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10-44.ソルト■原題:Salt■製作年・国:2010年、アメリカ■上映時間:100分■鑑賞日:8月7日、シネパレス(渋谷)スタッフ・キャスト(役名)□監督:フィリップ・ノイス□脚本:カート・ウィマー□音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード◆アンジェリーナ・ジョリー(イヴリン・ソルト)◆リーヴ・シュレイバー(テッド・ウィンター)◆キウェテル・イジョフォー(ウィリアム・ピーボディ)◆ダニエル・オルブリフスキー(オレグ・ワシリエヴィチ・オルロフ)◆アンドレ・ブラウアー(国防長官)【この映画について】アンジェリーナ・ジョリー主演の、本格スパイアクション。数年前、アンジェリーナが製作準備中だった『007 カジノ・ロワイヤル』の話を聞き、「私がボンドをやりたいわ!」と漏らしたことから、本作の主演話が浮上。当初の脚本では男性だった主人公を、急きょ女性に書き換えたという。それだけに、これまでのヒロインものに比べ、アクションもストーリーも格段にハードボイルド!タフでミステリアスなアンジーの魅力が、ソルト役に最大限に反映されている。また冷戦時代のソ連で、優秀な子どもたちを集めて徹底したスパイ教育を施し、訓練に耐えた者だけをアメリカに潜伏させ、一斉に戦争をしかける「Xデー」を何十年も待ち続けさせるという実在の“KAプログラム”を下敷きにするなど、内容もかなりリアル。男性の憧れをファンタジックに描いてきたスパイ映画とは一線を画す、骨太で硬質な作品となっている。(この項、gooより転載しました)【ストーリー&感想】北朝鮮で、過酷な拷問を受けながら「自分はスパイじゃない、石油会社に勤務している」と訴え続けるイヴリン・ソルト。やがて捕虜交換で解放された。アメリカCIA本部。優秀な分析官イヴリン・ソルトは、突然現われたロシアからの亡命者・オルロフを尋問する。特殊スパイ養成機関の元教官だという彼は、アメリカに長年潜伏してきたロシアのスパイが、訪米中のロシア大統領を暗殺すると予告する。そして、そのスパイの名は「イヴリン・ソルト」だと告げる。一転して二重スパイ容疑をかけられたソルトは、身の潔白を訴えるが聞いてもらえず、最愛の夫の身を案じてCIA本部から逃走。だが自宅に夫の姿はなく、何者かに連れ去られた形跡が残っていた…。ここからイヴリンは一転して追われる身に。CIAはイヴリンを必死になって追いかけるも、必死の追跡劇を交わし姿をくらます。そしてNYではアメリカ副大統領の葬儀にロシア大統領が出席することから会場となる教会は厳戒態勢が敷かれている。そんなこんなで彼女の追跡劇の合間に、彼女の知られざる過去が暴かれ、何とCIAのロシア課が実はロシアスパイの巣窟だったことが分かったり、大統領の身が危機に曝されたりと、ストーリーはドンドン意外な方向へと進み話が大きくなる。ストーリーそのものは実話に基づいているそうで、冷戦時代にこのような壮大な計画が実際にあったそうで、平和ボケしている日本人には信じられない計画があったんですね。ロシア時代の仲間を巡って、最後は同士討ちみたいになって展開はますますテンポが早まって行く。何度も、「これで終わりかな?」って思いながらも、ラストシーンを見ていると「パート2」に繋がりそうで、アンジェリーナ・ジョリーのアクション女優としての可能性を大きく感じさせられた。いずれこれがシリーズ化され、女性版ジェイソン・ボーン見たいになるのだろうか?
2010.08.13
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10-41.インセプション■原題:Inception■製作年・国:2010年、アメリカ■上映時間:148分■字幕:アンゼたかし■鑑賞日:7月25日、新宿ミラノ(歌舞伎町)■予告編□監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン□製作:エマ・トーマス□製作総指揮:クリス・ブリンガム、トーマス・タル□撮影監督:ウォーリー・フィスター□衣装デザイン:ジェフリー・カーランド□美術:ガイ・ヘンドリックス・ディアス□編集:リー・スミス□音楽:ハンス・ジマーキャスト(役名)◆レオナルド・ディカプリオ(コブ)◆ジョセフ・ゴードン=レヴィット(アーサー)◆エレン・ペイジ(アリアドネ)◆トム・ハーディー(イームス)◆渡辺謙(サイトー)◆ディリープ・ラオ(ユスフ)◆キリアン・マーフィー(ロバート・フィッシャー)◆トム・ベレンジャー(ブラウニング)◆マリオン・コティヤール(モル)◆ピート・ポスルスウェイト(モーリス・フィッシャー)◆マイケル・ケイン(マイルズ)◆ルーカス・ハース(ナッシュ)【この映画について】『ダークナイト』を世界的大ヒットに導き、一躍注目を集めた俊英 クリストファー・ノーラン監督の最新作。人の潜在意識からアイデアを盗む、スゴ腕の産業スパイ・コブ役にレオナルド・ディカプリオ。コブに危険な依頼をする、クールでクレバーな大物実業家・サイトー役に渡辺 謙という、日米スターの共演も話題だ。見どころは、“夢”という何が起きても不思議じゃない世界で繰り広げられる、刺激的な現象の数々。これまで見たことのない、独創的でスタイリッシュなSFX映像から、この若き監督の手腕を見せつけられるはずだ。そして監督が10年も前から構想していたという、豊かなイマジネイションで彩られた独特の世界観も強烈だ。他人の意識の深層にどんどん潜っていくという、なんとも生温かくて、ぐにゃりとした手触りの映像体験が待っている。(gooより転載しました)【ストーリー&感想】予告編を観たときは、どういうストーリーなのか掴めなかったが、実際に観ても掴みどころがないのが特徴?のような映画だった。相手の潜在意識に潜入し、そこで何を考えているかを盗むのが仕事というのが展開なのだが、ストーリーとしては奇抜で他の映画には無いこのアイデアは良いと思う。だが、相手の夢に潜入し、更に、そこからもう一歩踏み込んで夢の中の夢に深く入り込み過ぎたことで、踏み込んだ側のレオや謙さんの側に不測の事態が生じる。これを映像で観る側に伝えるのだが、演じている方も観る側も「展開しているのはどこの部分?」か理解が難しくなる。最初の夢?夢の中での夢、ウ~ン、何だかこちらまでもが現在地が分からず、ストーリー展開より何が起こっているのか、頭の中がグチャグチャに。レオの演技は何だか思いつめている感じで、謙さんは肝心な場面で足を引き摺って戦力外になりかけたりして、その他にも多国籍スター俳優陣が要所を占めているのだが、俳優の演技より夢の中を追いかける方に「夢中」になってしまいました。
2010.07.27
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10-30.運命のボタン■原題:The Box■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:115分■鑑賞日:5月9日、新宿武蔵野館(新宿)■料金:1,800円スタッフ・キャスト(役名)□監督・製作・脚本:リチャード・ケリー□美術:サム・バウアー□撮影監督:スティーヴン・ポスター◆キャメロン・ディアス(ノーマ・ルイス)◆ジェームズ・マーズデン(アーサー・ルイス)◆フランク・ランジェラ(アーリントン・スチュワード)◆ジェームズ・レブホーン(ノーム・カーヒル)◆ホームズ・オズボーン(ディック・バーンズ)◆サム・オズ・ストーン(ウォルター・ルイス)【この映画について】自宅に届けられたたった1つのボタンから始まる驚愕のサスペンス。押すと100万ドルという大金を手にするが誰かが死んでしまうというボタンを渡され、究極の選択を迫られた夫妻がたどる運命を描いていく。原作は「アイ・アム・レジェンド」などで知られるリチャード・マシスンの短編で、かつてドラマ「新トワイライト・ゾーン」で映像化されている。そんな作品の長編化に挑んだのは『トニー・ダーゴ』の鬼才リチャード・ケリー。今回も難解かつミステリアスな展開で観客を驚かせる。ノーマを演じたキャメロン・ディアスはラブコメ作品とは異なる演技で新たな魅力を披露。謎の男スチュワードを演じたフランク・ランジェラも存在感を見せている。(この項、gooより転載しました)【ストーリー&感想】1976年12月16日、朝5時45分。ヴァージニア州郊外に暮らすルイス夫妻宅で玄関のベルが鳴る。妻のノーマが出ていくと、そこに人の姿はなく、真四角な箱だけが置かれていた。ノーマが朝食の支度を整えていると、その横で夫のアーサーが箱を開けてしまう。中に入っていたのは、赤いボタンの付いた奇妙な木製の装置だった。午後5時。再びルイス家の玄関のベルが鳴る。ドアを開けると、そこに立っていたのは長身の男性。アーリントン・スチュワードと名乗るその男は、驚くべき提案を持ちかける。“ボタンを押せば2つのことが起きます。その1、どこかであなたの知らない誰かが死にます。その2、あなたは現金100万ドルを手にします。しかし、それには条件が3つ。その1、私の雇い主のことについて一切情報を提供しない。その2、ご主人以外の誰にもこのことを話してはいけない。その3、期限は24時間。明日5時に再度伺い、ボタン装置を回収する。装置はリセットされ、このチャンスを別の人間に提供する。”…大金を手にするチャンスとはいえ、人の命を引き換えにしなければならない。2人は迷うが、生活が苦しいこともあり、目の前に100万ドルを見せられて、結局ボタンを押してしまう。だが、それは創造をはるかに超える事態の始まりに過ぎなかった。果たして、2人の運命は……?この作品、予告編を観た際にドキドキしました。更に、ラヴコメの女王ことキャメロン・ディアスが、こうしたシリアスな作品に出演するので、そうした点でも注目。経済的に、そして家庭内でも子供に関する悩みを抱えていて、そんな家庭状況を見透かしたかのように、人間の気持ちを誘惑するのが例の赤いボタンのついた装置。人間の金銭欲への執着を試すかのようだが、この箱を届ける人物の背景を夫であるアーサーが身内を通じて調査する。そして、分かったことはどうやらNASAの研究員であるとのこと。だけど、そこからは宇宙人が絡んで地球の人間についての実験であることが判明。更に、アーサーとノーマ夫妻は息子の障害を巡って究極の選択を迫られ、一体どういう選択をするのかドキドキ。でもノーマが結局アーサーに射殺されてしまい、そのアーサーも警察に妻殺しの現行犯で包囲され捕まり、例のボックスは再びどこかに届けられる運命になるというオチでした。キャメロン・ディアスがラヴコメ以外のジャンルに臨んだ作品でしたが、宇宙人が出てくるあたりは突拍子もなく感じてしまう。この部分は宇宙人ではなく、違った設定でもよかったと思う。この夫妻にボックスを届けたフランク・ランジェラは往年のドラキュラ俳優で、そのイメージが強いが、今回の作品では感情を押し殺しボックスを届ける役を不気味さを伴って見事に演じていた。
