KINTYRE’S   DIARY~旧館

KINTYRE’S DIARY~旧館

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

kintyre

kintyre

Favorite Blog

【第77回秋季東海… New! 諸Qさん

☆乃木坂46♪与田・弓… New! ruzeru125さん

家族という病/下重暁… New! まちおこしおーさん

日本の覚悟、9月2… 真壁 正さん

The Zombies - Hold … ken_wettonさん

Comments

人間辛抱 @ Re:仕事納め(12/29) どうもお久しぶりです。 新型コロナウイル…
背番号のないエース0829 @ ヒトラー 映画〈ジョジョ・ラビット〉に上記の内容…
collins1313 @ Re:私の好きな曲7、バグルスの「ラジオスターの悲劇」(06/05) 初めまして! 青春時代に聴いてまた最近ハ…
kintyre @ Re:映画『アメイジング・グレイス』を観て(03/27) >kaoritalyさん、こんばんは この映画…
2010.06.17
XML
カテゴリ: アメリカ映画
10-28.プレシャス
■原題:Precious
■製作年・国:2009年、アメリカ
■上映時間:109分
■鑑賞日:5月1日、シネマライズ(渋谷)
■料金:1,000円


スタッフ・キャスト(役名)
□監督・製作:リー・ダニエルズ
□脚本:ジェフリー・フレッチャー
□撮影監督:アンドリュー・ダン
□編集:ジョー・クロッツ
◆ガボレイ・シビデ(プレシャス)
◆モニーク(メアリー)
◆ポーラ・パットン(ミズ・レイン)
◆マライア・キャリー(ミセス・ワイス)
◆シェリー・シェパード(コーンロウズ)
◆レニー・クラヴィッツ(ナース・ジョン)

【この映画について】
ハル・ベリーに黒人女性初のアカデミー主演女優賞をもたらした映画『チョコレート』でプロデューサーを務めた リー・ダニエルズが、初監督 した本作。
家族からの虐待に苦しむ黒人少女が、文字を知ることにより自我を確立し、自身の可能性を大きく広げて行く物語だ。 彼女を襲うのは、目を覆いたくなるようなむごい現実の数々。
しかし、彼女は自分をしっかりと持ち、周囲の人々に支えられながら生き抜こうとする。自身も虐待を受けていたという監督がプレシャスに託した希望が、強いメッセージと共に伝わって来る作品だ。 プレシャスを虐待する母親を演じたモニークが、物語終盤に見せる凄まじい独白にも注目して欲しい。
サンダンス映画祭グランプリをはじめ、各国の映画賞を総なめにした感動作。主演は、映画初出演のガボレイ・シディベ。「サイレンサー」の モニークが、本作でゴールデン・グローブ賞、米アカデミー賞の助演女優女優賞を獲得。
(この項、goo載しました)
【ストーリー&感想】
1987年のアメリカ、ニューヨークのハーレム。アフリカ系アメリカ人の16歳の少女クレアリース・プレシャス・ジョーンズは、 “愛しい、貴い”という意味のミドルネーム とは似ても似つかない、過酷な現実を生きていた。

彼女は今、 自分の父親の子供を妊娠 12歳のときにも妊娠し、出産 していた。しかし子供を引き取ることはできなかった。父親は行方をくらまし、母親メアリーはプレシャスを、 精神的にも肉体的にも虐待 している。
太っていて文字も読めないプレシャスは、きれいになってもてはやされる自分を夢想していた。ある日、プレシャスの妊娠が学校に知られてしまい、彼女はフリースクールに送られる。

プレシャスは 代替学校“イーチ・ワン・ティーチ・ワン”に通い始める が、当初は反発する。しかし、自分と同じように悲惨な境遇にある仲間たちや、女性教師レインと出会い、人を愛するということを見出していく。レイン先生は辛抱強くプレシャスを理解しようとし、彼女に作文を教える。少しずつ読み書きができるようになった プレシャスは人生に生きる意味を見つけ、次第に強く、美しく生まれ変わっていく。 しかし過酷な運命が、プレシャスを待ち構えていた。

この作品ではプレシャスの母を演じたモニークがアカデミー賞を受賞したのですが、主役はタイトル通り「プレシャス」なんですね。
文盲で16歳とは思えない100キロ超の巨体と2人の子供の母であるプレシャス、彼女の不幸な生い立ちと、母親から精神的にも肉体的にも、 これでもかとダメを押したように虐待を受け、父親からは性的虐待を受けその父親の子を二人も生んだ。

学校からもドロップアウトし、落ちこぼれの生徒が通う代替学校に渋々通うが、ここで出会った 女性教師レインとの出会いが彼女の人生を変えるきっかけになる。 文字を覚え徐々に教養も身に付けたプレシャス、自立に向けて頑張ろうと決意していたら、今度は自身がHIVウィルス感染者で陽性だったことが判明。
どこまでも不幸を背負いこんだ彼女、それでも福祉課のミセス・ワイスの励ましもあり、最後は生活保護を受けている母の下を去り、二人の子供を育てる決意を固める。

ガボレイ・シビデは新人だが、新人とは思えないほどその体格同様どっしりとした演技が光った。
アカデミー助演女優賞を受賞したモニークは、理不尽とも思えるほど娘を虐待する役で、その虐待ぶりの見事さ?には脱帽だ。
母とは正反対のキャラであるミズ・レインを演じたポーラ・ハットン、ノーメイクで社会福祉課の ミセス・ワイス役のマライア・キャリー はこの役を見事に理解していたし、 レ二ー・クラヴィッツまでもが脇役で出演 するなど、音楽界のスーパースターが二人出ているのにも注目したい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.01.25 14:18:18
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: