉「薄れゆく愛」はアネモネと同じ花言葉で、ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディテが愛した美少年アドニスの伝説からつけられています。花言葉「多感なとき」は、長い花茎の先に次々と咲く紅い八重の花が風にゆれる美しい様子をたとえたものでしょう。 ギブネギクの花は、長楕円形や線状楕円形など大きさの揃っていないガク(萼)が弁化したもので、花の中心に球状に集まった多数のめしべを囲むように、おしべが多数ついています。昔庭で咲いていた花は園芸品種の赤八重で、お彼岸に貴船神社に行く道で咲き始めたキブネギクが本来のキブネギクの花形に近いのでしょうか。キンポウゲ科アネモネ属、耐寒性多年草、原産地:中国、台湾別名:シュウメイギク(秋明菊)、アキボタン(秋牡丹)ギブネギク(貴船菊)花言葉:薄れゆく愛、あせていく愛、淡い思い、多感なとき、利益、忍耐。ギブネギク(貴船菊):9月14日、9月30日、10月3日、10月7日、10月8日、10月12日、10月15日流通時期:ポット苗は春に、鉢花は晩夏~秋に見かけます。園芸ネット プラス、紫桜館 山の花屋 楽天市場店、千草園芸さんにあります。
2023.09.30
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夏に、細長い葉の間からすらりと伸びた長い花茎の先に、花弁に切れ込みが入った青紫色の一重の花が朝開いて午後に閉じ、翌日から花弁が増えていき八重咲きになります。9月25日の誕生花は、花弁が一重から重なっていく不思議な花、カタナンケ。花の名は、学名がCatananche caeruleaで、属名Catanancheの音読みから名づけられました。属名はギリシャ語のkatanagkē(下と力)で、古代ギリシャの婦人が媚薬として使用したことから、種小名caerulea はラテン語の青で、花色からつけられています。別名のルリニガナ(瑠璃苦菜)は、花がニガナ(苦菜)の花に似ていることからつけられています。 花言葉「心は思いのまま」は、古代ギリシャの婦人が媚薬(惚れ薬)として使用したことから連想してつけられたのでしょう。花言葉「揺れる心」は、長く伸びた花茎の先に咲く花が風になびく様子からきています。 カタナンケは春に小さなプランターにパラパラ播いたタネが3株並んで芽を出し、翌年の晩春からカサカサと乾いた淡い茶色のつぼみをつけた花茎が立ち上がってきました。最初、一重と八重の花が混ざっているのかと思いましたが、初花の一重が花弁を重ねて八重になり、一重の花は順に開くけれど咲き揃うことなく、晩夏の花は小さく、昼前に閉じました。キク科ルリニガナ属、春播き二年草(耐寒性多年草)、原産地:地中海沿岸別名:ルリニガナ(瑠璃苦菜)カタナンケの花言葉:心は思いのまま、揺れる心。カタナンケの誕生花:9月25日ルリニガナ(瑠璃苦菜)の流通時期:ポット苗を晩夏~秋に見かけます。みんなの花屋さん ほのかさんにあります。 りんどう
2023.09.25
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晩春から秋まで、枝先の深い緑の葉のわきに、淡いピンクや恋ピンクの5弁花が朝開き夕方にしぼみ、次々とつぼみをふくらませて咲き続けます。9月22日の誕生花は、南国の夏空に次々に咲き変わる一日花、ハイビスカス(ピンク)。花の名は、エジプトの美の女神hibisとギリシャ語のisko(似ている)で、女神hibisのように美しい花から名づけられました。別名のブッソウゲ(扶桑花、仏桑華)は、漢名の扶桑に花を加えた扶桑花の音読みが訛ったとされ、扶桑はフヨウ(芙蓉)のような花にクワ(桑)のような葉を持つことに由来します。 花言葉「華やか」は、ピンク色のイメージからつけられたのでしょう。ピンク系のハイビスカスは赤や白のハイビスカスより、濃い淡い、赤みがかっているなど幅が広く濃淡が与える花の印象は華やかです。 白線が中心から伸びて花弁がペンキで塗ったように濃いピンク色のペインテッド以外のネームタグはピンク系です。ハイビスカスがつぼみからおしべとめしべの合着した蕊柱(ずいちゅう)をのぞかせ、すっと突き出しながら花弁が開いていくのを、以前は草抜きしながら見ていました。アオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)、非耐寒性常緑低木、原産地:南太平洋、熱帯アジア、中国別名:ブッソウゲ(扶桑花、仏桑華)、リュウキュウムクゲ(琉球木槿)ハイビスカス(ピンク)の花言葉:華やか。ハイビスカス(ピンク)の誕生花:9月22日ハイビスカス(白)の花言葉:艶美、繊細な美。ハイビスカス(白)の誕生花:8月31日ハイビスカス(赤)の花言葉:新しい恋、勇ましさ、勇敢。ハイビスカス(赤)の誕生花:7月11日、7月23日、8月25日ハイビスカスの花言葉:常に新しい美、繊細な美しさ、新しい恋、しとやかな愛。ハイビスカスの誕生花:7月11日、7月14日、7月23日、8月1日、8月12日、8月18日、8月21日流通時期:鉢花を春~夏に見かけます。日本花卉ガーデンセンター annexさんにあります。 ダイモンジソウ
2022.09.22
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秋に、先が尖って縁にギザギザのある(鋸歯)長楕円形の葉をつけた枝先に、淡紅色の筒状の唇形花がおしべとめしべを突き出して、円柱状の花穂を咲き上がります。9月28日の誕生花は、山地の林床に群生する薄紅色の花、ミカエリソウ(見返草)。花の名は、群生する花が美しく思わず振り返って見ることから名づけられました。別名のイトカケソウ(糸掛草)は、花筒から突き出るおしべとめしべを糸に見立てています。 花言葉「詩的な愛」は、1個のつぼみに花が2~3個包まれ、先が2つに裂けた花柱と、花糸が紅紫色の4本のおしべを長く突き出して咲く独特の花形から連想してつけられたのでしょうか。ミカエリソウの花を振り返って見る場所が色鮮やかな花が植えられている庭ではなく、林の中などで薄暗がりによく映える淡紅色の花を見たら足を止めて眺めることでしょう。 園芸品種のバリエガータは植え場所を間違えたようで、強い日差しに葉焼けしてきれいな葉色が見られなくなりましたが、花は健気に咲いています。毎年お彼岸の墓参後に訪れる秋の植物園で、小山の北側の木陰にミカエリソウが群生していますが、花穂が出てきたところで花を見るに至っていません。シソ科テンニンソウ属、耐寒性落葉低木、原産地:日本別名:イトカケソウ(糸掛草)ミカエリソウ(見返草)の花言葉:詩的な愛。ミカエリソウ(見返草)の誕生花:9月28日流通時期:ポット苗を秋に見かけます。つどいの里八ヶ岳山野草園、トオヤマグリーンさんにあります。 真珠の木
2021.09.28
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晩春から夏に、セージは刺激的な香りのある葉をつけた枝に、紫色の唇形花を穂状に咲かせ、初夏から秋に、サルビアの園芸品種が紫色の花を咲かせ、紫色の萼(ガク)は花後も長く残ります。9月14日の誕生花は、夏の花壇を彩るサルビアの紫色の花、サルビア(紫)。花の名は、属名の音読みで、属名はラテン語でsalvare(治療)、salveo(健康、よい状態)に由来し、薬用ハーブとして知られているセージが仲間にあることから名づけられました。サルビアの仲間は多くありますが、単にサルビアというと、明治中期に渡来したヒゴロモソウ(学名Salvia splendens)を指しています。単にセージというと、コモン セージ(Common Sage、学名Salvia officinalis)を指し、学名の種小名はofficinalis(薬効のある)で、別名はヤクヨウサルビア(薬用サルビア)です。 セージは古代ヨーロッパの「長生きしたければ、庭にセージを植えなさい」という諺があるように、貴重なハーブとして栽培されてきました。花言葉「尊重」は、中世ヨーロッパで、花に寿命を延ばし、生命力を高め、悲しみを和らげ、厄を防ぐ力があると信じられていたことからつけられています。花言葉「知恵」「尊敬」は、英名のsage(賢人)からきているのでしょう。 子供の頃、公園や学校の花壇で咲いていたサルビアは、ヒゴロモソウ(緋衣草)と呼ばれる品種だけでしたが、そのうち園芸品種の紫や白なども見かけるようになりました。庭のパープルセージ(セージの変種または園芸品種)は学名がSalvia officinalis var. purpureaで、葉色が紫がかっています。●ヒゴロモソウ(緋衣草)シソ科サルビア属(アキギリ属)、非耐寒性多年草(春まきの一年草扱い)、原産地:南アメリカ●コモン セージシソ科サルビア属(アキギリ属)、常緑小低木、原産地:地中海沿岸サルビア(紫)の花言葉:尊敬、尊重、知恵。サルビア(紫)の誕生花:9月14日サルビア(白)の花言葉:不断の精力、すべてよし。サルビア(白)の誕生花:8月31日、11月23日サルビア(赤)の花言葉:燃える思い。サルビア(赤)の誕生花:8月7日、10月4日サルビアの花言葉:私の心は燃えている、燃える心、家族愛、家庭の徳、尊敬、知恵。サルビアの誕生花:8月6日、8月7日、8月31日、9月19日流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。トオヤマグリーン、園芸ネット プラス、苗木部 by 花ひろばオンライン、ファーム フローラルさんにあります。 パープルセージ
2021.09.14
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初夏から秋に、つややかな羽状の葉(羽状複葉)をつけてまっすぐ伸びた茎先に、極小輪から巨大輪までの赤い花がさまざまな花形で咲きます。9月10日の誕生花は、エネルギッシュに咲き誇る赤いダリアの花、ダリア(赤)。花の名は、属名Dahliaの音読みで、属名はスウェーデンの植物学者Anders Dahlにちなんで名づけられました。ダリアは18世紀に種がメキシコからスペインに送られ、19世紀にはヨーロッパに広まり、日本には1841年にオランダ船により球根がもたらされました。別名のテンジクボタン(天竺牡丹)は、天竺(インド)経由で渡来し、花の形がボタンに似ていることからつけられ、花は赤い大輪のデコラティブ咲きだったようです。 花言葉「華麗」「栄華」はダリアの花言葉と同じで、ダリア(赤)の花言葉「華麗」は、他の色合いの花よりも赤い花の華やかな美しさを表しているのでしょう。花言葉「栄華」は、中世のフランス革命の時期にナポレオンの后ジョセフィーヌに愛され、上流階級層の間で流行した花であることからきているのでしょう。 花形は一重咲き、八重咲きの整ったデコラティブ咲き、コラレット咲き、アネモネ咲き、ポンポン咲き、八重咲きの長い花びらの先が巻いているカクタス咲きなどがあります。初夏にお花畑で色とりどりの高性のダリアが咲き始め、鉢植えの矮性のダリアも次々と花を咲かせ、梅雨明け以降は一休みし、秋にまた花を咲かせています。キク科ダリア属、春植えの耐寒性球根、原産地:メキシコ別名:テンジクボタン(天竺牡丹)ダリア(赤)の花言葉:栄華、華麗。ダリア(赤)の誕生花:9月10日、9月15日ダリアの花言葉:華麗、華やかな恋、移り気、移ろい、不安定、栄華、気まぐれ、威厳、エレガンス、品位。ダリアの誕生花:5月22日、7月27日、7月28日、7月29日、8月13日、9月2日、9月3日、9月10日、9月15日ダリア(黄)の花言葉:栄華、優美。ダリア(黄)の誕生花:9月24日ダリア(ポンポン咲き)の花言葉:気持ちがはずむ、感謝。ダリア(ポンポン咲き)の誕生花:9月7日、10月19日流通時期:球根を冬~春に、ポット苗や鉢花を春~夏に見かけます。園芸ネット予約店さんにあります。
