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2004.05.08
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もちろん本来の名前は山本シンであり、タイガージェットと言うのは同名のプロレスラーをもじって付けられたものだ。

付けた人は勇造さん。彼の「タイガージェット山本シンのブルース」と言う歌で初めてこのブルーズシンガーの名前を知った。

 九州あたりへ 旅することがあったら
 勇造は元気と 伝えて来て欲しい
 九州一のブルーズマン タイガージェット・山本・シン

 生まれは折尾 ボタ山の町
 育ちは大牟田 炭坑の町
 ツルハシ握って 石炭掘る代わりに歌え


 中学サボって 有明は引き潮の浜
 貝拾って リヤカーで売り歩き
 パチンコ打ったという 生まれついての遊び人

 四〇まで遊ぼう 四十過ぎても遊べよ
 五〇まで遊ぼう 五〇すぎても遊べよ
 歯の抜けた口で ブルース唄えばいい

この歌を作った時、勇造さんはまだ30代だったはず。
50歳を越えた今、ライブでは100歳まで遊ぼう、100歳すぎても遊べよと唄われる。
ライブではよく演奏されるが、「さだまさしをけなすブルーズ」と同じく楽屋落ちの歌なので、レコードには収録されていない。しかし、この歌で山本シンというシンガーに対する興味は十分に募っていた。

確か大学生になったころ、どんなつてか忘れたが山本シンのレコードを手に入れることが出来た。それは出来たばかりの自主制作盤だった。ギター2本とサックスという変わった編成で、太くしゃがれた声でギターを激しくかき鳴らしながら唄い、そこに枯れたサックスが絡んでくる。


聞いた印象は、寒く厳しいという感じだった。寒風吹きすさぶ道をとぼとぼと歩いて旅する3人組という印象である。ジャケットから受けるのもそんな感じだ。
心が温かくなってくるようなタイプの歌ではない。人生って淋しくて厳しくて辛い物だ。でも、俺はそれをそのまま受け入れて生きていくぜ・・そんな歌だ。
ギターのテクニックも目立たないし、ボーカルも大きく音程が狂うところがある。よく聞けばどの曲もコード進行が似ているような気がする。しかし、がしっと心をわしづかみにされそうになる瞬間がある。これ以上近づくとちょっと怖いぞ、というタイプの歌だった。
1曲目の最後の方「ブルーズは裏切りはしない」と言うフレーズがずっと心に残っていた。

それからずっとこの人の名前を聞くことが無かった。


彼が残している唯一のレコードではないか?と思う、そのアルバムが今回CD化された。
メジャーなレーベルではなく、殆ど個人の趣味でCDにしたのではないかと思われるような作品だ。レーベルのクレジットも何も付いてない。曲目だって書いてない。それどころかアルバムの名前だって書かれていない(確か、バンスというタイトルだったと記憶している)。1980年の京大西部講堂でのライブだと言うこと、メンツがシン以外にギターの桂マキ、サックスの川下直広であることが分かるだけだ。

しかしそれで十分である。もう2度と会うことがないと思っていた旅芸人にまた会えた・・いやちょっと違うか、あの時に好きだと言いたくて言えだせず引いてしまって、それを後悔したけどもう2度と会うことがないと思っていた女の子にまた会えたような気分である(う~ん、これも微妙に違うか・・)

プレイボタンを押してCDをスタートさせると(う~ん、レコードに針を降ろして・・と書いた方がカッコイイよね)、あたりはたちまち煙草の煙と酒の匂いの充満したライブハウスに。決して正確ではないが、歌に絡みつくように弾けるギター。地の底からわき上がるような声で心のままにシャウトするボーカル。隙間を這う道案内のようなサックス。20年経った今でも色あせることはない。1本筋がすっと入っている。芯を持つ歌は強いなあと思う。

まさに「ブルースは裏切りはしない」なのだ。

ところで、この山本シン、今年の春一番の何日目かに出演したらしい。幻さん~どんなステージでしたか?


~~~*~~~~*~~~*~~~~*

今日は大学関連の大きな会。うちの講座の教授の就任10周年記念会も兼ねていた。
まあ、来賓の挨拶の長いこと。挨拶済んで花束贈呈して、記念写真を撮って、やっと乾杯が始まるまでに2時間!
ええ加減にせえよ。お腹空きすぎて低血糖で倒れるかと思った。

明日はソフトバレーの試合。2回目の公式戦である。
デビュー戦は2戦2敗だったし今回は初勝利を目指して!











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Last updated  2004.05.09 00:48:00
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