薔薇色のつぶやき

相変わらずGWに翻弄されてます。この時間の無さは何！？明日こそ　私の休日となるはず・・・。

で、今日はっていうか　こんな真夜中ですが、これまたちょっと前に読んだコミックの感想を。

原案が大沢在昌さんで　作画が藤崎聖人さんの「悪夢狩り」

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あらすじ

ベトナム戦争以降、米国が極秘に開発を進めていた恐るべき生物兵器
『ナイトメア９０』と名付けられた薬は、大脳を刺激し人間が眠らせている
遺伝子情報を活性化させるというものだ。
だが、この薬はチンパンジーに服用させると、瞬時にチンパンジーが未知の
物体に変態してしまうという未完成のものであった。
この薬が過激派環境保護団体に奪取され、一部が新種ドラッグとして日本の
若者の手に渡ってしまった。
フリーランスの軍事顧問・牧原は、秘密裡に事態を収拾するべく当局より依頼
され、ひとり調査を開始するが...。

原作は未読なのですが、大沢在昌さんの作品が　コミック化されるなんて　へぇ～～っと思って読んでました。

絵は　悪くないです。
ストーリーの枠組みも結構私は興味を惹かれる内容でした。

牧原自身が今回の調査を行うための借りの名前だったり、彼自身が変態するとか
どうやら特別な事情がありそうだとか　面白くはあるのですが、どうも　テンポが
早すぎてというか　もうちょっと行間にあるものを足していくような作業をしないと
あまりにも　簡単に話が進んでしまって　軽～～いノリで終わってしまったかなって
感想です。

クスリに手をだす高校生たちにリアリティが感じられないというか　人物の描き方がすごく単調な気がして　表情もそうですけど心情が　伝わりにくいかな。。

牧原が赴任した高校の女子生徒の坂本って子も　ちょろちょろとよく出てくるけど
私の好みじゃないタイプだし。。
イラッとするところが多かったです。

教師とはいえ　若い男性を簡単に部屋に上げるってことは　誘惑する気満々としか思えないのに　バカ？この子はバカなの？？

としか思えなかったのが残念。

もう少し、ヒロインに魅力があれば　よかったのにね。

で、ナイトメア飲んで変態する高校生たちも　なんか　パッと出て来て　あっという間にやられてしまって・・・。

散々殺しをしてるのに　何？それでいいの？？って　展開ですわ。

ラスボスみたいな倉沢ってのも　何だか　大げさに動きまわっていた割に　呆気ないことになってるし。。

いやぁ～それにしても　ドラッグに手を出すような学生が　そのドラッグのせいで
（自分の意志とは関係ないとはいえ）大量殺戮を行ったわけですから　何のお咎めもない
ってあり得なくないです？？

何で普通に学生生活に戻った風なの？？
しかも　倉沢なんて意識がある状態で変態をコントロールして、殺人を犯していたわけ
なのに　事件の前とでは性格がすっかり変わってしまったかのように陰が消えてるし。。

なんじゃ　その適当な人物描写は・・・って　思ってしまいましたよ。

牧原がいる組織もやってることが　嘘のようなデカイことなのに　世間様が　一向に
関心を向けないと言うか　バレテないのも不思議ですわ。

う～～ん　これは　一体どうしたことでしょうね。
面白いと思うのだけど　面白いと思えないってｗｗｗｗｗ

全体に倍くらいのページ数を使って話を膨らませていたら　もうちょっと読み応えのある
作品になったんじゃないのかなって思うんですが。。
原作はどんな感じだったんでしょうかね。

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