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「累」が映画化されるようですが・・・ビジュアルみて・・・いやいやいや・・・違うって。これは全く別作品。累ちゃんが全然別人。こんなに綺麗だったら口の辺りだけ形成外科で治してもらえば超別嬪さんですもん。これじゃ累ちゃんじゃない。映画じゃなくて舞台だったらよかったのに。いずれにしても相当の演技力のある役者さんじゃないと難しいでしょうが。これまでの感想はこちら。累(13)特装版 (プレミアムKC イブニング) [ 松浦 だるま ]価格:1296円(税込、送料無料) (2018/6/27時点)他者の顔を奪う口紅。羽生田作・演出「暁の姫」を最後に舞台に立つことも口紅を使うこともやめると告げた累。累の行動に理解ができない羽生田は、その真意を探る中で野菊が持つ海道凪の手帳を読み、永久交換の秘密を掴む。それぞれの縺れゆく思惑のはて、真実がついに露わとなる。衝撃の展開でした。どんどんと真実が明らかにされて鳥肌・・・!累はもう気づいていたんですね。それでずっと母がどのような思いで暁を演じようとしていたのかを自分で知るために敢えて暁として稽古していたとは。本当に母いざなが演じたかったのは宵。そして累もまた宵を演じる気でいるようです。それって素顔で舞台に立つってことですよね(><)うう・・・大丈夫なんか累ちゃん。特殊メークをしてるってことにするんでしょうか??もう咲朱として舞台に立つのではなくて本来の累として舞台に立つつもりってことですよね。舞台が終わったら一時的に野菊にまた顔を借りて、その後はもう全てを終わらせるつもりなんでしょうか。野菊に殺してもらおうと思ってるようですが。それにしても野菊が一緒にくらしていたのがいざなで、累を助けて死んでいった方が透世だったとは・・・。母親たちの間でどんなことがあったんでしょうかね。透世の最期の言葉が「いざなさんのこと あなたが認(み)てあげて」だったとは・・・。認めてあげてってことですよね。彼女がしたきたことを許してあげてってことでしょうか・・・いざなも最期の言葉は野菊へのもので「どうか生きて 許すことなく 恨みなさい 私を」でした。二人の母が子供たちに残した言葉と事実にとにかく驚愕!羽生田もまさか自分が愛したいざなを自らの手に掛けたなんて思ってもいなかったでしょうし、そのショックは相当。いざなのことを分かってたつもりで全くわかってなかった事実を突きつけられて彼も累の言うとおりにするしかなさそうです。この作品は美醜を扱ってますが、いろいろと衝撃的な展開なので本当のテーマを捉えにくいんですよね。私も今回わかった新事実を踏まえてもう一度最初から読み直すつもりです。大分見方が変わりそうです・・・次巻がいよいよ最終巻なんですね。出来れば累ちゃんには幸せになって欲しいのですが。どうなるんでしょう。特装版小説感想小説は初めて読んだのですが、文体が華美で驚きました。印象に残る言葉を選ぶことは大事だと思うのですが、どの文にもそれを入れると結局どこを強調したかったのかがボヤけてしまうと思うのですよね。前半部分はかなりこてこてで読みづらかったです。言葉の海に溺れてしまうような息苦しさを感じました。後半は慣れましたけど。でもやはり内容は魅力的で才能ある方だと思います。ただいざなが累よりも野菊を気にしてるようだったのは寂しかったですけど。
2018年06月30日
阿月が今回も采配を振るうことはなくて面白くないなぁと思ってたんですけどね、意外にも鷲野が頑張りましたvやるやん♪これまでの感想はこちら。神様のバレー(16) (芳文社コミックス) [ 渡辺ツルヤ ]価格:637円(税込、送料無料) (2018/6/22時点)藤代台・米田のカブセ打ち攻略のためにはタイムアウトを取る必要があるのだけれど、鷲野は意地でも取らないつもり。ちょっと、それはあんまりじゃ・・・って思ったんですけどね。奇策を封じる金田としては幸大にタイムを取らせて、その間に次の手を伝えるつもりだから早く幸大にタイムを取って欲しくて。それを鷲野はわかってるから絶対に取ってはいけないと思ってるんですよね。でも無策では無駄に選手を疲れさせるだけだし、その上セットまでも取られるという最悪の状態になるわけで。阿月ですらタイム取らないとセット捨てることになるって言ってるのに。鷲野は意固地になりすぎてるんじゃないの??って思ったら・・・米田をブロックすることなく拾うことで攻略することに。ほぉ~~~カブセ打ちのブロック対策は敢えてせず、とにかく倉木を米田の真正面に立たせ、その真後ろにリベロを配置。普通はブロックの後ろにはレシーバーは置かないけど、米田の場合は身体が向いた正面にしか打てないところを突いたんですね。そりゃカブセ打ちだからコースの打ち分けには無理があるわな。っていうか、やっぱりこんな打ち方は肩や腰への負担が大きいから中学生がしたらあかんし、即フォーム修正だわ。もちろん金田もそのつもりだったようですが、米田がクセを直さないまま正規の打ち方も出来るようになってしまったために欲が出たというか。当然、無理はしないことを条件に使わせてますが・・・これ中学生がちゃんと守れるのかなと。それに対し、レベロチェンジの時間だけで倉木と上島に指示を出して対応させた鷲野は凄い。見直しましたわw阿月も1セット目はこれでいいって言ってますしね。阿月にしても意外だったようで。1セット目はタイムアウトは取らないまでも堪らずメンバーチェンジする藤代台・金田監督。その間に鷲野も即対応。タイムを取らず両チームベンチの心理戦になってます。選手は大変ですけどね。藤代台は11番青山を投入しコンビバレーに戻すも、幸大は金田の“逃げの一手“を封じるべく青山に対抗。それも青山を入れて上手く機能してると思わせてから崩しにいくというwこのいやらしさが気持ちいいわぁ~~~阿月ばりですねw指示を出さなくてもコートの中の選手の意志でベンチの意図する展開を実現しつつあるようで。これは阿月が最後の鍵だと思ってた状態のようです。2セット目はコートの中の選手たちで試合の流れをコントロールすることを要求。これまたレベルの高いことを・・・鷲野も一気に成長をみせてますね。これも阿月の描いた通りのよう。幸大ベンチからの指示は「終盤、西浦にサーブが飛んで来るようにワザと仕向けること」。鷲野はカットが成功したら西浦自身にパイプでバックアタックを打たせることを指示。お互いが駆け引きをしながら試合展開してます。面白いわ。藤代台は徐々に西浦の周りを緩めるようにサーブを狙ってきてるようですがまさかそれが既に策にはまってるとは思ってもいないでしょうね。選手同士だけでなくベンチの駆け引きまで楽しめるのが嬉しいです♪こういうのが読みたいんですよね。そして、いつの間にやら番狂わせが起きてたようで。神を育てた男・児玉が全中に戻ってくる気配。阿月は全中で仕上げをするつもりのようなのでこれも実は織込み済みなんでしょうかね。静かに凄いことが始まろうとしてるようです。阿月が最終的に何をしようとしているのかはまだ私にはわかりませんが、ワクワクが止まりません。次巻も楽しみです。
2018年06月23日
今回は響自身は大人しくしてましたが、花代子が大人しくしてなかったためにまたまた騒動が勃発する気配wこれまでの感想はこちら。響〜小説家になる方法〜 9 (ビッグ コミックス) [ 柳本 光晴 ]価格:596円(税込、送料無料) (2018/6/19時点)デビュー小説『お伽の庭』が、芥川賞と直木賞をW受賞するという快挙を成し遂げた鮎喰響。驚異的な現役JKの存在にざわめく世の中。響に目をつけた天才プロデューサー・津久井との対決も終わり響にも平穏な日常が戻る。そんな中、文芸部は花代子の発案で全国高校文芸コンクールに参加することに!響という圧倒的天才に焦がれる同じ文芸部の1年生の咲希は、コンクールで自分の夢に挑戦する! 果たしてその結果はいかに……“一ツ橋テレビ局殴り込み事件“は収束しましたが、津久井はすっかり響に惚れ込んじゃったようですねw格好良かったなぁ~ってしみじみ呟いているのできっとまだ何かやらかすだろうと思われます。で、涼太郎の侵入経緯についても判明。彼は自分の利点を活かして月島でしたっけ?から情報を入手してたようです。さすがイケメンw私の彼の響に対する異常粘着が大好きですv響はこれ以上騒がれたくないからしばらく小説を書く気にはなれなかったのに花代子が全国高校文芸コンクールに部員全員参加という部長命令を出したため渋々参加。で、これまた2時間で書き上げた作品が最優秀賞に選ばれることに。どんだけ凄いんだよw別格過ぎるw響が動くとそこに必ず騒動あり。リカは響が公の場に出るにはヤバい奴だってわかっているから出来るだけそういうことには関わらせないようにしてきたのに花代子はアホやからその手のことが全く分からず。良かれと思っての参加だったわけですが、総理を目指す文部科学大臣の加々美が授賞式に出席。これで問題が起きないわけがなく・・・しかもこれは今までよりもヤバい規模になりそうw響どこまでビッグになるんだよw加々美は最優秀賞の響が芥川賞・直木賞受賞の響だと見抜いたようでこれを総裁選に利用しようと・・・あちゃ・・・怖いよwちゃんと響の作品を読んでおかないと恐ろしい展開になるのが目にみえてますよね。ただ、響の前で猫の扱いが上手なことを見せていたのでこれがどう繋がっていくのか気になるところ。響が猫のように簡単にいくとは思われませんけど・・・今回の芥川賞にはあの山本春平氏が選ばれたようです。以前、響と絡んだ人。彼も響の才能に打ちひしがれた一人ですが、諦めずに書き続けてついに受賞にこぎつけたようです。報われましたねv今回は響の作品がなかったのがよかったですよね。それとアイドルの片手間に小説書いたとかいってる南野が選ばれなくてホントよかったです。イケメンは好きだけど、それとこれとは違うから。賢いイケメンは好きだけどアホなイケメンは苦手。さぁ次巻では響が文部科学大臣相手に何をしでかすのか楽しみにしたいと思います。怖いモノみたさって奴ですね(^^;
2018年06月22日
アニメはまだラスト前ですが、全巻読み終わりましたので感想を。とにかく出てくる人みんないい人で感動!先に読み終えた娘が「世界中に翻訳されて欲しい作品」だと。激しく同意。いやいやいや・・・ここまでとは思いませんでした。これまでもチラホラと途中経過としての感想は書いてきましたがまとめて上げておきたいと思います。ピアノの森(18)<完> (講談社漫画文庫) [ 一色 まこと ]価格:842円(税込、送料無料) (2018/6/10時点)森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った少年カイ。師・阿字野と出会い、カイのピアノは大きくはばたき、17歳にして世界で最も権威のあると言われるピアノコンテンスト、ショパンコンクールに挑んだ。コンクールを終えたカイは、しかし、コンクールよりももっと大きな夢を抱いていた。20巻を読んだまでの感想で雨宮の坊ちゃん、なんて酷いことをカイにしてくれたんだよぉ~~~って書きましたけど、やられましたね。その後の展開に胸熱。一人一人の心理描写が丁寧で、特に雨宮父子の苦悩っぷりは才能があるが故の苦しみで、奥が深かったです。雨宮はショパンコンクールのファイナルを前にカイに自分の負の感情をぶつけるという暴挙をしてくれましたが、カロル・アダムスキの言葉によって自分自身と向き合い、心からカイの存在を受け入れることが出来やっと苦悩から解き放たれることが出来ました。途中、ホントなんてことしてくれてんの!?って腹立たしく思いましたけど、自分の過ちに気づき、謝ってもどうにもならないけど少しでもカイのためにとファイナルを前に自分の出来ることを最大限に協力する態度は昔の小学生の頃の雨宮で嬉しかったです。カイは最初から雨宮と勝負することなんて頭になくて、雨宮の音を認めていたし、大事な友達だと思っていたから相当傷ついたと思うんですが、それでも比較的立ち直りが早かったのはちゃんと理由があったんですね。カイにとってはファイナルに残ることや入賞が目標ではなく、最初から優勝狙いだったのには驚きましたけど。カイは阿字野が現役ピアニストだった時の映像を見て、その奏でる音に感動するも、それだけの音が出せたのに事故によってピアニストとしての人生を諦めざるを得なかった苦しみを痛感。阿字野を思うあの涙が重要だったんですね。カイが手の手術の権威である医者との接触を図り始めたとき、自分のためではなく阿字野のためだろうとは思いましたが、それはあくまで阿字野がもう一度ピアノを思う存分弾けるようになるための恩返し的なことだと思ってたんですよね。まさか、カイはその先を見てたとは。阿字野にただ復帰させるのではなく、“阿字野荘介“として再起させあの素晴らしい音の先を「自分が越えること」を求めるなんて!これこそ最高の恩返しですよね!!震えますわ。父親がわからないカイにとって阿字野先生はまさに父親だし。涙が止まりませんよ??「阿字野の野望を越える」とカイがいってたのはこれだったんですね。阿字野は世界にカイのピアノを知らしめ、カイを世界に出すことが願いだったけど、カイはもっともっと先を見てたとは!最高かよ。 d(≧∀≦*)ok!そして阿字野先生の復帰は自分がこれからピアニストとしてやっていくためにも必要なことって・・・いろんな人間関係がありますけどショパンコンクールで師弟関係が解消されるとビビっていた私にとって、この新たなライバル関係はまさに鳥肌ものです。はぁ・・・泣ける。どんなラストになるんだろうってワクワクしてましたけど、想像以上でした。ショパンコンクール長かったけど、必要なことがいっぱい盛り込まれていましたよね。そりゃ長くもなるわ。もうほんとね・・・一人一人の描写が丁寧。心理描写もですが、演奏シーンの表現も多彩。特にパン・ウェイが炎の中で演奏する演出はドキッとしました。作画も線がシンプルだし描き込みも少ないけど表情がいいのですわ。目がね全てを物語っているというか・・・上手いです。心がきゅ~~~~~って締め付けられます。切なさとか愛しさとか・・・カイが別嬪さんなのが何よりもいい!!そしてなんといってもキャラがみんな素敵でしたわ。雨宮よりたちが悪いと思ってたレフも彼には彼の事情があって、ちとややこしい奴ってだけでそれほど嫌味な奴じゃなかったこともわかりました。パン・ウェイとカイは同じように苛酷な環境で育ってますが、全く違ったのはカイにはレイちゃんいたことですかね。カイは自分の環境は他の人とは違うと感じていましたけど、それを不幸だとは思ってなかったですよね。レイちゃんは15でカイを産んでいて、世間一般にはとても受け入れられにくい環境でカイを育ててますが、全力でカイを愛してきたんだということがわかります。カイにとって森の端の環境は足かせでしかなかったけど、限りある時間チャンスを有効に使うことをカイに覚えさせたともいえますよね。そして何よりカイのピアノが伸びやかで温かくて人を感動させるのは才能だけではない、カイの人間性が表現されてるからですよね。もちろん森のピアノの功績も大きくて、森のピアノ(阿字野のピアノ)よありがとうです!パン・ウェイは阿字野の音を奏でながらも根底にあるのは怒りや憎しみ。彼はずっと灼熱の中でピアノを弾き続けていくのだろうかと思ってましたが彼もまた自分とピアノの出会いについて向き合うことで感謝する気持ちが生まれて温かみのある音に変わってましたね。もう、最後まで読んだら私も感謝しかありません。こんなにも感動をありがとうです。パン・ウェイの養父ですらかわいい爺になってしまうしw雨宮父も阿字野との一方的な確執や息子に対する態度について気づきがありましたよね。父親にこそ問題があるってところでしたが、彼も救われたし、更に癒やしの音を極めるのではないでしょうか。レイちゃんの仕事のことも不安でしたが、すっかり解消されて清々しいラストで嬉しかったです。カイが成功すればきっとあの森の端のやくざ者たちが集ってきてカイの厄介者になるのではと心配だったんですよね。何より、レイちゃんが活き活きと働ける環境を手にして良かったです!みんながみんなHappyで嬉しいです。全巻感想を書き思いですが、今からそれをもう一度やるのは体力的に厳しくて時間的にもざっくり感想(これでも)になってしまいますが書きたいことはたくさんあるんですよね。ホント魅力的な人物がたくさん登場してくるのですよ。ぜひぜひ読んで欲しい作品です。いや~~~~これはもう文句なく絶賛いたします!オススメどころではありません。素敵な素敵な作品です!!
2018年06月17日
やす子が二ツ坂の監督に戻って来ましたね。そうこなくちゃwで、寿慶さんの稽古は古いといきなり各個人に課題を与えてます。これまでの感想はこちら。あさひなぐ 26 (ビッグ コミックス) [ こざき 亜衣 ]夏合宿終了&IHへのカウントダウン開始! インターハイ本選目前・夏合宿。尼僧・寿慶に「インターハイは諦めなさい」と告げられた手負いのエース・真春のもとに、辞任していた二ツ坂薙刀部監督・やす子が帰還ーー!長期を見据える大人たちの想いと、「今」にかける少女たちの熱…正道などない中で、彼女たちが選んだ“道”とはーー!?そして合宿は終わりを迎え、遂に、インターハイ本選へのカウントダウンが始まる。ハンデを抱えたエース・真春、競技者として最後の大会に挑む えり将来を見据えながら走り続ける文乃、部長業との兼任に励む さくら勝つことへ執念を燃やす将子、新たな課題に挑みながら確実に変化していく旭、一年生同士の絆を深め自立しつつある薙。それぞれの課題を抱えながらーーいざ、一度きりの夏へ!旭も寿慶に禁止された体さばきを再開。ストレッチを人の3倍することで脚へのダメージを防ぎ、さらに自分の身体にたたき込んで覚えさせることでオリジナルとして完成させろとやす子。真春にはIH出場を応援すると真春の意志を優先させますが、団体戦を諦めさせて個人戦のみに。確かにIHに出たい気持ちには応えるけど、最小限の負担に留めるにはこれしかないかも。さらにこれまでの構えとは逆に右中段の構えを提案。これだと踏み込み脚が逆になるから痛めてる方への負担が減るってことのようですね。それに使う人が少ないから使い熟せば武器になるし防具にもなるってことらしいです。なるほど。この合宿でみんなまたまた成長してるようです。薙も母親離れが来てるようで。これまでは母からの関心を得ることが自分の中心にあったのに今では仲間や自分のことばかり考えているよう。母からの干渉もこれまでだったら嬉しかったのに今では鬱陶しく感じることようになってきて反抗期到来wやす子に審判へのアピール力が足りないと言われ、母親に訊くのが一番なのに訊けず・・・が、ここはより自分が上達するために頑張りましたね。素直に教えて!と訊くことができたようです。で、その流れで他校にあって二ツ坂にないものは何だ?と言っているのでてっきり母にもっとアドバイスをもらったのかと思ったらなんと「部旗」だったとはwお金が絡むことは難しいですよね。OGからのカンパとか、部員から徴収とかくらいしか手がないですもん。部長であるさくらとしては親に頼めばすぐに解決するとわかっていてもそれはなんか違うと感じてて。そうですよね。これは一人の親が出して解決ってことではないと思いますわ。ただ、寄付を募るってのはありかなと思いますけどね。さくらもこれまではどんな習い事をしてもそこそこ出来てしまうしで、一生懸命に打ち込むってことをしてきてなかったし、薙刀も必死になるほどではなかったのが、部長になって部のことを考えるようになって変わっていったようです。薙刀に打ち込む姿勢も変わってきたようで・・・凄いなみんな。文乃は留学を考えてたんですね。これにもびっくりで。入学時は日本の武道を何かしてると海外で注目されるかも~~って程度だったのが今ではどっぷり浸かってて。寿慶や郁林ですら合宿を受け入れ薙刀に直向きな若い世代と関わることで己を未熟さを感じさらに精進しなくてはと思ったようで。ホント、この作品はお互いに刺激を与え合うことで成長していく物語なんだなと思いますわ。で、旭は・・・なんと夏之に告白することに!?そんなつもりは全くなかったようですが、なんかそういうことになってしまったようで。はぁ・・・青春だよ。眩しい・・・
2018年06月07日
GWに読んだ作品の中で特にオススメの作品です。これは私の好みのど真ん中! この愛は、異端。 1 (ヤングアニマルコミックス) [ 森山絵凪 ]天涯孤独の少女・淑乃は古本屋で見つけた1冊の本から悪魔を呼び出してしまう。呼び出した悪魔・べリアルが提案した契約は、一つ対価を支払えば、一つ願い事を叶えてもらえるが、淑乃が死ぬまでずっと悪魔と共に過ごすという物で…。 この愛は、異端。 2 (ヤングアニマルコミックス) [ 森山絵凪 ]淑乃とバアルの関係に疑いの目を向ける旭。だが淑乃を想い救おうとするほど彼は悪魔に苦しめられていく…。一方バアルのもとにやって来た上司のサタンは、淑乃に情を移すなよと警告していく。徐々に淑乃への独占欲が高まり、対価が激しさを増していくバアルは…。 これはいいです!!! (*≧∀≦*)Twitterでよく広告が出てて絵が綺麗だし設定が好みだしで気になっていたんですが、ドストライク!!! d(≧∀≦*)ok!悪魔が好み過ぎですw5千年に一度の美しい魂を見つけちゃったものだから生まれる前から見守り続けてて、両親を亡くした後はみずからが保護者になるという。それもわざと悪魔召喚させるように誘導して。大事に大事に育ててそれがまぁ健気といいましょうか。一つの願いにつき一つの対価がいるのですが、18までは軽いキス18過ぎたら舌入れて、20過ぎたら愛撫も加えるという。これがエロい O(≧∇≦)O 悪魔の人間体が美形なだけでなくヒロイン淑乃もまた超可愛いからいい絵になるんですよね!!エロいけどエロいだけじゃないという贅沢感。で、その上、悪魔と人間という相容れない種族間の愛があって・・・淑乃は叶わないと知りながら悪魔に愛を求め、悪魔は愛はないと言いながら淑乃の魂に執着し独占欲丸出しの姿は愛そのもの。このすれ違いがまた美味なのです。旭に好意を向けるも自分は相応しい人間ではないと普通の幸せを諦め旭をわざと遠ざける淑乃ですが、同時に自分はベリアルに愛を求めていることを認めることになってしまって・・・ベリアルの方も旭に激しく嫉妬して、折角淑乃の身体を手に入れることが出来るという状況で淑乃の気持ちを優先してしまうという・・・これが愛でなくて何なのよ??って。ダークでシリアスで淫靡だけどバランスよく笑いもあってがっつり心奪われてます私。悪魔の本体は天使ってことでメッチャお耽美な美形で私は心臓鷲づかみされたんですが、残念なことに淑乃の好みではないというのがねwダークファンタジー&エロ好きには超オススメです!!