2010.06.24
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10-28.プレシャス■原題:Precious■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:109分■鑑賞日:5月1日、シネマライズ(渋谷)■料金:1,000円スタッフ・キャスト(役名)□監督・製作:リー・ダニエルズ□脚本:ジェフリー・フレッチャー□撮影監督:アンドリュー・ダン□編集:ジョー・クロッツ◆ガボレイ・シビデ(プレシャス)◆モニーク(メアリー)◆ポーラ・パットン(ミズ・レイン)◆マライア・キャリー(ミセス・ワイス)◆シェリー・シェパード(コーンロウズ)◆レニー・クラヴィッツ(ナース・ジョン)【この映画について】ハル・ベリーに黒人女性初のアカデミー主演女優賞をもたらした映画『チョコレート』でプロデューサーを務めたリー・ダニエルズが、初監督した本作。家族からの虐待に苦しむ黒人少女が、文字を知ることにより自我を確立し、自身の可能性を大きく広げて行く物語だ。彼女を襲うのは、目を覆いたくなるようなむごい現実の数々。しかし、彼女は自分をしっかりと持ち、周囲の人々に支えられながら生き抜こうとする。自身も虐待を受けていたという監督がプレシャスに託した希望が、強いメッセージと共に伝わって来る作品だ。プレシャスを虐待する母親を演じたモニークが、物語終盤に見せる凄まじい独白にも注目して欲しい。サンダンス映画祭グランプリをはじめ、各国の映画賞を総なめにした感動作。主演は、映画初出演のガボレイ・シディベ。「サイレンサー」のモニークが、本作でゴールデン・グローブ賞、米アカデミー賞の助演女優女優賞を獲得。(この項、goo載しました)【ストーリー&感想】1987年のアメリカ、ニューヨークのハーレム。アフリカ系アメリカ人の16歳の少女クレアリース・プレシャス・ジョーンズは、“愛しい、貴い”という意味のミドルネームとは似ても似つかない、過酷な現実を生きていた。彼女は今、自分の父親の子供を妊娠している。彼女は12歳のときにも妊娠し、出産していた。しかし子供を引き取ることはできなかった。父親は行方をくらまし、母親メアリーはプレシャスを、精神的にも肉体的にも虐待している。太っていて文字も読めないプレシャスは、きれいになってもてはやされる自分を夢想していた。ある日、プレシャスの妊娠が学校に知られてしまい、彼女はフリースクールに送られる。プレシャスは代替学校“イーチ・ワン・ティーチ・ワン”に通い始めるが、当初は反発する。しかし、自分と同じように悲惨な境遇にある仲間たちや、女性教師レインと出会い、人を愛するということを見出していく。レイン先生は辛抱強くプレシャスを理解しようとし、彼女に作文を教える。少しずつ読み書きができるようになったプレシャスは人生に生きる意味を見つけ、次第に強く、美しく生まれ変わっていく。しかし過酷な運命が、プレシャスを待ち構えていた。この作品ではプレシャスの母を演じたモニークがアカデミー賞を受賞したのですが、主役はタイトル通り「プレシャス」なんですね。文盲で16歳とは思えない100キロ超の巨体と2人の子供の母であるプレシャス、彼女の不幸な生い立ちと、母親から精神的にも肉体的にも、これでもかとダメを押したように虐待を受け、父親からは性的虐待を受けその父親の子を二人も生んだ。学校からもドロップアウトし、落ちこぼれの生徒が通う代替学校に渋々通うが、ここで出会った女性教師レインとの出会いが彼女の人生を変えるきっかけになる。文字を覚え徐々に教養も身に付けたプレシャス、自立に向けて頑張ろうと決意していたら、今度は自身がHIVウィルス感染者で陽性だったことが判明。どこまでも不幸を背負いこんだ彼女、それでも福祉課のミセス・ワイスの励ましもあり、最後は生活保護を受けている母の下を去り、二人の子供を育てる決意を固める。アメリカの16歳の黒人女性を演じたガボレイ・シビデは新人だが、新人とは思えないほどその体格同様どっしりとした演技が光った。アカデミー助演女優賞を受賞したモニークは、理不尽とも思えるほど娘を虐待する役で、その虐待ぶりの見事さ?には脱帽だ。母とは正反対のキャラであるミズ・レインを演じたポーラ・ハットン、ノーメイクで社会福祉課のミセス・ワイス役のマライア・キャリーはこの役を見事に理解していたし、レ二ー・クラヴィッツまでもが脇役で出演するなど、音楽界のスーパースターが二人出ているのにも注目したい。
2010.06.17
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10-27.第9地区■原題:District9■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:111分■鑑賞日:5月1日、渋谷東急(渋谷)■料金:1,000円■字幕:松浦美奈スタッフ・キャスト(役名)□監督・脚本:ニール・ブロムカンプ□脚本:テリー・タッチェル□製作:ピーター・ジャクソン、キャロリン・カニンガム◆シャルト・コプリー(ヴィカス)◆デヴィッド・ジェームズ(クーパス大佐)◆ジェイソン・コープ(クリストファー・ジョンソン)◆ヴァネッサ・ヘイウッド(タニア)【この映画について】『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが製作を担当し、アメリカでスマッシュヒットを記録したSFムービー。突然地球に難民として降り立った正体不明の“彼ら”と共に暮らすことになる人間の困惑と、マイノリティーとして生きる“彼ら”とのドラマをしっかりと見せる。本作で監督と脚本を担当し、デビューを飾ったのは新人のニール・ブロンカンプ。俳優たちも無名ながらも迫真の演技を披露する。そのオリジナリティーあふれる物語と、摩訶(まか)不思議な“彼ら”の造形に目を奪われる。(この項、cinematodayより転載しました)【ストーリー&感想】1982年、正体不明の巨大宇宙船が突如、南アフリカ共和国に飛来した。しかし、そのUFOは首都ヨハネスブルグ上空に浮かんだまま、まるで動こうとしない。痺れを切らした南アフリカ政府はヘリコプターで偵察隊を派遣。船内で彼らを待ち受けていたのは、不衛生で弱り果てたエイリアンの群れだった。処遇が決まるまで、エイリアンはヨハネスブルグにある第9地区の仮設住宅に住まわされることになる。何の進展もないまま月日が流れ、エイリアンの管理事業は民間企業マルチ・ナショナル・ユナイテッド社(MNU)に委託されることになったが第9地区はスラムと化していく。市民とエイリアンの対立が激化したことを受けて、MNUは第9地区から郊外にある第10地区へ彼らの強制移住を決定。立ち退き作業を始めるにあたり、MNUはヴィカス・ヴァン・ダー・マーウィを現場責任者に指名する。しかし、第9地区内の小屋を調査している際に、ヴィカスは謎のウィルスに感染。報告を受けたMNU上層部はヴィカス捕捉の指示を出す。何の説明もなく執拗に追跡してくるMNUの行動にヴィカスは逃げ出すしかなかった。第9地区に逃げ込むと、そこにクリストファー・ジョンソンと名乗るエイリアンが現れる。そして、ヴィカスはボロボロの小屋の地下で見たこともない科学技術を集結させた設備を目撃する……。この映画、あのピータ-・ジャクソンが製作として名を連ねていることから注目を浴びた。仮にジャクソンでなければ、単なる無名俳優が出演しているSF映画で、一部のコアなファン以外からは注目されなかったであろう。それでも、ストーリーの部隊が南アである点に注目。確かに、エイリアンを隔離するのは、あのアパルトヘイトを想起させられるし、エイリアンが差別を受ける点も意味深だ。最初はエイリアンの強制移住作戦に従事するヴィカスが活躍する話かと思いきや、そのヴィカスがエイリアンから謎の液体を吹きかけらてから様子が一変。謎のウィルスに感染したとのことで、彼の身柄を捕捉しようと一転して追われる立場に変わり、今度は逆にエイリアンに匿われるヴィカス。ウィルスの影響が身体に現れ始めたヴィカスは意気消沈するが、今度は、エイリアン達の母星への帰還計画を知りエイリアンのクリストファーとヴィカスの間に絆が生まれる展開に。突っ込みどころは多いのだが、やはり舞台が南アなので、人種隔離政策があった頃の様子がエイリアンに置き換えられているような感じが終始した。でも、エイリアンとの不倫関係をでっち上げられたヴィカスと、それを疑う妻と義父。あのシーンって必要?まあ、最後はあの終わり方では、続編へと繋がりそうな気もするがどうだろうか?ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.06.15
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映画『ウルフマン』を観て
2010.06.10
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映画『シャッター・アイランド』を観て
2010.06.01
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映画『ナイン』を観て後日、更新します
2010.05.31
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10-23.マイレージ、マイライフ■原題:Up In The Air■製作年・国:2010年、アメリカ■上映時間:109分■鑑賞日:4月18日、新宿武蔵野館(新宿)□監督・脚本・製作:ジェイソン・ライトマン□脚本:シェルダン・ターナー□原作:ウォルター・カーン□製作:アイヴァン・ライトマン、ダニエル・ダビッキ、ジェフリー・クリフォード□製作総指揮:トム・ポロック、ジョー・メジャック、テッド・グリフィン、マイケル・ビューグ□撮影監督:エリック・スティールバーグ□衣装デザイン:ダニー・グリッカー□美術:スティーヴ・サクラド□編集:デーナ・E・グローバーマン□音楽:ロルフ・ケントキャスト(役名)◆ジョージ・クルーニー(ライアン・ビンガム)◆ヴェラ・ファーミガ(アレックス・ゴーラン)◆アナ・ケンドリック(ナタリー・キーナー)◆ジェイソン・ベイトマン(クレイグ・グレゴリー)◆メラニー・リンスキー(ジュリー・ビンガム)◆J.K.シモンズ(ボブ)◆サム・エリオット(メイナード・フィンチ機長)◆ダニー・マクブライド(ジム・ミラー)【この映画について】ネット全盛と言われる現代に、人との心の繋がりについて問題提起する人間ドラマ。人間関係のしがらみを避け、効率だけを優先してきた「リストラ宣告人」ライアンは、自分より更に効率を優先させるネット世代の新入社員、ナタリーの教育係を任されたことで、これまでの自分を振り返り、本当に大切なことは何なのか気付いていく。インターネットは人の繋がりを稀薄にすると批判されるが、それはどの時代にも問題にされてきたことなのではないだろうか。