2021.09.10
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秋に、球根から長い花筒が伸びて、3枚の外花被と3枚の内花被の中心に目立たないおしべとめしべをのぞかせて、藤色がかったピンク色の花が1~4個、咲きます。9月21日の誕生花は、植えなくても机の上で咲く裸の貴婦人、イヌサフラン(犬洎夫藍)。花の名は、花がサフランに似ていて、めしべが高価な香辛料になるサフランのように食材として、役に立たない(イヌ)ことから名づけられました。別名のコルチカムは、黒海沿岸に隣接したアルメリアの古都コルキス(Colchis)に由来しています。 花言葉「危険な美しさ」は、葉や球根を間違えて食べると食中毒を起こす毒草なのに、咲かせる花が美しいことからつけられています。花言葉「私の最良の日々は過ぎた」は、過ぎ去った夏の日々を惜しんで、秋に花が咲くことからきています。 イヌサフランは数年植えっぱなしで、葉は他の春の花などに隠れ忘れていますが、気がつくとひょっこりつぼみを伸ばして花を咲かせています。早春に新芽が伸びて、つやのある広線形の大きな葉が重なりあって茂り、初夏に枯れます。ユリ科(イヌサフラン科)イヌサフラン属、夏~秋植えの耐寒性球根、原産地:ヨーロッパ中南部~北アフリカ別名:アキズイセン(秋水仙)、コルチカムイヌサフラン(犬洎夫藍)の花言葉:楽しい思い出、私の最良の日々は過ぎた、悔いなき青春、永続、美徳、華やかな美しさ、危険な美しさ。イヌサフラン(犬洎夫藍)の誕生花:9月8日、9月21日、9月27日、10月8日、10月9日、10月19日、11月5日、12月21日流通時期:球根を夏~秋に見かけます。種苗・花苗・球根の専門店 大郷屋、園芸ネット プラス、赤松種苗、Ivyさんにあります。
2020.09.21
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夏から初秋に、長く伸びていくつるの3~5つに裂けた葉のわきに集散花序を出し、小さな淡緑色の5弁花が次々と咲き、蜜が出る花盤から花弁とおしべが落ちて、めしべの花柱だけが残ります。9月17日の誕生花は、白や紫、紅青色など色とりどりのかわいい実、ノブドウ(野葡萄)。花の名は、野に生えるブドウ(葡萄)から名づけられました。ブドウの名は、大宛国(ウズベキスタン)のブダウ(ブドウ酒)から、中国に入ってプタオとなり、ブドウになったといわれています。ギリシャ神話では、ブドウは酒神ディオニュソスが初めて植えた木で、ギリシャ語のbotrusが中国で音訳され、葡萄の文字が当てられたともいわれています。別名のウマブドウ(馬葡萄)、イヌブドウ(犬葡萄)は、実がまずくて食べられないことから呼ばれています。 花言葉「慈愛」「慈悲」は、野生のブドウの実が無償で食べられることからきているのでしょうか。ノブドウの実は焼酎につけると肝臓病などに効果があり、茎葉は関節痛などに効き目があります。ブドウタマバエやブドウガリバチの幼虫が実に寄生すると、実が膨らむので大きさが不揃いになり、色も白や淡紫色、瑠璃色、空色などに様々に色づきます。 ノブドウは用水の側溝近くで花を咲かせながらつるを道路に這わせていて、次々とつける緑の実はブドウの実のようにきれいに連なることはなく、実が落ちる(鳥に食べられる?)のも早いです。細い川沿いに何か所か生えているノブドウの葉は浅く切れ込むものから深く切れ込むものまで様々あり、葉が深く切れ込んだキレハノブドウ(切葉野葡萄)も見られます。ブドウ科ブドウ属、つる性落葉低木、原産地:日本、東アジア別名:ウマブドウ(馬葡萄)、イヌブドウ(犬葡萄)、カラスブドウ(烏葡萄)ノブドウ(野葡萄)の花言葉:慈悲、慈愛、人間愛。ノブドウ(野葡萄)の誕生花:9月17日、11月1日流通時期:鉢植えを晩春~秋に見かけます。園芸ネット プラス、日本花卉ガーデンセンター、おぎはら植物園、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、遊恵盆栽 楽天市場店、ファーム フローラル、千草園芸、トオヤマグリーンさんにあります。
2020.09.17
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夏に、縦にひだが入った剣状の葉の間から伸びた花茎の先に、3枚の大きな花弁を広げて中心に赤い斑の散る鮮黄色の花が朝咲いて、夕方にしぼみます。9月1日の誕生花は、ユニークで存在感のある斑模様の一日花、チグリジア。花の名は、属名のTigridiaの音読みで、ラテン語のtigris(虎)に由来し、花に虎斑模様があることから名づけられました。別名のトラユリ(虎百合)、トラフユリ(虎斑百合)は、虎をイメージさせる斑模様が花の中心に入っていることからつけられています。 花言葉「誇らしく思う」は、大きな花弁3枚が三角を形作るユニークな花形の中心に入る鮮やかな斑模様からつけられたのでしょう。花言葉「私を愛して」は、華美な花の中心に恐ろしいトラやヒョウを思わせるインパクトのある模様がくっきりと入っていることからきているのでしょうか。 チグリジアの花は基部に斑模様のある3枚の大きな外花被と3枚の小さい内花被があり、丸くくぼんだ中心にめしべとおしべが合着して1本にまとまっています。チグジリア・パボニア(Tigridia pavonia)は赤や白、黄、ピンクの花色混合の球根でしたが、今年咲いた花は黄色のみで、1本の花茎に数輪咲いた中に、外花被が2枚の花が1輪ありました。アヤメ科チグリジア属、非耐寒性春植え球根、原産地:メキシコ、グアテマラ別名:トラユリ(虎百合)、トラフユリ(虎斑百合)チグリジアの花言葉:鮮やかな場面、誇らしく思う、私を愛して、私を助けて。チグリジアの誕生花:9月1日、10月5日流通時期:秋~春に球根を見かけます。チューリップ グリーン系
2020.09.01
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秋に、葉を茂らせまっすぐ伸びた茎の上部で枝分かれした茎先に、中央に集まった褐色の筒状花のまわりを鮮黄色の舌状花が取り囲む一重の可憐な花(頭花)が咲きます。9月26日の誕生花は、イヌリンが豊富な健康野菜、キクイモ(菊芋)。花の名は、花がキク(菊)に似ていて、イモ(芋)のような塊茎を作ることから名づけられました。別名のブタイモ(豚芋)は江戸末期に、飼料用作物として導入されたことからつけられています。 花言葉「気取らぬ愛らしさ」は、秋の青空にすっと伸びた花茎の先で輝く一重の花の可憐さからつけられたのでしょう。花言葉「陰徳」「美徳」は、生命力が強く畑作物と競合するといわれながら、塊茎に含まれるイヌリンに整腸作用や食後の血糖値の上昇を緩やかにする作用などがあることからつけられています。 キクイモはヒマワリの仲間で、草丈が2~3m近くにもなり、見上げた先に葉の大きさに比べて、小さな花を咲かせます。花が終わると地中に塊茎を作り、地上部が枯れたあと大きくなったものを掘り出し、小さな塊茎は埋め残しておくと翌春に芽を出し、初夏には縁にギザギザ(鋸歯)のある深緑色の葉が茂ります。キク科ヒマワリ属、耐寒性多年草、原産地:北アメリカ別名:アメリカイモ(亜米利加芋)、ブタイモ(豚芋)キクイモ(菊芋)の花言葉:陰徳、美徳、気取らぬ愛らしさ、恵み。キクイモ(菊芋)の誕生花:9月26日、11月3日流通時期:イモを晩秋から春に見かけます。e-フラワーさんにあります。ニオイザクラ キイジョウロウ ダイモンジソウ
2018.09.26
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夏から秋に、紫紅色の多肉質のつるにつく広円形の葉の間から伸びた紫紅色の花柄(花軸)に、ピンク色の丸みのある花弁のない小さな花が先端をわずかに開いて穂状に咲きます。9月25日の誕生花は、夏の健康野菜、ツルムラサキ(蔓紫)。花の名は、つるや葉の根元が紫色で、紫色の果実が染料に使われたことから名づけられました。別名のインデアンホウレンソウは、原産地のインドと、ホウレンソウに似た味がすることから呼ばれています。 花言葉「頼りにします」は、生命力が強く一度根づくとタネを落として新しい芽を出すことからつけられています。花言葉「頼りすぎ」は、生命力の強さだけでなく、栄養価が高く、疲労回復や免疫力向上などの効果があることからきているのでしょう。 ツルムラサキはつると花が紫紅色の紫茎種と、つるが緑色で花が白い緑茎種の2種類があり、緑茎種はシンツルムラサキ(真蔓紫)と呼ばれています。晩夏にこぼれダネが芽吹き1m以上もつるを伸ばして地を這い、暖冬の年には、冬になっても金平糖のように集まった花を咲かせ、黒紫色の実をつけ続けていました。ツルムラサキ科ツルムラサキ属、つる性一年草、原産地:熱帯アジア別名:セイロンホウレンソウ、インデアンホウレンソウツルムラサキ(蔓紫)の花言葉:頼りにします、頼りすぎ。ツルムラサキ(蔓紫)の誕生花:9月25日流通時期:ポット苗を春に見かけます。ヒメイチゴノキ イチゴノキ アロニア
2017.09.25
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夏から秋に、手のひら状に3~5つに裂けた葉の間から伸びた花柄の先に、白や紅紫色の小さな五弁花がひっそりと可憐に咲きます。9月18日の誕生花は、民間薬として親しまれている野草、ゲンノショウコ(現の証拠)。花の名は、古くから下痢止めの薬草として用いられ、煎じて飲めば薬効が速やかに現われることから現之証拠(ゲンノショウコ)と名づけられました。別名のミコシグサ(御輿草)は、実のはじけた形が御輿(みこし)の屋根のようになることからつけられています。 花言葉「憂いを忘れて」は、飲めばすぐ効き、胃腸病などの体調不良の憂鬱から解放されることからきているのでしょう。花言葉「心の強さ」は、他の草の葉陰に埋もれることなく清楚な花を上に向けてしっかりと咲かせる姿を表しているのでしょうか。 植物園のゲンノショウコは、よく枝分かれして地を這う細い茎先を他の夏や秋の草花のあちこちから立ち上げて、可憐な花をのぞかせています。フウロソウ科フウロソウ属、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国別名:ミコシグサ(御輿草)ゲンノショウコ(現の証拠)の花言葉:心の強さ、憂いを忘れて。ゲンノショウコ(現の証拠)の誕生花:9月7日、9月18日流通時期:ポット苗を春と秋に見かけます。紫桜館 山の花屋 楽天市場店、トオヤマグリーンにさんにあります。 ノボタン ニオイザクラ
2017.09.18
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晩夏から秋に、線形の長い葉の間からすっと伸びた花茎に、淡い紅紫色の小さな6弁花が穂になって次々と咲き上がります。9月3日の誕生花は、秋口に咲く可憐な山野草、ツルボ(蔓穂)。花の名は、群生して並び立つ穂が連なることからの連穂(ツラホ)という説や、球根の外皮をむくと、つるりとした坊主頭に似ていることからのツルボウズが転訛したという説などがあります。別名のサンダイガサ(参内傘)は、公家が宮中に参内するとき従者に持たせた柄の長い傘を畳んだ形に、花穂が似ていることからつけられています。 花言葉「流星のような」は、秋の訪れとともに突然、葉と花茎を伸ばしてパッと花を咲かせる様子からつけられたのでしょう。花言葉「誰よりも強い味方」は、小さな花と花の細い花弁が支えあうように固まって咲く姿からきているのでしょうか。 春の植物園では、花が咲いていないので目もくれずに通り過ぎていた小道の傍らを秋に訪れると、紫がかった淡いピンクの小さな花が穂状になって群生して咲いています。ツルボの春に出た細長い葉は球根を太らせて夏になると枯れ、晩夏にまた葉を出すと同時に、つぼみをつけた花茎を長く伸ばします。ユリ科ツルボ属、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国別名:サンダイガサ(参内傘)ツルボ(蔓穂)の花言葉:誰よりも強い味方、流星のような、不変、志操堅固、我慢強い、風情ある、寂しさ、悲しみ。ツルボ(蔓穂)の誕生花:5月6日、9月3日流通時期:ポット苗を夏~秋に見かけます。園芸ネット プラス、トオヤマグリーン、ガーデンタウンさんにあります。 秋植え球根 フリチラリア
2017.09.03
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晩秋に、羽状に裂けた葉をつけてまっすぐ伸びた茎先に、赤や黄、白などの一重や八重、丁字咲きなどの大輪から小輪の花がこぼれるように咲きます。9月30日の誕生花は、日本の秋を象徴する国花、キク(菊)。花の名は、漢名の菊の音読みで、1年の最後に咲くことから「究極、最終」を意味して名づけられました。漢字の菊は、菊の花弁を米に見立て、散らばった米を手の中に集めるという意味があり、花の形を示しているそうです。キクは平安時代に中国から薬草として渡来し、鎌倉・室町時代に嵯峨菊や伊勢菊などの園芸種が観賞用に作られ、江戸時代に江戸菊、肥後菊などの和菊が作り出されました。ポットマムやスプレーマムなどの洋菊は、和菊のさまざまな品種がヨーロッパやアメリカに渡って改良されたあと、再び日本に戻ってきたものです。 花言葉「高貴」は、秋の花が咲き終わる頃、きらめくように咲き出す香り高い花の気品に満ちた姿からつけられています。花言葉「清浄」は、霜にも耐えて清々しく咲く花の姿からでしょう。古くから愛されてきたキクには黄や白、赤などの花色にも花言葉がつけられています。 鉢植えのキクは庭の片すみに追いやられて、最近はあまりかまってもらえないのですが、花が少なくなる晩秋から冬にきらめくように小輪の花を咲かせます。鑑賞用のキクは、開花時期で春菊、夏菊、秋菊、寒菊に、花の大きさで大菊(菊花展で見かける厚物、管物など)、中菊(江戸菊、嵯峨菊など)、小菊などに分けられています。キク科キク属、耐寒性多年草、原産地:中国。別名:イエギク(家菊)、サイバイギク(栽培菊)キク(菊)の花言葉:高貴、高尚、高潔、清浄。キク(菊)の誕生花:9月30日、10月14日、11月23日、11月27日、12月9日、12月13日コギク(小菊)の花言葉:純情、真実、元気。コギク(小菊)の誕生花:1月5日、8月6日キク(黄)の花言葉:わずかな愛、破れた恋、思慮深い、高潔、長寿と幸福。キク(黄)の誕生花:9月8日、10月1日、10月12日、11月3日、12月3日キク(赤)の花言葉:愛情、愛しています、真の愛。キク(赤)の誕生花:10月1日、11月27日、12月13日流通時期:ポット苗を春に、鉢花を秋に見かけます。四国ガーデン楽天市場支店、【菊の豊幸園】、e-MUMshop 楽天市場店さんにあります。
2015.09.30
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夏から秋に、細長い葉の間に地下茎から延びた花茎の先の十数本に分かれた長い花穂のおしべとめしべが風に吹かれて受粉したあと、白い毛が生えたタネで穂が白くなります。9月29日の誕生花は、秋の七草のひとつの尾花、ススキ(芒、薄)。花の名は、すくすくと伸びていく木という意味の「す(く)す(く)き」からという説や、ススはササ(笹)に通じ、細い意味のささ(細小)によるという説などがあります。別名のオバナ(尾花)は、穂を動物の尾に見立ててつけられています。 花言葉「生命力」「活力」は、日当たりのよい山野などに一面に広がるススキの旺盛な繁殖力につけられたものでしょう。花言葉「隠退」は、秋風にゆれる穂の姿が現役を退いた満足感にあふれた趣のあることからつけられています。 鉢植えのイトススキは草丈が低く、細い葉が立ち上がってあまり広がらずコンパクトで、花はナンバンギセルが寄生しているので咲いたことがありません。中秋の名月にお団子と一緒にお供えに飾られたススキを家の軒に吊るしておくと、一年間病気をしないそうです。イネ科ススキ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国、朝鮮半島別名:カヤ(萱)、ミクサ(御草)、オバナ(尾花)ススキの花言葉:勢力、生命力、活力、心が通じる、隠退。ススキの誕生花:9月7日、9月15日、9月29日、10月16日、10月22日流通時期:ポット苗や鉢花を晩夏~秋に見かけます。ガーデンタウン、石田精華園 楽天市場店、charm 楽天市場店、紫桜館 山の花屋 楽天市場店、はなや IchiJin‘いちじん’さんにあります。 秋植え球根リューココリネ
2015.09.29
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秋から初冬にかけて、葉のわきから3つに枝分かれを繰り返しながら長く伸びた花茎に、赤紫色の小さな花が球状に集まって咲きます。9月28日の誕生花は、金平糖のようにかわいい初冬の花、センニチコボウ(千日小坊)。花の名は、花の形がセンニチコウ(千日紅)の花に似て、小さく愛らしいことから名づけられました。センニチコボウはペルーやエクアドル原産のAlternanthera porrigensから作出された園芸品種です。 花言葉「不老長寿」は、ドライフラワーにできるかわいらしい花の咲く期間が長いことからつけられたのでしょう。花言葉「喜びを伝える」は、枝分かれを繰り返してはじけるように咲くかわいい花の姿からでしょう。花言葉「変身」は、アルテルナンテラの仲間が秋に葉が赤や黄に美しく色づくことからきているようです。 センニチコボウは日が短くなると花芽をつける短日植物ですが、木陰に置いた鉢植えは初夏からちらほら咲く年があります。センニチコボウは晩秋から初冬にかけての花の少なくなる頃に花を咲かせながら紅葉し始めます。ヒユ科アルテルナンセラ属、半耐寒性多年草(亜低木)、原産地:南アメリカ別名:アルテルナンテラ・ポリゲンスセンニチコボウ(千日小坊)の花言葉:不老長寿、喜びを伝える、静寂、変身。センニチコボウ(千日小坊)の誕生花:9月28日、10月18日流通時期:ポット苗を晩春~夏に見かけます。はなや IchiJin‘いちじん’さんにあります。ワレモコウ アカバセンニチコウ
2015.09.28
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晩夏から秋に、まっすぐな剣状の葉の間から長く伸びた花茎に、花弁の先がとがって中心に濃いチョコレート色の斑の入った白い6弁花が横向きに上品に香りながら咲きます。9月27日の誕生花は、濃い紫色のアクセントがおしゃれな白い花、アシダンセラ。花の名(旧属名)は、ギリシャ語のとがった葯の意味で、おしべの葯の先がとがっていることから名づけられました。アシダンセラはアシダンセラ属からグラジオラス属に統合され、グラジオラスの仲間になってニオイグラジオラスとも呼ばれています。 花言葉「豊かな気品」は、ほのかに香り、濃い紫色のブロッチが引き立てる白い花の清らかさをたとえたのでしょう。花言葉「純粋な愛」は、控えめに咲く清楚な花の愛らしさからつけられています。 鉢植えのアシダンセラは3個の球根をうち1個だけ芽が出るのが遅れたので、晩夏の間毎日花が見られました。長い1本の花茎に10数輪ずつ咲いた花はよく香りました。アヤメ科グラジオラス属(旧アシダンセラ属)、半耐寒性春植え球根、原産地:エチオピア別名:ニオイグラジオラスアシダンセラの花言葉:純粋な愛、豊かな気品。アシダンセラの誕生花:9月27日流通時期:球根を春に見かけます。ゼラニウム ガーベラ
2015.09.27
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晩春に、大きな緑色の萼(がく)の中に薄黄色の小さな雌花がつつましげに咲き、固まって咲く雄花と受粉して実を結ぶと、秋にオレンジ色の実が枝にたわわに実ります。9月26日の誕生花は、日本の秋の味覚を代表する柿色の実、カキノキ(柿の木)。花(木)の名は、秋の山野になる赤い実からのアカキ(赤木)、実が堅いことからのカタキ(堅)、つやつやして輝いていることからのカカヤキ(輝)が転じたという説などがあります。カキの学名のDiospyros Kakiは、属名がギリシャ語の Dios(神)とpyros(穀物)で、種小名が和名のKAKI(柿)です。カキは南蛮貿易によってヨーロッパへ伝えられ、実の極上の甘さからDiospyros(神の食べ物)と呼ばれたのでしょう。カキは実のヘタを咳止めやしゃっくりの薬に、殺菌作用がある葉を柿の葉寿司などに、渋柿の渋を団扇や和傘の防水加工に、幹から葉、実、渋までさまざまな用途があります。 花言葉「自然美」は、青空に映えるつややかな柿色の実の美しさからつけられています。花言葉「恵み」は、山里で鈴なりになる実が食べ物の少なくなる頃に鳥やサルなどの食料になることからでしょうか。それとも、晩秋に紅葉して葉が散った柿の木の梢にいくつか残されている木守りの赤い実からきているのでしょうか。実りの秋が終わり、葉を落とした枝に取り残された木守り柿は収穫に感謝し、冬の小鳥たちへの恵み、昔はお腹を空かせた旅人への思いやりから全て収穫しない慣わしがありました。 初冬に干した渋柿のうち特大の1個だけがなかなかやわらかくならず、そのうち軒下までメジロが飛んできてやわらくなった部分をつつくようになったので、ツバキの木につるしました。ぶら下がるカキを見ると、法隆寺の鐘の響きに秋を感じたという正岡子規の俳句が思い浮かびます。柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺(1895年)カキノキ科カキノキ属、耐寒性落葉低木、原産地:日本カキノキ(柿の木)の花言葉:自然美、恵み、優美。カキノキ(柿の木)の誕生花:9月26日、10月24日流通時期:苗木を秋~早春に、ロウヤガキの実つき鉢植えを秋に見かけます。花ひろばオンライン、園芸ネット プラス、日本花卉ガーデンセンター、SORA、GRANDY、渋谷園芸 植木鉢屋さんにあります。
2015.09.26
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夏から秋に、縦脈が幾本か入ったビロード状の葉をつけた枝先に、淡い紫紅色の花が5~7輪、咲きます。9月25日の誕生花は、ボタン(牡丹)のように美しい野に咲く一日花、ノボタン(野牡丹)。花の名は、野に咲く花がボタンのように美しいことから名づけられました。ノボタンの学名はMelastoma candidumで、属名はギリシャ語のmelas(黒い)stoma(口)で、果実を食べると口の中が色素で黒くなることからつけられています。 花言葉「自然」は、ボタンのような華やかさをもつ野の花の美しさからつけられたのでしょうか。花言葉「謙虚な輝き」は、ひときわ目を引く美しい花でありながら、一重の5弁花で物静かな感じがするところからきているのでしょう。 鉢植えのノボタンはピンク、白、紫の三色組物で、紫はオシベが紫色のシコンノボタン(紫紺野牡丹)です。ノボタンは属名の異なる仲間が多く、開花期の違うので、シコンノボタンやシダレノボタン、ブータンノボタン、ヒメノボタンなど春から初冬まで楽しむことができます。ノボタン科ノボタン(メラストマ)属、常緑低木、原産地:東南アジア、ブラジルノボタンの花言葉:自然、素朴、平静、謙虚な輝き、ひたむきな愛情、あなたと踊ろう。ノボタンの誕生花:9月25日、10月8日、11月16日、11月30日流通時期:ポット苗や鉢花を早春~秋に見かけます。e-フラワー、園芸ネット プラス、緑の風yamashoku、charm 楽天市場店、日本花卉ガーデンセンターさんにあります。