2018年05月09日
旭たち成長みせてますね~~さすが寿慶さんの合宿ですv個々の内面がしっかり描かれていて読み応えがあります。これまでの感想はこちら。あさひなぐ 25 (ビッグ コミックス) [ こざき 亜衣 ]闘うために、ここにいる。波乱の夏合宿!! インターハイ本選直前・恒例の夏合宿。寺を訪れた二ツ坂メンバー+國陵の寧々・的林は、「心を鍛える」べく、寿慶から四日間 口を利かない“無言の行”という課題を言い渡される。心をひとつにすべき時期に、確かめ合う術を失った旭たち。溜まるストレス・募る焦燥…あまりの異質な稽古に、すれ違いは次第に大きな亀裂を生み!?一方、別メニューを課せられた大工原・等々力の一年生コンビもまた、それぞれの壁に突きあたっていた!合宿を制する者は夏を制す。「私たちは、闘うために、ここにいるーー」うつむいた顔を再び上げるとき、彼女たちはまた新たな高みを見据えるーー羽ばたき大人になる、その寸前。寿慶さんの無言の行。効果が大きかったようです。これまで声掛け合って、支え合ってやってきた二ツ坂にとって声を掛けられない、相手がどう思っているのか確認できない状況というのはとても心地悪いようで。旭はそれを「私たちは薙刀以外のものをあまりに多く持ちすぎていた」と表現。なるほど・・・そして寿慶さんは足が思うように動かず苦しんでいる真春にそれを人にわかってもらおうとするなと。「お前の苦しみはお前だけのもの。簡単に手放すな」うわぁ・・・ご尤もとは思うのですが、これしんどそう・・・人は本当にはわかり合えなかったとしても、わかったようなつもりになったり、わかってもらったように感じたりして心の安定を図りたいものだと思うのですよ。それが出来ずに一人で抱えるのは余程強い精神力がないと耐えられない。「話し合えばわかり合えると思うのは傲慢」だと寿慶。人は優しさ湯に隠すし、弱さ故に騙される。そうやって分かったつもりになる。傷を持たない者には傷ついた者の気持ちはわからない。何とか真春のために何かしたいと思う旭にとって、寿慶の言葉は苦しいだけのようですが「その苦しみこそがお前だけのもの。大切にしなさい」と寿慶。奥が深すぎる。さすが尼さんだけのことはあります。二ツ坂のゴタゴタは一堂に取っては練習の妨げにしかなってないようで國陵ではこの手の練習は当たり前のよう。えりや文乃も結局、真春には声を掛けられず。やっと二ツ坂の面々も寿慶の言うことが理解できてきたようです。言葉は時々嘘をつく。目を開いて、意志の純度を保ち、相手を視る旭は真春と正面から向かい合うことにしたようで。まるで試合の時のように。真春の踏み込みが甘いことからそのタイミングに合わせて旭が打ってくるように。真春はその旭のまっすぐな姿勢に動かなかった足が前に出せるように。いつも旭が真春を動かしてたんですね~~~旭の直向きさは自分も何かをしなくてはと思わせるものがありますもん。当の旭は周りをみて自分こそが前に進まなくてはと思ってるようですが。練習に真剣味が備わってきて、ようやく稽古になってきたと感じる寿慶。話さないことで養われるのは他の感覚。目線、感触、息づかい、気配、圧。それはまるで試合の空気だと思う旭。寿慶さんが教えたかったのは正にそれなんでしょうね。四日間の無言の行が終わる頃には瞑想も上手くできるようになってたようですね。大工原の方にも変化があったようでよかった。何の変化もなかったら残念なところでしたが(^^;昨年の早く練習に参加したくて必死だった旭とは対照的に愚痴ばかりで全然上手く回らなかったのに、等々力には絶対に負けたくないという想いから真剣に水くみに向き合うことに。理由はなんであれ、自分が自分を嫌ってることにも気づいて、もっと自分を好きになり真剣になろうと思えたことは本当によかった!大工原は自分と向き合うことの大切さが理解できたようです。これからは人のことなんて考えてる時間はなくなるでしょうね。等々力も全くやる気を見せなかったのにいつの間にか感化されてたよう。何もしなくていいと言われて好き放題してましたが、逆にそれがいかに退屈でつまらないものか身に染みたようです。周りが一つのことに真剣に取り組んでいる時、何もしないでブラブラしてることの無意味さが骨身に染みたってところでしょうか。それとも大工原に殺されるのは勘弁と思ったのかw旭はみんなの変化を感じて自分も変わらなきゃと思ったようです。で、旭が試みたことは・・・小さい自分がより早く相手に攻撃を仕掛けるため、体さばきを変えること。でも、よくはわからないのですが、寿慶さんはそれをあまり良いこととして思ってないよう・・・王道ではないからってこと以外に身体への負担でしょうかね??そればかりか寿慶さんは真春にインターハイは諦めた方がいいと助言。一生薙刀を続けていくのであれば今は手術をして休んだ方がいいと。「武道」としての薙刀と高校の部活は別ものだから、これから先も薙刀と付き合うためには今を捨てろってことですね。確かに私もそうじゃないかなと思うけど、これを若い子に理解しろというのはなかなか難しい・・・現に寿慶さん自身もそれが出来なかったのだから。真春の足を思うなら寿慶さんの言葉は正論。うわ・・・真春にとっては残酷な選択だな・・・っと思ったら、「うるさい、このタコハゲ女!!」寿慶さんの頭をパコーンと叩く女が・・・!やす子 キタ――――― (゚∀゚) wwwなんなのこの子wwwどこから出てきたの???そして何やってくれちゃってんのww あ゛~(;・∀・) 等々力が誰かがいたように感じてたけどやす子だったんですねwいつからいたんでしょwで、なんで寿慶さんの頭を叩いてるの???もしや、この二人姉妹とか?? (・_ .*)? やす子に二ツ坂の監督をさせたのは寿慶さんでしたが、確か薙刀と縁を切りたかったやす子に「二ツ坂をインターハイに連れていくことができたら」連盟に話をつけてやるってことで引き受けさせたんですよね。単に先輩後輩の関係かなと思ってたんですが、後輩が先輩の頭を叩くって有り得無さ過ぎるからもっと近しい関係かと。仲の悪い姉妹とかだったりするんじゃないかなと思ってみたり。やす子は二ツ坂の監督をするために戻ってきたってことでいいですよね。真春の選択も気になりますが、やす子の登場で俄然、盛り上がってきましたね。やっぱり監督がいなきゃ♪精神的なことは寿慶さんが合宿で鍛えてくれたし、次は技ですかね。やす子の指導が楽しみです。
2018年03月09日
原作はこれまでも何度か挑戦したんですが、なかなか世界観の理解がついていけなくていつも1巻の途中で挫折。が、前季にアニメ化されたことで娘に借りてまとめて読んでみました。やっと、わかったよぉおおおお~~~~~一度世界観が入ればあとはすらすら~~~~コミックスだけだとキャラの描き分けが今ひとつでわかりにくいのですが、アニメで大体理解できてるから今回はばっちりvところが・・・調子に乗って読み進めていくと・・・アニメ化された以降の話に大ショック!!先生が何者であるのかには確かに謎が多く、隠し事をしてるらしいってことはわかってましたが、多分、月人は昔の仲間かも・・・程度に思っていたのに全く予想外の展開に戦いてます。あんなに先生のことが大好きだったフォスが・・・うう・・・なんか悲し辛いです。無くなった足の変わりにアゲートと貝殻をくっつけてからは身体能力が足だけ上がって、腕が無くなった時は金と白金の合金を取り入れて身体全体で合金が使えるようになって、更に戦闘能力が上がって。でも、徐々に元のフォスのお茶目だった性格が失われて・・・フォスなんだけど、仲間を失ったことから明るくて天真爛漫だっただけの頃と違って冷静な面が出てきたり、考えるようになったり・・・最初、フォスってキャラは受け入れにくかったのですわ。なんでこんなお間抜けで仲間の邪魔になるようなことばかりする頼りなく役立たずが主人公なんだろうかと・・・。それが徐々に変わっていって、凄い主人公だなとひたすらびっくり。身体の構成組織の変化によって身体能力やら性格やらが変わっていくって発想が凄いですわ。なるほどなと。さすがに頭部までが無くなるとは思いませんでしたけど・・・こんなのってありですかw頭まで変えてしまったらもはやフォスではなくなるかもしれないというルチルの言う通りではないかと不安がいっぱい。が、今のフォスの頭部として使える素材はラピス・ラズリの頭部しかなく。それがダメだというのなら自分の頭を変わりに使うしかないとカンゴーム。ゴーストがそうすることを望んでると感じるようで・・・うわ・・・ここ切なかったです。先生の辛そうな表情。これではラピスの頭部の接合を許可するほかありませんよね(><)それからフォスは102年後に目覚めたようで。鉱石たちにとっての100年ってのはそれほど長い年月ではないのはわかりますがそれにしてもびっくり。フォスの顔がラピスになって賢そうになってるのにやっぱり中身はフォスってのがまたwフォスのインクルージョンはこれまた凄いです。でも結局ラピスの長い髪は月人に切られてしまって、短髪になるフォス。こっちのがフォスらしいからいいですけど、ラピスの髪も勿体ないなぁ。またどこかに使えるとはいっても。先生の言動に疑念を抱くフォスはついに月にいって先生が何者であるのか月人に聞くことに。ってそんな大胆なことするとは!?でもフォスが月へ行く以上にショッキングなことが月で判明。もう8巻は驚きの連続でした。月人は月へ戻ると人間みたいになるし。単に地球では嫌なことを思い出すから息をあまりしないようにしてただけという・・・それに宝石たちを襲っていたのは先生に刺激を与えて本来の仕事をさせるためだったとは。先生はフォスに聞かれたとき自分は人間ではないと答えてましたが、じゃもしかして月人だったりする???っと思ったのに、全然違ってて。先生は人間に作られた道具だったんですねそれも人間の代わりをする機械。で、月人にとっては自分たちを祈りによって無に帰してくれるはずのものだったとは・・・フォスじゃないけど、何もかもが想定外でびっくりの連続。なんだかもう哀しくて・・・フォスが先生がいなくなれば自分たちはもう月人に壊されることはなくなると考えていることとかね・・・。あんなに先生のことが好きだったのに。月人達も先生が壊されるのは困るのだから一番いいのは先生が正常に働くようになって月人達を成仏させてあげることですよね。それができればもう月人は襲って来ないし、先生と宝石たちも平和な日々が送れるってことですよね。でも、そうなったとしてもフォスは昔の先生が大好きだったフォスには戻らないのでしょうね。取りあえず、フォスは先生に今まで経験したことのない宝石達の裏切りを試すことにしたようで。ああ・・・みんなのためとはいえ、フォスが先生を裏切るとは・・・・。フォスは巧妙に隙のある者に月への感心を持たせ誘いますが、シンシャだけには自分が知った本当のことを話して一緒に月へ行こうと誘います。が、シンシャは「それでは先生が可哀想だから行かない」とキッパリ。フォスはシンシャのことを思ってのことでしたが、シンシャは月人にすら好かれるお前に独りの気持ちはわからない」と・・・ここはグッときましたね。どれだけの孤独をシンシャは抱えているのか、そしてそれを知りうるのは先生だけだという。フォスの計画によって数人が月へ一緒に行くことになりましたが、これでは先生の心を動かすことはできないんじゃないでしょうかね。裏切りではなく、先生を動かすものはもっと他にあるのではと・・・そうであって欲しいですし。思いの外面白くて次巻が滅茶苦茶楽しみです。アニメ化がなければ原作読み切れなかった私ですのでアニメ化に感謝。そしてできれば2期もみたいです。そうそう、毎回表紙の折り返しのところにこっそりシンシャがいるのを娘に教えてもらいました。なんと控えめな・・・【在庫あり/即出荷可】【新品】宝石の国 (1-8巻 最新刊) 全巻セット宝石の国 トレーディングラバーストラップ Vol.2 6個入りBOX[エクスレア]《02月予約》宝石の国 デカキーホルダー ルチル[コンテンツシード]《発売済・在庫品》
2018年02月18日
いやいやいや~~~今回も響やってくれましたね!津久井はホント気に入らない奴だったので響がどう反撃にでるのか楽しみにしてたんですが、まさか社長を人質にとるとはね。これまでの感想はこちら。響 8 (ビッグ コミックス) [ 柳本 光晴 ]異能のプロデューサー・津久井、響を挑発! 15歳という若さで芥川賞・直木賞をW受賞した天才文学少女・響。誰にも媚びず、自分の価値に揺るぎない自信を持つ彼女の振る舞いは周りの全てを刺激し変化させてゆく。そして、その才能の前に現れた一人の男。テレビ業界で知らぬ者はいない、天才プロデューサー津久井は、響のその才能を己の野望のため利用しようとする。果たして、響と津久井の苛烈なる戦いはどんな結末を迎えるのかーー!!「天才」とは何かを描いた、今、最注目の刺激的エンタテイメント!! 響が一番して欲しくないことを散々好き放題にやってきた津久井ですからね今回は心の底からザマぁ~でした。とはいえ、番組を潰すのに自分の指を折ることまでするのにはびっくり。響なりの引けない状況ではありましたけど。確かに響は津久井が考えたように関係のない者には怪我を負わせませんでしたね。ただの乱暴者ではなかったことは評価はできます。やることは常人を越えてますが、一応は響が害を加えられたと思われた時だけに発揮される凶暴さってことで響の中には節度があるようですwそりゃそうでしょうが。それにしても響が絶対潰すと言った以上、番組は潰れるだろうとは思いましたがあれだけのことをしでかすのはやはり予想外w津久井本人に対抗しただけでは、逆に利用されてしまい兼ねないところを津久井がどうにもならない立場の人間を巻き込むことで完全に番組を潰すという徹底ぶりwあそこまでやれば、今回の件に関してはこれ以上はどうしようもないと思われますが、予告を見るとより一層響をかっこいいと思っちゃったようなのでまだ絡んでくる可能性もありそう。これ以上は鬱陶しくやらかさないで欲しいものですが、響が嫌がらない方法でのアプローチを取ってくるかもですね。響に強烈に惹かれたとしても近づかない方がいいと思いますけどwまずは社長を巻き込んでの今回の一件がTV局内でどうのように処理されるのか楽しみです。それと涼太郎絡みで響に嫌がらせをしてきた笹川もついでに黙らせたのも痛快w一気に片付けてしまうとはw本人としてはそんなつもりはなかったんですけどね。服を隠すセコい手にも容赦なく蹴りにいく響に、それでもまだしつこく付きまとう笹川。彼女もなかなか根性あると思いましたわwさすがにこの件では響に関わっちゃいけないってことがよくわかったでしょうから、これ以上揉めることはないと思われますが。涼太郎のことも完全に脈無しと理解したようですし。今回も涼太郎の響に対する尋常で無い愛情が十分発揮されてて満足。いいわぁ涼太郎。響が骨折したことに対する処置も早いwいついかなる時でも響の役に立つことが彼の生きがいでもあるのでしょう。花井もすっかり響の理解者ですね。ところで廣川さん、女装でもいいんだけどひげは何とかしとこうよ。下着まで女物の割に中途半端。そこが売りなのかもですが。で、響の修学旅行の舞妓体験はなんじゃらほいでしたwww頼むからもう少し何とかしてくれwあれは舞妓なのか町娘なのか一体何を見て描いたのかw舞妓ならあの襟はあり得ないでしょうwもうどこから突っ込んでいいのかわからないけど、そんなことは全く気にしてないんでしょうねwお願いだから浴衣くらいで勘弁してw浴衣も大概なんだけどwいやいや、こういう絵が滅茶苦茶なところも含めて好きですけどね♪騒動がやっと収ったというのにまた花代子が何かやらかすようですね。次巻も楽しみです。
2018年02月09日
冬の仙台でなんと偶然再会した聡子と真修。そんなことってあるのねって感じで新章スタート。でもね、そういうことってあるのよ、マジで。もう二度と会うことはないだろうと思っていた人と偶然ばったりしてしまうことがね・・・これまでの感想はこちら。私の少年(4) [ 高野 ひと深 ]33歳OLと、14歳中学生の物語が再び動き出すってことですが・・・はぁ・・・もうため息しか出ない。二人とも会いたかったに違いないのに会ったら会ったで切なくて。真修はやっぱり修学旅行で仙台に来ていたんですね。それなりに中学生になってるけど、人付き合いはそんなに上手ってわけでもなさそうで。美形だから女の子にはモテるでしょうが、肝心の本人は全く同級生に関心がなさそうだし色恋に鈍そうで(^^;真修が会いたいと思うのは今も聡子だったようですし。真修にしたらずっと聡子に謝りたくて、偶然とは言えその機会を手にすることができたけれど、でもやっぱりそれだけでは満足できなくてもっと会いたいし声も聞きたいと思ってしまうんですよね。いいぞ、いいぞ、危険な香りしかしないけどここで真修に動いてもらわなければ大人の聡子からはもう動かないでしょうから。ラインのIDとか電話番号とか渡せたし真修にしたらよく頑張りました。真修は中学生になったとはいえ、まだなんかおぼっこい感じですよね。自分が聡子に対して抱いている感情が何なのかもわからないでしょうしただ、聡子さんと一緒にいたいし話をしたい・・・って思いなだけなんでしょう。近所のお姉さんとか昔からの知り合いだったらそれでも全然よかったというか、何の問題もなさそうなのに、二人の出会った状況とかこれまでのことを思うと距離を縮めるのは聡子には辛いですよね。聡子だって真修のことが気になるし、真修と話がしたいし一緒の時間を過ごしたいと思っているだろうけど本音のところでは。でも、それは簡単にはいかなくて。ただの近所のお姉さんでいるのなら悩む必要なんてないのに、また真修の親の目が届かないところで真修と連絡をとることは聡子にとっては絶対にしてはならないことで、真修と話すことが嬉しいと感じることすら抑えなくてはいけないと思ってしまうのでしょうね。ううう・・・これが難しいところなんだな。良識有る大人としては、知らないところで親御さんに警戒されてる聡子が真修と接触するのは良くないことだろうけど、何も法律に触れるようなことをしてるわけでもないし・・・真修の親だって真修をほったらかしにした結果であることはわかってるでしょうし。聡子も本当は真修に会ったり話をしたりすることは嬉しいはずなのにそれを素直に受け入れるわけにはいかないのが辛い。八島からのプロポーズも結構年齢行ってるのだから冷静に判断すれば受けておいた方が良さげなのに、本能でそれを受け入れられなかったってことは聡子の心の中には八島では埋まらない存在がいるってことでしょうに。真修との年齢差がこんなになければ悩まずに済むところでしょうが、でも、これだけ離れていたからこそ、真修との出会いがあったわけですし。真修よりも33歳聡子の方が苦しいですよね。こんなキレイな男の子にまっすぐ視線向けられたらどうするのが正解なのでしょう。取りあえず、33歳聡子、しっかり生きろ!!としか・・・妹のキャラが明るくていいのでなんとか聡子を上手い具合に動かして欲しいものです。次巻では良い感じに進んでますように。
2018年01月04日
この作品、1話を試し読みした時から注目してたんですよ!表紙からして惹かれまして見てください、この見事な太もも。この色気。ここは今から倫理です。 1 (ヤングジャンプコミックス) [ 雨瀬 シオリ ]「倫理」とは人倫の道であり、道徳の規範となる原理。学ばずとも将来、困る事はない学問。しかし、この授業には人生の真実が詰まっている。クールな倫理教師・高柳が生徒たちの抱える問題と独自のスタンスで向かい合う──。新時代、教師物語!! 美しい顔にこの太もものぱっつん具合!最高じゃありませんかw私、マッチョはあまり好まないのですが、この太ももと高柳先生のクールなキャラには射貫かれましたわ。時折見せるフェロモンダダ漏れの艶やかな表情もたまりません。教養のある美形は愛でなくてはなりませんし、10代には絶対に手を出さないという良識ある態度もいいですし、余分なことは話さず無口なのもいいです。何より、教養のある女性がタイプだというところも大人ですよね。倫理の先生ってこともあるでしょうが、倫理を教えてなくてもきっと高柳先生は良識ある生き方をする人でしょうね。完璧な人間ではないことは確かなんですが、生徒に対する言動に一々惹かれますwなんなんだよもぉ!!!こんな先生いたら毎日学校いくのが楽しくてしょうがないよ!!!私、これまでもチラチラと書いたことがあったかもしれませんが、これでも一応、母校の進学校へ教育実習へ行っておりまして、しかも倫理でw進学校には全くもって倫理は関係ない授業のひとつなんですが、高校の時の先生が興味深くてその後、倫理を面白いと思っちゃったんですよね。挙げ句、大学でも中国思想史やらギリシャ哲学やら選択してしまいましてwま、心理学専門とはいえ哲学科でしたのでね。今は心理学部になってるようですが。母校の倫理担当教諭は当時、某宗教団体の教祖がヨガで空中に浮いてる写真を見て「コレが本当なら会いに行きたいな」って本気で言ってるような人で私は呆れてる部分もありましたが、かなり専門的に学んでたようで教科書のレベルをはるかに越えた知識豊富な先生でした。が、高柳先生のような美形ではなく完全なるおっさんでヴィジュアル的にはなんの楽しみもなかったですねwはぁ・・・高柳先生が実在したらマジでもう一回高校生やりたいw高柳先生、見た目ちょっとイッちゃってる感じの雰囲気ではあるんですが、生徒と一定の距離を保ちながらも親身に寄り添う姿勢は素晴らしい。暴力を振るう男子生徒にはこちらから殴れないから暴力はやめてくださいと殴られながらも毅然とした態度だし(殴ったら相当痛そう・・・)女生徒には頭をなでて慰めることはセクハラになるから出来ないけど言葉を聞き心に触れ慰めることはできるって姿勢もかっこええ。自殺を考えてた生徒にも成人したら合コンをセッティングするくらいの約束はできるからと言うモノの友達かき集めても呼べるのは自分を入れて4人くらいとか・・・イケメンなのにこの社交性の無さもいいわwいつものクールさとは別にたまにみせる赤面も可愛いのです。含みのある憂いを帯びた表情とかエロさを醸し出す大人の顔とか見せるくせにこのギャップ。ミステリアスで彼がどんな人間であるのか興味津々です。毎回問題を抱えた生徒に対峙して倫理を絡ませた内容で解決していくのですがちょっと単純に解決しすぎてないかい??っと安易に思うところもなきにしも。ですが、それほど重くならずにこれくらいで進めていくのがいいのかもです。一話完結の形ですけど、ネタ切れにはなって欲しくないので無理せず描きやすいペースでお願いしたいなと思います。ところどころドキッとする名言もありますのでオススメです。作者さまの別作品「ALL OUT!!」では男子生徒の顔が女の子のようだから苦手だと言ってた息子もこちらに関しては内容が気に入ったようです。娘も「作者さまの性癖が前面に出ている作画だけど(娘は薄い体型好き)そこは差し引いても面白い」と前向きですw私はとにかく高柳先生が無自覚に色気を漂わせながら生徒に真摯に倫理を説くところがたまりません。タバコを吸う仕草も激萌えが、現在学校は全面禁煙ですよねw作者さまは知らなかったと後書きで書かれてますが、これが無くなるのは非常に勿体ないですし高柳先生のキャラ設定にも関わる重要なエレメンツのようなのでこのままの世界継続でお願いします。この作品は個人的にオススメです!!表紙の雰囲気&太ももに惹かれる方はぜひ!!太ももは裏切りませんよw
2018年01月03日
イブニング連載の作品ですが、これがまぁなんともインパクト大な作品なのですわ。娘が気に入っててずっと購入してますが、なかなか感想を書くところまで行かなかったというか、書けなかったというか・・・とにかく読んでみて!としか言えない強烈な作品!今回映画化されるってことなのでこれを機会にちらっと紹介しておこうと思います。娘は映画は合わないんじゃ無いかと言ってますけどね。相当演技力の有る子でないと無理だと。舞台ならなんとかなりそうですが、面白い作品なので実写で転けないで欲しいと思います。Webで無料で数話読めますのでイブニング公式からどうぞ→ 試し読み今だけなら1巻無料の試し読みもあります→コミックシーモアぜひ読んでみて欲しいなと思います。累 1-12巻セット【特典:透明ブックカバー巻数分付き】 [ 松浦だるま ]およそこの世のものとは思えぬ醜悪な容姿を持つ少女・累(かさね)。彼女はその容姿ゆえ、周りの者から苛烈なイジメを受けていた。そんな彼女に、亡き母が遺した一本の口紅。その口紅が累の運命を大きく変えていく——。イブニング新人賞出身の新しき才能が『美醜』をテーマに描く衝撃作!! いや~~~もうとにかくホントに衝撃的なのですわ。醜いというか、本気で気の毒になるくらいの顔に生まれてきてしまった累が美を手にして変わっていく話なんですが、人の死が関わってきてしまうので単に幸せな結末を迎えられるとも思えなくて・・・なんとも読んでいてザワザワするのです。累ちゃんは元々はとても優しくて心根の美しい子だとは思うのですが、見た目のせいで周りからはまともに取り合ってもらえなくて・・・こんな状況では、他人を妬み羨み憎しみを抱いてしまうのは致し方ないというかそれ以外にどう生きろと?呆けてしまうかしないととてもまともにはやっていけないですよ。っていうか、私としては周りにいる人間がこんなにも見た目で判断して心の醜さを晒していることを悲しく思うのですが、それが現実なのでしょうかね。そう思うとまた辛い。美醜がテーマってことですが、とにかく抉ってきますよ、とても軽く読める内容ではないです。累ちゃんが美しい顔を手にしてどんどんと才能を発揮し、女優として輝いていくのは嬉しいのですが、それに伴い彼女が悪に手を染めていくのを見るのは偲びないです。顔を交換した相手の人生を犠牲にして自分が幸福を手にしているのだとしたらその幸福が長く続くとは思えなくて、毎回毎回ドキドキハラハラなのですわ。累ちゃんには幸せになって欲しいのですが、そんな単純な話ではないという。口紅にどんな謎があろうとも、物理的に顔が入れ替わるなんてことはあり得ないので、その点はもう難しく捉えないでおくべきだと思うんですが、それにしても永久交換ができるのだとしたらどういう方法なのかは興味があります。最終的にどこに着地するのかとても気になる作品です。今のままだと累ちゃんが本当の顔で舞台に立ちそうなんですが・・・どうなるんでしょ。うう・・・累ちゃんにはホント幸せになって欲しいのだけど・・・最終的にはあの顔のままで生きていく選択をするのでしょうか。永久交換だとしたら顔を取られた側もまた気の毒ですもんね。死人との交換だったらどうなるんでしょ。ダメなのかなぁ。はぁ・・・何とかしてよ、高須の克ちゃん!!
2017年11月05日
今回は幸大学園の試合はなくて、阿月の采配も無かったのでざっくり感想で。これまでの感想はこちら。神様のバレー(14) (芳文社コミックス) [ 渡辺ツルヤ ]鷲野は全中出場が決まったことで阿月の企みを阻止しようと木下と自分の思いを伝えますが・・・どうも阿月が欲しがっていたものは鷲尾と木下が考えていた方向とは違ってたようで。阿月は負けることを望んでいるのではなくて、「情報も策も通じない程の技量を持った相手と渡り合う力」を手に入れることを望んでいるようです。それは勝敗を分けるスレスレのところで一か八かの大博打で勝つための“勝負勘”なんだそうで、それを手に入れたいと思ってるとか。ほぉお~~~~別に負ける必要はなかったんですね。それにそれは既に薬丸中は持ってるらしいです。恩師に対する思いから派生してるっぽいですね。あの双子の学年は特に松平先生との繋がりが濃かったようで、彼らは今年で定年の松平先生を絶対に全中の監督席に座らせるという熱い思いがあるようで。そっか~~小学生の頃からずっと教えてもらっていたのか。で、ボールを落とさなければそれだけ長く試合を続けられるという粘りのバレーはそこから生まれたんですね。確かに薬中の粘りは凄い。優勝候補の協創相手にフルセットの末、56対54というおよそバレーの試合ではない点数で勝利。こんな試合あり得ない。ここまで集中を切らさず続けられることはまず無いわ。バスケットか?って点数ですよね。思いが強い方が勝つ。完全に格上相手に薬中が粘り勝ちしました。ワンタッチボールを追いかけるところも凄いですが、「アウト」合戦が勝敗を分けましたねv半田学園と歩木浜との試合はツー&クイックがあっさり攻略されてしまいましたね。コースが限定されているため、ボールだけに狙いを定めてブロック位置は変えずに飛ぶ相手だけを逆にするだけで良かったとは。なるほどね。コースが限定されてるのなら確かに止めることは可能。阿月のことだし、彼も気づいてたんでしょうね。藤代台と寝川の対戦は武藤の健闘虚しく藤代台の勝利。幸大学園の次の試合の相手藤代台のようですが、さすがに阿月が指揮をしても難しいレベルだと踏んだグリ子は何か策を仕込んでおくようです。そして、阿月が“勝負勘”を手にしようとしていることからこの大会での阿月の意図も見えたよう。この子もアホの子みたいだけど賢いんだよなぁ~阿月はグリ子の報告書から気づいたことがあるようで。阿月が“勝負勘”と呼ぶものはチーム内の結束と個々の信頼が大きくなければ発揮されない不安定で実体の見えないもの。何となくはわかるのですが・・・勝ち負けを左右するポイントとなる熱い思いみたいなものかなと。それは技術だけじゃなくてメンタル部分が大きそうで。これが粘りに繋がるんじゃ無いかと思いますしね。次の試合でいよいよ最後の“心理的要因”が手に入るようですが、どんな試合展開になるんでしょうね。期待大ですわ。
2017年10月27日
アニメ化を待望してた作品ですが、舞台化で良かったのかもとか思ってみたり。映画とか実写の方がメディアに扱われやすいですもんね。アニメだと余程の作品以外取り上げられたりはしませんもん。これまで作品の面白さの割に本屋やTSU○AYAでの扱いが地味だったんですが、堂々とメインに置かれるようになってて嬉しいです。今巻は 前半が熊本東高校の話で後半が夏合宿開始でしたね。久しぶりの寿慶先生の合宿ですv前巻の感想はこちら。あさひなぐ 24 (ビッグ コミックス) [ こざき 亜衣 ]インターハイ本選目前!日本一を目標に掲げる旭たち二ツ坂高校の前に立ちはだかるは、戸井田奈歩率いる鉄壁の絶対王者・熊本東。誇りと伝統と美しさ。太陽のような圧倒的存在感を放つ奈歩だったが、その光が強いほど、影は濃く浮き上がり…知られざる熊本東の内情が、今明かされるーーそして、旭たち二ツ坂は、夏恒例の合宿へ。そこで待ち受けていたのは、もちろんーー!?薙刀にかける少女たちの青春ストーリー。いよいよ、世界で一番長くて熱い、夏が始まるーー!!絶対王者の熊本東、チームワークなんて必要ないと言いながらも実は堅い絆で結ばれてるとか、そう言うのだと思ってたんですが真逆w本当にチームワークなんて欠片も考えてなかったw圧倒的な強さを誇る戸井田は本当に自分しか見てないですね。確かに薙刀は武道だし、なれ合いのチームワークなんて必要ないのかもしれませんが、部活動とはあまりにかけ離れた熊本東の薙刀部。“中”と“外”って何だろうと思ったら、幼稚園の頃から道場に通っていた者たちが中で、高校から始めた者が外ってことのよう。で、熊本東の強さは中の人たちが作ってきてたんですね。No.2っぽい吉里は物わかりがよく冷静なタイプで、いつも戸井田のフォローに回ってるのだと思ったら、とんでもなかった!!なんて緊迫したというか不穏な関係なのw戸井田は吉里を信頼してるんだと思っていたのに、外の人間だから潰しにかかっていたのだとは。いつも練習相手に指名するのは強いからじゃなかったんですね。怖ぇえよ!もう、私、ショックでしたわ。全く部活してる感覚なんて持ってないですね。部の今後を考えないなんて先輩としてどうよ?旭と同学年で同じように高校から薙刀を始めた島田と旭との対比の表現が秀逸!面白いですよね。二ツ坂は個の力を上げつつも、部として強くなっていってるように感じますが、愛知の件もありましたし。でも、熊本東はひたすら個の力に依存してるのですね。それも“中”にこだわって。吉里は熊本東が熊本東というだけで価値があった時代は終わってると考えていて、正しさと強さは必ずしもイコールではないと。自分の薙刀は正しくも美しくもないかもしれないけど強い薙刀だときっぱり断言するところがかっこええ。これは薙刀を武道とみるかスポーツとみるか・・・って視点なんでしょうね。これって空手とか柔道、剣道などでも言えることですよね。本来は美しさと正しさと強さはイコールだと思うのですが、それを成し遂げることが出来るのは極一部の天才だけ。って、なるほどな・・・ですわ。吉里は熊本東を変えるために島田を自分側に引き入れました。あんなに戸井田に憧れてた島田でしたが、熊本東の本当の姿を知ってすっかり別人に成長。元々猛練習して強かったのだから、あとは自信をつけるだけだったんですね。あの合宿での國陵との試合への繋げ方も上手い。そうか、あの時の島田はこういう状況だったのか。今回はなかなか興味深い構成です。一堂はずっと熊本東に進むつもりでいて、“中”の人として熊本東を引っ張っていく人材だったようですが、一堂の強さへのこだわりや他者との協調を拒絶する理由も今回の件で納得しました。なるほど、あの中で育ってて戸井田を目指していたのなら、馴れ合いの部活のあり方は受け入れがたかったんでしょうね。でも、負けて一堂は変わりました。一堂は國陵に入ったことでより強くなって欲しいなぁと思います。認め合うライバルも出来たことですしw違う自分になりたくて薙刀を始めた旭と島田でしたが、二人の成長の仕方は大きく異なったようです。でも、島田が戸井田から離れて自信を付けたのは大いに評価したいところです。黒百合さんが今後どのような動きを見せるのかにも注目したいです。一方、二ツ坂は今年も寿慶先生のところで夏合宿。今年はまたひと味違う恐ろしい合宿になりそうですね。一堂と的林も参加とは。昨年は身体作りが出来てなかったために肉体面を中心とした扱きでしたが今年は“心”を鍛えることになるようです。ほぉ~~~昨年も旭は根性で乗り切りましたよね。あの合宿があったから急成長したのだと思われます。今年は・・・いきなり一年が篩にかけられました。愛知は問題ないけど、大工原と等々力は場外へ。大工原は「薙刀以前にねじれた根性を直さんと」ってことで掃除と風呂の水くみから。自分が向上することよりもサボってる等々力にばかり気が行ってますもんね。ちゃんと矯正されるのか楽しみです。等々力の方はそもそも薙刀をやる気がないってことでどこか涼しい所で過ごしてろって意味不な指示。等々力は喜んでますが、これは一体どういう形になっていくのか??こちらも興味津々です。で、残りの者たちは稽古中の打突部位、回数の呼唱以外、一切の発声禁止。うわ・・・これはキツそうです。「黙り、そして視つめなさい。己と他者を」うぉおおおお!!かっこいいけど、厳しいお題が出ました。これは難しそうです。でも寿慶さんのことなので乗り超えた後は相当な成長が見込めそうです。薙刀の試合では己と相手だけの場で極限まで研ぎ澄まされた感覚が必要とされるのでしょう。極限の時間をいかに支配で出来るかってことでしょうね。二ツ坂はそこが弱いため、己と向き合い他者を正しく視ることが必要なんでしょう。一堂とか得意そうですね。熊本東は真逆で個の確立が鍛えられてるようですから。“無言の行”辛い稽古になるのは必至ですが、絶対に成長するはずですので楽しみにしたいと思います。
2017年10月22日
これ好きなんですよね。感想は書いてませんでしたが、2017のマンガ大賞に選ばれる前から読んでたんですよね。結構、好みが分かれる作品らしいですが、我が家では大人気。絵も上手いとはいえないし、身体のバランスとかおかしいこと多々。でも、そんなことが気にならないくらいストーリーが強いです。響〜小説家になる方法〜 1-7巻セット【特典:透明ブックカバー巻数分付き】とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。編集部員の花井は、応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説であった。作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない・・・ 主人公の響はビジュアルからはごく普通の高校生で、大人しそうな文学少女って感じなんですが、これがトンだ食わせ者で。誰にも阿ず、ただただ正論だけを吐くのはいいとして、とにかく凶暴。とても小柄のJKのすることじゃない。相手がどれだけデカかろうが、全く問題にせず、気にくわなければ殴る、蹴る。一応、響が手や足を出すには理由があって、全うなんだけど非常識。そこは穏便に済ませられないのか????って思うこと多々。感情のコントロールも出来なければ、コミュニケーションも円滑にとれない。これって一種の・・・!?ま、往々にしてそういうタイプの人に天才は多いんでしょうけど。取りあえず、自分が書いた小説を他人がどう評価するのかが知りたくて雑誌の新人賞に応募するも連絡先は書かず。どうやって評価を伝えてもらうつもりなんだろね。応募条件満たしてないとか、ホント自由。それでも、この作品の作者を探したくなるほどの作品だったようで。響は高校の文芸部に入部して執筆活動を始めるのですが、ここでもトラブルばかり。トラブルというか、暴力事件?凶暴過ぎて頭おかしいんじゃない?って思うくらいの強烈さ。が、本人は至って普通のつもり。やや、やり過ぎる面があるかな~くらいにしか思ってなくて。程度というものを知らないっていうよりも人間関係のあり方ってことをそもそも理解してない感じ。こんな響なんだけど、同級生で幼なじみ、家が隣の涼太郎に惚れられてるんですよね。一方的に。このイケメンくんがまた普通じゃ無くて、ほぼストーカーに近い。部屋には響の写真がいっぱいで(^^;いつも響がやらかすとフォローに入ってくれるのはありがたいというか良い奴だなと思うんですが、彼は響が作家になることには反対なんですよね。普通の女の子でいて欲しいと思ってて。いやいやそれは無理だろってとこですが、彼には響が普通の女の子に見えていることにびっくり。副題が小説家になる方法ってあるんですが、まぁ全く満たしてはいないですね。響は天才だから、なるもならないも他者が放っておかず、勝手に寄ってくるわけですから方法も何も無い。最初の作品で芥川賞・直木賞を同時受賞し友人にラノベの書き方として参考になるようさらっと書いただけの作品は(友人が勝手に応募して)ラノベの大賞をとってしまうという・・・天才っぷり。それどころか、小説家になろうとしてる人を潰しにかかってるとしか思えない言動。小説家であっても低迷してる人なんかも響と絡むことで潰れていってますしどこが「小説家になる方法」なのか不明。皆、とにかく響の圧倒的な才能に敗北感を味わうのですよね。それでも、響の才能に嫉妬しながらも自分の作品を書きあげていく作家もいますけどね。そういう作家だけが残っていくのには納得ですが、響の才能の影響力が恐ろしい。彼女の作品自体は繊細でも、その存在は本人同様に暴力的。とは言え、周りは振り回されるも響はお構いなしで、ブレないところは痛快です。響のキャラに否定的な人も多いようですが、私はさすがマンガ大賞を取るだけのことはある作品だと思います。自分の作品に対する思い入れは尋常ではなく、それ故に非常識が過ぎる行動には出ますけど、言ってることは理解できるから。今後も響に注目したいと思います。そうそう「漆黒のヴァンパイアと眠る月」はやっぱり響が付けたタイトルではありませんでしたね。響のセンスで漆黒はないわと思ったw「眠る月」だったのに、かよに付け足されていたってことね。でも、いくらかよがお馬鹿さんだとしても、60話の扉絵はないわ。かよも一応JKだから・・・作画もう少し頑張れ!気になる人はどうぞ7巻でご確認を(^^;
2017年09月30日
うわぁ・・・ヤバいよ、ヤバいよ。これホント着地点どこなんだろ。これまでの感想はこちら。私の少年(3) [ 高野 ひと深 ]お互いにとってお互いが必要。二人の穏やかな時間がずっと続いて欲しかった。帯の通りですわ。でも、そういうわけには行きませんでしたね。私も自分の子供がよくわからない大人にこっちがびっくりするほど懐いていたら危険を感じるし、誑かされているに違いないって思いますわ。怖いことですもん。真修の家の場合、お父さんは自分では精一杯やってるつもりでも、子供には十分向き合えてなかったんでしょうね。聡子にはネグレクト気味に見えていたようですし・・・そこまで子供に無関心とか放任ではなさそうなのでちょっとホッとはしましたけど。でも、子供が外泊していても気づかないとか普段どのように過ごしているのかも把握していないとかは子供にしたらさみしいことでしょうね。真修が見えてないために彼が何を欲しがっているのかを理解できてないようですし。真修にしたら自分に向けてくれる聡子の思いが嬉しくて、一緒にいるのが心地よくて、いつの間にか母親に向ける想いというより恋愛感情に近い気持ちを持つまでになってたんじゃないかと思うんですが、真修は賢い子だから、今の自分ではとても聡子の恋愛対象にはなり得ないとわかっててそれで背が欲しいなんて言ったのかと思うと切ない。聡子は真修のことが気になってただ一緒に居たいって願ってただけですが親の知らないところで未成年の子と親しくなるのは常識的には不味いですよね。聡子だってあまり真修と近くなりすぎる関係は良くないと思っているのに真修と居る時間が聡子にとっても幸せを感じる時間になってしまってて。冷静に考えたらわかることなんだけど、気持ちが付いてこないというか心地よさが勝ってしまって離れられないヤバい状態。まるで○倫のようなもの。真修を放っておけない聡子の気持ちはわかるのですよ。だけど他人の家庭に関与するってことは簡単なことではないのです。例え、気の毒に見えたとしても関わるってことはそれ相応の覚悟がないと今の時代は難しい。昔のように単純に世話焼きばあさんでは済まされませんからね。聡子は転勤になり、実家に戻り強制的に真修とは離ればなれになったわけですが、聡子は大人だし自分がしたことの責任をとる立場だから仕方ないにしても、真修は聡子が居なくなった後、どんな状況だったんでしょうね。自分の責だと聡子に対し申し訳ない気持ちで落ち込んだだろうし、聡子に会えない寂しさで毎日辛かっただろうなと。真修の父親に聡子が挨拶できて、サッカーの練習の許可をもらえた時まではHappyだったのに、まさかの急展開で。軽く目眩すら覚えましたよ。このまま、二人はどうなってしまうのだろうと思っていたら、なんと真修と仙台で再会!?一体どうして?真修は仙台に住んでいるのか、たまたま修学旅行とかで来ていたのか?あまりにも突然の再会に私もびっくり。まぁ再会してくれないと話も進みようがないから、わかりきったことではありますけどね。そうそう!真修 中学生になってましたね!ずっと小学生のままで話が進んでいくと勝手に思い込んでいただけに私も聡子同様に戸惑いwこれで真修が今も尚、聡子が好きだったとしたら、もう真修は聡子以外の女性に目がいかなくなってしまうんじゃないでしょうかね。真修は一途に思い続ける子のようですし。32才OLと14才中学生になって・・・ますます危うい。この先真修は成長し続けるようですが恋愛に発展していくんでしょうか?聡子にとっては真修から想われたとしてもそれを受け入れるのはとても難しい選択になりそうです。とはいえ、折角の旧友からのプロポーズも「欲しいものはこれじゃない」っぽく断ってしまいましたし、聡子も自分の欲しいモノが何であるのかに気づいてますからね。はぁ・・・それにしても長髪の小学生真修も魔性だったけど、髪を切った中学生真修も魔性。随分と背も伸びて・・・どうなるんだよぉおおおおおお!!!!
2017年08月18日
映画化&舞台化ってことで急に注目されましたが、私としてはアニメ化を待ってたんだけどな。で、私「あさひなぐ」のイントネーションは「あしだまな」です。原作者さまと同じで。あさひ 薙ぐ だと思ったことはないなぁ。意味的にはこれでしょうけどね。実写化には全く興味はありませんが、この作品はとてもいいので注目されることは大歓迎ですv前巻の感想はこちら。あさひなぐ 23 (ビッグ コミックス) [ こざき 亜衣 ]チームメイトたちと離れ、関東大会へひとり乗り込んだ旭はそこで出会ったぜん息の少女・摂と、遂に個人戦で対決することに!「とぎ澄まして、とぎ澄まして、一瞬を捉える」彼女の生きる世界は、これまで出会ったどんな選手とも、次元の違う「薙刀との関わり方」で成り立っていた。その片鱗に触れる時、旭は何を想い、何を掴むのか。そしてーー國陵高校・現体制最後の団体戦。旭への告白をかけた、夏之の試合。そして、辞任した監督・やす子の進退は…!?確かに進んできた道のり、その先に、それぞれが見た景色とは!?摂ちゃん、良いキャラだわ。やっぱり指導者は年配の方でしたね。部活動でやるような稽古に稽古を重ねて強くなる方法ではなくて摂ちゃんは限られた時間に全神経を集中させるやり方で強くなってきたんですね。「私は武道をやりたいのであって部活がやりたいわけではないのです」お師匠さんはもう亡くなられたようですが、摂ちゃんの中で指導は生きているようで。武道はスポーツと違うから強ければ強いほど試合は早く終わる。なるほど。お師匠さんの言葉は摂ちゃんの背中を押してくれてますね。強い人ほど無駄な動きが無く美しいですよね。摂の薙刀はそういう引き算の薙刀なんですね。1本目は摂に小手を取られたものの、旭も善戦。が、摂に喘息の発作が出始めて・・・旭は一瞬ためらってしまったようで。そりゃ苦しそうにしてる相手をみたらやりにくいよね。でも脇構えでさらに攻撃の姿勢を見せる摂に思わず旭も上段の構え。ここで旭が挽回するのかと思ったら全然で(^^;時間ぎりぎりまでは粘りましたが、残り1秒で摂に脛を入れられて終了。旭は摂の強さを思い知ることになったようです。このまま摂は勝ち進むと思われたのですが、なんと次の試合は棄権。旭との試合が長引いてしまって発作が出てこともあるし、体力的に無理だと判断してのことのよう。摂は旭にただ静かに目の前の相手だけを見つめ1試合に自分の全てを注ぎ、自分を試すためだけの試合の中にしか存在しない薙刀について語ります。大会で優勝するためではなく、絆を深めるためでもない。タダひたすら自分にだけ向いた薙刀。そして摂はご飯を食べたり本を読んだり手紙を書いたりする日常と同じように生きている限りずっと薙刀を続けていきたいと言う摂。摂にとってはIHに出場することとか、大会で優勝を目指すこととかが目標ではないのですね。でも、体調さえ良ければ相当強いはず。ある程度の大会なら全て優勝できるくらいの力はありそう。IHやインカレには出てこなくても知る人ぞ知る強者ってことになりそうです。これまで旭はずっと大会で良い成績を残すことを目標にしてきたから摂のいうことはピンと来ないようですが、真春はもしかしたら摂と同じような道を進むことになるのかもですね。これまでのように思いっきり稽古することができなくなり、稽古の内容や薙刀との向き合い方について再考することになりそうで。これは真春にも試練がきそうです(><)福留も監督辞めるとか言ってましたけど、旭によって監督として登録されちゃいましたから、IHはまた福留が率いることになるのでしょう。だって、小林先生じゃどう考えても締まらないし、旭たちが成長していけるとも思えないしw福留も過去を清算して前に進まなくてはね。そして今回は夏之の試合も。やっぱり男子は迫力が違うようですね。勝ったら旭に告白するってことでしたが、乃木との対戦で負けてしまいました。夏之の試合を見て自分は夏之のことが好きなんだと自覚した旭とは反対に夏之は試合を体験したことで、今は告白することよりも薙刀がしたいという思いに。あらら・・・折角旭が意識し始めて良い感じになれそうなのに、これはまだしばらく進展しそうになさそうですwま、この作品では恋はちょろっと見え隠れする程度が良さげですからね。旭にはまだまだ薙刀で頑張ってもらいましょうvあさひなぐ 1-23巻セット [ こざき亜衣 ]
2017年07月09日
前回、阿月の策がハマったところで、今回は阿月はお休み。関東大会は鷲野が率いて戦うことに。ここで木下は阿月の呪いを解くという狙いを阻止する行動に。木下は阿月が呪いの正体を解明する場に立ち会いたいと思うと同時にそれが実現しないで欲しいとも思ってるんですよね。バレーボールを憎んでいる阿月にバレーボールを見直して欲しいと願ってて。だから全中での阿月の計画を壊すために鷲野に協力を求めることに。ほぉ~~~木下はずっと阿月について行くんだと思ってたんですけどね。謀反にでましたか。これまでの感想はこちら。神様のバレー(13) (芳文社コミックス) [ 渡辺ツルヤ ]阿月の「呪いを解く」という計画には関東大会でベスト8に入り、ぎりぎり全国大会出場という形が必要だと考えた木下は阿月の予想を裏切り関東大会で優勝を目指すことに。少しでも成功させる要因を減らして邪魔するってことですね。ぎりぎりの出場が必要でなければ鷲野に任せずこれまで通り阿月がやればいいんですもんね。木下はあらゆる要因が揃うよう既に阿月は采配してると考えてます。それと鷲尾が自分の采配で負けて指導者として何かを掴むことも呪いを解くための鍵の一つようですね。鷲野の指導者としてのスキルアップも必須とはね。その呪いっていうのが何なのかさっぱりわからないのですが、とにかく阿月のやることは全部、自分のためってのはわかります。阿月が人のために動くわけがなくw全日本監督の席も夢とか野望ではなくて阿月にとって呪いを解く手段の一つであるだけで、今回もし呪いが解ければ阿月にとって全日本監督の席なんて必要なくなる、つまりはバレーボールから離れるって木下は考えてます。それは確かにもったいない話で。阿月ほどの采配ができるものが全日本の監督になったところを見てみたいと私も思うんですけど。阿月が少しでも長くバレーボールに携わることになるよう、出来れば阿月に自分の計画通りに進まなかったことで「まだまだバレーボールは自分の知らないことがあって面白い」と見直してくれることを願ってのことですが、果たして木下の願いは叶うのか??阿月が呪いに掛けられた時と同じ中学生を実験台とする方がより確実に呪いの正体を解明できるのは確かだと思いますし、ここは何とか木下に頑張って欲しいところ。鷲野と木下は良い意味で阿月を裏切り、一致団結。この二人がいい関係になってることにびっくりですよねw鷲野は阿月のやり方を真似ることで試合をコントロールする面白さに気づき生徒たちも自分で考えて試合運びをするようになってます。こういう試合展開好き。全ては順調。取りあえずベスト8入りし全国大会出場を決めました。ただね、もし、阿月が木下と鷲野が協力することも見越してのことだったとしたら・・・そこにグリ子も加わることで関東大会優勝までを考えていたとしたら・・・全部また阿月の思惑通りってことですよね。さて、どうなりますか。ホント戦略的にバレーボールを面白くみせる以外にもコート外での攻防があってヒヤヒヤドキドキ。面白いですわ。
2017年06月29日
別に映画が公開されてるから読んだのでは無くて、新装版が出たので一気に読んでみました。以前、旦那が読んでた時はあまり興味を引かれなかったのですが、なんだ主人公おっさんか・・・ってな感じで。美形好きの私の食指に触れなかったんですね。が、新装版が出たことだし一気に読むには良い機会かな~っと手にしたところ面白かった!!なんと言っても30巻もある作品を「通して読んだ直後にすぐ最初から読み返したくなって実際に読む」なんてことは私には滅多にないことですからね。いや~~~~この手の作品好きw思いっきりネタバレしてますのでこれから読みたいと思ってる方はご注意を。あと、メインの話にはほとんど触れず私的感想に走ってますのでその点にもご注意を。新装版 無限の住人 1-15巻セット [ 沙村広明 ]価格:15876円(税込、送料無料) (2017/5/17時点)父を殺し、母を攫(さら)った剣客集団『逸刀流(いっとうりゅう)』に復讐を誓う少女・浅野 凜(あさのりん)は、「百人斬り」の異名を持ち、己の身体に血仙蟲(けっせんちゅう)という虫を寄生させることで不死の肉体を持った剣士・万次(まんじ)を用心棒として雇い、逸刀流の統主である宿敵・天津影久(あのつかげひさ)を追う旅を始める――。最初はとにかく復讐ってことで影久を追いかけてく凛ですが、実際に影久に接してみると憎しみもあるものの、なんか協調してしまうところもあって。そんなわけだから、私はラスト、凛は影久を刺すことはしても殺すまでには至らないのでは・・・っと思ってたんですよね。それが・・・あんなに自分も死にかけてたのに動き出すとか勘弁して欲しいと正直思いましたわ。私は影久に死んで欲しくなかったので。そりゃ、確かにあの形で終わらせることが一番綺麗な終わらせ方かもしれないですけど・・・あたしは、あたしは 影久と蒔絵さんに幸せになって欲しかった!!!!ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!もうみんなボロボロになってラストに向かってくわけですが、最後の最後ページ数少なくなってるところでの凛の所行に「ちょぉおおおおおお、おま、何やってくれちゃってんだよ!?」マジ勘弁してくれよ、なんでお前が出てくるんだよ?って泣きたくなりましたわ (。>д<)。・゜゜蒔絵を失った時点で影久の気持ちを思うと絶望しかなかったですけどね。英の野郎だけは許せん!!(`^´*)括られてる木ごと影久がぶった切ってくれましたが。蒔絵さんには瀕死でもなんとか持ちこたえて欲しかった。なんとか二人で息がある状態で船に乗って欲しかった・・・それだけが心残りです。蒔絵さんは子供を産めない身体になってて、影久は蒔絵さん以外の女を抱く気はないから子孫は残せないってことで見逃してくれればよかったのに・・・(ノД`)仕方ないんだけどね。散々人斬ってるし。だけど、それを言ったらもっと斬ってても残って人いるんだし・・・私にとってはこの話は影久と蒔絵がメインで。万次と凛には正直あまり関心がなくて。初めに復讐、復讐って言い続けてたのはわかるけど色んなこと経験してその虚しさも十分味わってるはずだし、かなり影久と近くにいたりで助けたりもしてるのに影久に執着し続ける凛には共感できなくて。単に好みの女性キャラじゃないってことですが、まぁどうぞ、おきばりやすって程度。それよりも逸刀流統主・天津影久の方にストーリーを感じるのですわ。美形だしw黒髪、釣り目って好み!(〃∇〃v)「あまつ」じゃなくて「あのつ」と読ませることには不満でしたけど。読みにくいんだもの。子供の頃、野犬に襲われそこを助けてくれた少女の強さに畏怖する影久。そして生涯ずっと傍らにいたいと思い続け・・・って ちょ、一途じゃないですか!!!遊女になった蒔絵を探し出して、一晩買っても手を出さないとか。そういう女だと蒔絵のことを思ってないってことですよね!即行、身請けしちゃうのがいい。素直には言わないけど、どこの誰ともわからないような男が蒔絵に触れることなどあってはならない!!って思ってますよね。ところが蒔絵は影久が欲しいのは剣士としての自分だけだと思ってて・・・剣士として生きたくはない蒔絵は影久の元へはなかなか来てくれないんですよね。その上、万次と戦ったことで自分が剣士となった切っ掛けの父を倒すため姿くらましちゃうし。こんなに蒔絵を欲しいと思ってるのに逃げられちゃう影久なんだけど決して強引には出ないところがまたたまんない (*/-\*) 影久にとって蒔絵がどれほど大きく大切な存在なのかがヒシヒシと伝わってきて私のツボは押されまくり。逸刀流を束ねていかねばならない立場であっても蒔絵のことは頭を離れてなくて影久は加賀に出かけた時も捜索を怠らず。あの時は切なかった。蒔絵は自分が倒すつもりだった父が亡くなってしまったため、剣士でいる意味を失い、自らの手を縫い付けるんですよね。剣士であることを辞めるために・・・蒔絵を見つけ出した影久が、手の異変に気づいて糸を抜くんですが、もう糸が肉に食い込んでいるから激痛を伴って。どんなに痛がろうと手は止めないから肩を捕まっていなさいと影久。小屋の外に凛がいるんですが、漏れ出る蒔絵の悲鳴を喘ぎ声だと勘違いするのがね(^^;ま、それに近いくらい切ないけど萌える場面であります。蒔絵にとって剣士でいることはこれほどまでに辛いのだと知った影久はこれ以上蒔絵を苦しめたくないって思ったでしょうね。欲しくて欲しくてたまらないのにね。手に入れたいのに手に入らない。気を失ってる蒔絵をそっとなでて出て行く影久に激萌え (/ω\*) でもね、蒔絵だってそこまでしてくれる人にはさすがに抗えないよね。蒔絵も影久の体調に気づいてたようで。破傷風になって身体を動かすこともままならない上に心形刀流に襲われてマジヤバって影久の前に現れた蒔絵・・・。まぁその強いこと、強いこと。万次やら凶やらの比ではありません。万次は不死の身体がなかったらとっくに退場のレベル。身体を駆使して勝ってるだけでそれほど強いわけでもなく。蒔絵の強さは影久が追いつけなかったと言わしめる強さですからね。撃たれさえしなければ最強だったのに。英といい、しつこくいつまでも追いかけてきた吐といい・・・いい加減にしてくれよ!!!!っと何度心の中で叫んだことか。蒔絵には例の怪しい薬で労咳を治してもらって影久と異国の地で穏やかに暮らして欲しかった。影久が労咳を煩ってる蒔絵を常陸に連れて行かずに残そうとするところも切なかったですわ (*/-\*) あんなに欲した蒔絵にやっと手が届くというのにやせ細ってしまった身体を前に失うことの怖さに怯えて・・・。自分が手を出すことで蒔絵の身体に負担を与えてしまうのではないかとビビりまくる影久。欲しいけど失うことの方がもっともっと怖い。前に妻として抱いたお嬢さんもかなりのご病気だったしおっかなびっくりで抱いてたんでしょうね。僅か数コマですが、普段あんなに冷静な影久が感情を露わに動揺して・・・蒔絵への思いを溢れさせるとこ痺れましたわ・・・(///∇///) クールな顔してるけど心の中では葛藤しまくりだった影久に悶え狂う私。ここで女なら攻めずにいられましょうか?ですよね、蒔絵さん!!私は貴方が思うほど弱くないことを証明してみせましょうvキタよ! ヤタ━━━━━━ (/∀\*) ━━━━━━!!!!待ってた甲斐がありましたv口づけまではあったけど、ずっとお預けだった二人の愛し合う絵がやっと拝める!!!って諸手を挙げてお迎えするはずだったのに・・・え・・・見せてくれない・・・一晩だけの妻だったあのお嬢さんとはそれなりのシーンがあったのに念願の蒔絵を抱く影久が見られないとは・・・(ノД`) ま、脳内妄想は安定の大暴走ですけど!!はぁ・・・艶やかな蒔絵さんの濡れ場見たかったなぁ・・・結局、影久は蒔絵をおいていってしまうのですが、今度は蒔絵が影久を追いかけて常陸まで。再会した蒔絵に対し「貴女という人は・・・」って呆れる影久。「今まで何度も何度も貴方から逃げてきましたが、漸くわかりました。腹立たしいものですね・・・逃げられるのは」って蒔絵さんw目を伏せちょっと眉間にしわ寄せて「・・・判っていただければいいんですよ」なんなのこの二人!!!!もう好き!!!大好き!!(*≧∀≦*)これまでホント散々逃げられて苦い思いばかりの影久が報われましたよ。それでもまだ自分の気持ちを抑えて対応するところが可愛らしい。それなのにそれなのにぃいいいいいこんなに素敵な再会を果たしたというのにぃいいいい!!!!英の野郎がいらんことして (ノ-_-)ノ~┻━┻あの阿呆の指示で蒔絵に銃弾の嵐が。影久は何とか逃れるけど影久も吐との戦いで消耗してるし不眠不休だし。それでも蒔絵のために身体投げ出して。こっからの蒔絵さん・・・それまでも恐ろしいほどに強かったけど瀕死の状態でまだここまで戦えるのかと戦慄を覚えるほど。相手が雑魚ってこともあるけど。ああ・・・幼いあの日「この先もずっと貴女の剣をそばで見てていいですか?」と言う影久に対し「いつか必ず私より強くなってね」と返した蒔絵。このときに既にプロポーズしてるやんか (/∀\*) でもってOKしてるやんか!影久はその言葉を受けてずっと強くなるために頑張ってたんですね。純愛じゃないの!!「貴女を超えられなかった」という影久に「それならまだ私は・・・あなたの隣にいる意味はまだあるのね」と蒔絵。「焼き付けてその目に。まだまだ頑張るからね」ってもう助からないとわかってるから影久も蒔絵さんを止めないどころかその姿を目に焼き付けるって・・・幼いあの日は見ることが出来なかったんですよね。哀しか・・・蒔絵の死を受け入れるしかない影久。あんなに欲しかった蒔絵をやっと手に入れたというのに。はぁ・・・ラストは影久の斬られた腕を万次が自分のものにするのですが・・・たとえ腕がなくなっても影久には生きてて欲しかったよぉ。腕があるうちに蒔絵をお姫様抱っこできたのはよかった。確かに凛の子孫である布由と敵であった影久の手が繋がれたことには意味があるんだろうけど、逸刀流は滅びねばならない流派だったんだろうけど、それでも・・・はぁ・・・ということで、私、2周回後は影久と蒔絵の場面のみ読み返しております。蒔絵さんどこで登場しても色っぽい。飛ぶわ、蹴るわで凄いんだけど、心底凄いと思ったのはその着物。スリットが腰骨あたりまで深く入ってて・・・ヒラヒラしてて見えそうなんだけど絶対に見えない!!結構エロアングルになっても仕事ぶりが半端ない。蒔絵さん、この作品中最強最美ですよね。作画が素晴らしいですし、キャラが立っててストーリーも面白いのでぜひぜひオススメな作品です。扉絵とか妖艶だし、女性キャラの身体がため息でるほど綺麗。私と作品やキャラの好みが合う方はハマると思いますよ!!でもこの作品、ばっさばっさ人間の身体の部位が斬られて飛んでいくし血はドバーッでグロだし、なんと言っても女性が残酷な目に遭ってますので女性読者はお気を付けて。拷問やレイ○シーンもあるし、身体に傷をつけられながらとか残忍だしさすがに私も本当に必要なんこれ?って胸くそ悪くなるシーンが要所にありました。屑野郎はちゃんとそれなりのラストを迎えますが、なんだかなぁ・・・な思いが残るのは否めず。それでも、勢いのある作品ですし面白いのは確か!ストーリーも途中ダレを感じないわけではありませんが通して読めばまぁありかなと思いますし、とにかく蒔絵の美貌と影久の一途さに酔うばかりv個人的に他に好きなキャラは目黒ちゃんとたんぽぽちゃんwこの二人は重い話の中で良い味出して愛嬌振りまいてくれてます。え~っと万次と凛についてはどうぞ、読んでみて~って感じで(^^;長いので大変だとは思いますが人気がある作品ってのには十分納得ですv
2017年05月22日
映画が話題となった「この世界の片隅に」の原作を読んでみました。映画の方は見てません。読了感想としては・・・非日常である戦争を題材に持ってきてる作品ではあるけれど、人間はどんな環境であろと生活を営み生きていくんだなって静かな感動を与える作品でした。押しつけがましい戦争反対とか、悲惨さの連呼ではなくて、日常の幸せが壊される状況が描かれていく過程でじわじわと国と国とが戦う行為は不幸だよなと思わせてきます。戦争を扱っているのに読んだ者に温もりを感じさせる作品って珍しいんじゃないでしょうかね。特に原爆が出てきますし、当時が悲惨であったことは想像に難くないのですが、それでも悲しみに暮れるだけでなく前を向いて生きていく様を特別なこととしてではなく日常の営みの延長として描かれていて。どんな環境下にあっても人は生きていくんだということを当たり前のことですが、改めて感じましたし、生きていく上には泣いてるばかりではなく、そこには生活があり笑いもちゃんとあるんだということに触れて安堵したり・・・。悲惨さを強調しないからこそ、当たり前のようにある日常が奪われることが戦争なのだと後からじわじわと感じさせるのですわ。親近感を覚える登場人物たちが直面する出来事を通し、とても身近に戦争を疑似体験したような錯覚に。でも、辛いとか苦しいとかの感情だけにフォーカスされていないため後味は心地よく、人の逞しさや優しさに感動。これは多くの人に評価されるわけだわと納得です。主人公すずの朗らかな性格と作者の視点がいいですよね。ちょっとおっとりというか、抜けてるというか、決して何でもそつなくこなすお嫁さんではないすず。逆にこんな嫁で大丈夫だろうかとこちらが心配になるくらいなんですがそんな自然体のすずだからこそ周りの人に愛されるんでしょうね。子供の頃、一度だけ会った人から嫁にと請われ、18で呉にお嫁に来てお舅さんお姑さんに可愛がってもらい、当時としたらすずは幸せな結婚生活を送ってますよね。出戻りの小姑径は当たりがきついけど、厳しいってだけで耐えられないような意地悪をするわけじゃないし、その娘の晴美は可愛いですし。が、やがて徐々に戦争が状況を変えていってしまうのです。空襲や物資の貧窮が日常生活を脅かし・・・それでも当時の人がみなそうであったようにすずも毎日の生活を少しでも快適になるよう工夫して暮らしていって。空襲警報も日常化してくると慣れてくるというか、それがまた生活の一部のようになっていくのですね。決して舐めてかかると言うことでは無く、警戒することが日常というか。そんな状況でも楽しいことは楽しいと感じ、面白いことは面白いと感じる。どんな状況下でも生きていくってのはそういうことなんでしょうね。特に波風無く細やかな幸せを享受してたすずですが、闇市の帰りに遊郭に迷い込んでしまってそこで遊女リンと出会います。友情が生まれるのかなと思ったら、すずの旦那・周作と関係があったことが判明・・・。あらあらあら・・・ということに。すずはすぐに周作に問うことはしませんが、周作には以前結婚したいと思っていた人がいて、それがリンだと気づいてしまうんですよね。りんどうの絵の茶碗から。普段はぼんやりしてるすずなのにこういうところは女の勘が働くというかなかなか冴えてます。リンの方もすずの名前を知ったときと周作の名前を聞いたときに気づいた感じですね。それでも周作が幸せであることを知ってリンも嬉しかったような。周作も後でリンの姿を見かけ、彼女が笑っていたことから安心してます。すずは知らなくてもよかったことなんでしょうけど知ってしまった以上は知らないふりもできなくて。それ以上の何があったわけでもないけれどすずとしては複雑ですよね。が、そんなリンもまた戦争の犠牲に・・・リンのことも好きだったけどすずとしては悲しい経験をします。その後、幼なじみの水原がすずの家を訪ねてきて、これってどういうことなんかなぁと思ったら、お互い思いを寄せているのだろうと察したっぽい周作がすずを一晩水原に。夫公認でなんてことするんだ!?ってとこですが、国のため戦地に赴く水兵さんにせめてもの心遣い・・・ってことだったのか。すずも水原に淡い恋心を抱いてたのは本当だろうし、でももう周作の嫁となった今では周作のしたことに腹を立てて・・・水原も本当にすずのことを思ってたんでしょうね。すずは周作のことが好きなんだ感じた水原はすずの気持ちを尊重。ほんわかしてる雰囲気でありながらもそれなりの出来事が組み混まれ現代とは違う恋愛事情に触れることに。水原は帰らぬ人となるのですが、そうやって戦時中は多くの知人が亡くなっていくことが日常にあったんだろうなと思っていたら、この先にもっと悲劇が・・・すずと手を繋いでいたはずの晴美が時限爆弾の被害に・・・すずも右手を無くして・・・ってこれにはもう絶句。こんなことがすずの身に晴美の身に起きるなんて、想像もしてませんでした。娘を亡くした径子がすずに当たるのも仕方がないわと。決してすずが悪いわけじゃ無いことくらいわかってるけど、親の気持ちの持って行き場がないのはよくわかる・・・。お姑さんはみんなすずだけでも生きていてくれて良かったと思っていると声をかけてくれます。自分の娘の悲しみも理解し、すずのことも考えてて。お姑さんが大きい人なんですわ。こんな出来事があっても乗り越えて生きていかなきゃいけないんだなとどれだけの辛いことを経験したら終わりになるんだろうと思ってしまいましたね。当時の人たちの強さは現代の私たちの想像をはるかに超えてますよね。悲しいことだらけでもその中でも光を見つけて生きていく。とはいえ、大好きな絵を描く右手を無くし、大好きな晴美を目の前で亡くしたすずは、家事どころか自分のこともままならなくなり・・・いくら朗らかなすずでも、耐えられる状況ではなくて。これじゃもう周作のことが好きでも北條の家にはいられないよねっと思ってたところに原爆投下。畳みかけるように戦況は悪くなる一方。呉は広島から20キロ離れていたようですが凄い地響きときのこ雲が見えたようです。直接、原爆投下の光景が描かれているわけではありませんが広島から来た人の状況や広島に行った人の話が間接的に。すずの両親は亡くなりましたが、妹すみは生きていることが判明。でも、原爆症に。すずはすみのこともあるし広島に帰ることになると思われたのですが径子が北條の家はすずの居場所だから嫌になったのでなければ居たいかどうかは自分で決めっと。径子もすずがいることで無くしたものを考えなくてすむって。径子もやっぱり晴美のことですずを責めてしまいましたがすずのことが好きだし、もう家族だと思っているんでしょうね。すずはこの言葉により自分の居場所は北條家だと残ることに。きつい性格ですが、径子もやはり根は優しい人で泣けます。なんか、もう、みんなで必死になって乗り越えていくしかないんだ、それしかないんだってことなんでしょう。ただ強いってだけでは片付けられない、悲しみに包まれているのが日常だから、とにかく生きて、その中で幸せを見つけていく人々。すずは終戦を経て周作に「この世界の片隅にうちを見つけてくれてありがとう」と感謝をします。が、握ったその手は周作のそれではなく他人という・・・これだから(^^;この抜け具合がすずのかわいらしいところ。そして広島からの帰り道にすずは一人の女の子に出会います。彼女の無くした右手を母のそれと同じと感じ懐いてきた少女。当たり前のように少女の手を取り連れて帰るすず。周作もそれが当然と言わんばかりの表情で。ここも泣けます。戦争孤児を養女に引き取ったってことですよね。晴美の服を引っ張りだしてる径子とか、北條の人も誰一人すずのしたことに反対するでなく、受け入れてて・・・すずを初め、この北條家の人たちには救われます。なんて温かいんでしょう。色んなことが起きるけれど、戦時中という悲惨な状況下であっても人はこうやって助け合って生きてきたんですね。柔らかな雰囲気が漂い笑いがあり温もりがあり・・・ああ・・・人はこうやって生の営みを続けていくんだなって。奥の方から感動がこみ上げてきます。素晴らしい作品です。映画はみてませんが、きっとこの雰囲気をしっかり描いているのではないかと思われ・・・だからこそ見た人がみな感動し格別だと評価しているのだと思います。SNSで爆発的に人気が出たのは知ってましたが、もっと話題に上るためにヒロイン役ののんさんだけでなく、人気声優陣を前に出したら良いのにと思ったのですが、クラウドファンディングで資金調達した作品ってことで厳しかったんですかね。PVにもすず以外の声がほとんどなくて。原作読んで素晴らしい作品だなと思っただけに声優ファンを巻き込まないのはもったいないし、若い人にこそ見てもらえたらっと思うんですけど。敢えてそういう売り方だったんでしょうかね。かなり巻き返しが見られたのはさすがだと思いますが、それでももっと話題になってもいい作品だと思いますわ。超オススメ!この世界の片隅に 全3巻セット [ こうの史代 ]価格:2099円(税込、送料無料) (2017/5/6時点)「この世界の片隅に」劇場アニメ公式ガイドブック [ 『この世界の片隅に』製作委員会 ]価格:1944円(税込、送料無料) (2017/5/6時点)