監督は、『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞脚本賞を受賞したジェイソン・ライトマン。出演は、『フィクサー』のジョージ・クルーニー、「トワイライト」シリーズのアナ・ケンドリック。(この項、gooより転載しました)【ストーリー&感想】年間322日も出張し、リストラ宣告を行っているライアン。「バックパックに入らない物は背負わない」がモットーだ。面倒な人間関係を嫌い、出張先で出会った女性とその場限りの情事を楽しむ毎日だ。貯まったマイレージは1000万目前。しかし、その目標を阻む者が現れた。上司のクレイグから紹介された新人ナタリーが、ネット上で解雇通告を行うという合理化案を提出したのだ!ライアンはクレイグから彼女の教育係を命じられ、自らの出張に同行させるよう半ば強制的にさせられる。挫折を知らず優秀な成績で大学を卒業したナタリーとライアンでは価値観が合わず、彼女が提案した合理化案が認められればライアンの立場も危うくなることから、出張中もどこかよそよそしい。一方で独身生活を謳歌するライアンには、同じように出張が多く全米を飛び回るアレックスと意気投合し男女の関係になる。こうしてライアンと二人の女性ナタリーとアレックスの関係を中心にストーリーは展開する。そこにライアンの姉と妹との関係や、ナタリーと恋人の関係がサイドストーリーとして盛り込まれる。ライアンに取っては快適だった出張も徐々に形勢が変わりつつあり、自身の立場まで危うくなり始める。1000万マイルを達成するのが人生の目標になりかけていたが、ふと気が付くと友人と呼べる存在が身の回りに居ないことに気が付き、更には、アレックスとの関係を深めようと画策するが、アレックスの知られざる私生活が明らかになり衝撃を受け落ち込んでいく。ストーリーの展開としてはこんな感じで、ジョージ・クルーニーのライアン役は彼の役者イメージとも合致していてはまり役だ。そのクルーニーと大人の関係を築くヴェラ・ファーミガも良かった。今では日本でもすっかり定着したマイレージ・カード。最近では提携カードで買い物を続けてマイルを溜める「陸マイラー」までいるほどハマっている人は少なくない。忙しい出張族とマイレージ・カードを結びつけた発想は面白かったです。因みにこの作品はアカデミー賞主要5部門で6ノミネートされた。「作品賞」・「監督賞」・「主演男優賞」(G・クルーニー)・「助演女優賞」(V・ファーミガ)・「助演女優賞」(A・ケンドリック)・「脚色賞」である。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.05.25
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映画『シェルター』を観て後日、更新します
2010.05.17
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映画『ハート・ロッカー』を観て後日、更新します
2010.05.11
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10-16.しあわせの隠れ場所■原題:The Blind Side■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:128分■字幕:山門珠美■鑑賞日:3月19日、渋谷東急(渋谷)■予告編□監督・脚本:ジョン・リー・ハンコック□製作:ギル・ネッター、アンドリュー・A・コソボ、ブロデリック・ジョンソン□製作総指揮:モリー・スミス、ティモシー・M・ボーン、アーウィン・ストフ□原作:マイケル・ルイス□撮影監督:アラー・キビロ□衣装デザイン:ダニエル・オーランディ□美術:マイケル・コレンブリス□編集:マーク・リボルシー□音楽:カーター・バーウェルキャスト(役名)◆メリル・ストリープ(ジェーン)◆サンドラ・ブロック(リー・アン・テューイ)◆ティム・マッグロー(ショーン・テューイ)◆クイントン・アーロン(マイケル・オアー)◆キャシー・ベイツ(ミス・スー)◆リリー・コリンズ(コリンズ・テューイ)◆ジェイ・ヘッド(S・J・テューイ)◆レイ・マッキノン(コーチ・コットン)【この映画について】ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.04.05
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10-15.恋するベーカリー■原題:It's Complicated■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:120分■字幕:石田泰子■鑑賞日:3月7日、吉祥寺スカラ座(吉祥寺)■予告編□監督・脚本・製作:ナンシー・マイヤーズ□製作:スコット・ルーディン□製作総指揮:イロナ・ハーツバーグ、スザンヌ・ファーウェル□撮影監督:ジョン・トール□衣装デザイン:ジョン・ハットマン□編集:ジョー・ハッシング、デヴィッド・モリッツ□音楽:ハンス・ジマー、ヘイター・ペレイラキャスト(役名)◆メリル・ストリープ(ジェーン)◆スティーヴ・マーティン(アダム)◆アレック・ボールドウィン(ジェイク)◆ジョン・クラシンスキー(ハーレイ)◆レイク・ベル(アグネス)◆メアリー・ケイ・プレイス(ジョアンヌ)◆ケイトリン・フィッツジェラルド(ローレン)◆ゾーイ・カザン(ギャビー)◆ハンター・パリッシュ(ルーク)【この映画について】ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.04.01
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10-14.バッド・ルーテナント■原題:Bad Lieutenant:Port Of Call New Orleans■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:122分■字幕:川又勝利■鑑賞日:3月7日、バウスシアター(吉祥寺)■予告編□監督:ヴェルナー・ヘルツォーク□脚本:ウィリアム・フィンケルスタイン□製作:エドワード・R・プレスマン、スティーブン・ベラフォンテ、アラン・ポルスキー、ゲーブ・ポルスキー□製作総指揮:エリオット・ローゼンブラット、アヴィ・ラーナー、ダニー・ディムボート、トレヴァー・ショート、ボアズ・デヴィッドソン□撮影:ペーター・ツァイトリンガー□衣装デザイン:ジル・ニューウェル□音楽:マーク・アイシャムキャスト(役名)◆ニコラス・ケイジ(テレンス・マクドノー)◆エヴァ・メンデス(フランキー・ドネンフィールド)◆ヴァル・キルマー(スティーヴィー・プルイト)◆アルヴィン・ジョイナー(ビッグ・フェイト)◆ショーン・ハトシー(アーマンド・ブノワ)◆フェアルーザ・バーク(ハイジ)◆ジェニファー・クーリッジ(ジェヌビエーフ)【この映画について】ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.03.29
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10-13.ニューヨーク、アイラブユー■原題:New York,I Love You■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:103分■字幕:関美冬■鑑賞日:3月6日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)■予告編□監督:チアン・ウェン、ミーラー・ナーイル、岩井俊二、イヴァン・アタル、ブレット・ラトナー、アレン・ヒューズ、シェカール・カプール、ナタリー・ポートマン、ファティ・アキン、ジョシュア・マーストン、ランディ・バルスマイヤー□製作:エマニュエル・ベンビイ、マリーナ・グラシックキャスト(役名)◆ヘイデン・クリステンセン(ベン)◆アンディ・ガルシア(ギャリー)◆ナタリー・ポートマン(リフカ)◆オーランド・ブルーム(デイヴィッド)◆マギー・Q(娼婦)◆イーサン・ホーク(作家)◆ジェームズ・カーン(リッコリ)◆ブラッドリー・クーパー(ガス)◆シャイア・ラブーフ(ジェイコブ)◆ジョン・ハート(ホテルマン)◆ジャシンダ・バレット(マギー)◆ウグル・ユーセル(画家)◆ロビン・ライト・ペン(アンナ)◆クリス・クーパー(アレックス)◆クロリス・リーチマン(ミツィー)◆エミリー・オハナ(ゾーイ)【この映画について】ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.03.24
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10-10.50歳の恋愛白書■原題:The Private Lives Of Pippa Lee■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:98分■字幕:松岡葉子■鑑賞日:2月13日、武蔵野館(新宿)■予告編□監督・脚本:レベッカ・ミラー□製作:デデ・ガードナー、レモア・シヴァン□製作総指揮:ブラッド・ピット、ジル・フートリック、ジェレミー・クライナー、ウォーレン・T・ゴズ、スチュワート・マクマイケル、ジャン=リュック・ド・ファンティ、ジェフ・サガンスキー□撮影監督:デクラン・クイン□編集:サビーヌ・ホフマン□美術:マイケル・ショウ□衣装デザイン:ジェニファー・ウォン・メイラウザー□音楽:マイケル・ロハサンキャスト(役名)◆ロビン・ライト・ペン(ピッパ・リー)◆アラン・アーキン(ハーブ・リー)◆マリア・ベロ(スーキー・サーキシアン)◆モニカ・ベルッチ(ジジ・リー)◆ブレイク・ライヴリー(若き日のピッパ・リー)◆ジュリアン・ムーア(カット)◆キアヌ・リーヴス(クリス・ナドー)◆ウィノナ・ライダー(サンドラ・ダラス)◆ライアン・マクドナルド(ベン・リー)◆ゾーイ・カザン(グレース・リー)◆マイク・バインダー(サム・シャピロ)◆シャーリー・ナイト(ドット・ナドー)【この映画について】ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.03.04
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10-9.パラノーマル・アクティビティ■原題:Paranormal Activity■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:86分■字幕:川又勝利■鑑賞日:2月13日、シネマスクエアとうきゅう(歌舞伎町)■予告編□監督・脚本・製作・編集:オーレン・ペリ□製作:ジェイソン・ブラム□製作総指揮:スティーヴン・シュナイダーキャスト(役名)◆ケイティ・フェザーストーン(ケイティ)◆ミカ・スロート(ミカ)【この映画について】ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.02.27
