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「この音とまれ!」10巻の感想です。

★8巻の感想→ こちら
★9巻の感想→ こちら

ネタバレ注意!



この音とまれ!(1) この音とまれ!(2)
この音とまれ!(3) この音とまれ!(4)
この音とまれ!(5) この音とまれ!(6)
この音とまれ!(7) この音とまれ!(8)
この音とまれ!(9) この音とまれ!(10)

10巻は主に、箏曲部の指導を任された晶さんのお話でした。


晶さんのお兄さんが登場したのですが明るくて妹大好きな素敵なお兄さんでした。しかし晶さんはかなりつれないです。お兄さんに敬語使うし、筝の話をしても、

「あなたはもうお筝を捨てた人間です こちらの世界に気安く首を突っ込まないで下さい」

と突っぱねます。お兄さんお筝やってたんですね。



一方部員たちは晶さんがいない間も猛練習。
少し前まで晶さんに裏があるんじゃないかとピリピリしていた空気も和らいでいつもどおりの雰囲気になり安心する武蔵。

「まあ一番ピリピリしてたのあたしだけどね!」
と来栖さんが言うと、
「それは鳳月さんのこと一番に考えてたからでしょ」
「来栖さんがちゃんと鳳月さんのこと一番に考えてくれてたから 僕は堂島さんを受け入れても大丈夫だって思えたんだよ」


DSC_0561.jpg


武蔵、また来栖さんの琴線に触れるようなこと言いましたww
泣きそうになってるよかわいい(*´`) また惚れ直したな…!


そんなわけで晶さんのかなり厳しい指導の中練習。
その中でもチカは人一倍努力して上達していてサネは “ちょっと前まで俺とそんな変わんなかったのに…” とちょっと焦ります。そしてそのサネの演奏を聴いた晶さん。

“この子は典型的な努力型 勘はいい方だと思うけど 可哀想なくらい――”

“平凡”


そう感じるのです。


晶さんの幼少時代の回想では、晶さんは今とは違って表情豊かでお兄さんとも仲良し。
お兄さんはお筝がとても上手で天才とまで言われた人物。そんな兄を見て晶さんも自分もお兄さんのように弾けるようになりたいと思うのです。

だけど晶さんは普通。努力してもコンクールで1位がなかなか取れない。
それでもずっと前向きでした。
「どうしたら晶も1位になれるのかな」
そうしょげてる晶さんにお兄さんは、この前バク転の練習をしていたという話をします。何度も失敗してちょっと怪我もしたけど、と。

「できるまでやったらできたよ」

DSC_0563.jpg



けど、そんな時両親が事故で他界。
お兄さんは稼ぐために大学も筝も辞めて就職するのです。
椿会を任された晶さん。
そこから色んなプレッシャーと戦って練習を重ねる日々。
もう、なんだか可哀想です…。
そしてさとわが破門されるきっかけとなった大会。晶さんは見事な演奏をしたのですが、後に演奏したさとわにすべて持って行かれてしまいました。
さとわは失格だったのですが観客たちはもう1位を取った晶さんの演奏を覚えていなかったんですね…。
天才を見てかなわないと思ってしまったのです。

「あなたが全てを投げ捨て 周りをめちゃくちゃにしてまで手に入れたものがどんなものか 私はその価値が知りたい それだけです」

そのために晶さんは箏曲部の指導をすることにしたのです。
出口のない闇の中で、光をなんとか探そうとしていたんじゃないかなぁと思ってしまいました…。


そして部員たちは晶さんがコンクールで1位を取ったときの演奏を聴きました。
それを聴いて晶さんが何か企んでいるんじゃないかと思っていた自分が恥ずかしいと思ったさとわは晶さんに謝ります。そしてあのコンクールのとき自分がお母さんに向けて演奏していたのだとも言います。

そして晶さんはもう箏曲部の指導をやめようと決意するのですが部員たちの演奏を聴いて驚きます。
みんな、晶さんの演奏を聴いたあと、すごい勢いで練習していたのです。
晶さんは自分は平凡で超えられない壁があると思っていますが、部員たちには響いているし、筝には真摯に向き合ってるし、人の心を動かさないはずがないと思うのです(´;ω;`)
晶さん、9巻ではすごい嫌な感じだったのにもう超応援したくなっちゃいました。

そして平凡だと思っていたサネ。
さとわとチカとの3人の練習でどうしてもサネだけうまくいかなくて何度も何度もやりなおします。
このままじゃサネが潰れると思った晶さんは次へ行こうとしますが、

「出来るまで やっていいっすか!」

と言うサネに、幼少期のお兄さんの言葉を思い出します。

そしてようやくうまくいって大喜びする3人。
その演奏を聴いた晶さんは、涙を流していました。

DSC_0564.jpg


それはもうボロボロと。
自分と重ねてたサネができるまでやったことで、思わず泣いてしまったんですね。きっと出口のない闇にいた晶さんですが、ここから光が射し込んだんだと思います!(´;ω;`)

そんなわけで10巻よかったです…晶さん…よかった…最後に救いがあって…(´;ω;`)
次はもうちょっと恋する来栖さんを見たいです(゚∀゚)

★11巻の感想→ こちら です。


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最終更新日  2016年04月13日 14時11分38秒
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