2017年05月07日
やっぱ強かったよ、新キャラ摂ちゃん。今回は比較的感想早く書けましたv前巻の感想はこちら。送料無料/あさひなぐ 22/こざき亜衣価格:596円(税込、送料別) (2017/4/1時点)インターハイ団体、本選出場を決めた二ツ坂高校薙刀部。チームは来たるべき本選へ向け一直線…!の前に、旭は関東大会本選個人戦出場へ。真春がケガで不在の中、初めて「ひとり」闘いへと出向いた旭。そこで出会った茨城の少女・摂もまた、ひとりぼっちで大会に出場していた。意気投合した二人だったが、個人戦が開幕した途端、予想外の展開が待ち受けるーー一方、旭と微妙な関係が続いていた夏之もまた、この大会に「勝負」を懸けていた。恋と薙刀、ひとり臨んだこの場所で、旭は一体、何を掴むのかーー!?ってことですが、前巻で旭と感動的な試合をした一堂があっさり摂に負けて・・・なんか体は小さいし、雰囲気はほんわかだしそれほど強そうには見えないけど・・・ってキャラが怖いんですよね。武士、武士言ってなんなんだろう??って思っていたら、彼女は体力的に十分な運動量をこなすことが出来ないため最小限の力で勝たなければいけなかったようで。喘息持ちとはまた・・・厄介な。だから摂は出来るだけ早く勝負を決めるんですね。一堂との試合も一瞬だったようで。一方、旭は予選リーグを突破したものの、摂とは真逆で時間枠いっぱい使って延長も使っての勝利(^^;泥臭いというか旭らしいというか・・・でも、勝ちは勝ちですからね。摂は旭の試合をみて「倒したい」と思ったようで。この子、おっとりしてるように見えて実は全然違うよね。性格は確かに柔和かもだけど、試合の集中力は半端ないし勝負に関しては超シビア。構えは誰も試合で使わないという脇構え。相手から切先が見えないからやりにくいと思わせるだけでなく自分からも切先が見えないという構え。上段もそうだけど、上段は相手に威圧感を与えることができるのに対し、脇構えはほぼ無防備。最初の一撃で決められる腕がなければ使えない構えのようです。これは相当強いんだろうな。研ぎ澄まして研ぎ澄まして一瞬を捕らえる武士の闘い方が本来の薙刀だという摂。ほぉ~~~いっぱい練習してどんどん積み重ねてきた「足し算」の旭に対し摂の薙刀は「引き算」また部活とは別の次元にいるキャラですね。一堂も一人でやってる感ありましたが、彼女の場合は完全に一人というよりも、転校してきてから他を拒絶してただけで元々は尊敬できる先輩がいて、その人を目標に頑張ってわけですし、仲間がいなかったわけではなくて。摂の場合は、一緒に頑張れる仲間ってのはいなさそう。多分、部に入っていたとしてもハードな練習には付いていけないだろうし、基本一人なんだろうなと。一人の強さっていうか、余分な物を排除して軽くした極限の強さみたいな?旭は決勝トーナメント1回戦でまた突飛なことをやりましたね。「旭ちゃんが強いときって、必ず相手が強い時なんですよ」ってサクラの言う通り、完璧な間合いとタイミングで来る相手に間合いを計らせないために旭が試したのは摂の脇構え。旭の予想通り、相手は混乱。一本とられた後、1本取り返しましたが、付け焼き刃の構えではそれ以上はどうにもならないと気づき、自分らしい薙刀をすることにした旭。うん、調子に乗らないことです。ぎりぎりまで勝負を諦めず粘って勝利。最後は脛を決めましたね。またも延長という旭らしい試合でした(^^;次はいよいよ摂と対戦。摂は旭に「絶対に倒します」と声をかけてきて。「倒したいなぁ~」から「絶対に倒す」に昇格したようです。これって旭の実力を認めてるってことですよね。堂々と旭に宣戦布告&勝利宣言した摂は間違いなくほんわかキャラではないですよね。小さいけどラスボス感を醸し出してます。摂はどれくらい強いんでしょうね。ここに真春とか福留が来てたらよかったのに。いよいよ旭と摂の試合が始まりますが、初っ端から旭は圧迫感を覚えて押されてます。うわぁ・・・・旭が勝てる気がしない。ここで旭は負けることで何かを得るってことでしょうか?一方、真春はその頃、福留と会っていて。もう一度監督に復帰してくれるよう直談判ですね。が、福留は自分にはけがをした真春を導く能力も資格もないと完全に逃げの一手。過去に一度逃げた自分はもう勝負の世界には戻れないってことですが・・・。どうやら真春と同じけがをした後輩との間で一悶着あったよう。しかも、後輩の足の不調に気づきながらも勝利のために足を使わせ続けたことで後輩は再起不能になったっぽくて。福留はその後輩との試合を引きずったために普段なら負けない相手にボロ負けして彼女も現役引退したようですね。う~~ん、これって試合中に摂に喘息の発作が起きて旭が全力で戦えなくなる伏線か、または真春に対してそうなるってことか?旭が迷う場面が今後に出てきそうですね。でも旭なら、最終的に全力で闘う気がしますが。因縁の後輩が部を率いてIHに出てくるようですし、となればここで福留は監督に復帰しておかないと。この山吹って人は福留に対しどういう感情を今持ってるんでしょ。IHのいずれかの試合が福留を過去の呪縛から解放することになりそうなんですけどね。手加減をしない本気の試合でしか解決できないことが起こる??あのときどうすれば良かったのかの答えがでるのか、でないのか。大人たちも巻き込んでますます面白くなってます。いずれにしてもまだまだ熱いというかどこまでも熱いというか目が離せませんわ。そうそう、夏之の恋の行方も気になるところ。勝ったら旭に告白するつもりのようですが、当の旭がそれを聞いてすでに知ってしまっているのがね。今は薙刀でいっぱいいっぱいの旭にとって、この恋はどうなるんでしょうか?って別に恋が邪魔になるとは思わないんですけどね。ただ旭は恋愛で成長するタイプにもダメになるタイプにも思えないし、夏之がしばらく待つことになりそうな。っていっても夏之が負ければ告白は無しなのかしらん。旭の方がお預けくらう形になるってのもいいかもw夏之の試合にも注目ですわ。あさひなぐ 1-22巻セット [ こざき亜衣 ]価格:12944円(税込、送料無料) (2017/4/1時点)
2017年04月02日
びっくりするほど遅れてる「あさひなぐ」21巻の感想です。もう次の22巻が出ちゃいましたねw前巻の衝撃の引きでどうなることやらと慌てましたがさすが将子。旭が冷静でないことを指摘。そして、旭に一堂との対戦権を譲りました。そっか~~~そうきたか!!!前巻までの感想はこちら。あさひなぐ 21 [ こざき 亜衣 ]インハイ予選団体戦ーー遂に決着!! 二ツ坂VS.國陵ーーインターハイ本選出場をかけた、団体決勝戦が遂に決着!!大将戦までで引き分け、代表者戦へ突入。國陵サイドは満場一致で寧々の出場が決まった一方、大もめの二ツ坂はじゃんけんで代表者を決めることに!!果たして運命の一戦の行方は!?負傷棄権し、病院から戻ったエース・真春が見た光景とは!?そして物語は新章へ突入ーー少女たちの想いが最高潮に達する、感涙必至の21集!!頑固になった時の旭は強い。自分が行くべき理由は並べられたのに生きたい理由はひとつも浮かばなかったという将子。対し、旭はただ自分が行きたいだけ。ワガママといえばワガママだけど、こういう時の旭の強さを将子は見たかったって思いもあるんじゃないでしょうかね。一堂にもし勝てるとしたら・・・真春に頼れない今、可能性があるとしたら旭ってことで。コートに入る旭と一堂。何者でもない私が、何者かになるためには何者かであるべき私が、それを証明するためには踏み出さなくてはならない。対照的な二人。最初からスイッチ入って本気の一堂と体が怖がっている旭。場外で旭は反則一。次、場外なら旭の負け。いきなり崖っぷちです。自らの太ももを抓り気合を入れる旭。やっと迷いがなくなったようで。打突の恐怖に打ち勝ち、集中力が高まった状態で相手の動きがよく見えているようです。これこれ!!旭の覚醒というか、こういう試合が見たかった!!解説は寿慶と前に審査員してたおばちゃん先生(名前忘れた)。この二人は旭に可能性を感じて応援してくれてるようですよね。いい試合というのは対話だと言う寿慶。わかる気がする。全然こんな緊張の中で一対一の試合なんてしたことないけど。一方、真春は・・・やっぱり大事になってた(><)医者は関東大会本選とインターハイを諦め、早く手術することをすすめてきます。が、高校3年の真春にとってはIHは諦めきれなくて。う~~~ん。でも、もし薙刀を長く続けていくつもりなら私は医者の言う通りにした方がいいと思うわ。IHは諦めることになるけど、その先大学や社会人でも競技人生を続けるつもりなら、自分のベストの状態で試合できるようにするべきじゃないのかなと。医者が指摘するように中途半端に続けることで思うように動けないストレスを抱えたり、庇いグセがついたりするのは良くないと思うし、長引けば恐怖心がついてリハビリが上手くいかないこともあるらしいし。「心」は一番厄介だという医者。そうだよね。どうせ本来の力で試合ができないのならIHだって満足な結果が得られるとは限らないのだし。1年のリハビリ期間は長いかもしれないけど・・・本来の状態に戻すことを優先して欲しいな。と思ったのに真春はIHには出ることを選んだようで。やっぱり学生はその一瞬を捨てられないってのものかもしれませんけどね。先のことなど考えられなくて「今」が全てだと思えるのが若さの特権でもあるし。だけどこれって医者が言う通りになるパターンでは??IHでも思うように動けず結果を出せなくて、その後手術はするけど、やっぱり変な癖がついた上に恐怖心も出てくるとか・・・で、旭にも追いつかれ抜かれるのではという焦りまで出てくるなんてことになるのでは(><)物語としては面白いだろうけど、これは辛いパターンだよ。できれば勘弁していただきたい。真春にはいつまでも旭の前を歩いていて欲しいし、旭の憧れでいて欲しい・・・うう・・・なんか試練きそうで怖いです。真春が病院から戻るとまだ旭らは試合中。延長5回目。限界が来てる二人は足もヤバそう。でも一堂には何時間でも戦っていたい思いが芽生えたようで。旭は薙刀が好きでずっと試合していたい気持ちは経験済ですが一堂にとって試合が楽しいってのは始めてのことだったんじゃないでしょうかね。やっと旭の薙刀に対する思いが一堂にも伝わったようです。絞り出すような緊張の連続の試合も延長6回目。ついに旭は勝負を決めにいきます。上段の構え。すると一堂もそれに応じて。一瞬の後、勝敗が決定。白旗がキレイに3本。より遠くを狙った旭の脛が決まりました!!うわぁ~~~旭が勝ちましたね。真春と泣き合う旭。すごいよ、勝っちゃったよ~~!!そして一堂は・・・部長の寒河江の元へいき、負けたことを謝罪。っと寒河江は一堂を抱きしめ「頑張ったね」と。二人の試合を見て誰も一堂を責めることなんてできないですよね。それだけ感動的は試合だったのだから。寒河江に抱きしめられ一堂は号泣。彼女もこれまでの思いや旭との試合で感じたことや色々溢れ出たんでしょうね。一堂が抗っていたことから既にもうそこに繋がりができてたってことを旭は感じたようです。負けた一堂はもう以前のような険のある表情をしてなくてすっきりした顔してます。旭に対し笑みまで浮かべるように。お互いを認め合ういい試合をしたんだなぁと思います。これが寿慶が言ってた愛と敬意の試合なんでしょうね。苦しそうだった一堂がやっと呪縛から解放されたようでよかったです。この先の二人の対戦がまた楽しみになってきましたわ。ところが・・・関東大会では二ツ坂の監督が福留から小林に・・・!?なんと福留の寿慶との約束は二ツ坂がIH本選出場を決めるまでってことだったから福留は婚活を始動したようで。すっかり男漁ってますがな・・・(^^;でもね、結局お目当てをGetできそうだったのにダメにしちゃったようです。肝心なところでいつも自分から避けちゃうようですが・・・っていうか、福留も逃げてるようですね。本当の自分と向き合うことを。偽りの仮面で男を捕まえたとしても満足なんかできないんだしそろそろ彼女も自分に抗うことをやめたらいいのにと。もう気づいてるでしょうけどね。ってことで、旭は関東大会の個人戦は小林と夏之とで出かけることになりました。男子は予選なしで本選でられる上にほとんどオマケ状態のようです。真春がいないことで夏之は自分の存在をアピールしようとするようですが、どうも旭には届いてない??がんばれ夏之!そして関東大会では新キャラ登場。ほんわかした雰囲気の河丸摂。恐ろしい程体幹が強いみたいです。自称武士ってことでちょっと変わった子ですけど、絶対この子薙刀強いよね??予告では一堂と試合したようで・・・なんか一堂に圧倒的勝利したっぽいですが???早く新刊読まねば。あさひなぐ 22 [ こざき 亜衣 ]
2017年03月05日
やってくれましたね!攻略法はないって言い切ってたのは攻略するのではなくてこちらも同じ戦法を使い、しかも2倍にして返すというwwそれだけでなくツー&クイックを囮に使うことでバリエーションが増え攻撃の幅が一気に増すという。いいわ~~快感!!これまでの感想はこちら。神様のバレー(12) [ 渡辺ツルヤ ]もう笑いが止まらない阿月。「幸大学園の名を聞いただけで震え上がるようにこの会場にいる全員の記憶に焼き付けるがいい!!」って観客までを煽って言いたい放題。さすがに副審に注意されそうになるけど、歩木浜の監督はもっと過激な発言をしても注意されなかったからこれくらいならまだ大丈夫だと断言する阿月。いや~~そこまで計算してたとは。歩木浜の監督に言いたい放題させていたのは後で同じだけ返すつもりだったからなんですね。副審としても注意するラインは揃えないと公平じゃないですからね。が、歩木浜の監督は我慢ができなくなって「注意しなさいよ!!」って副審に噛み付いてますwwwこれはあんたの方にカードが出そうな行動だわね。でも、副審は阿月の方へ。すると阿月は静かになって、歩木浜さえ静かにしていればこちらは騒がないとシレ~~~っとしてます。いやいやホント容赦ない(^^;それだけでなくグリコは観客が静かになったところで更に追い討ちをかけろと指示。阿月が「幸大学園の名前を聞いただけで震えるような試合をする」と言った意味は、つまりはこの試合は3年からの置き土産であってこれから3年が勝ち続けて上位にいくほど新チームの始動が他校より遅くなるから、3年生は圧倒的な力でねじ伏せることで会場にいる者たちに幸大に対し苦い印象を与えるということ。だからここで1、2年が威勢良く応援すれば、次の新チームも怖い存在だと刷り込むことができるのだとグリコ。考えますね~~~凄いわ。グリコは「下にいる3年のためじゃなく次に来る自分たちのために声を出せ!」と。なるほどなぁ~~~これも心理戦ですよね。その上、コートチェンジしたから歩木浜は間近でこのヤジを聞くことになりその影響は更に大きくなるという・・・。ヤジはよくないけどね(^^;グリコは歩木浜の監督にも追い討ちを掛けてます。面白いようにハマる阿月のフォーメーション。そしてそれを理解して使う幸大の選手たち。阿月の指示はあまりに的確で説得力があり上手く行き過ぎるために幸大の選手たちはみな恐怖を感じてるよう。鷲野ですら怖いと言ってますからね。結局、県大会は阿月の予定通りに1位通過。ところが、歩木浜の監督は諦めなくて・・・幸大は選抜大会で歩木浜にわざと負け全中予選で優勝できるように仕組んだと中体連に報告すると言い出して。こうきたか・・・さすがに歩木浜の監督も自分たちが選抜で優勝したことで注目され他校から練習試合の申し込みが殺到し、その先の大会の対策を取る間がなくなったこと、その間幸大は他県対策をちゃっかり行ってたことに気づいたようです。阿月が選抜大会の後、目立つように頭を下げたのもわざと負けたことを隠すためだったと認めろと迫ります。が、阿月のことですからね~~~その時の一連の出来事を木下にしっかり録画させてました。そこには木下の言葉も入っていて・・・。「阿月さんが全力を尽くして負けた、今ここにいる全員がその事実の証人になったっす。みんなどうかこの悔しさを忘れないで欲しいっす。夏の全中予選一位通過したとききっとわかるはずっすから。負けてしまった今日という日の意味が・・・」いや~~~上手いですね。生徒に反省を促し、次に繋げるよう奮起させてる言葉のようであり後から全ての意味がわかると予め教えているようでもあり。つまり半年前から木下もこの日がくることをわかって言ってたってことですね。全ては布石で予定通りということで。生徒たちはそのまま受け取って悔しがって涙を流してる姿もダメ押しのように録画されていて、その涙には嘘はなく・・・あざといwwwここまで残されていたら、もううこれ以上、歩木浜の監督も阿月を追及することはできなくて。だわね。役者が違い過ぎる。選抜大会までは上手くいっていたはずのにどこから自分は間違ったのかと肩を落とす歩木浜監督にグリコがばっさり。「総一様を酔わせてツー&クイックを聞き出したようだけど、酔わせてどうにかなる相手ならとっくに私がその手を使って既成事実を作ってた」酔う策士は策に溺れるでも総一様は溺れない、なぜなら酔わないから。策にも、お酒にも。いやいや痛快。ってことであの日、やはり阿月は酔ってなどいなくてわざと歩木浜にツー&クイックを与えたんですね。歩木浜を生贄にして最終的に勝つために。だろうと思ったwwww阿月がうっかりなんて絶対にないわ。このあとの関東大会では鷲野に任せ、監督として開花させる賭けに出るようです。これもある目的のためのようですが・・・。「選手(ミジンコ)もろとも化ければ“最後の鍵”が揃う」ってどゆうことかな~~最後に何をやらかすつもりなんでしょうね。全中で優勝が目的だからそこに進んでるのはわかるんですがそれ以外にも何かしでかしそう。来年以降のことも考えて監督を育てておくなんてとても阿月がやるとは思えないし、自分のためだけの何かがあるはず。取り敢えず、次は関東大会ってことでどういう風に勝ち進んでいくのかを楽しみにしたいと思います。
2017年02月28日
前巻の時よりアキコのティータイムって名のワープが少なくなってていいかも。私は字が書いてあれば読んでしまうので、脱落しそうな人へのフォローまで読んでしまうんですけど、あれ読んで続けようって思う人いるのかな~っと。好きな人はどんどん読み続けるし、歴史が面倒な人はフォローが入っていても読まないと思う。アキコセンセのファンは作家買いしてくるのかもだけどこの作品に関しては今ドラマ化してる「タラレバ」層を取り込もうとしない方がいいんじゃないかなと。で、私これまで失敗したなと思ったことがあってもあの時こうしてタラとかレバとか一切考えないので、反省はしても後悔はしないだから、あの手の女子は苦手で原作も1巻でリタイヤでしたわ。アキコセンセの本は基本的に好きなんですけどね。なのでいろんな読者がいるってことで歴史物書くのなら強気でガンガン攻めて欲しいです。前巻の感想はこちら。雪花の虎 4 [ 東村 アキコ ]女城主、誕生。そして…宿命の敵との邂逅へ やさしい兄・晴景と、強い妹・景虎…互いを想い合うふたりの本心とは裏腹に、それぞれを担ぐ者たちによって、越後は割れていた。城主である晴景は、女ながらに武人として生きる景虎を守るため、形ばかりの挙兵をすることに。遂に戦に突入した、兄と妹ーーしかし、周囲の思惑のすれ違いから、ある事件が起きーー!?虎様、より美しく強く賢く逞しく成長されてますね。ますます面白くなってます。兄の晴景も妹を思うがゆえ戦闘を選択するって視点、なるほどと思いましたわ。一見矛盾するように思えたんですが、奥が深い。確かに男性視点からだと、「おのれ~~~」ってドンチャンと跡目争いを派手にする方が好まれそうですが、景虎が女で兄想いで晴景も妹を大事に思っていたのなら・・・担がれてお互いの命を護るために兵を挙げたという説にも納得。むしろすごく自然だし、晴景いいお兄ちゃん・・・って感動しましたわ。自分が不甲斐ないばかりに妹が女の身で城主となるなど避けねばと自分が虎を守ってやるのだと母の想いや虎を思って頑張ってはみたものの、やっぱり自分では虎ほど上手くはやれない・・・って晴景の苦悩に説得力がありましたわ。虎も兄を慕うが故に兄と争いたくなくて隠居を進め自らが城主となることを申し出たって・・・うるうるですわな。例え事実ではなかったとしても本当のところなんてその時代に生きてた者にしかわからないのだし、ワクワクする展開上等!ですわv晴景が隠居してる屋敷の使用人の正助って晴景を毒殺しようとした子ですよね??あんな小さいのに処刑されちゃうのかと心配でしたが晴景は殺さないどころか自分の使用人にしたってことですよね。あの時代では有り得ないけど優しい人だなぁと。そして今回、怪我をした信玄と信玄の見物に出かけた景虎が温泉で偶然遭遇するというハプニング発生vこれは面白かったですわ。そんなことやっぱり有り得ないですが、なかなかドラマティックw景虎の美しさに信玄が惚れるとか~うんうん、いいね、いいね♪この後、二人はずっと宿命のライバルってことで何度も対戦するのですが、既に若い時に出会っていたとかまるで少女マンガのようでwww夢がありますわwwww裸で仁王立ちの虎様にはビックリでしたがwwwそれにしても女の格好をしてる景虎は美人さんだし色っぽいですよね。子供時代の話より断然こっちの方がワクワクします。宗謙は景虎がどんな格好でいようと女として見てるようですが・・・いい感じのロマンスが欲しいところですが宗謙は立場を弁えてるから色っぽい関係にはならなそう。って思っていたのに次巻予告ではなんと景虎の方から「抱け」って命令してますがな!?え~~~~!?そういうことになるの???でもな・・・景虎のことだから一度キリでこれを最後に女として生きることは捨てるとか言い出しそうなんですけど・・・どうなるんでしょ。凄く気になる。そうそう今回から新キャラでシロと麦の兄妹が登場しましたがシロの何にも出来なさぶりと麦の何でもできるとこいいですね。景虎の周りは笑えるようなダメキャラが多かったですけど麦はお仙やお竹が認めるほどの有能キャラ。お仙やお竹のようなお笑い担当とも違うようで今後の活躍に期待したいです。ただ前髪が異様に長いからなんか企んでるキャラにも見えてちと不安でもあるのですが・・・彼女はガラかめの乙部のりえのようなことはないですよねwww超少女明日香の可能性もありか!いずれにせよ挙げてる作品で歳がバレるwwww今回はおまけコーナーで着物について書かれてました。アキコセンセはとても自然に着物を描かれていて尊敬。着付け教室に通っていた経験が生きてるのだとかww私も着付け師範までは習ったくらいには着物好き。だから着物が適当に描かれててるマンガはイラっとしてしまうのですよね。着物がどういう仕組みになってるのかとか全然わかってなくて描くとホントとんでもないデタラメになるんですわ。体の線とか帯とか襟とか裾とかそんなことにはならんだろう!ってことも多々。でもこの作品中のキャラはみんないい感じで着こなしてます。たまにえ??ってこともありますけどねwそこはご愛嬌。さぁ、話が動いてきてこれからますます面白くなりそうです。次巻も楽しみです。この後の巻からは「今週読んだコミックス」のカテゴリーの記事で感想を書くことにしてます。
2017年02月19日
ついに完結。って長かったなぁ。これまでの感想はこちら。【在庫あり/即出荷可】【新品】ウロボロス 警察ヲ裁クハ我ニアリ (1-24巻 全巻) 全巻セット「復讐」を終えたイクオと竜哉が向かった先は結子先生が眠る場所・式ノ浦島。そこで束の間の休息を迎える二人の前に現れたのは日比野美月だった。かつての相棒にして最愛の女性が、イクオの前に最後にして最大の敵として立ち塞がる…! 7年にも及ぶ大人気連載が遂に完結! 涙なくして読めない有終の第24巻!無難にまとまったと言いましょうか、ま、こんなところかなとという落とし所でしたね。やはりイクオと竜哉はお互い撃ち合うという形で死を覚悟してたようです。覚悟というよりもうすべきことが終了したし、自分たちのやってきたことを思えば“死”をもって完結させるしかないだろうって当然の選択ってとこでしょうか。でも、美月はそれを許しませんでした。二人を逮捕することで死なせはしないと。彼女にしたら正義を貫き、イクオと竜哉には法によって裁かれ罪を償って欲しいってとこではないかと思うのですが・・・それには二人がしてきたことを公にしなくてはならず。それはそれで大変なことになりそう。結局、イクオと竜哉は絶壁から飛び降り行方不明に。二人とも自分たちで決めた最期を遂げられない状況になったらこうしようって予め考えてたんでしょうかね。そうとは思えないのであの状況で二人とも同じように考えたってことですかね。でも、さすがにあんなとこから飛び降りたら命の保証はなく・・・というより確実死ぬで。機動隊によって長期捜索されたものの遺体は発見されず、あの状況では生存は絶望的だろうと考えられそれ以上は追求されなかったようです。美月はその後も「正しい人」を目標に警察官を続けてるようですが正しくあろうとすることは素晴らしいけど、正しい人になるなんてできるのかと思ったり・・・(^^;相変わらず堅い人のようです。三年後、後輩とともにある事件を追ってた美月ですが、その後輩が実は犯人の共犯者で大ピンチに。そこへ「悪い警察官ってのはいなくならねぇもんだな」って近づいてくる男が二人。だよね~~あれで死んじゃうってのもね。どうやって生きてたのかは不明ですが、これまでも何度もさすがにそれで生きてるってないわ・・・ってな窮地をくぐり抜けてきた二人ですから、あんなにあっさり逝くわけはなく。美月のピンチを救い、犯人をボコボコにして立ち去っていったようです。イクオは崖から飛び降りる前にウロボロスのネックレスを美月に預けてましたが回収。それによって美月はイクオが生きていることを確信したようです。「まほろば」の件が世間に公表されたことで美樹本も失職し、他にもかなりの関係者が悪事を暴かれることになったようで。復讐を遂げた二人はぬくぬくと平和に暮らすことは出来ないまでも闇にまぎれて生きてるようです。警察が裁き切れないような事件をこそっと片付けてるような感じですね。美月が解決した事件の情報提供者も彼らってことですよね。ま、あれだけのことをして来たんですから美月とハッピーエンドなんてことはあり得なかったわけですが、イクオと竜哉が一緒にいるなら大満足。っていうか、むしろこれこそがハッピーエンドではないかなとv途中、何なんだろうとグダグダした感もありましたが(連載の関係で大変だったようですが)綺麗な完結だったと思います。イクオと竜哉には末永く仲良しでいて欲しいです。
2017年02月11日
