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今年最後の絵本日記です。今日は大晦日!本当は赤羽末吉さんの「かさじぞう」を紹介するんだった!と、以前に紹介してからずっと思っていました。でも紹介してしまった・・今日は、沢山ある絵本の中でも、絵本らしい絵本を紹介して今年を終わろうかなと思います。* * * * * *(偕成社/著者:パット・ハッチンス わたなべしげお 訳)1975年初版お散歩におでかけするめんどりのロージー。その後からキツネがロージーを狙って着いていきます。ロージーは何も知らずにお散歩しているのですが、数々の障害物に邪魔されて、キツネはロージーを捕まえる事が出来ない。というあらすじです。-----------実は私は、絵本に文字の多いものはあまり好きではないのです。だってあまりにも長いと、読むのが面倒になるし絵を見るひまもない。流れるようなテンポよい文と、質の良い絵が絵本では最適ではないかと思っています。(私個人の意見です・・)もちろん、古典といわれる童話絵本では、文字が多いのですが、それは良しとしています。古典と言われる物は、違う場所で見て聞いているから、読むのを後にして、絵だけをパラパラと眺めてストーリーを楽しめるからです。じっくり絵を見た後で文を読み返す、というのが私の古典絵本の読み聞かせ&自分自身の絵本の楽しみ方です。その点、新しい物は、ストーリーが分からないので絵も文もとなり、あまり長いと飽きてしまう。子供に見せる絵本も同じではないかと思うのです。特に新しく見る絵本は必ず次のページは何か?何か?と急かしてきます。キツネがロージーに飛びかかろうとして失敗する場面や、蜂に追いかけられている場面などでいっさいその説明の文がありません。でも絵が見事にその様子を語ってくれています。そういう場面では、ぜひ!「ドタッ」とか「痛い痛い~こりごりだ~」って膝にのせて楽しんで欲しいのです。その短い文と、流れる絵本は、色が地味などといわずに、ぜひご覧頂きたい作品です。今でもこの絵本を眺める時に、キツネがコケル音や、小麦粉がキツネにドサっとかかる音を、心で想像して呟いてしまいます。この絵本は、絵の質がよく流れるテンポの短い文、絵とストーリーが一体になっている絵本の名作だと思います。★開設してもうすぐひとつきです♪沢山のメールに応援をありがとうございました。2003年も元気に頑張ります♪みなさまもぜひ良いお年をお迎えくださいマセ。それではまた・・・ 偕成社より画像使用の許可を得て掲載しています。
2002年12月31日
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福音館書店・刊 高校を卒業して短大に入る為に、親元を離れる事になった私が寝具選びの時に選んだのが「うさこちゃん」の毛布でした。このうさこちゃんには、子供の頃から慣れ親しんでいたし、ちょっと高価だったから買ってもらえたときには凄く嬉しかった。お嫁入りの時にも持ってきて、今では周りの縁取りがボロボロです。何度もほつれたのを縫って大事にしています。* * * 画像掲載許可を頂いて掲載しています。* * *ディックブルーナはじめて雪遊びの出来る年齢になったら、この「ゆきのひのうさこちゃん」がぴったりです。うさこちゃんが雪の中に小鳥を見つけます。「お家がないの」と泣く小鳥に、うさこちゃんも涙を零します。可哀想な小鳥に、家を作ってあげることにしたうさこちゃん。単なるお遊び描写だけでなくて、うさこちゃんの優しい気持も詰まっていて大好きです。冬の装いと色使い、小さい子にもハッキリ見える、かわいい絵本です。
2002年12月30日
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さくら幼稚園には、怖い物が二つある。ひとつは押入れで、もうひとつはねずみばあさん。で、始まるこの絵本は、ちょっと文字が多め。読み始めると嫌な気持に少しなる・・・だって、言う事を聞かない子供を、押入れに入れてしまう幼稚園なのだ。ん~・・、実際あったら訴えられるよって気持になってしまう。でも最後まで読んで欲しい。納得のいく結果だときっと思えるはずです。* * ** * *子供って言う事をきかないものですよね、お昼寝の時間に寝ないでふざけていたら先生に怒られて押入れに入れられてしまいます。でも押入れにいれられても「僕達悪くないもん、絶対あやまらないぞ!」って自分の気持を通しますそこから押入れの冒険が始まるわけです。ちょっと不思議な世界を体験します最後は先生も「外できちんとお話しするべきだったわ」と反省しますこの絵本は色んな事を考えてしまう絵本。子供が読むと何故怒られなきゃなんないのって、その理由が分からないよ、と共感できるし大人が見ると、怒る時は理由を言い聞かせなければと思う絵本。(堂心社/ふるたたるひ作・たばたせいいち絵)
2002年12月29日
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子供の頃に読んで、2年位前に本屋さんで見かけて、懐かしくて読み直しました。先週の掃除でふと思い出して、また読みました。これは童話です、絵本ではありませんよ(^-^)ハードカバーで字も低学年向きよりはおおきめです。* * * * * *題名のとおり、作者が子供の頃を思い出して書いた、”きかんぼのいもうと”のお話しなんです。あれやこれやと手を煩わせる妹に、随分振り回されていたのでしょう・・読んでいる方も、あらあらまぁまぁ!って感じになります。これって実際に、きかんぼの妹のいる、お兄ちゃんやお姉ちゃんも共感してしまうし現在進行形のきかんぼの子も「自分のこと?」って親しみを感じるハズ。子供が年長さんの頃、少し読み進めた事がありました。「ゆうこと聞かないね~駄目だね~」(つーか!あなたもでしょ(笑)なんて事ありました・・小さい子には読んであげなければ駄目だけど、短編ですから本好きの子であれば一遍一遍少しずつ、楽しめるのではと思ったりします。もちろん大きい子にもです。姉妹のお話しって色々ありますよね、でもこれって隠れた名作だって思っています。それに挿絵が洋風で、きかんぼさが良く描かれてる、ついムカムカッっとすることも・・お話しにぴったりの挿絵なのです。(福音館書店/ドロシー・エドワース文/堀内誠一:絵/渡辺茂男:訳)福音館書店より画像掲載の許可を得ています。
2002年12月28日
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島田ゆかサンの絵本です。洋風アニメのようなテンポの良い動きがあって、絵が個性的で楽しく、色も綺麗です。子供だけではなくって大人も癒してくれる「バムとケロ」です* * ** * *ある寒い朝に、バムとケロはうらの池に遊びに出かけます。見ると、あひるが一匹、池の中に凍りついているのです! バムとケロが氷を削り助け出し、すぐに家に連れて行って暖めてあげます。次の朝カイちゃん(あひる)は、どこかにいなくなっていました。バムケロがさがしに池に行くと、また凍った池の中で。・・・カイちゃんたら(笑)なんて言っても、最後の落ちの挿絵が良い!思わずマネしてしまいそう!でもって凄く暖かくなる絵本なのです。絵本嫌いの子供も絵本好きになってくれる、お勧め絵本だなって思います。(文渓堂/島田ゆか)書籍の表紙画像は、楽天ブックスリンクサービスを利用して掲載しています。
2002年12月27日
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小学生のみほちゃん、その隣りの席が怪獣のますだくんです。実は、この怪獣のますだくんは、本当の怪獣ではなくって、いじわるな男の子なのだ。ワルガキを怪獣にして描いてしまった、作者って凄い!* * ** * *(ポプラ社/武田美穂)講談社出版文化賞受賞作品・1991年初版・小学1~2からこのますだくん!みほちゃんが何もしていないのに先生にチクッたり、何かとちょっかいを出すし意地悪をするのだ。算数で手を使って数を計算すれば「センセーみほちゃんが、てつかってま~す!」給食で嫌いなのを残せば「みほちゃんが、にんじんのこしてま~す!」あげくのはてに、お気に入りのえんぴつを折られてしまったりする。ますだくんは、みほちゃんが凄く気になる。実は本当は好きってことね♪そんな二人の様子が微笑ましい絵本、ちょっと漫画っぽいのも良い♪小学生には現実を、大人には小学校の頃のワルガキを思い出せる作品なのです。ポプラ社より画像許可を頂いて掲載しています。
2002年12月26日
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子供だって愚痴りたい事もあります、色々伝えたい事があるはずです。でも上手く言えなくて、泣いたり愚図ったりするんじゃないかなぁ?と思ったりします。悲しい時、嬉しい時、お出かけする時、一緒に遊んだり、イライラをぶつけたり。その子供を一番良く知っているのは、パパやママ、ジージやバーバだけでなくぬいぐるみやお人形さんもだと私は思うのです。友達にも言えない親にも言えない、心の内を話せるぬいぐるみのおはなしです♪* * * * * *(ドン=フリーマン/偕成社)1975年初版誰か僕を家に連れて行ってくれないかなぁ・・と願うコールテンくんは、おもちゃ売り場の売れ残ったぬいぐるみ。ある日、女の子がやってきてママに「コールテンくんを買って」と、お願いするのです。「今日は買物も沢山したし、それにちょっと古そうなぬいぐるみね、ボタンがとれてるわ」(表紙で胸のボタンがひとつないのが見えるかな?画像が暗いですね..↑)などと言われてしまって、家には連れて行って貰えなかったのです。その夜、寝具売り場に出かけたコールテンくんは、ベッドに付いているボタンを見つけ取ろうとします。そこに、警備員の小父さんがきてしまい「こんな所で何をしているんだい?」とおもちゃ売り場に連れ戻されてしまいます・・。そして次の日になるとまたあの女の子がきてくれたのです。くまのぬいぐるみが幸せになり、女の子も大切な友達を見つける事ができたというお話しです。--------コールテンくんが、寝具売り場でボタンを見つける場面では、自分の事みたいに嬉しくなって胸がキュンとなってしまいます★表紙写真の画像は偕成社より許可を頂いて掲載しています★