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10-7.インビクタス 負けざる者たち■原題:Invictus■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:134分■字幕:松浦美奈■鑑賞日:2月6日、シネパレス(渋谷)■予告編□監督・製作:クリント・イーストウッド□脚本:アンソニー・ベッカム□原作:ジョン・カーリン□製作:ロリ・マックレアリー、ロバート・ロレンツ、メイス・ニューフェルド□製作総指揮:モーガン・フリーマン、ティム・ムーア、ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム□撮影監督:トム・スターン□編集:ジョエル・コックス、ゲイリー・D・ローチ□美術:ジェイムズ・J・ムラカミ□衣装デザイン:デボラ・ホッパー□音楽:カイル・イーストウッド、マイケル・スティーヴンスキャスト(役名)◆モーガン・フリーマン(ネルソン・マンデラ)◆マット・デイモン(フランソワ・ピナール)【この映画について】1994年、南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラ(ノーベル平和賞受賞)だが、新生国家の船出には多くの問題があった。ある日、ラグビー南ア代表の試合を観戦したマンデラの頭の中で何かが閃いた。南アではラグビーは白人が愛好するスポーツで、黒人にとってはアパルトヘイトの象徴。しかし、1年後に南アで開催されるラグビーのワールドカップで南アのチームが勝てば、それが人種間の和解につながるかもしれない…と。しかし、マンデラが描いていたように事は進まなかった。そこで彼は一計を案じ、白人スターのフランソワ・ピナールを呼び出し面会し協力を要請した。戸惑いながらもマンデラの要請を受けたフランソワだが、最初はチームメイトの協力さえも得られなかった。紆余曲折を経て、白人ばかりの代表チームを応援しない黒人観客達も徐々に代表チームに親しむを感じるまでに変化する。代表チームが黒人居住区で子供たちにプレイを教える等の努力が実を結んできた結果だった。そして遂に、代表チームは地元開催のW杯大会で、人種に関係なく大声援を受けて快進撃を続けるのだった。それにしても1994年といえばそんなに前では無いのに、南アのラグビー代表チームにこのようなドラマが隠されていたとは全く知らなかった。マンデラを演じたモーガン・フリーマンの貫録十分の演技と、そのフリーマンと対等に演じていたマット・デイモンもお見事。脚本の良さもあるのだが、アクション・スターとのイメージを持ち合わせるマット・デイモンだが、この作品で彼の演技の幅は広がったのは間違いない。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.02.13
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10-6.フローズン・リバー■原題:Frozen River■製作年・国:2008年、アメリカ■上映時間:97分■字幕:石田泰子■鑑賞日:1月30日、シネマライズ(渋谷)スタッフ・キャスト(役名)□監督・脚本:コートニー・ハント□撮影監督:リード・モラノ□美術:インバル・ウェインバーグ◆メリッサ・レオ(レイ)◆ミスティ・アップハム(ライラ)◆チャーリー・マクダーモット(T.J.)◆マーク・ブーン・ジュニア(ジャック・ブルーノ)◆マイケル・オキーフ(フィナーティ警官)◆ジェイ・クレイツ(ガイ・ヴェルサイユ)◆バーニー・リトルウルフ(ジョン・カヌー)◆ディラン・カルソナ(ジミー)◆マイケル・スカイ(ビリー・スリー・リヴァース)【この映画について】セント・ローレンス川をはさみ、米・ニューヨーク州とカナダにまたがるモホーク族の居留地が舞台。多額の報酬と引き換えに、不法入国者を手助けする白人女性とモホーク族女性の運命を描く。長編初監督ながら、サンダンス映画祭でグランプリに輝き、アカデミー賞オリジナル脚本賞、主演女優賞にノミネートされた話題作。実話を基にしたこの物語は、現代アメリカが直面する社会問題を背景に、家族のために大胆な行動に出る二人の母親の姿を、力強く描き出している。本作でオスカーにノミネートされたメリッサ・レオの名演技は、観る者に深い感動をもたらす。サンダンス映画祭で審査委員長を務めたタランティーノ監督が激賞したというのも頷ける力作だ。(この項、gooより転載しました)【ストーリー&感想】カナダとの国境に面するニューヨーク州最北部の町。ここにはモホーク族の居留地がある。2人の息子を育てながら、1ドルショップで働く白人女性レイ・エディは、新居を買うための金をギャンブル依存症の夫に持ち逃げされる。夫を探しに行ったレイはビンゴ会場の駐車場で、モホーク族の女が夫の車を運転しているのを見つける。女はライラ・リトルウルフと名乗り、車は拾ったと主張する。彼女は事故で夫を失い、義母に奪われた子供を取り戻したいと願っていた。まとまった金を手に入れるため、凍った川を車で渡り、アジアの不法移民をカナダからアメリカに密入国させる仕事をしていた。そのため車が必要な彼女は、儲けの山分けを条件にレイをパートナーに引き入れる。成功に味をしめた2人は、クリスマス・イブの夜、再びペアを組む。今回の移民がパキスタンから来た夫婦だと知ったレイは、預かった鞄の中身を爆弾だと思い、道端に捨てる。しかし引き渡し場所に着いた2人は、バッグの中身が夫婦の赤ん坊だと知らされる。慌てて引き返し鞄を取り戻すが、赤ん坊は息をしていなかった。しかし、引き渡し場所へ着くまでに、車内の暖房とライラの体のぬくもりで赤ん坊は息を吹き返す。赤ん坊の神秘的な生命力に触れたライラは、自分勝手な生き方を反省し、まともな職に就こうとする。一方、子供たちのために新居を諦められないレイはライラを説得し、最後の国境越えをする。しかしその夜、報酬金を巡る発砲騒ぎに巻き込まれ、カナダ、アメリカ両方の警察から追われてしまう。氷が融けかかった川で立ち往生した2人は、車を脱出して居留地内に逃げ込む。居留地内は治外法権のため、警官は外で待つしかない。モホーク族の部族議会は会議を開き、1人を警察に引き渡し、事態を丸く収めるという結論に達する。レイとライラはどちらが警察に行くか、究極の選択を迫られる。当初は反目し合っていた二人だったが、どちらも事情は異なるものの夫を失い、子供を抱えているシングル・マザーであることが距離を縮めた。結局、ライラの提案でレイは逃走してライラが出頭することなったのだが、レイは途中で引き返し、ライラを今度は逆に説得して出頭することになった。その背景にはライラはネイティヴ・アメリカンであり、レイは白人であるという点も見逃せない。ライラは密航の手助けをしているときに、白人のレイの車で移動すれば怪しまれないと再三言う。だが、今回はレイが逆に自分は白人だから刑も数カ月で短くて済むから、という理由で出頭することを決意しライラを納得させて終わる。シングル・マザー同士の友情、人種を超えた友情がいつの間にか芽生え、ハッピーエンド?の形で終わった。この映画は無名のコートニー・ハント初の長編映画で、出演俳優陣も全てが他では脇役クラスでしかないのだが、それでもこれだけインパクトの強い作品を生みだしたことでアカデミー賞候補にも挙がるなど評価は高いようだ。モホーク族の居留地がアメリカとカナダに跨っていることと、居留地では自治権も認められているので、国境を跨いだ密航ビジネスが成り立っているのだろう。友情と共に、そうした社会事情も巧みに取り入れた脚本も見事の一言に尽きる。
2010.02.08
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10-4.サロゲート■原題:Surrogates■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:96分■字幕:戸田奈津子■鑑賞日:1月23日、渋東シネタワー(渋谷)■ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.01.30
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10-3.(500)日のサマー■原題:(500)Days Of Summer■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:96分■字幕:古田由紀子■鑑賞日:1月23日、シネクイント(渋谷)スタッフ・キャスト(役名)□監督:マーク・ウェブ□脚本:スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー◆ジョセフ・ゴードン=レヴィット(トム・ハンセン)◆ズーイー・デシャネル(サマー・フィン)◆ジェフリー・エアンド(マッケンジー)◆クロエ・グレース・モレッツ(レイチェル・ハンセン)◆マシュー・グレイ・ガブラー(ポール)◆クラーク・グレッグ(ヴァンス)◆レイチェル・ボストン(アリソン)◆ミンカ・ケリー(面接の女性)【この映画について】脚本、監督、主演、すべてに男の目線が貫かれる画期的なこのラブストーリーは、ミュージック・クリップやCM、短編作品で高い評価を集めるマーク・ウェブの長編映画デビュー作。恋することの高揚感に加え、誰もが知る失恋の惨めさを見事に描いて映像作家としての実力を発揮する。エキセントリックに見えて実は極めて真っ当な感覚を持つ現実的なサマー役のズーイー・デシャネルと、愛の幻想に振り回される愚かだけれど愛おしい主人公トムを演じるジョセフ・ゴードン=レヴィットも適役。イケアで新婚夫婦ごっこに興じ、『卒業』を観て暗雲垂れ込める展開や、傷つき学び成長してゆくトムにエールを送るようなエンディングも心憎い。(この項、gooより転載しました)【ストーリー&感想】建築家を志しながらもグリーティングカード会社でライターの職に甘んじているトムは、運命の恋を夢見るロマンチスト。いつか素敵な恋人に出会えるはずと信じていた。そんなトムの前に新入社員サマーが表れる。彼女を一目見た瞬間に恋に落ちたトム。サマーもトムに好意を抱き、2人はデートを重ねるが、彼らの間には大きな壁が立ちはだかっていた。トムと違って、サマーは真実の愛なんてものを、これっぽちも信じていなかったのだ。28日目、カラオケパーティの席で、トムとマッケンジーの二人はサマーに「彼氏はいるの?」と質問しノーの答えと「恋人なんか欲しくない」の返事が返ってくる。帰り際に「友達になって」とサマーは言ってきた。それからトムとサマーは社内で二人になった隙にキスをした。それからの二人はデートを重ね楽しい日々を過ごし、トムはサマーにお気に入りの公園のベンチで、自分の夢は建築家になって自分の理想の街を築くことだと語った。しかし、関係を発展させたいトムと「誰かの所有物になるなんて考えられない」と考えるサマーとの溝はトムの熱意だけでは埋まらなかった。しばらくして、トムはサマーが会社を辞めたことを知る。悪友のポールやマッケンジーの勧めに従い、新しい恋人をつくろうとするトム。だが、トムは誰とデートをしてもサマーが忘れられない。その後、トムは会社を辞め、夢だった建築家の道へ進むべく就職活動を始める。お気に入りのベンチに座って、未来の自分を想うトム。と、そこにサマーが現れた。長かった“500日の夏”がようやく終わろうとしていた……。この映画のラストは、トムのお気に入りのベンチで街をぼんやりと眺めていると、そこに偶然にも生涯の伴侶を見つけたサマーと出くわして終わる。結局、トムに取ってサマーとの500日は何だったのか?を問いかけるように、そして、彼の将来にエールを送るように終わる。ストーリーの展開としては、可愛いサマーに一目惚れしたトムに対して、恋人未満友達以上の関係を維持したいサマー。トムは彼女の関心を引こうと努力するが、サマーに振り回されるだけで関係は一方的に終わりを告げる。トムを演じるジョセフ・ゴードン=レヴィットの、どことな頼りなさが感じられる演技と、他の女性とはどことなく違う不思議な雰囲気を醸し出し掴みどころのないけど、何故か男性を引きつける魅力を持ち合わせるズーイー・デシャネル。ズーイー・デシャネルは女優としての活動と並行して音楽活動もしているそうで、この映画では、そんな彼女の為に?カラオケパーティで唄うシーンもあり、ストーリーの中でも音楽が重要な役割を果たしている。トムが乗っていたエレベーターにサマーが同乗してきて、トムが聴いていた音楽がヘッドフォンから漏れて来て、サマーが「私も(トムが今聴いている)ザ・スミス」が好きなの!って語るシーン。ここから二人の関係が事実上始まるの。また、途中で、サマーとの付き合いが上手く行き始め有頂天になるトムが、街の中で急に踊り始めると、周りの無関係の人たちも一緒に踊り始め、まるでミュージカルのワン・シーン(予告編の29秒~30秒に一瞬挿入されます)が展開され、そこにアニメがワン・ポイントで挿入されたりと、単調になりがちな場面で要所要所に遊び心のあるシーンがあり、思わず観ている方も踊りだしたくなったし、トムの心を音と映像で表現出来ていた。でも、次の恋人と予感させる女性が「オータム」とはね...。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2010.01.27
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9-67.ジュリーとジュリア■原題:Julie & Julia■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:123分■鑑賞日:12月28日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)■予告編□監督・脚本・製作:ノーラ・エフロン□製作:ローレンス・マーク、エイミー・ロビンソン□撮影監督:スティーヴン・ゴールドブラット□編集:リチャード・マークス□美術:マーク・リッカー□衣装デザイン:アン・ロス□音楽:アレクサンドル・デスプラキャスト(役名)◆メリル・ストリープ(ジュリア・チャイルド)◆エイミー・アダムス(ジュリー・パウエル)◆スタンリー・トゥッチ(ポール・チャイルド)◆クリス・メッシーナ(エリック・パウエル)◆リンダ・エモンド(シモーヌ・ベック)【この映画について】『奥さまは魔女』のノーラ・エフロン監督による、すべての女性たちにオススメの応援歌。1961年に出版され、アメリカの食卓にフランス料理の大旋風を巻き起こした料理本の著者と、その本を手に幸せをつかもうとする現代女性の2つの物語を紡ぐ。魅力的な主人公を演じるのは、『マンマ・ミーア!』のメリル・ストリープと、『魔法にかけられて』のエイミー・アダムス。試行錯誤の末に女性として、そして人間として光り輝く彼女たちが勇気をくれる。(シネマトゥデイより転載しました)【ストーリー&感想】1949年、ジュリア・チャイルドは外交官の夫ポールの任地パリで、芸術的なフランス料理の洗礼を受ける。好奇心旺盛で食べることが大好きなジュリアは、大胆にも名門料理学校コルドン・ブルーのプロ養成クラスに飛び込むのだった。それから半世紀を経たニューヨークで、29歳のジュリー・パウエルは小説家になる夢を捨てて公共機関に勤める毎日。ジュリーが何かを変えなければと決意して取り組んだのは、ジュリア・チャイルドの料理本に載っている全524のレシピを365日で作り、自分のブログにアップしていくことだった。ジュリアが50年前に料理本を出版するきっかけになったストーリーと、50年後にそのジュリアの料理に憧れていたジュリーの物語がシンクロしていく展開。実在のジュリアを演じるメリル・ストリープは、実際のジュリアの仕草などを研究して役作りに臨んだそうだ。従って、彼女の演技はジュリアの物真似ともいえるが、そこは大女優!単なる物真似だけに終始せず、夫役のスタンリー・トゥッチとの息もぴったりだ。夫婦を演じるにしては実際の年齢を思うと無理が多少あるが、「マンマ・ミーア」とは違う彼女の魅力が出ている。一方のジュリーを演じたエイミー・アダムスは、如何にも今風のストーリー的な展開ながら、こちらもコミカルな演技がきらりと光った。【自己採点】(100点満点)73点。楽しく鑑賞出来ました。
2009.12.31
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9-65.パブリック・エネミーズ■原題:Public Enemies■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:141分■鑑賞日:12月19日、吉祥寺オデヲン座(吉祥寺)■予告編□監督・脚本・製作:マイケル・マン□脚本:ロナン・ベネット、アン・ビダーマン□原作:ブライン・バーロー□製作:ケヴィン・ミッシャー□製作総指揮:G・マック・ブラウン□撮影監督:ダンテ・スピノッティ□編集:ポール・ルベル、ジェフリー・フォード□美術:ネイサン・クロウリー□衣装デザイン:コリーン・アトウッド□音楽:エリオット・ゴルデンサールキャスト(役名)◆ジョニー・デップ(ジョン・デリンジャー)◆マリオン・コティヤール(ビリー・フレシェット)◆クリスチャン・ベイル(メルヴィン・パーヴィス)◆ビリー・クラダップ(J・エドガー・フーヴァー)◆ステイーヴン・ドーフ(ホーマー・ヴァン・ミーター)◆スティーヴン・ラング(チャールズ・ウィンステッド)◆アンナ・セージ(ブランカ・カティッチ)【この映画について】「庶民を傷つけず、奪うのは銀行の金」というデリンジャーは、おもな活動期間はわずか一年にもかかわらずアメリカでは“義賊”的な存在で、映画化も何度かされている。その決定版と言える本作の監督は、クールでスタイリッシュな映像表現では随一のマイケル・マン。『ヒート』ではデニーロとアル・パチーノ、『コラテラル』ではトム・クルーズとジェイミー・フォックスと、がっぷり組んだ男の闘いを見せるのが得意な監督だ。本作でジョニー・デップに対するのは、FBI捜査官役のクリスチャン・ベイルだ。また、「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」で2007年度のアカデミー賞主演女優賞を受賞したフランス出身のマリオン・コティヤール演じるデリンジャーの恋人ビリーとの恋愛模様の比重もかなり大きく、デリンジャーの人間的な側面を見せている。(この項、gooより転載しました)【ストーリー&感想】大不況時代の1933年、銀行強盗のデリンジャーは、不況にあえぐ庶民たちのヒーロー的な存在だった。彼は「一般客からは一銭も奪わない」という独特の倫理観を持っている。ある日、シカゴのバーで、デリンジャーは一人の美しい女性に目をとめる。その女性ビリーはメノミニー・インディアンの母親とフランス人の父親との間に生まれた混血児で、デリンジャーは食事に誘い、銀行強盗であることを打ち明ける。その頃、FBIは敏腕捜査官パーヴィスをシカゴに送り込み、デリンジャーを「パブリックエネミー(社会の敵)」として逮捕をもくろむ。愛し合うデリンジャーとビリーだったが、ビリーの目の前でデリンジャーは逮捕。しかし彼は脱獄し、再び犯罪を繰り返す。デリンジャーは脱獄後、捕まる危険を冒してまでシカゴに戻っていたビリーに電話するが、FBIに盗聴されていることを知っているビリーは「来ないで」と懇願するが、デリンジャーは「君を迎えに行く」と誓う。こういう彼の男らしさがビリーのハートを掴んだ。新メンバーを募って新たに銀行強盗を企てたデリンジャーだったが、事件後、逃亡先の山荘で警察に発見されデリンジャーは仲間を全て失い、本人も命からがら逃げた。その後、シカゴ近郊で堂々と顔も隠さず潜伏生活をおくっていたが、ある夏の暑い日、逃亡中の彼の素性を知る売春宿を営む東欧からの不法移民の女が警察に密告したのをきっかけに蜂の巣にされてしまった。デリンジャーを演じたジョニー・デップはまさにはまり役だった。聞くところによるとデップはデリンジャー役を演じてみたかったとのことで、彼の思いが伝わるような演技だった。共演陣ではアカデミー賞主演女優賞受賞のマリオン・コティヤールの役どころが、インディアンとフランス人の混血と言う役立ったが、重要な役で存在感は発揮されていた。デリンジャーを追い詰める捜査官を演じていたクリスチャン・ベイル、長官からの命令と自らの捜査手法を巡って苦悩する様子を表現していた。最後に、マイケル・マン監督らしく細かい時代考証やカメラ・アングルなどへのこだわりはこの作品でも遺憾なく発揮されていた。【自己採点】(100点満点)77点。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.12.27