何となく目についてレンタルで読んだのですが・・・何これ衝撃的(/∀\*)真修が美しい上に良い子で・・・純粋な汚れのない微笑みはまさに魔性。「このマンガがすごい!2017」オトコ編2位というのも納得。ただし支持してるのは圧倒的に女性だと思いますけどね。おねショタとかそれほど興味があったわけではないのですがでも逆バージョンは世の中に溢れているんだから当然こっちも有りでしょ、って感じで手にしたわけです。月刊アクション連載開始から「まんが史上最も美しい第一話」と絶賛されてるのも気になってましたしね。読んでみた感想として私はそこまで1話をすごいとは思いませんでしたけど、これは読んでいくうちにズブズブと嵌っていく作品だわとwそう、何とも言えない真修の魅力に気づけばどっぷり浸かっているという・・・母性をくすぐられるとは簡単には言えない、もっと別の何か情とか欲とか・・・妖しく不確かな何かが生まれてくる感じ?でも1巻ではまだ冷静だったんですよ、私。が、2巻の真修を目にした瞬間、衝撃が走り、気がついたら1、2巻を抱えレジに並んでおりました。抗えない美少年の魅力。真修の美しさは担当Hさんの厳しいチェックにより生み出されているようです。少年の「美」の何たるかをわかっていらっしゃるさすが本物のショタコンv私の少年(1) [ 高野ひと深 ]私の少年(2) [ 高野 ひと深 ]スポーツメーカーに勤める30歳、多和田聡子は夜の公園で12歳の美しい少年、早見真修と出会う。 元恋人からの残酷な仕打ち、家族の高圧と無関心。それぞれが抱える孤独に触れた二人は互いを必要なものと感じていく。この感情は母性? それとも――。ショタ、美少年好きな方は必ず手にしてくださいまし!と私はご推薦申し上げます。なんといっても真修が美しい!!!!あのね、全く本人に汚れたところがないというか純真無垢な良い子なのですわ!!いやいや、こんな子リアルにいないでって思うほど。聡子は夜の公園でサッカーをしてる真修と出会い、ちょっと声を掛けた程度だったんですが、不審者から真修を助けたことが切欠となってサッカーを教えることに。女の子と間違えるくらいの美少年ってことも関心を引く要員として大きかったと思いますが、直向きにサッカーをしてる割にさっぱり上達しない真修・・・何かしてあげたい気持ちにさせられちゃったんでしょうね。これがちょっと礼儀正しいくらいのどこにでもいる小学生程度なら全くの他人が関わろうなんて思わないですよね。年齢も性別も違うし接点がまるでないんですから。でも、夜の公園で一人きりで練習してる姿を見て、親は自分ことなど心配していないし母はいないと聞かされたら・・・母性というほどでもなくても放ってはおけない気持ちにはなりますよね。踏み込むかどうかは別として。聡子は仕事ではストレスはなさそうですが、上司が元彼氏でしかも未だにちょっかいをかけてくるという嫌な奴。それに対するストレスが溜まってるようで。何なんですかね、この男は!?自分から別れておいて未だにしつこく絡んでくるって。聡子もさっさと吹っ切ればいいのに毎朝体温を計る癖が無くせないとか・・・アカン、アカンて。そんなのすっぱり切りなはれ。しかもこの男、聡子を飲みに誘っておいてそこへ自分の婚約者連れてくるような男ですよ??アホちゃうか?そんな奴のことはどうでもいいのですが、真修がホント優しいいい子なんです。ただ、父親が放任というか、仕事が忙しいのか子供をかまえないようなのですよね。母親とは死別のようなので父子家庭で大変なんだとは思いますが。お風呂も入ってなくて、着替えもしてなくて、着てる服も小さいって気づいてしまったら・・・う~~~~ん やっぱり放っておけないですよね。家庭の事情に関わるのは難しいことですけどね(><)聡子も自分にできることをしようってことで無理して距離を詰めるのではなくてお互いが必要としてる距離だけいつの間にか縮んでる感じがいいですよね。鬱陶しい元彼に対するストレスや、そろそろいい歳ゆえの孤独を真修と一緒にいる時間が埋めてくれて、真修の存在によって聡子が癒されてるのは共感できますわ。他の家庭で普通にしてることが真修にとっては普通ではなくて諦めてるようなことや我慢してることを聡子がそっと後押ししてくれたり助けてくれたり・・・真修にとってサッカーを教えてもらえるってことだけでもすごく嬉しいことのよう。真修にも聡子の存在は大きくなってるんだろうなと・・・ただ、一つだけ気になることは、真修には弟がいるのにその弟のことはどうなっているんだろうかと。弟ってことは真修より小さいのだからそれこそ放っておけないのではないかと思うんですが。真修も弟のことを気にかけてはいるようだけど、自分が聡子と夜にサッカーの練習をしてるってことは弟はその間家で一人ってことですよね?そこがちょっと腑に落ちない。それだと小さい弟が家で留守番してるのに自分のことだけ考えてるように思えなくもないし・・・弟の設定って無い方がよかったんじゃないのかと思ったり。2巻では弟が帰ってこないってことで大騒ぎに。真修の家に上がってみると(勝手に他所様の家に上がってはいけないことは重々承知の上で緊急ってことで)家の中は散らかり放題・・・でもね、私もっとひどい状況のお家を存じております。それも1件、2件ではなく・・・母親がいるとかいないとか関係なくそういうお宅は存在するということで(ーー;まだ真修の家はまし。結局弟はちょっと友達の家から帰るのが遅くなってただけだったのですが、弟を放って聡子といたことで父親に嘘をつくことになった真修はサッカークラブを辞めることに。状況からしたら仕方ないことのような気もします。聡子は真修に幸せになって欲しいって気持ちから手助けをしてるつもりでいますが、それを元彼上司は聡子が関わることで事態が好転するわけでもないのに首突っ込むのはオカシイときっぱり。うん・・・「優しくすることで存在価値が上がると思ってる」ってのは言い過ぎどころかお門違いじゃボケ!!!って思いますが、子供が知らない他人に家にあげてもらってたりご飯食べさせてもらってると知ったら親はびっくりするし警戒するとは思いますね。それに「勝手なことするな!」ってキレられる可能性も。聡子が真修の父親に直接会って話をしてお友達にでもなれればいいと思いますがそういうわけにもいかないでしょうし。他人に迷惑かけたくないのが信条の父親のようだから反感買うのは必至では・・・「今後一切真修とは関わらないでいただきたい」とか言われそう。聡子は真修と深く関わらないでおくべきかもと考え自分が教えるよりもどこか新しいクラブに入る方がいいだろうと色々と探し「本当にサッカーが続けたければお父さんに話すべきだ」と真修に切り出しますが・・・でもね、真修は・・・聡子のことが好きだから一緒にいたかったんですよね。どういう好きかは別としても、聡子といることで真修も救われてるという・・・。自分がサッカーの練習を続けていたのは聡子に会いたかったからだと言われ思わず真修をぎゅっと抱きしめる聡子。うう・・・なんなんだ この破壊力(*/-\*) 30のお姉さんの理性を一瞬で蹴散らす儚く切な気な微笑。お互いの孤独をお互いの存在が埋めてることを実感してしまったんじゃないですかね。さて、この二人はどうなってしまうんでしょうね。家族でも恋人でもない、けれど・・・その関係はもう他人じゃないって帯の通りだわさ。ホント目が離せない二人。最終的にどこへ向かうのか非常に気になるところです。あと8年すれば真修成人して聡子38歳だから恋愛に発展してもありかもしれませんが・・・今のこの関係はなんと言ったらいいんでしょうね。言葉に表せないもどかしさ。そうそう真修の同級生でサッカークラブの娘さんは真修のことが好きみたいですが、この子も今後どう絡んでくるんでしょうね。次巻が待ち遠しいです。「マンガ大賞2017」にもノミネートされたようですが納得。心理描写が丁寧で表情の作りも繊細。私としては「マンガ大賞」ノミネート作品中ダントツ推し。試し読みできます → 「私の少年」特設サイトもちろん他のノミネート作品もほぼ読んでます。あ、岩本ナオさんの「金の国 水の国」も面白いのでオススメ!金の国水の国 [ 岩本ナオ ]
2017年02月10日
あきらの恋心はそのうち変化するのかしらん。これまでの感想はこちら。恋は雨上がりのように 6 [ 眉月 じゅん ]累計150万部突破!「恋雨」最新刊!! 「橘先輩、こんなところで何やってるんですか?」陸上部の頃のあきらに憧れていた倉田みずき。その純粋すぎる鋭い言葉に、心を揺さぶられつつ、あきらはクリスマスに向けて店長に対して“あること”を決意する。揺れるあきらに、店長のかける言葉はーー!?17歳。季節は秋にさしかかるーー。クリスマスプレゼントにマフラーか~~青春してるなぁw少し慣れればマフラーくらいすぐに編めるようになるて。偶然電車で隣に座ったのは・・・あららあきらの選んだ毛糸はとても目立つ色のようなので店長に渡した後で何やらありそう。ユイちゃんも頑張って吉澤くんにマフラーを編んでますが、この二人もなんかちょっと変化が起きてる??あきらのことが好きな吉澤くんですがユイちゃんのことも気になり始めたのかしらん。だとしたら、これはいい傾向。この二人は何事もなく平和にカップル成立させて欲しいものです。他が難題を抱えているだけにね。あきらは足の怪我があってから陸上はすっぱりやめるつもりだったようですが、本当は未練がまだまだありそう?表紙からしていずれまた走ることになりそうな。今は少しでも店長と一緒にいる時間を作りたいから部活に時間を割くつもりなんてないでしょうが、もし店長が陸上をやってるあきらを見てみたいとか言ったらあきらの気持ちは揺らぎそう。陸上にもう一度打ち込むようになったらまた店長への気持ちも変わってきたりするんでしょうかね。あれは一時の恋心だった・・・ってことになるのかな。いずれにせよ年齢差があまりにもあるし、年上に憧れることは若い時の通り雨のようなもの・・・ってことになるんじゃないかと思われ・・・あきらの気持ちは応援したいけど現実的ではなさすぎですからね。頑張ってきた陸上をこのままやめてしまうのは勿体無いと思うしあきら自身もやりたい思いはありそうなので、なんとかまた走るようになったらいいのになと思います。さてこの先どうなることやら。もうしばらく見守ることになりそうです。まだまだこの先長いのかしらん。この後の巻からは「今週読んだコミックス」のカテゴリーの記事で感想を書くことにしてます。
2016年11月24日
今季アニメ化されてる「3月のライオン」原作面白いから人気が出るといいな~っと思います。では私はさくっと原作の感想を。今回はほのぼの回でしたね。これまでがハードな展開が続いたから拍子抜けというくらい平和でしたvこれまでの感想はこちら。3月のライオン 12 [ 羽海野チカ ]あかりに必要なのは人生の伴侶だってことで零は心当たりをピックアップしていきますが・・・誰なんでしょうね。あかりのハートを射止めるのは。棋士だと零と職業被るしなんか大変そうだから島田を対抗馬に本命・林田先生ってところじゃないかと思うのですけどね。林田先生、頑張れ~~零のことも最初から見ててくれてるし、きっといろんな意味で支えになってくれるんじゃないかな~っと思うのです。それにしても今回は藤本雷堂・妻がかっこよかったですね。あんないい女を嫁さんにしてるのに藤本棋士は残念過ぎるわ。キャバクラの姉ちゃんなんか本気で相手にしてくれてるわけないのにね。仕事の一環でのお付き合い、ただのリップサービス、そして金ヅルにしかなってないのにね。嫁さんしっかりしすぎてるから窮屈なんだろうけど尻に引かれておけばこの先幸せに暮らしていけると思うよ。今回は何も揉め事がなくてほんわかと過ぎましたが、次巻ではあかりに良い人が見つかるといいですね。あかりには絶対に幸せになって欲しいから!
2016年11月04日
これは面白いです!この方の「チェーザレ 破壊の創造者」が面白いのでこちらも興味を引かれて読んでみたのですが予想通り。というか予想以上!マリー・アントワネット [ 惣領 冬実 ]史上初、ヴェルサイユ宮殿が衣装、建築、そして王宮儀礼のすべてを監修。壮麗なロココを紙上に再現した惣領冬実の最高傑作!はじまりはヴェルサイユ宮殿の離宮プチ・トリアノン。絢爛豪華な宮殿の喧噪を離れたその場所は、王妃が求めた家族の理想郷だった。21世紀に発表された衝撃の事実をもとに描かれる、全く新しいフランス王妃マリー・アントワネットと国王ルイ16世の物語。この漫画は、歴史に革命を起こす。 とにかくベルサイユ宮殿の再現が素晴らしいです。それに加えてドレスや装飾品の数々が美しい。画を見ているだけでも浸れるのですが、これまでいろんな作品で描かれてきたマリ―・アントワネットが好感の持てる女性として描かれてます。等身大の飾らない彼女の姿といったところでしょうか。王太子妃としての時代が主で話はこれから始まるって感じなのですが、これ続きってどうなってるのでしょう。思わず私には珍しく編集部の方へ感想を送り続編のおねだりをしてしまいましたけど(^^;かなりの膨大な資料を参考にされているようで、その上で作り上げられたキャラは大変説得力があります。同じ時代として「ベルサイユのばら」はもちろん有名どころですが少女漫画ということと架空の人物が出てきたりでやや誇張した面や空想で補った面もあったでしょうし、「イノサン」も同じ時代でこちらも作画レベルや世界観の再現が恐ろしいほど素晴らしいのですが、キャラはかなり極端に作られているところありで・・・それらに比べると、こちらの作品はホントその時代、その場にいるような錯覚を覚えるほど説得力を持ってます。特に私はルイ・オーギュスト(ルイ16世)の描かれ方に惹かれました。彼は短身肥満愚鈍というイメージが定着してるように思われるのですが、実は190センチほどの長身だったようです。その上、とても博識でこれまで私が持っていたイメージが完全に覆されました。イノサンの彼も美男子ですけどねwwwwwとにかく私、このオーギュストくんを見たいがために続編希望といってもいいくらい彼に興味津々です。この先のマリ―・アントワネットとの絡みとか絶対読みたいww「チェーザレ」がまだまだ続きそうなので、とてもこちらの続編に掛ってる時間はないのかもですが、ぜひお願いしたいですわ。「イノサン」の過激さも好きですが、こちらのじっくり史実派は非常に好感が持てるのです。どうかみなさまもこちらのルイ・オーギュストさんに嵌ってぜひ編集部にお手紙またはメールを送ってくださいませ。ああああああ・・・・続き読みてい!!マリー・アントワネットの嘘 [ 惣領 冬実 ]チェーザレ 破壊の創造者(11)プレミアム付録付き限定版 [ 惣領冬実 ]
2016年10月28日
やっと見えてきましたね。阿月の真の目的が。なるほど~~~そこまでは読めなかったわ。やっぱり面白いです!!戦略的バレーとしては最高。これまでの感想はこちら。神様のバレー(11) [ 渡辺 ツルヤ ]今回改めて西浦と武藤がネットを挟んで立ってる姿に驚愕。え??西浦ネット下と同じくらいの身長なん???それはちょっとどうだろう(^^;1セット目は西浦を追い込むことで成長させることが阿月の目的のよう。自分の本来の武器ではなくブロードとか技に頼ろうとしていた時間を後悔するくらい追い込まれてちょうどいいと。重圧とか責任とかこれまでは負ってなかった西浦がエースとしての自覚を持ちそれらを背負いながら闘うことで飛躍的に成長をみせましたね。そして周りも賢いものだから阿月の目的を理解してしっかり西浦をサポート。例えブロックが3枚つこうともぶち抜くだけの気迫をみせるエースになりました!2セット目は福井をセッターに戻し、滝川が西浦の対角に入って裏のエースに。セッターもできるしエースとしての実力もある選手が二人いるってのはものすごい強みですよね。攻撃の幅が一気に広がるし。鷲野はこのツーセッター制が阿月が考える最終形態だと思っていたようですが、その程度は私でもわかる。そこじゃなかったんですよね。得意になって阿月に自分の解答を話してましたが、阿月にしたらま、それくらいは気づいてもらわなくてはね。程度のことでしょう。決勝戦はいよいよ歩木浜中との対戦。ツー&クィックという左利きセッターにしかできない特別なフォーメーションに対する攻略策はないとずっと言い続け歩木浜の監督を調子づかせてここまできましたからね。絶対に攻略法はあるはずで。ただそれを簡単には教えない阿月。自分たちで考えて答えを出せってことですね。木下も「決勝戦では外野の声を気にせず阿月さんの意図をしっかり理解すること」って福井にアドバイス。取り敢えず、ツーセッター制で進めて行き、片山がツーを使えない後衛に早く回るようローテを動かそうとしますが、なかなか歩木浜の攻撃を抑えることまではできず。それどころか離されるばかりで。阿月はタイムをとっても「問題文はちゃんと読め、3つの問題を解け」の一点張り。福井は何かが引っかかるもののそれが何か分からず。が、タイムアウト中に自分と片山が飲み物とタオルを対象に持っていることからついに気づきます!!問題文の“対称”とはこれまでは点対称と捉えていたけれど線対称もありだということに。以前、片山のマネをして福井もツーアタックをしましたがレフトを向いている右利きの福井ではネットに手が掛かってしまい、これは左利きにしかできない技なのだと痛感。でも、ライト側を向いているなら右利きのセッターは同じようにツーが打てるわけで。通常、エースは右利きでレフト側にいるからセッターは当然レフトを向いているけれど、別にライト側を向いていても問題があるわけではなく。これで完全に歩木浜のフォーメーションを鏡のごとく再現してしかもセッターが二人だから二倍にして返すことが可能に。これにはさすがにびっくり!!だからライト側を向かせてトスの練習をさせたり、ライト側へのバックトスを封印させたりしてたんですね。あの練習が何につながるのか読めませんでしたが、これで納得。攻略不可能なら敢えて封じずこちらも使っちゃえってことだったようです。これを劇的に披露したかったがためにわざと「何も攻略法がない」ように見せかけたり悲嘆してみせたりしてたんですね。あざといwwwww阿月が無策なわけないですもんねwwwwこれで舞台が揃いました。阿月のショーの始まりのようです。面白いわ!!!ちゃんと気づく福井もさすがだけど、これまでのお膳立てを密かに水面下で進めていた阿月の強かさ。こっから一気に歩木浜を地獄に叩き落とすって寸法ですね。次巻が非常に楽しみです。今回、木下がなんで阿月にくっついているのかも判明。中学時代のいきさつを彼が知っていた理由もわかりました。ハハハ・・・そうだったのか。しかもしっかり阿月の言葉に従って太っていたとは。どこまで阿月に心酔してるんだかw可愛い人です。
2016年10月24日
歴史ものってことで結構じっくり読む作品になるかと思っていたのですが、やはりこの方の作品はさら~~っと気軽に読むものになってしまいますねww読みやすいって点は評価したいですが、じっくり謙信を読みたい人にとってはいささか軽めかも。これまでの感想はこちら。 雪花の虎 3 [ 東村 アキコ ]運命は景虎に、選択を迫る。国か兄かとーー跳梁跋扈の戦国の世。女ながらに元服した景虎は、初陣を華々しく勝利で飾り、武人としての頭角を現す。しかしそれは皮肉にも、当主である兄・晴景の評判を相対的に下げることとなった。亡き父・為景の代からの家臣である黒田秀忠は、晴景を見限り謀反を起こす。景虎は、黒田を制圧すべく挙兵するが……!?少しずつ狂い始める運命の歯車。優しい兄と強い妹。互いを想い合うふたりの美しい絆が、戦国の世では、悲劇の種となるーー東村アキコが描く本気の大河ロマン。女・上杉謙信一代記、第3集! 病弱の春景を見限り謀反を起こした黒田ですが、あっという間に景虎によって制圧されてしまいます。景虎凄い。景虎は黒田に腹を切らせたかったようですが、上杉がバックに付いていたため強硬することはできず、黒田は出家するだけで許されることに。ま、じぃさんだしこれで大人しくするんだろうと思っていたのになんとこのじぃさん、とんだ狸じじぃでした。景虎を女だからと見くびってその実力を見誤ったようですね。張り切って景虎を迎え討とうとしますが、逆に一気に景虎に押し込まれ今度こそ討伐されちゃいました。この時代、女の下に付くなど考えられなかったのだと思われますが、もし本当に謙信が女だったとしたら相当の逸材だったんでしょうね。黒田討伐に大活躍したのは弥太郎。実在した人物か定かではないようですが、謙信女性説がすでに真実かどうかわからないわけですから、この際ここは話が面白くなる方向で弥太郎は実在したってことに。この弥太郎がホントデカくて強くてまさに謙信の用心棒にはもってこいの人物。ただし、頭は相当おバカさんのようで(^^;でも、おかげで謀反を起こすような悪知恵もなさそうなので今後重宝すること間違いなしでしょうねwww二度目の黒田討伐にも弥太郎は大活躍。ほとんど一人で城門をぶち破ってしまったようでwwいいなぁ~~~私すっかり弥太郎を気に入ってしまいましたわv見た目ちょっと西洋人っぽいイケメンってのもいいですね♪姫さんの周りに面白い人間が集まってきてます。が、景虎が活躍すればするほど越後の国主には兄の晴景ではなく妹の景虎がふさわしいと思う者が増えていって・・・不穏な動きがあちこちに・・・。景虎は兄を助けるために戦っているというのに周囲の思惑は景虎とは逆の方向へ。こっから先は辛いですね。今回、衰弱した母の心労を取り除くため綾姫は景虎に女物の着物を着せるのですが、それがすっごい美人さん!普段の男装の時よりかっこいい!自分が毘沙門天の夢をみたばかりに虎に女子なのに戦人にしてしまったと悔む母を安心させるための策。そりゃ母は女として生まれたのなら女としての幸せを娘には味わわせてやりたいと願うものでしょうが、あの時代、女は政略結婚の道具にもさせられてますからね。伴侶となる人が良い人なら幸せになれるだろうけど、旦那と実家が戦をするなんてよくある話。なかなか女として生きることが幸せだとも言い難く。それに景虎自身が女子としてではなく男子として生きたがってますからね。きっと女だてらに戦に出る身となった方が景虎には幸せなことだったのではと思われ・・・。で、晴景に仕えてるお仙さん。今回もいい味出してましたwwwwこの人もかっこええわwww病弱の晴景をちゃちゃっとあしらうのも爽快ですが、景虎を羽交い絞めにしたのなら天晴れ!ま、景虎もお仙が意味も無くすることではないことくらい理解してるでしょうから大人しくしてたんでしょうが。次巻ではいよいよ兄妹で戦となるようです。ああ・・・本意じゃないでしょうに気の毒。
2016年10月20日
え~~~っと北川を追いかけていたSPは警察庁長官からの仕事を請け負ってたってことでいいんでしょうか。警視庁長官を殺ったのは警察庁長官ってこと?どちらも「まほろば」に深く関わっていたってことですね。これまでの感想はこちら。ウロボロス 23 [ 神崎 裕也 ]現場から逃走をはかる“金時計の男”の前に現れたのは日比野美月。そこで語られる17年前の事件の真実。そして贖罪の言葉。そんな中、北川の身に思わぬ事態が訪れ、意外な形で「復讐」にピリオドが打たれることに…!! 17年にも及ぶ龍崎イクオと段野竜哉、二匹の龍の戦いの果てに待つものとは…!? 増刊「ゴーゴーバンチ」に掲載された番外編も収録したファン必読の第23巻! 北川が「まほろぼ」の証拠を残しているはずで警察庁長官である美樹本はそこに自分の名前もあるはずだから、それを探し出して処分したかったようですね。美樹本のとんでもない性癖までもが北川が残したマイクロチックに残されていたようですwww結局、不死身のごとく蘇ったイクオと竜哉によって殺されることにっと思ったけど殺されなかったんですね。美樹本は「まほろば」を深海に例えその闇は深くとても暴けるようなものではないと言いますが、確かに政界やら財界やら多分、国際的にも話が広がっていくでしょうから本気で潰そうと思ったらまだ倍以上話がつづくことになりそうで・・・二人の目的は復讐だから深追いはしないようです。もう復讐は終えたし、それ以上は望まないってことですかね。金時計がキーワードになってきてましたが、そこに「まほろば」の秘密が隠されていたようです。指名手配されている二人は結子先生が眠る島へ墓参りに行くことに。全てが終わった報告と復讐を遂げてしまったことへの謝罪でしょうか。二人とも先生のお墓の前で自殺するつもりっぽく。ところがイクオの行き先に見当をつけていた美月によって島は警察に包囲。復讐を遂げたイクオがもう生きるつもりはなく死ぬのではと予感してる美月はイクオを捕まえるつもりのようで。まずは竜哉を見つけますが、竜哉が彼女に捕まるとは思えず。もうそろそろ終わりだと思いますが、二人はどうなるんでしょ?警視庁長官の死の真相と警察庁長官の悪さを知る二人ですからね。死んでしまうのはもったいないと思いますが、そうかといって何もなかったように生活することは許されないでしょうし、罪を償うといっても公にできるようなことでもなく。マイクロチップは那智に渡すとか言ってましたがそれもどうするのか。真相を知りたがっていた蝶野に渡ったとしても上でもみ消されそうですし。危険が多そう。結局「まほろば」に関する情報は闇のままになるのでは。これで警察を裁けたのかもよくわかりませんが、どこで決着するのか待つとします。
2016年10月16日
もう、いつもいいところで引きですね(><)くぅううううう早く続きが読みたいです。前巻の感想はこちら。あさひなぐ 20 [ こざき 亜衣 ]二ツ坂VS.國陵ーー頂上決戦!! インターハイ東京都予選会、団体戦決勝。二ツ坂高校VS.國陵高校。先鋒、大倉文乃VS.三須英子。次鋒、八十村将子VS.的林つぐみ。中堅、野上えりVS.寒河江純。副将、愛知薙VS.安藤真琴。大将、東島旭VS.一堂寧々。勝者だけが立つことの許される そのフィールドで、10人の少女たちが雌雄を決する時がきた。絶対的エース・真春を欠く中、想いをつなげていく二ツ坂。孤独なエース・寧々を擁する國陵に打ち勝つことができるのかーー全話号泣必至。少女たちの“全力”が瞬く 第20集!!全試合見所満載です!!!前巻で文乃は勝ちにいきましたが引き分け。将子は「団体戦はこっから」だと的林と対戦。エース級の二人。お互い一堂寧々と宮路真春がいなければエースになっていただろうと思われるほどの実力者。でも、寿慶さんは今いる場所が心と体を作るといってます。そういう実力者がいた環境だったから二人共強くなってことなったとも考えられるってことでしょうね。お互い負けを知ったことで己の醜さに向き合い自分に負けたくない勝ちたいと願い強くなったんですよね。似た者同士。両者駆け引きで相手を誘い出そうとしますが・・・どちらも乗らず。いい試合してます。残りわずかでお互いワナに掛けたと思ったところで面と胴が当時に激しく入り引き分け。あらら・・・勝負はつかず。次はえり。相手は寒河江。こちらはお互い主将として悩み決断した者同士の対戦。えりは勝てない主将は「害」にしかならないと主将を降り、寒河江はなりふり構わず「勝つ」ことで主将であり続け・・・。元々寒河江は自分の実力以上の野心を持ってたようですがそれが人にバレるのは恥ずかしいことだと隠してたようです。それが一堂と出会ったことで「優しい先輩」を捨て自分の心のままに動くようになったとか。ほぉ~~~こっちの方が素だったんですね。ちょっとびっくり。無理してるのかと思ってたんですけどね。無理してたのは以前の方だったとは。相手をイラつかせたり審判の心象を悪くするような手を使ってもとにかく勝ちをもぎ取ろうとする寒河江。一堂に頼るようなことはしたくないと必死。でも意外とえりは冷静。寒河江を怖いと思いながらもどうしたらいいか考えてます。面を取ったあとはもう打つ気を見せずえりに戦わせないよう距離を詰めてるだけの寒河江に苛立つ二ツ坂。えりも動きを止めたところで「分かれ」になってやっと中段の構えを取れることに。っとえりが直後に速攻小手。これまでそんなことはしたことなかったえりですが、残り2秒でわずかな隙を突いて引き分けに持って行きました!おお~~~えりもすごいよ!!仕事したよvそして愛知も成長を見せました!対戦相手は学年は上でも決勝トーナメントに出場出来てないと慌てず確実に攻めます。ここぞって時に薙母が声をかけてますが、それをかき消す程の二ツ坂先輩たちの声援。本人は二本勝ちしたかったようですが、取り敢えずは一本勝ち。いつもだったらここで母親が見てくれていたかを確認する愛知でしたが、母親の方へは振り向かずまっすぐチームの下へ。これによって薙母は娘の成長を感じますが、あれだけ突き放しておいて、いざ娘が離れていくと寂しさを覚えた様子。ま、これで薙も完全に二ツ坂のメンバーとなりましたね!ラストは旭。なのに、一堂にあれだけの大口を叩いておいて不甲斐ない試合。がっかりです。なんでこの子はいつもそうなんだろう。やってくれると楽しみにしてたのに消化不良。ここ一番の大将決戦で旭は独りではなくなっていて・・・これまでの部員たちの思いや棄権した真春の夢を自分が潰してはいけないと感じ旭の動きは鈍く・・・。一堂は旭の様子から仲間に縛られる旭が間違っていて独りで戦ってきた自分が正しかったと実感。「あなたはかわいそう」とエラそうな口を聞いてきてくせにさっぱり動けない旭に憤りすら感じる一堂。コートは私の場所でその私に会いにきたのではなかったのかと。感情が昂ぶり泣いている一堂の顔を見て、ようやく旭は我に返り「私を見ろ」とまっすぐに視線を合わせてきた一堂によってここに立つのは“個”であることを思い出す旭。コートに“私たち”はいなくているのは“私”と“私”のみ。負けないためではなく勝つために闘うんだとようやく思い出しました。すでに一堂に面を取られていて、巻き返さないと行けないところ。やっと集中し旭が攻撃を掛け面が「入った」っと思ったら一堂の小手も入っていて。結局どちらも取られず。先の面により一堂の一本勝ち。でも、旭は絶対に自分の方が先に入っていたと納得いかず。一堂も打たれた本人が一番わかると旭の方が先だったと認めてますが、審判の判定が全て。試合は引き分けとなり代表者戦に。誰が出るか希望を取ると愛知以外が挙手。話し合えってことで各々意見を述べますが、何も言わない旭に自分が出るための理屈を通せと将子。ところが旭は頭が熱くなったまま回らず。たださっきの打突は自分が先に入っていたから同点で試合はまだ終わっていないと感じていて、絶対に一堂もそう思っているはずだと。旭は自分は負けてないから「出たい」と主張しますが、ちゃんと言葉にしてないから他の部員には言ってることが伝わらず。もうホントこの子はもどかしい!!!なんで最初からとっとと集中して戦わんのかね。そして、なんでちゃんと「自分の打突が先で本来試合は引き分けだからもう一度一堂とやりたい」と言わんのかね。一堂は最後は旭の方が早く自分は殺されたと感じたようで。一堂は旭との試合は引き分けだったと言います。それでも自分が代表選に出ていいのか他の部員に確認。一堂もなんか変わってきてますよね。全てを捨てて生身を削って生きるような一堂を理解できなかった國陵のメンバーでしたが、今はもう歪だけれどこれが國陵なんだと一堂を信頼。二ツ坂は・・・なんとジャンケンで決めることに。えーーーーーーーーーー!?そんな決め方なの???旭と将子が残りましたが、最後に勝ったのは将子。えーーーーーーーーーーー!?ちょ、そんなのあり???ここまで盛り上げておいて一堂も熱くなってるのに相手が将子だなんて(><)いや、将子も強いんだけど、ここは旭だろ???旭との試合じゃなければ面白くないのに。二人の対戦はまた先に持ち越しってことなの???うわぁ・・・なんてとこで引くんだろ。勘弁して欲しいわ(ーー;早く次読みたい。