2002年12月25日
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今日は、クリスマスイブですね。イブは、イエスキリストのお誕生日で、その日をお祝いする日という事でいいのですよね?あまり詳しい事は知らないのです。この絵本は、そのイエスキリストの生誕を祝う人や動物達の事を描いています。「にじろさかな」という絵本で有名なマーカス・フィスターの、クリスマス絵本です。少し大きい子向けに、この「クリスマスのほし」を選んで見ました。* * * 講談社より画像使用許可を得て掲載しています。* * *小さい子には「クリスマスのほし」の内容は難しいのですがこの絵本画家の作品の特徴は、ページ毎に、キラキラ光る素材の切り絵が貼ってあるので楽しく見れます。「にじいろのさかな」の絵本ももちろん、ウロコ部分がキラキラしています。正直、このキラキラを見た時、私はあまり好きじゃないな~と思ったのだけど子供は、光る部分に興味津々、好奇心いっぱいで楽しんでいるのです。大人の感覚とは、やはり違うんだな~、そうなんだ~!と改めて気づいた絵本です。にじいろのさかなの大型本は、必ず本屋さんにあるようです。ミニBOOKも発刊されています。(講談社/マーカス・フィスター作/俵万智:訳)
2002年12月24日
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こねこが主人公の絵本っていっぱいありますね。この”ぴっち”は好奇心旺盛で、ちょっぴりわがままな子猫です。万年筆で描いたような、サササッ、クルクルって感じの線に、くすんだ色味の絵の具をのせています。柔らかい優しさの文と絵も大好きだし、お話し後半の夜のシーンでの、深い暗い色合いも好きです。あの、ホフマンの”七ひきのこやぎ”のような渋さもあるのです。* * * 裏表紙* * *岩波書店より画像使用の許可を得て掲載しています。こねこのぴっちは、家のおばあさんや動物、皆に愛されているいたずら子猫です。でもそんないたずらにも飽きてしまったぴっちは、他の動物になりたいと色んな動物のあとをついて回ります。でもすぐに飽きて、どの動物にもなじめません。そんな時、兎小屋で経験した怖い一夜で猫であることの幸せを知ります。ないものねだりの幸せこねこのおはなしです。-----------私が持っているのは中央と右の「岩波子供の本シリーズ」での、ぴっちです。600円。左は大型本、深緑の表紙がつやつやして綺麗な上に、中央にぴっちがいます。こちらは1500円。少し高いと思っても、こちらを買うべきだったと後悔しています。大型本のぴっちは、本屋さんではほとんど見かけません・・(ハンス・フィッシャー絵と文/岩波書店)
2002年12月23日
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ターシャテューダーはアメリカで有名な挿絵画家で園芸家としても有名な方ですこの「ターシャテューダーのクリスマス」は、ターシャが毎年行っている昔ながらのクリスマスの様子を紹介をしている写真集です。絵本ではないのですが所々にある挿絵が、もぉ~素敵で素敵で。写真に見入り文章に読み入ってしまいます* * * * * * <コーギビルのいちばん楽しい日>(写真中央)彼女の飼っているコーギビルをクリスマスの絵本にしたものです。このシリーズは前作に2部あり、「コーギビルのいちばん楽しい日」は87歳の彼女が描いた今年の11月発刊の新作絵本です!気のせいかな?ちょっと画風が変わった気がしましたが・・表紙のツリー、「ターシャ・テューダーのクリスマス」にも同じタッチの挿絵で出ています。 (メディア・ファクトリー刊)<ターシャ・テューダーのガーデン>(写真右)もうひとつ紹介させてくださいネ♪実は、ターシャおばあちゃんを知ったのがこの本でした。こちらは彼女の丹精こめて育てた花々・果樹・野菜などを写真と文で紹介しています。育てた花を部屋に飾り、果実をケーキにして・・なんて素敵なんだろ~と感激した一冊です。花々が素晴らしい写真なので、花好きさんはぜひ♪それに、花の挿絵もいっぱいなんです♪(文藝春秋/リチャード・W・ブラウン:写真)今日は遅くなりまして失礼いたしました・・それでは・・またあした、おやすみなさい...