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9-64.イングロリアス・バスターズ■原題:Inglourious Basterds■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:152分■鑑賞日:12月19日、吉祥寺スカラ座(吉祥寺)■予告編□監督・脚本・製作:クエンティン・タランティーノ□製作:ローレンス・ベンダー□製作総指揮:エリカ・スタインバーグ、ロイド・フィリップ、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン□撮影監督:ロバート・リチャードソン□編集:サリー・メンケ□美術:デヴィッド・ワスコ□衣装デザイン:アンナ・B・シェパードキャスト(役名)◆ブラッド・ピット(アルド・レイン中尉)◆メラニー・ロラン(ショシャナ・ドレフュス)◆クリストフ・ヴァルツ(ハンス・ランダ大佐)◆イーライ・ロス(ドニードノヴィツ)◆ミヒャエル・ファスベンダー(アーチー・ヒコックス中尉)◆ダイアン・クルーガー(ブリジット・フォン・ハマーシュマルク)◆ダニエル・ブリュール(フレデリック・ツォラー)◆マルティン・ヴトケ(アドルフ・ヒトラー)【この映画について】作品を発表するたびにセンセーションを巻き起こすクエンティン・タランティーノ監督が今回舞台としたのは対ナチ戦下のフランス。プロパガンダ映画のプレミア上映に集まるナチス高官の抹殺を企むアルド中尉ら“イングロリアス・バスターズ”。これを阻止せんとする“ユダヤ・ハンター”ランダ大佐、さらに自ら映画館を爆破しナチスを道連れにしようとするユダヤ人映画館主ショシャナなど、登場人物たちがさまざまな思惑を持ちながらプレミア上映の夜へと向かっていく様子を、タランティーノらしい巧みな台詞回しやカメラワークを駆使して描く。キャスティングはアルド中尉を演じるブラッド・ピットをはじめ実力派・個性派ぞろいだ。(この項、gooより転載しました)【ストーリー&感想】1941年、フランスの田舎町ナンシー、「ユダヤ・ハンター」の異名を持つランダ大佐がある農場にジープで乗りつけ、床下で匿っていたユダヤ人家族に向って無慈悲に射撃した。ユダヤ人一家は全員射殺されたと思われたが、一家の娘ショシャナだけは辛くも銃弾を免れ命からがら逃げることに成功。1944年6月、ドイツ占領下のフランス。映画館主のミミューはドイツ軍の英雄フレデリックに言い寄られ、挙げ句にナチスのプロパガンダ映画をプレミア上映させられることになった。その事実をつかんだイギリス軍はナチス諸共映画館を爆破すべくアルド中尉率いる“イングロリアス・バスターズ”を動員し、スパイのブリジッドと接触を図らせる。一方ナチスでは“ユダヤ・ハンター”の異名をとるランダ大佐が動き出し…。この映画館を舞台に「イングロリアス・バスターズ」と呼ばれるブラッド・ピット扮するレイン中尉率いる連合軍のナチ・ハンター集団と、ナチスへの復讐を胸に秘めているショシャナがどこで交錯するのかと思ったら、やはり映画館が舞台だった。小規模の映画館でナチスの最高幹部たちが、ナチスのプロパガンダ映画をパリで鑑賞するという設定は面白いのだが、どこか無理があるのだがタランティーノはそんな設定を楽しむようにストーリーを構築した。ブラピはレイン中尉のキャラを楽しんで演じているようにも感じた。ジェシー・ジェームズという実在の人物を演じたブラピだが、最近では「バーン・アフター・リーディング」でのコミカルな役どころにも挑戦し演技の幅を広げている。ブラピ以外では、ドイツ絡みの映画では欠かせないモデル出身のダイアン・クルーガーや、「グッバイ・レーニン」や「ボーン・アルティメイタム」にも出演するなど主にヨーロッパ映画で主演作品があるダニエル・ブリュール、「キャビン・フィーバー」「ホステル」などの作品の監督でクエンティン・タランティーノとも親交が深いユダヤ系アメリカ人のイーライ・ロスは映画館で上映するナチスのPR映画の監督を務め自らも「ユダヤの熊」の異名を持つ役を演じている。「グラインドハウス」のような娯楽性とは異なるがクエンティン・タランティーノらしいユーモアや映像のショットなどが楽しめる作品だった。【自己採点】(100点満点)74点。突っ込み所は多いが楽しく鑑賞出来た。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.12.20
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9-63.インフォーマント!■原題:The Informant!■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:108分■鑑賞日:12月5日、シネマスクエアとうきゅう(歌舞伎町)■公式HP:ここをクリックしてください□監督:スティーヴン・ソダーバーグ□脚本:スコット・Z・バーンズ □原作・製作:カート・アイケンウォルド□製作:グレゴリー・ジェイコブズ、ジェニファー・フォックス、マイケル・ジャッフェ、ハワード・ブラウンスタイン□製作総指揮:ジョージ・クルーニー、ジェフ・スコール、マイケル・ロンドン□美術:ダグ・ミーアディンク□衣装デザイン:ショシャーナ・ルービン □編集:スティーブン・ミリオン□音楽:マーヴィン・ハムリッシュキャスト◆マット・デイモン(マーク・ウィテカー)◆スコット・バクラ(ブライアン・シェパード捜査官)◆ジョエル・マクヘイル(ボブ・ハーンドン)◆メラニー・リンスキー(ジンジャー・ウィテカー)【この映画について】その舌一枚で、アメリカを大混乱に陥れた男「マーク・ウィテカー」は名門大学を卒業し、33歳の若さで大企業の重役に登りつめたエリートだ。彼が働く会社は世界最大規模を誇る食品添加物の製造工場の責任者を任されていた。1992年、向上でウィルスが発生し会社は毎月700万ドルという莫大な損失を抱えてしまう。ウィテカーは副会長から責任を問われるが、咄嗟に日本の大企業のスパイから脅迫を受けているとデタラメな報告をする一方で、FBI捜査官に内部告発をしてしまう。そんな奇想天外な男を演じるのが今やハリウッドの若手スターとしての地位を築いているマット・デイモンがコミカルな演技を披露する。監督は「オーシャンズ・シリーズ」でマット・デイモンを起用し最近では「チェ」などの話題作があるスティーヴン・ソダーバーグ。【ストーリー&感想】1992年、イリノイ州。農業関連の大企業ADMで働くマーク・ウィテカーは順風満帆な人生を送っていた。名門大学を卒業して就職後、着々と出世。33歳で食品添加物を製造する世界最大規模の工場を任されるエリートだった。私生活では妻のジンジャーと子供たちに囲まれる幸せな暮らし。だが、そんな彼の人生に転機が訪れる。工場でウイルスが発生し、会社は毎月700万ドルという莫大な損失を抱えてしまう。責任を問われたウィテカーは、ウィルスをばら撒いた日本企業のスパイから、1000万ドル払うよう脅迫されたと会社に報告する。会社はFBIに介入を依頼、捜査官のブライアン・シェパードが派遣されてくる。そこでウィテカーはシェパードに爆弾発言をぶつける。ADMが世界各国の企業と違法な価格協定を行っていると内部告発したのだ。だが、会社から10万ドルの昇給を提示された途端、その告発をキャンセルしようとする。シェパードは、協力を断れば別の誰かが協力者となり、ウィテカー自身が被告になると説得。事態の深刻さに気付いたウィテカーは協力を約束する。そして、1993年~94年にかけて世界を駆け回るウィテカー。表向きは有能なビジネスマンだが、裏では証拠集めのために会議を隠し撮り。“スパイごっこ”が気に入り、自分は007の倍賢い秘密諜報員“0014”だと胸を張る。1995年。証拠が揃い、遂にAMDに強制捜査が入る。ウィテカーは、上層部が捕まれば自分が社長になれると大はしゃぎ。巨大企業のスキャンダルにマスコミが飛びつき、ウィテカーは一躍時の人に。だがこのタイミングでウィテカーはまたもや思いがけない告白をする。重役たちと一緒に、自分もリベートを受け取っていたというのだ。一瞬にして英雄から容疑者へ。だが、これはまだマーク・ウィテカー劇場のほんの入り口に過ぎなかった……。(以上、Movie Walkerより転載しました)原題でもある「Informant」とは「密告(者)」を意味する言葉だがここでは「内部告発」と言ったほうが分かりやすいかも。マット・デイモン演じるウィテカーは如何にもアメリカに居そうなヤング・エクゼクティヴの成功者で家族共々良い生活を送っている「勝ち組」だ。しかし、このウィテカーはIQも高く切れ者だが、突如として発生した会社の危機を救う療法は持ち合わせていなかった。この危機を日本企業へ責任転嫁しようとしたことから、ウソの上塗りでFBIまで出てくる始末だが結局のところ自分の思うような結末には結びつかない。ソダーバーグ監督が実話に基づいて映画化したそうだが、正直言って退屈な場面も多く眠気を誘われてしまった。それでも救いはマット・デイモンが増量して演じたウィテカー像で、「ボーン」シリーズで演じていたアクション・スターとしての一面とは異なり、今回の人物をどこかコミカルに演じていて彼の演技幅が広がったと感じた。ソダーバーグ監督は「チェ」でゲバラを描くことに精力を注ぎ込んだ結果、この「インフォーマント!」は作品の焦点がウィテカーの人物像なのか巨大な損失を追った企業像なのかイマイチはっきりと感じられなかったのは残念だ。【自己採点】(100点満点)58点。マット・デイモンが主演でなければもっと点数は低かった。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.12.12
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9-61.2012■原題:2012■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:158分■字幕:松崎広幸■鑑賞日:11月28日、渋谷TOEI2(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.12.03
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9-55.私の中のあなた■原題:My Sister's Keeper■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:110分■字幕:戸田奈津子■鑑賞日:10月24日、渋東シネタワー(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.11.02