2015.09.25
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晩春から夏に、光沢のある厚い緑の葉をつけた枝先に、紅色がかった白い鐘形の花が数輪下向きに咲き、秋に小さな実が赤く熟します。9月24日の誕生花は、紅熟したキュートな実とかわいい花、コケモモ(苔桃)。花の名は、密生した葉が岩にはりつく小さな姿をコケ(苔)に、赤い実をモモ(桃)に見立てて名づけられました。コケモモの完熟した赤い実は甘酸っぱく、生食やジャム、ゼリー、果実酒などに利用されています。 花言葉「幼い恋」は、樹高10~20cmほどの低木が鐘形の愛らしい花を咲かせる姿をたとえてつけられたのでしょう。花言葉「反抗心」は、高山の岩場や寒冷地の林床などに自生し、冬でも葉を落とさない広葉樹であることからでしょう。 小さな鉢植えのコケモモは実をつける頃に雨が多く、夏の暑さでやっと結んだ実が落ちて、暖地の戸外では夏越しするのが精一杯のようです。コケモモはよく日が当たる場所では紅葉するそうで、初冬の葉は少し赤みがかっていましたが、翌春には緑を取り戻しながら、かわいい花を咲かせました。ツツジ科スノキ属、耐寒性常緑小低木、原産地:日本、ユーラシア、北アメリカ別名:カウベリー、マウンテン クランベリー、フレップコケモモ(苔桃)の花言葉:幼い恋、反抗心、くじけるな。コケモモ(苔桃)の誕生花:9月24日、10月12日、10月18日流通時期:ポット苗を秋に見かけます。園芸ネット プラス、四国ガーデン楽天市場支店、日本花卉ガーデンセンター、花みどりマーケット 楽天市場店、charm 楽天市場店さんにあります。 ツルコケモモ
2015.09.24
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晩夏から秋に、まっすぐ伸びた茎に対になってついた葉のわきに、つぼみをぎっしりつけた花茎を伸ばして、白い小さな花が少しずつ咲いていきます。9月23日の誕生花は、秋を告げるしとやかな白い小花、ヒヨドリバナ(鵯花)。花の名は、秋になって山から人里に下りてきたヒヨドリが鳴く頃に花が咲くことからという説と、枯れるとよく燃えることからの「火を取り」が転訛したという説があります。ヒヨドリバナは5個の両性の筒状花が一つの花(頭花)になり、頭花がたくさん集まった花は筒状花から伸びる花柱でけむるように見えます。 花言葉「清楚」は、秋の野山などで白い小花が集まって咲く花の落ちついた美しさからつけられたのでしょう。花言葉「延期」「期待」は、たくさんの小さな花が少しずつ咲いていく様子からつけられています。 大きな鉢植えのヒヨドリバナは夏の花と入れ替わるようにひそやかに咲き始め、花が開くに従って庭が華やいできます。山道の暗い木陰は群生しているヒヨドリバナで明るくなっていました。白い花は仲間のフジバカマ(藤袴)の淡い紫の花とそっくりですが、ヒヨドリバナの葉は縁に荒い鋸歯があり、フジバカマの葉は深く3つに裂けています。キク科フジバカマ属、耐寒性多年草、原産地:中国ヒヨドリバナ(鵯花)の花言葉:清楚、期待、延期。別名:サンラン(山蘭)ヒヨドリバナ(鵯花)の誕生花:9月23日、11月6日流通時期:ポット苗を春に見かけます。カランコエ デンマークカクタス
2015.09.23
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夏から秋に、ススキの根元から長く伸ばした花柄(かへい、花を支える柄)の先に、淡い紫紅色の筒形の花が横向きにひとつ咲きます。9月22日の誕生花は、ススキの根に寄生して咲く花、ナンバンギセル(南蛮煙管)。花の名は、花の形が南蛮人のタバコを吸うキセル(煙管)に似ていることから名づけられました別名のオモイグサ(思い草)は古名で、首を垂れた花の姿が物思いにふけているように見えることからつけられています。 花言葉「物思い」は、万葉集に詠まれている思い草からきているのでしょう。 道のへの 尾花が下の 思ひ草 今更さらに 何をか思はむ(道ばたに生えるススキだけを頼って生きている思ひ草のように、私はあなた一人を頼りに生きているのですから、今さら何一つ考えることはありません) ナンバンギセルは秋になると鉢植えの草丈の低いイトススキの根元に小首を傾げているような姿を見せますが、イトススキは養分を取られてやせ細りました。今は植物園のナンバンギセルのように、別の元気なイトススキの根元でたくさんの花を咲かせています。葉緑素をもたないナンバンギセルはオギやチガヤ、ミョウガ、サトウキビなどにも寄生するそうです。ハマウツボ科ナンバンギセル属、一年生の寄生植物、原産地:日本、中国別名:オモイグサ(思い草)、キセルソウ(煙管草)ナンバンギセル(南蛮煙管)の花言葉:物思い。ナンバンギセル(南蛮煙管)の誕生花:9月22日流通時期:鉢植えを夏に見かけます。園芸ネット プラス、千草園芸、山野草と盆栽の専門店ヴェールモア、花工房たんぽぽ こだわりの宿根草さんにあります。 バラ バビロン
2015.09.22
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晩春から晩秋まで、細かく枝分かれして這うように広がった茎先に、花芯が暗褐色の小さな黄色い花が咲き続けます。9月21日の誕生花は、緑の葉によく映える黄色の愛らしい小花、サンビタリア。花の名は、イタリアのブレスチアの教授で博物学者のFederico Sanvitaliにちなんで名づけられました。別名のジャノメギク(蛇の目菊)は、暗褐色の筒状花が蛇の目模様になり、目のように見えることからつけられています。 花言葉「私を見つめて」は、花径2cmほどの小さな黄色い花をいっぱいに咲かせて存在をアピールする様子からつけられています。花言葉「変わらぬ熱愛」は、小さいながらも次から次へとこぼれるように咲いている花の姿からつけられたのでしょう。 サンビタリアは筒状花が暗褐色のプロクンベンス種と、筒状花がグリーンや黄色のスペシオサ種があります。サンビタリア クスコはコンパクトによくまとまって、暑い夏に花がら摘みの必要もなく、花も鉢からあふれてたくさん咲きました。キク科サンビタリア(ジャノメギク)属、非耐寒性多年草(春まき一年草)、原産地:グアテマラ、メキシコ別名:ジャノメギク(蛇の目菊)、メキシカンジニアサンビタリアの花言葉:私を見つめて、切なる喜び、愛の始まり、変わらぬ熱愛、いつも愉快。サンビタリアの誕生花:9月21日流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。バラ クィーンエリザベス
2015.09.21
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初秋に、葉を出さずに地からすーっと伸びた花茎の先に、花弁を強く反り返らせた真っ赤な6弁花がおしべとめしべを長く突き出して、次々と燃え上がる炎のように咲きます。9月20日の誕生花は、黄金色の稲穂のゆれる田の畦を彩る赤い花、ヒガンバナ(彼岸花)。花の名は、秋の彼岸の頃に花が咲くことから名づけられました。別名のハミズハナミズ(葉見ず花見ず)は、花のあるときには葉がなく、葉のあるときには花がないことからきています。 花言葉「思うはあなた一人」は、鮮やかな赤い花の特殊な美しさからつけられています。花言葉「悲しい思い出」や「あきらめ」は、仏の花として寺や墓地に植えられたことからきているのでしょう。 ヒガンバナは植えた覚えがないのに、数年前に庭のフェイジョアの木陰に突然つぼみの包みをつけた花茎を伸ばして、5~7輪の真っ赤な花を妖しげに一輪咲かせ、今では増えています。球根に毒があり、土に穴を掘るネズミなどを避けるために田の畦や土手、墓地に植えたともいわれ、ご近所の田の畔を取り巻き、土手一面に真っ赤な花を群生して咲かせています。ヒガンバナ科ヒガンバナ属、秋植えの耐寒性球根、原産地:日本、中国別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)、ユウレイバナ(幽霊花)、ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)ヒガンバナ(彼岸花)の花言葉:情熱、悲しい思い出、思うはあなた一人、独立、再会、あきらめ。ヒガンバナ(彼岸花)の誕生花:9月13日、9月20日、9月23日、11月15日流通時期:球根を夏~秋に見かけます。ガーデンタウン、四国ガーデン楽天市場支店、渋谷園芸 植木鉢屋、千草園芸さんにあります。 秋植え球根
2015.09.20
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初夏から秋に、新しいつるを伸ばして茂らせた茎先の葉のわきに、白い筒形の花弁の先が5~7つに分かれた平な花が次々と咲き、甘く上品な香りを漂わせます。9月19日の誕生花は、ジャスミンティーの香り付けの花、マツリカ(茉莉花)。花の名は、漢名の莱莉花の音読みで、莱莉花はサンスクリット語のmallika(ジャスミン)から名づけられました。別名のピカケは、ハワイ語名のPikake(孔雀)で、白いマツリカの花と白いクジャク(ピカケ)を愛し、若くして亡くなったハワイ王朝末期の王族のカイウラニ王女にちなみます。 花言葉「清浄無垢」は、さわやかに香る清楚で純白の花につけられています。花言葉「長すぎた春」は、花期が長いことからきているのでしょうか。それとも、花数のわりにあまり実を結ばないことからでしょうか。 鉢植えの一重のマツリカは一度もタネをつけたことがありませんが、花はよく咲きます。八重咲きのアラビアンジャスミン ジェイドは、何度も一斉に丸いつぼみをつけて花を順に咲かせています。以前はよく、花が落ちても残るほど香りが強いマツリカの小さな花弁をウーロン茶の上に広げて浮かべ、香りを移した後、花びらを取り除いて、ジャスミンティーにして楽しみました。ハワイなどではレイに使用されるピカケの一重咲きは真っすぐな花弁が何枚も重なったような花です。モクセイ科ソケイ属(ヤスミヌム属)、つる性の非耐寒性低木、原産地:インド、イラン、東南アジア別名:アラビアンジャスミン、ピカケ、ジャスミンソケイ(素馨)マツリカ(茉莉花)の花言葉:清浄無垢、長すぎた春。マツリカ(茉莉花)の誕生花:6月10日、9月19日、10月23日流通時期:鉢花を初夏に見かけます。打出農園、園芸ネット プラス、フラワーネット 日本花キ流通、Green Box (グリーンボックス)さんにあります。 ジャスミン ホトトギス
2015.09.19
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春から秋に、赤みがかった濃いピンク色の新葉がほんのり桜色になって白くなり、晩秋に白と緑の斑が混ざった葉や緑一色になった葉が美しく紅葉します。9月18日の誕生花は、テイカカズラ(定家葛)の葉色の変化が美しい斑入種、ハツユキカズラ(初雪蔓)。花の名は、つる性で葉に白い斑がたくさん入り、緑の葉の上に初雪が冠雪したように見えることから名づけられました。ハツユキカズラはテイカカズラの変異種です。 花言葉「化粧」は、濃い緑色の葉の上に新しく出た葉がピンク、白へと染まる美しい葉色の変化からつけられています。花言葉「素敵になって」は、いつも茎を伸ばして濃いピンク色の葉が順々に白い斑、緑へと少しずつ変化する様子からつけられたのでしょう。 ハツユキカズラは葉の成長とともに斑が変化した葉が入り混じり、日当たりのよい場所では新芽の赤みも強く、斑がきれいに出ます。前年の夏に花芽ができるので、剪定しない枝を残しておくと、晩春から初夏に白いスクリューのような形をした花が咲きます。キョウチクトウ科テイカカズラ属、つる性の耐寒性低木、原産地:日本別名:フイリテイカカズラ(斑入り定家葛)ハツユキカズラ(初雪蔓)の花言葉:化粧、素敵になって。ハツユキカズラ(初雪蔓)の誕生花:9月18日流通時期:苗を春と秋に見かけます。花みどりマーケット 楽天市場店、緑の風yamashoku、ガーデニングshop岐阜緑園、ガーデニング専門店 hana*worldさんにあります。 ポットローズ