2002年12月22日
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「千と千尋の神隠し」がアメリカで上映されているみたいですね。このアニメにも、元になる、というか正しくは、宮崎監督が影響を受けた本がありますそれが、この「霧のむこうの不思議な町」だそうです。小学中学年~で字が大きくてサクッと読めます児童向けの洋風のファンタジーなら柏葉幸子サンがお勧めです。* * * 画質が悪くてごめんなさい・・* * *リナは、東北のとある村”霧の谷”にいる、父の友人の家で夏休みをすごすため、静岡からやってきます霧の森の向こうにある不思議な町の不思議な人々、不思議なものとのお話しです。ファンファンファーマシーの作者です。(講談社・青い鳥文庫/柏葉幸子:作/竹川功三郎:絵)1980年初版講談社より画像使用許可を得て掲載しています。
2002年12月21日
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「ジェームスは ゆきの たまを ころがしはじめました。『なに、つくろうかな?・・・・・そうだ、スノーマンがいい』ゆきだまのうえに、シャベルで ゆきをのせて おしかためると、ジェームスは もう ひとつ、ゆきの たまをつくりました。これで からだと あたまが できました。『でっかいぞ。かっこいいぞ。でも まだ なにか たりないな』ジェームスは いそいで いえに かけこみました。ママが ぼうしと けいとの マフラーを くれました。みかんの はなに、まっくろな せきたんの め。ふくの ボタンも せきたんです。さいごに、ゆびで すうっと くちを かいて・・・・・・・『スノーマンの できあがり!』<スノーマンより>* * * ←裏表紙* * *その夜、スノーマンが家に訪ねて来て、スノーマンの国へ連れて行ってもらいます。不思議な時間を過ごし、翌朝めざめるとスノーマンは帽子・マフラーを残したまま溶けて消えていました。あれ?夢だったのかな?と思うジェームスのポッケから現実であった事の証がでてきます・・・・・原作のスノーマンは、文字がなく絵だけで表現されているのですがこの紹介のスノーマンでは文章があります。読み聞かせたり、子供に見せるにはこのスノーマンが分かりやすくて親しみがあるような気がします。なぜか?私は、この編集されたスノーマンの方が愛着があり親しみを強く感じます。それは、きっと私自身が、ファンタジー離れしてきてしまってるからですね。絵は素晴らしいし素敵なファンタジーだと思いながらも、文字のないスノーマンからはファンタジー世界を空想しきれなくなってしまった私です。(レイモンド・ブリッグス/竹書房)
2002年12月20日
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こぐま社の"こぐまちゃん"絵本は赤ちゃんと幼児の為の絵本として、とても良いなって思います。特に"しろくまちゃんのほっとけーき"は、子供に大人気です。美味しい絵本の ぐりぐらと一緒でほんとうに美味しそう♪* * * * * *(こぐま社 わかやまけん)今日はホットケーキを作り出した、しろくまちゃん。冷蔵庫のタマゴを取り出すと、下に落として割ってしまいます。出来上がったらこぐまちゃんと一緒に食べて、お皿洗いもふたりでします。おかあさんのマネをする楽しさに、料理をする過程、ホットケーキが美味しそうな人気の絵本です。こぐま社より画像掲載の許可を得ています。
2002年12月19日
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先日の日曜日に、この絵本のガース・ウィリアムス挿絵原画展に子供と行ってきました。「大草原の小さな家」の挿絵画家としても有名な方です。また、「しろいうさぎとくろいうさぎ」の挿絵等も描いている方で、この絵本の原画も見る事が出来ました♪* * * * * *「おやすみなさいフランシス」フランシスはアナグマの子です。夜お父さん・お母さんに寝なさいと言われてもなかなか眠くならないのです。眠れずにベットにいると、窓を揺らす風や、椅子の上の洋服天井のひび割れなどが気になり、怖い物に見えてきて、ますます眠れなくなってしまうのです。この絵本を見るといろいろな事を思うのです。子供の頃に眠れなかった時フランシスと同じような経験をしたのを思い出します。人間の子供でなくアナグマの子供が主人公なのも、この絵本の良さをさらに引き出してるなってゆうふうにも思うのです。(R・ホーバン/福音館書店)「大草原の小さな家」(写真中央)作者ローラ・インガルス・ワイルダーの少女時代の自伝で、100年前の北アメリカが舞台になっているインガルス一家の物語です。この挿絵は物語順に、お話しと共に展示してあり、懐かしく見てきました。(ローラ・インガルス・ワイルダー作/福音館書店/ハードカバー版)(写真右は看板です)福音館書店より画像使用許可を得ています。
2002年12月18日