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9-55.私はあなたの婿になる■原題:The Proposal■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:108分■字幕:いずみつかさ■鑑賞日:10月24、銀座テアトルシネマ(京橋)スタッフ・キャスト(役名)□監督:アン・フレッチャー□脚本:ピーター・チアレッリ◆サンドラ・ブロック(マーガレット・テイト)◆ライアン・レイノルズ(アンドリュー・パクストン)◆ベティ・ホワイト(アニー・パクストン)◆メアリー・スティーンバージェン(グレース・パクストン)◆クレイグ・T・ネルソン(ジョー・パクストン)◆マリン・アッカーマン(ガートルード)◆オスカー・ヌニェス(ラモーン)◆デニス・オヘア(ギルバートソン)【この映画について】結婚なんてキャリアを維持するための方便。隙のないタイトなスーツとハイヒールで武装したヒロインは、しかし、止むを得ず訪れた偽装結婚相手の故郷で、忘却の彼方に押しやっていた家族の記憶を甦らせ、脇目も振らず突っ走ってきた人生を振り返る。演じるのは、製作総指揮も担い、文字通り身体を張って笑わせるサンドラ・ブロック。相手役には、スカーレット・ヨハンソンの伴侶であり、『ウルヴァリン X-MEN ZERO』などで注目のライアン・レイノルズ。『ステップ・アップ』『幸せになるための27のドレス』のアン・フレッチャー監督が念願の本格コメディに挑戦し、ユーモアたっぷりに人間関係の機微を描いてみせる。(この項、gooより転載しました)【ストーリー&感想】ニューヨークにある出版社で書籍編集の編集長を務める40歳のマーガレット・テイトは着実にキャリアを重ねていた。しかしその合理的な働きぶりと冷徹さで、部下たちからは恐れられる存在だった。ある朝、気難しくて有名な作家からインタビュー番組への出演をとりつけ、自分の意見に従わない男性社員をクビにしていたマーガレットは、会長から呼び出される。マーガレットその場で会長より思いがけない事実を知らされる。カナダ人である彼女はビザ(査証)の申請を延ばし延ばしにしてきたが、ついに国外退去を命じられたのだ。しかし、彼女は咄嗟に一つの提案をした。それはその時、部屋に偶然顔を出した28歳のアシスタント、アンドリューと結婚するというものだった。上司命令のプロポーズを断れば、アンドリューも失業の身となる。最小限の犠牲で最大の効果を得るという、彼女らしい合理的な発想だったが、偽装結婚は重罪となるリスクも背負うことになる。やがて移民局に二人して出向き事情を説明するものの、担当官からの質問にしどろもどろになるシーンがあることから、二人の年齢差からも不審に思われる。そして、入国審査官のギルバートに対して、週末にアンドリューの故郷であるアラスカ州シトカに帰郷し結婚を報告すると言ってしまう。ここからは先は、田舎町のシトカに婚約者を連れて帰郷したアンドリューに対して、父親のジョーだけは疑いの目を向ける。そうこうするうちに祖母の誕生日に結婚式を挙げようと話がとんとん拍子に進み、最初は滞在延長を認めてもらうための偽装結婚だったが、あとに引けなくなる。こうなると観ている方は、強気だったマーガレットが家族の温かさに接して心の変化が現れるのだが、果たして本当に結ばれるのか気になる。サンドラ・ブロックの演技をみていると、本人がこの映画の製作総指揮としても加わっていることから、彼女自身のアイデアとか経験?の一部が反映されているのかも?アメリカの大都会のエクゼクティヴって、あんなに男を顎で使い使い捨ての駒みたいにポイ捨てするのかな?しかもこの女性編集長ってカナダ出身というのがミソで、更に、相手役のライアン・レイノルズってカナダ出身っていうのも意味深。最後は、偽装結婚を疑われて告白して関係は終わったかのように見えたが、一応ハッピーエンドを迎えるって、こんな終わり方で良いのかな?って、まあ、こういう映画だから良いかッ!ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.10.30
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9-53.あの日、欲望の大地で■原題:The Burning Plain■製作年・国:2008年、アメリカ■上映時間:106分■字幕:岸田恵子■鑑賞日:10月11日、銀座テアトルシネマ(京橋)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.10.19
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9-51.サブウェイ123■原題:The Taking Of Pelham 123■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:105分■字幕:寺尾次郎■鑑賞日:9月9日、渋東シネタワー(渋谷)スタッフ・キャスト(役名)□監督:トニー・スコット□脚本:ブライアン・ヘルゲランド□原作:ジョン・ゴーディ◆ジョン・トラヴォルタ(ライダー)◆デンゼル・ワシントン(ウォルター・ガーバー)◆ジョン・タトゥーロ(カモネッティ警部補)◆ルイス・ガスマン(レイモス)◆マイケル・リスポリ(ジョンソン)◆アーンジャニュー・エリス(テレーズ・ガーバー)◆ジェームズ・ガンドルフィーニ(ニューヨーク市長)【この映画について】大都市ニューヨークに張り巡らされた地下鉄を何者かがジャック。その犯人と交渉役を任せられた地下鉄職員との手に汗握る交渉劇を描いたサスペンス・アクション。片や頭のキレ者の犯人、片や地下鉄を知り尽くした経験豊かな職員という異色の組み合わせが、言葉による白熱のバトルを繰り広げる。主役2人の会話が中心となるだけに俳優の演技力が重要となるが、ガーバー役にデンゼル・ワシントン、犯人のリーダー役にジョン・トラボルタと、そこは演技派の俳優を配する完璧な布陣。2人の巧みな演技が観る者をぐいぐいと引き込んでいく。監督を務めたのは名匠トニー・スコット。ジョン・ゴーディーの原作は1974年にも一度映画化されている。(この項、gooより転載しました)【ストーリー&感想】ニューヨーク、午後2時。した。地下鉄ぺラム123号(ぺラム駅発1時23分発)の電車が不意に停車4人組の男が地下鉄をジャック、先頭の1車両を切り離して乗客19人を人質に立てこもった。犯人は無線で地下鉄運行指令室に連絡し、59分以内に市長に1,000万ドル用意させろと要求。連絡役には最初に無線で話をした地下鉄職員のガーバーを指名してきた。人質救出班のカモネッティ警部がそれを代わろうとすると、犯人は乗客を射殺。犯人との交渉役に就くガーバーだが、彼は日本企業との不正取引疑惑容疑で左遷されたばかりだった。ライダーはち密に計算された動きでグループを束ね、容赦なく次々と要求を突き付ける。そして、PCを持ち込みあらゆる情報に対応するのだが、PCでガーバーの不正疑惑を調べ上げ真実を吐くように要求するなど、要求は身代金だけではなく警察側も対応に苦慮する。制限時間の59分は刻々と進み1,000万ドルを要求した理由も判明するが、カモネッティ警部補は犯人の身元が分からずイライラは募るが、人質が持ち込んでいたPCのビデオチャットがガールフレンドに繋がり、車内の様子がライヴでネット配信され身元が判明。この辺から動きが加速し、何とか制限時間以内に身代金を届ける手筈が整うがギリギリ時間に間に合わず人質が犠牲になった。そして、遂に、ガーバーとライダーら犯人グループが対峙し、ライダーは明晰な頭脳で相手の裏をかき地下鉄構内からの脱出に成功し目的は達したかに思ったのだが...。犯人グループは脱出するまでの計画は綿密だったが、逃走ルートは意外だった。多くの人でごった返すNYで、目立たず逃走するのはやはり困難だった。最後は、ガーバーがライダーを追い詰めた。この映画、1974年にも「サブウェイ・パニック」の邦題で公開されTVでも何度も放送されています。私は、当時はまだ学生でしたが映画館でみた記憶があり、地下鉄を舞台にしたパニック映画で大いに興奮した覚えがある。エンディングは多少異なっている様な気がするし、犯人グループの動機も現代風になっているしPCの存在も今ならではだ。デンゼルとトラヴォルタのトランシーバー越しの会話もこの映画の特徴で、何故、ライダーが彼を指名したのかも決して偶然では無かった。全てが計算し尽くされていながらも、逃走経路だけはアイデアは良かったが詰めが甘かった。冷静なデンゼルより、ユーモアを交えながらも冷徹さがあり頭のキレも抜群なトラヴォルタの演技に惹かれました。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.09.30
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9-50.HACHI 約束の犬■原題:Hachiko:A Dog's Story■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:93分■字幕:戸田奈津子■鑑賞日:8月29日、シネパレス(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.09.12
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9-48.セントアンナの奇跡■原題:Miracle At St.Anna■製作年・国:2008年、アメリカ・イタリア■上映時間:160分■字幕:原英冬■鑑賞日:8月9日、テアトル・タイムズスクエア(新宿)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.08.26
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9-45.サンシャイン・クリーニング■原題:Sunsine Cleaning■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:92分■鑑賞日:7月25日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.07.26
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9-44.ノウイング■原題:Knowing■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:122分■鑑賞日:7月20日、新宿アカデミー劇場(歌舞伎町)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.07.23
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9-43.ウィッチマウンテン~地図から消された山■原題:Race To Witch Mountain■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:98分■字幕:林完治■鑑賞日:7月11日、新宿武蔵野館(新宿)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.07.22
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9-40.愛を読むひと■原題:The Reader ■製作年・国:2008年、アメリカ・ドイツ■字幕:戸田奈津子■上映時間:124分■鑑賞日:6月20日、シネフロント(渋谷)■公式HP:---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.06.24