2015.09.18
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晩夏から秋にかけて、左右大きさの違う大きなハート形の葉のわきから伸びた細く紅い花柄が何度か二つに分かれ、淡い紅色の雄花が咲き、続いて雌花が咲きます。9月17日の誕生花は、日陰の庭に秋を呼び込みしっとりと咲く花、シュウカイドウ(秋海棠)。花の名は、漢名の秋海棠の音読みで、春に咲くハナカイドウ(花海棠)に似た色の花が秋に咲くことから名づけられました。シュウカイドウは雄花の2枚の小さな花弁と2枚の大きな花弁のような萼(ガク)の中心の球状の黄色いおしべが美しく、雌花は花弁がなく、2枚の大きな萼がわずかに開きます。 花言葉「恋の悩み」は、控えめでどことなく愁いをふくんだように見える、悩ましげな花の雰囲気を表したのでしょう。花言葉「片思い」は、大きなハート形の葉が左右対称でなく、少しゆがんだ形をしていることからつけられています。 シュウカイドウは庭の片すみで静かに楚々として咲いていましたが、仲間の華やかなベゴニアに夢中になっているうちに庭から消えてしまいました。秋の植物園で淡い紅色のシュウカイドウを見かけてなつかしくなり、また紅色の花と葉の裏が鮮やかな紅色の裏紅シュウカイドウが白い花を庭で咲かせるようになりました。シュウカイドウ科ベゴニア(シュウカイドウ)属、耐寒性球根、原産地:中国、マレーシア別名:ヨウラクソウ(瓔珞草)シュウカイドウ(秋海棠)の花言葉:片思い、恋の悩み。シュウカイドウ(秋海棠)の誕生花:8月29日、9月10日、9月17日流通時期:ポット苗を春に見かけます。花みどりマーケット 楽天市場店、四国ガーデン楽天市場支店、つどいの里八ヶ岳山野草園、日本花卉ガーデンセンター、山野草と盆栽の専門店ヴェールモアさんにあります。 季節の花苗
2015.09.17
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晩秋から枝先に3個ずつつぼみをつけ始め、冬の寒さに耐えながら順々につぼ形の純白の花が開き、早春から晩春まで枝をおおって咲き続けます。9月16日の誕生花は、花が3輪1組の小さい鈴のような冬咲きエリカ、スズランエリカ(鈴蘭エリカ)。花の名は、エリカの花がスズラン(鈴蘭)の花に似ていることから名づけられました。エリカ(属名Erica)はギリシャ語のereike(砕く)で、胆石を砕く薬効を持つと信じられていたことからという説と、ラテン語のericeに由来するという説があります。 花言葉「愛らしい妖精」は、白い雪が積もったように見える小さな花の可憐さからつけられたのでしょう。花言葉「幸せな愛を」は、白い花のエリカに幸福を運ぶという言い伝えがあることからでしょうか。それとも、鐘のような花の姿からスズランを連想してつけられたのでしょうか。イギリスやフランスでは、5月1日はスズランの日とされ、愛する人の幸福を願ってスズランの花を贈る習慣があり、花言葉「幸福を取り戻す」「幸福の訪れ」がつけられています。 鉢植えのスズランエリカは年々大きくなって、花数も多くなっています。NHK趣味の園芸に、スズランエリカは5℃ほどの場所では半年ぐらい咲き続けるほど花もちがよく、花数は5号鉢で1万輪以上と紹介されていました。ツツジ科エリカ属、耐寒性常緑低木、原産地:南アフリカ別名:エリカ・フォルモーサスズランエリカ(鈴蘭エリカ)の花言葉:幸せな愛を、愛らしい妖精。スズランエリカ(鈴蘭エリカ)の誕生花:2月10日、9月16日、9月17日、9月28日流通時期:鉢花を晩秋~冬に見かけます。ロウバイ
2015.09.16
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晩秋から初冬に、屋根より高くぐんぐん伸びて枝分かれしてたくさんのつぼみをつけた太い花茎に、澄んだピンクの大きい花が次々と咲きます。9月15日の誕生花は、青空に君臨するメガプランツ、コウテイダリア(皇帝ダリア)。花の名は、学名のDahlia imperialisの直訳からで、属名がリンネの高弟Anders(Andreas)Dahlにちなみ、種小名はimperialis(帝王の、威厳のある)で、堂々とした花姿からつけられています。コウテイダリアは原産地では高原の森林地帯に自生し、雨季の終りに咲く花で、夜が長くなり涼しくなると花芽ができ、11月下旬頃から咲き出します。 青い空にそびえて美しく咲き誇るコウテイダリアの花言葉はコスモスと同じで、コスモスに似た花の印象からきているのでしょう。花言葉「乙女の真心」は、青空に映える澄んだピンク色のやわらかくやさしい花のイメージからつけられたのでしょう。花言葉「乙女の純潔」は、清潔感のあるピンク色の花の姿からきています。 コウテイダリアはご近所では台風や木枯らしなどの強風を避けるために、軒下やブロック塀の際に植えられて、毎年大きくなって花をたくさんつけるようになっています。鉢植えのコウテイダリアは草丈1.5mほどで、普通のダリアより大きめの白い八重の花を咲かせました。キク科ダリア属、春植えの半耐寒性球根、原産地:メキシコ、コロンビアなど中米別名:コダチダリア(木立ダリア)、テイオウダリア(帝王ダリア)コウテイダリア(皇帝ダリア)の花言葉:乙女の真心、乙女の純潔。コウテイダリア(皇帝ダリア)の誕生花:9月15日流通時期:挿し木苗を春に見かけます。土っ子倶楽部、e-フラワーさんにあります。 ダリア
2015.09.15
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初夏から晩秋まで、まっすぐ伸びた白い粉を帯びる花茎の先に、青い小さな唇形の花が穂状に集まって咲くと、花茎は花色と同じ青に染まります。9月14日の誕生花は、美しく透き通るサルビアの青い花、ブルーサルビア。花の名は、サルビアの青い花色から名づけられました。ブルーサルビアの学名Salvia farinaceaは、属名がラテン語のsalveo(健康)、salvare(治療)で、薬用になるものが多いことから、種小名はラテン語のfarinacea(粉のような)です。 花言葉「永遠にあなたのもの」は、初夏から晩秋までの長い間にわたって、花壇などでさわやかに咲き続けることからきています。花言葉「尊重」は、薬用や香料に使われ、中世に寿命を延ばし、精神力を高める花と信じられていたことからつけられています。サルビアは花色ごとにも花言葉があって、青い花には「永遠にあなたのもの」、紫の花には「尊重」「知恵」があります。 ブルーサルビアは寄せ植えにすると、草丈が低くこんもりし、次々と花穂が伸びて花を咲かせ、暑い頃は涼しげに風に揺らぎ、秋にはいっそう美しいブルーになります。植物園のお花畑一面に、ブルーサルビアがホワイトサルビア(サルビア・ファリナセアの白い花)と赤いサルビアと並んできれいに咲いていました。シソ科サルビア属、半耐寒性多年草(春まきの一年草扱い)、原産地:北アメリカ別名:サルビア・ファリナセア、ケショウサルビア(化粧サルビア)ブルーサルビアの花言葉:永遠にあなたのもの、尊重。ブルーサルビアの誕生花:9月3日、9月14日、7月30日、10月29日流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。サルビア グラス
2015.09.14
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初夏から秋にかけて、よく枝分かれした茎先やさわやかな香りがする葉のわきに、淡い紫色がかった白い小さな唇形花が穂状にあふれるように咲きます。9月13日の誕生花は、暑さに強く小花が涼しげなフレグランスプランツ、カラミンサ(カラミント)。花の名(属名)は、ギリシャ語のcalos(美しい)とmint(ミント)で、葉をちぎるとミントのような香りがすることから名づけられました。カラミンサは発汗促進や去痰の効果などの薬効があるハーブで、たくさん咲き続ける白い小花が美しく、花がらが目立たないので、夏の観賞用に植えられます。 花言葉「清涼」は、葉に軽く触れると甘く清々しいミントの香りがすることからつけられています。花言葉「愛のささやき」は、長い穂に固まって愛らしい花がたくさん咲く様子をたとえたのでしょう。花言葉「別れは静かに」は、花が多く咲いてもひっそりと物静かに見える花の姿からでしょうか。 カラミンサは少し大きいピンク色の花が咲く近縁種のカラミンサ・グランディフローラと、ライトグリーンの葉に白い散り斑が入った品種バリエガータもあります。シソ科カラミンサ属、耐寒性多年草、原産地:地中海沿岸カラミンサ(カラミント)の花言葉:清涼、愛のささやき、別れは静かに、拒否する心。カラミンサ(カラミント)の誕生花:9月8日、9月13日流通時期:ポット苗を初夏と秋に見かけます。園芸ネット プラス、Green Box (グリーンボックス)、ハッピーガーデン、千草園芸、ガーデニング専門店 hana*world、ガーデンタウン、おぎはら植物園さんにあります。 寄せ植え
2015.09.13
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早春から晩秋まで、しなやかに伸びた茎先に、ピンクやオレンジ、コーラルレッド、白などの花が2本の距(きょ)を突き出して咲き続けます。9月12日の誕生花は、長い間咲く軽やかな花、ディアスキア(ディアスシア)。花の名は、ギリシャ語のdis(2つ)とaskos(袋)で、花の背に2本の突起(距)が出ていることから名づけられました。 花言葉「無邪気」は、次々とたくさん咲く花の愛らしさからつけられています。花言葉「私を許して」は、左右対称の唇形のかわいい花の下唇につく2本の距から、怒ったときに出す角を連想したのでしょうか。 ディアスキアは立ち性タイプと這い性タイプがあり、這い性タイプは他の鉢の花の間に茎を伸ばして花を咲かせています。晩春に茎が伸びすぎて乱れてきたら、株元から10cmほどのところで切り戻すと、新しい芽が出て、また花が咲きます。ゴマノハグサ科ディアスキア属、耐寒性常緑多年草・一年草、南アフリカ別名:ツインスパー、ニカクソウディアスキア(ディアスシア)の花言葉:私を許して、無邪気。ディアスキア(ディアスシア)の誕生花:9月12日流通時期:ポット苗を春に見かけます。秋苗
2015.09.12