2016年10月14日
ドラマ面白かったようですね。では簡単に8巻の感想を。これまでの感想はこちら。重版出来! 8 [ 松田 奈緒子 ]孤独だった伯の運命が動き始める…!? 2016年4月クールにTBSでTVドラマ化され、黒木 華、オダギリジョー、坂口健太郎ら豪華出演陣が集結。ドラマ満足度ランキングで1位を獲得した“お仕事”骨太群像劇原作マンガの最新刊!黒沢心、出版社・興都館への入社から1年。実家からの独り立ちを考える彼女だが、担当作家である新人漫画家・中田伯の身辺にも変化の時が訪れていた。幼少期からの両親との確執を抱えながら、彼の初連載作『ピーヴ遷移』第1巻がついに世に出る! 世界は彼に微笑むのか…!?今回はなかなか濃かったですわ。アユちゃんも頑張ってますね!中田はやっと魅力的な女性キャラが描けましたねvもちろん、モデルはアユちゃんでしょうwww自分の知り合いにいなくてもどこかで見かけた女性をモデルにするのはありですよね。それにきっと中田の目にアユちゃんが留まったってことは何か感じるところがあったんでしょうしね。中田は生い立ちにかなり問題ありなんだろうと思ったらやっぱりそうでしたね。何度も送られてくる福祉事務所からの手紙を何も捨てなくてもと思いましたが、中田が置かれていた状況や父親のしてきたことを思うとこれは仕方がないことなのかもと。心は一人娘で両親に溺愛とまでは言わないまでもたくさんの愛情を注がれて育ったから中田の両親に対する気持ちってのは理解し難いことだと思うんですけど、安易に立ち入らなくてよかった。親子関係は他人が入れることではないですからね。助けが欲しい時には手を差し伸べたり、協力はした方がいいと思いますが、ちゃんと相手が必要としてるか見極めるのが大切で。心がちょっとだけ中田の背を押したことで母親と再会。それによって中田は吹っ切れたようですし、心もどうにもならないことがあるのだと理解。中田の苦しみが少しでも報われるようにと心は記念すべき中田の単行本第1冊目に力を入れることに。編集部では中田の『ピーヴ遷移』は売れると押しても営業の方では新人の初単行本としては妥当だと思われる数を固辞。この部決会議ってのは某出版業界を舞台にしたBL漫画でよく出てるので思わずニンマリww編集部では売れると思っても会社も赤字を出すわけにはいかないからなかなか新人の初単行本で博打に出るなんてできないんですよね。が、心は今回頑張りましたね!中田の過去を知ったこともありますが「ピーヴ」という作品自体に惚れて売りたいという熱意がひしひし。ベテラン書店員さんの意見を参考にWebでの試し読みも成功したようで。さすが河さんですv今のご時世、ネットでの拡散ほど強力な宣伝手段はありませんから。一部の人に興味を持ってもらえば後は面白い作品なら必ず広まっていくはずで。「ネットじゃ予約しにくいからリアル書店で予約しろ」ってご丁寧な拡散まであるようでw確かに予約ならこっちのが確実かも。地方の本屋さんにも貢献することになりますしね。そういえば、前回、息子に頼まれていた「オーバーロード10巻」をギリギリにネット予約したら翌日くらいに部数の確保ができなかったってキャンセルされて。慌てて近所の本屋に予約に行ったら1冊だけ入荷予定でそれを回してもらえたという。11巻は早めに予約したので大丈夫でしたけど。最近はほとんど書籍はネット購入してましたけど、ネットで売り切れでも書店に行けば並んでいたりすることもあるのでたまには書店に顔を出すようにしてます。そうそう、私の大好きな「黒執事」が掲載されてるGFは必ず書店に自ら買いに行ってます。どうしても発売日に入手したいのでwwwネットでも全然問題ないとは思うのですが、なぜか本屋へ走ってしまうというwwwそんなわけでみなさんもたまには本屋さんへ行きましょう。本屋さんを活用しないといつのまにか無くなってしまいますよ。で、話を戻して「ピーヴ」ですが、心の健闘虚しく初版は希望の3万部の半分からのスタートに。ところが、プルーフやWebでの試し読みの効果が現れ爆発的に火がついたようで。客注、予約数が初版を超える勢い!!発売前に重版決定!!ってすごいぃいいいいいい!!!!!新人の初単行本で発売前重版なんて滅多にあることではなく。一躍中田は「中田先生」に躍り出そうですねwwwwいや~~~良かったです。鳥肌ですよ!!中田の苦しみがこれで報われるといいですよね。アイツに漫画があってよかったって言った栗山の言葉が沁みます。そうそう、今回は他にも心が一人暮らしを始めたり、煮詰まっていたマキタがひと皮剥けたのもよかったですね。自分が好きなものを堂々と好きだと言えるようになりリビドー晒しましたvやっぱりクリエイティブな仕事をする人ってのは拘りがなければ魅力的な作品を生み出すことは難しいと思うのですよね。それに自分が好きなものを隠すってどうかなと。それりゃ立場上隠さなくてはならないこともあるけど他人の批判を恐れて自分を偽るのは辛いだろうと。性・ニールソンの啖呵はかっこよかったですね。「好きな作品をけなされるってのはなあ、自分の魂けなされるのと同じなんだよ!」次巻ではいよいよ中田の初単行本が発売されますが、どれくらい売れるんでしょうかね~楽しみです。この後の巻からは「今週読んだコミックス」のカテゴリーの記事で感想を書くことにしてます。
2016年10月08日
もうすぐ20巻が出るというのに・・・すっかり遅くなりましたのでホントにざっくり感想で。これまでの感想はこちら。あさひなぐ(19) [ こざき亜衣 ]価格:596円(税込、送料無料) (2016/8/19時点)表紙の真春がなんかシリアスだよな~なんて思っていたら・・・!個人優勝はしたものの、団体戦で負傷ちょっとちょっと何やってくれちゃってるのよ、藤ヶ丘の山田ぁああああ!!ビビってぶつかってくるとか勘弁してくれよ!そんなの試合中によくあることだとはいえ、体勢が悪ければ・・・真春から「試合をつなげ」と伝言を受けた薙は因縁の対戦相手桂香に対しこれまでとは違う戦いをみせ・・・桂香も薙がいつものスタイルと違うことに気づいたようで。着実で慎重な試合運びをする薙が受けすらせずに攻撃。怖くても目を閉じず、逃げそうなのをこらえる!薙の母親もいつもの娘と違う戦いぶりに驚いているようです。薙が真春の思いをつなげようとしてるのも感動だけど、みんなと同じ銅をつけ二ツ坂として戦おうとしてるのに感動!!勝敗は引き分けだったけどよく頑張りました。今の薙の精一杯を出せたようです。この子も成長したなぁ・・・思いは旭につながり、今回は旭は冷静に相手をみます。旭が二本取り、二ツ坂が逆転。そして将子が留めに二本。旭も将子も強くなりましたよね!!薙もやっとチームにとけ込めたし、これから二ツ坂はさらに期待できそう。が、真春は・・・倒されたとき、体の中でパンという音がしたと・・・湿布を貼っておけば大丈夫だろうという真春に寿慶は前十字靭帯断裂の可能性があるからすぐに病院に行けと。実は彼女もそれで選手生命を断たれたようで。膝をあらわにする寿慶さんの太ももよ (*/-\*)おパンツ穿いてるのかしらん。それにしてもなんでこんな時に真春は怪我なんですかね(><)症状がひどくなければいいのですが。個人戦にはでられますように。真春の代わりにえりが出ることに。しっかり自覚ができているようです。真春に「大丈夫だから捨てた」と言わせるまでに成長した二ツ坂のメンバー。頼もしくなりましたよね。真春なしで決勝を戦うことになった二ツ坂に國陵の寒河江は負ける理由がなくなったと必勝を宣言。それに対し震えながらも「勝ちましょう」と旭。おお~~~言ってくれた!!っと、一堂は「アクシデントでモチベーションが左右されるのは弱い証拠」だと。そして旭たちを気持ち悪いといいます。が、旭も負けてません!「あなたはかわいそう」思わず手をあげようとする一堂の手をパシッと受ける旭。おお~~~~旭の目がいいねぇ~~~ d(≧∀≦*)ok!女の戦いだよ!!!!これだよ!!男の取り合いとかじゃなくてマジの真剣勝負。旭を弱い癖に目障りだと苛立つ一堂。旭が一堂の心の閉じてるところにぐいっと手をかけてくるような態度でくるから一堂は旭が目障りなんでしょうね。どうやら二人はラスト大将戦で当たるようです。これは楽しみです!先鋒は文乃。試合前に福留は文乃にどうして試合で勝てないのか教えたようです。スピードは申し分ない、技の精度も悪くない。なのにここぞというとき攻めきれないのはなぜか?アンタは“我”がなさすぎる心の底で勝ち負けをどうでもいいと思っている文乃の出鼻の思い切りのよさは何も考えてないからできることであって勝ちにこだわっていたら怖くてできないと指摘する福留。なるほど、文乃は勝負に対しあっさり系だったんですね。小さい時の学芸会の木の役をポジティブに演じる文乃最高wwwそんな文乃でしたが、真春がいなくなったことで自分の役割をはっきりと自覚したようです。「勝つこと」今までは真春が後ろに控えていたから自分の勝敗は気にせず気楽に試合をしてきた文乃。でも、今は違う。どうしたら一本とれるか必死に頭を使い、相手の出方を伺います。そして自ら勝ちにいきスネをとりますvおお~~~~文乃も覚醒か!そのまま攻め続ける文乃でしたが、時間ギリギリのところで面を取られてしまい引き分けに。初めて文乃は試合後泣いたんじゃないでしょうか。「好き放題やって泣いてんじゃねーよ、デブ。きっちり盛り上がったじゃねーか」って次鋒の将子・・・あんた先輩に何言ってんだよ(^^:しっかり文乃の後を受けた将子。団体戦はこっからだろいいですね~~~~将子もかっこよくなってきた!!あのプライドだけだった頃が旭に負けて成長しましたよね~國陵に二ツ坂のチームワークの良さを見せつけて欲しいです。将子、的林に勝たないかな。元々実力あるし最近すごくよくなってると真春が認めるくらいだし。よく相手をみて冷静に戦えば勝機はあるはず!!次巻はまるまる決勝かな。早く読みたいです。
2016年08月20日
あきらと店長の関係は特に発展することもなく「友達」ということで。これまでの感想はこちら。恋は雨上がりのように(5) [ 眉月じゅん ]価格:596円(税込、送料無料) 累計120万部突破!「恋雨」最新刊!! ユイ、吉澤、そして加瀬。それぞれが胸に抱える かなわない想い。本当に好きな人に、ひとりの友達として向き合ってゆくことを決めた あきら。そんな彼女に店長は--!?これまであきらの恋が中心だったのが、ここにきて複数の恋愛事情を抱えることに。ま、ユイちゃんは一番普通の恋をしてるというか、ただ相手には好きな人がいるけど特にそれ以外の障害はなく、よくある恋。が、あとの二人は何とも・・・ままならぬ恋ですね。あきらは年齢差28という、どうしようもないような、かといって絶対に不可能性ってわけでもなく・・・ただあきらはともかく、28も違う未成年相手に常識ある大人は手を出しませんけどね。仄かに恋心を抱いたとしても相手の将来を考えたら、なかなか自分を推すことなんてできませんし。それでもどうしようもないくらいの衝動に襲われたら・・・理性でどうこうなるような想いでなくなったら・・・その時は残りの人生懸けて前に進む決心をするかもですけどね。今回はメイン二人よりも加瀬くんに注目!これまであきらの気を削ぐようなことを言ってきてた加瀬くんが、実は自分自身がままならぬ恋をしていたという設定出てきました。これは・・・切ない。手の届くところにいるのに相手にはされないという、恋愛対象外の恋。一言口にしてしまったら、態度に表してしまったらこれまでの関係には戻れないって・・・どういう向き合い方をしていくかは自分次第の危うさ。これまで通りが幸せなのかどうか・・・・。これはあきらと店長以上にややこしい事情を抱えているじゃありませんか。あきらの恋なんて吹っ飛んでしまうくらいに。そりゃそんな恋をしていたら、一言二言言いたくなるわさと思いましたね。自分を恋愛対象としてみていない相手に恋をしたってことでは同じだけど。年齢差が無い分、お姉ちゃんがふと気づいてくれたら血は繋がってないし上手く収まる可能性がないわけでもないんですけどね。う~~~ん、でもやっぱりこれはどっちもどっちか。恋心のある自分を受け入れて友達として付き合うことができる関係と、絶対に口にしない限り、自分を一番に頼ってくれる関係。うわぁ・・・どっちもこれ以上踏み込まない方がよさ気だけど・・・取りあえず、私としましては興味深いのは加瀬くんの方ですな。留まっていられるのか現状に。あきらの恋愛だけでは展開に限界があると思っていたらこの緊張感。あきらは加瀬くんが背を押したことで一歩踏み出し、店長も自分では気づかないうちにあきらを意識し始めてるようです。ストーリー自体には派手な変化はありませんが、心理描写が丁寧でとても好感が持てる作品です。
2016年08月02日
かな~~り感想が遅れてしまいましたが、やっぱり「神様のバレ―」面白いです。今読んでるバレ―ボールの漫画の中では一番読み応えありますね。気合とか根性とか技術だけじゃなくてちゃんと戦略が描かれてるのがいいです。そして早く阿月の采配が見たいです。今回はまだ生徒たちに自分たちでオーダーを決めさせ、戦わせてました。頭を使うバレ―は楽しいですわ。阿月の要求に応える生徒たちも賢くて頼もしい!これまでの感想はこちら。神様のバレー(10) [ 西崎泰正 ]価格:637円(税込、送料無料) (2016/7/28時点) 頭を使えばそれだけ無駄に体力を消耗することなく戦っていけるってことで、阿月の考えることはどこまでも合理的。全ローテで相手チームの得意とする攻撃を行えるようにするってのも初めから阿月が考えて練習させてたことですが、このいやらしさが凄い。得意な攻撃ってのはそれをされて負けた経験があるから、その攻撃に憧れ自分達も使えるようにと練習してきた場合が多いから、敢えてそこを突くという・・・生徒たちも阿月の要求に応えようとすることで相手チームをよく見るようになりましたし、試合中も常に頭を使えるようになってます。ただ闇雲に練習さえしてれば上達するとか試合に勝てるってもんでもないんですよね。頭大事。幸大は順調に関東大会出場権を手に入れました。そして阿月の予想通り、残り1枠を争う歩木浜と二子石はフルセットに。歩木浜セッター片山の無敵と言われたツー&クイックは二子石・井川の二度跳びで止められることに。3セット目は双方オーダーの読み合いになると思われましたが、二子石は井川をベンチスタートにすることで後出しジャンケンのように井川を片山にぶつけることに。なるほどね。これは阿月の考える確実な方法と同じのようです。歩木浜・設楽監督はわざとローテをずらしたのに二子石に完全にやられましたね。とはいえ井川を外したことでニ子石の控えの選手は徹底して狙われ結局、井川は予定よりも早く出ることに。井川はかなり片山を止めたようですが、二段跳びは体力の消耗が激しく足への負担も大きいようで、途中で足が攣り下がることになったようです。これにより歩木浜が準決勝進出。これも阿月の読み通り。歩木浜は二子石との対戦で相当疲れたハズだし、この後、薬丸との試合もフルセットだろうから決勝戦ではボロボロになってるだろうってのも全部阿月の予定通り。このトーナメントの形にもっていくために敢えて負けておいたんですもんね。幸大は準決勝からは阿月がオーダーを出しますが、すでに生徒たちも自分らで考えていて、全く阿月と同じだったようです。阿月の考えることがわかるようになってきてるってことで。寝川対策のフォーメーションも何がポイントになるのかも理解済み。寝川との試合では武藤対西浦。どちらが県下一のパワー型スパイカーか示すことが西浦の役割。それができないと西浦に居場所はないと阿月。チーム全員が共通認識を持って戦えるのは強味ですね。対する寝川はマネさんが鋭いこと考えてますが、監督は阿月を前にチワワ状態w今回、平野がどうして阿月を怖がるのかが判明しましたww中学時代から阿月は容赦ない奴だったようですが、平野も自業自得さぁ準決勝はエース対決!楽しみです。やっぱ、バレ―の漫画としてはこういう展開が面白いですわ。
2016年07月28日
やっと「僕だけがいない街」8巻読みました。アニメとはラストが違ってましたが、なるほど。アニメは尺の関係とかあるし、同じは難しいとしてもキャラの関係性や作品の世界観を上手いこと落としこんでいたんだなと感心。場面は違うけれど、セリフは同じような感じだったと思いますし、作者さんあとがきでもあるようにこの作品を本当に理解してる人達の手によって作られていたんだなとしみじみ。そういう作品はアニメ化された時、原作+αの力が発揮され相乗効果が出て、素晴らしい作品になりますよね。1クールだと丁寧に描写するには漫画4巻から5巻までが一杯一杯ではないかと思うので、原作8巻分をよく1クールに収めたと構成にも感心してたのですが、この作品のシリーズ構成・脚本を手掛けた方は今季私が気に入ってる「ジョーカー・ゲーム」のシリーズ構成・脚本をされてる方だったのですね。他にも「うさぎドロップ」や「ハイキュー!!」をされたようですが納得。で、8巻ですが原作の方も面白かったです。結末はアニメを先にみたわけですが、こちらもなるほどなと思いました。 僕だけがいない街(8)著者:三部けい価格:626円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る売れない漫画家だった藤沼悟は「再上映」という現象に巻き込まれて何を"得て"何を"失った"のか。自分の人生をやり直した彼が、辿り着いた時間に待っていたものとは一体...?時空間サスペンス、感動の完結巻!!前半の巻を読んでいた頃はどうして「僕だけがいない街」なんだろうなって思っていたのですが、後半、悟が寝たきりになってしまったことでそういうことだったのかと。ってことは最初から構成を全部考えて進めて来たってことですよね。ま、当たり前といえばそうなのかもですが。で、すぐにその面白さに気付いた人たちが実写化とかアニメ化に動いてたようで。私はリバイバルって事象の理解に手間取ってしまって、話は面白いんだけど、時間軸とか流れがややこしくてなんかよくわからんあぁ・・・って思ってたんですよね。でも、こういうのが好きな旦那や息子の食い付きは凄かったですね。早い巻ですでにあれこれ推理を巡らし、犯人も特定して、この先どう展開していくのか推測して楽しんでましたから。私はそういうのは苦手でただただ読んでほぉ~~~っと感心してるだけでした(^^;悟のお母さんはどうして歳をとらないんだろう、とかそういう割とどうでもいいことが気になったりしてw8巻は間延びすることなくテンポ良く締めましたね。矢代の計画が着々と進められていくのと並行し、悟とケンヤが巧妙に裏をかき、計画を潰して行ってる様子がそれほど時間差なく描かれているのでドキドキしながらも、ワクワクして読むことができました。最初の頃は私は「リバイバル」が繰り返されるとこれまで起きてた事象が何度も変化していくから、それってどういうことなん??ってそれ自体が受け入れられないというか理解が付いて行けなかったんですよね。それにいきなり母親が殺され、悟が犯人にされて、一体この話はどうなるの?真犯人を見つけて復讐する話なん??少し前の事象を変化させて事件が起らなかったこにする話なん??って思っていたら・・・なんと、過去からざっくり変えて行く話だったとは。いつになったら現代に戻ってくるんだろうって私は思っていたんですがその“現代”がそっくり変わってしまうというか変えてしまうってことだったんですね。こんな話、収拾がつくのか、付けられるのかと思っていましたが見事に収まりました。それも非常に納得のいく形で。犯人が判明して終わりではなく、悟が犯罪に巻き込まれ15年も眠り続けることになったにも関わらず、そこから復活しケンヤとともに八代を追い詰めていく展開は非常に読み応えありました。また八代が望んだようには死なせず、自分の犯した罪によって裁かれるという結果もよかったです。時効の事件も全て自供したのは矢代らしいですね。私は漠然と確定死刑囚ってのは刑務所にいるものだと思っていたのですが拘置所に収監だったのですね。確かに死ぬことが刑だから刑務所で服役する必要はないですね。でも、なんかもやもやするというか・・・少しでも社会貢献しろよ、というか刑が執行されるまで働くわけでもなく自由ってのはどうなんかなと。犯罪被害者の人たちにしたら納得いかないような。ま、それは置いといて・・・・ラストは悟とケンヤが少しは自分たちが憧れていたヒーローに近づけたのではないかと思ったり、売れない漫画家だった悟がすっかり売れっ子になってたりとハッピーな終わり方になっていましたね。いろいろありましたが良かった、良かった。勇気ある行動の結果は悲劇ではありませんでした。悟が自分に起ったことを全て肯定的に受入れ、自分が常に前を向いて進めたのは仲間のおかげだと感謝してますが、ホント良くがんばったと思いますわ。あとは再会したアイリと上手く行けば万々歳ですね。ま、再会したってことは大丈夫でしょうけど。
2016年06月11日
またも21巻の感想を書いてないようですが、そんなに書くこともなかったのかもってことで22巻感想です。これまでの感想はこちら。 ウロボロス(22)著者:神崎裕也価格:604円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るさっさと北川をやってしまえよ、っと思っていたら北川がイクオの父親ってことが判明して。金時計の男だけど、イクオにしたらたった一人の肉親だから竜哉には殺すことはできないってことで復讐はイクオにまかせて自分は公安の足止めをするんだけど北川はイクオにお前の母親は子供が産めない身体だと言っていたのにびっくりだってなことを言いだして・・・いやいや、おい、お前、政略結婚だったからとかいって何人女作ってんだよって。結子先生はまほろばのことは全く知らずに公安の任務として養護施設の職員をしてたところ、その真実を知ってしまいデータを隠したんですが結子先生の説得に失敗したら処分するつもりだったとか言ってるし、いくら情があったとしても北川OUTでしょ。結子先生はイクオに銃を向けたんじゃなくてその後ろに立っていた北川に銃を向けてたんですね。北川はイクオが移植で誰かの命として生まれ変わり少しでも幸せになって欲しいと思ったとか言いながらイクオを刺してるし。もう、何をいったところでダメ。子供を刺すような男はどんな理由があってもダメ。しかもイクオを刺したことで悪夢からやっと解放されるなんて言ってる野郎だしね。竜哉の方は公安と何とかやりあってたんだけど、赤鼻に始末されそうになったとこで蝶野が登場。「コイツは俺の獲物だ」って割って入るんですよね。お、もしや蝶野は本当はイクオ側??っとか期待するんだけど、蝶野の目的はイクオと竜哉と北川を逮捕し事件を公にすること。でも赤鼻から東海林を自殺に追い込んだのは自分だと聞かされてからは動揺しまくりで・・・なんだよ、助けにきて竜哉を連れていくんじゃないのかよぉおおお蝶野も竜哉も赤鼻にやられちゃうわ、大ピンチ!と思ったら腹にナイフが刺さったままでイクオがやってきて・・・!ちょ、イクオ???ナイフが刺さったままだから血も止まってるし大丈夫とか言ってるし・・・やっぱりイクオ、イカレテル??赤鼻も腹にナイフ刺さったままでぶん殴って吹っ飛ばしてますしね。赤鼻が転がっていくって・・・イクオ・・・取りあえず医者にイクオを連れて行くという竜哉を蝶野は見逃すことに。あの状況ではさすがに何も言えないですよね。怖すぎる。。一方、北川は十和田を地下駐車場に呼び出し自分を助けるよう指示。ところが、十和田の携帯を使っていたのは別の人間。これ、SPを殴った人ですよね。美月のわけないし。北川の前に現れたのは男ではなく美月。北川がこれまでに行って来た悪事を指摘していきます。美月は坊屋元警視総監と会い父の遺言ってことで「もう一つの真実」を知ることに。17年前の事件後、実は結子先生は生きていて事件の真相を知る者として人知れず式ノ浦島の療養施設に移された!でも、重度の障害が残り亡くなるまでの間には証言は得られず。彼女は不幸のままだったと美月は考えますが、車椅子に言語障害という状況になりながらも島の人と交流し、みんなから愛されていたことを知ります。盗み聞きをしていたイクオと竜哉は結子先生が生きていたという事実に愕然。それだけでなく美月はまだある「もう一つの真実」について確認。それは北川が結子先生が生きているという事実を知っていながら殺さず結子先生にとってかけがえのないイクオと竜哉の思い出のマフラーを島に届けていたというもの。美月が確認したかったのは北川が「本当は結子先生を愛していた」ということ。いやいやいやいや、例えそうだったとしても許されるもんじゃないわ。北川は自分の罪を結子先生に許してもらおうなんて思ってなくて、「その代償として我が子を手に掛けてでも組織の中でどこまでも上り詰めることが自分に科せられた贖罪」だと考えているようですが・・・・うう~~~ん????そんなの有か??????ここで、一台の車が北川を迎えに来て・・・十和田が来たと北川は思ったようですが、違うよね。殴られた十和田は「アイツなんでこんなことを」って言ってますから仲間の一人のようです。誰???もう、誰だかわからない。ちゃんと読み返したらガタイから割り出せそうですが(^^;北川は彼によって殺されちゃうんでしょうね。北川ですら別の誰かに使われてたってことなのかしらん。次巻で17年前の真実が遂に明かされるってことなのでまだ何かあるようです。「想像を超える展開」ってことですが北川は黒幕ではなかったってことになりそうな・・・今回はスピーディに進みましたが、そろそろもうすっきりしたいです(^^;
