朝日を浴びた姫檜扇水仙の咲く小道です。
繁殖力が強く大株になり、花の色も濃いオレンジなので、
真夏は暑苦しく感じますが、朝の涼しい空気の中ではとても新鮮です。
大株にならないように、適当な数を残し、引き抜いています。
引っぱると、球根がついたままで、簡単に抜くことが出来ます。
断捨離ではないけれど、庭も、増えすぎたものは惜しげなく捨てて、
「さっぱり」を心掛けています。
間違って花の付いたのを抜いてしまったので、花瓶に活けました。
道の反対側は、サルビアのネモローサカルドンナです。
茎が赤紫色で、紫の花が直立します。
二ヶ月くらい前に、一度載せましたが、その後切り戻しておいたら、
再び、花を立ち上げています。存在感あるおすすめの植物です。
足元には、まだホタルブクロが咲いていました。
昨日の、傾聴ボランティアをさせて頂くお相手とは、
もう二年以上のお付き合いなので、それなりの情が湧いていて、
どうされているかな、と心配しながら出かけていきます。
前回のときは、体調が悪くて起き上がれず、それでも話がしたい、と
寝たままで、ベッドのそばでお話をしてきました。
今回は、大丈夫だよ、とベッドから起き上がれました。
透析をされていて、一回で四時間かかる透析を週三回受けています。
その病院では、大きな部屋二つにズラリとベッドが並び、
百名近い人が透析を受けているんですって。
とても辛い時間だけれど、若い人でも受けているのを見ると、
可哀そうで、愚痴は言えない、とおっしゃいます。
この方の部屋へ入ろうとしたとき、固定電話のような音が響き、
思わず、「何?」と足を止めていましたら、
介護職員の方が急いで見えて、隣の部屋の中を見せてくれ、
あのマットが鳴っているんですよ、と教えてくれました。
認知症の方が、一人でベッドから下りないように、
ベッドの横に敷かれたマットに足を下すと、感知して鳴るみたいです。
長年通っていて、始めて知りました。
隣の人は、穏やかないい人なのだけれど、どんな時も 、
会うと、「寒いね~」としか言わないんですって。
普段は穏やかな人なのに、お風呂に入れて貰うときは、
職員さんが顔に引っかき傷を作るほど、暴れるんですって。
反対の部屋の方は、いつも大声で、イヤだよ~、と怒鳴っています。
こんなふうに、周りは認知症の方が多いので、私の担当の方は、
お話をする相手がいなくて、孤独で、それがなにより辛いと言います。
私は、いつも、相談されたとき「私ならどうする」と考えますが、
いい考えは浮かびませんでした。
読書? 編み物? 手芸? テレビ?
どれも、目が見え、手が動かなければ出来ません。
話をしていると、「じゃあ~」と切り上げるタイミングが難しいので、
いつも職員さんが、時間ですよ、と声をかけて下さいます。
最後に、「じゃあ、いつも心配しているから元気でいてね」と、言いました。
本心ですが、不用意に、無責任に、優しい言葉はダメ、と分かっているのに。
そしたら、急に、また来てね、と泣かれてしまいました。
シマッタ、これはとてもイケないことだな、と反省しています。
自分を含め、老後の生活は、どんなことになるのでしょうか。
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