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2006.06.30
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カテゴリ: アメリカ映画
原題:Casanova(アメリカ) 公式HP
上映時間:112分
鑑賞日:6月29日 テアトルタイムズスクエア(新宿)
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ヒース・レジャー(ジャコモ・カサノバ)、シエナ・ミラー(フランチェスカ・ブルーニ)、ジェレミー・アイアンズ(プッチ司教)、オリヴァー・プラット(パブリッチオ)、ナタリー・ドーマー(ヴィクトリア・ドナート)、レナ・オリン(アンドレア)、チャーリー・コックス(ジョヴァンニ)

【この映画について】
「人類史上最高の恋愛の達人」とまで言われたカサノバについては、過去にもアラン・ドロンで映画化されていたようだ。
今回は主人公カサノバに「ブロークバック・マウンテン」での演技が印象的な豪州出身のヒース・レジャー。そのカサノバを血眼になって探し裁判にかけようと躍起のプッチ司教にはジェレミー・アイアンズ、カサノバの愛情を受け付けようとしない勝気な美人フランチェスカには新人シエナ・ミラーが美しさのなかにも芯の通った主張を繰り返す役を見事に演じている。
ヴェネチアが舞台のこの作品では、同様にヴェネチアが舞台の「ヴェニスの商人」でもそうだったがヴェネチア・ロケを敢行した。その美しい映像とともに舞台になった18世紀のヴェネチアの様子を見事に再現した謝肉祭、衣装の美しさにも注目して観てもらいたい。
【ストーリー(ネタバレなし)】
舞台は1753年ヴェネチア、カサノバの存在をしらない市民は今では一人もいなかった。彼は恋愛の達人として、多くの女性を虜にし今日も男子禁制の修道院に潜り込み修道女と情事に耽っていた。だが教会側の役人達はそんなカサノバの存在が大きくなることでヴェネチアは堕落していき、ひいてはヴァチカンに睨まれるのを恐れていたので居場所を突き止め次第逮捕することになる。
修道院での情事中、踏み込まれて危機一髪のカサノバは着の身着のままで教会の屋根をつたって逃げ込んだ先は、女性の自由を巡って討論中だった大学の講堂だった。
巷の人気作家であり女性への自由な発想で人気を博しているベルナルド・グアルディの言葉を引用しながら熱い論戦が繰り広げられていた。その発言の主は男装を解くとフランチェスカ・ブルーニと名乗る一人の美しい女性が表れた。呆気に取られるパネリストをよそに、カサノバの姿を発見した役人に遂に彼は捕らえられる。
裁判では数々の容疑で死刑を宣告されるが、総督のとりなしで謝肉祭中に結婚出来れば無罪放免とすると告げられる。早速執事と二人でヴェネチアの街に出かけ候補者を物色するが、理想と思える女性は見つからず焦る二人。少年時代に生き別れとなった母との再会を信じてヴェネチアに留まりたいカサノバは、ヴェネチア一の美少女で処女の誉れ高い名家の一人娘ヴィクトリアの噂を聞き父親に結婚を申し込むが芳しい返事はもらえない。ヴィクトリアには向かいの家の少年ジョヴァンにも彼女に恋心を寄せていた。
カサノバの行為を目撃したジョヴァンニは決闘を申し込むが、剣の達人でもあるカサノバには叶わない。そこで助っ人として覆面をした人物が途中で摩り替わったが、その人物こそジョヴァンニの姉フランチェスカだったが彼女は男子も顔負けの剣の達人でもあったのだ。
この時カサノバは自らをカサノバと名乗らなかったが、この時、フランチェスカは自らの恋愛哲学を披露する。そのフランチェスカには親が決めたまだ見ぬ婚約者であるジェノヴァのラード商人で資産家のパブリッチオとの婚約が整っていた。

さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.覆面作家グアルディの正体とは一体誰?
2.カサノバ逮捕に執念を燃やすプッチ司教だが、その執念は実るのか?
3.強烈な恋愛論をかざすフランチェスカに、まだ見ぬ婚約者パブリッチオとの対面は?
4.カサノバが気まぐれで結婚を申し込んだヴィクトリアと、そのヴィクトリアに執心なジョヴァンニの恋の行方は?
5.カサノバは失踪した母が再び帰ってくると信じてヴェネチアに残っているが、果して母は戻って来る?

等を中心に、美しいヴェネチアの映像とともに是非映画館の大画面でご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
世紀の色男カサノバを演じたのが「ブロークバック・マウンテン」で同性愛を扱ったヒース・レジャーだったが、ここでは彼なりの解釈でカサノバを演じた。カサノバをプレイボーイとしての一面と知的な面と女たらしの面を、程よくミックスした人物像で描き最後は爽やかなイメージで締めくくった。
カサノバを誰が演じるかは難しい配役だっただろうが、例えばジュード・ロウが演じたらまた違った人物像のイメージが出来ていたかも。監督はヒース・レジャーを適役と考え配役したそうだ。
女優ではヴィクトリアを演じたナタリー・ドーマーの美しさが目立った。
この映画は「ヴェニスの商人」でもふんだんに見られた「全編ヴェネチア・ロケ」による映像と、18世紀の舞踏会を当時に忠実に衣装とともに再現した点だろう。
昨今CGに頼り、私の好きなロケ映像を楽しむ作品が減っているがここではヴェネチアの映像を堪能できたのは高く評価したい。
【自己採点】(10点満点)
8.5点。 中間部あたりで中だるみも感じたが、舞踏会以降にカサノバがプッチから追われる辺りから再びテンポが良くなった。映像の美しさも点数を上げる要因になった。

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Last updated  2006.07.08 10:28:13
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