2016年05月14日
ずっと気になっていたんですが、GWにまとめて読むことができました。今秋、アニメ化が決まった「ALL OUT!!」ラグビーを扱った作品がアニメ化されるのは史上初のようで。 ALL OUT!!(8)著者:雨瀬シオリ価格:596円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る私、アニメどころか漫画ですらラグビーを扱った作品って読んだことなくて・・・。 昨年ワールドカップで盛り上がりを見せ、タイミング的にはいい感じ?ラグビーが注目されることってこれまでほとんどなかったですからね。嬉しい限りです。何を隠そう・・・いや、前にも書いてるww実は私、高校時代ラグビー部のマネさんをしていたのでしたwほとんど活動せず遊んでばかりでしたけど。もうルールもうろ覚えだし、ポジション名とか出てきても懐かしいなぁって思うくらいで情けないですけどね(^^;菅平も知ってるw合宿行ったし。この作品、作者さまは女性ですよね??筋肉とかモリモリでラガーマンの身体付きがしっかり描かれてますし暑苦しさとか独特のラグビーっぽさも描かれてるんですけど・・・表情の表現の仕方が少女マンガというか・・・顔にやたら ////// が入るのが気になるところ(^^;後ろ姿も女性が好みそうなラインだなっと思うこと多々。太股ぱっつんぱっつんなところとか泥臭いところとかすっごくいいんですけど、好みが分かれるところではないかなと。原作絵は男性よりも女性に人気が出そうな感じですね。アニメはそれほどでもなさそうですけど。 アニメ公式HP線の細い男の子がモテる中、がっつり筋肉系男子も人気が出て欲しいなと思いますv造形を競うボディビル系筋肉には興味ないのですが、スポーツをしてつく筋肉は好き。この太股がね愛される日が来て欲しいのよwwwwザク系スタイル!!親近感沸くわwさてさて、本編感想ですが・・・1話はこちらで読めます。ラグビー初心者のおチビさん祇園とラグビー経験者の長身石清水の二人が主人公。でも、実際はほぼ全員が同じように活躍してるというかむしろ主人公だけにスポットが当たってるわけじゃなくて、キャプテンの赤山だったり副キャプテンの睦が話を引っ張ってたりしてます。特に普通は主人公の成長が軸になると思うのですが、赤山の成長が一番読んでてウルウルきます。ラグビーが好きだけれど負けてばかりの部でどうしたらいいのかもがいて人一倍負けず嫌いで熱い闘志を持ってるのに強くなる術を知らなくて・・・ただ我武者羅に頑張るしかできなかった彼が、新たにコーチを迎えたことでキャプテンとしてもラガーマンとしても大きくなっていくんですよね。あんまりこういうタイプのキャプテンって描かれてきたことないように思います。大抵、キャプテンだけは上手いとか、最初からキャプテンとしての適性があるとかそんな感じが多くて、コーチにダメだし喰らうのって珍しいなと。主人公祇園よりもよっぽどチームにもストーリーにも貢献してますvま、祇園はこれからでしょうが。とにかくこの赤山には注目!アニメではCVが細やんってことでも凄く期待大です!!ついに細やんラグビーにも進出ですよねそうそう、副キャプの睦もほんといい奴で!結婚するなら番号の小さい方っていうのもよくわかりますwwwラグビーの場合、ポジションによって番号が決まってるんですよね。ポジション名を覚えるだけでも一苦労ですが。番号が小さいのはフォワードでスクラムを組む身体の大きい系の人たちなのです。どうして結婚相手にいいのかは読んでからのお楽しみ♪ラグビーは専門用語も結構あるのでわかりにくいかもですが、最低限だけ知っといたらなんとかなります(^^;ルールはアメフトと似てるようで似てなかったり。ボールの形は似てますけど、前に投げてはいいのはアメフトでラグビーはダメ。他にもタックルの条件やらいろいろ違ってます。知らないよりは知ってる方が楽しめますので少しでもラグビーが広まればなぁ~~っと。ストーリーは「弱小チームが最強コーチを迎え強くなる」ってガチガチの王道ですが、敵味方双方ともキャラの掘り下げがあって、気が付けばズブズブに楽しんでるってことにv最強コーチは定年を迎えた初老で全然ラグビーしてたとは思えない細身の人なんだけどその筋の方?では・・・っと思わせるような怖さを持ってる元日本代表。この人の後輩たちが他の高校で監督やらコーチやらをしてるのですがみんな彼に憧れていてキラキラの眼差しを向けるところが実にいいです。おっさんらがみんなデレデレなんですわww8巻でやっと練習試合で初勝利をするんですが、初めて勝ったものだからどう喜んだらいいのかわからなくて、夕食時に照れながら嬉しさを口にする赤山が可愛いですv見た目ごっつ過ぎるんだけどホント真面目ないい子。とにかくタックルでは肉と肉とがぶつかり合う音が聞こえそうな程迫力ありますし、太股を愛でるだけでも十分な価値がある作品だと思います。アニメではどこまで描かれるのかわかりませんが、勝つところまで、ぜひ見たいなと思ってます。WCでラグビーに興味を持たれた方や太股好きな方におススメ! ALL OUT!! 1-7巻セット著者:雨瀬シオリ価格:4,124円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る
2016年05月07日
ドラマ化された「重版出来!」私はいつもごとく見ておりませんが、フォローさせて頂いてる作家さんたちのつぶやきを読むのが毎回楽しみ♪出版業界にも色々あるようで、あるあるネタからいやいやそれは特別だよってことまで。。でも、作家のみなさんやはり共感されることが多いようです。ということで新刊の感想です。前巻の感想は書いてなかったようですね。5巻までの感想はこちら。そうそう、作者さまは「ゴールデンカムイ」のファンのようでwヒンナ、ヒンナ いただきましたv前にもありましたっけ? 重版出来!(7)著者:松田奈緒子価格:596円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る祝!テレビドラマ化!(TBSにて4月スタートの火曜ドラマ) 黒木 華、オダギリジョー、坂口健太郎ら、豪華出演陣が集結する"お仕事"骨太群像劇の最新刊!さて、この第7集では、バイク便のお仕事、漫画賞コンプレックス、人気作家復活を支えた名物編集者...今集も出版業界にまつわるトピックがてんこ盛り!そして、才能を開花させつつある新人漫画家、中田伯の身の回りにも変化が...!?ビッグコミックオリジナル阪神タイガース創設80周年記念増刊号に掲載された、「ビジター編 トラトラトラの巻!」も収録!! 心、今回も張り切って仕事してます。いや~~彼女の仕事っぷりは潔く気持ちいいです。今回は中田が連載取ったんだけど、アシさんに立て続けに逃げられるというあまり笑えない話が印象に残りましたね。確かに漫画は作家さんが命削って描いてると思えるほど素晴らしい作品がたくさん。でも、本当に命削っちゃったらダメ!!日本の宝なんだから、自分のことも大事にして!!特に週刊で連載をしてる作家さんはとても毎週一人で原稿上げらるとは思えないのでアシさんの力をフル活用して、計画的に健康的に進行して欲しいと思うのですよね。だって1週間で原稿を仕上げるだけじゃなくて次の回のネームに入ったりと終わりなく連続して仕事は続いていくわけですから・・・・全てを一人でやるなんて物理的にも無理な話だと。無理してたら絶対身体壊しちゃう。で、うなるとアシスタントさんたちと上手くコミュニケーションとって職場を回すというスキルが必要になってくるわけで。どんな仕事でも完全に一人でってなかなかないですよね。中田は他人にまるで関心がないからどうしたらいいのかが全く分かって無くてこれはかなり厳しそう。。(><)週刊じゃなければまだ何とかなるかもだけど。。アシさんが次々に辞めてしまうのは仕方ないだろうって状況。このままでは中田を理解する栗山くらいしか助けにならなそう。いくら発想や構想が面白くてもやっぱり漫画が世に出て、連載って形で描き続けようと思ったら独りよがりでは厳しいものがありそうで。せっかく才能があるのだから自分の才能を自ら埋もらせてしまわないようなんとか気づいて変われるといいなぁと思います。それから“1巻ラストの引き”とかコミックスを売るための戦略も必要になってくるようで。読者が変化したってことですが、確かに「次も読みたい」と思わなかったら私なんかはさっさと見切り付けちゃうかも。逆に「これは!」っと思わせるような展開とか魅力的なキャラがいたら即大人買い。沢山の作品を読んでいると自分が読む全ての本を購入することは経済的にも物理的にも無理だから必ず取捨選択を迫られるんですよね。その時にこれは手元に残したいと思わせる作品となり得るかが分かれ目。私の場合は単純で「この男を手元に置きたい」ってのが基準なんですがwwキャラに魅力があれば多少構成に物足りなさがあったりしてもついつい手が伸びてしまうというww中田の作品は女キャラが弱いって指摘されてますが、それはかなりマイナスですよね。男性向きの作品で女の子が可愛くないってのは致命的とすら。たまにしか出て来なくてもこういう子いいよなぁって思わせるものがないとコアなファンはつくかもですが、大きく売れる作品にはならない。ベテラン作家さんも少女マンガから大人の女性向けに変わられた時に大人の女性キャラを描くにあたってAVを参考にしたってのはさすが。魅力的に見える仕草とかアングルとかありますもんね。そういうのを研究する姿勢が大切ってことで。中田は男だから本来女性の魅力的なところってのは自分の感性で表現すればいいのに、まるで関心がないってところがね・・・(^^;もっともっと他人に興味を持つことで作品の内容も深まるでしょうし、何とか心に引っ張り上げて欲しいものです。次巻では父親との関係で動きがあるようだし、中田にも変化が訪れそうなので期待したいところ。そうそう高畑さんが賞を取れなくて悶々としてましたけど、これは分かる気もしますが、やっぱり人の評価はそれぞれなので振り回されない方がいいのではと思いましたね。最近、漫画に関していろんな賞が出てますが、結果に納得できる時もあれば全然納得できない時も。はぁ??????その作品より絶対こっちの作品のが面白いって!!って正直思うこと多々。だからこんなものは一部の人の評価であって絶対的なものじゃないんですよね。作家さんは自分を応援してくれるファンの言葉を信じて自分が面白いと思う作品をブレることなく描き続けて行けばいいと思うのです。一定のファンが付いていて本が売れているのならそれは十分評価されていることだと思いますので。せっかくの才能ですもんね。自分にしか出せない独自性で勝負していったらいいと思います。あと鈴木さんの「女性読者は数字を打ってるのを見て引く」ってのはどうなんでしょうね。今回よくわからないなぁと思いました。女性は自分が見つけて育てたいって願望があるってことなんですかね。部数が売れていれば「私が応援しなくても既に売れているんだ」と思って購入しないなんてことあるのかなと私なんかは思うのですけど。それって手元に残したいと思うほどでもないってことなのでは?私なら面白い本は帯なんて関係なく購入するし、自分が応援してる作者さんがどんどん売れていったら嬉しいですけどね。部数が増えれば増えるほど、ますます応援しようと思うし、作者さんの生活が安定すれば職場の環境もよくなっていくだろうし、大好きな作品をますます頑張って描いてくださるだろうと思うのですわ。作品によって違うってことを鈴木さんは言ってますが女性の心理はなかなか私には複雑・・・(^^;そもそも私は女性読者層に入ってないのかもですね。私は圧倒的に青年・少年向けの作品を読む割合が多くて9対1くらい??でも、購入するのは少女マンガやレディースのが多いのですけどね。手元に残したい男を描いてくれるのは圧倒的に女性作者さまなので。あ、購入コミックスの一番はBLでしたwwww一般読者としてはカウントされない人だったのかしらんw
2016年05月05日
さて楽しみに待っていた2巻です。これまでの感想はこちら。雪花の虎(2)著者:東村アキコ価格:749円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る元服、初陣ーーいよいよ歴史の表舞台へ! 東村アキコが描く本気の大河ロマン。女・上杉謙信一代記、第2集!天文九年(1540年)、虎千代11歳。父・為景の隠居後、兄・晴景が長尾家の家督を継ぐと、荒れていた越後の情勢はますます悪化、長尾家は度重なる戦の渦中にいた。その年の暮れ、虎千代の成長を見届けぬまま、為景が帰らぬ人となる。愛する父の死に「この城を守るのは自分だ」と覚悟を新たにする虎千代だったが、明けて天文十年(1541年)、彼女の体に異変が起きる。一方、隣国・甲斐の武田家では、当主・信虎の暴政に家臣たちの我慢も限界に達し、息子・晴信に ある決断を迫るが......後の上杉謙信と武田信玄。いまだ相見えぬ終生のライバルの運命は今、大きく動き出そうとしていたーー「敵に塩を送る」という言葉の由来となったエピソードから。ん、でも、待って。東村センセはこの行動を女性的だと思ったようですが・・・私はそうは思わなかったな。ま、どっちでもいいんだけど。前回は歴史のあれやこれやが苦手な人にとって避難できるワープ地帯を配慮だと思ったんですが、今回はいらなくね?って思いましたです。苦手な人は字を飛ばせばいいんだから。信玄や謙信の話くらい知ってて損はないと思うし、むしろ歴史好きな私としては漫画でくらい読んでみて欲しい。そこから興味が湧くかもしれないしね~~今回は甲斐の武田家のお家騒動も描かれてました。信玄は自分の父親を強引に隠居させてしまうという。でも、これは家臣たちも願っていたことのようで。民を想わない主は干されても仕方ないよなと。信玄は血を流さなかったわけだし賢いと思います。そして越後の長尾家の方は・・・兄が家督を継ぐも・・・父亡き後はますます混迷。ってことで虎千代は女ながら元服し名を「景虎」に。でもね、いくら男のように生きたいと思っても身体の変化は来ちゃうんですよね。女の身体になることを拒絶しても逃げることはできなくて。。思わず林泉寺に駆けこむ虎千代。宗謙は虎千代が男として生きるのなら女であることを弱味をみせるなと。それから虎千代は毎月お堂に籠ることになったとか。毘沙門天に祈って痛みが治まったのかどうかはわかりませんが、生理痛なら1日2日経てば和らぐでしょうね。ただ、お堂とか冷えそう。。その後、景虎となった虎千代は初陣を飾ることに。武勲をあげることで兄を助けていきたいと思う景虎でしたが、彼女の人気が上がれば上がるほど、兄の評価は下がっていくと言う・・・こればかりは致し方ないというか・・・民としては国を治める能力のある者を主として迎えたいですもんね。初陣で圧勝し意気揚々の景虎ですが、次巻では大好きな兄との確執に悩むことになりそうですね。さらりと読めるので楽しみに待ちたいと思います。
2016年04月10日
いやいや熱いですわ!!女子の本気の部活いいわ!!大抵女の子の部活ってのは恋バナが絡んできて面倒になるのですがこの子らは多少らしきものはあっても真っ向勝負で薙刀に全力向けてて潔いし、気持ちいい!!他のことに割く時間はねえ!って薙刀に打ちこんでますからね。これまでの感想はこちら。 あさひなぐ(18)著者:こざき亜衣価格:596円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るこの舞台に立つ者は、全員が主役となるーー インターハイ東京都予選会、白熱!一枚岩になったかに見えた二ツ坂の部員たちは、それぞれ個人戦へ。関東大会予選での國陵・寧々への惜敗のリベンジに燃える旭。母親への想いから、幼なじみの藤ヶ丘高校・桂香を意識する薙。一選手として、最後の夏に挑む元部長・えり。見守る一年生、ライバル高の部員たち、先生、父兄...積み重ねてきた日々と、暖めてきた想い。それぞれがドラマを抱え、その四角いコートに入る時、全員が主役となるーー感涙必死の18集!!今回はまた熱いです。薙は聖泉戦で二本勝ちしたら藤ヶ丘戦で桂香と当たるようにオーダーを組んで欲しいと言い出しますが、旭たち先輩はそれとオーダーとは別のことだと相手にせず。福留は薙の話を聞いて自信の表れなのか、それとも別の理由からなのかと決めあぐね・・・これまでオーダーを決めるのに迷うことなんてなかったようで「あり得ない」と自分でもびっくりしてます。個人戦でも桂香と当たることになる薙が団体戦でも桂香と対戦することを熱望するのは「二回勝てばまぐれだと言われない」から。確実に自分の方が上だと示したいようで。個人戦は二ツ坂は順当に勝ち進み、寿慶の観戦にも力が入りますwwそれぞれが成長してる姿をみて大満足。っていうか力入ってますwwえりの試合も上手かったと褒めてくれました。「見違えた」と言われえりの眼に涙が・・・えりも頑張ってましたもんね。個人戦だけの出場になったけど悔いの残らないよう競技人生を終えられるようにって。そしてついに薙と桂香の試合・・・「桂香のよいところも悪いところも私が一番よく知っている」とこれまで通り桂香の弱点を突きますが、高校に入って既に桂香は薙の母の指導によって抜き技の弱さは完全に克服していて・・・逆に桂香は薙に対し、いつまで自分越しに母親をみているのかと・・・桂香は気づいてたんですね、薙のことを。桂香に一本取られ、薙は動転。早く取り返さなくてはと焦るも全然ダメで・・・時間切れ。福留は「愛知は力はあるがそれ以上にもろくて使えない」と判断。“感情”ではなくて“気持ち”で打てというのはこういうことだと旭に説明。なるほど・・・これは分かりやすい。そして薙はトイレに籠ってしまいました。驚くほど幼かったようで。さくらは判定負けしますが、これまでと違ってワクワクした気持ちで試合に臨むことができたえりは見事ベスト16入り!福留は藤ヶ丘戦にはえりを入れることに。旭はあと一つ勝てば一堂とまた闘えると張り切って試合に臨みますが勝ちにいったはずなのに一瞬でスネを取られ・・・その後も「こんなところで負けるわけにはいかない」と向かっていくも冷静さを欠いたのかそのまま試合終了。あっけなく負けてしまいました。試合後、対戦相手が旭に対し関東大会予選6位の人だから絶対負けたくないと思っていたと言うのを聞き、自分の敗因を理解。一堂ともう一度闘いたくてそのことばかりに気を取られ、一番大事な眼の前の試合をちゃんと見て無かった旭も薙の隣のトイレに籠ります。。って迷惑だよね、トイレに籠るの。しかも二つしかないのに二ツ坂が独占って・・・これはアカンわ(--;「自分はただの出来損ない」だという薙。母が望むほど強くも、薙刀を好きにもなれなかった。っと、ここで薙のお母さんが・・・!?あらら聞いてましたか。そこへ二ツ坂のメンバーも集合で・・・薙は母の期待に添えなかったことを謝り、これ以上続けても失望させるだけだから薙刀を辞めると言います。それを聞いた旭は慌てて個室から出てきて(自分のことどころじゃなくなったよね)「そんな大事なことをこんな時に決めたらダメだ」と。が、薙母の反応は「あなたはそのほうがいいかもしれないわね。」薙刀を強制したことは一度もないし嫌なら辞めた方がいいし薙の自由だと。あらら・・・母の気持ちはわからんでもないけど言葉が足りなさ過ぎる(><)これじゃ突き離してるだけだよ・・・ 娘のことを思ってならもうちょっと言葉を添えなくては・・・「だったらどうして“薙”なんて名前つけたの?」そだよね。。母の期待があるって考えちゃうよね。。無言の圧力というか・・・「私のことなんてほっといてください」と走り去る薙を二ツ坂メンバーが追いかけます。残された福留は・・・薙母の親心を聞かされることに。薙が薙刀を頑張るのは母を喜ばせるためだとわかってたんですよね。試合が終わるとすぐに母を探すようになっていたことにも気づいてて。自分のために薙刀と向き合って欲しいと願って、薙刀の話は母からは振らないようにしてたのにそうすればするほど薙が追ってきて・・・。薙の口から辞めたいと聞くまで何も言えなかったのは、好きなことを一生懸命やってくれたらそれで十分だったのに、心のどこかで続けて欲しいと思っていたからだと深くため息。。親の気持ちはそうだよね。もうちょっと突っ込んで話をしてたらよかっただけなのにね。「もういい加減、あの子を私から解放してあげなくては」という薙母に福留は・・・少なくともここにいる以上、愛知は先生の娘である前に一人の競技者で「愛知が向き合うべきなのはあなただけじゃない。“薙刀も”です。」おお~~~~!!!!!福留、かっこええこというじゃないか!!そして、しんみりと弁当を食べている二ツ坂メンバーの前にオーダー表を突きつけ、今から藤ヶ丘戦のオーダーを決めると宣言。午前中の試合を見た結果の戦略上のベストメンバーは、薙の代わりにえりでこれが勝つためのオーダーだと。自分は勝たせるためにここにいるから異論がなければこれでオーダーを組むといいますが、これまで福留がオーダーを決めるのに選手の同意を求めたことはなく・・・薙は下を向いたまま小さく「はい」と返事をするものの、このままでは愛知が消えてしまうことを誰もが分かっていて・・・旭が口を開きます。「中堅、愛知さんではどうでしょうか?」私のこと嫌いなくせに偽善者だという薙に「うるさいこのマザコン!」って旭がぴしゃり!!「生意気だし、和を乱すし、人のこと見下すし、ホントやだ!」っとはっきり言っちゃう旭(^^;さすがの福留にも汗がwww旭はお母さんとの間に何があろうが私たちは知ったこっちゃないし、嫌な奴だから嫌いになるのは簡単だと言いながらも「でも、あなたが真剣だってことは知っている」今の愛知さんの薙刀はお母さんより見てるから旭は気づいたんですね。ずっとずっと“今ここにいる私を見て”と薙が信号を送っていたことに。遠くの街から毎朝、毎朝自分たちの元にやって来ていた薙に「だから今度は、自分のために闘って欲しい」自分は強くないから全然勝てないという薙に将子は負けてもいいと。「一年の負けを取り返すのは先輩の役目だからな。」おおおおおおお!!!!将子もかっこえええええ!!男気溢れてます!!ここでえりが辞退を申し出ます。元々控えだし、本選に行くつもりなのだから今回がラストチャンスってわけじゃないからと。おおおおお!!!!みんなかっこええよぉおおお!!!ありがとうございます深々と頭を下げる薙。ああ・・・これで薙が本当に二ツ坂薙刀部の一員になりましたね!よかったよぉおおおお。。福留は桂香に薙を当てたのは選手たちが決めたことであって自分には責任はないと逃げてますけどwwww薙は“問題児”と呼ばれ先輩たちにも受け入れてもらい・・・距離が縮みましたv薙刀における努力は友達よりも家族よりも知っているってことで一気に二ツ坂の結束が固まりました!いやいやいやいや凄いよ!!これでますます藤ヶ丘戦が楽しみになってきましたよ!!
2016年04月01日
いや~~~~満足wwwこのラストを見たいがためにこれまで読んで来たと言っても過言ではないですからね。よかった、よかった!これまでの感想はこちら。 死がふたりを分かつまで(26)(完)著者:たかしげ宙価格:627円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る最強の敵に導かれ、強者共が集結する。ザシドへの挑戦権を巡り執り行われたのは、不殺バトルロイヤル! それぞれの思惑が蠢く中、闘鬼と剣鬼が再び激突する...。揺らぐ未来の先に、遥(はるか)は何を見る--!?ロマンティック・ハード・アクション堂々完結!!護の年齢ははっきり出てなかったと思うんですが、30歳前後ってことのようですが、私としては20代後半くらいかなって感じですかね。それに対し、遥は登場時13歳。途中、どれくらい年月経ってましたっけ?もう覚えてないwwww2年くらい経ってるのかと思ったんですが、ラストで迎えにきたのが7年後ってことだからやっぱり、13歳のままだったってことなのかしらん。初潮もまだでしたしね。ホントに子供だったんだと今更ながらビックリでしたわ。そうだとすると遥の精神的な成長は著しいですよね。13歳でザシドと渡り合えたとは・・・普通じゃないわ。だからこその面白さでもあったわけですが。一国をマネジメントするとか言っちゃうし、せめて2年くらい経っていると納得なんですけどねw ともあれ、遥をまるで子供としか見てなった護が遥とどうなるのかが楽しみだったんですよね。受け入れるのかどうか、未来予知の遥が未来の旦那さまだと言ってるのだからそうなるだろうって予想はしてても、実際大丈夫なのかと。護がデレる日がくるのだろうかとか、気になって気になってwwwwどうみてもロリどころか女に興味がなさそうな護ですからね。ホントに遥を嫁にするのかどうか、その1点において強く惹かれていたわけでありますww結論から言うと、遥に負けたってことでwww遥に惚れたんではなく、約束だから貰い受けるみたいな?でも、これだけ慕ってもらってるんだし、自分はいつ死んでもおかしくない人間だと覚悟していても未来予知できる遥が一緒にいたいっていうんですから案外長生きするのかもですし、いいお嫁さん貰ったんじゃないでしょうかね。根負けしたような形ではありますが、絶対護もまんざらじゃないハズ。7年間何を思って護が過ごしていたかを知りたいものです。ちゃんと覚えてたというか約束を果たしにきたというか、遥が7年の間に心変わりするとか、男を作るとかそういうことは一切考えてなくて当然のように「迎えにきた」ことに痺れますわ(///∇///) 命を懸けて護を守った遥ですから、それもそん所そこらの危険物からではなく世界最強の男から守ったわけですし、子供とはいえ侮れないというか、下手な大人の女なんか足元にもお及ばないくらいのいい女。遥にしても護がどっかの女に惚れるとかそういうことは全く心配してなかったとこがいいですよね。彼が「約束」だと言ったのだからそれは絶対だと信頼しきっていて。ため息がでるくらいの絆の深さを感じますわ♪まさか、結婚式を拝めるとは思ってなかったのでホント嬉しいです。それにみんなが遠巻きに祝福してるというか護衛してるところがまた微笑ましい!!それを「妻の人望」だとさらり。おい、いつの間に妻呼び!?“妻”ですよ!妻!!やりましたね、遥wwwホントがんばったよ!!よかった、遥!!欲を言えば、もう少し最終巻の内容を詳しく描いて、もうちょっとだけ長くして欲しかったですけどね。 あれだけ散々ザシドが怪物だということを描いてきたにもかかわらず最後なんか物分かりのいいおっちゃんになっちゃってましたもん・・・変わり身の早さを否めず。。彼の変化には遥の影響があったことはわからないでもないのですがとにかく息子たちを獅子のごとく蹴落としまくるわ、部下に対しても冷酷だったのに・・・。ザシドと護のラストバトルも、護が勝ってくれたのはよかったですが、あっさり勝負がついてしまったようでやや拍子抜け。護も酸欠状態ではあったようですけど。ザシドはとにかく有能な後継者が欲しかっただけだったってことでいいんでしょうかね。遥の卵子を欲しがっているのには困った奴だなと思ったんですが、遥と自分の間で強引に子供作っちゃうつもりなのかと思ったら、産むための女性は沢山用意されてましたしね。それほど非道でもなかったなと。もうちょっとザシドの賢い面とか国を思う面が描かれていたら意外な感じを持たなかったと思うのですよね。遥のザシドに対する理解もちょっと唐突な感じがしましたし。あれは狙いだったのかな~あと2巻くらいあったら嬉しかったなとは思うのですが、とにかく最後の締めが納得のいく形でしたので私としては大満足wwww死がふたりを分かつまでこの先もずっと一緒にいて欲しいと思います。ハードボイルド好きな方にはぜひぜひおススメです。面白かった!!
2016年03月31日
今話題の特オタの生態を描いた「トクサツガガガ」読んでみました。試し読みとかできます→ スピリッツ公式HP トクサツガガガ 1-5巻セット著者:丹羽庭価格:2,980円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る隠れ「特撮オタク」OLのガハハ爆笑デイズ 仲村さんは26才のOLさん。職場では女子力が高いと見られているけど、実は女死力滾る「特オタ(特撮オタク)」!オタバレが怖くて、一人ぼっちでコソコソしながら生きてるよ。人目につかないフィールドのカプセルトイを求めて街をさすらったり、一人カラオケで"特ソン(特撮ソング)"歌いまくったり...ヒーローの言葉を胸に、今日も進むよ「特オタ」道! 「特オタ」だけではなく他ジャンルオタにもかなり共感できる内容www美人で一見女子力高そうだけどプライベートは趣味中心のオタライフ。頭の中の構造というか価値観の構築の仕方に共感ですわww男漁りや他人への余計なお世話や無用な飲み会に付き合わされるほどオタにとって苦痛な時間はなくwww一般女子とは別の価値感で生きてるんですよね。プライベートは自分の趣味のために使いたい!買い物も好きなモノ見て回るのはいいけど善かれと思っての一般女子からのファッションやグルメなどへのお誘いは拷問に等しくwわかる、わかる。ま、大人ですからね、付き合いはほどほどに必要なんですが。そこから発見もあるって学んだ仲村さんは一般女子との和を保つことにも日々頑張っているのであります。一方で、これまで孤独だった仲村さんにオタ仲間が出来、それによって仲村さんのオタ生活がどんどん充実していくのも嬉しい限りvただ、仲村さんとお母さんの関係が苦し過ぎるのですわ。。私はここだけはちょっと読んでてしんどいかなと。娘に「女の子はこうあるべき」って価値観を押し付ける仲村母の態度が超苦手(><)「女の子はピンクが好きで当然」って決めつけにイライラ。女の子だってふりふりレースが好きな子もいれば嫌いな子もいるのにね。そういうのを一切認めないことで子供がどれだけ自己否定されて傷つくのかまるでわかってないようです。でも、こういう人多いんですよね。ものの感じ方なんて人それぞれなんだからいろいろあっていいと感性を肯定してもらうことでその人らしさとかオリジナリティって育っていくと思うのにガンガン芽を摘まれてしまうのですよね。自分の好きなものを認めてもらえないとか、感じ方がおかしいとか、いけないことだと否定されるのは本当に哀しいことだと思います。仲村さんには早くお母さんの呪縛から解放され自己肯定感を強く持てるようになって欲しいです。お母さんを否定するのではなくて多様性を認めるってことでお互いに生き易くなるって伝えられるといいなと。受け入れるかどうかはお母さん次第ですけどね。世の中、特撮好きな女の子なんていっぱいると思うのですよ。私もたくさん見て来ましたからね。弟いっぱいいるからwwwwむしろ女の子向けの番組を知らないってくらいww今でも昔の特撮ソング、ほぼ歌えますからね。戦隊ものはゴレンジャーから知ってるしwww大人になってからは息子がリアタイで見ていた頃しかお世話にはなってませんが、その当時は歴代のロボットがお下がりで回ってきて10体くらい(つまりは10年分くらい)家にありました。で、息子にいつ何を訊かれても応えられるように調べましたから戦隊ものにはかなり詳しかったですよ。おもちゃ事情もよくわかりますしw限定品に並んだことも1度や2度ではなくwww息子のためではあったけど「タイムレンジャー」は家族で嵌りましたしwそうそう「てれびくん」系の雑誌も買ってました。ロボットを紙で作ったり、お面とかの被りモノの付録の制作は私の係で多少のことでは壊れないほど頑丈に美しく作り上げてました!クウガとかアギトの時代ですわ。丈夫なおかげで新しい作品に代わっても娘がお下がり着用してましたw娘もお兄ちゃんと同じように広告で作った剣を振り回し、アンパンマンの鉄火のマキちゃんに憧れ背中に巻き簾を差し・・・でも、二人とも乱暴者にはなりませんでしたし手が出るような兄妹ケンカも一切しなかったです。なので“特撮ものをみると暴力的になる”というのは言い過ぎではないかなと思うのです。むしろ乱暴な子に育ったのであればストレスを過度に与えていないか自分の子育てについて考えた方がよいのではないかと。アニメやゲームもそうですが、作中仲村さんが辿りついたように破壊衝動は誰にでもあることであり、それをTVなどを見ることによって疑似体験したかのように発散することもあると思うのです。アニメや特撮などものすごい作品が生み出されているにもかかわらず、世界的に見ても日本の犯罪率は極めて低いのですから、誘発もあるでしょうけど抑制効果はそれ以上ではないでしょうか。だから、仲村さんにはこれからも胸を張って特撮オタライフを充実させていって欲しいと願うのであります。それにオタは結婚できないとかそんなことは絶対ありませんし、リア充にはなれないと悲観することはないのです。共通の趣味を持つ人を見つける必要は無く、ただ相手の価値観を認めることのできる人を探せばいいのです。多様性を理解できる人ってことですね。それはオタ関係なく人生を一緒に生きるパートナーを探す上で最重要事項ではないかと思うのですわ。そうは言ってもオタバレは深く傷つけられることもあり、自己防衛手段として秘匿するのも手だと思います。自分が好きだったら堂々としていればいいと私も思いますが、不毛な戦いは避けるに限りますからね。北代さんが仲村さんを毛嫌いする理由が「オタクだから」ではなくて「オタを隠そうとしない態度」だったことにはビックリでしたwでも、分かる気もしますww北代さん怖い人だわって思っていたのにお仲間だったのは嬉しい誤算。仲村さんの他人を思いやる気持ちのおかげで北代さんの心もほぐれて一気に距離が縮まったのはよかったです!全くジャンルは違うけれどオタ同士が歩み寄ってお互いの利のために協力し合う姿には感動wwwwノリの良さと熱さは共通なんだから、お互いを否定さえしなければオタは平和に暮らせることの実証ですよねww「期日までにきっちり仕上げとく。」名言ですvこの作品、オタの生態だけに留まらず、そこから仲村さんが人としても成長する過程が描かれてて楽しめるのです。今後も仲村さんの頑張りとオタライフを見守り続けたいと思います♪オタのあなたにおススメの作品ですww
2016年03月21日
店長・・・ハグしちゃいましたね(^^;気持ちはわかるけど、そこは我慢すべきだったかな。気持ちはわかるけどね。これじゃ女の子の方は止まれない。これまでの感想はこちら。 恋は雨上がりのように(4)著者:眉月じゅん価格:596円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る空前の【恋雨】ブーム降り止まず!第4集! 陸上部の親友・喜屋武との間に起きる摩擦。店長がかつて抱いた夢ーー思春期の少女と思秋期のおじさん立ち止まったままの2人。その想いの行方は・・・!?今、17歳の夏が過ぎゆくーー 女の子の心理描写が上手いですよね。店長を想うあきらが初々しくて艶めかしい。若いけど女。いい感じです。ま、真っ当なおじさんは勢いよく来られたらたじろぐわな。「友達のハグ」だと取り繕ったものの、17歳と45歳の友達ってのもw店長とバイトの線は越えたってことだろうけどw陸上部の親友・はるかとの間に出来てしまった溝を埋めようと祭に誘うあきらでしたが、祭で子供を連れてきてる店長にもばったり。店長に向ける表情であきらが好意を持ってることに気づいたはるかは仰天!!店長を「超おじさん」だと言い「恋愛の対象としてどうよ?」と・・・。うん、普通はそうなるよね。人の好みなんてそれぞれなんだけど大多数のJKにとって40のおっさんなんて本気の恋愛対象にならないやろからね。でも、あきらははるかには理解してもらえないと感じたようで、それに理解してもらわなくていいって態度で溝はさらに深くなり・・・今どきの子ってもうちょっと女友達には気を遣うような気がするけどこの二人は結構はっきり言い合ってますよね。それはお互い近い関係だと思ってるから言えることではないのかな。もう少しお互い話をすればいいだけのことのようにも思うのだけど。まだ、あきらの態度に対するはるかの反応は理解できるんですが、あきらは完全にコミュ不足ではないかと。。自分の気持ちを持て余し、店長とのこともどうしていけばいいのか悩んでることもわかるんだけど周りに気を遣わせるタイプだなと。もう子供じゃないというのなら相手の気持ちを汲み取ったり理解しようとすることも必要だよね。自分の気持ちばかりを主張してる間は子供。それが、若さの特権でもあるんだけどね。恋情に対しても友情に対しても。店長なんかはそれを経験して分かってるから一歩引いた位置にいようとするんだけど、あきらにしたらそれがもどかしいんだろうね。店長の友人が登場しましたがなんか意外な感じのキャラで。彼も作家さんなんですね~いかにも自由人って感じの人ですよね。ちょっと店長の若い頃を垣間見られて面白かったです。今ヨレヨレのおっさんだとしても、若い頃があったんだし当然、学生だった頃も。気まずくなって離れてしまった友人だったようですが久しぶりに会っていい時間を過ごせたようですね。大人になったというより冷静になる時間がたくさんあったってことかな。あきらもはるかとすぐには元通りになれなくても一緒に過ごした時間は変わらないし、いつか店長の言ってることが分かるようになるだろね。店長のことはいいとしてもはるかとのことは早めに解決するといいなと思います。さて、今回は店長がいきなりハグしてしまってどうなることやらと思いましたが、特に何も発展することはなく・・・平穏でしたw次巻も楽しみにしたいと思います。 恋は雨上がりのように 1-4巻セット著者:眉月じゅん価格:2,384円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る
2016年03月17日
相変わらず面白いです!!すぐに続きが読みたくなる!!いよいよ全中予選が始まり、これからが阿月の計画が徐々に明かされていくわけですね。選抜大会で歩木浜に負けたのもちゃんと意図があってのことですよね。これまでの感想はこちら。 神様のバレー(9)著者:西崎泰正価格:637円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るもちろん、試合自体も面白いのだけど、そこに至るトーナメント表作成への布石が面白い。やっぱりそういうことだったかと。競技を攻略するというよりも対処方法や大会の形式を攻略するやり方実に痛快というか、こういうの好きwww実際にはなかなかこんなに上手くはいかないでしょうし、スポーツをする人もしくは指導者はこんな姑息な手段を使うってのは敬遠しがちでしょうが、私はこれもまた試合の一部ではないかと思いますv自分たちにとって有利に試合運びが出来るよう状況を整えるのは賢くなければ出来ないことですからね。これも戦術ですよね~地区予選、第一試合はスタメンは新2年生中心でレギュラーはベンチ。普通は経験を積ませるつもりなのかとか思うけど阿月が来年のことまで考えてるとは思えなくて・・・絶対何か企んでると思ったら西浦のブロードを完成させておく、見せておくってことだったようで。試合で出来るかまではさすがに分からなかったとは思いますけどね。そして、今回も阿月はゲスかったwwwwwうん、うん、彼が純粋に真剣な“応援”なんてするわけがないwww彼の行動には絶対に裏があっていつも何かを企てているわけでwwww二子石戦では滝川はセッター。ずっと滝川との対戦を心待ちにしていた二子石・井川は滝川がセッターでは勝負が出来ずイライラ。そこで、井川は滝川にファーストタッチさせることでトスを封じ、セッター対角の西浦にトスさせるよう仕向けて来て。。これが二子石にとって思い通りの展開に(^^;阿月は西浦をスーパーエースにすべく計画してたのにブロードを覚えるという暴挙に出たため全うなスーパーエースとしての仕事を覚えさせることができず。かといってセッター対角ができるかといえば全く無理でwwwwなんだよぉ~~トスが上げられないどころかオーバーが上げられないってwww井川の作戦によって幸大学園はトスがまともに上がらず・・・。二子石は幸大の得意な“嫌がらせバレ―”をし返すことができて上機嫌。とはいえ、そんな程度では幸大は崩れず。「それぞれが得意なことを活かせ」と鷲野に指示されたことで、西浦ではなく福井がトスを上げることに。元々福井はセッターだったんですから、何の問題もないというか、全然困らないというか・・・。相手は滝川を狙ってスパイクを打ってくるから守備も楽。が、滝川が前衛に来ても一本目を滝川に取らせるという井川の作戦は続きこれで二戸石がチーム全体で井川と滝川との直接対決を引き出そうとしていることが判明。幸大は福井がトスをあげる変則シフトを続行すれば有利なのに、ここは敢えて二子石の要求を飲むことに。阿月は作戦を変更。福井をセッターに戻し、滝川に打たせることにします。二子石がリスクを全て承知した上で策を取って来たことに対し、その覚悟に応えないのは滝川の“男”が廃ると考えた福井によるものだってことですが・・・鷲野は突然の作戦変更に戸惑い。阿月がメリットを簡単に手放すということはそれよりもさらに大きな“企み”がある時だけだとわかっているのでこれは何かあるぞっと勘ぐってるわけですね。でも、阿月は「これが滝川と井川の最後の対決になるかもしれないのだ」とまるで熱い指導者のような言葉を吐いて。それでも信用できない鷲野。分かる、分かるwwwところが、阿月は鷲野の疑いの目を完全スルーでガンガン応援を始めて・・・椅子から立ち上がって大声をあげる熱い声援を送る姿についに鷲野も「これは嘘偽りではなく真剣に応援しているのだ」と感動。滝川と井川も気合の入った本気の勝負を繰り広げ・・・1セット目は幸大の勝利。二子石コーチ陣は2セット目も全力を出して最高のライバルにぶつかってこいとチームをコートに送りだします。こちらは本物の熱血コーチ陣だよ。。そして阿月も珍しく選手を褒めてみたり、2セット目も限定的に前のポジションに戻すから必ず2-0のストレートで勝って来いと熱い指示を。「それができずにフルセットになったときはセッターを滝川に戻し変則シフトで叩きのめすが、“そんな決着の付け方はお互いに嫌だろ?”」いつもは「嫌がらせと騙しで二度と対戦したくないと思わせろ!」と教えてきたけれど、この試合だけは例外で「もう一度戦いたいと相手に思わせる試合をしてこい」と。選手はみんな阿月の言葉に感動し、テンションMAXでコートへ。結果は27-25で幸大の勝ち。お互い力をぶつけ合ったいい試合を展開してたようですね。試合後、井川は「これで因縁も終わりにしようと思っていたけれど、もう一度お前たちと戦いたい。県大会決勝で続きをやろう」と声を掛けてきます。キラキラした表情で再試合を誓う清々しい高校生たち・・・が、これはすべて阿月の狙い通りwwwwいやいやいや 見事なまでの阿月の策略。阿月はこの2チームが県大会決勝でもう一度戦えるなんて全く思ってなくて、二子石は歩木浜に1-2で負けると断言。実は普通にあのシフトを続けて簡単に二子石に勝ってしまっていたら県大会では二子石はそれなりに善戦するものの歩木浜に0-2で負けるハズだったようで・・・これは今の歩木浜と二子石との実力から予想される当然の結果のようで。でも、さっきの試合で「もう一度滝川とやりたい、決勝に上がりたい」と思わせモチベーションを上げさせたことで二子石は歩木浜を1セット分疲弊させる駒になると阿月は考えたんですね。「二子石と薬丸がフルセットで弱らせた歩木浜を美味しくいただいて優勝する」と阿月は高笑い。いや~~~抜け目ないというか・・・状況を上手く使ってより盤石な未来図に上書きしてしまうつもりだったとはw鷲尾は散々阿月に騙されてきたから今度は絶対に騙されないぞと警戒してたのに、また騙されてしまったようでwやっぱり簡単に警戒を解いてはいけないってことでwそして後日、県大会のトーナメント表が発表され阿月の思惑通りの構図に。でも、阿月の怖いところはこれだけではなくて・・・阿月は県大会を前に選手らに宿題と称しある問題を解かせます。問題の意図を理解した福井は阿月の恐ろしさに驚愕。私なんてさっぱり意味がわからなかったわwww点Pがボールを指していることすらわからずwww進学校の彼らにとって問題を解くことは簡単だったようだけど、それによって阿川の怖さをより実感するとはね。問題の答えは相手チームが使うコンビをそのままコピーして、それを全ローテで使えるラインナップを自分たちで全試合考えろってことだったようで。得意技というのは過去に自分たちがやられ失点が多かったから憧れ、それが使えたら強力な武器になると考えて身につけたものである可能性が高いと福井。ということはそのチームが得意とするコンビ攻撃は逆にやられたら今でも苦手な可能性も高く・・・「得意技で葬る」ってだけでも残酷なのにそれが最大限“理に適ってる”ことで阿月の嫌がらせはホントに恐ろしいと感じる倉木でしたが、福井はさらにその上を提示。自分たちが相手がどんなコンビを使って来ても再現可能であるってことは新人戦の頃からずっと全てのクイック、それに絡めたコンビ練習をしてきたからであって、つまりは阿月はその当時から夏の大会でこうなるよう仕組んできたということ・・・福井の指摘により、周りも自分たちも阿月の描いた筋書き通りに動いているだけではないのかと阿月の怖さに更にビビる幸大のメンバー。いや~~~~確かにこれは凄い!!まさに神!!痛快ですわ。次の県大会で阿月の布石が回収されるのが楽しみです!!でも、阿月が見てるのはもっと先だから。県大会は少しでも楽して勝って本命の全国大会に繋げるつもりでしょう。阿月は神様なんだか死神なんだかわかりませんが、次巻も期待大です!
2016年02月23日
前前から面白いと思って読んでいるのですが、7巻出たのでざっくり感想を。 ピアノのムシ(7)著者:荒川三喜夫価格:637円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る巽(たつみ)ピアノ調律所に勤務する蛭田敦士は、腕だけは超一流のピアノ調律師。どんなピアノでも蛭田の手にかかれば、再び美しい音色を奏でる。しかしその性格は難アリで...。気高くも毒がある、調律師の世界へいざなうってことですが、ホント、この主人公の蛭田ってのは最低の性格してて(^^飲酒しながら調教するわ、客相手に暴言吐きまくるわで・・・まるで仕事をする気がないような傍若無人ぶり。それなのにピアノの調律に関しては天才。彼の手にかかれば狂い捲ったピアノも最高の音を取り戻すという。読んでいて、そこまで客に言うか???ってくらいボロクソなんだけどまぁ大抵相手はピアノを所有してるけどピアノに対する知識がないとか調律に関して興味を持ってなかったりする場合が多いかなと。そういう人には特に辛辣ですよね。中には普通のいいお客さんにも暴言吐くこともあるけど、それでもピアノを心から愛してる人や調律師を評価してる人にはちゃんとしてる気が。って心温まるような話は少な目ですけどねwww大抵は客を客と見ない態度にヒヤヒヤすることばかりwwとはいえ、ピアノのことなんて興味なくて、ましては調律なんてナ~~ンにも知らない私ですら話には惹きこまれてしまうのですよね。ピアノや調律に関する知識も増えて行くようなwいろんなところで試し読みが出来るので興味のある方は是非どうぞ。「ピアノのムシ」試し読みはこちら。そうそう、巽ピアノ調律所にはピアノ調律専門学校を卒業したばかりの若い研修生がいるんですが、これがアマギピアノエキスパートスクール時代、蛭田の同期生八島に気に入られて引き抜きされそうになるんですよね。彼女は凄~く好条件を提示されるんだけど、調律の腕だけは超一流の蛭田の元で勉強したくて八島の申し出を断ることに。エリートの中でもさらに優秀な評価を得た星野がどういう結論を出すのかと思ったんですが、蛭田の接客の酷さや性格の悪さで迷惑ばかり受けてきた彼女ですからね。それでも、蛭田の元で学ぶことを選んだってことは星野も相当腹を括って上を目指す覚悟をしたってことですね。とにかく蛭田がゲス過ぎてどん引きすること多々ですが、そのゲスっぷりが見事過ぎてそのうち癖になりますwwwピアノというと関わっている人は繊細で心が洗われるような作品が多いと思うのですが、その中で異色の作品だと思いますwが、調律に関しての専門的な内容は確かってことのようですので興味のある方はぜひ!おススメ作です♪ ピアノのムシ 1-7巻セット著者:荒川三喜夫価格:4,460円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る
2016年01月30日
すっかり感想が遅れました。ついに決着付きましたね。前巻の感想はこちら。 あさひなぐ(17)著者:こざき亜衣価格:596円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る一度きりの夏...インターハイ予選開幕!! 二ツ坂高校部内戦、最終試合。旭vs将子戦がいよいよ決着!!インターハイ予選団体戦出場の上位5名が確定し、一致団結したかに見えた二ツ坂だが...!?問題児の一年生・薙、ライバル高校・國陵。旭を見守る夏之。人知れぬドラマを抱える彼らは、今、何を思うのか。そしてその時、旭はーー!?真春たち三年生と挑む最後の夏...インターハイ予選が、遂に始まる!!いや~~~長い試合でしたね。部内戦の旭と将子の試合は25分以上もやってたようで。最後は陽の光が目に入りながらも旭が踏ん張って勝利。将子も結果は悔しいけれどそれが現状だと受け入れることができたようです。一位は真春、二位は同率で旭と愛知、四位は文乃と将子。この五人がIHの団体の代表選手に。無難なとこですよね。旭はあんな底辺からよくここまで力をつけてきましたね。旭の努力が実を結び始めてますvうん、頑張った人が強くなるのは単純に嬉しい!で、IHメンバー選出のついでに部長も交代。えりは残りの時間を選手として頑張りたいということで。次期部長はさくら。旭と将子は内定を知らなかったからビックリ。二人とも自分が選ばれるのではって思っていたことに私がびっくりwwwこの二人はどう見ても部長のタイプじゃないよ、選手だよね。上手い人が部長になるんじゃなくて部をまとめられる人、士気を高めることが出来る人が部長なんじゃないかなと。二ツ坂薙刀部ではIHを前にオリジナルの防具を作ったようです。へぇ~~~ですわ。そういうのってあるんですかね。ユニフォームみたいな感じて一体感は持てると思うんですが、そういうのって団体戦に影響あるのかな???薙刀って試合自体は個人で戦うわけですしね。チームプレイがあるわけじゃないし。。とか思ってみたり。みんなでチームとして一つになろうとしてる時に愛知は自分の防具を使いたいと主張。みんなと同じ防具をつけるのが嫌というわけではなくて、高校入学時に母に買ってもらった一生ものの防具で出たいのだとか。えりは「せっかくだからここにいる間くらい着けたら」と誘いますが、愛知は「みなさんにとってはここにいる間くらいなんでしょうけど私にとっては一生の問題なんです」旭は気づきます。えりが何気なく口にした「選手でいられるのはあと三カ月」っという言葉には「卒業したら薙刀をやるつもりはない」という意味があり、愛知が口にした言葉には「一生薙刀と関わっていくつもりだ」という意味があることを。薙刀に対する思いの違いを感じた旭は愛知に比べたら自分はまだお祭り気分なんだろうなと少し恥ずかしくなりますが。。う~~~ん、でも、一生薙刀を続けていくつもりならば尚の事、長い一生のうち高校時代くらい部活でみんなと一体感を持って試合に臨むってのもいいんじゃないのかなとか思ったり。そういう柔軟な思考ができるかどうかが人としての度量かな~とか。。ただ、仲良しごっこをするってことではなくてね。旭は愛知は凄いなと思うものの、彼女が「薙刀を好きだと思ったことは一度もない」と知って驚きます。旭にしてみたら好きだから続けてきた、続けられた薙刀なのに、愛知にとっては薙刀が苦痛ですらあるようで。愛知にとっては薙刀は母親に自分を認めてもらう手段なんですよね。母が褒めてくれるから、母が喜んでくれるから、母が自分を見てくれるからだから薙刀を頑張ってきただけで、決して好きで続けてきたわけじゃなくて。もし母が愛する薙刀を自分が辞めてしまったら自分は愛してもらえないんじゃないかって不安が絶えず愛知にはあるようで。でも、これにはもう母親は気づいてますよね。優れた指導者であるならば、どういう気持ちで稽古をしてるかなんて見抜けないわけがないですから。自分の娘が教え子の桂香ほど伸びないと思ったのも、上手くなりたいから稽古するのと褒めてもらえるから稽古するの違いを感じとってるからではないかと。とはいえ、娘が母に認めて欲しくて一生懸命に母が喜ぶことをするのは自然なことだと思うのですよね。だけど、本人が好きでやってるわけではないと気付いたのならどこかで別の道を進んでもいいのだということを母が示してあげればいいのにと。お母さんは薙刀が好きだけど、あなたは自分の好きなことをやればいいのよってね。國陵の方もなかなか大変なようです。一堂の誰にも頼らない姿勢が部の雰囲気を悪くし、部員の気持ちはバラバラ。寒河絵も最初は一堂が孤立しないように面倒みてきたのに全く歩み寄りがないだけでなく、反抗的な態度ばかりなのでいい加減嫌になり、一堂を孤立させることで自分に助けを求めてくると考えたようで。でも、一堂と同じメニューをこなすことで逆に彼女がいかに凄いかを理解。練習量も集中力も敵わないと気付き、誰にも寄りかからないことか一堂の強さならそれを認めることにしたようです。だから、さみしそうであろうとどうであろうと放っておくと。それが一堂が選んだことだから。が、的林は二人の状態を良いとは思ってないんですよね。もっと二人に歩み寄って欲しいと。悩んでもどうしようもないんだけどいろいろ彼女なりに出来ることを考えてます。部活ってのは難しいものです。ただね、私は仲好くなければならないとは思わないんですよ。特に薙刀は個人競技だし。とはいえ中高生の間しか経験できない人間関係や経験もあるってことで部内のコミュニケーションを図る努力はすべきじゃないかなと思うのですわ。人としてね。旭はもH予選を前にみんなから急に強くなったと言われて戸惑いが出てるようですが、なんと夏之くんの激励&スキンシップによって乗り越えましたwwおお~~夏之くん、旭を抱きしめたよ。やるじゃないかwww夏之はずっと旭を見てたから急に旭が変わったのではなく少しずつ少しずつちゃんと変わっていったんだと言ってくれて。。みんながやっと気付いただけだと。それは夏之だけじゃなくて姉の間春も気づいてると思いますけどね。いや~~夏之くん、これはもう告ったってことでいいんじゃないでしょうかね。これからこの二人の仲は進展していくんでしょうかwww夏之くんは旭の支えになってくれそうだし、いい感じになるんじゃないかとは思うのですけど。さぁいよいよIH予選。寿慶さんも見に来てはります!揃いの防具をつけてビシッと整列する姿に二ツ坂の成長を感じたようで。試合も早速、二ツ坂が圧倒。旭の様子にも寿慶さん満足そうです。やっと旭が認めてもらえたかな。これは嬉しいですよね!でも、愛知だけがみんなとは違う防具であることやその佇まいから寿慶さん何か感じ取ったような??順当にいけば決勝は國陵と二ツ坂だろうと予想する例の審判やってる先生に「順当過ぎるのも少し退屈じゃないかい?」と言ってますからね。これは愛知が先輩たちのようにはいかないだろうと予想してるような?次巻、IH個人戦は波乱があるようです。団体戦もどうなるのか気になります。来月発売なので楽しみにしたいと思います。
2016年01月14日
是枝くん、スーツ着てますやん。いや~~いいですね。是枝のスキルもガンガンUPしてますが、チームで事件解決に向かっていくのが熱いですわ。今回は坂井さんの活躍はあまりなかったですけど、是枝を大海原に放つってのが気になるところ。是枝いい顔するようになってきてますからねv前巻の感想はこちら。 王様達のヴァイキング(9)著者:さだやす価格:596円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る坂井がインサイダー疑惑をかけられた時に助けてくれた、信頼する先輩にして敏腕弁護士・桐生の事務所がクラッキングを受けた!犯人は「顧客情報を流出させるぞ!」と脅しをかけてきた上に、ある顧客に対して卑劣な脅迫を…この危機を救うべく、新たな“武器”を手に是枝が立ち上がる!!弁護士事務所が受けた攻撃は酷いものですね(><)こんなことされたら顧客はたまったもんじゃないわ。これ、対策大事ですよね。弁護士事務所は特にプライベートな情報がたくさんあるから。今回、被害者がやられっぱなしにならなくてホントよかったです。是枝頑張ったよ!!偉いよ!!「犯行現場」の漢字がちゃんと書けてないけど、そんなことより、彼にしか出来ないことがいっぱいあって、そっちが出来ることの方が凄いことだよね。サイバー犯罪対策課とか警察とも連携が密に取れるようになってるしどんどん新手の犯罪に対しては速やかな対応が必要ですよね。神埼さんや丹羽さんのような警察官が現実にもたくさんいるといいな。実際はもっと凄いのかもですけど。今回はCODE RADARだけでは処理しきれなくて、新たな武器を造ることに。スーツにネクタイではどうも調子が出ない是枝が邪魔になるものは全部捨ててやるって靴も脱いで集中。コマ割りとか見せ方好きだなぁ~~そして事務所全体のセキュリティーをはぎ取って自分を標的にして撃たれたところから“弾道解析”つまり被害を受けたPCから攻撃者のIPアドレスを逆探知するようです。是枝の造ったのは反撃型自動追跡ソフト“スナイパー”ノーガード戦法で挑む是枝の表情とか「かかってこい」って息を潜めて待つところとかメッチャ頼もしいいですよね!!!いや~~~いいわ!!是枝がこんな顔をするようになるとはゾクゾクですってば。外部からの侵入者あり。餌に喰いつきましたねvスナイパーが発動。これまで是枝は自分が誰かを助けるなんてことは生まれてから一度も考えたことがなくて・・・常に自分は役に立たない不良品だと思っていて・・・でも、もう今の是枝は自分以外のために強くなりたいと願うように・・・。是枝の才能は特殊過ぎるけど、ホント素晴らしい。「いっけええええ!!!」情報流出までのリミットは30分。それまでに脅迫実行犯のIPアドレスを特定し、犯人全員の身柄を確保しなければならず・・・どんどんとIPアドレスが集約されていき、ついに最後の一つに到達!!すっげぇ!!!!!!ここの魅せ方も鳥肌だわ!!!辿りついたのを確認すると是枝は失神。ホント命削ってますよね(^^;集中力がケタ外れ。犯人のIPアドレスが特定され、そこから先は警察の仕事。一気にアジトに踏み込み犯人たちを逮捕。神埼さんも頑張ったわ~~~~かっこええじゃないっすか、こっちも本気度増してますv惚れてしまうわwwwwwそして丹羽さんも渋すぎる!総長の運転手殴り倒して運転手になりすましてるって。そのまま連行だもんな。で、是枝は自分がまた暴走してしまったことを詫びるのですけど今回は弁護士たちも是枝のやり方を支持してくれて。ルールを超える、変えるべき時があると是枝が命懸けでもたらした結果で法的に窮地に立つことがあれば全力で護ると桐生さん。是枝の働きがなかったらやられ放題だったんですもんね。ほんと被害者が泣き寝入りにならなくてよかったわ。。坂井は今回の件で、現場にいれば是枝がより一層力を発揮できることがわかり、彼をもっと成長させるためにステージを上げることに。是枝を大海原に放って成長を加速させようってことのようです。坂井は経済産業大臣の蘇芳と接触。いや~~この人もグイグイいくよなぁ。。蘇芳大臣ってのもなかなか腹黒そうな人ですな。2人が会った翌日、初の国産無人戦闘機の爆撃訓練が実施されますがなんとドローンがクラッキングされる事態に!実弾を装備してるものだから都内に爆弾を落とされればトンデモナイ事態に。でもこれ、蘇芳大臣が裏で糸を引いてたりするんでないかい??自衛隊と開発した企業のシステムエンジニアにも対応を当たらせるけれど蘇芳大臣は警視庁の衣笠管理官にも対応指示を。そこで是枝が呼ばれることに。蘇芳は対策チームの技術査定者として坂井を指名したようで、二人一緒にお仕事。戦闘機乗っ取りはサイバーテロであることが判明し政府は大わらわ。蘇芳の提案で防衛省から試験機の事故であると記者会見を行い、パニックを避けることに。その間に暴走機を食い止めることになりますが・・・。企業チームは対策が遅れ、自衛隊も墜落したドローンの回収へ。是枝は到着早々にドローン奪還に着手。スーツ作っておいてよかったですよね。坂井さんはメガネ装着。こちらも早速、対策チームを査定してるようです。やっぱ、坂井さんのメガネいいわ。。衣笠の表情もなかなか意味深ですし、これは次巻も楽しみですわ。
2016年01月05日
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