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9-39.レスラー■原題:The Wrestler ■製作年・国:2008年、アメリカ・フランス■字幕:太田直子■上映時間:109分■鑑賞日:6月14日、シネマライズ(渋谷)スタッフ・キャスト(役名)□監督:ダーレン・アロノフスキー□脚本:ロバート・シーゲル□主題歌:ブルース・スプリングスティーン◆ミッキー・ローク(ランディ)◆マリサ・トメイ(キャシディ)◆エヴァン・レイチェル・ウッド(ステファニー)◆マーク・マーゴリス(レニー)◆トッド・バリー(ウェイン)◆ワス・スティーヴンス(ニック)◆ジュダ・フリードランダー(スコット)◆アーネット・ミラー(アヤトラー)◆ディラン・サマーズ(ネクロ・ブッチャー)【この映画について】ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた感動ドラマ。ミッキー・ロークが中年の悲哀漂うプロレスラーの光と影を見事に演じ、オスカーにノミネートされたことも話題となった。主人公の一人娘には『アクロス・ザ・ユニバース』のエヴァン・レイチェル・ウッドが扮し、主人公が好意を寄せるストリッパーを『いとこのビニー』のマリサ・トメイが演じ、アカデミー助演女優賞にノミネートされた。また、ロークの熱意により親友、ブルース・スプリングスティーンが書き下ろした主題歌にも要注目だ。(この項、gooより一部転載しました)【ストーリー&感想】“ザ・ラム”のニックネームで知られ、かつては人気を極めたものの今では落ち目でドサ廻りの興業に出場しているレスラー、ランディは、ある日、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、医者から引退を勧告されてしまう。馴染みのストリッパー・キャシディに打ち明けると、家族に連絡するように勧められる。長らく会ってない娘・ステファニーに会いにいくが、案の定、冷たくあしらわれてしまって…。その後、一度は娘との関係を修復したかのように見えたが、ランディは娘と約束したディナーをすっぽかし絶縁を宣言される。一方、キャシディとの交際を断られたことで、ランディの人生は再び軌道を外れる。結局、スーパーでの仕事も客との些細なトラブルが原因で辞めてしまい、娘ともキャシディとも関係が行き詰まり八方塞に。こうなると引退状態にあるレスラーとして現役復帰して稼ぐしか道は無い。日本でもアメリカでもレスラーって、何度も引退しては現役復帰を果たすケース(大仁田なんて5回近く引退している筈だ)が多い。怪我や病気を患えば途端にマットから遠ざかる。体が資本だけに、辞めても仕事は中々無い。現役復帰を果たしたことで再び脚光を浴び始めたランディ、だが、その体は確実に蝕まれかつてのライバルとの大一番を迎える。そこで、映画は幕となる。ラストシーンはストップ・モーションがかかってエンディングへと繋がるので、果たしてこの試合で何が起こるのか、或いは起こったのかは、映画を観た観客に委ねられる。この映画、主演のミッキー・ロークは受賞こそ逸したものの、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた程の熱演だった。撮影では実際に元プロレスラーらと対戦し、それに備えて肉体改造を行うなど、その肉体はスクリーンの中でもひときわ映えた。彼の代表作となったのは間違いない。一つだけ注文を付けるとしたら、試合前の控室で対戦相手同士が「打ち合わせ」をするシーンが度々登場することだ。アメリカと日本ではプロレスに対する観客の見方が異なり、あちらは娯楽色が強いが日本では格闘技色が濃い。打ち合わせシーンは、暗にプロレスがそうしたレスラー同士の関係で成り立っていると製作者サイドは言いたいのだろうが、プロレス愛好者としては強調し過ぎているようで不快だった。最後に、昨日、ノアの三澤光晴選手が斎藤選手が仕掛けたバックドロップの受け身を取り損なって亡くなるという衝撃的な出来事があっただけに、この映画を観ている最中も複雑な思いがありました。私も以前、三澤選手が全日本に所属していたころ試合を会場でみた事があるだけに尚更です。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.06.16
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9-38.消されたヘッドライン■原題:State Of Play ■製作年・国:2009年、アメリカ■字幕:松浦美奈■上映時間:127分■鑑賞日:6月7日、吉祥寺オデヲン座(吉祥寺)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.06.15
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9-37.天使と悪魔■原題:Angels & Demons ■製作年・国:2009年、アメリカ■字幕:戸田奈津子■上映時間:138分■鑑賞日:5月24日、吉祥寺スカラ座(吉祥寺)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.06.07
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9-36.グラン・トリノ■原題:Gran Torino■製作年・国:2008年、アメリカ■字幕:戸田奈津子■上映時間:117分■鑑賞日:5月16日、渋谷TOEI(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.06.04
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9-34.ミルク■原題:Milk■製作年・国:2008年、アメリカ■字幕:松浦美奈■上映時間:128分■鑑賞日:5月9日、シネマライズ(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.05.27
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9-32.デュプリシティ スパイは、スパイに嘘をつく■原題:Duplicity■製作年・国:2009年、アメリカ■字幕:栗原とみ子■上映時間:125分■鑑賞日:5月2日、みゆき座(日比谷)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.05.21
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9-31.バーン・アフター・リーディング■原題:Burn After Reading■製作年・国:2008年、アメリカ■字幕:石田泰子■上映時間:96分■鑑賞日:5月2日、スカラ座(日比谷)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.05.19
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9-30.レイチェルの結婚■原題:Rachel Getting Married■製作年・国:2008年、アメリカ■字幕:牧野琴子■上映時間:112分■鑑賞日:4月22日、ル・シネマ(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.05.17
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9-28.ストレンジャーズ/戦慄の訪問者■原題:The Strangers■製作年・国:2008年、アメリカ■字幕:川又勝利■上映時間:85分■鑑賞日:4月19日、新宿ミラノ(歌舞伎町)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.05.02
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9-27.フロスト×ニクソン■原題:Frost/Nixson■製作年・国:2009年、アメリカ■字幕:松岡葉子■上映時間:122分■鑑賞日:4月11日、新宿武蔵野館(新宿)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞWBC決勝戦写真集はこちらでどうぞロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.04.30
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9-25.ザ・バンク 堕ちた巨像■原題:The International■製作年・国:2009年、アメリカ■字幕:松浦美奈■上映時間:117分■鑑賞日:4月11日、新宿ピカデリー(新宿)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.04.27
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9-24.イエスマン,”YES”は人生のパスワード■原題:Yes Man■製作年・国:2008年、アメリカ■字幕:佐藤恵子■上映時間:104分■鑑賞日:4月11日、新宿ピカデリー(新宿)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.04.20
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9-23.ワルキューレ■原題:Valkyrie■製作年・国:2008年、アメリカ■字幕:戸田奈津子■上映時間:120分■鑑賞日:3月28日、渋東シネタワー(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください---------------------------自己PR--------------------------------WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞWBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.04.15
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9-22.パッセンジャーズ■原題:Passengers■製作年・国:2008年、アメリカ■字幕:松浦美奈■上映時間:93分■鑑賞日:3月14日、新宿武蔵野館(新宿)■公式HP:ここをクリックしてくださいブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
2009.04.13
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