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この絵本作家は、ちぎり絵の技法を使って絵本を創っています。今、家にあるのがこの絵本だけなので「ねないこだれだ」しか載せれないのが残念です。「あーんあん」「いやだいやだ」「にんじん」「もじゃもじゃ」など他にも出版されています。* * * 福音館書店より画像の許可を頂き掲載しています* * *(福音感書店・せなけいこ)和紙を使ったちぎり絵の絵本って優しい感じがするし珍しい。「ねないこだれだ」のお話しは、夜中に起きているのは誰だ?梟・みみずく・黒猫・どろぼう・・・それからそれから・・・寝ないで起きてる子は、おばけにして連れていっちゃうぞ!という内容です。猫や梟の目がちょっと怖いしリアルですから、怖がりの子にはお勧めできないかと思うのですが和紙のちぎり絵が暖かい感じを受けるし、小さめ絵本でめくりやすいですね。うちの子は、この作者の絵本が好きでした。折り紙をちぎったりして、マネして片付けるのが大変でしたが・・・!!裏表紙は、オバケに連れて行かれる??ところでしょうか?これも和紙の上にオバケのちぎり絵がはってあり、渋い色合いの素敵な裏表紙です
2002年12月17日
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かわいい"はりねずみのはりこ"と森の仲間達、そしておばあさんのお話しです。「そらまめくんのベット」の、なかやみわサンの作品です。* * * ←裏表紙写真* * *はりねずみのはりこは、森で仕立て屋さんのおばあちゃんと暮らしています。仕立てあがったワンピースを見て、自分も着て見たくなります。こっそり、お店のお洋服を着てみると背中の針で穴があいてしまうし自分にぴったりな服がないのです。寂しそうな"はりこ"です・・・そんな"はりこ"を見ていたおばあさんは、素敵なある服を作ってくれました・・。----------------"そらまめくんのベット"とは違う印象を受ける「はりこ」です。絵本の中に、木の実をすり潰して色絵の具を作る場面があります他の絵本ではあまり見られない、面白い表現方法で「あ!これ、良いなっ!」って思いましたちっちゃめの絵本で"はりこ"のイメージぴったり!の、かわいい絵本だなと思っています。(なかやみわ/福音館書店)画像掲載許可を得ています
2002年12月16日
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雪国の囲炉裏端で語り継がれてきた「かさじぞう」は、大晦日の民話として有名です。* * ** * * 瀬田貞二:再話 赤羽末吉:画 福音館書店 1966年11月このかさじぞうは、赤羽末吉の墨絵の作品。真っ白い和紙に、色がびみょうに違う墨汁を使っているようです。雪深い山奥の雪質・湿気まで感じられるような、奥深い作品です。ぜひ、大晦日までに見ていただきたい絵本です。福音館書店より表紙画像の許可をいただいています。
2002年12月15日
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グリム童話の赤ずきんです。赤ずきんといえば沢山の絵本があります私は、赤ずきんちゃんの子供向けに作られたストーリーが大好きです。* * ** * *赤ずきんちゃんが、おばあさんの家に入ると「おはようございます」と挨拶をします。その丁寧な挨拶の表現にも、ハッと息を呑んだりします。この挿絵画家の赤ずきんはストーリーも綺麗で品が良く、そのうえ挿絵がほんとに素敵です・・・子供の頃、おばあちゃんの家に行った時に、林や森を駆け回ったのを、思い出してしまいます。そして赤ずきんの絵の愛らしさもしかり、背景の自然にも目を奪われてしまいます絵本が好きで良かったなぁ~と思える、そんな一冊なのです。----バーナディット・ワッツ:作/生野幸吉:翻訳)1976年岩波書店から大型本と、"岩波の子供の本"シリーズで発刊しています。写真の絵本はこどもの本シリーズの小型本になります出版社より画像の掲載許可をいただいています。
2002年12月14日
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グリム童話の原作を読んだときに、なんて残酷な酷い話なんだろうと悲しくなりました。しかし、それは本当のことで悲しむのはいけない事なのかもしれません。そのグリム童話を絵本にしたものが、ちまたには溢れています。子供が見る物がほとんどですから、本筋を変えて夢のあるように綺麗に描かれたものがほとんどです。私もその優しい絵本を見て育ったわけで、原作を読んで悲しくなったのは当たり前かもしれません。* * ** * *(福音館書店/フェリクス・ホフマン:著者/翻訳:せたていじ)1967年ところで、昔から伝わる民話や昔話には、底知れないエネルギーがあります。だからこそ奥深い味のある作品が多いのだと思うのです。この絵本画家の"フェリクス・ホフマン"の絵には、その深みがあり怖い世界がチラチラと見えます。他ではめったにお目にかかれない!といってもいいでしょう。だからこそ、そういう意味でも、大変に貴重な一冊であると思っています。注:グリムの持つ奥深いエネルギーを感じる絵本ですが、酷いグロテスクな場面はありません。また、絵は、挿絵画家としても大変評価されています。福音館書店より、この絵本の表紙画像の掲載許可をいただいています。
2002年12月13日
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神沢利子さんの幼年童話・短編集とその絵本の紹介です。絵は、井上洋介さんです。* * * * * *(ポプラ社 神沢利子 作 井上洋介 絵)短編集の中の「ウーフは おしっこで できてるか?」はウーフならではの発言と行動がいっぱい詰まっています。毎朝お母さんが割るタマゴからは、必ず黄味がでてくる。タマゴは黄味と白身で出来ているけど、僕は何でできているんだろう?そんな風に考えたウーフは、友達のツネタに聞きます。僕は何でできてるんだろう?にわとりは卵を産むけど、ウーフはおしっこをするから、おしっこでできてるんだい。と言われ「ちがうやい!!」なんて怒ったりします。あれこれ考えて最後には「ウーフはウーフでできてるんだ!」って納得する。子供の疑問を純粋に表現できるのは、作者の目線が子供と同じだからだと思うのです。そんな神沢さんと井上さんのくまの子ウーフが可愛くってしかたありません。幼稚園高学年位からは「くまの子ウーフの絵本シリーズ」もあります。写真(右)は「まいごのまいごのフーとクー」です。ポプラ社より画像掲載の許可をいただいています
2002年12月12日
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"あんぱんまん"の"やなせたかし"さんの絵本です。ある国の野外動物園に、孤児のライオン(ブルブル)がいました。メス犬のムクムクがお母さんをする事になり、大切に育てますおんぶしたり、抱っこしたり、おっぱいをあげたり・・大きくなったブルブルはサーカスに移される事になり二匹は離れ離れになってしまいますが・・ある夜・・・最後がちょっとかわいそうな、やなせたかしサンの絵本でした(フレーベル館:やなせたかし・作・絵)
2002年12月11日
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雪の日、子ギツネは初めて雪を見ます。母ギツネは、手袋を買ってあげようと子ギツネを連れ街の近くまでやってきました。でも、人間に追いかけられた時の事を思い出し子ギツネの片方の手を人間の手に変えてやり「黒井シャッポの看板を見つけて、人間の手のほうを出して買うんですよ」とお金を持たせおつかいに行かせるのですが、子ギツネは間違って自分の手を出してしまいます・・・* * * (中もですが!素敵な表紙ですネ!!)* * *(偕成社/著者:新見南吉/絵:黒井健)1988年3月初版子供を思う親ギツネに心を打たれ、母親を思う子ギツネに心を打たれ最後の母ギツネの言葉に考えさせられた作品です。新見南吉の童話に、黒井健の挿絵がぴったりな偕成社の「てぶくろをかいに」でした。★写真画像は偕成社より許可を得て掲載させて頂いています★
2002年12月10日
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子供の頃に"ぐりぐら"を読んで貰ったり、眺めたりするのが大好きでした。ぐりとぐらの作る大きな玉子を使ったカステラが美味しそうで美味しそうで・・。ぐりとぐら=甘いかおりがしてくる絵本。ぐりとぐらと聞いただけで、未だに頭の中が、幸せな気分になるんです・・* * * * * *左写真 ぐりとぐら(福音館書店/中川季枝子:作/山脇百合子:絵)1967年右写真 なぞなぞえほん 3巻セットのもの(福音館書店/中川季枝子:作/山脇百合子:絵)ぐりとぐらが歌を歌いながら歩いていると、おおきなおおきな玉子を見つけますそれを使って大きなフライパンで、大きなカステラを作る事に。甘い香りに誘われて、森の仲間達がどんどん集まってきます。この絵本が誰にでも愛されているのは親しみやすい水彩画に、おいしい内容・・他にも知育Bookやお料理の本など、外国にも出版されているんだそうですネ・・日本人の作った傑作えほん「ぐりとぐら」です。福音館書店より表紙画像の掲載を許可していただきました。
2002年12月09日
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小学校の教科書にも載っている、モンゴルに住んでいた少年と白馬(しろうま)のお話しです。話の中に"馬頭琴"という楽器が出てきました。胡弓に良く似ていて、昔は胡弓を馬頭琴と言っていたのかと思っていました。でも全然違うのだそうですね・・。でも弓の弦の材料は、馬頭琴も胡弓も"馬"のシッポ(毛)を使うそうです。* * ** * *モンゴルの大草原に迷子の白い子馬が倒れていましたスーホは迷子の子馬を、その日から大切に育てますいつしか立派に成長した白馬を連れ、町に競馬に出かけるのですがとのさまにみそめられ白馬を取り上げられてしまいます。その後、傷を負い逃げ帰ってきた白馬は死んでしまいますが馬頭琴の作り方を教えに夢の中に現れますその馬頭琴は、モンゴルの草原に響きわたり皆の、そしてスーホの心を癒していくのでした-----------------私は個人的にですが"赤羽末吉さんの絵も大好きです。モンゴルの草原の乾いた空気を感じる事が出来る絵です。この絵本以外の"だいくとおにろく""かさじぞう"などもぜひ見ていただければ・・と思っています。特に「だいくとおにろく」では、経済的な理由からカラーと白黒の絵を交互に描いています。(大塚勇三:再話/赤羽末吉:絵 福音館書店)1967年福音館書店より表紙画像の許可をいただいています
2002年12月08日
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福音館書店今日は絵本ではなく童話の読み物です。どうぶつ島に捉えられている子供の竜を助けに出かけるエルマー少年の優しさと智恵の冒険のおはなしです* * * * * *写真の左は初版本で480円!と..時代を感じますね。続編として出版されているのが中央・右とみぎの本。中央:「エルマーとりゅう」右:「エルマーと16ぴきのりゅう」です。こちらは初版ではないです!* * * * * *これは地図。「ホビットの冒険」にも ビルボとガンダルフの移動した場所やお話しの中の地図が載っていて表紙をめくった時に、フムフムと眺めるのが好きです。エルマーの地図はとても綺麗な水色で見やすいので載せてみました。いろいろな動物と出会い危険を回避しながらりゅうを助ける舞台。ここがエルマーのぼうけんのくにです* * * * *ルース・スタイルス・ガネット作ルース・クリスマン・ガネット絵福音館書店エルマーのぼうけん 1963年初版エルマーとりゅう 1964年初版エルマーと16ぴきのりゅう 1981年初版福音館書店より、この3冊の画像掲載の許可を頂いて掲載させて頂いています。
2002年12月07日
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評論社大切な人に何かプレゼントをしたい時、何を選んであげますか?もし自分が贈り物をもらうとしたら・・?何が浮かんできますか?人間だけでなくペットも自然の中にいる動物の贈り物は何でしょう?今日は、ある贈りものをし旅立っていったアナグマと動物達との絵本です* * ** * *(スーザン・バーレイ/評論社)丘の上にたたずみ主人公のアナグマは一生を振り返ります楽しかった思い出が過ぎり幸せな気持でその夜、トンネルの向こうの世界へ旅立ちます彼のいなくなった森では、皆が死を受け入れられず悲しみにくれるばかり・・・モグラはアナグマに教えてもらったハサミの使い方を思い出し、また、キツネはネクタイの締め方を、ウサギはパンの作り方を蛙は出来るようになるまでスケートを教わった事をおもいだし、皆で語り合うのでした。そして春がくるころには・・・--------------------------------色には、春夏秋冬がありますこの絵本は全般を通して秋・冬色のイメージですけれどもその中に、暖かい柔らかさを感じてしまうのは動物達のそしてアナグマの優しさが伝わってくるからなのかな..このアナグマの絵も一度見たら忘れられない素敵な絵ですよね。この絵本を通してどの子もみんなみんな良い子に育って欲しいと願うばかりです楽天ブックスリンクサービスを使用して掲載しています
2002年12月06日
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昔々子供の頃に聞いたあのちびくろさんぼ。* * * 表紙画像 * * * あかあさんが、離れて暮らす子供達を励ます為に作った"100年前"の手作り絵本の名作です差別本といわれ、ある日、突然絶版になりアメリカでの調査を終えて復活しました。以前の日本での発刊は、挿絵が本人のものではなかったそう。この絵本はイギリスで最初に出版された原書をもとに日本では初めてヘレン・バナーマン(母親)のイラストを載せています。あのヤシの周りをグルグル回る虎!回りすぎてバターになる場面では、懐かしいのに初めてみたような・・本当にまた会えて良かったな♪と思う。絵本は沢山・沢山ありますが大人になると忘れてしまうものがほとんどです・・この「ちびくろさんぼ」のように心に残る絵本がもっともっと増えるといいですね・・ヘレン・バナーマンの子供達がその本を宝物にしていていた姿も見えてくるような懐かしいけど新しい。ちっちゃいけど愛がいっぱいなえほんでした(作者あとがきから一部抜粋しています)(径書房/ヘレン・バナーマン作/なだもとまさひさ:訳/1000円)
2002年12月05日
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青虫って気持悪いし嫌だけど、この絵本を見たらちょっと考えが変わるかも?赤い顔に緑の体。目がチョンチョンってふたつ。嬉しい時、悲しい時の表情もとってもかわぃいんです。* * * * * *(偕成社/著者:エリックカール/翻訳:もりひさし)1976年5月初版たまごから出たばかりの青虫がお腹を空かせて歩いています。美味しそうなイチゴやチーズにソフトクリーム他にも色んなものを食べてしまいお腹を壊して泣いています次の日からは、青い葉っぱを食べ始めたのですが!さて・・・青虫の運命は??もうご存知の方がほとんどという位有名な作品ですね大型本とminiエディションがあって、miniエディションは子供の手にもぴったりでお出かけにはいつも一緒でした。穴の開いたしかけ絵本です。ちなみにビデオもあります♪★写真画像ですが、偕成社より掲載の許可をいただいているものです★
2002年12月04日
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ピーターラビット風なデッサンに水彩画で描かれたちっちゃい兎と大きな兎の素敵なお話しです* * * * * *評論社から1997年に初発刊された絵本です。ここ近年で出版されて、見かけた絵本の中で特に素敵だなと感動した作品です。かわいいウサギ2羽はとても仲良しです心温まる言葉競争(?)がテンポよく繰り返されます・・「俺のほうが○○チャンより凄いよ~」「私の方が○○クンより凄いんだから!!」子供の頃に言ったでしょぅ?あんな感じの展開ですが、こちらは「どっちがどれだけ君が好きか?」競争なんです・・最後にはとっても素敵な勝敗が決まります評論社より大型本とちいさいタイプの「ちっちゃいえほん」で発刊されています。小さい子が紙で手を切らないよう、厚紙を使っていますし厚紙だからちっちゃい手でも簡単にめくれます・・・♪* * *(マクブラットニィ文/ジェラーム絵/評論社)
2002年12月03日
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絵本のホームページを今日から始めた・・。絵本は子供だけのものじゃないって思う。ずっとずっと絵本と一緒に旅していたい...絵本が好きな人がいっぱい増えて遊びに来てくれたらいいな・・・初めての日記なので何にしましょ?と迷ったけれど、小学校の教科書にも載っているアリスン・アトリーの「むぎばたけ」を紹介したいと思います。季節外れですが特に好きな絵本なので紹介させてくださいね* * ** * *(福音館書店/著者:アリスン・アトリー/絵:片山健)1989年7月「あたたかいかぐわしい夏のゆうべ。・・・~はりねずみが生け垣ぞいに野道をぶらぶらやってきました」味のあるプロローグです・・・野道をぶらぶら何処に行くの?と思いきや、出会った老兎とカワネズミにこう言います。「ちょっとあっちの畑まで麦ののびるところが見たいんでね・・」お月さんのランプにお星さんのロウソク夜ごとはるばるさまよう おいら三匹は世間話をしながら、詩を歌いながら麦畑に着きます麦畑で耳を澄ませ、麦のささやきに聞き入ります。ゆったりした時間がながれ、ラストのカワネズミの仕草には見るものをも共感させてしまいます。この童話作家は、イギリスの農場産まれのアリスン・アトリーです片山健の絵がよりいっそう味わい深いものにしています。福音館書店より画像掲載の許可もらい掲載させて頂いています。
2002年12月02日
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福音館書店・刊子供が最初に覚える車といえば、救急車にパトカー、でもなんといっても消防車がダントツ1位では?と思うのです。その消防車が主役になっている絵本"しょうぼうじどうしゃじぷた"を紹介します・・・* * ** * *じぷたはちょっと落ち込んでいます。何故なら自分がジープを直して作られた小さな古い消防車で高いビルの火事にも、出動と言って貰えず、みんながたよりにしてくれないからです。そればかりか、見学に来る子供達からは「なんだジープを直したちっこいのか」なんて・・いじわるを言われたりします。自分がとてもちっぽけで、醜く思われて来た時に、じぷたにも出番が来るのです。大きな消火車が入れない場所で、じぷたは大活躍をして、お話しは終わります。1963年の初版本なので、消防車や救急車の形に、違和感を覚えるかもしれませんが自分は駄目なんだ・・だけど他人にはない、素晴らしい才能もあるんだよ!という背景にあるそんな作者の思いが魅力であり、自動車の丁寧な描き方に、惚れ惚れしてしまうそんな消防自動車が主役の絵本です・・・女の子だからお花の本を・・男の子だから車の本を・・と大人のふとした考えで絵本を与えるのではなくって、男の子にもお花やかわいい本も。女の子にも自動車などの本もいいのでは?目先にとらわれず見せてあげたいなと思っています<渡辺茂男(作)山本忠敬(絵)/福音館書店>福音館書店より画像使用の許可を得て掲載させて頂いています。
2002年12月01日
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