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2007.09.16
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カテゴリ: ヨーロッパ映画
65.厨房で逢いましょう

■製作年・国:2006年、ドイツ・スイス
■上映時間:98分
■鑑賞日:9月1日、ル・シネマ(渋谷)
■公式HP: ここをクリックしてください
厨房で逢いましょう.jpg
□監督・脚本:ミヒャエル・ホフマン
□製作:ミヒャエル・ユングフライシュ、ロベルト・ガイスラー
□音楽:クリストフ・カイザー、ユリアン・マース
□編集:ベルンハルト・ヴィーズナー、イザベル・マイナー
□撮影:ユッタ・ポールマン
□美術:イェルク・プリンツ
□衣装:キャロル・ルチェッタ
キャスト

◆ジョセフ・オステンドルフ(グレゴア)自らが考案した官能料理が売りのシェフ
◆シャルロット・ロシュ(エデン)カフェで働きダウン症の娘と夫と一緒に生活をする
◆デーヴィット・シュトリーゾフ(クサヴァー)ダンスと水泳のインストラクターでエデンの夫
◆マックス・リュートリンガー(ルートヴィヒ)グレゴアのレストランで給仕として働く
◆レオニー・シュテップ(レオニー)クサヴァーとエデンの一人娘でグレゴアの作るデザートが好物

【この映画について】
おいしい料理は人の心や感性を豊かにしてくれる、そんなテーマが出てくる映画とでも呼べる。
主婦エデンはひとり娘がダウン症なことから、二人目の子どもを作ることを躊躇し、夫との仲もしっくりしない。満たされない日々を送っている彼女が、グレゴアの料理を食べたことにより、生きる喜びを取り戻していく。一方、グレゴアは料理にかけては天才的だが、女性とのおしゃべりが苦手なのと容姿に自信がないこともあり、女性には奥手。
人妻のエデンに実らないと分かっていてもほのかな恋心を抱き、ただおいしい料理を作ることしかできない。二人が友だち以上の関係に進むことができるかどうかは、見てのお楽しみだが、おいしい料理は人を幸せにする力があることは確かのようだ。
【ストーリー】(ネタばれなし)
南ドイツの保養地で小さなレストランを営む太目の中年で独身の天才シェフのグレゴア。彼の作る料理はテーブルが3つしかないレストランで、独自の 「エロチック・キュイジーヌ(官能料理)」で舌の肥えたグルメたちもうならせる。 店内での接客は専ら口のうまい給仕係のルートヴィヒに任せ自らは厨房での料理作りに専念する。
しかし人づきあいが苦手な彼には恋人もいなかった。その彼が出逢ったのはビアガーデンで働く主婦エデン。公園の水場で溺れそうになったエデンの一人娘レオニーを偶然助けたのが縁で、彼はレオニーの5歳の誕生日にプラリネをあしらったチョコ・ケーキを自らが作ってプレゼントした。しかしダウン症のレオニーはチョコを食べることを禁じられていたが、思わず口にしてその味に魅せられてしまい母のエデンまでもが夢中になった。
あのプラリネをもう一度食べたい、そんな誘惑に駆られてエデンは雨の中を夢中で自転車を漕いで彼のレストランへと向かった。厨房の彼は料理の試作に忙しかったが、その料理を「図々しいお願いだけど味見させて」と懇願する。その味に益々魅せられた彼女は彼の料理に夢中となる。
夫のクサヴァーはダンスホールでダンスを教えたり、水泳のインストラクターを務めている。そして夫のクサヴァーが毎週仲間とストリップ・バーへ出かける火曜日になると、彼の厨房を訪れ料理を平らげるのだった。
美味しそうに食べるエデンを見て自信を深めるグレゴア、料理によって満足感を得ることで夫との愛情を深めるエデン。

自分の料理を褒めてくれる相手が急に姿を消したことで、グレゴアの料理の質も急速に落ち一時の盛況振りがウソのように店は開店休業状態に陥る。 パリ旅行から戻ったエデンが彼に会いに行っていると、その様子を夫に目撃される。そしてエデンに待望の二人目の妊娠が発覚したが、仲間内でもその子の父はグレゴアではないかと陰口を叩かれる。
頭に血が上ったクサヴァーは一目散にグレゴアの家に押し入りワインセラーを荒らすのだったが...その後、思いもよらない展開になりクサヴァーは果たしてどうなるのか?
さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.夫クサヴァーは何故、仲間の陰口にそこまで怒ったのか?
2.クサヴァーによってワインセラーを荒らされたグレゴアが彼から言い放たれた一言とは?
3.グレゴアはワインセラーを破壊されて今後どうする積りなのか?
4.エデンはグレゴアの窮状をルートヴィヒから知らされた時の気持ちは果たして?
5.グレゴアがエデンに会いに彼女の家に行ったとき、鉢合わせたクサヴァーとどうなったか?
などを中心に是非映画館でご覧ください。
【鑑賞後の感想】
メタボ気味の大きなお腹をした独身中年シェフと、障害を抱えた娘を持つ女性との心の交流がテーマなこの映画では 男の嫉妬 があちこちに顔を出している。
女性とまともに付き合った事がない一人のシェフの作る料理に魅せられるエデンは、彼の作る料理で夫との夫婦仲が上手くいきだす。グレゴアに取っては密かに恋心を寄せているだけに、自分が作る自慢の料理が彼女と夫との仲が進展する原因になるのは複雑な気持ちだったはず。
彼女の夫も彼の作る料理に魅せられて行く妻とグレゴアとの仲を疑い始めるのも、ある意味で 「男の嫉妬」 である。
その二人の仲を遠ざけようとして企画したパリ旅行から帰ったあとでも 「妻とグレゴアの親密な関係に嫉妬」 する。こうして嫉妬の塊となっていった夫とグレゴアが対決する終盤は見ごたえがあった。
ネタばれになるのでラストは書けないが、エデンはこの二人の男性から好意を寄せられた結果を果たしてどう受け止めたのだろうか?彼女が夫と一緒にいるときの表情や仕草、グレゴアの料理を堪能しているときの表情。この二つの表情の違いを見つめていると、彼女には罪はないでしょうが、結果的にどちらかの男性は不幸な結果に陥るだけに男性の持つ女性への純粋な気持ちを弄んだとは言えないまでも惑わせたのは事実でした。

【自己採点】(100点満点)
85点。 夫とグレゴアとの決闘の後に待ち受けていたものは...ちょっと哀しいし以外でした。でも映画の結末としてはこれで良かった?かな。彼が作る数々の美味しそうな料理にも注目してね!!!

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Last updated  2007.09.25 00:24:07
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