【クール&ザ・ギャングについて】
グループは1969年にロバート・”クール”・ベルを中心として結成された。グループ名の由来は見て判るとおり、「クールと仲間達」と言った意味である。 当初はファンク色の強いナンバーやインスト曲などを発表していたが、'70年代の半ばからのディスコブームの渡来はグループのサウンドにも影響を与える。ヴォーカリストとしてジェームス・"JT"・テイラー(AORアーティストとは他人)を迎えてからは徐々に方向性も固まってくる。 JTの魅力あるヴォーカルがグループの看板となり、ディスコサウンドやAORの影響を受けながらグループは表舞台に立つことになる。 1980年代の後半になってJTは一度はグループを脱退しソロ転向を図るが、その後復帰し現在に至っている。 【この曲について】
最近この曲がどこかのアーティストにサンプリングされているのを聞いた記憶があるが、誰が歌っているのか知りません。 冒頭から♪Celebrate good time come on♪のコーラスに乗ってJTが歌いだす。Partyだ笑顔で皆祝おうよ!とこう言った雰囲気が終始漂うこの曲が私は大好きです。JTのセクシーでいてメリハリのあるヴォーカルは、バラードを歌ってもこうしたノリノリのリズム感のある曲を歌っても見事にこなしている。バックの演奏もコーラスもJTのヴォーカルをしっかりとサポートしているのも見逃せない。 今では米国ではお祝い事をするときにこの曲がかかるそうだ。チョッと古いが1981年1月イランのテヘランの米国大使館で人質になった大使館員が解放されて帰国した際に、この曲でお祝いしたのだ。折りしもこの曲がヒットチャートを駆け上っている頃だ。 この曲でヒットチャートのトップに立ったグループは、この後ヒットを連発する。同タイプの「Fresh」もヒットしたが、ディスコブームと同時にAORブームだった時代を反映して「Joanna」「Cherish」と言ったバラードもヒットさせ懐の深いところも見せた。 ディスコブームの最中に発売されたこの曲は大ヒットを記録し、1981年2月に全米1位を2週連続で獲得し年間チャートでも6位だった。