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晩春から初夏に、巻きひげで絡みつきながら伸びたつるの葉のわきに出した房の形をした花穂に、緑色の5弁花が咲き、晩夏から秋に濃い黒紫や赤、黄、黄緑の実がたわわに熟します。9月11日の誕生花は、世界最古のお酒をつくる最古の果樹、ブドウ(葡萄)。花(木)の名は、大宛国(ウズベキスタン)のブダウ(ブドウ酒)が中国に入ってプタオとなり、ブドウになったという説と、ギリシャ語のbotrusからという説があります。ブドウはギリシャ神話で酒神ディオニュソスが初めて植えた木であり、葡萄の文字は中国でbotrusの音訳に当てられたともいわれています。 花言葉「思いやり」「慈善」は、野生のブドウの実が無償で食べられることからつけられています。花言葉「陶酔」は、ほどよくブドウ酒に酔うとうっとりとしたよい気持ちになることからつけられています。花言葉「忘却」は、ブドウ酒を飲むと気持よく酔ってあらゆる嘆きや悩みを消し去ってくれることからきているのでしょう。ブドウ酒はブドウの房を潰して容器に入れておくと、果皮に存在する菌の力により簡単に発酵する世界最古のお酒といわれ、ブドウ酒にかかわる花言葉もつけられています。 庭のブドウは梅雨の間にどんどんつるが伸びて、手の届かないところでまばらに実をつけていました。ブドウ狩りに行くと、プロの手で大切に育てられたシャインマスカットが大きな房をいくつもたらしていました。ブドウ科ブドウ属、つる性落葉低木、原産地:地中海沿岸、中央アジア、東アジア、北アメリカブドウ(葡萄)の花言葉:好意、思いやり、慈善、信頼、陶酔、酔いと狂気、忘却。ブドウ(葡萄)の誕生花:9月4日、9月11日、9月24日、9月27日、10月17日流通時期:苗木を秋~春に、実つき鉢植えを夏~秋に見かけます。園芸ネット プラス、花ひろばオンライン、日本花卉ガーデンセンター、ガーデンタウン、、、、
2015.09.11
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初夏から初秋にかけて、茎をまっすぐ伸ばしながら、大きな切れ込みの入った葉のわきや茎先に、鮮紅色の大きな5弁花が横向きに、朝咲いて夕方にしぼみます。9月10日の誕生花は、夏の青空にひときわ目立つ一日花、モミジアオイ(紅葉葵)。花の名は、アオイ(葵)の仲間で、葉にモミジ(紅葉)のような深い切れ込みがあることから名づけられました。別名のコウショッキ(紅蜀葵)は、紅色の花が咲く蜀葵(漢名)で、蜀葵は蜀の国から伝来したタチアオイを表し、花が黄色いトロロアオイの別名のオウショッキ(黄蜀葵)と対の名前になっています。 花言葉「温和」は、しっとりした品格のある紅い花からつけられたのでしょう。花言葉「優しさ」は、鮮やかな花色と花弁に光沢があるにもかかわらず、優しい感じがする花の姿からきているのでしょう。 モミジアオイは春に新芽を出して、夏になると茎がぐんぐん伸び、つぼみが次々とふくらんで、毎日のように細い花弁と花弁の間にすきまのある花を咲かせています。冬に地上部が枯れる大型の宿根草で、公園や畑などで草丈1.5m以上になって、毎年花を咲かせています。アオイ科フヨウ(ハイビスカス)属、耐寒性多年草、原産地:北アメリカ別名:コウショッキ(紅蜀葵)モミジアオイ(紅葉葵)の花言葉:温和、穏やかさ、優しさ、努力の賜物。モミジアオイ(紅葉葵)の誕生花:8月23日、9月10日、9月26日、9月30日、10月1日、10月13日流通時期:鉢花を初夏に見かけます。日本花卉ガーデンセンター、園芸ネット プラス、土っ子倶楽部、千草園芸さんにあります。 モミジ
2015.09.10
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夏から秋にかけて、庭木やフェンスなどに巻きついたつるの茎先や葉のつけ根から出した短い花柄に、中心が紅紫色の釣り鐘形の白い小さな花が集まって咲きます。9月9日の誕生花は、秋の野に咲く可憐な花、ヘクソカズラ(屁糞葛)。花の名は、つる性で葉や茎をもむと悪臭があることから名づけられました。別名のヤイトバナ(灸花)は、花の色合いが灸をすえた跡のように見えることからつけられています。 花言葉「人嫌い」は、葉や茎の嫌な臭いが手に移り、人を寄せつけないようにしていることからつけられています。花言葉「意外性のある」は、乾燥すると臭わないそうで、リースや押し花などの花材に使用されていることからつけられたのでしょうか。 ヘクソカズラは冬枯れにつるに残るつややかな黄褐色の実を食べた鳥が庭を訪れたのでしょうか、数年前から庭で花を咲かせ始め、茎を引きちぎっても何度でもつるを伸ばしてきます。根元を掘ってみると、大きく太いりっぱな根茎があったので、茎を切ったくらいではすぐ伸びるはずです。子供の頃、初めて見る筒形の花のかわいらしさに茎を切って家に持ち帰りましたが、花の名を教わり、手についた臭いに気づいてがっかりしました。アカネ科ヘクソカズラ属、つる性の耐寒性多年草、原産地:日本、東アジア別名:ヤイトバナ(灸花)、サオトメバナ(早乙女花)ヘクソカズラ(屁糞葛)の花言葉:人嫌い、意外性のある、誤解を解きたい。ヘクソカズラ(屁糞葛)の誕生花:9月9日流通時期:―ニンニクカズラ リンゴ
2015.09.09
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春から夏に、放射状の茎に小さな鱗片状の葉が密集して茂り、湿気があれば広がって、乾くと枯れたように葉が縮まって丸く固まり、秋になると紅葉し、冬には枯れたようになって休眠します。9月8日の誕生花は、江戸時代から愛されてきた葉芸を楽しむ古典園芸植物、イワヒバ(岩檜葉、巻柏)。花の名は、岩場に自生し、葉の形状がヒノキ(檜)に似ていることから名づけられました。別名のフッカツソウ(復活草)は、枯れたように丸くなった葉に水分を与えると復活することからつけられています。イワヒバがカラカラになっても復活する不思議な現象はトレハロースによるもので、トレハロースは水分の保持力や保湿性が非常に高く、化粧品などの保湿成分にも使われています。 花言葉「稔り」は、乾燥して丸く固まった枯れたような葉が水分を得ると葉を広げていく姿からつけられたのでしょうか。花言葉「負けない心」は、炎天が続き長く雨が降らない厳しい環境でも葉を丸めて耐えぬく姿からきているのでしょう。 イワヒバは乾燥して水分が不足してくると、葉先が内側に巻き始め、水分の枯渇とともに葉は親葉が新芽を包み込むように次第に巻き込みます。イワヒバの品種は多く、春の芽出しから秋の紅葉まで季節の移ろいに応じて、微妙な色彩の変化を織りなし、日光の強さや育て方によって、葉形や斑の出方に別の品種と思うほどの変化があるそうです。イワヒバ科イワヒバ属、多年草、原産地:日本、ロシア、東アジア、東南アジア別名:イワマツ(岩松)、フッカツソウ(復活草)イワヒバ(岩檜葉、巻柏)の花言葉:稔り、負けない心、長寿。イワヒバ(岩檜葉、巻柏)の誕生花:9月8日流通時期:鉢植えを春~秋に見かけます。石田精華園 楽天市場店、伊勢盆栽、伊勢盆栽、千草園芸、花とインテリア雑貨 Fleur Bazarさんにあります。 オンシジューム
2015.09.08
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初夏に、新梢の光沢のある葉のわきに、淡い黄色の小花が1~3輪ずつ咲き、晩夏から初秋にかけて、楕円形の緑の果実が色づき始め、秋に暗赤褐色に熟します。9月7日の誕生花は、童謡「あのこはたあれ」のかわいい花、ナツメ(棗、夏芽)。花(木)の名は、芽吹きが遅く、初夏にようやく芽を出すことから名づけられました。漢字の棗は長い枝に棘があることを意味する漢名の棗(そう)からきています。ナツメの果実は色づき始めた頃がみずみずしく極甘で、完全に熟すと水分がなくパサパサになり、乾燥した果実は大棗(たいそう)という生薬で鎮痛、解毒、利尿、咳止めなどに処方されます。 花言葉「健康の果実」は、果実に強壮、健胃、鎮静などのさまざまな薬効があることからつけられています。花言葉「あなたの存在は私の悩みを軽くします」も、果実に不眠やストレス解消、老化防止、美容効果、花粉症予防などに効果があることからでしょう。 公園のナツメは枝を刈り込まれ、春になってもほとんど幹だけの姿に枯れたのではないかと心配になった頃に芽を出し、秋に果物屋さんでは見られない果実が鈴なりになっています。あの子はたあれ(作詞:細川 雄太郎、作曲:海沼 実)の童謡で歌われているように、昔は庭に植えられて、身近な果樹だったようです。あのこはたあれ たれでしょね なんなんなつめの はなのしたおにんぎょうさんとあそんでる かわいい みよちゃんじゃないでしょかクロウメモドキ科ナツメ属、耐寒性落葉高木、原産地:中国ナツメ(棗、夏芽)の花言葉:健康の果実、英俊、あなたの存在は私の悩みを軽くします。ナツメ(棗、夏芽)の誕生花:9月7日流通時期:苗木を秋に見かけます。日本花卉ガーデンセンター、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、下野中央熱帯果樹、花ひろばオンライン、e-RAN、千草園芸、園芸ネット プラスさんにあります。
2015.09.07
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春から秋にかけて、先が尖って波打った卵形の葉をつけた茎先に、白いおしべとめしべを長く突き出した白い花が穂状に次々と咲き上がります。9月6日の誕生花は、ピンと長く伸びたおしべとめしべが自慢のキャットウイスカー、ネコノヒゲ(猫の髭)。花の名は、花弁の間から伸びている白く長いおしべとめしべが猫の髭を連想させることから名づけられました。別名のキャットウイスカー、キャッツウィスカーは、英名Cat whiskers(Cat's whiskers)の音読みで、インドネシア語のkumis(髭)と kuting(猫)を直訳しています。 花言葉「楽しい家庭」は、猫のヒゲのような白い花から家族とネコがじゃれている楽しげな姿を連想してつけられたのでしょうか。花言葉「貢献」は、癒されるキュートな花と、茎や葉を乾燥させて、健康茶(クミクスチン茶)やサプリメントの原料に使われる薬用植物であることからきているのでしょう。 ネコノヒゲの鉢植えは室内に入れて冬を越すたびに大きくなって、次々と花茎を伸ばして花を咲かせ、夏の花が終わったあとに茎を切り戻すと、わきから芽が出てもう一度花が咲きました。花色は薄紫色もあります。シソ科オルトシフォン属、非耐寒性多年草(一年草扱い)、原産地:インド、マレーシア 別名:オルソシホン、クミスクチン、キャットウイスカー、キャッツウィスカー、ネコヒゲソウ(猫鬚草)ネコノヒゲ(猫の髭)の花言葉:進歩、貢献、楽しい家庭。ネコノヒゲ(猫の髭)の誕生花:9月6日、9月27日流通時期:鉢花を春~夏に見かけます。ガーデニングshop岐阜緑園、ハッピーガーデン、花工房たんぽぽ こだわりの宿根草、千草園芸さんにあります。 キャット
2015.09.06
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夏から秋にかけて、高く伸びた茎の上部で枝分かれした茎先に、黄色の小花が円錐状に集まって、頼りなげに風に揺れながら咲きます。9月5日の誕生花は、万葉の昔から愛されてきた秋の七草の一つ、オミナエシ(女郎花)。花の名は、オミナ(女性)とエシ(飯)が転訛したもので、小さい黄色の花が女性の食べる粟飯に似ていることから名づけられました。漢字の女郎花には、美人を負かすほど美しい花という意味が込められているそうです。別名のアワバナ(粟花)は、黄色い粟粒のような花が固まって咲くことからつけられています。 花言葉「はかない恋」は、黄色い小花が寂しげに秋風に揺れる様子からつけられています。花言葉「美人」は、万葉集で美しい女性にたとえられた繊細で女性的な花の姿からつけられています。 オミナエシは庭の同じ場所に何年も植えていると消えていくので、親株の周辺に芽を出した子苗を分けて、春に別の場所に植え替えています。夏になると花茎が立って、秋の七草の一つのキキョウ(桔梗)と一緒に花を咲かせたこともあります。オミナエシ科オミナエシ(パトリニア)属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国、朝鮮半島別名:アワバナ(粟花)オミナエシ(女郎花)の花言葉:美人、はかない恋、永久、親切、心づくし。オミナエシ(女郎花)の誕生花:7月23日、8月16日、9月5日、9月11日、9月19日流通時期:ポット苗を春~夏に見かけます。四国ガーデン楽天市場支店、園芸ネット プラス、千草園芸、産直花だん屋さんにあります。 フジバカマ
2015.09.05
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夏から秋に、大きな楕円形の葉のわきにつけたつぼみから飛び出すように、大きなトランペット型の淡いピンクや黄、オレンジ、白などの花が垂れ下がって咲きます。9月4日の誕生花は、魅力たっぷりダイナミックな熱帯花木、エンジェルストランペット。花の名は、英名のAngel's trumpetで、花が天使の吹くラッパのような形をしていることから名づけられました。別名のキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)は、近縁種の上向きに咲く一年草のチョウセンアサガオに花が似ていることからつけられています。 花言葉「愛嬌」は、いくつもぶらさがる大きな花の様子がひょうきんで愛嬌を感じさせるところからつけられています。花言葉「遠くから私を思って」は、葉やタネなどに毒性の強いアルカロイドを含み、剪定のときなどに注意が必要なことからきているのでしょうか。 たまに通りかかる公園の淡いピンクのエンジェルストランペットは、晩春からポツリポツリと咲き出し、初夏に一度にたくさんの花を咲かせ、晩夏や晩秋にまた花を咲かせています。夕方に行くと、くるくる巻いた花弁が開きかけた白い花やスカートのように開いた淡い黄色の花が見られます。ナス科キダチチョウセンアサガオ属(ブルグマンシア属)、半耐寒性常緑低木、原産地:熱帯アメリカ別名:エンゼルストランペット、オオバナチョウセンアサガオ(大花朝鮮朝顔)、キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)エンジェルストランペットの花言葉:愛敬、偽りの魅力、夢の中、遠くから私を思って、あなたを酔わせる、変装。エンジェルストランペットの誕生花:8月9日、8月16日、9月4日、10月23日流通時期:鉢花を春~初夏に見かけます。秋植え球根
2015.09.04
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夏に、巻きひげで網などに絡みついて伸びていく茎の葉のわきに、白い雄花と子房のついた雌花が夕方頃咲いて、翌朝しぼみ、秋に途中でくびれた形の実が完熟します。9月3日の誕生花は、涼しげな青葉の棚からぶらさがる愛嬌のある実、ヒョウタン(瓢箪)。花の名は、瓢(ひさご)と呼ばれる実と竹で編んだ目の細かいカゴを表す箪(たん)で、古くに乾燥させた実を容器に用いたことから名づけられました。ヒョウタンは末広がりの形をしていて、古来より縁起のよいものとされ、種子が多いことから子孫繁栄や多産に、6個揃った六瓢箪は無病(六瓢)息災と除災招福のお守りになるとされます。 花言葉「繁栄」は、つるがよく伸びて実が鈴なりにぶら下がる様子からつけられています。花言葉「夢」は、夢占いで収穫や成功、達成の象徴といわれることからきているのでしょうか。植えられたヒョウタンの夢やヒョウタンを植える夢は、大きな収穫に向けて物事が着々と進んでいることを、花が咲く夢は長年の夢が叶って大きな収穫があることを意味するそうです。 ベランダのエコカーテンに植えたヒョウタンは梅雨のさなかに花が咲き、人工受粉がうまくできなくて、小さなひょうたん型の実はほとんど落ちてしまいました。ヒョウタンの実は球形や首長、ヘビのように細長くなる形などさまざまあり、大きさによって、5cm以下のマメヒョウタンから1m以上になる長瓢までいくつかの種類に分けられています。ウリ科ヒョウタン(ラゲナリア)属、非耐寒性つる性一年草、原産地:北アフリカヒョウタン(瓢箪)の花言葉:繁栄、利得、夢、円満。ヒョウタン(瓢箪)の誕生花:7月30日、7月31日、9月3日流通時期:ポット苗を春に見かけます。ポットマム シュウメイギク
2015.09.03
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夏から初秋に、線形の葉の中心から長く伸びた花茎の節ごとに2輪ずつつぼみをつけて、白い漏斗状の花が次々と咲き、よく香ります。9月2日の誕生花は、甘く香る魅惑的な花、チューベローズ。花の名は、学名のPolianthes tuberoseからで、種小名tuberoseはラテン語の tuberosa(ふくらんだ、塊根状の)で、球根を形成することに由来します。別名のゲッカコウ(月下香)は、花に甘い香りがあり、夜になると香りが強くなることから呼ばれています。 花言葉「危険な関係」は、長い花茎の節ごとに2輪ずつつぼみがつくことからつけられたそうです。花言葉「危険な楽しみ」「危険な快楽」は、夜になると強く誘うような魅惑的な香りのする2輪の花を男女にたとえたのでしょうか。ヨーロッパでは、香水やアロマテラピーのエッセンシャルオイルの原料に使っているそうです。 鉢植えのチューベローズのつぼみがほころぶのを初めて見たときは、もっと花が開くと思い、何度も見に行きましたが、翌日になってもこれ以上、花弁が開きませんでした。日によくあてて水をたっぷり与えることが大切で、つぼみが出てから乾燥させると、咲かずに終わってしまうことがあるそうです。乳白色の花は一重と八重咲き、葉に斑の入る品種もあります。リュウゼツラン科チューベローズ属(ポリアンサス属)、春植えの非耐寒性球根、原産地:メキシコ別名:ゲッカコウ(月下香)チューベローズの花言葉:危険な楽しみ、危険な戯れ、危険な快楽、危険な関係、冒険。チューベローズの誕生花:6月1日、6月16日、9月2日、9月17日流通時期:球根を春に見かけます。チューリップ
2015.09.02
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夏に、高くまっすぐ伸びた茎先の披針形の葉のわきから出した長い花柄に、黒紫色の斑点がたくさん散らばった花弁を反り返らせて、橙赤色の花が下向きに次々と咲きます。9月1日の誕生花は、暑い夏に咲く原種の食用ユリ、オニユリ(鬼百合)。花の名は、ユリの花弁に黒い斑点がたくさんあって目立ち、橙色がかかった赤い花の色や形が赤鬼を連想させることから名づけられました。オニユリはタネを作らず、茎や葉のつけ根などにできる栄養分をためた小さな暗紫色のムカゴ(珠芽)で増えます。 花言葉「華麗」は、オレンジ色の花弁を反り返らせてうつむくように咲く花のあでやかな美しさからつけられています。花言葉「賢者」は、他のユリと違う繁殖の仕方を選んだことをたとえたのでしょうか。それとも、山野で草丈2mにもなって、すくっと立ち、もの思うようにうつむいて咲く風情からきているのでしょうか。 庭植えのオニユリは日当たりの悪い木陰で間延びして花数も少ないのですが、ご近所の日当たりのよい草地では、草丈が低く、花数が多く、ムカゴもたくさんついています。オニユリは八重咲きや変種のオウゴンオニユリ、同属のムカゴができないコオニユリがあります。ほのかに苦みのあるオニユリの鱗茎は百合根として、お正月料理や茶碗蒸しなどに使われるそうですが、お正月に使い損ねた百合根を植えると、苦味の少ないコオニユリの花が咲きました。ユリ科ユリ属、秋植えの耐寒性球根、原産地:日本別名:テンガイユリ(天蓋百合)オニユリ(鬼百合)の花言葉:華麗、賢者、陽気。オニユリ(鬼百合)の誕生花:8月30日、9月1日、10月4日流通時期:球根を秋に見かけます。四国ガーデン楽天市場支店、日本花卉ガーデンセンター、片岡笑幸園「悠々の森」、種苗・花苗・球根の専門店 大郷屋さんにあります。 コユニオリ ユリ
2015.09.01
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晩夏から秋に、茎頂や葉のわきから長く伸びた花茎の先に、中心が黒赤色の筒状花を黒紫色の先端が浅く裂けた舌状花が取り囲んだ頭花が咲き、ほのかにチョコレートの香りがします。9月30日の誕生花は、チョコレートの香りがするチョコレート色の花、チョコレートコスモス。花の名は、英名のchocolate cosmosの直訳で、花の形がコスモスに似ていて、チョコレートのような芳香があることから名づけられました。チョコレートコスモスは19世紀にメキシコで発見され、ヨーロッパにタネが持ち込まれ、大正末年頃に渡来しました。 花言葉「恋の終わり」は、一日の終りの夜に近い黒紫色の花色にたとえたのでしょう。恋が終わったあとに残る「恋の思い出」は、仲間のキバナコスモスのように明るく、チョコレートコスモスの香りのように甘いものでしょうか。花言葉「移り変わらぬ気持ち」は、他の色に染まらないようなチョコレート色の花色からつけられたのでしょうか。 原産地の野生では絶滅したといわれる原種と、チョコレートコスモスとキバナコスモスとの交配種があり、春から秋まで咲くショコラやチョコモカ、秋咲きのノエルルージュなどがあります。原種はチョコレートの香りがよくしましたが、園芸品種のショコラは深みのあるチョコレート色で、ほのかに香り、初夏の花を切り戻し、半日陰で暖地の夏を乗り越えると秋にも花が咲きます。キク科コスモス属、半耐寒性多年草、原産地:メキシコチョコレートコスモスの花言葉:恋の終わり、恋の思い出、移り変わらぬ気持ち。チョコレートコスモスの誕生花:9月24日、9月30日、10月1日、10月27日流通時期:鉢花を春と秋に見かけます。アリスガーデン、千草園芸、グラッシーズ 観葉植物と暮らす、花みどりマーケット、e-フラワー、イン ナチュラル 楽天市場店、フラワーショップ「パレット」さんにあります。 ビデンス
2014.09.30
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夏から晩秋まで、茎頂や葉のわきから細くまっすぐ伸びた長い花穂に、赤いつぼみをたくさんつけ、上から見ると赤く、下から見ると白く、横から見ると紅白の小さい花が次々と咲きます。9月29日の誕生花は、紅白のおめでたい花、ミズヒキ(水引)。花の名は、細長い花穂に赤と白の花がついている姿が、ご祝儀袋や熨斗にかける紅白の水引に似ていることから名づけられました。ミズヒキは花の上半分が赤色で下半分が白色をしていますが、花弁がなく、花弁状の萼(ガク)が深く4つに裂け、萼片4枚のうち上1枚が赤く、2枚が赤と白半々、下1枚が白です。 水引は、何度も繰り返したいとの願いを込めた蝶結び(花結び)、固く結ばれ解けないことを願う婚礼の結び切り(固結び)などの結ぶ方をしますが、花は好きに伸びています。花言葉「慶事」は、花の名の由来である紅白の水引からきています。花言葉「祭礼」は、紅白の花の姿にお祝い事のおめでたい気分をあらわしたのでしょう。 ミズヒキの草丈は40~50cmほどで、半日陰ではとくにこぼれダネでよく増えて、庭に広がっただけでなく、いつの間にか他の花の鉢を占領していました。斑入り葉のミズヒキもよく増えますが、日当たりがよいと、葉やけして茶色くなります。白い花が咲くギンミズヒキ(銀水引)、草姿が似ている別科別属(バラ科キンミズヒキ属)の黄色い花のキンミズヒキ(金水引)があります。タデ科ミズヒキ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国別名:ミズヒキソウ(水引草)ミズヒキ(水引)の花言葉:慶事、祭礼。ミズヒキ(水引)の誕生花:9月29日、10月17日、11月11日流通時期:斑入りのポット苗を夏に見かけます。紫桜館 山の花屋 楽天市場店、四国ガーデン楽天市場支店、園芸ネット プラスさんにあります。 キンミズヒキ サンザシ
