まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2026.07.24
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夜ドラ「ミッドナイトタクシー」が終了。


当初は、
せいぜいアイディア先行型の、
新人脚本家の秀作かなと思ってたのよね。

ドライブマイカーの三浦透子の設定と、
ファンタジーとグルメ要素を混ぜただけかと…(^^;
でも、意外にちゃんと中身のある作品でした。




この脚本家がなぜ絶賛されてるのか、
まったく分からなかったし、

わたしは、
あのドラマをもういちど見直しても、
面白さを理解できる自信はありませんが…(^^;

一方、
TBSの「時すでにおスシ!?」のほうは、
チラッと見てなかなか良さげだったので、
もっとちゃんと見ておけばよかった!

…とすこし後悔してます。
(近いうちにTVerで再配信するでしょう)



これは自己オマージュ??




要するに《人生は肩透かし》みたいな話だし、
それ自体がテーマだったと解釈すべきでしょう。

母親の件も、誕生日の件も、
タクシードライバーになった理由も、
ずっと気にしてきたことが馬鹿らしいほど、



背景のよく似た殺人未遂事件も、
たまたま隣り合った世界線が逆だっただけ。

象子の母親も、
板尾創路の焼き芋屋も、
子供を捨てて別の家族を作ってたのは同じ。




ちなみに個人的には、
第20話につづいて第27話も神回でした。

盲導犬に会いに行ったあと、
麗華が週刊誌の記者に謝るエピソード。

胸が締めつけられるような、
あるいは引き裂かれるような、
あるいは張り裂けるような気持ちになりました。

でも、
そういう感情に襲われた理由は説明しにくい。
特定のセリフが響いたわけでもないし、
たんに健気な盲導犬を見るとキュンとする、
…ってことでしかない気もする。



強いて言語化するなら…

喫茶店マスターの見返りを求めない善意や、
盲導犬の無垢な誠実さが、
週刊誌記者やSNSの対極的な悪意に衝突して、

汚されて踏み荒されて、
世界が醜くなることのやりきれなさかなあ…。


あのエピソードから生まれる感情を、
脚本家がどれだけコントロールしてたのか、
そもそも脚本と演出が噛み合ってたのか、
ちょっと判別しにくいところがある。

必然的な神回だったのか。
演出力で可能になった偶然の神回だったのか。

もし、
あの感情を脚本家がコントロールしてたなら、
相当にすごい才能だと思います。

それから、
盲人役の篠原ゆきこの演技もリアルで、
ほんとに盲目なのかと錯覚してしまいました。




ほとんどのエピソードは、
タクシーの乗客の人生の断片であり、
まともな説明のないファンタジーだったので、

あらためて振り返ってみると、
よく分からないところもたくさんあります。

たとえば、
缶のコンポタの隠喩はまあ分かるとしても…

チーズ抜きのチーズインハンバーグと、
パイナップル入り酢豚の隠喩は、
最後までよく分かりませんでしたね…(^^;


コンポタ缶はキリよく飲み終われない。

わたしも、
パイン入りの酢豚は好きじゃないんだけど、
(そもそも酢豚自体がさほど好きじゃない)

そんなのはただの好き嫌いの問題だし、
それが悪人の隠喩になる根拠は見出しにくいw

あの場面を、
パイン入り酢豚を好きな人が見たらどう思うのかしら…(^^;

もし、
このドラマを見てた視聴者が、
みんなパイン入り酢豚が嫌いな人たちばかりなら、
それこそファンタジーだけどね!

追記:




配役についていうと、
古川琴音も中村蒼も山本未来も面白かったけど、
いちばん感心したのは伊藤万理華の使い方です。

わたしは、
乃木坂時代のことも知らないし、
女優としても意識したことありませんでしたが、

天真爛漫なアイドルなのに、
どこか寂しさも抱える役柄に魅力を感じました。



坂元裕二も、クドカンも、
無名の俳優を発掘するのが上手いですよね。

大森美香も、
小芝風花や吉岡里帆や山内圭哉を発掘したし、
吉田恵梨香は、
赤楚衛二や上坂樹里や土井志央理を発掘した。

演技力のたしかな俳優を選ぶのも大事だけれど、
無名の俳優を発掘するのも優れた脚本家の証です。



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最終更新日  2026.07.25 13:59:29


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