2014.09.29
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夏が過ぎた頃から、茎先や葉のわきにのぞかせた小さなつぼみが渦状に巻いてふくらみ、晴れた日に、深みのある青紫色の釣り鐘形の花が上向きに次々と咲きます。9月28日の誕生花は、霜枯れの野で咲く晩秋の青紫色の花、リンドウ(竜胆)。花の名は、漢名の竜胆(りゅうたん)の音読みが変化したもので、根が竜の肝のように苦いことから名づけられました。干した根は健胃薬として漢方に用いられていますが、日光に伝わる二荒縁起(ふたらえんぎ)に、二荒の神が役小角(えんのおづぬ)に竜胆根という胃の妙薬のお告げをしてくれたというお話があります。日光の山中で、役小角がリンドウの根を掘る1匹のウサギにわけを聞くと、病気の主人に飲ませるというので、この根を持ち帰って病人に飲ませたところ、実によく効いたそうです。 花言葉「あなたが悲しむとき私は愛す」は、秋が深まった野山に、静寂に包まれひっそりと美しく咲く姿を現わしたものだそうです。花言葉「あなたの悲しみに寄り添う」は、寂しい野山を歩く人達の心を慰めてつつましやかに咲く花の姿と、青紫の悲しみを思わせる花色からつけられのでしょう。清少納言は枕草子の中で、「竜胆は、枝ざしなどもむつかしけれども、異花どもみな霜枯れたるに、いとはなやかなる色あひにてさし出でたる、いとをかし」と、花の美しさを称えています。 花と葉が整った姿をした初秋の鉢花だったピンクの瑞光は、暖地なので夏に半日陰に置き、年を経るにしたがって、晩秋に茎が細く伸びて花を咲かせるようになりました。鉢花のリンドウは、高山系のリンドウを交配してつくられたつぼみのうちから美しい岩手のリンドウ、暑さに強い福岡県甘木のリンドウ、シンキリシマリンドウなどがあります。リンドウ科リンドウ(ゲンチアナ)属、耐寒性多年草、原産地:日本、シベリア、中国、朝鮮半島リンドウ(竜胆)の花言葉:悲しんでいる時のあなたを愛する、あなたが悲しむとき私は愛す、悲しんでいる時のあなたが大好き、あなたの悲しみに寄り添う、淋しい愛情、正義感、誠実、貞節。リンドウ(竜胆)の誕生花:9月12日、9月16日、9月17日、9月26日、9月28日、10月2日、10月3日、10月6日、10月20日、11月25日流通時期:ポット苗を秋に、鉢花を晩夏~初秋に見かけます。園芸ネット プラス、e-フラワー、Green Box (グリーンボックス)、国華園、Fleur Town 吉本花城園、charm 楽天市場店、ガーデニングshop岐阜緑園、さんにあります。
2014.09.28
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夏から秋にかけて、赤紫色の四角張った茎先にたくさんのつぼみを穂状につけ、白い唇形花が花弁の間からおしべとめしべを長く突き出して、次々と咲き上がります。9月27日の誕生花は、ピンと長く伸ばしたおしべとめしべがネコノヒゲ(猫の髭)、キャットウイスカー(キャッツウィスカー)。花の名は、インドネシア語のKumis(髭)と kuting(猫)を直訳した英名Cat Whiskers(Cat's whiskers)の音読みで、おしべがネコのヒゲに似ていることから名づけられました。ネコノヒゲは薬用植物で、茎や葉を乾燥させて、健康茶(クミクスチン茶)やサプリメントの原料に使われ、利尿やむくみ、肌のてかり予防などに効果があるそうです。 花言葉「貢献」は、涼やかな透明がかった白い花がユニークできれいなだけでなく、薬用植物であることからきているのでしょう。花言葉「楽しい家庭」は、ネコのヒゲのような白い花が下から順に、次々と咲く楽しそうな花穂の姿を人間の家族にたとえたのでしょう。 夏の花が終わったあとに茎を切り戻すと、わきから芽が出てもう一度、秋に花が咲きます。株が小さいときは室内に入れて、冬越しさせましたが、大きくなって戸外のガラス温室に入れたら、冬越しできませんでした。花色は薄紫色もあります。シソ科オルトシフォン属、非耐寒性多年草(一年草扱い)、原産地:インド、マレーシア別名:オルソシホン、クミスクチン、ネコノヒゲ(猫の髭)、ネコヒゲソウ(猫鬚草)キャットウイスカー(キャッツウィスカー)の花言葉:進歩、貢献、楽しい家庭。キャットウイスカー(キャッツウィスカー)の誕生花:9月6日、9月27日流通時期:鉢花を春~夏に見かけます。千草園芸さんにあります。カリオプテリス ダンギク プロテア
2014.09.27
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夏から秋にかけて、茎先の多肉質で緑白色の葉の間からつぼみをたくさんつけて、淡い紅色の小さな5弁花がおしべを長く突き出して、こんもりと集まって咲きます。9月26日の誕生花は、暑さ寒さ乾燥に強いスーパー多肉植物、ベンケイソウ(弁慶草)。花の名は、強健な性質を武蔵坊弁慶になぞらえて名づけられました。ベンケイソウは、古くは切って捨てても枯れないという意味から、伊岐久佐(いきくさ)と呼ばれ、一枚の葉から芽を出し根を張ります。同じ科のセイロンベンケイソウやコダカラソウなどは葉を茎から切りはなすと、葉のふちのくぼみの部分から芽を出します。 花言葉「機転がきく」は、花名の由来である弁慶が主君の義経が都落ちして奥州藤原氏のもとに身をよせる途上の安宅の関で、機転をきかせたことからきているのでしょう。山伏に扮した義経一行が関守に見咎められ、勧進帳を出せと言われたとき、弁慶は持ち合わせの巻物を広げて朗朗と読み上げ、義経に似ていると言われたときには、義経を何度も殴りました。いくらなんでも杖で主君をぶつ者はこの世にいるはずがないと、関の者たちにそう思わせて、一行が無事に安宅の関を越えた後、弁慶は義経に泣きながら謝ったそうです。花言葉「穏やか」は、星形の淡紅色の花がたくさん集まって咲くにもかかわらず、華やかではなく煙るようで、繊細な佇まいからつけられたのでしょう。 つぼみ付きのポット苗はそのまま可憐な花を咲かせ、晩秋に実をつけて葉が枯れ、早春には葉が緑白色のバラのつぼみのようなロゼットを形成します。古くに中国から渡来したベンケイソウですが、今では庭植えや鉢植えの多くは明治の頃に輸入された中国産のオオベンケイソウ(大弁慶草)とのことです。ベンケイソウ科ベンケイソウ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国別名:ハチマンソウ(八幡草)ベンケイソウ(弁慶草)の花言葉:穏やか、機転がきく、静穏、優しい心、信じて従う。ベンケイソウ(弁慶草)の誕生花:9月5日、9月13日、9月26日流通時期:ポット苗を秋に見かけます。千草園芸、ガーデンタウン、トオヤマグリーン、石田精華園 楽天市場店さんにあります。 ミセバヤ キリンソウ
2014.09.26
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晩春から秋まで、鳥の羽のような形をした切れ込みの深い葉をつけた茎先に、黄色やオレンジ、赤などの一重や八重の花が次々と咲き続けます。9月25日の誕生花は、聖母マリアの祝日に咲く金色の花、マリーゴールド。花の名は、英名のMarigoldからで、英名は年に何度もある聖母マリアの祭日にいつも咲いていることから、聖母マリアの黄金の花と名づけられました。マリーゴールドはメキシコ原産で、16世紀にヨーロッパに渡り、パリの宮廷の庭園に植えられた小輪で草丈が低いフレンチ系、アフリカ北部に普及した高性大輪のアフリカン系などがあります。 花言葉「変わらぬ愛」は、春から初冬まで間断なく明るい花が咲き続けることからつけられたのでしょう。花言葉「健康」「生命の輝き」は、胃液を刺激し、消化を助けたりしてくれる花色の黄色からつけられたのでしょうか。マリーゴールドの花から抽出されるルテインはサプリメントなどになっていて、目の健康によいそうです。花言葉「嫉妬」「絶望」は昔、一人の女性が恋人のいる男性に恋をして、ライバルへの嫉妬心のあまり狂い死にしたあと、マリーゴールドの花に生まれ変わったというお話からつけられています。昔、あこがれの太陽神を見ることだけを生きがいにしていた乙女のカルタが肉体を失い、魂だけになって太陽の中に吸い込まれ、立っていた場所にマリーゴールドが生えたというお話もあります。 秋に植物園を訪れると、初夏に花壇に植えられたマリーゴールドがこんもりと大きくなって、黄色やオレンジの花を鮮やかに咲かせていました。花色は白やクリーム色もあり、咲き方はカーネーション咲きやクラウン咲き、菊咲き、フリル咲きなどもあります。キク科タゲテス属、春まき一年草、原産地:メキシコアフリカン・マリーゴールドの別名:センジュギク(千寿菊)、サンショウギク(山椒菊)フレンチ・マリーゴールドの別名:コウオウソウ(紅黄草)、クジャクソウ(孔雀草)、マンジュギク(万寿菊)マリーゴールドの花言葉:嫉妬、絶望、予言、健康、変わらぬ愛、生命の輝き。マリーゴールドの誕生花:4月22日、6月5日、7月18日、8月24日、9月15日、9月25日、11月7日流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。秋植え球根 ラケナリア テコフィラエア
2014.09.25
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夏の終わりから秋にかけて、株元から伸びた太い枝がよく枝分かれして、赤紫色や白い蝶形の小花が十数輪ずつまとまって咲いていくと、細い枝はしなやかにしだれます。9月24日の誕生花は、草冠(くさかんむり)に秋と書く秋の七草のひとつ、ハギ(萩)。花の名は、生え芽(はえき)の意味で、毎年古い株からたくさんの芽を出すことから名づけられました。ハギの品種は紅紫色のミヤギノハギ(宮城野萩)、遅咲きで大輪の赤紫色のムサシノハギ(武蔵野萩)、ピンクと白が混ざる江戸絞り萩、白花の白萩、マルバハギ(円葉萩)などがあります。万葉の歌人、山上憶良が秋の七草の歌の筆頭に置いた萩が花はヤマハギ(山萩)だといわれています。秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり) かき数ふれば 七種の花萩が花 尾花葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花 花言葉「前向きな恋」は、前へ前としだれる枝に無数に咲くピンク色の花の印象からつけられたのでしょう。花言葉「内気」「思案」は、花の控えめな美しさや細くしだれた枝が風になびく風情に対してつけられたそうです。花言葉「柔軟な精神」「柔らかな心」は、風にゆれるしなやかな花の姿につけられたのでしょう。 雲南萩春の天神様の参道で、小さな鉢いっぱいに花を咲かせていた四季咲き雲南萩も今では大きくなり、春から初冬まで淡い紫桃色のかわいい花が見られます。ウンナンハギ(雲南萩)は落葉している春が花数も多くきれいで、小さめの緑の葉に、夏はちらほらと、秋はまた房になって花を咲かせます。マメ科ハギ属、落葉低木、原産地:日本、韓国、中国別名:シカナキグサ(鹿鳴草)、ニワミグサ(庭見草)、シカツマグサ(鹿妻草)、ハツミグサ(初見草)ハギ(萩)の花言葉:思案、内気、想い、柔軟な精神、柔らかな心、前向きな恋。ハギ(萩)の誕生花:9月5日、9月13日、9月24日、9月25日、10月1日、10月15日流通時期:鉢花を晩夏~秋に見かけます。産直花だん屋、千草園芸、ガーデンタウン、トオヤマグリーン、日本花卉ガーデンセンター、産直花だん屋、園芸ネット プラス、四国ガーデン楽天市場支店さんにあります。
2014.09.24
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